説明

カーテン式塗布機

【課題】 出口幅に渡り塗布媒体を高い均一性で分布させることができ、コスト効率良く製造できるカーテン式塗布機を提供する。
【解決手段】 実質的に重力下で移動する、移動する紙もしくはボードウェブにカーテンの形態で塗布媒体を放出するカーテン式塗布機であって、塗布媒体が少なくとも1つの供給ラインを介して供給される放出幅方向に延びる第1の空隙を含むホッパーと、出口スロットを介して塗布媒体をカーテンの態様で放出する測定チャネルとを備える。測定チャネル(2)は、多数の個別ガイドチャネルに分割され、ガイドチャネルは、互いに間隔をおいて配置された管セクション(2.1)を備える第1空隙(1)に、放出幅方向で注入口側で隣接し、放出幅に沿った流体抵抗を均一化するために管セクション(2.1)の開口の幅と長さが選択可能であり、管セクション(2.1)は、それぞれ、ガイドチャネルからのセクション流を出口側で流れ方向(S)にまとめるディフューザ(2.2)に変わる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、実質的に重力下で移動するカーテン又は薄膜の態様で、液体又は糊状の塗布媒体を、移動する基板、特に、紙もしくはボード上に放出するカーテン式塗布機(curtain coater)に関する。
【背景技術】
【0002】
カーテン式塗布機がノズルチャンバを備えており、塗布媒体が供給ラインを介してノズルチャンバに供給され、出口(outlet)側の開口から塗布媒体がカーテンもしくは薄膜の態様で放出されることは、DE10057733A1から公知である。この場合、カーテン式塗布機は、基板から離れて配置されるため、非接触塗布という利点がある。
塗布幅方向の全体に渡って一様に厚い塗布媒体カーテンを実現することは難しく、特に、塗布幅が広いほどより困難となる。ウェブ(web)速度が高い場合は、塗布媒体カーテンの、安定性に対する負荷はさらに大きくなる。これは、基板と衝突(impingement)する直前の速度と、移動する基板の移動速度が異なるために、基板との接触で後者が広がる(stretched)からである。高品質で塗布を行うためには、塗布媒体が放出(discharge)ノズルの放出開口から出力される際の塗布媒体カーテンの均一性が、このため非常に重要となる。このことは、特に実質的に、最終的に計測された(metered)形態で塗布媒体を基板上に適用することを意図する場合に当てはまる。これは、「1:1」の塗布を意味し、さらに、極小量のみ、即ち、低塗布重量の塗布媒体を基板に適用しようとする場合に当てはまる。
【0003】
体積流量と材料パラメータが大きく変化する場合に、最も均質な(homogeneous)予定分布状態を達成するため、側供給型二空隙ダイ(side-fed dual cavity die)として知られる2つの空隙を備える散布システムがさらに公知である。これについては、ステファンF.キストラー(Stephan F. Kistler)、ペーターM.シュバイツァー(Peter M. Schweizer)著の「流体膜コーティング 科学的原理とその技術的な意味(Liquid Film Coating, Scientific Principles and their Technological Implications)」チャップマン&ホール(Chapman & Hall)出版、1997年、ニューヨークの752〜767頁を参照されたい。塗料が、第1の空隙(cavity)に供給され、その後、第1の測定スロット(metering slot)を通って第2の空隙に供給される。測定スロットによって高い流体抵抗を生みだす必要がある。第1の空隙の流体抵抗から得られる圧力は、流れ方向を横断する方向における圧力損失よりも実質的に大きい。第1の空隙の全圧力と比べて、第1の空隙の流れ方向における圧力差はかなり小さい。その結果、圧力分布及び測定スロット上の体積流量密度分布は、体積流量と材料パラメータが大きく変化した場合でもほぼ一定である。残りの偏差(deviations)は、第2の空隙によって均一化される。高い流体抵抗を生成するために、200μmから500μmの範囲の小寸法の測定スロットが必要となる。出口の幅方向における体積流量偏差は、1%から2%の散乱(scattering)範囲を超えてはならない。この目的のため、測定スロットを形作る平坦部は、平行度(parallelism)の偏差が±1μmから3μmの範囲内に入るように作られる必要がある。測定スロットの長さは通常20mm〜40mmである。この寸法の平坦部を要求された精度で生成するには、特に、塗布幅が10〜12メートルと非常に広い場合は、大変な努力が必要であり、高コストにつながる。
【0004】
DE19755625A1は、所望の塗布幅に相当する長さの2つの壁状部からなるホッパー(hopper)を有するカーテン式塗布機について開示している。その2つの壁状部を接合した後に、空隙を形成する一つの縦溝(longitudinal groove)を機械加工して、それらの壁状部の一方の一長辺を作る。空隙に接続されていのは、塗布幅方向に延びる放出チャネルであり、そこから色塗料が出現する。変動状態下、例えば、粘性変動や塗布量変動のもとで、小量の色塗料を一様に、かつ、塗布幅を問題とせずに、幅の広い紙もしくはボードウェブ(board webs)に適用可能にするために、空隙におけるフロー状態は供給された体積流量の影響を受ける。この目的のため、少なくとも2つの供給チャネルが空隙に接続され、その各々は流入する色塗料の体積流量を調節するデバイスを備える。体積流量調節には、チューブピンチ(Tube-pinch)又はダイヤフラム弁(diaphragm valves)を使用することが好ましい。従って、各供給チャネルの体積流量は、個別に調節される。さらに均等化するために、空隙と放出チャネルの間に、第2の空隙を配置する。第1の空隙と第2の空隙の間には、追加的フローチャネル(flow channel)がある。繰り返しになるが、横断プロファイル調節のための追加的アクチュエータを設けることは不利である。また、これに関連するコストに係る経費もこれに対応して大きくなる。
【0005】
カーテンを形成するために、スロット供給型カーテンダイもしくはスライド供給型カーテンダイを使用してもよい。単一層のカーテン式塗布機のスロット供給型カーテンダイの場合、これはスロットダイとも呼ばれるが、カーテンがダイギャップ(die gap)からの出口で直接形成される。スロットダイを備えるカーテン式塗布機は、例えば、DE-A1-19716647によって公知となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の目的は、出口幅方向において塗布媒体を高い均一性で分布させることができ、コスト効率良く製造できるカーテン式塗布機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は請求項1の特徴によって達成される。
このように、制御に経費をかけることなく動作可能なカーテン式塗布機が構成される。
本発明によれば、測定スロットが、多数のガイドチャネルにより置換される。各ガイドチャネルは、円形の断面をもつ部品であることが望ましい管セクション(pipe section)と、流れ方向に続くチャネル流れ(flow)の広がり部(widening)を備える。この流れ広がり部は、ガイドチャネルのディフューザ(diffuser)として知られている。ガイドチャネルは、測定スロットの流体抵抗とほぼ等しい流体抵抗を生成する。流体力学上の長所が以下の点からわかる。即ち、管セクションの長さと開口幅を、カーテンの放出幅方向に先細る(tapering)第1の空隙と一致させることができる。この手段によって実質的に等しい流体抵抗が保証される。この方法で、塗布機の横方向(transverse direction)における塗布媒体の散布量および/または散布圧力が確実に均等化(evening out)される。
【0008】
多数のガイドチャネルが、2つの空隙の間にある測定スロットに置換されることが好ましい。次に、第1と第2の空隙を流れ方向に次々に配置し、その間に追加的測定スロットが延長する。本発明によれば、この測定スロットは多くのガイドチャネルにより置換される。
ガイドチャネルの管セクションは、回転部品(turned parts)のような単純な方法で挿入及び作製され得ることが好ましい。複雑で非常に精密である平坦なマシン幅(machine-width)の部品、又は放出幅(discharge-width)の部品は、回転部品と置換可能である。
さらに、本発明の改良点については以下の説明とサブクレームから把握可能である。
本発明は、添付の図面で示される代表的な実施形態を使って以下で詳述される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】先行技術による塗布機の流れの横方向におけるカーテン式塗布機のホッパーの断面を模式的に示す図である。
【図2】図1のホッパーの断面を示す図である。
【図3】本発明の塗布機の流れの横方向におけるカーテン式塗布機のホッパーの断面を模式的に示す図である。
【図4】図3のホッパーの断面を模式的に示す図である。
【図5】図3のZの詳細を拡大して示した図である。
【図6】図3のYの詳細を拡大して示した図である。
【図7】図3のA-A断面のWの詳細を拡大して示した図である。
【図8】ガイドチャネルのフローラインを模式的に示す図である。
【図9】第2の典型的実施形態のホッパーの断面を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、実質的に重力下で、移動する紙もしくはボードウェブ(board web)上を移動するカーテンの態様で、塗布媒体を放出するカーテン式塗布機に関する。
図1と図2に示されているように、この目的のために、先行技術のカーテン式塗布機は、放出幅に沿って延びる第1の空隙1を含むホッパーを備える。この空隙1には、少なくとも1つの供給ライン(不図示)を介して塗布媒体が供給される。図1に示されているように、供給される塗布媒体の流れ方向Sは、空隙1の一端から開始してもよい。ホッパーはさらに、出口スロット4を介してカーテンの態様で塗布媒体を放出する第2の空隙3を備える。第1の空隙1と第2の空隙3の間に、追加的測定チャネル2が配置される。これは、測定スロットとして構成される。流れ方向Sは、カーテン式塗布機の横(transverse)方向に対して直交する方向である。
【0011】
測定スロットは連続空間であるため、測定スロットとして形成される測定チャネルの長さ1hと高さ2hから流体抵抗が決まり、この流体抵抗は放出幅の横方向においては実質的に同じである。しかしながら、このための前提条件としては、スロット高さ2hがスロット長さ1h方向において一定となるようにするために、測定スロット壁の高精度の平行(parallelism)性が求められる。たとえ通常通りホッパーが二つの半分の部品(two halves)から組み立てられたとしても、先行技術について始めに説明した問題が、ホッパー組立ての際に発生する。
【0012】
図3と図4で示されているように、本発明の第1の典型的実施形態のカーテン式塗布機は、追加的測定ガイドチャネル2が、多数の個別ガイドチャネルに分割されるという点で、先行技術とは異なる。これらのガイドチャネルは、互いに間隔を置いて配置された管セクション2.1によって、放出幅に沿って注入口側で、第1の空隙1と接続される。管セクション2.1の長さと開口幅は、放出の幅に沿った流体抵抗を均一化するために、選択可能である。流れ方向Sでは、ガイドチャネルからのセクション流(section flows)を出口側で合流させるために、管セクション2.1の各々は、流れ方向Sでディフューザ2.2に合流する。第2の空隙4に入る前に、ガイドチャネルからのセクション流を合流させるために、ガイドチャネルのディフューザ2.2の放出側端と第2の空隙4との間で、測定チャネル3の高さの残りの部分を、マシン幅の測定スロットの形にしてもよい。第2の空隙4は、出口スロット5を介してカーテンの態様で、適用される塗布媒体を放出する。ガイドチャネルをホッパーの基礎本体(base body)2.4に配置することが好ましい。
【0013】
管セクション2.1とディフューザ2.2とを備えるガイドチャネルは、第1の空隙1から塗布機の流れの横方向(cross flow direction)に対して垂直方向、即ち、好適には、移動する紙もしくはボードウェブのマシン幅方向(cross-machine direction:CD)に対して垂直方向に延びる。この端に、ガイドチャネルを一列に配置することが好ましい。
放出の幅に沿ったガイドチャネルの流体抵抗は、実質的に等しく、少なくとも1mWC(9.81kPa)である。ガイドチャネルの管セクション2.1は、円状断面をもつことが好ましい。図3で示されているように、第1の空隙4は、放出の幅に渡って等しい長さをとることができない。塗布媒体が一端から供給される場合は、空隙1は、この放出端の反対に位置する他方の放出端に向かって先細りになる(tapers)。管セクション2.1の長さ1rおよび/または直径、および/または2つのガイドチャネルそれぞれの間の距離Xが、出口の幅に沿って異なる場合は、体積流量は均一化される。図3に示されているように、管セクション2.1の長さ1rを短くすると、第1の空隙1の長さも必然的に短くなる。放出の幅もしくは出口の幅の1メートル当たりのガイドチャネル数は、任意である。ガイドチャネル数は、10から33までの範囲内であることが好ましい。エッジフローを和らげるために、出口幅に渡るガイドチャネル間の距離Xを可変に設定することは有利である。
【0014】
図5から図7は、本発明のガイドチャネルの好適な詳細を示すものである。
図5に示されているように、管セクション2.1は、代替可能な差込み部品(inserts)として構成されることが好ましい。差込み部品は、注入口側に面取り部(chamfer)および/または円形部分R.1を有してもよい。
図6に示されているように、出口端の領域では、ガイドチャネルの頂部の幅bは、0.3mm以下である。さらに、ガイドチャネルは、ディフューザ2.2では、追加的に、丸められた出口端を備えていてもよい。流体力学の観点から、終端で望まれない渦流分離(vortex separations)が形成されないようにするために、流れ方向Sにおいて見られる複数のガイドチャネルの端領域に、頂部幅が0.3mm未満の平滑末端(blunt end)、あるいは、円形端を備えるように、ガイドチャネルを形成することは有利である。
【0015】
図7に示されているように、ディフューザ2.2は、それぞれ、注入口側に円形の断面を備え、出口では矩形断面に変化することが好ましい。流れを制限するディフューザ2.2の壁の広がり角βdは、ディフューザ2.2内で逆流の発生を回避するために、8度未満であることが好ましい。ガイドチャネルの円形管断材2.1のスロットの高さは2r0に指定され、ディフューザ2.2のスロットの高さは2Hに指定される。流れを制限する壁が広がるようにディフューザ2.2を構成することは有利である。
【0016】
図8は、管セクション2.1とディフューザ2.2とを備えるガイドチャネル内の流れの関係を模式的に示した図である。ディフューザ2.2の開口角は、αdで示される。Rはラジアル(radial)距離を示す。距離Rでの最大流速度をUmaxで示す。ディフューザの流れの速度分布が高い対称性を示して逆流を回避するように、ディフューザ2.2を構成することが好ましい。塗料の粘性が高く比較的低速であるため、これは発散(divergent)ジェフリー-ハメル(Jeffery-Hamel)流である。角αdは25度未満であることが好ましい。
流れを制限するディフューザ2.2の壁の臨界広がり角αdkは、方程式
【0017】
【数1】

に基づいて求めることができる。ここで、μは塗布媒体の粘性、pは塗布媒体密度、2b0=2r0、Vは出口幅1メートル当りの体積流量である。
【0018】
カーテン式塗布機において流れに触れる部分には、機械的化学的なストレスがかかる。
従って、ガイドチャネル、又は代替可能な差込み部品2.1と基礎本体2.4を製造することは利点がある。ここで、ディフューザ2.2は、モリブデン非含有クロム-ニッケル鋼(molybdenum-free Cr-Ni steels)や、モリブデン含有クロム-ニッケル鋼(molybdenum-containing Cr-Ni steels)や、フェライト・オーステナイト二相鋼(ferritic-austenitic duplex steels)などのステンレス鋼製であってもよい。
【0019】
代替的に、基礎本体は、熱可塑性物質製であってもよい。固有安定性、耐化学性、湿気に対する挙動(1.5%未満の吸湿性)、寸法安定性(0.1%未満の低膨潤性)に対する高い要件を満たすために、DIN EN ISO1043-1に対応するPEIやPEEKやPPSUやPTFEやPVDFやPOMなどの高機能プラスチック(非晶質だが部分的に結晶性)が、ホッパー、特に、基礎本体2.4を製造するための材料として適切である。
【0020】
本発明に基づいて説明したホッパーは、スライド型の方法あるいはスロット型の方法に基づくカーテン式塗布に使用することができる。
図9は、塗布媒体を放出するカーテン式塗布機の第2の典型的実施形態を示す。ここで、ホッパーは、放出幅に沿って延びる第1の空隙1と、出口スロット5を介して塗布媒体をカーテンの形態で放出する測定チャネル2のみを備える。第1の典型的実施形態で説明したように、測定チャネル2は、多数の個別ガイドチャネルに分割される。上記の説明は、ここで対応する方法においても当てはまる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
実質的に重力下で移動するカーテンの形態で、移動する紙もしくはボードウェブに塗布媒体を放出するカーテン式塗布機であって、
塗布媒体が少なくとも1つの供給ラインを介して供給される、放出幅に沿って延びる第1の空隙を含むホッパーと、出口スロットを介して塗布媒体をカーテンの態様で放出する測定チャネルを具備し、
前記測定チャネル(2)は多数の個別ガイドチャネルに分割され、
前記ガイドチャネルは、互いに間隔をおいて配置された管セクション(2.1)を備える第1空隙(1)に注入口側で放出幅に沿って隣接し、
放出幅に沿った流体抵抗を均一化するために管セクション(2.1)の開口の幅と長さが選択可能であり、
管セクション(2.1)は、それぞれ、ガイドチャネルからのセクション流を出口側で流れ方向(S)においてまとめるディフューザ(2.2)に変わる
ことを特徴とするカーテン式塗布機。
【請求項2】
前記出口スロットを介して塗布媒体をカーテンの形態で放出する第2の空隙(3)を備え、
前記測定チャネル(2)は、前記第1の空隙と前記第2の空隙(3)との間に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のカーテン式塗布機。
【請求項3】
前記ガイドチャネルは、前記第1の空隙(1)から前記塗布機の流れの横方向と直交する方向に延びる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカーテン式塗布機。
【請求項4】
放出幅に沿った前記ガイドチャネルの流体抵抗は、実質的に等しく、少なくとも1mWCである
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項5】
前記ガイドチャネルは一列に配置される
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項6】
前記ガイドチャネルの前記管セクション(2.1)は円形断面を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項7】
流れを制限するディフューザ(2.2)の壁の広がり角(αd)は、25°未満である
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項8】
流れを制限する各ディフューザ(2.2)の壁の広がり角(αd)は、前記塗布媒体の各々の体積流量と密度と動的粘度との関数として選択される
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項9】
前記ディフューザ(2.2)は、それぞれ、注入口側では円形断面を備え、出口では矩形断面に変化する
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項10】
前記管セクション(2.1)の長さおよび/または直径、および/または前記ガイドチャネル間の距離(X)は、出口幅方向で異なる
ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項11】
前記管セクション(2.1)は、代替可能な差込み部品として形成される
ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項12】
前記差込み部品は、注入口側に面取り部および/または丸み部分(R.1)を備える
ことを特徴とする請求項11に記載のカーテン式塗布機。
【請求項13】
前記ディフューザ(2.2)の出口端の領域では、前記ガイドチャネルは0.3mm以下の頂部幅を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項14】
前記ガイドチャネルは、丸み出口端を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。
【請求項15】
マシン幅のチャンバが、流れ方向において測定スロット(3)としてのガイドチャネルに隣接し、次に第2の空隙(4)に隣接する
ことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のカーテン式塗布機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−36856(P2011−36856A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−179780(P2010−179780)
【出願日】平成22年8月10日(2010.8.10)
【出願人】(507392808)アンドリッツ キスタース ゲーエムベーハー (8)
【氏名又は名称原語表記】Andritz Kuesters GmbH
【住所又は居所原語表記】Eduard−Kuesters−Str.1,47805 Krefeld,Germany
【Fターム(参考)】