キナーゼ阻害剤としてのチエノ−ピリジノン誘導体
アリールカルボニル又はヘテロアリールカルボニル部分により3位で置換されている一連のチエノ[2,3−b]ピリジン−6(7H)−オン誘導体は、p38MAPキナーゼの阻害剤であるので、医薬品で、例えば免疫又は炎症性疾患を治療及び/又は予防する際に使用することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物又はその医薬的に許容できる塩若しくは溶媒和物
【化1】
[式中、
R1は、(C3〜C7シクロアルキル)メチル、アリール又はヘテロアリールを表し、これらの基はいずれも、1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
R2は、水素、ニトロ、シアノ、−CO2Ra、−CONRbRc、−NRbRc、−NRdCORa、−NRdCO2Ra、−NRdCONRbRc、−NRdSO2Ra又は−NRdCONHNHSO2Raを表し、
R3は、置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表し、
Raは、水素、C1〜C6アルキル[アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]又はC3〜C7ヘテロシクロアルキル(C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)を表し、
Rbは、水素、C1〜C6アルキル[ヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ若しくはC3〜C7ヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい]、C2〜C6アルケニル、C3〜C7シクロアルキル[アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]又はC3〜C7ヘテロシクロアルキル(C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)を表し、及び
Rcは、水素又はC1〜C6アルキルを表すか、又は
Rb及びRcはそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イル[ヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]、ピロリジン−1−イル[ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]、ピペリジン−1−イル[ヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]、ピペラジン−1−イル(C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)又はモルホリン−4−イルを表し、及び
Rdは、水素又はC1〜C6アルキルを表す]。
【請求項2】
R1は、シクロプロピルメチル、フェニル、フルオロフェニル、クロロフェニル、ジフルオロフェニル、メチルフェニル、ピリジニル又はジメチルアミノ−ピリジニルを表す、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R3は、フェニル、フルオロフェニル、ジフルオロフェニル、クロロフェニル、(クロロ)(フルオロ)フェニル、ブロモフェニル、シアノフェニル、メチルフェニル、(フルオロ)(メチル)フェニル、ジメチルフェニル、トリフルオロメチル−フェニル、メトキシフェニル、(エトキシ)(メチル)フェニル、ジフルオロメトキシ−フェニル、トリフルオロメトキシ−フェニル、ピリジニル、メチルピリジニル、チエニル又はチアゾリルを表す、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
式(IIA)で表される請求項1に記載の化合物並びにその医薬的に許容できる塩及び溶媒和物
【化2】
[式中、
Xは、CH又はNを表し、
Yは、CH又はNを表し、
R11、R12、R31及びR32は独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、C1〜C6アルキルスルホニル、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、アミノカルボニル又はC2〜C6アルコキシカルボニルを表し;及び
R2は、請求項1に定義の通りである]。
【請求項5】
R2は、−NRbRcを表し、ここで、Rb及びRcは、請求項1に定義の通りである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
式(IIB)で表される請求項1に記載の化合物並びにその医薬的に許容できる塩及び溶媒和物
【化3】
[式中、
Wは、アゼチジン、ピロリジン又はピペリジン環の残基を表し、
R21は、水素又はC1〜C6アルキルを表し、及び
R1及びR3は、請求項1に定義の通りである]。
【請求項7】
R21はメチルを表す、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
本明細書で実施例のいずれか一例に具体的に開示されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容できる塩若しくは溶媒和物を医薬的に許容できる担体と共に含む医薬組成物。
【請求項10】
p38MAPキナーゼの阻害剤を必要とする障害を治療及び/又は予防するための薬剤を製造するための、請求項1に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容できる塩若しくは溶媒和物の使用。
【請求項11】
p38MAPキナーゼの阻害剤を必要とする障害を治療及び/又は予防する方法であって、有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容できる塩若しくは溶媒和物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む方法。
【請求項1】
式(I)の化合物又はその医薬的に許容できる塩若しくは溶媒和物
【化1】
[式中、
R1は、(C3〜C7シクロアルキル)メチル、アリール又はヘテロアリールを表し、これらの基はいずれも、1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
R2は、水素、ニトロ、シアノ、−CO2Ra、−CONRbRc、−NRbRc、−NRdCORa、−NRdCO2Ra、−NRdCONRbRc、−NRdSO2Ra又は−NRdCONHNHSO2Raを表し、
R3は、置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表し、
Raは、水素、C1〜C6アルキル[アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]又はC3〜C7ヘテロシクロアルキル(C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)を表し、
Rbは、水素、C1〜C6アルキル[ヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ若しくはC3〜C7ヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい]、C2〜C6アルケニル、C3〜C7シクロアルキル[アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]又はC3〜C7ヘテロシクロアルキル(C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)を表し、及び
Rcは、水素又はC1〜C6アルキルを表すか、又は
Rb及びRcはそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イル[ヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]、ピロリジン−1−イル[ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]、ピペリジン−1−イル[ヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C6)アルキルアミノで置換されていてもよい]、ピペラジン−1−イル(C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)又はモルホリン−4−イルを表し、及び
Rdは、水素又はC1〜C6アルキルを表す]。
【請求項2】
R1は、シクロプロピルメチル、フェニル、フルオロフェニル、クロロフェニル、ジフルオロフェニル、メチルフェニル、ピリジニル又はジメチルアミノ−ピリジニルを表す、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R3は、フェニル、フルオロフェニル、ジフルオロフェニル、クロロフェニル、(クロロ)(フルオロ)フェニル、ブロモフェニル、シアノフェニル、メチルフェニル、(フルオロ)(メチル)フェニル、ジメチルフェニル、トリフルオロメチル−フェニル、メトキシフェニル、(エトキシ)(メチル)フェニル、ジフルオロメトキシ−フェニル、トリフルオロメトキシ−フェニル、ピリジニル、メチルピリジニル、チエニル又はチアゾリルを表す、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
式(IIA)で表される請求項1に記載の化合物並びにその医薬的に許容できる塩及び溶媒和物
【化2】
[式中、
Xは、CH又はNを表し、
Yは、CH又はNを表し、
R11、R12、R31及びR32は独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、C1〜C6アルキルスルホニル、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、アミノカルボニル又はC2〜C6アルコキシカルボニルを表し;及び
R2は、請求項1に定義の通りである]。
【請求項5】
R2は、−NRbRcを表し、ここで、Rb及びRcは、請求項1に定義の通りである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
式(IIB)で表される請求項1に記載の化合物並びにその医薬的に許容できる塩及び溶媒和物
【化3】
[式中、
Wは、アゼチジン、ピロリジン又はピペリジン環の残基を表し、
R21は、水素又はC1〜C6アルキルを表し、及び
R1及びR3は、請求項1に定義の通りである]。
【請求項7】
R21はメチルを表す、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
本明細書で実施例のいずれか一例に具体的に開示されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容できる塩若しくは溶媒和物を医薬的に許容できる担体と共に含む医薬組成物。
【請求項10】
p38MAPキナーゼの阻害剤を必要とする障害を治療及び/又は予防するための薬剤を製造するための、請求項1に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容できる塩若しくは溶媒和物の使用。
【請求項11】
p38MAPキナーゼの阻害剤を必要とする障害を治療及び/又は予防する方法であって、有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容できる塩若しくは溶媒和物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む方法。
【公表番号】特表2007−509123(P2007−509123A)
【公表日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−536178(P2006−536178)
【出願日】平成16年10月22日(2004.10.22)
【国際出願番号】PCT/GB2004/004490
【国際公開番号】WO2005/042540
【国際公開日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(501460693)セルテック アール アンド ディ リミテッド (29)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月22日(2004.10.22)
【国際出願番号】PCT/GB2004/004490
【国際公開番号】WO2005/042540
【国際公開日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(501460693)セルテック アール アンド ディ リミテッド (29)
【Fターム(参考)】
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