説明

ガスセンサ

本発明は、特に車両空調装置のための、少なくとも1つのガス濃度を測定するためのガスセンサに関する。本発明によるガスセンサには、
基板(2)と、
基板上に固定されたIR放射線源(3)と、
基板上に固定されたIR検出器(4)と、
測定したいガス濃度を有するガスを収容するための測定室(9)と、
測定室(9)内でIR放射線源(3)とIR検出器(4)との間に配置された、IR放射線源(3)からIR検出器(4)へ光軸(A)に沿って直接伝達するIR放射線(S)を遮蔽するための遮蔽装置(12)と、
IR放射線源(3)から送り出されたIR放射線(S)を受容するための、凹状に湾曲させられた第1の鏡領域(7)およびIR放射線(S)をIR検出器(4)に向けて反射する、凹状に湾曲させられた第2の鏡領域(8)を有する反射面(6)とが設けられており、
測定室(9)が反射面(6)と基板(2)との間に形成されているようにした。
これにより、簡単かつコンパクトな構造が可能であり、測定信号が大きく、しかも動的な測定特性が良好である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス中での赤外線の吸収により、少なくとも1つのガス濃度を測定するためのガスセンサに関する。
【0002】
単数のガス濃度または種々異なる個別ガスの複数のガス濃度を測定するためのセンサは現在主として医学的または生物学的な使用分野または火災検出で使用される。分光学的な測定原理では、IR(Infrarot)放射線、すなわち赤外線が、ガス混合物の、種々異なる個別ガスにより、それぞれ固有の波長域で吸収されることが利用される。それにより、個別ガスのガス濃度は、絶対的な吸収の測定により、または基準波長域との比較での相対的な吸収の測定により求められることができる。
【0003】
この種のガスセンサは一般にIR放射線源とIR検出器とを有している。両者は光軸に沿って直線的に対向して位置している。関係するガス濃度が測定される、すなわちIR放射線の吸収が行われる測定領域は、光軸に沿って、IR放射線源とIR検出器との間に形成されている。IR検出器は受容されたIR放射線を一般に熱起電力に変換する。
【0004】
高い感度のために、この測定原理では、長い吸収経路、すなわち放射線源と検出器との間の相対的に大きな間隔が有利である。長い吸収経路の場合、検出器エレメントへの十分な放射線供給を得るために、相対的に強いIR放射線源が使用される。この強いIR放射線源は相応に高い電流消費量を有している。しかしながら、特に自動車分野での使用のために、この高い電流消費量は望ましいものではない。さらに、IR放射線源およびIR検出器が共通のモジュールとしてインストールされているガスセンサが高出力であったり、コンパクトに形成されたりしている場合には、漸次的な加熱が発生する。この加熱は、熱起電力を介して測定される測定信号に誤謬をもたらす。このために、極めて高い手間をかけてのみ、補償が達成されることができる。
【0005】
より短い吸収区間の場合、測定信号、特に信号対雑音比が低い。反射面の使用により、確かにまず吸収区間が拡大されることができる。しかしながら、一般により多くのコストが、必要な反射器により発生する。さらに、光学的な調整、場合によっては反射器の配置の事後的な修正も必要である。反射面での反射時にIR放射線の一部が吸収され、なおかつ散乱による反射損失も発生するので、やはり測定信号が減じられる。さらに、反射器において、ガス循環により把握されないデッド領域が形成される恐れがあり、このデッド領域は動的な測定特性を難しくする。
【0006】
これに対して、本発明によるガスセンサが有する特別な利点は、簡単で、安価で、コンパクトな構造が可能であり、それにもかかわらず、大きな測定信号、特に高い信号対雑音比が可能であり、動的な測定特性が良好であるという点にある。
【0007】
IR放射線源およびIR検出器が1つの共通の基板、有利にはプリント回路板上に取り付けられるので、例えばプリント回路板技術の標準的な実装法による、迅速で安価な製作が可能である。特に、唯一の基板面への装着はこの場合有利である。遮蔽装置により、IR放射線源とIR検出器との間の直接的な信号伝達が阻止される。その結果、測定は本発明による凹状に湾曲させられた鏡領域を介して実施される。
【0008】
湾曲させられた凹状の鏡領域は、有効な測定領域を光路の拡張なしに拡大する。有利には、それどころか集束、ひいては強度の向上が生ぜしめられることができる。測定室は反射面と基板との間に形成され、これにより大容積に、しかもそれにもかかわらずコンパクトに形成されることができる。
【0009】
別の光学的なコンポーネントの、基板上への装着は不要である。反射面は手間のかかる調整や事後的な修正なしに装着されることができる。それというのも、基板、ひいては検出器および放射線源に対するその相対的な位置が簡単に確定可能であるからである。この場合、プリント回路板への装着時に、すぐに機能することができる電気的な構成郡が形成される。この電気的な構成郡は、包囲するハウジング内への組み込み前に直接検査されることができる。
【0010】
反射面は反射器の内面として形成されていることができる。反射面は直接的に基板上に固定されるか、またはIR放射線源およびIR検出器に、ひいては間接的に基板上に固定される。これに対して択一的に、反射面がハウジングカバーの内面として形成されていてもよい。別の光学的なコンポーネントが不要であるので、簡単でコンパクトな構造が得られる。
【0011】
全回路は常温でのコンタクト形成技術を介して外界に、例えばプリント回路板とハウジングとの間の圧入ピンを介して接続されることができる。その結果、安価で、確実で、迅速なコンタクト形成が1回の作業ステップで可能である。
【0012】
横断面で見て球状、特に円筒形の反射面の使用時、ハウジングの全体的なサイズに比して長い吸収区間が実現可能である。放射線源が極めて密に反射面に配置されることにより、反射面での小さな入射角に基づいて、極めて僅かな放射損失、例えば4%程度の放射損失が発生するにすぎない。これにより、低い消費電力もしくは低い放射出力を有する放射線源が選択されることもできる。これにより、電流消費量は引き下げられる。この種の半円形もしくは円筒形の内面の場合、測定室内の最適なガス分布が達成されることができ、デッドボリュームまたはガスだまりが形成されることがない。それにより、正確かつ動的な測定が可能である。
【0013】
放物線状の鏡領域の使用時、測定室内には、大きな有効な測定領域が、IR放射線の強い集束に基づく高い信号強度で形成されることができる。
【0014】
本発明により、複数の検出器領域は長手方向で相前後して配置されていることができる。
【0015】
以下に添付図面を参照しながら本発明の幾つかの実施形態について説明する。
図1:円筒形の反射面を有する本発明によるガスセンサの断面図である。
図2:図1に示したIR放射線源の拡大詳細図である。
図3:ハウジングカバーに固定されたもしくは統合された円筒形の反射面を有する別の実施形態によるガスセンサの断面図である。
図4:図3に示したセンサの反射面の斜視図である。
図5:本発明によるガスセンサの、ガス通過開口を有するプリント回路板の一実施形態の平面図である。
図6:2つの球状の鏡領域を備えた反射面を有する別の実施形態によるガスセンサの断面図である。
図7:2つの放物線状の鏡領域を有する別の実施形態によるガスセンサの断面図である。
【0016】
ガス検出器1は、基板として役立つプリント回路板2と、プリント回路板2上に取り付けられたIR放射線源(赤外光源)3と、プリント回路板2上に取り付けられたIR検出器4とを有している。さらに、半円筒形の反射面6を有する反射器5が設けられている。反射器5はプリント回路板2と相俟って測定室9を包囲する。測定室9内で、単数または複数のガス濃度が測定される。本発明による反射面6は、少なくとも関係する赤外領域の放射線を反射し、かつ有利には金属層もしくは金属被覆として形成されているか、または完全に金属から形成されていることができる。
【0017】
図2に詳細に示したIR放射線源3は、IRランプ10、例えば白熱電球またはIR−LEDと、本発明により遮蔽装置として役立つ小形ハウジング12とを有している。小形ハウジング12は、有利には40゜〜60゜、例えば50゜の放射角αの下にあるIR放射線だけを放出する。IR放射線源3およびIR検出器4は円筒形の反射面6の近傍に配置されている。すなわち、反射面6の、IR放射線源3およびIR検出器4からの間隔Xは、反射面6の円直径Yに対して著しく小さく、有利には1:20〜1:40、例えば1:32の比にある。その結果、表面近傍での放射線転送だけが行われる。小形ハウジング12は一方では、IR放射線がIR放射線源3からIR検出器4へ光軸Aに沿って直接伝達してしまうことを阻止し、他方では、IR放射線をフラットな反射角の下でのみ円筒形の反射面6に向けて放出する。この場合、反射面6における反射角は例えば20゜〜40゜の範囲、例えば約30゜にある。IR放射線は円筒形の反射面6で、IR検出器4に到達するまでに複数回、例えば図1では約2回〜4回反射される。IR検出器4は例えばサーモパイルエレメントとして形成されていることができる。サーモパイルエレメントは受容されたIR放射線を温度差として測定し、熱起電力として出力する。これに対して択一的に、別のIR検出器が設けられていてもよい。本発明による図示のガス検出器の場合、測定室9の、プリント回路板2および反射面6による遮蔽に基づいて、外的な放射線の影響はほぼ排除されている。唯一のガス濃度が測定される場合、1つの放射線フィルタだけが、選択的に放射線源の領域内に、または検出器の手前にもしくは検出器内に統合されて設けられていることが必要である。種々異なるガス濃度がガス固有に測定されるべき場合、検出器4は相応に、複数の、固有の放射線フィルタを備えた検出器領域に分割されていることができる。検出器領域はその都度の波長域における吸収を測定する。
【0018】
IR放射線は本実施形態では、反射面6に沿って延在する狭い測定領域13を満たすにすぎない。測定室9の、内側の領域は、ガスの検出のためには役立たない。小さな反射角に基づいて、反射面6で行われるIR放射線の吸収は僅かにすぎない。その結果、複数回の反射にも関わらず、高い信号が達成される。加えて、図示の構造では、実質的にほぼ完全な、放射線源3から送り出された放射線がIR検出器4により把握される。
【0019】
測定室9と外室14との間のガス交換は本実施例では長手方向で、すなわちプリント回路板2の表面に対して平行に、かつ光軸Aに対して垂直に実施されることができる。さらに、プリント回路板2を貫いて延びるガス通路15を介したガス交換が可能である。さらに原理的には、反射器5が部分的に格子として形成されていることにより、反射器5を貫くガス通路も可能である。
【0020】
図3に示した実施形態では、プリント回路板2がハウジング下側部分16上に取り付けられている。ハウジング下側部分16上には、ハウジングカバー19が放射線を通さないように載置されている。この場合、反射面6はハウジングカバー19の凹状の内面に、例えばハウジングカバー19への溶かし込みまたはハウジングカバー19の円筒形の内面への金属層の蒸着により形成されている。
【0021】
測定室9と外室14との間のガス交換は本実施例では長手方向Lで可能である。このことは図4から見て取れる。ただし、閉鎖された前面および背面を備えた、ひいては長手方向Lでのガス交換を行わない構成も可能である。さらに、プリント回路板10に設けられたガス通路15を通したガス交換が可能である。ガス通路15は多孔質の膜20により閉鎖されている。
【0022】
図3に示した実施形態では、遮蔽装置がIR放射線源3の近傍ではなく、IR検出器4に設けられている。このために、サーモパイルチップとして形成されたIR検出器4は小形ハウジング22内に載置されている。小形ハウジング22は接続ピン23を介してプリント回路板2にコンタクト形成されている。この場合、IR放射線源3は、簡単な、遮蔽されていないランプ10として形成されていることができる。円筒形の反射面6を備えた本実施形態でも、IR放射線源3およびIR検出器4が反射面6の近傍に、例えば部分的に反射面6の下方に配置されている。
【0023】
有利には、プリント回路板2の、ハウジング下側部分16への固定およびコンタクト形成は、常温でのコンタクト形成技術(kalte Kontaktiertechnik)を介して実施されることができる。このことはプリント回路板2の、図3に示した断面図および図5に示した平面図から見て取れる。この場合、プリント回路板2上に、少なくとも1つの圧入ソケット24が形成されている。圧入ソケット24は接続ピン23に、図示されていない導体路およびパッドを介して接続されている。4つの圧入ソケット24を形成することにより、その位置および配置に基づいて、プリント回路板2の固定的なはめあいが達成されることができる。圧入ソケット24はハウジング下側部分16の圧入ピン26に差し込まれる。圧入ピン26はハウジング下側部分16の接続ソケット44のコンタクト25に接続されている。このことは図3に示した概略図に暗示されている。コンタクト25を介して、検出器チップ4の電流供給および信号受信ならびにIR放射線源3の電流供給が実施される。
【0024】
図5から見て取れるように、有利には複数の検出器4が長手方向Lで相前後して、例えば単数または複数の関連する波長域および基準波長域を測定するために配置されている。それにより、相対的な測定が可能になる。長手方向Lで引き延ばされた、例えば円筒状の構造に基づいて、複数の検出器の配置が容易になる。その際、IR放射線Sの複数の光路は至近に相並んで位置する。その結果、ガスの流動状況は類似しており、それぞれ異なるガス状況または流動状況による誤謬は少なくとも極めて僅かである。
【0025】
図6に示した実施形態では、IR放射線源3およびIR検出器4がそれぞれ反射面6の球状の鏡領域30,31に配置されている。鏡領域30,31は中央の平坦な面領域32を介して接続されている。本実施形態でも、断面図で示した反射面6は長手方向Lで延在する。その結果、面領域30,31は円筒形に形成されている。
【0026】
やはり、IR放射線源3および検出器4は球状の鏡領域30,31の近傍に、例えば図1で説明したのと同じ、間隔Xの、球状の鏡領域の円直径Yに対する比を有して配置されている。IR放射線源3の小形ハウジング12により形成される遮蔽装置は、IRランプ10の放射線Sの、球状の鏡領域30に向かって方向付けられている部分だけを通過させる。本実施形態では、図1〜図4に示した実施形態に対して、原理的により大きな回数の、鏡領域30,31,32から成る反射面6での反射が許可される。ここでも、反射はその都度相対的に小さな反射角の下で行われる。その結果、吸収、ひいては信号強度の損失が僅かである。中央の平坦な鏡領域32により、測定領域13は相応に拡大される。本実施形態でも、反射面6は、プリント回路板2もしくはIR放射線源3および検出器4に固定された反射器5により形成されるか、またはハウジングカバーの内面として形成されていることができる。
【0027】
図7に示した実施形態では、IR放射線源3および検出器4が、放物線状の鏡領域33,34の焦点に配置されている。放物線状の鏡領域33,34は、中央の平坦な面領域32を介して接続されており、1つの共通の光軸A上に位置する。やはり、中央の面領域32は鏡領域として形成されていることができる。ただし本実施形態では原理的に、鏡を成さない面領域32も可能である。
【0028】
やはり、遮蔽装置として役立つ小形ハウジング35は、反射面6の、放射線源3を包囲する放物線状の鏡領域33に向かう放射線Sだけを通過させる。その結果、放射線Sは放物線状の鏡領域33により光軸Aに対して平行に反射される。放射線は理想的な形で、中央の面領域32に衝突しない。入射する放射線Sは完全に、検出器4を包囲する第2の放物線状の鏡領域34により検出器4に向けて集束される。本実施形態では、放射線Sにより通過される測定領域13が理想的な形で、プリント回路板2と反射面6との間に形成される測定室9をほぼ完全に満たす。
【0029】
それにより、図7に示した実施形態では、IR放射線Sの、2回きりの反射が、すなわち放物面鏡領域33,34で行われる。フォーカシングは、検出器4の、より小さな領域で可能である。しかし、本実施形態での反射は、図1〜図6に示した実施形態に比べてより大きな反射角でもって、ひいては、場合によってはより大きな放射損失を伴って実施される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】円筒形の反射面を有する本発明によるガスセンサの断面図である。
【図2】図1に示したIR放射線源の拡大詳細図である。
【図3】ハウジングカバーに固定されたもしくは統合された円筒形の反射面を有する別の実施形態によるガスセンサの断面図である。
【図4】図3に示したセンサの反射面の斜視図である。
【図5】本発明によるガスセンサの、ガス通過開口を有するプリント回路板の一実施形態の平面図である。
【図6】2つの球状の鏡領域を備えた反射面を有する別の実施形態によるガスセンサの断面図である。
【図7】2つの放物線状の鏡領域を有する別の実施形態によるガスセンサの断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特に車両空調装置のための、少なくとも1つのガス濃度を測定するためのガスセンサにおいて、
基板(2)と、
基板(2)上に固定されたIR放射線源(3)と、
基板(2)上に固定されたIR検出器(4)と、
測定したいガス濃度を有するガスを収容するための測定室(9)と、
測定室(9)内でIR放射線源(3)とIR検出器(4)との間に配置された、IR放射線源(3)からIR検出器(4)へ光軸(A)に沿って直接伝達するIR放射線(S)を遮蔽するための遮蔽装置(12,22,35)と、
IR放射線源(3)から送り出されたIR放射線(S)を受容するための、凹状に湾曲させられた第1の鏡領域(7,30,33)およびIR放射線(S)をIR検出器(4)に向けて反射する、凹状に湾曲させられた第2の鏡領域(8,31,34)を有する反射面(6)とが設けられており、
測定室(9)が反射面(6)と基板(2)との間に形成されている
ことを特徴とするガスセンサ。
【請求項2】
第1の鏡領域(7,30)および第2の鏡領域(8,31)が球状の横断面を備えて形成されている、請求項1記載のガスセンサ。
【請求項3】
反射面(6)が実質的に半円形に形成されている、請求項2記載のガスセンサ。
【請求項4】
反射面(6)が、第1の球状の鏡領域(30)と、該第1の球状の鏡領域(30)から光軸(A)の方向で間隔を置いた第2の球状の鏡領域(31)と、球状の鏡領域(30,31)を接続する中央の平坦な鏡領域(32)とを有している、請求項2記載のガスセンサ。
【請求項5】
IR放射線源(3)およびIR検出器(4)が反射面(6)に隣接する、請求項2から4までのいずれか1項記載のガスセンサ。
【請求項6】
IR放射線源(3)がIR放射線(S)を、45゜よりも小さな入射角の下で第1の鏡領域(7,30)に向けて送り出す、請求項2から5までのいずれか1項記載のガスセンサ。
【請求項7】
反射面(6)が、その焦点にIR放射線源(3)が配置されている第1の放物線状の鏡領域(33)と、その焦点にIR検出器(4)が配置されている第2の放物線状の鏡領域(34)とを有している、請求項1記載のガスセンサ。
【請求項8】
放物線状の鏡領域(33,34)が光軸(A)の方向で互いに間隔を置いており、まっすぐな面領域(32)を介して接続されている、請求項7記載のガスセンサ。
【請求項9】
前記まっすぐな面領域が、反射する鏡領域(32)として形成されている、請求項8記載のガスセンサ。
【請求項10】
遮蔽装置(12,35)がIR放射線源(3)の近傍に形成されているか、またはIR放射線源(3)の部分、特にIRランプ(10)を包囲する小形ハウジング(12,35)として形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のガスセンサ。
【請求項11】
遮蔽装置がIR検出器(4)の近傍に形成されているか、またはIR検出器(4)の部分、特にIR検出器(4)を包囲する小形ハウジング(22)として形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のガスセンサ。
【請求項12】
基板がプリント回路板(2)である、請求項1から11までのいずれか1項記載のガスセンサ。
【請求項13】
反射面(6)が、基板表面に対して平行に、かつ光軸(A)に対して垂直に延びる長手方向(L)で一様に延在する、請求項1から12までのいずれか1項記載のガスセンサ。
【請求項14】
唯一のIR放射線源(3)と、少なくとも2つの、長手方向(L)で相前後して配置された検出器(4)とが設けられている、請求項1から13までのいずれか1項記載のガスセンサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2006−514745(P2006−514745A)
【公表日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−518306(P2005−518306)
【出願日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【国際出願番号】PCT/DE2004/002399
【国際公開番号】WO2005/062024
【国際公開日】平成17年7月7日(2005.7.7)
【出願人】(390023711)ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング (2,908)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【住所又は居所原語表記】Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】