説明

カンナビノイド受容体リガンド及びその使用

カンナビノイド受容体リガンドとして作用する式(I)の化合物及び動物におけるカンナビノイド受容体の仲介に関連する疾患の治療におけるそれらの使用を本明細書中に記載する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

{式中、
0は場合により置換されるアリール又は場合により置換されるヘテロアリールである;
1は場合により置換されるアリール又は場合により置換されるヘテロアリールである;
2及びR3はそれぞれ独立に水素、ハロ、(C1−C4)アルキル、ハロ−置換(C1−C4)アルキル又は(C1−C4)アルコキシである;
4
(i)式(IA)又は式(IB):
【化2】

{式中、R4aは水素又は(C1−C3)アルキルである;
4b及びR4b’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4b又はR4b’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Xは結合、−CH2CH2−又は−C(R4c)(R4c’)−であり、ここで、R4c及びR4c’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4c又はR4c’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Yは酸素、硫黄、−C(O)−又は−C(R4d)(R4d’)−であり、ここで、R4d及びR4d’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又は共に取られるR4d及びR4d’は3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環、5〜6員のラクトン環又は4〜6員のラクタム環を形成し、ここで、前記炭素環状環、前記へテロ環状環、前記ラクトン環及び前記ラクタム環は1以上の置換基で場合により置換され、及び前記ラクトン環及び前記ラクタム環は酸素、窒素又は硫黄から選ばれる追加のヘテロ原子を場合により含む又は
Yは−NR4d’’−であり、ここで、R4d’’は水素又は(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、(C1−C3)アルキルスルフォニル−、(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル−、ヂ(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル−、アシル、(C1−C6)アルキル−O−C(O)−、アリール、及びヘテロアリールから成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される;
Zは結合、−CH2CH2−又は−C(R4e)(R4e’)−であり、ここで、R4e及びR4e’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4e又はR4e’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;及び
4f及びR4f’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4f又はR4f’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する}を有する基;又は
(ii)−O−R5、ここで、R3と共に取られるR5は追加の酸素を場合により含む5−〜6−員の部分的に飽和のヘテロ環状環又は5−員のヘテロアリールを形成し、前記ヘテロ環状環及び前記ヘテロアリールは1以上の置換基で場合により置換される
である};
その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項2】
式(II)の化合物:
【化3】

{式中、
0a、R0b、R1a、及びR1bはそれぞれ独立にハロ、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキル、ハロ−置換(C1−C4)アルキル又はシアノである;
n及びmはそれぞれ独立に0、1又は2である;
2及びR3はそれぞれ独立に水素、ハロ、(C1−C4)アルキル、ハロ−置換(C1−C4)アルキル又は(C1−C4)アルコキシである;
4
(i)式(IA)又は式(IB):
【化4】

{式中、R4aは水素又は(C1−C3)アルキルである;
4b及びR4b’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、上記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4b又はR4b’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Xは結合、−CH2CH2−又は−C(R4c)(R4c’)−であり、ここで、R4c及びR4c’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、上記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4c又はR4c’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Yは酸素、硫黄、−C(O)−又は−C(R4d)(R4d’)−であり、ここで、R4d及びR4d’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、上記基は1以上の置換基で場合により置換される
又は共に取られるR4d及びR4d’は3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環、5〜6員のラクトン環又は4〜6員のラクタム環を形成し、ここで、前記炭素環状環、前記へテロ環状環、前記ラクトン環及び前記ラクタム環は1以上の置換基で場合により置換される、及び前記ラクトン環及び前記ラクタム環は酸素、窒素又は硫黄から選ばれる追加のヘテロ原子を場合により含む又は
Yは−NR4d’’−であり、ここで、R4d’’は水素又は(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、(C1−C3)アルキルスルフォニル−、(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル−、ヂ(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル−、アシル、(C1−C6)アルキル−O−C(O)−、アリール、及びヘテロアリールから成る群から選ばれる化学基であり、ここで、上記基は1以上の置換基で場合により置換される;
Zは結合、−CH2CH2−又は−C(R4e)(R4e’)−であり、ここで、R4e及びR4e’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、上記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4e又はR4e’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;及び
4f及びR4f’はそれぞれ独立に水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、上記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4f又はR4f’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する}を有する基;
(ii)式(IC):
【化5】

{式中、R5及びR6はそれぞれ独立に水素又は(C1−C4)アルキルである、及びR7は場合により置換される(C1−C4)アルキル−又は酸素、硫黄又は窒素から独立に選ばれる1〜2のヘテロ原子を含む場合により置換される4〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環である
又は共に取られるR5及びR6又はR5及びR7は5〜6員のラクトン、4〜6員のラクタム又は酸素、硫黄又は窒素から独立に選ばれる1〜2のヘテロ原子を含む4〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環を形成し、ここで、前記ラクトン、前記ラクタム及び前記へテロ環は1以上の置換基で場合により置換される
又はR3と共に取られるR5、R6又はR7は5−〜6−員の部分的に飽和のヘテロ環状環又は5−〜6−員のヘテロアリールを形成し、ここで、前記ヘテロ環状環及び前記ヘテロアリールは追加の酸素を場合により含み、及び1以上の置換基で場合により置換される}を有する基;
(iii)(C1−C8)アルキル、アリール(C1−C4)アルキル、3〜8員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヘテロアリール(C1−C3)アルキル、及び完全に又は部分的に飽和のヘテロ環から成る群から選ばれる、それに結合される少なくとも1の化学基を有するアミノ基、ここで、前記化学基は1以上の置換基で場合により置換される;
(iv)ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、ヂ((C1−C6)アルキル)アミノ(C1−C3)アルキルスルフォニル、(C1−C3)アルキルスルファミル、ヂ((C1−C3)アルキル)スルファミル、アシルオキシ、完全に又は部分的に飽和のヘテロ環、及び完全に又は部分的に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる、それに結合される少なくとも1の化学基を有する(C1−C6)アルキル基、ここで、前記化学基は1以上の置換基で場合により置換される;又は
(v)場合により置換されるアリール又は場合により置換されるヘテロアリール
である};
その医薬として許容される塩又は上記化合物若しくは上記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項3】
4は式(IA):
【化6】

{式中、
4b及びR4b’はそれぞれ独立に水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4b又はR4b’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Xは結合、−CH2CH2−又は−C(R4c)(R4c’)−であり、ここで、R4cは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4cは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する、及び
4c’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4c’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Yは酸素、硫黄、−C(O)−又は−C(R4d)(R4d’)−であり、ここで、R4dは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される、及び
4d’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又は共に取られるR4d及びR4d’は3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環、5〜6員のラクトン環又は4〜6員のラクタム環を形成し、ここで、前記炭素環状環、前記へテロ環状環、前記ラクトン環及び前記ラクタム環は1以上の置換基で場合により置換される、及び前記ラクトン環及び前記ラクタム環は酸素、窒素又は硫黄から選ばれる追加のヘテロ原子を場合により含む又は
Yは−NR4d’’−であり、ここで、R4d’’は水素又は(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、(C1−C3)アルキルスルフォニル−、(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル−、ヂ(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル−、アシル、(C1−C6)アルキル−O−C(O)−、アリール、及びヘテロアリールから成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される;
Zは結合、−CH2CH2−又は−C(R4e)(R4e’)−であり、ここで、R4eは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4eは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する、及び
4e’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4e’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;及び
4f及びR4f’はそれぞれ独立に水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4f又はR4f’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する}
を有する基である、請求項1又は2に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項4】
4は式(IB):
【化7】

{式中、R4aは水素又は(C1−C3)アルキルである;
4bは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される、
4b’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4b又はR4b’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Xは結合、−CH2CH2−又は−C(R4c)(R4c’)−であり、ここで、R4cは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4cは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する、及び
4c’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4c’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Yは酸素、硫黄、−C(O)−又は−C(R4d)(R4d’)−であり、ここで、R4dは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される、及び
4d’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又は共に取られるR4d及びR4d’は3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環、5〜6員のラクトン環又は4〜6員のラクタム環を形成し、ここで、前記炭素環状環、前記へテロ環状環、前記ラクトン環及び前記ラクタム環は1以上の置換基で場合により置換される、及び前記ラクトン環及び前記ラクタム環は酸素、窒素又は硫黄から選ばれる追加のヘテロ原子を場合により含む;
Yは−NR4d’’−であり、ここで、R4d’’は水素又は(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、(C1−C3)アルキルスルフォニル−、(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル−、ヂ(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル−、アシル、(C1−C6)アルキル−O−C(O)−、アリール、及びヘテロアリールから成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される;
Zは結合、−CH2CH2−又は−C(R4e)(R4e’)−であり、ここで、R4eは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4eは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する、及び
4e’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4e’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
4fは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される;及び
4f’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4f又はR4f’は結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する}
の基である、請求項1又は2に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項5】
0及びR1はそれぞれ独立に置換されるフェニルである;
4bは水素、場合により置換される(C1−C3)アルキルである又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られ、結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
4b’は水素、場合により置換される(C1−C3)アルキルである又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られ、結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
4fは水素、場合により置換される(C1−C3)アルキルである又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られ、結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;及び
4f’は水素、場合により置換される(C1−C3)アルキルである又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られ、結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する、請求項3又は4に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項6】
Xは−C(R4c)(R4c’)−であり、ここで、R4c及びR4c’はそれぞれ独立に水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−又は((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4e、R4e’、R4f又はR4f’と共に取られるR4c又はR4c’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する;
Yは−NR4d’’−であり、ここで、R4d’’は水素又は(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、(C1−C3)アルキルスルフォニル−、(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル、ヂ(C1−C3)アルキルアミノスルフォニル、アシル、(C1−C6)アルキル−O−C(O)−、アリール、及びヘテロアリールから成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される;
Zは−C(R4e)(R4e’)−であり、ここで、R4e及びR4e’はそれぞれ独立に水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−又は((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される
又はR4b、R4b’、R4c又はR4c’と共に取られるR4e又はR4e’のいずれかは結合、メチレン架橋又はエチレン架橋を形成する、請求項5に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項7】
Yは−C(R4d)(R4d’)−であり、ここで、R4dは水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、((C1−C4)アルキル)2アミノ−、(C3−C6)シクロアルキルアミノ−、アシルアミノ−、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される、
4d’は水素、H2NC(O)−又は(C1−C6)アルキル、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−、(C1−C4)アルキル)2N−C(O)−、アリール、ヘテロアリール、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は場合により置換される
又は共に取られるR4d及びR4d’は3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環、5〜6員のラクトン環又は4〜6員のラクタム環を形成し、ここで、前記炭素環状環、前記へテロ環状環、前記ラクトン環及び前記ラクタム環は1以上の置換基で場合により置換される、及び前記ラクトン環及び前記ラクタム環は酸素、窒素又は硫黄から選ばれる追加のヘテロ原子を場合により含む、請求項5に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項8】
4b、R4b’、R4f、及びR4f’は全て水素である;
4dはアミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ、(C3−C6)シクロアルキルアミノ、アシルアミノ、アリール(C1−C4)アルキルアミノ−、ヘテロアリール(C1−C4)アルキルアミノ−である;及び
4d’は(C1−C6)アルキル、H2NC(O)−、(C1−C4)アルキル−NH−C(O)−又は((C1−C4)アルキル)2N−C(O)−又はアリールである、請求項7に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項9】
4b、R4b’、R4f、及びR4f’は全て水素である;
4dは水素、ヒドロキシ、アミノ又は(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、アシルオキシ、アシル、(C1−C3)アルキル−O−C(O)−、(C1−C6)アルキルアミノ−、及びヂ(C1−C4)アルキルアミノ−から成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される;及び
4d’は水素又は(C1−C6)アルキル、アリール、ヘテロアリールから成る群から選ばれる化学基であり、ここで、前記基は1以上の置換基で場合により置換される、請求項7に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項10】
4b、R4b’、R4f、及びR4f’は全て水素である;及び
共に取られるR4d及びR4d’は3〜6員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環、3〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環、5〜6員のラクトン環又は4〜6員のラクタム環を形成し、ここで、前記炭素環状環、前記へテロ環状環、前記ラクトン環及び前記ラクタム環は1以上の置換基で場合により置換される、及び前記ラクトン環又は前記ラクタム環は酸素、窒素又は硫黄から選ばれる追加のヘテロ原子を場合により含む、請求項7に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項11】
4は−O−R5であり、ここで、R3と共に取られるR5は5−〜6−員の部分的に飽和のヘテロ環状環又は5−〜6−員のヘテロアリールを形成し、前記ヘテロ環状環及び前記ヘテロアリールは追加の酸素を場合により含み、及び1以上の置換基で場合により置換される、請求項1に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項12】
4は式(IC):
【化8】

{式中、R5及びR6はそれぞれ独立に水素又は(C1−C4)アルキルである、及びR7は(C1−C4)アルキル−、ハロ−置換(C1−C4)アルキル−、(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル−、(C1−C4)アルキルアミノ(C1−C4)アルキル−、ヂ(C1−C4)アルキルアミノ(C1−C4)アルキル−又は酸素、硫黄又は窒素から独立に選ばれる1〜2のヘテロ原子を含む4〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環状環である
又は共に取られるR5及びR6又はR5及びR7は5〜6員のラクトン、4〜6員のラクタム又は酸素、硫黄又は窒素から独立に選ばれる1〜2のヘテロ原子を含む4〜6員の部分的に又は完全に飽和のヘテロ環を形成し、ここで、前記ラクトン、前記ラクタム及び前記へテロ環は1以上の置換基で場合により置換される
又はR3と共に取られるR5、R6又はR7は5−〜6−員の部分的に飽和のヘテロ環状環又は5−〜6−員のヘテロアリールを形成し、ここで、前記ヘテロ環状環及び前記ヘテロアリールは追加の酸素を場合により含み、及び1以上の置換基で場合により置換される}
を有する基である、請求項2に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項13】
4は(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C4)アルキル、3〜8員の部分的に又は完全に飽和の炭素環状環、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヘテロアリール(C1−C3)アルキル、及び部分的に又は完全に飽和のヘテロ環から成る群から選ばれる、それに結合される少なくとも1の化学基を有するアミノ基であり、ここで、前記化学基は1以上の置換基で場合により置換される、請求項2に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項14】
4はヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、ヂ((C1−C6)アルキル)アミノ(C1−C3)アルキルスルフォニル、(C1−C3)アルキルスルファミル、ヂ((C1−C3)アルキル)スルファミル、アシルオキシ、部分的に又は完全に飽和のヘテロ環、及び部分的に又は完全に飽和の炭素環状環から成る群から選ばれる、それに結合される少なくとも1の化学基を有する(C1−C6)アルキル基であり、ここで、前記化学基は1以上の置換基で場合により置換される、請求項2に記載の化合物;その医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物。
【請求項15】
(1)前記請求項のいずれか1に記載の化合物、前記化合物の医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物;及び(2)医薬として許容される賦形剤、希釈剤又は担体;及び(3)場合により少なくとも1の追加の医薬剤を含む医薬組成物。
【請求項16】
動物におけるカンナビノイド受容体アンタゴニストにより調節される疾患、状態又は障害の治療方法であって、上記治療の必要のある動物に治療的に有効な量の請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14に記載の化合物;それらの医薬として許容される塩又は前記化合物若しくは前記塩の溶媒和物若しくは水和物を投与するステップを含む方法。
【請求項17】
カンナビノイド受容体アンタゴニストにより調節される疾患、状態又は障害の治療のための医薬の製造における請求項1〜14に記載の化合物のいずれか1の使用。

【公表番号】特表2006−517220(P2006−517220A)
【公表日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−502398(P2006−502398)
【出願日】平成16年1月28日(2004.1.28)
【国際出願番号】PCT/IB2004/000286
【国際公開番号】WO2004/069838
【国際公開日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】