説明

カラーフィルターの製造方法、カラーフィルター、画像表示装置および電子機器

【課題】高いコントラストが得られ、各部位での色むら、濃度むら、筋むらを抑制できるカラーフィルターの製造方法等を提供する。
【解決手段】描画データに基づいて、基板12上のセル14に対してインクを付与するインク付与工程を有するカラーフィルター1の製造方法であって、描画データに基づいて、液滴吐出ヘッドのノズルからインクジェット方式でインクの液滴を吐出し、テスト用基板上のセルに対してインクを付与し、テスト用基板の各セル14内のそれぞれのインクの量を検出し、その検出結果に基づいて、基板11の各セル14内のそれぞれのインクの量が目標値になるようにセル14に付与するインクの液滴数を調整するのに用いる補正データを作成する補正データ作成工程を定期的に行い、補正データにより描画データを補正し、その補正後の描画データを用いて、インク付与工程を行う。インクの樹脂材料は、重合体W、Zの少なくとも一方を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを備え、インクジェット方式で該ノズルから着色剤と樹脂材料と液性媒体とを含むインクの液滴を吐出する液滴吐出装置を用い、描画データに基づいて、多数個のセルが設けられた基板上の該セルに対して前記インクを付与するインク付与工程を有するカラーフィルターの製造方法であって、
前記描画データに基づいて、前記液滴吐出ヘッドのノズルからインクジェット方式で前記インクの液滴を吐出し、前記基板と同様の多数個のセルが設けられたテスト用基板上の該セルに対して前記インクを付与し、前記テスト用基板の前記各セル内のそれぞれのインクの量を検出し、その検出結果に基づいて、前記基板の前記各セル内のそれぞれのインクの量が目標値になるように該セルに付与するインクの液滴数を調整するのに用いる補正データを作成する補正データ作成工程を定期的に行い、
前記補正データにより前記描画データを補正し、該補正後の描画データを用いて、前記インク付与工程を行い、
前記樹脂材料は、下記式(1)で表される単量体成分w1と下記式(2)で表される単量体成分w2と下記式(3)で表される単量体成分w3と下記式(4)で表される単量体成分w4とを含む重合体Wと、下記式(5)で表される単量体成分z1と下記式(6)で表される単量体成分z2と下記式(7)で表される単量体成分z3とを含む重合体Zとのうちの少なくとも一方を含むものであることを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
【化1】

【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

【化7】

【請求項2】
複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを備え、インクジェット方式で該ノズルから着色剤と樹脂材料と液性媒体とを含むインクの液滴を吐出する液滴吐出装置を用い、描画データに基づいて、多数個のセルが設けられた基板上の該セルに対して前記インクを付与するインク付与工程を有するカラーフィルターの製造方法であって、
吐出動作1回当りの前記各ノズルから吐出される前記インクの量を検出し、該検出結果および前記描画データに基づいて、前記液滴吐出ヘッドのノズルからインクジェット方式で前記インクの液滴を吐出し、前記基板のセルに対して前記インクを付与した場合に、前記各セルのそれぞれに付与されるインクの量を推定し、その結果に基づいて、前記各セル内のそれぞれのインクの量が目標値になるように該セルに付与するインクの液滴数を調整するのに用いる補正データを作成する補正データ作成工程を定期的に行い、
前記補正データにより前記描画データを補正し、該補正後の描画データを用いて、前記インク付与工程を行い、
前記樹脂材料は、下記式(1)で表される単量体成分w1と下記式(2)で表される単量体成分w2と下記式(3)で表される単量体成分w3と下記式(4)で表される単量体成分w4とを含む重合体Wと、下記式(5)で表される単量体成分z1と下記式(6)で表される単量体成分z2と下記式(7)で表される単量体成分z3とを含む重合体Zとのうちの少なくとも一方を含むものであることを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
【化8】

【化9】

【化10】

【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【請求項3】
前記液滴吐出ヘッドは、定期的に交換されるものであり、該液滴吐出ヘッドを交換した際に、補正データ作成工程を行う請求項1または2に記載のカラーフィルターの製造方法。
【請求項4】
定期的にリセット信号が入力され、前記補正データが、新たな補正データに更新される請求項1ないし3のいずれかに記載のカラーフィルターの製造方法。
【請求項5】
前記描画データの補正は、前記補正データ作成工程において、または、前記補正データ作成工程の後に行われる請求項1ないし4のいずれかに記載のカラーフィルターの製造方法。
【請求項6】
前記液滴吐出ヘッドは、駆動素子を有し、該駆動素子に対して駆動電圧を印加すると、前記ノズルからインクの液滴が吐出されるよう構成されており、
前記補正データ作成工程に先立って、吐出動作1回当りの前記各ノズルから吐出されるインクの量を検出し、該検出結果に基づいて、吐出動作1回当りの前記各ノズルから吐出されるインクの量のバラツキが小さくなるように、前記駆動素子に印加する駆動電圧を調整する駆動電圧調整工程を有する請求項1ないし5のいずれかに記載のカラーフィルターの製造方法。
【請求項7】
前記樹脂材料は、さらに、下記式(8)で表される単量体成分x1と下記式(9)で表される単量体成分x2と下記式(10)で表される単量体成分x3と下記式(11)で表される単量体成分x4とを含む重合体Xを含むものである請求項1ないし6のいずれかに記載のカラーフィルターの製造方法。
【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

【請求項8】
前記樹脂材料は、さらに、下記式(12)で表される単量体成分y1と下記式(13)で表される単量体成分y2とを含む重合体Yを含むものである請求項1ないし7のいずれかに記載のカラーフィルターの製造方法。
【化19】

【化20】

【請求項9】
請求項1ないし8のいずれかに記載のカラーフィルターの製造方法により製造されたことを特徴とするカラーフィルター。
【請求項10】
請求項9に記載のカラーフィルターを備えたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項11】
画像表示装置は、液晶パネルである請求項10に記載の画像表示装置。
【請求項12】
請求項10または11に記載の画像表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2010−134145(P2010−134145A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−309414(P2008−309414)
【出願日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】