説明

カメラモジュール

【課題】簡易かつ小型な構成により、複数の撮影機能を実現可能とするカメラモジュールを提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、カメラモジュールは、撮像レンズ、イメージセンサ13、可変絞り部12、信号処理部45および制御ドライバ47を有する。可変絞り部12は、撮像レンズから入射した光の透過及び遮蔽を領域ごとに切り換えることで、イメージセンサ13側へ通過させる光の量を調節可能とする。制御ドライバ47は、イメージセンサ13の駆動、及び可変絞り部12の駆動を制御する。可変絞り部12は、光を透過させる透過領域の面積及び位置の少なくともいずれかを可変とする。制御ドライバ47は、イメージセンサ13による撮像タイミングを調整可能とする。制御ドライバ47は、透過領域の面積及び位置の少なくともいずれかに対応して、撮像タイミングを調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、カメラモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、互いに視差を持たせた左目用画像と右目用画像とを並行して撮影し、3D立体視画像を得るカメラモジュールが普及している。また、従来、露出を異ならせて撮影された被写体像の合成により、高ダイナミックレンジ(high dynamic range;HDR)動作を実現させる技術が提案されている。左目用及び右目用の2つの画像を得るために、3D画像の撮影には、例えば、2つの撮像光学系が使用される。また、露出の調節は、例えば、メカニカル機構を使用する絞りの制御により実施される。撮影におけるこれらの機能の実現を1つのカメラモジュールにより試みる場合に、機能ごとに必要とされる構成を単に組み合わせることとすると、カメラモジュールの構造の複雑化、大型化が問題となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−217029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一つの実施形態は、簡易かつ小型な構成により、複数の撮影機能を実現可能とするカメラモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの実施形態によれば、カメラモジュールは、撮像レンズ、イメージセンサ、可変絞り部、信号処理部及び制御ドライバを有する。撮像レンズは、被写体からの光を取り込み、被写体像を結像させる。イメージセンサは、被写体像を撮像する。可変絞り部は、撮像レンズ及びイメージセンサの間の光路中に配置されている。可変絞り部は、撮像レンズから入射した光の透過及び遮蔽を領域ごとに切り換えることで、イメージセンサ側へ通過させる光の量を調節可能とする。信号処理部は、イメージセンサでの撮像により取得した画像信号の信号処理を実施する。制御ドライバは、イメージセンサの駆動、及び可変絞り部の駆動を制御する。可変絞り部は、光を透過させる透過領域の面積及び位置の少なくともいずれかを可変とする。制御ドライバは、イメージセンサによる撮像タイミングを調整可能とする。制御ドライバは、透過領域の面積及び位置の少なくともいずれかに対応して、撮像タイミングを調整する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】実施形態にかかるカメラモジュールの概略構成を示すブロック図。
【図2】撮像レンズからイメージセンサへの光の進行について説明する図。
【図3】可変絞り部のうち撮像レンズ側の平面図。
【図4】3D画像撮影機能を実施するための構成を示すブロック図。
【図5】3D画像の撮影における可変絞り部の駆動について説明する図。
【図6】HDR撮影機能を実施するための構成を示すブロック図。
【図7】HDR撮影における可変絞り部の駆動について説明する図。
【図8】多視点同時撮影機能を実施するための構成を示すブロック図。
【図9】多視点同時撮影における可変絞り部の駆動について説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるカメラモジュールを詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0008】
(実施形態)
図1は、実施形態にかかるカメラモジュールの概略構成を示すブロック図である。カメラモジュール10は、例えば、デジタルカメラである。カメラモジュール10は、撮像レンズ11、可変絞り部12、イメージセンサ13、イメージシグナルプロセッサ(image signal processor;ISP)14、記憶部15及び表示部16を有する。
【0009】
撮像レンズ11は、被写体からの光を取り込み、イメージセンサ13にて被写体像を結像させる。イメージセンサ13は、被写体像を撮像する。可変絞り部12は、撮像レンズ11及びイメージセンサ13の間の光路中に配置されている。可変絞り部12は、撮像レンズ11から入射した光の透過及び遮蔽を領域ごとに切り換えることで、イメージセンサ13側へ通過させる光の量を調節可能とする。
【0010】
ISP14は、イメージセンサ13での撮像により得られた画像信号の信号処理を実施する。ISP14は、例えば、イメージセンサ13から出力されたRAW画像について、シェーディング補正、自動露出(auto exposure;AE)調整、自動ホワイトバランス(auto white balance;AWB)調整、マトリクス処理、輪郭強調、輝度圧縮、ガンマ処理等を実施する。
【0011】
記憶部15は、ISP14での信号処理を経た画像を格納する。記憶部15は、ユーザの操作等に応じて、表示部16へ画像信号を出力する。表示部16は、ISP14あるいは記憶部15から入力される画像信号に応じて、画像を表示する。表示部16は、例えば、液晶ディスプレイである。
【0012】
図2は、撮像レンズからイメージセンサへの光の進行について説明する図である。図3は、可変絞り部のうち撮像レンズ側の平面図である。可変絞り部12は、光の透過及び遮蔽を切り換え可能とする複数の領域31〜36を備える。また、可変絞り部12は、電源(図示省略)との接続のための電極37を備える。
【0013】
各領域31〜36は、例えば、エレクトロクロミック素子を用いて構成されている。エレクトロクロミック素子は、電気化学的な酸化還元反応によって光の透過率を変化させる性質を備える。可変絞り部12は、領域31〜36ごとの光の透過及び遮蔽を印加電圧に応じて切り換えることで、イメージセンサ13側へ通過させる光の量を調節可能とする。
【0014】
領域36は、円状の外周を備える。5つの領域31〜35は、領域36の外周をなす円の内側に形成されている。領域36は、円形のうち5つの領域31〜35を除いた部分である。領域31は、可変絞り部12の中心に位置する。領域31の周囲には、4つの領域32〜35が配置されている。レンズバレル38は、筒形状をなしている。レンズバレル38は、撮像レンズ11と可変絞り部12とを支持する。
【0015】
次に、実施形態にかかるカメラモジュールの各機能について説明する。カメラモジュール10は、例えば、3D画像撮影、HDR撮影、及び多視点同時撮影の各機能を備えるものとする。カメラモジュール10は、これらの機能のうちの少なくとも2つを実施可能であれば良いものとする。
【0016】
図4は、3D画像撮影機能を実施するための構成を示すブロック図である。イメージセンサ13は、画素部41及び撮像処理回路42を有する。画素部41は、各画素における光電変換により生成された画像信号を出力する。撮像処理回路42は、画素部41を駆動し、かつ画素部41からの画像信号を処理する。
【0017】
ISP14は、カメラインタフェース(I/F)43、画像取り込み部44、信号処理部45、ドライバインタフェース(I/F)46及び制御ドライバ47を有する。イメージセンサ13での撮像により得られたRAW画像は、カメラI/F43から画像取り込み部44へ取り込まれる。
【0018】
信号処理部45は、画像取り込み部44へ取り込まれたRAW画像について、信号処理を実施する。ドライバI/F46は、信号処理部45での信号処理を経た画像信号を、記憶部15及び表示部16(図1参照)へ出力する。制御ドライバ47は、可変絞り部12、撮像処理回路42及びドライバI/F46を制御する。また、制御ドライバ47は、イメージセンサ13に適用するフレームタイミングを生成する。
【0019】
図5は、3D画像の撮影における可変絞り部の駆動について説明する図である。図中、領域31〜36のうち斜線を付した部分は光を遮蔽させる状態であることを表し、白抜きとした部分は光を透過させる状態であることを表すものとする。
【0020】
カメラモジュール10による3D画像の撮影が指示されると、制御ドライバ47は、第1段階として、例えば、図中上段に示すように、中心の領域31の右側に位置する領域32を透過状態とし、その他の領域31、33〜36を遮蔽状態とする。次に、制御ドライバ47は、第2段階として、第1段階にて透過状態としていた領域32を、図中下段に示すように、遮蔽状態へと切り換える。また、制御ドライバ47は、中心の領域31の左側に位置する領域33を透過状態へと切り換える。制御ドライバ47は、領域31、34〜36については遮蔽状態のままとする。
【0021】
このように、制御ドライバ47は、3D画像の撮影においては、可変絞り部12のうち光を透過させる透過領域の位置を変化させる。領域32の位置を第1の位置とすると、領域33の位置は、第1の位置から水平方向へシフトさせた第2の位置である。
【0022】
制御ドライバ47は、一定のフレームレート、例えば60fps(frame per second)で可変絞り部12の透過領域を切り換える。また、制御ドライバ47は、可変絞り部12における透過領域の切り換えと同期して撮像を実施するように、撮像処理回路42を制御する。イメージセンサ13は、領域32を透過状態とした第1の撮像により、例えば右目用画像を取得する。また、イメージセンサ13は、領域33を透過状態とした第2の撮像により、例えば左目用画像を取得する。
【0023】
右目用画像は、透過領域を第1の位置とする第1の撮像において取得した第1画像である。左目用画像は、透過領域を第2の位置とする第2の撮像において取得した第2画像である。イメージセンサ13は、第1の撮像と第2の撮像とでは、撮像タイミングを一定とする。
【0024】
信号処理部45は、右目用画像と左目用画像とを、立体視表示のための画像として出力する。制御ドライバ47は、ドライバI/F46の制御により、表示部16に対する出力を右目用画像と左目用画像とに切り換える。このように、カメラモジュール10は、水平方向における異なる視点から撮影された2つの画像を順次撮影することで、3D立体視画像を得る。
【0025】
図6は、HDR撮影機能を実施するための構成を示すブロック図である。イメージセンサ13は、フレームメモリ48を備える。フレームメモリ48は、撮像処理回路42からの画像信号を適宜格納する。制御ドライバ47は、可変絞り部12、撮像処理回路42及び信号処理部45を制御する。
【0026】
図7は、HDR撮影における可変絞り部の駆動について説明する図である。図中、領域31〜36のうち斜線を付した部分は光を遮蔽させる状態であることを表し、白抜きとした部分は光を透過させる状態であることを表すものとする。
【0027】
カメラモジュール10によるHDR撮影が指示されると、制御ドライバ47は、第1段階として、例えば、図中上段に示すように、中心の領域31を透過状態とし、その他の領域32〜36を遮蔽状態とする。
【0028】
次に、制御ドライバ47は、第2段階として、図中中段に示すよう、第1段階にて遮蔽状態としていた領域32〜35を透過状態へと切り換える。制御ドライバ47は、領域31については透過状態のままとする。また、制御ドライバ47は、領域36については遮蔽状態のままとする。
【0029】
次に、制御ドライバ47は、第3段階として、第2段階まで遮蔽状態としていた領域36を透過状態へと切り換える。また、制御ドライバ47は、領域31〜35については透過状態のままとする。
【0030】
このように、制御ドライバ47は、HDR撮影においては、可変絞り部12のうち光を透過させる透過領域の面積を変化させる。領域31〜36の総面積を第1の面積、領域31の面積を第2の面積、領域31〜35の総面積を第3の面積、とすると、制御ドライバ47は、透過領域の面積を第2の面積、第3の面積及び第1の面積へと変化させる。
【0031】
可変絞り部12は、透過領域の面積を第2の面積、第3の面積及び第1の面積へと拡大させることで、イメージセンサ13側へ通過させる光量を順次増加させる。カメラモジュール10は、可変絞り部12の透過領域の面積を変化させることで、イメージセンサ13への入射光量を変化させる。なお、可変絞り部12は、透過領域を第2の面積、第3の面積及び第1の面積の順序で変化させる場合に限られない。透過領域の面積を変化させる態様は、適宜変更可能であるものとする。
【0032】
制御ドライバ47は、可変絞り部12における透過領域の面積を変化させるとともに、画素部41から画像信号を出力させる周波数(フレームレート)を変化させる。制御ドライバ47は、透過領域を第2の面積としたとき、イメージセンサ13のフレームレートを例えば60fpsとする。制御ドライバ47は、透過領域を第3の面積としたとき、イメージセンサ13のフレームレートを例えば15fpsとする。さらに、制御ドライバ47は、透過領域を第1の面積としたとき、イメージセンサ13のフレームレートを例えば7.5fpsとする。
【0033】
このように、制御ドライバ47は、可変絞り部12の透過領域の面積が大きいほど、イメージセンサ13の撮像タイミングの間隔が短くなるように撮像処理回路42を制御する。イメージセンサ13は、可変絞り部12及び撮像処理回路42の制御により露出を異ならせた被写体像を順次撮像する。
【0034】
本実施例では、イメージセンサ13は、露出を異ならせた第1段階、第2段階及び第3段階での撮像を行う。イメージセンサ13は、第1段階及び第2段階での撮像により取得した画像信号をフレームメモリ48に一時格納し、第3段階での撮像により取得した画像信号の出力とともに、フレームメモリ48に格納されている画像信号を読み出す。
【0035】
信号処理部45は、HDR撮影が指示されていることが制御ドライバ47から通知されると、露出を異ならせた各画像のうち適正な露出が得られている部分同士を合成し、HDR合成画像を生成する。信号処理部45は、例えば、第3段階での撮像において入射光量の飽和が生じた画素の信号値を、第2段階あるいは第1段階での撮像により得られた信号値を使用して補間する。このように、カメラモジュール10は、露出を異ならせて得られた画像を合成することにより、HDR撮影を可能とする。
【0036】
なお、カメラモジュール10は、可変絞り部12における透過領域の調整とフレームレートの調整とにより露出を異ならせる場合に限られない。カメラモジュール10は、例えばフレームレートを一定とし、可変絞り部12における透過領域の調整によって露出を異ならせることとしても良い。また、カメラモジュール10は、HDR撮影において、露出を異ならせた3段階の画像による合成画像を得る場合に限られず、露出を異ならせた複数の画像による合成画像を得るものであれば良い。
【0037】
図8は、多視点同時撮影機能を実施するための構成を示すブロック図である。制御ドライバ47は、可変絞り部12及び撮像処理回路42を制御する。
【0038】
図9は、多視点同時撮影における可変絞り部の駆動について説明する図である。多視点同時撮影が指示されると、制御ドライバ47は、第1段階として、例えば、図中上段に示すように、中心の領域31の右側に位置する領域32を透過状態とし、その他の領域31、33〜36を遮蔽状態とする。
【0039】
次に、制御ドライバ47は、第2段階として、第1段階にて透過状態としていた領域32を、図中中段に示すように、遮蔽状態へと切り換える。また、制御ドライバ47は、中心の領域31を透過状態へと切り換える。制御ドライバ47は、領域33〜36については遮蔽状態のままとする。
【0040】
次に、制御ドライバ47は、第3段階として、第2段階にて透過状態としていた領域31を、図中下段に示すように、遮蔽状態へと切り換える。また、制御ドライバ47は、中心の領域31の左側に位置する領域33を透過状態へと切り換える。制御ドライバ47は、領域32、34〜36については遮蔽状態のままとする。
【0041】
なお、可変絞り部12は、透過領域の位置を変化させる順序を適宜変更しても良い。また、可変絞り部12は、透過状態と遮蔽状態との切り換えを領域31、32、33について行う場合に限られない。可変絞り部12は、領域31〜35のうちの少なくとも2つについて、透過状態と遮蔽状態とに切り換え可能であれば良いものとする。これにより、カメラモジュール10は、多視点同時撮影が可能となる。
【0042】
このように、制御ドライバ47は、多視点同時撮影においては、可変絞り部12のうち光を透過させる透過領域の位置を変化させる。イメージセンサ13は、互いに異なる視点から被写体を撮影する。
【0043】
制御ドライバ47は、一定のフレームレート、例えば60fpsで可変絞り部12の透過領域を切り換える。また、制御ドライバ47は、可変絞り部12における透過領域の切り換えと同期して撮像を実施するように、撮像処理回路42を制御する。
【0044】
カメラモジュール10は、異なる視点から撮影した複数の画像を用いて、被写体距離の推定や、画像の繋ぎ合わせによる二次元画像の再構成処理等を行うことができる。また、カメラモジュール10は、互いに異なる視点からの画像により、被写体の奥行き情報が得られる。カメラモジュール10は、かかる奥行き情報を利用することで、例えば、リフォーカス等の画像処理が可能となる。
【0045】
従来、複数の視点からの被写体の同時撮影や、3D画像の撮影には、例えば複眼構成が採用されている。本実施形態のカメラモジュール10は、3D画像撮影、HDR撮影、及び多視点同時撮影の各機能につき可変絞り部12を流用可能とする。カメラモジュール10は、可変絞り部12を使用することで、撮影の機能ごとに必要とされる構成を単に組み合わせる場合に比べ簡易かつ小型な構成により、複数の機能による撮影が可能となる。
【0046】
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0047】
10 カメラモジュール、11 撮像レンズ、12 可変絞り部、13 イメージセンサ、31〜36 領域、45 信号処理部、47 制御ドライバ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体からの光を取り込み、被写体像を結像させる撮像レンズと、
前記被写体像を撮像するイメージセンサと、
前記撮像レンズ及び前記イメージセンサの間の光路中に配置され、前記撮像レンズから入射した光の透過及び遮蔽を領域ごとに切り換えることで、前記イメージセンサ側へ通過させる光の量を調節可能とする可変絞り部と、
前記イメージセンサでの撮像により取得した画像信号の信号処理を実施する信号処理部と、
前記イメージセンサの駆動、及び前記可変絞り部の駆動を制御する制御ドライバと、を有し、
前記可変絞り部は、光を透過させる透過領域の面積及び位置の少なくともいずれかを可変とし、
前記制御ドライバは、前記透過領域の面積及び位置の少なくともいずれかに対応して、前記イメージセンサによる撮像タイミングを調整可能とすることを特徴とするカメラモジュール。
【請求項2】
前記制御ドライバは、前記透過領域の面積を第1の面積と、前記第1の面積より小さい第2の面積とに変化させ、
前記信号処理部は、前記透過領域を前記第2の面積とする第2の撮像において入射光量に対する出力の飽和が生じた画素の信号値を、前記透過領域を前記第1の面積とする第1の撮像にて取得した信号値を使用して補間し、合成画像を得ることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記制御ドライバは、前記透過領域を複数の位置に変化させ、かつ、互いに異なる位置を前記透過領域とする撮像において前記イメージセンサの前記撮像タイミングを一定とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記制御ドライバは、前記透過領域を第1の位置と、前記第1の位置から水平方向へシフトさせた第2の位置とに変化させ、
前記信号処理部は、前記透過領域を前記第1の位置とする第1の撮像において取得した第1画像と、前記透過領域を前記第2の位置とする第2の撮像において取得した第2画像とを、立体視表示のための画像として出力することを特徴とする請求項3に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記可変絞り部は、エレクトロクロミック素子を用いて構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカメラモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−26673(P2013−26673A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−156758(P2011−156758)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】