説明

キノリルプロピルピペリジン誘導体およびその抗菌性物質としての使用

本発明は、キノリルプロピルピペリジン誘導体および抗菌性物質としての使用に関し、各種異性体形、析出物または混合物、さらには塩類に属し、R1aが、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アミン、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアミノ、アルキルオキシアミノまたはアルキルアルキルオキシアミノとし、R1bが水素とし、あるいは、R1aおよびR1bがオキソを形成し、R2が、カルボキシル、カルボキシメチルまたはヒドロキシメチルとし、R3が、フェニルチオによって置換されるアルキルであるか、任意にハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメソキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンまたはアミンによって置換されるアルキルとし、あるいはまた、ハロゲンまたはトリフルオロメチルによって任意に置換されるシクロアルキルチオ(3〜7メンバー)によって、または、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメソキシ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、シアンまたはアミンによって任意に置換されるヘテロアリルチオ(5〜6メンバーおよび窒素、酸素、硫黄から選択された1〜4ヘテロ原子)によって置換することができ、さらにまたR3は、フェニルまたは前記ヘテロアリルによって置換されるプロパジルとし、R4は、アルキル、アルキル−CH2−またはアルキニル−CH2−、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルとする一般式(I)のキノリルプロピルピペリジン誘導体、それらの調製法および中間体とそれらを含む組成物。 これらの新規誘導体は、有効な抗菌性物質である。
【化1】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種異性体で、鏡像異性体形でジアステレオ異性体形で、析出物または混合物で、さらには塩類に属し、R1aが、水素またはハロゲン原子またはヒドロキシル、アミン、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアミノ、アルキルオキシアミノまたはアルキルアルキルオキシアミノ・ラジカルとし、そして、R1bが、水素原子とし、また、R2aおよびR1bが、オキソ・グループを形成し、Rが、カルボキシル、カルボキシメチルまたはヒドロキシメチル・ラジカルを表し、Rが、フェニルチオ・ラジカルによって置換されるアルキル(1〜6個の炭素原子)を表すが、ここで、そのフェニルチオ・ラジカルは、それ自身で1〜4個の置換基を運ぶことができ、その置換基は、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンおよびアミノからなるグループから選択され、あるいは、周期的部分が3〜7個のメンバーを含むシクロアルキルチオ・ラジカルによって、それ自身でハロゲンおよびトリフルオロメチルから選択される1個またはそれ以上の置換基を運ぶことができ、あるいは、窒素、酸素および硫黄から選択された1〜4個のヘテロ原子から成る5−〜6−メンバーのヘテロアリルチオ・ラジカルによって、それ自身でハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、およびカルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンおよびアミンから成るグループから選択される1個またはそれ以上の置換基を運ぶことができ、あるいはまた、Rは、フェニル・ラジカルによって置換されるプロパギル・ラジカルを表すが、ここで、そのフェニル・ラジカルは、それ自身でハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンおよびアミンから成るグループから選択される1〜4個の置換基を運ぶことができ、あるいは、ハロゲンおよびトリフルオロメチルから選択された1〜4個の置換基を運ぶことができる3−〜7−メンバーのシクロアルキル・ラジカルによって置換され、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンおよびアミンから成るグループから選択された1個またはそれ以上の置換基を運ぶことができる5−〜6−メンバーのヘテロアリル・ラジカルによって置換され、そして、Rは、1〜6個の炭素原子を含むアルキル・ラジカル、アルケニルまたはアルキニル部が2〜6個の炭素原子を含むアルケニル−CH−またはアルキニル−CH−ラジカル、シクロアルキル、またはシクロアルキル部が3〜8個の炭素原子を含むシクロアルキルアルキル・ラジカルを表す一般式
【化1】

と一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項2】
1aをヒドロキシル・ラジカルとし、Rを水素原子とする請求項1における式(I)の誘導体。
【請求項3】
1aおよびR2aがオキソ・グループを形成する請求項1における式(I)の誘導体。
【請求項4】
が1〜6個の炭素原子を含むアルキル・ラジカルを表す請求項1〜3における式(I)の誘導体。
【請求項5】
がカルボキシル・ラジカルを表す請求項1〜4における式(I)の誘導体。
【請求項6】
が、請求項1で示した任意に置換されたフェニルチオ、シクロアルキルチオまたはヘテロアリルチオ・ラジカルによって置換される1〜6個の炭素原子を含むアルキル・ラジカルを表す請求項1〜5における式(I)の誘導体。
【請求項7】
は、チエニルチオ・ラジカルによって置換されるエチル・ラジカルまたはハロゲン、シクロヘキシルチオまたはシクロペンチルチオによって置換されるフェニルチオ・ラジカルを表す請求項1〜6における式(I)の誘導体。
【請求項8】
各種異性体形で、析出物または混合物で、さらに塩類に属し、以下の名称
4−[3−ヒドロキシ−3−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル]−1−[2−(2、5−ジフルオロフェニル−スルファニル)エチル]ピペリジン−3−カルボン酸、
4−[3−ヒドロキシ−3−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル]−1−[2−(2−チエニルスルファニル)エチル]ピペリジン−3−カルボン酸、
をもつ請求項1における一般式(I)の誘導体のうちの一つ。
【請求項9】
9.請求項1におけるR、および、R’1aが水素原子またはヒドロキシル・ラジカルを表すとし、またR1bが水素原子を表し、あるいはまた、R’1aおよびR1bはオキソ・グループを形成し、そして、R’が、保護カルボキシルまたはカルボキシメチル・ラジカルを表す一般的式
【化2】

のキノリルプロピルピペリジン誘導体によって、請求項1におけるR鎖が濃縮され、そして、前記記載のR’1a、R1b、R’、RおよびRを含む一般式
【化3】

のキノリルプロピルピペリジン誘導体を得ることができ、次に、通法に従って、必要に応じて、R’1aをヒドロキシル・ラジカルとし、またR1bを水素原子とする誘導体がハロゲン化物質によって処理され、あるいはまた、必要に応じて、R’1aによって表されるヒドロキシル・ラジカルが酸化によってオキソ・ラジカルに転換され、次に、必要に応じて、前記オキソ・ラジカルは、ヒドロキシアミノまたはアルキルオキシアミノ・ラジカルに転換され、そして、前記記載のR’、RおよびR、およびRを有する一般式(IV)のキノリルプロピルピペリジン誘導体を得ることができ、ここで、Rは水素原子またはアルキル・ラジカルとし、そしてRを水素原子とする一般式(IV)の誘導体は、アミンに還元され、そして、必要に応じて、モノアルキル化またはジアルキル化アミンに転換され、あるいはまた、必要に応じて、Rを水素原子とする一般式
【化4】

の誘導体は、ヒドロキシルアミンに還元され、あるいはまた、Rをアルキル・ラジカルとする一般式(IV)の誘導体がアルキルオキシアミンに還元され、次に、必要に応じて、R1aをアルキルアルキルオキシアミノとする誘導体を得るために、R1aをアルキルオキシアミノとする、得られた誘導体がアルキル化によって転換され、次に、R’がカルボキシルまたはカルボキシメチル・ラジカルに転換され、そして/または、必要に応じて、このように得られたカルボキシル・ラジカルまたはR’によって表す保護カルボキシル・ラジカルは、ヒドロキシメチル・ラジカルに転換され、そして、必要に応じて、前記ヒドロキシメチルが、通法に従って、カルボキシル・ラジカルに転換され、次に、必要に応じて、異性体が析出され、必要に応じて、酸性保護ラジカルが除去され、そして/または、必要に応じて、得られた生成物が塩基に転換される請求項1におけるキノリルプロピルピペリジン誘導体の調製方法。
【請求項10】
R’1aを水素原子とする一般式(II)のキノリルプロピルピペリジン誘導体が、R’1aおよびR’1bを水素原子とする相当誘導体の塩基性媒体の酸化によって調製され、またそのピペリジンのアミン官能基を中間に在って保護し、さらに前記R’をカルボキシルまたはカルボキシルメチル・ラジカルと表し、必要に応じて、カルボキシルまたはカルボキシメチル・ラジカルを再保護する請求項9に記載の方法。
【請求項11】
R’1aおよびR1bがオキソ・グループを形成する一般式(II)のキノリルプロピルピペリジン誘導体が、R’1aをヒドロキシル・ラジカルと表す一般式(II)の誘導体の通法に従って、酸化によって調製され、請求項10にて説明したように得られる請求項9に記載の方法。
【請求項12】
R’を保護カルボキシメチル・ラジカルと表し且つR’1aおよびR1bを水素原子とする一般式(II)のキノリルプロピルピペリジン誘導体は、ウィッティヒ反応によって、適切なリン・イリドが、一般式
【化5】

のピペリジン誘導体によって、式
【化6】

の誘導体を得るために濃縮されるか、または、前記Rおよび保護カルボキシル・ラジカルと表すR”が、請求項1に記載のRおよびヨウ素または臭素原子を表すHalを有する一般式
【化7】

のキノリン誘導体によって濃縮されるかの方法によって調製され、そして、選択的な水素化処理を必要とし、また、必要に応じて、アミン非保護反応を必要とする前記記載のR”およびRzを有する一般式
【化8】

のキノリルプロピルピペリジン誘導体を得ることができる請求項9に記載の方法。
【請求項13】
式(II)の合成物が、ヒドロキシエチル・ラジカルへの保護カルボキシルメチル・ラジカルの還元を必要とし、また、p−トルエンスルフォニル−オキシエチルへの前記ヒドロキシエチル・ラジカルの転換を必要とし、次に、得られた誘導体の酸化による脱離反応によるビニル誘導体へのこの誘導体の転換を必要とし、また、このように得られたカルボキシル・ラジカルの保護グループの導入を必要とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
R’1aおよびR1bを水素原子とする一般式(II)のキノリルプロピルピペリジン誘導体が、請求項8にて記載のR’、そして、請求項12にて記載のRを有する一般式(XIV)
【化9】

のケト・エステルのアリル化によって、一般式(XIII)
【化10】

の誘導体を得るために調製され、前記R’およびRが、一般式(XII)
【化11】

の誘導体を得るために、アルキルオキサリル・ハロゲン化物によって反応され、また、前記一般式(XII)において、アルキル・ラジカルを表すR”、並びに、前記R’およびRが、一般式(X)
【化12】

の誘導体を得るために、ラジカル脱酸素化反応を必要とし、さらに、前記R’およびRは、一般式(XI)
【化13】

の誘導体を得るために、請求項10にて記載の一般式(VII)のキノリン誘導体によって濃縮され、その結果、アミン保護ラジカルRが除去される請求項9に記載の方法。
【請求項15】
薬剤として、請求項1に記載のキノリルプロピルピペリジン誘導体、さらに、薬学的に受け入れられるその塩類。
【請求項16】
薬剤として、請求項2〜8の範囲でいずれか一つに記載のキノリルプロピルピペリジン誘導体、さらには薬学的に受け入れられるその塩類。
【請求項17】
請求項15または請求項16で請求される少なくても一つの薬剤を有効成分として含有する製薬の組成。
【請求項18】
請求項1で示したRをもち、そして、R’1aを水素原子またはヒドロキシル・ラジカルと表し、且つ、R1bを水素原子と表すか、あるいは、R’1aおよびR1bがオキソ・グループを形成し、且つ、請求項9で示したR’を有する一般式
【化14】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項19】
19.請求項1で示したR1a、R1b、RおよびRをもち、そして、請求項9で示したR’を有する一般式
【化15】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項20】
請求項1で示したRおよびRをもち、そして、請求項9で示したR’およびRを有する一般式
【化16】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項21】
請求項1で示したRをもち、そして、請求項12で示したR”およびRを有する一般式
【化17】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項22】
請求項1で示したRをもち、また、請求項9で示したR’をもち、そして、請求項12で示したRを有する一般式
【化18】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項23】
請求項9で示したR’をもち、そして、請求項12で示したR”およびRzを有する一般式
【化19】

【化20】

【化21】

【化22】

【化23】

に一致するピペリジン誘導体。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種異性体で、鏡像異性体形でジアステレオ異性体形で、析出物または混合物で、さらには塩類に属し、R1aが、水素またはハロゲン原子またはヒドロキシル、アミン、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアミノ、アルキルオキシアミノまたはアルキルアルキルオキシアミノ・ラジカルとし、そして、R1bが、水素原子とし、また、R2aおよびR1bが、オキソ・グループを形成し、Rが、カルボキシル、カルボキシメチルまたはヒドロキシメチル・ラジカルを表し、Rが、フェニルチオ・ラジカルによって置換されるアルキル(1〜6個の炭素原子)を表すが、ここで、そのフェニルチオ・ラジカルは、それ自身で1〜4個の置換基を運ぶことができ、その置換基は、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンおよびアミノからなるグループから選択され、あるいは、周期的部分が3〜7個のメンバーを含むシクロアルキルチオ・ラジカルによって、それ自身でハロゲンおよびトリフルオロメチルから選択される1個またはそれ以上の置換基を運ぶことができ、あるいは、窒素、酸素および硫黄から選択された1〜4個のヘテロ原子から成る5−〜6−メンバーのヘテロアリルチオ・ラジカルによって、それ自身でハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、およびカルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンおよびアミンから成るグループから選択される1個またはそれ以上の置換基を運ぶことができ、あるいはまた、Rは、フェニル・ラジカルによって置換されるプロパギル・ラジカルを表すが、ここで、そのフェニル・ラジカルは、それ自身でハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンおよびアミンから成るグループから選択される1〜4個の置換基を運ぶことができ、あるいは、ハロゲンおよびトリフルオロメチルから選択された1〜4個の置換基を運ぶことができる3−〜7−メンバーのシクロアルキル・ラジカルによって置換され、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、シアンおよびアミンから成るグループから選択された1個またはそれ以上の置換基を運ぶことができる5−〜6−メンバーのヘテロアリル・ラジカルによって置換され、そして、Rは、1〜6個の炭素原子を含むアルキル・ラジカル、アルケニルまたはアルキニル部が2〜6個の炭素原子を含むアルケニル−CH−またはアルキニル−CH−ラジカル、シクロアルキル、またはシクロアルキル部が3〜8個の炭素原子を含むシクロアルキルアルキル・ラジカルを表す一般式
【化1】

と一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項2】
1aをヒドロキシル・ラジカルとし、Rを水素原子とする請求項1における式(I)の誘導体。
【請求項3】
1aおよびR2aがオキソ・グループを形成する請求項1における式(I)の誘導体。
【請求項4】
が1〜6個の炭素原子を含むアルキル・ラジカルを表す請求項1〜3における式(I)の誘導体。
【請求項5】
がカルボキシル・ラジカルを表す請求項1〜4における式(I)の誘導体。
【請求項6】
が、請求項1で示した任意に置換されたフェニルチオ、シクロアルキルチオまたはヘテロアリルチオ・ラジカルによって置換される1〜6個の炭素原子を含むアルキル・ラジカルを表す請求項1〜5における式(I)の誘導体。
【請求項7】
は、チエニルチオ・ラジカルによって置換されるエチル・ラジカルまたはハロゲン、シクロヘキシルチオまたはシクロペンチルチオによって置換されるフェニルチオ・ラジカルを表す請求項1〜6における式(I)の誘導体。
【請求項8】
各種異性体形で、析出物または混合物で、さらに塩類に属し、以下の名称
4−[3−ヒドロキシ−3−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル]−1−[2−(2、5−ジフルオロフェニル−スルファニル)エチル]ピペリジン−3−カルボン酸、
4−[3−ヒドロキシ−3−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)プロピル]−1−[2−(2−チエニルスルファニル)エチル]ピペリジン−3−カルボン酸、
をもつ請求項1における一般式(I)の誘導体のうちの一つ。
【請求項9】
9.請求項1におけるR、および、R’1aが水素原子またはヒドロキシル・ラジカルを表すとし、またR1bが水素原子を表し、あるいはまた、R’1aおよびR1bはオキソ・グループを形成し、そして、R’が、保護カルボキシルまたはカルボキシメチル・ラジカルを表す一般的式
【化2】

のキノリルプロピルピペリジン誘導体によって、請求項1におけるR鎖が濃縮され、そして、前記記載のR’1a、R1b、R’、RおよびRを含む一般式
【化3】

のキノリルプロピルピペリジン誘導体を得ることができ、次に、通法に従って、必要に応じて、R’1aをヒドロキシル・ラジカルとし、またR1bを水素原子とする誘導体がハロゲン化物質によって処理され、あるいはまた、必要に応じて、R’1aによって表されるヒドロキシル・ラジカルが酸化によってオキソ・ラジカルに転換され、次に、必要に応じて、前記オキソ・ラジカルは、ヒドロキシアミノまたはアルキルオキシアミノ・ラジカルに転換され、そして、前記記載のR’、RおよびR、およびRを有する一般式(IV)のキノリルプロピルピペリジン誘導体を得ることができ、ここで、Rは水素原子またはアルキル・ラジカルとし、そしてRを水素原子とする一般式(IV)の誘導体は、アミンに還元され、そして、必要に応じて、モノアルキル化またはジアルキル化アミンに転換され、あるいはまた、必要に応じて、Rを水素原子とする一般式
【化4】

の誘導体は、ヒドロキシルアミンに還元され、あるいはまた、Rをアルキル・ラジカルとする一般式(IV)の誘導体がアルキルオキシアミンに還元され、次に、必要に応じて、R1aをアルキルアルキルオキシアミノとする誘導体を得るために、R1aをアルキルオキシアミノとする、得られた誘導体がアルキル化によって転換され、次に、R’がカルボキシルまたはカルボキシメチル・ラジカルに転換され、そして/または、必要に応じて、このように得られたカルボキシル・ラジカルまたはR’によって表す保護カルボキシル・ラジカルは、ヒドロキシメチル・ラジカルに転換され、そして、必要に応じて、前記ヒドロキシメチルが、通法に従って、カルボキシル・ラジカルに転換され、次に、必要に応じて、異性体が析出され、必要に応じて、酸性保護ラジカルが除去され、そして/または、必要に応じて、得られた生成物が塩基に転換される請求項1におけるキノリルプロピルピペリジン誘導体の調製方法。
【請求項10】
R’1aを水素原子とする一般式(II)のキノリルプロピルピペリジン誘導体が、R’1aおよびR’1bを水素原子とする相当誘導体の塩基性媒体の酸化によって調製され、またそのピペリジンのアミン官能基を中間に在って保護し、さらに前記R’をカルボキシルまたはカルボキシルメチル・ラジカルと表し、必要に応じて、カルボキシルまたはカルボキシメチル・ラジカルを再保護する請求項9に記載の方法。
【請求項11】
R’1aおよびR1bがオキソ・グループを形成する一般式(II)のキノリルプロピルピペリジン誘導体が、R’1aをヒドロキシル・ラジカルと表す一般式(II)の誘導体の通法に従って、酸化によって調製され、請求項10にて説明したように得られる請求項9に記載の方法。
【請求項12】
R’を保護カルボキシメチル・ラジカルと表し且つR’1aおよびR1bを水素原子とする一般式(II)のキノリルプロピルピペリジン誘導体は、ウィッティヒ反応によって、適切なリン・イリドが、一般式
【化5】

のピペリジン誘導体によって、式
【化6】

の誘導体を得るために濃縮されるか、または、前記Rおよび保護カルボキシル・ラジカルと表すR”が、請求項1に記載のRおよびヨウ素または臭素原子を表すHalを有する一般式
【化7】

のキノリン誘導体によって濃縮されるかの方法によって調製され、そして、選択的な水素化処理を必要とし、また、必要に応じて、アミン非保護反応を必要とする前記記載のR”およびRzを有する一般式
【化8】

のキノリルプロピルピペリジン誘導体を得ることができる請求項9に記載の方法。
【請求項13】
式(II)の合成物が、ヒドロキシエチル・ラジカルへの保護カルボキシルメチル・ラジカルの還元を必要とし、また、p−トルエンスルフォニル−オキシエチルへの前記ヒドロキシエチル・ラジカルの転換を必要とし、次に、得られた誘導体の酸化による脱離反応によるビニル誘導体へのこの誘導体の転換を必要とし、また、このように得られたカルボキシル・ラジカルの保護グループの導入を必要とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
R’1aおよびR1bを水素原子とする一般式(II)のキノリルプロピルピペリジン誘導体が、請求項8にて記載のR’、そして、請求項12にて記載のRを有する一般式(XIV)
【化9】

のケト・エステルのアリル化によって、一般式(XIII)
【化10】

の誘導体を得るために調製され、前記R’およびRが、一般式(XII)
【化11】

の誘導体を得るために、アルキルオキサリル・ハロゲン化物によって反応され、また、前記一般式(XII)において、アルキル・ラジカルを表すR”、並びに、前記R’およびRが、一般式(X)
【化12】

の誘導体を得るために、ラジカル脱酸素化反応を必要とし、さらに、前記R’およびRは、一般式(XI)
【化13】

の誘導体を得るために、請求項10にて記載の一般式(VII)のキノリン誘導体によって濃縮され、その結果、アミン保護ラジカルRが除去される請求項9に記載の方法。
【請求項15】
薬剤として、請求項1に記載のキノリルプロピルピペリジン誘導体、さらに、薬学的に受け入れられるその塩類。
【請求項16】
薬剤として、請求項2〜8の範囲でいずれか一つに記載のキノリルプロピルピペリジン誘導体、さらには薬学的に受け入れられるその塩類。
【請求項17】
請求項15または請求項16で請求される少なくても一つの薬剤を有効成分として含有する製薬の組成。
【請求項18】
請求項1で示したRをもち、そして、R’1aを水素原子またはヒドロキシル・ラジカルと表し、且つ、R1bを水素原子と表すか、あるいは、R’1aおよびR1bがオキソ・グループを形成し、且つ、請求項9で示したR’を有する一般式
【化14】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項19】
19.請求項1で示したR1a、R1b、RおよびRをもち、そして、請求項9で示したR’を有する一般式
【化15】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項20】
請求項1で示したRおよびRをもち、そして、請求項9で示したR’およびRを有する一般式
【化16】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項21】
請求項1で示したRをもち、そして、請求項12で示したR”およびRを有する一般式
【化17】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。
【請求項22】
請求項1で示したRをもち、また、請求項9で示したR’をもち、そして、請求項12で示したRを有する一般式
【化18】

に一致するキノリルプロピルピペリジン誘導体。

【公表番号】特表2006−500403(P2006−500403A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−535595(P2004−535595)
【出願日】平成15年9月10日(2003.9.10)
【国際出願番号】PCT/FR2003/002687
【国際公開番号】WO2004/024713
【国際公開日】平成16年3月25日(2004.3.25)
【出願人】(505092854)アベンティス ファーマ エス.ア. (2)
【Fターム(参考)】