説明

キーボードカバーおよびキーボード

【課題】簡易な構成で、手指の爪の損傷を防止し、キーの正確かつ迅速な押下を実現し、キーボードの不具合を防止する。
【解決手段】キーボードカバー100は、キーボード200の各キー11を覆うキーカバー1と、各キーカバーの上面に設けられたキーカバーマウント2と、キーボード200の各キー11以外の領域であって、キーボード200の上面および各側面を覆う平面部3を備える。キーカバーマウント2は、半球状に構成され、キーカバーマウント2は、キーカバーマウント2の中心がキーカバー1の中心に一致するよう配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キーボードカバーおよびキーボードに関するものであり、特に、手指の爪の損傷を防止し、キーの正確かつ迅速な押下を実現し、キーボードの不具合を防止することができるキーボードカバーおよびキーボードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年のIT技術の普及に伴い、長時間のキーボード入力作業が必要となっている。かかる長時間の作業においては、キー操作をする操作者の手指の疲労を軽減することが望まれている。また、操作者の手指の爪が長い場合や、ネイル・マニキュアなどの装飾が施された場合には、爪の先端部がキーにあたることにより手指の爪が損傷しやすいという問題がある。更に、手指の腹の部分と爪の先端部が異なるキーに接触し、キーの正確かつ迅速な押下ができないという問題がある。
【0003】
そこで、操作者の手指の疲労を解消するための技術として、キーボードのキーの上面に凸部や突起物からなるイボを設けたキーボード(特許文献1)や、キーボードのキーの上面に貼り付けられるシリコーン素材の粘着性のあるクッションシール(特許文献2)が提案されている。また、キーボードのキーにクッション部材を貼り付ける代わりに、表面に凹凸を設け、裏面に接着層を形成した発泡樹脂シートをクッション部材として手指の先に貼り付ける腱鞘炎防止具(特許文献3)や、指先にまきつける帯状の捲着部材と、捲着部材の外面に固着されキーボードのキーに対する押圧手段として機能するクッション部材からなるタイピング補助具(特許文献4)が提案されている。
【0004】
さらに、操作者の手指の爪の損傷を防ぐための技術として、キーの上面に、指の腹が接触する平面部分と手前側から奥に向かって傾斜角をつけた傾斜部分を設けたキーボード(特許文献5)や、キーボードカバーのキーの上面の隅にキーより面積が小さい矩形状の突起を設けたキーボードカバー(特許文献6)が提案されている。
【0005】
また、キーの正確かつ迅速な押下を実現するための技術として、利用したいキーや目立たせたいキーにシールを貼り、手指や爪にもキーに対応するシールを貼ることにより、キー配列を覚えるためのキーボード簡易操作シール(特許文献7)が提案されている。
【0006】
【特許文献1】特開2000−039952公報
【特許文献2】特開2007−052761公報
【特許文献3】特開2004−171442公報
【特許文献4】特開2004−030306公報
【特許文献5】特開2002−157064公報
【特許文献6】特開2001−051773公報
【特許文献7】特開2002−244790公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来のキーボード用クッション部材やタイピング補助具には以下の問題がある。第一に、キーの上面の全面にクッションシールや突起物を設けた場合には、キーボードの上面に印刷されたアルファベット等の文字や数字が見えにくくなる。同様に、キーボードの上面に傾斜部を設けた場合も、文字や数字の印刷部分の面積が減少する。
【0008】
第二に、操作者の手指にタイピング補助具やクッション部材を装着した場合には、着脱作業が煩雑なだけではなく、着脱時の衝撃によって手指の爪やネイル・マニキュア等の装飾をかえって傷めるおそれがある。また、キーボード本体にタイピング補助具がぶつかることによって、キーボードを損傷させる可能性もある。
【0009】
第三に、キーの上面の文字や数字の印刷部分が見えるように、キーの中央部以外の周辺部に傾斜部や突起部を設けた場合には、操作者のキーの押下による圧力がキーの中央部に伝わりにくくなる。一般的にキーの押下を感知する接触感知部はキーの中央部の直下に設けられており、キーの周辺領域が押下された場合には、接触を感知できない場合がある。また、圧力が繰り返し周辺領域に偏って加えられることにより、キーの破壊や接触不良を引き起こすおそれもある。
【0010】
従って、本発明の目的は、簡易な構成で、手指の爪の損傷を防止し、キーの正確かつ迅速な押下を実現し、キーボードの不具合を防止することができるキーボードカバーおよびキーボードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するために、本発明は、キーボードのキーを覆うキー被覆部と、キー被覆部の上面に設けられた突起部と、キーボードのキー以外の部分を覆う平面部からなり、突起部は弾性を有する樹脂からなり、突起部がキー被覆部の上面の中央に配置されたことを特徴とするキーボードカバーを提供する。
【0012】
また、本発明は、キーボードのキーを覆うキー被覆部と、キー被覆部の上面に設けられた突起部と、キーボードのキー以外の部分を覆う平面部からなり、突起部は弾性を有する樹脂からなり、横一列に配置された複数のキー被覆部に対して、複数の突起部が少なくとも2つの弧をえがくように配置されたことを特徴とするキーボードカバーを提供する。
【0013】
突起部は、半球状であることが好ましい。また、突起部の内部に空間を設け、液体または気体を充填してもよい。また、突起部が透明であることが好ましい。
【0014】
更に、本発明は、キーと、キーの上面に設けられた突起部と、キーを収容する筐体とからなり、突起部は弾性を有する樹脂からなり、突起部がキーの上面の中央に配置されたことを特徴とするキーボードを提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、簡易な構成で、手指の爪の損傷を防止し、キーの正確かつ迅速な押下を実現し、キーボードの不具合を防止することができるキーボードカバーおよびキーボードを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバーの使用状態を示す平面図である。
【0018】
(キーボードカバーの構成)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバー100は、キーボード200の各キー11を覆うキーカバー1と、各キーカバー1の上面に設けられたキーカバーマウント2と、キーボード200の各キー11以外の領域であって、キーボード200の上面および各側面を覆う平面部3からなる。
【0019】
キーボードカバー100の材料としては、キー操作を可能とし、キーボード内部への水や塵・ほこり等の異物の侵入を防ぎ、ユーザの手指10の爪10Aへの衝撃を低減するために、可撓性、防水性等を有する樹脂、たとえばエーテル系ポリウレタン、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂を使用することが好ましい。第1の実施の形態においては、キーボードカバー100の材料は、透明あるいは半透明であるが、後述するように、着色し、あるいは文字や模様を付してもよい。なお、キーボードカバー100のキーカバー1、キーカバーマウント2、平面部3は、同一の材料から一体的に形成してもよいが、それぞれ異なる材料から形成してもよい。例えば、キーカバー1および平面部3をポリアミド樹脂で形成し、シリコーン樹脂あるいはポリウレタンで形成したキーカバーマウント2を貼り付けて、キーボードカバー100を作成することもできる。
【0020】
キーボードカバー100の全体的な形状は、平面視した場合には、一般的に使用されるキーボードの形状と同様に横方向に延びた矩形である。ただし、消費者の需要の変化に伴い、キーボードの形状も多様化しており、折りたたみ可能なキーボード、外枠に曲線を用いたキーボードも市販されている。したがって、本発明のキーボードカバー100の形状も矩形状に限定されるものではなく、ユーザが使用するキーボード200の形状に合わせて、台形等の多角形、円形等の多様な形状であってもよい。
【0021】
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバー100を示し、それぞれ(a)は平面図、(b)は正面図、および(c)は右側面図である。
【0022】
図2(a)に示すように、キーボードカバー100の縦寸法L1および横寸法W1は、使用するキーボード200の縦寸法L2および横寸法W2より若干大きいものとし、それらの差は約2〜10mmとするのが好ましい。キーボードカバー100とキーボード200の寸法の差が2mm未満である場合には、キーボードカバー100をキーボード200に着脱する際に支障を生ずるおそれがあり、キーボードカバー100とキーボード200の寸法の差が10mmを超える場合には、キーボードカバー100とキーボード200の間にがたつきが生じたり、ユーザのキー操作の際、手指10が滑って爪10Aがキーカバー1(およびキー11)の側面にぶつかり爪10Aを損傷したりするおそれがあるからである。本実施の形態においては、キーボードカバー100の縦寸法L1および横寸法W1はそれぞれ143mm、463mmであり、使用するキーボード200の縦寸法L2および横寸法W2はそれぞれ140mm、460mmである。但し、キーボードカバー100の材料が伸縮性を有する場合には、カーボードカバー100の外形寸法は、キーボード200の外形寸法と同等またはそれ以下でもよい。
【0023】
図2(b)および図2(c)に示すように、本実施の形態においては、キーボードカバー100の平面部3の高さH1は、キーボード200の筐体13の高さH2の約1/2とするが、それに限定されない。しかし、キーボードカバー100の高さH1がキーボード200の高さH2を超える場合には、キーボードカバー100の上面がキーボード200の上面から浮き上がって、キー操作の正確性が低減するおそれがあり、キーボードカバー100の高さH1が3mm以下ではキーボードカバー100がキーボード200から外れ易くなる。したがって、キーボード200の筐体13の高さH2が約15mmの場合には、キーボードカバー100の平面部3の高さH1は約4〜15mmであることが好ましい。
【0024】
(キーカバーおよびキーカバーマウントの構成)
図3は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバー100の使用状態を示すためのキーカバー1およびキーカバーマウント2の拡大図である。また、図4は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバー100のキーカバー1およびキーカバーマウント2の拡大断面図である。
【0025】
図3および図4に示すように、キーカバー1はキー11に対応した形状を有しており、平面視した場合にはほぼ正方形であり、正面視した場合には台形である。キーカバーマウント2は、本実施の形態においては、平面視した場合には円形を有し、正面視した場合には半円形である半球状に構成されている。また、本実施の形態において、キーカバーマウント2は、キーカバー1の上面の中央に配置される。キーカバーマウント2は、キーカバーマウント2の中心がキーカバー1の中心に一致するよう配置してもよい。キーカバーマウント2をキーカバー1の中央に配置することにより、キー操作の際にユーザの手指10により加えられた圧力が均等にキー11に伝わる。したがって、キー11の押下が不足することや、キー11の一部にのみ圧力を加えることによるキー11の劣化や損傷、接触不良を防ぐことができる。
【0026】
キーカバーマウント2の高さh2は、ユーザの手指10、特に爪10Aを痛めないように決定される。ここで、キーカバー1の上面部1aの一辺の長さをm1とし、キーカバー1の高さをh1とし、キーカバーマウント2の底面部2aの直径をm2、キーカバーマウント2の高さをh2とした場合、m2はm1以下であり(m2≦m1)、好ましくは、m2はm1より約2mm小さいものとする(m1−m2=2mm)。h2はh1より低い(h2<h1)ほうが安定性が高いが、本発明はそれに限定されるものではなく、h2をh1より高くしてもよい。本実施の形態においては、キーカバーマウント2の高さh2は、m2の約1/2である。一般的に販売されているキーボードのキー11の一辺は約11〜12mmであるが、m1が約12mmの場合、m2は約10〜12mm、h1は約5〜6mmとなり、好ましくは5.3mmである。
【0027】
ここで、隣接するキーカバー1,1間の空間4の上面の長さ(キーカバー1,1の側面上部間の距離)をs1とし、隣接するキーカバーマウント2,2間の空間4’の上面の長さ(キーマウント2,2の中心点O間の距離)をs2とすると、長さs1は一般的なキーボードにおいて約3〜6mmである。例えば、長さs1を3mmとし、長さm1を12mmとすると、長さs2は15mm(s1+m1)となる。
【0028】
図3からも明らかなように、キーカバーマウント2をキーカバー1上面に設けたことにより、空間4’は空間4より上面の面積においても深さにおいても増大する。したがって、ユーザの手指10の腹がキーカバーマウント2の頂点に触れている状態では、ユーザの爪10Aが約5〜10mm伸びている状態であっても、キー11に爪10Aの先端がぶつかるおそれは低くなる。更に、キーカバーマウント2を、弾性が高い樹脂、例えばシリコーン樹脂、ポリウレタン等で形成することにより、爪10Aの先端がキーカバーマウント2にぶつかったとしても、爪10Aへの衝撃を緩和することができる。
【0029】
(キーカバーとキーカバーマウントの接合構造)
図5は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバー100のキーカバー1とキーカバーマウント2の接合構造を説明するための概念図である。
前述の通り、キーカバー1とキーカバーマウント2は、金型等を用いて同一材料から一体成型により作成してもよいが、キーカバー1作成後にキーカバーマウント2をキーカバー1に接合してもよい。
【0030】
図5において、キーカバー1はポリアミド樹脂からなり、表面に細かい凹凸1cを有するため半透明である。キーカバー1を金型等を用いて作成した後、液状のシリコーン樹脂やポリウレタン等の樹脂をキーカバー1の上面に射出して冷却し、透明な半球状のキーカバーマウント2を作成する。このとき、キーカバー1の上面の細かい凹凸1cが樹脂によって埋まり、キーカバーマウント2を形成した面が透明となる。したがって、従来の半透明のキーボードカバーを使用した際には見えにくかったキー11の上面の文字や数字が、キーカバー1の上面を透明にすることにより見え易くなる。更に、キーカバーマウント2の形状を略半球とすることより、凸レンズとしての機能を付与し、キー11の文字や数字を拡大することもできる。
【0031】
本実施の形態において、キーカバーマウント2はキーカバー1上に直接形成されているが、キーカバーマウント2を別途成形し、透明の粘着シートや接着剤を介して、キーカバー1に貼り付けてもよい。この場合も、粘着シートや接着剤がキーカバー1の上面の細かい凹凸1cを埋めてキーカバー1が部分的に透明になるため、キーカバーマウント2のレンズ効果を得ることができる。
【0032】
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかるキーボードカバー100の平面図である。
図6に示すように、横方向に1列に配置されたキーカバー1において、キーカバーマウント2が、2つあるいはそれ以上の弧を描くように扇状に配置されている。本実施の形態においては、各キーカバーマウント2の中心は各キーカバー1の中心と必ずしも一致しない。なお、キー11の押圧力が偏ることを防止するために、各キーカバーマウント2の一部が各キーカバー1の中心に重なるように、複数のキーカバーマウント2を配置することが好ましい。
【0033】
キーボードの操作に主に使用される人差し指から小指は、長さがそれぞれ異なるため、一定の間隔でキー11を配置すると、手首や指先に無理な負担がかかりやすくユーザの疲労の原因となる。かかる問題を解決するために、人間工学的にキー11を配列した、いわゆる「エルゴノミック・キーボード(ergonomic keyboard)」が、既に商品化されている。しかし、エルゴノミック・キーボードは価格が高く、キーボード全体のサイズも大きくなる傾向があるため、一般家庭やオフィスにおける普及率は低い。また、指の長さや手のひらの大きさはユーザによって大きく異なるため、市販のエルゴノミック・キーボードによっても、各ユーザにとって最適なキー配列を実現することは困難である。
【0034】
本実施の形態のキーボードカバー100によれば、キー11の配列を変更することなく、ユーザの手指10が直接接触するキーカバーマウント2の配列を変更することができる。一般的に、キーボードカバーはキーボードに比べて低コストで製造できるため、簡易な構造で低価格の人間工学に基づいたキーボードカバーを提供することができる。更に、キーカバー1を形成した後に、別途形成したキーカバーマウント2を接着する工程をとることにより、各ユーザの指の長さや手のひらの大きさに合わせたキーカバーマウント2の配列を実現することが可能である。
【0035】
また、複数のユーザがキーボード200を共用している場合であっても、キーボード200を使用する際に、各ユーザに対応したキーボードカバー100に交換することができるため、各ユーザの利便性が向上する。
【0036】
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態にかかるキーボードカバー100の平面図である。
本実施の形態において、キーカバーマウント2は、材料に蛍光物質等を添加することにより蓄光性あるいは発光性を有している。飛行機や電車内のようにキー操作を行う場所が暗い場合や夜間に作業を行う場合でも、キーカバーマウント2の発光により、手元が明るくなり、作業効率を高めることができる。
【0037】
[第4の実施の形態]
図8は、本発明の第4の実施の形態にかかるキーボードカバー100の平面図である。
本実施の形態において、「J」の文字に対応するキー11A上に配置されたキーカバーマウント2Aは、他のキーカバーマウント2とは異なり、表面に細かな凹凸を設けている。市販のキーボードにおいては、ブラインド・タッチによるキー操作の基準となるように、「J」の文字に対応するキー11Aの上面やテンキーの「5」の数字に対応するキーの上面には、小さな突起が設けられていることが多い。しかし、従来のキーボードカバーをキーボードに装着した場合、ユーザの手指10でこの突起を感知することが困難となり、キー操作を誤るという問題がある。
【0038】
本実施の形態においては、キーカバーマウント2Aの表面形状を他のキーカバーマウント2の表面形状と異ならせているため、ブラインド・タッチにおいてもキー操作を誤る可能性を低減することができる。なお、キーカバーマウント2Aの材料や形状を他のキーカバーマウント2の材料や形状と異ならせて触感を変えるように構成してもよい。また、キーカバーマウント2Aのみに着色して、目視による確認を容易にするように構成してもよい。
【0039】
[第5の実施の形態]
図9は、本発明の第5の実施の形態にかかるキーボードカバー100の平面図である。
本実施の形態においては、各キー11に割り当てられた文字や数字の種類、あるいはエンター、スペース、テンキー等の機能ごとに、キーカバーマウント2B〜2Dを異なる色着色したものである。たとえば、キーカバーマウント2Bは青色、キーカバーマウント2Cは黄色、キーカバーマウント2Dは赤色とする。
【0040】
本実施の形態においては、複数のキーカバーマウント2B〜2Dに対して、色によるゾーニング(区分け)を行っているため、ユーザの目視によるキー11の確認を容易にするという効果がある。小学生や高齢者など、ブラインド・タッチに慣れていないユーザにとっては、キー操作の速度を高め、キー操作の正確性を向上させることができるという効果がある。また、配色を工夫することで、キーボード200に装飾的効果を付与し、他のコンピュータ機器とのカラー・コーディネートを容易に行うことができる。
【0041】
なお、従来のキーボードにおいても各キーの形状を変える、あるいは色によりゾーニングすることは可能であるが、1個のキーが破損したような場合には、キーボード本体を修理・交換する必要が生じる。一方、本発明においては、キーカバーマウント2の修理・交換のみで済むため、修理のコストおよび手間を顕著に低減させることができる。
【0042】
図10は、本発明の第5の実施の形態にかかるキーカバーマウント2の変形例を示し、(a)〜(c)はそれぞれ変形例におけるキーカバーマウント2の平面図である。
図10(a)は、キーカバーマウント2の形状が図案化した人間の顔である場合を示し、図10(b)は、キーカバーマウント2の形状が図案化した果物(例えばイチゴ)である場合を示し、図10(c)は、キーカバーマウント2の形状が図案化した星である場合を示している。
【0043】
本実施の形態によれば、未就学児童のように、平仮名やアルファベットの知識が十分でないユーザであっても、容易にキー操作を行うことができる。また、本発明のキーカバーマウント2の形状は、図10(a)〜図10(c)に限定されるものではなく、例えば、アニメや漫画のキャラクター等を使用することもできる。
【0044】
[第6の実施の形態]
図11は、本発明の第6の実施の形態にかかるキーボードカバー100の平面図である。
図11に示されたキーボードカバー100においては、キーボード200のテンキー部16に対応した領域であるテンキー対応部6を広告用のスペースとし、テンキー対応部6に配置されたキーカバー1およびキーカバーマウント2に、広告に必要な文字情報や画像情報を印刷している。このとき、キーカバー1にのみ文字情報や画像情報を印刷し、キーカバーマウント2は透明となるように構成してもよい。一般に、テンキー部16は文字キーに比べて使用頻度が低いため、ユーザの目視によるキーの機能確認やキー操作の妨げになることは少ないと考えられる。
【0045】
図12は、本発明の第6の実施の形態の第1の変形例におけるキーボードカバー100の平面図である。
図12に示されたキーボードカバー100においては、キーボード200のエンターキー17に対応した領域であるエンターキー対応部7を広告用スペースとしている。エンターキー17はキー操作における使用頻度が高いが、エンターキー17に割り当てられた機能が単一であるため、ユーザの目視によるキーの機能確認やキー操作の妨げになることは少ないと考えられる。
【0046】
図13は、本発明の第6の実施の形態の第2の変形例におけるキーボードカバー100の平面図である。
図13に示されたキーボードカバー100においては、キーボードカバー100の平面部3、キーカバー1、キーカバーマウント2の一部の領域を広告用スペースとしている。本実施の形態においては、キー11の視認性を向上させるために、キーボードカバー100の全体を半透明とし、広告用スペースに印刷された文字情報を透明とする、あるいは薄く着色しているが、本発明はこれに限定されるものではない。キー操作に熟練したユーザであれば、キーを目視で確認する頻度は少ないため、キーボードカバー100の全体を透明とし、広告用スペースを半透明あるいは着色するような構成とすることもできる。
【0047】
図14は、本発明の第6の実施の形態の第3の変形例におけるキーボードカバー100の平面図である。図14に示されたキーボードカバー100においては、第2の変形例と同様に、キーボードカバー100の平面部3、キーカバー1、キーカバーマウント2の一部の領域を広告用スペースとしている。第2の変形例と異なる点は、広告用スペースに、文字情報に代えてキャラクターを印刷している点である。
【0048】
(その他の変形例)
図15は、本発明の第1乃至第6の実施の形態にかかるキーボードカバー100のキーカバーマウント2の変形例を示し、(a)〜(h)はそれぞれ説明図である。
【0049】
図15(a)に示すキーカバーマウント2においては、キーカバーマウント2の表面あるいは裏面に、対応するキー11の上面に割り当てられた文字2Eを印刷している。本変形例では、キーカバーマウント2を介してキー11の上面を視認する必要がないため、キーカバーマウント2は白色や灰色の不透明色であってもよく、更に、別途着色してもよい。この構成によれば、キー11に割り当てられた文字や数字をより明瞭に認識することができるため、遠視や弱視により細かい文字が見えにくい場合でも、キー操作を確実に行うことができる。また、キーボードカバー100の装飾性を高めることもできる。
【0050】
図15(b)に示すキーカバーマウント2においては、キーカバーマウント2の外側表面上に、ペイント・ベース層2Fを設けている。ペイント・ベース層2Fは、表面の美観および印刷等の着色特性に優れた樹脂、例えば、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体合成樹脂(ABS樹脂)からなることが好ましい。本変形例では、ユーザがネイル・エナメルやその他の塗料を用いて、ペイント・ベース層2Fに自由に着色することができる。
【0051】
図15(c)に示すキーカバーマウント2においては、キーカバーマウント2の内部に透明あるいは着色された液体2Gを充填している。本変形例では、液体2Gを充填することにより、キーカバーマウント2の弾性を高め、爪10Aがキーカバーマウント2にぶつかったときの衝撃吸収性を向上させている。
【0052】
図15(d)に示すキーカバーマウント2においては、キーカバーマウント2の内部に気体2Hを充填している。本変形例では、図15(c)の変形例と同様に、キーカバーマウント2の内部に気体2Hを充填することにより、キーカバーマウント2の弾性を高め、爪10Aがキーカバーマウント2にぶつかったときの衝撃吸収性を向上させている。
【0053】
図15(e)に示すキーカバーマウント2においては、キーカバーマウント2の内側を空洞とし、内側から模様2Iを印刷している。本変形例では、キーカバーマウント2は透明としている。この構成によれば、模様2Iをキーカバーマウント2の外側に印刷する場合に比べて、使用による模様2Iの劣化を防ぐことができる。また、キーカバーマウント2を中空構造にしたことにより、キーカバーマウント2を充実構造としたときに比べて、全体の重量が低減され、金型による一体成型も可能になるため、製造コストを下げることができる。
【0054】
図15(f)に示すキーカバーマウント2においては、内部に複数の気泡2Jを有する発泡体、例えばシリコーン樹脂やポリウレタンを発泡させたもので構成されている。本変形例では、キー11上の文字や数字の視認性は若干低減するが、衝撃吸収性をより高めることができる。また、気泡の数を調整することにより、発泡体の触感を容易に変えることができるため、ブラインド・タッチでキー操作をする際に、キー操作の正確性を高めることができる。
【0055】
図15(g)に示すキーカバーマウント2においては、キーカバーマウント2の材料であるシリコーン樹脂やポリウレタンに香料2Kを添加している。この構成によれば、キー操作の度にキーカバーマウント2内の香料2Kに摩擦が加わり、また、ユーザの手指20の体温が伝わることにより、香料2Kが揮発する。また、香料2Kにアロマ・セラピー効果を有するものを使用することにより、ユーザのストレスを低減し、疲労感を緩和することもできる。
【0056】
図15(h)に示すキーカバーマウント2においては、キーカバーマウント2を凸レンズ状に構成している。本変形例においては、キーカバーマウント2の高さh2を適宜調整することにより、キー11の上面の文字や数字の視認性を高めることができる。
【0057】
(キーカバーマウントの他の変形例)
図16は、本発明の第1乃至第6の実施の形態にかかるキーボードカバー100のキーカバーマウント2の他の変形例を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
図16(a)に示すように、キーカバー1とキーカバーマウント2の間に、文字シート2Lを挿入している。文字シート2Lは粘着性テープの片面に文字や数字を印刷することによって作成し、キーカバー1とキーカバーマウント2をそれぞれ接着するように構成することができる。また、粘着性を有さないシートに文字や数字を印刷し、透明の接着剤によって、キーカバー1と文字シート2Lの間、およびキーカバーマウント2と文字シート2Lの間を接着剤で接着するように構成してもよい。
【0058】
図16(b)に示すように、文字シート2Lを挿入することで、対応するキー11に印刷された文字や数字がキーカバー1あるいはキーカバーマウント2によって遮られている場合であっても、キー11に割り当てられた文字や数字を明瞭に視認することができる。また、文字や数字をキーカバーマウント2に直接印刷する必要がないので、使用に伴う劣化を防ぐことができる。
【0059】
[第7の実施の形態]
図17は、本発明の第7の実施の形態にかかるキーボード200を示し、それぞれ(a)は平面図、(b)は正面図、および(c)は右側面図である。
図17に示すように、本発明の第7の実施の形態にかかるキーボード200は、複数のキー11と、各キー11の上面に設けられたキーマウント12と、筐体13からなる。
【0060】
第1の実施の形態においては、キーボードカバー100のキーカバー1の上面にキーカバーマウント2を設けているが、第7の実施の形態においては、キーボード200のキー11の上面にキーマウント12を直接設けている点で異なる。キー11とキーマウント12は、同一の材料から一体的に形成してもよいが、それぞれ異なる材料から形成してもよい。例えば、キーマウント12をシリコーン樹脂あるいはポリウレタンで形成し、キー11に貼り付けて、キーボード200を作成することもできる。
本実施の形態においては、キーボード200の縦寸法L2および横寸法W2はそれぞれ143mm、463mmである。
【0061】
(キーおよびキーマウントの構成)
図18は、本発明の第7の実施の形態にかかるキーボード200の使用状態を示すためのキー11およびキーマウント12の拡大図である。また、図19は、本発明の第7の実施の形態にかかるキーボード200のキー11およびキーマウント2の拡大断面図である。
【0062】
図18および図19に示すように、キー11は、平面視した場合にはほぼ正方形であり、正面視した場合には台形である。キーマウント12は、本実施の形態においては、平面視した場合には円形を有し、正面視した場合には半円形である半球状に構成されている。また、本実施の形態において、キーマウント12は、キー11の上面の中央に配置される。更に、キーマウント12の中心をキー11の中心に一致させることにより、キー操作の際にユーザの手指10により加えられた圧力が均等にキー11に伝わる。したがって、キー11の押下が不足することや、キー11の一部にのみ圧力を加えることによるキー11の劣化や損傷、接触不良を防ぐことができる。
【0063】
キーマウント12の高さは、ユーザの手指10、特に爪10Aを痛めないように決定される。ここで、キー11の上面部11aの一辺の長さをm3とし、キー11の高さをh3とし、キーマウント12の底面部12aの直径をm4、キーマウント2の高さをh4とした場合、m4はm3以下であり(m4≦m3)、好ましくは、m4はm3より約2mm小さいものとする(m4−m3=2mm)。h4はh3より低い(h4<h3)ほうが安定性が高いが、本発明はそれに限定されるものではなく、h4をh3より高くしてもよい。
【0064】
本実施の形態においては、キーマウント12の高さh4は、m4の約1/2である。一般的に販売されているキー11の一辺は約11〜12mmであるが、m3が約12mmの場合、m4は約10〜12mm、h4は約5〜6mmとなり、好ましくは5.3mmである。
【0065】
第1の実施の形態に関して説明したように、キーマウント12をキー11上面に設けたことにより、ユーザの手指10の腹がキーマウント12の頂点に触れている状態では、ユーザの爪10Aが約5〜10mm伸びている状態であっても、キー11に爪10Aの先端がぶつかるおそれは低くなる。更に、キーマウント12を、弾性が高い樹脂、例えばシリコーン樹脂やポリウレタンで形成することにより、爪10Aの先端がキーマウント12にぶつかったとしても、爪10Aへの衝撃を緩和することができる。
【0066】
[第8の実施の形態]
図20は、本発明の第8の実施の形態にかかるキーボード200の平面図である。また、図21は、本発明の第8の実施の形態にかかるキーボード200の断面図である。
図20に示すように、本発明の第8の実施の形態にかかるキーボード200は、複数のキー11と、各キー11の上面に設けられたキーマウント12とからなる。
【0067】
第7の実施の形態においては、キー11の高さは従来のキーボードの高さとほぼ同様であるが、第8の実施の形態においては、キーボード200のキー11の高さが第7の実施の形態のキー11の高さの略1.5〜1.8倍である点で異なっている。図21においては、第7の実施の形態のキー11に相当する部分を点線で示している。
キー11の形状は、横断面においては、上部の側面が弧を描く台形状となっている。平面視したとき、キー11の上面は4つの角を有する星型形状に近くなっている。このため、キー11の上面は従来のキーボードのキーよりも面積が狭くなる。また、キーマウント12は半球状(ドーム状)となっている。キー11の上部とキーマウント12の両方で半球を構成し、キー11とキーマウント12の間には段差が生じないよう、表面がなだらかに形成されている。
【0068】
キー11およびキーマウント12の材料は、第7の実施の形態と同様であり、キー11をプラスチック樹脂で形成し、キーマウント12はシリコーン樹脂あるいはポリウレタンで形成している。
【0069】
本実施の形態においては、キー11の高さが従来のキーボードのキーよりも高く、またキー11の上面の面積が狭いため、他のキー11との間隔が結果として広くなり、ユーザの手指10の爪10Aがキー11にぶつかりにくくなる。
また、単にキー11の高さを高くするだけではなく、弾性を有する材料からなるキーマウント12をキー11の頂部に設けることにより、手指10に対する衝撃を低減し、万一、他のキー11の頂部に爪10Aがぶつかった場合でも爪10Aの損傷を少なくすることができる。また、製造工程においても、キー11とキーマウント12を別の材料で形成することで、キー全体の高さの調節が容易になるため、作業効率の改善が期待できる。
【0070】
さらに、第1乃至第7の実施の形態においては、キー11とキーマウント12の間に段差があるため、段差に塵や埃がたまるおそれがあるが、第8の実施の形態にかかるキーボード200においてはキー11とキーマウント12の間に塵や埃が付着しにくい。
なお、キー11の上面の面積が狭くなることにより、キー11の上面に数字や文字を印刷する部分も狭くなるが、キーマウント12を透明な材料で形成し、レンズ機能を持たせることにより、キー11の上面の数字や文字を見やすくするという効果が得られる。
【0071】
(他の変形例)
キーマウント12の形状、材料および配置については、キーカバーマウント2と同様に、様々な変更・改良を行うことが可能である。すなわち、図6乃至図9および図16乃至図17に示される構成の各要素は、第7の実施の形態にかかるキーボード200に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバーの使用状態を示す平面図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバーを示し、それぞれ(a)は平面図、(b)は正面図、および(c)は右側面図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバーの使用状態を示すためのキーカバーおよびキーカバーマウントの拡大図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバーのキーカバーおよびキーカバーマウントの拡大断面図である。
【図5】図5は、本発明の第1の実施の形態にかかるキーボードカバーのキーカバーとキーカバーマウントの接合構造を説明するための概念図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態にかかるキーボードカバーの平面図である。
【図7】図7は、本発明の第3の実施の形態にかかるキーボードカバーの平面図である。
【図8】図8は、本発明の第4の実施の形態にかかるキーボードカバーの平面図である。
【図9】図9は、本発明の第5の実施の形態にかかるキーボードカバーの平面図である。
【図10】図10は、本発明の第5の実施の形態にかかるキーカバーマウントの変形例を示し、(a)〜(c)はそれぞれ変形例におけるキーカバーマウントの平面図である。
【図11】図11は、本発明の第6の実施の形態にかかるキーボードカバーの平面図である。
【図12】図12は、本発明の第6の実施の形態の第1の変形例におけるキーボードカバーの平面図である。
【図13】図13は、本発明の第6の実施の形態の第2の変形例におけるキーボードカバーの平面図である。
【図14】図14は、本発明の第6の実施の形態の第3の変形例におけるキーボードカバーの平面図である。
【図15】図15は、本発明の第1乃至第6の実施の形態にかかるキーボードカバーのキーカバーマウントの変形例を示し、(a)〜(h)はそれぞれ説明図である。
【図16】図16は、本発明の第1乃至第6の実施の形態にかかるキーボードカバーのキーカバーマウントの他の変形例を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図17】図17は、本発明の第7の実施の形態にかかるキーボードを示し、それぞれ(a)は平面図、(b)は正面図、および(c)は右側面図である。
【図18】図18は、本発明の第7の実施の形態にかかるキーボードの使用状態を示すためのキーおよびキーマウントの拡大図である。
【図19】図19は、本発明の第7の実施の形態にかかるキーボードのキーおよびキーマウントの拡大断面図である。
【図20】図20は、本発明の第8の実施の形態にかかるキーボードの平面図である。
【図21】図21は、本発明の第8の実施の形態にかかるキーボードの断面図である。
【符号の説明】
【0073】
100 キーボードカバー
1 キーカバー
2 キーカバーマウント
3 中間シート
200 キーボード本体
10 手指
10A 爪
11 キー
12 キーマウント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キーボードのキーを覆うキー被覆部と、
前記キー被覆部の上面に設けられた突起部と、
前記キーボードの前記キー以外の部分を覆う平面部からなり、
前記突起部は弾性を有する樹脂からなり、前記突起部が前記キー被覆部の前記上面の中央に配置されたことを特徴とするキーボードカバー。
【請求項2】
キーボードのキーを覆うキー被覆部と、
前記キー被覆部の上面に設けられた突起部と、
前記キーボードの前記キー以外の部分を覆う平面部からなり、
前記突起部は弾性を有する樹脂からなり、横一列に配置された複数の前記キー被覆部に対して、複数の前記突起部が少なくとも2つの弧をえがくように配置されたことを特徴とするキーボードカバー。
【請求項3】
前記突起部は、半球状であることを特徴とする請求項1または2に記載のキーボードカバー。
【請求項4】
前記突起部の内部に空間を設け、液体または気体を充填したことを特徴とする請求項3に記載のキーボードカバー。
【請求項5】
前記突起部が透明であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のキーボードカバー。
【請求項6】
キーと、
前記キーの上面に設けられた突起部と、
前記キーを収容する筐体とからなり、
前記突起部は弾性を有する樹脂からなり、前記突起部が前記キーの前記上面の中央に配置されたことを特徴とするキーボード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2009−129320(P2009−129320A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−305647(P2007−305647)
【出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【出願人】(507390424)
【Fターム(参考)】