説明

ガスバリヤー用コーティング剤の製造方法

【課題】 幅広い湿度範囲においてもガスバリヤー性に優れた積層体が得られるガスバリヤー用コーティング剤の製造方法を提供する。特に、食品包装用フィルムに用いる酸素ガスバリヤー性積層体の製造に好適なガスバリヤー用コーティング剤の製造方法を提供する。
【解決手段】 粘度平均重合度が100〜1000であり、重量平均重合度(Pw)と数平均重合度(Pn)の比Pw/Pnが2.4以上であり、炭素数が4以下のα−オレフィン単位を2〜19モル%含有するポリビニルアルコール系重合体を水溶液として基材フィルムに塗布するガスバリヤー用コーティング剤の製造方法によって、上記課題を解決することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は包装用、特に食品包装用フィルムに用いる酸素ガスバリヤー性積層体の製造に好適なガスバリヤー用コーティング剤の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
酸素ガスバリヤー性フィルムおよびそれを用いた包装材はよく知られている。最も完璧な酸素ガスバリヤー性を有するものとしてはアルミニウム(以下「Al」と略記する。)箔があるが、Al単独ではピンホール強度が弱く、特殊な例を除いて使用できないので、ラミネートフィルムの中間層として使用されることが多い。このラミネートフィルムのガスバリヤー性はほぼ完璧なものであるが、不透明なため内容物が見えないこと等の欠点がある。
【0003】
他の酸素ガスバリヤー性フィルムとしてはポリ塩化ビニリデン(以下「PVDC」と略記する。)のフィルムおよびPVDCコーティングフィルムが知られている。特にPVDCのコーティングフィルムはよく知られており、酸素ガスおよび水蒸気のバリヤー性が必要な場合、ラミネート用基材フィルムとして使用されている。PVDCは吸湿性が殆どなく、高湿下でも良好なガスバリヤー性を有するため、種々の基材にコーティングされて用いられる。基材としては、例えば二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)、セロファン等のフィルムが使用されている。そしてラミネートされたフィルムはガスバリヤー性を有しており、乾燥物や水物などの種々の食品包装に利用されている。しかしこれらの包装材料は使用された後、家庭から一般廃棄物として廃棄されることとなるが、PVDCは燃焼により塩化水素ガスを生じることから、他材料への移行が強く望まれている。しかし性能やコスト面からこのPVDCに代わる素材は見出されていない。
【0004】
また、酸素ガスバリヤー性フィルムとしてポリビニルアルコール(以下「PVA」と略記する。)系フィルムもよく知られている。PVAフィルムは吸湿の少ない状態では非常に酸素ガスバリヤー性の良いフィルムであるが、吸湿が激しく、相対湿度が70%を越えるあたりから酸素ガスバリヤー性が急激に悪化し、実用性に乏しいと考えられている。また基材フィルムとして用いられるOPPやOPETとの接着性が低いという問題点も有している。PVAの吸湿性を改良するため、エチレンを20モル%以上共重合させてエチレン・ビニルアルコール共重合体(以下「EVOH」と略記する。)としたり、PVAの両面にPVDCをコーティングして防湿対策を施したものも提案されている。しかしEVOHの場合にはコーティング面に筋が発生するという問題があり、PVDCをコーティングしたものは焼却時に塩化水素ガスが発生するという問題がある。
また、高湿度下での酸素ガスバリヤー性を向上させる目的で、PVAとジルコニウム化合物とを混合し、混合液をベースフィルム上に塗布する方法も提案されている。しかしこの場合、混合液の粘度安定性が著しく悪く、塗膜の厚みむらが大きい等の致命的問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、上記の問題点のないフィルム用コーティング剤の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、PVDCに代わる安価な材料で、高湿度下での酸素ガスバリヤー性に優れた樹脂について鋭意検討した結果、粘度平均重合度が100〜1000であり、重量平均重合度(Pw)と数平均重合度(Pn)の比Pw/Pnが2.4以上であり、炭素数が4以下のα−オレフィン単位を2〜19モル%含有するポリビニルアルコール系重合体を水溶液として基材フィルムに塗布するガスバリヤー用コーティング剤(好ましくはフィルム塗布用コーティング剤)の製造方法を見出し、本発明を完成させるに至った。
【発明の効果】
【0007】
本発明のガスバリヤー用コーティング剤の製造方法では、幅広い湿度範囲においてもガスバリヤー性に優れた積層体が得られる。特に、食品包装用フィルムに用いる酸素ガスバリヤー性積層体の製造に好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明をさらに詳しく説明する。
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体は、粘度平均重合度が100〜1000であり、重量平均重合度(Pw)と数平均重合度(Pn)の比Pw/Pnが2.4以上であり、炭素数が4以下のα−オレフィン単位を2〜19モル%含有するポリビニルアルコール系重合体であるが、より好ましくはポリビニルアルコール系重合体のけん化度が90〜99.99モル%であり、酢酸ナトリウム含有量が0.01〜2重量%であり、さらに好ましくはシリル基を5モル%以下含有するものが好ましい。
【0009】
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体の粘度平均重合度は100〜1000であり、好ましくは200〜600、さらに好ましくは250〜550である。粘度平均重合度が100より低い場合は強度が不足し、1000を越える場合は溶液安定性が不足する。
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体は重量平均重合度(Pw)と数平均重合度(Pn)の比Pw/Pnが2.4以上であり、好ましくは2.5以上、さらに好ましくは2.7以上である。Pw/Pnが2.4未満では十分なバリアー性が得られない。Pw/Pnの上限は10以下が好ましい。
なお、本発明におけるPw/Pnの測定は、GPCを用いて行い、単分散PMMAを標品とし、移動相に20ミリモル/リットルのトリフルオロ酢酸ソーダを加えたヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)を用い、40℃で測定したときの値である。
【0010】
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体の炭素数が4以下のα−オレフィンの変性度は2〜19モル%であり、好ましくは4〜16モル%、さらに好ましくは6〜15モル%である。炭素数が4以下のα−オレフィンの変性度が3モル%未満では良好なバリヤー性が得られず、19モル%を越える場合は溶性安定性が不足する。
【0011】
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体のけん化度は、90〜99.99モル%が必要であり、好ましくは97〜99.95モル%以上、さらに好ましくは98.5〜99.90モル%以上である。けん化度が99.99モル%を越えるものは工業的に得ることが困難であり、けん化度90モル%未満では十分なバリヤー性は得られない。
【0012】
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体に含有する酢酸ソーダ量は0.01〜2重量%以下であり、好ましくは0.02〜1重量%以下、さらに好ましくは0.03〜0.5重量%以下、最も好ましくは0.35〜0.45重量%以下である。酢酸ソーダ含有量が0.01〜2重量%の範囲にないときは十分なバリヤー性は得られにくい。
【0013】
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体のシリル基の含有量は5モル%以下であり、好ましくは3モル%以下さらに好ましくは0.1〜1.5モル%である。シリル基含有量が5モル%を越えると該ポリビニルアルコール水溶液が著しく不安定となる。
【0014】
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体のα−オレフィンの種類は炭素数が4以下であれば特に制限はないが、エチレン、プロピレンが好適に用いられる。
【0015】
本発明に用いるポリビニルアルコール系重合体の製造方法は特に制限はないが、Pw/Pnを2.4以上とするため、2段重合により重合系で分子量分布を広げる方法、あるいは2種以上のポリビニルアルコール系重合体をブレンドする方法が好適に用いられる。
【0016】
本発明のポリビニルアルコール系重合体は、本発明の性能を損なわない範囲であれば、カルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基またはこれらの塩を側鎖または分子末端に有しても良い。炭素数が4以下のα−オレフィン以外で変性する場合には、その変性量は通常0.05〜10モル%である。
【0017】
本発明のポリビニルアルコール系重合体は通常単体で用いても良いが、さらに耐水性を付与する目的で一般公知の架橋剤を併用し組成物として使用することが可能である。架橋剤としては、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、アルデヒド化合物、シリカ化合物、アルミ化合物、硼素化合物、ジルコニウム化合物等が挙げられるが、コロイダルシリカ、アルキルシリケート等シリカ化合物、ジルコニウム化合物が好適に用いられる。これら架橋剤の添加量は、本発明の特徴を損なわない程度であれば特に制限はないが、ポリビニルアルコール系重合体100重量部に対して1〜60重量部であり、好ましくは10〜40重量部、さらに好ましくは15〜30重量部である。架橋剤添加量が60重量部を越える場合は、バリヤー性に悪影響を与えることがある。
【0018】
本発明のポリビニルアルコール系重合体は水溶液としてポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルムあるいはポリアミドフィルム等の基材フィルム上に塗布される。これらの基材フィルムは従来公知のものが好適に用いられ、たとえばシンジオタクティック、アイソタクティック等基材フィルムの構造に制限はない。
【0019】
ポリビニルアルコール系重合体よりなる樹脂水溶液を塗布する際、界面活性剤、レベリング剤等を添加しても良い。また、本発明のポリビニルアルコール樹脂水溶液に防黴剤、防腐剤等を添加することを何ら制限するものではない。
塗工時の水溶液温度は20℃〜80℃で好適に行われ、塗工方法もグラビアロールコーティング法、リバースグラビアコーティング法、リバースロールコーティング法、マイヤーバーコーティング法等一般公知の方法が好適に用いられる。
【0020】
本発明のポリビニルアルコール層の塗工厚みは何ら制限はないが、通常0.1〜20μmである。
【0021】
本発明のポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルムあるいは、ポリアミドフィルム等の基材フィルムには珪素(Si)が含まれていることが好ましい。その含有量は2重量%以下であることが好ましく、さらに好ましくは1重量%以下、より好ましくは0.1〜0.5重量%である。珪素含有量が0.1〜2重量%の範囲でポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルムあるいは、ポリアミドフィルム層と本発明のフィルム塗布用樹脂との接着性が向上する。用いられる珪素はシリカ化合物より導入されるものであり、酸化珪素、アルキルシリケート等、一般公知のシリカ化合物が用いられるが、コロイダルシリカ(SiO)が好適に用いられる。
シリカ化合物の導入方法はポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルムあるいは、ポリアミドフィルムの成膜時にあらかじめ樹脂中に混合する方法が一般的である。
【0022】
また該ポリビニルアルコール重合体あるいはその組成物層と該ポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルムあるいは、ポリアミドフィルム層との間に、接着層として一般公知のアンカーコート剤層をもうけることは何ら問題ない。
【0023】
本発明のポリビニルアルコール系重合体を基材フィルムに塗布した後、延伸、熱処理等は自由に施すことができる。延伸倍率、熱処理温度等は基材フィルムにより異なるが、従来公知の範囲でよい。
【0024】
得られたガスバリヤー性積層体フィルムは、本発明のポリビニルアルコール系重合体を塗布した側にヒートシール樹脂層が形成される。ヒートシール樹脂層の形成は、通常押し出しラミネート法あるいはドライラミネート法によりなされる。
ヒートシール樹脂としてはHDPE,LDPE、LLDPEなどのポリエチレン樹脂類、PP樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体、アイオノマー樹脂など、通常ヒートシール樹脂として使用されるものがそのまま使用できる。
【0025】
次に本発明を以下の実施例、比較例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0026】
実施例1
エチレン変性度15mol%のポリ酢酸ビニルA(完全けん化したときの粘度平均重合度は300)の20重量%メタノール溶液95重量部とエチレン無変性のポリ酢酸ビニルB(完全けん化したときの粘度平均重合度は50)の20重量%メタノール溶液5重量部をブレンドした後、40℃で苛性ソーダを触媒としてけん化反応を行い、得られた樹脂をメタノールソックスレーで24時間洗浄した。得られたポリビニルアルコールの粘度平均重合度は280,けん化度は99.0mol%、含有酢酸ソーダは0.2重量%、Pw/Pn=2.41であった。
これを水中に撹拌下徐々に添加し、均一に分散させたあと、約95℃に加熱して完全に溶解させた。次いで濾過をしてから冷却することにより、20重量%のポリビニルアルコール溶液を調製した。
コロナ処理を施された厚み20μmのOPP基材フィルムに、グラビアコーターにてウレタン系アンカーコート剤を0.2μmの厚みで塗布し、続いて上記ポリビニルアルコール溶液を50℃でコーティングし、100℃で乾燥した。得られたポリビニルアルコールコーティング層の厚みは1.8μmであった。得られた積層体の酸素透過量(OTR)を測定した。なお酸素透過量測定フィルムは温度20℃、相対湿度85%の状態で5日間放置したものを用い、同条件で酸素透過量を測定した。酸素透過量測定結果を2μmの厚みに換算した値は9.8cc/m・day・atomであった。
【0027】
実施例2
ポリ酢酸ビニルAとして、エチレン変性度12mol%(完全けん化したときの粘度平均重合度は400)のポリ酢酸ビニルの20重量%メタノール溶液90重量部と、ポリ酢酸ビニルBとして、エチレン無変性(完全けん化したときの粘度平均重合度は100)のポリ酢酸ビニルの20重量%メタノール溶液10重量部を用いた以外は、実施例1と同様に実験を行った。
得られたポリビニルアルコールの粘度平均重合度は360,けん化度は99.5mol%、含有酢酸ソーダは0.3重量%、Pw/Pn=2.41であった。また2μmの厚みに換算した酸素透過量(OTR)は9.7cc/m・day・atomであった。
【0028】
実施例3
ポリ酢酸ビニルAとして、エチレン変性度10mol%(完全けん化したときの粘度平均重合度は500)のポリ酢酸ビニルの20重量%メタノール溶液90重量部と、ポリ酢酸ビニルBとして、エチレン無変性(完全けん化したときの粘度平均重合度は50)のポリ酢酸ビニルの20重量%メタノール溶液10重量部を用いた以外は、実施例1と同様に実験を行った。
得られたポリビニルアルコールの粘度平均重合度は435,けん化度は99.0mol%、含有酢酸ソーダは0.15重量%、Pw/Pn=3.5であった。また2μmの厚みに換算した酸素透過量(OTR)は5.2cc/m・day・atomであった。
【0029】
実施例4
ポリ酢酸ビニルAとして、エチレン変性度8mol%(完全けん化したときの粘度平均重合度は600)のポリ酢酸ビニルの20重量%メタノール溶液70重量部と、ポリ酢酸ビニルBとして、エチレン変性度10mol%(完全けん化したときの粘度平均重合度は200)のポリ酢酸ビニルの20重量%メタノール溶液30重量部を用いた以外は、実施例1と同様に実験を行った。
得られたポリビニルアルコールの粘度平均重合度は460,けん化度は98.0mol%、含有酢酸ソーダは0.08重量%、Pw/Pn=2.56であった。また2μmの厚みに換算した酸素透過量(OTR)は7.1cc/m・day・atomであった。
【0030】
実施例5
ポリ酢酸ビニルAとして、エチレン変性度8mol%、シリル基変性度0.3mol%(完全けん化したときの粘度平均重合度は500)のポリ酢酸ビニルの20重量%メタノール溶液80重量部と、ポリ酢酸ビニルBとして、エチレン変性度10mol%(完全けん化したときの粘度平均重合度は100)のポリ酢酸ビニルの20重量%メタノール溶液20重量部を用いた以外は、実施例1と同様に実験を行った。
得られたポリビニルアルコールの粘度平均重合度は400,けん化度は99.5mol%、含有酢酸ソーダは0.06重量%、Pw/Pn=3.02であった。また2μmの厚みに換算した酸素透過量(OTR)は6.3cc/m・day・atomであった。
【0031】
比較例1
ポリ酢酸ビニルとして、エチレン変性度8mol%(完全けん化したときの粘度平均重合度は500)のポリ酢酸ビニルのみを用いた以外は、実施例1と同様に実験を行った。
得られたポリビニルアルコールの粘度平均重合度は500,けん化度は98.3mol%、含有酢酸ソーダは0.32重量%、Pw/Pn=2.25であった。また2μmの厚みに換算した酸素透過量(OTR)は68cc/m・day・atomであった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粘度平均重合度が100〜1000であり、重量平均重合度(Pw)と数平均重合度(Pn)の比Pw/Pnが2.4以上であり、炭素数が4以下のα−オレフィン単位を2〜19モル%含有するポリビニルアルコール系重合体を水溶液として基材フィルムに塗布するガスバリヤー用コーティング剤の製造方法
【請求項2】
ポリビニルアルコール系重合体のけん化度が90〜99.99モル%である請求項1に記載のガスバリヤー用コーティング剤の製造方法
【請求項3】
ポリビニルアルコール系重合体が酢酸ナトリウムを0.01〜2重量%含有する請求項1または2に記載のガスバリヤー用コーティング剤の製造方法
【請求項4】
ポリビニルアルコール系重合体がシリル基を5モル%以下含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスバリヤー用コーティング剤の製造方法
【請求項5】
ポリビニルアルコール系重合体が、炭素数が4以下のα−オレフィン単位を2〜12モル%含有するポリビニルアルコール系重合体である請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスバリヤー用コーティング剤の製造方法。

【公開番号】特開2008−150608(P2008−150608A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−333417(P2007−333417)
【出願日】平成19年12月26日(2007.12.26)
【分割の表示】特願平11−7329の分割
【原出願日】平成11年1月14日(1999.1.14)
【出願人】(000001085)株式会社クラレ (1,607)
【Fターム(参考)】