説明

クッションクリップ

【課題】 クッション体の弾性圧縮量を増大させることができるクッションクリップを提供する。
【解決手段】 取付部材1の取付孔2に差し込まれることで取付可能な合成樹脂材よりなるクリップ体11と、そのクリップ体11の基部12から突出されたエラストマよりなるクッション体20とを一体状に備える。クッション体20は、有底筒状に形成されるとともに、その筒壁32の縦断面において山部33、35と谷部34、36とを交互に連続して有する中空蛇腹状をなして弾性圧縮可能に形成される。隣接する両山部33、35のうち、一方の山部が他方の山部の内側方向に重なって弾性圧縮されるように、隣接する両山部33、35の外径が大小異なって形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、取付部材の取付孔に差し込まれることで取付可能な合成樹脂材よりなるクリップ体と、そのクリップ体の基部から突出されたエラストマよりなるクッション体とを一体状に備えたクッションクリップに関する。
【背景技術】
【0002】
クッションクリップは、開閉蓋、ドア等の開閉部材を本体(ボックス本体)の枠部に向けて閉じる際の衝撃を緩衝するために、開閉部材と本体の枠部との一方の部材を取付部材として装着される。例えば、車両用グラブボックスにおいては、ボックス本体の開口枠部と開閉蓋との一方の部材を取付部材としてクッションクリップが装着される。
また、取付部材の取付孔に対するクッションクリップの取付作業性や取付安定性等を考慮して、取付孔に差し込まれることで取付可能なクリップ体を硬質の合成樹脂材によって成形し、クッション性等を考慮してクッション体を軟質樹脂、ゴム等のエラストマによって成形したものが知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−349524号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、特許文献1に開示されたクッションクリップにおいては、クッション体がエラストマによって中実(肉塊状)に成形されているため、クッション体の弾性圧縮量が小さく制限される。
このようなことから、例えば、車両用グラブボックスにクッションクリップが採用された場合には、開閉蓋の自由端部の幅方向の両側部にクッションクリップがそれぞれ取り付けらた状態で開閉蓋を閉じるときに、開閉蓋の取り付けのバラツキや不測の変形等によって、一方のクッションクリップのクッション体のみがボックス本体(インスツルメントパネル)の開口枠部に当たり、他方のクッションクリップのクッション体とボックス本体の開口枠部との間に隙間が発生することがある。そして、車両走行時の振動等によって開閉蓋が前記隙間においてガタツキ、異音を発生する場合がある。
【0004】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、クッション体の弾性圧縮量を良好に増大させることができるクッションクリップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係るクッションクリップは、取付部材の取付孔に差し込まれることで取付可能な合成樹脂材よりなるクリップ体と、そのクリップ体の基部から突出されたエラストマよりなるクッション体とを一体状に備えたクッションクリップであって、
前記クッション体は、有底筒状に形成されるとともに、その筒壁の縦断面において山部と谷部とを交互に連続して有する中空蛇腹状をなして弾性圧縮可能に形成され、
前記隣接する両山部のうち、一方の山部が他方の山部の内側方向に重なって弾性圧縮されるように、前記隣接する両山部の外径が大小異なって形成されていることを特徴とする。
【0006】
前記構成によると、クッション体に圧縮荷重が作用したときには、中空蛇腹状をなすクッション体の周壁において、隣接する両山部のうち、一方の山部が他方の山部の内側方向に重なって弾性圧縮されるため、クッション体の弾性圧縮量を良好に増大させることができる。
仮に、隣接する両山部の外径が同径をなすようにクッション体の周壁が中空蛇腹状用に形成されている場合には、一方の山部上に他方の山部が重なって圧縮されることになる。
これに対し、この発明によれば、隣接する両山部の外径が同径をなして中空蛇腹状用に形成されたものと比べても、一方の山部が他方の山部の内側方向に重なって弾性圧縮される分だけクッション体の弾性圧縮量を増大させることができる。
【0007】
請求項2に係るクッションクリップは、請求項1に記載のクッションクリップであって、
クッション体は、底部及び/又は筒壁に中空部の空気を排出するためのエアー抜き部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
前記構成によると、クッション体が弾性圧縮されるにしたがって、中空部の空気がエアー抜き部から外部に排出される。このため、クッション体は、その中空部の空気によって弾性圧縮が阻害されることない。この結果、クッション体は設定された弾性圧縮量の範囲において良好に弾性圧縮される。
【0009】
請求項3に係るクッションクリップは、取付部材の取付孔に差し込まれることで取付可能な合成樹脂材よりなるクリップ体と、そのクリップ体の基部から突出されたエラストマよりなるクッション体とを一体状に備えたクッションクリップであって、
前記クッション体は、中実に形成された第1のクッション部と、有底筒状に形成された第2のクッション部とが圧縮方向に連結され、
前記第2のクッション部は、その筒壁の縦断面において山部と谷部とを交互に連続して有する中空蛇腹状をなして弾性圧縮可能に形成され、
前記隣接する両山部のうち、一方の山部が他方の山部の内側方向に重なって弾性圧縮されるように、前記隣接する両山部の外径が大小異なって形成されていることを特徴とする。
【0010】
前記構成によると、クッション体に圧縮荷重が作用したときには、まず、中空蛇腹状をなす第2のクッション部の周壁において、隣接する両山部のうち、一方の山部が他方の山部の内側方向に重なって弾性圧縮される。
第2のクッション部の周壁が所定量だけ弾性圧縮されたところで、中実の第1のクッション部が弾性圧縮される。
このようにして、中空蛇腹状をなす第2のクッション部によって弾性圧縮量を良好に増大させることができる。しかも、中実の第1のクッション部の弾性圧縮も加わって、クッション体の弾性圧縮量を二段階に増大させることができる。
また、低荷重時には、中空蛇腹状をなす第2のクッション部のみを弾性圧縮させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
(実施例1)
この発明の実施例1を図1〜図6にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係るクッションクリップを正面側から視た斜視図である。図2はクッションクリップを背面側から視た斜視図である。図3はクッションクリップを取付部材に取り付けた状態を示す縦断面図である。図4はクッションクリップのクッション体が弾性圧縮された状態を示す縦断面図である。
図1〜図4に示すように、クッションクリップ10は、クリップ体11と、クッション体20と一体状に備えて構成されている。
【0012】
図2と図3に示すように、クリップ体11は、基部(座板部)12及び係止脚13を備え、これらが硬質の合成樹脂材(例えば、PP樹脂)による射出成形によって一体成形されている。
すなわち、クリップ体11の基部12は、所定板厚の円盤状に形成され、その一面(図では下面)側の略中心部には、取付部材1の取付孔2に差し込み可能な係止脚13が突設されている。
図3に示すように、係止脚13は、取付孔2に弾性縮小されながら差し込まれかつ所定位置まで差し込まれたときに取付孔2の孔縁に弾性的に係合する係合部15を有する弾性係止片16よって形成されている。
【0013】
図3に示すように、クリップ体11の基部12の係止脚13と反対側の面(図では上面)には、軟質樹脂、ゴム等のエラストマ(例えば、TPE)よりなるクッション体20が一体に成形されて突出されている。
クッション体20は、底部31と周壁32とを有して有底筒状に形成されている。さらに、クッション体20の周壁32は略均一の肉厚に形成されるとともに、その縦断面において山部33、35と谷部34、36とを交互に連続して有する中空蛇腹状をなして弾性圧縮可能に形成されている。
【0014】
図3と図4に示すように、隣接する両山部33、35のうち、一方の山部35が他方の山部33の内側方向に重なって弾性圧縮されるように、隣接する両山部33、35の外径が大小異なって形成されている。
この実施例1においては、下側の山部33の外径D1が上側の山部35の外径D2よりも大きく形成され、上側の山部35の頂部から中心部に向けて折返し部37が設けられている。
また、クッション体20は、周壁32(及び/又は底部31)に中空部20aの空気を排出するためのエアー抜き部(孔)40が形成されている。
【0015】
また、この実施例1において、クッション体20は、予め、硬質の合成樹脂材によって成形されたクリップ体11をクッション体20に対応する成形型内にセットした状態で成形される。
また、クッション体20は、クリップ体11を成形している硬質の合成樹脂材に対し相溶性を有するエラストマより成形することによって剥がれを防止することが望ましい。
また、この実施例1において、底部31の内面(上面)の中心部には、周壁32の圧縮量を制限するための突出部45が形成されている。
【0016】
上述したように構成されるこの実施例1に係るクッションクリップ10は、ボックス本体の開口枠部と開閉部材との一方の部材を取付部材1として装着される。
例えば、車両用グラブボックスにおいては、そのボックス本体(インスツルメントパネル)の開口枠部と、開閉蓋との一方の部材を取付部材1として装着される。
すなわち、取付部材1の取付孔2にクリップ体11の係止脚13が差し込まれることで、係止脚13の弾性係止片14が取付孔2の孔縁に係合し、これによって取付部材1にクッションクリップ10が取り付けられる(図3参照)。
【0017】
クッションクリップ10の取付状態において、図4に示すように、開閉蓋が閉じる際の圧縮荷重がクッション体20に作用したときには、中空蛇腹状をなすクッション体20の周壁32において、隣接する両山部33、35のうち、一方の山部35が他方の山部33の内側方向に重なって弾性圧縮されるため、クッション体20の弾性圧縮量を増大させることができる。
仮に、隣接する両山部33、35の外径が同径をなすようにクッション体20の周壁32が中空蛇腹状用に形成されている場合には、両山部33、35が上下に重なって圧縮されることになる。
これに対し、この発明の実施例1に係るクッションクリップ10によれば、隣接する両山部の外径が同径をなして中空蛇腹状用に形成されたものと比べても、一方の山部35が他方の山部33の内側方向に重なって弾性圧縮される分だけクッション体20の弾性圧縮量を増大させることができる。
【0018】
また、クッション体20は、周壁32(及び/又は底部31)に中空部20aの空気を排出するためのエアー抜き部(孔)40が形成されている。このため、クッション体20が弾性圧縮されるにしたがって、中空部20aの空気がエアー抜き部40から外部に排出される。このため、クッション体20は、その中空部20aの空気によって弾性圧縮が阻害されることない。この結果、クッション体20は設定された弾性圧縮量の範囲において良好に弾性圧縮される。
【0019】
例えば、開閉蓋の自由端部の幅方向の両側部にクッションクリップ10がそれぞれ取り付けらた状態で開閉蓋を閉じるときに、開閉蓋の取り付けのバラツキや不測の変形等があったとしても、前記したように弾性圧縮量が大きいクッションクリップ10を用いることにより、両クッションクリップ10のクッション体20がボックス本体(インスツルメントパネル)の開口枠部に当たってそれぞれ良好に弾性圧縮される。
このため、クッションクリップ10のクッション体20とボックス本体の開口枠部との間に隙間が発生することを防止することができ、車両走行時の振動等によって開閉蓋がガタツキ、異音を発生する不具合を防止することができる。
【0020】
なお、前記実施例1のクッションクリップ10の中空蛇腹状をなすクッション体20において、下側の山部33の外径D1が上側の山部35の外径D2よりも大きく形成された場合を例示したが、図5に示すように、下側の山部33の外径D1が上側の山部35の外径D2よりも小さく形成された場合においても実施可能である。
また、中空蛇腹状をなすクッション体20の山部と谷部の数は限定するものではなく、例えば、図6と図7に示すように、クッション体20を三つの山部33、35、37と三つの谷部34、36、38を交互に連続して有する中空蛇腹状に形成してもよい。
さらに、図6に示すように、下側の山部33の外径をD1とし、中間の山部35の外径をD2とし、上側の山部37の外径をD3としたときに、「D1<D2>D3」の関係となるように設定してもよく、また、図7に示すように「D1>D2<D3」の関係となるように設定してもよい。
さらに、「D1>D2>D3」の関係となるように設定してもよく、「D1<D2<D3」の関係となるように設定してもよい。
【0021】
(実施例2)
次に、この発明の実施例2に係るクッションクリップを図8と図9にしたがって説明する。
図8はこの発明の実施例2に係るクッションクリップを示す縦断面図である。図9はクッションクリップの第2のクッション部が弾性圧縮された状態を示す縦断面図である。
図8に示すように、この実施例2においては、クッションクリップ110のクッション体120の弾性圧縮量を二段階に増大させるように構成したものであり、クッション体120は、中実に形成された第1のクッション部121と、有底筒状に形成された第2のクッション部130とが圧縮方向に連結されて構成されている。
すなわち、図8に示すように、この実施例2においては、クリップ体111の基部112の上面に軟質樹脂、ゴム等のエラストマ(例えば、TPE)よりなる中実で円錐台形状の第1のクッション部121が一体に成形されて突出されている。
第1のクッション部121の上面の中央部には凹部122が設けられ、その凹部122の底面を底部131する有底筒状の第2のクッション部130が、第1のクッション部121と同材質のエラストマにより一体成形されている。
【0022】
また、第2のクッション部130は、実施例1のクッション体20と同様にして、周壁132の縦断面において山部133、135と谷部134、136とを交互に連続して有する中空蛇腹状をなして弾性圧縮可能に形成されている。そして、隣接する両山部133、135のうち、一方の山部133が他方の山部135の内側方向に重なって弾性圧縮されるように、隣接する両山部133、135の外径が大小異なって形成されている。
また、第2のクッション部130の周壁132に中空部120aの空気を排出するためのエアー抜き部(孔)140が形成されている。
なお、硬質合成樹脂製のクリップ体111は、基部112と、弾性係止片114を有する係止脚113とを一体に備えている。
【0023】
上述したように構成されるこの実施例2に係るクッションクリップ10において、クッション体120に圧縮荷重が作用したときには、まず、中空蛇腹状をなす第2のクッション部130の周壁132において、隣接する両山部133、135のうち、一方の山部1135が他方の山部133の内側方向に重なって弾性圧縮される(図9参照)。
第2のクッション部130の周壁132が所定量だけ弾性圧縮されたところで、中実の第1のクッション部121が弾性圧縮される。
このようにして、中空蛇腹状をなす第2のクッション部130によって弾性圧縮量を増大させることができる。しかも、中実の第1のクッション部121の弾性圧縮も加わって、クッション体120の弾性圧縮量を二段階に増大させることができる。
また、低荷重時には、中空蛇腹状をなす第2のクッション部130のみを弾性圧縮させることも可能となる。
【0024】
なお、前記実施例2に係るクッションクリップ110のクッション体120において、第2のクッション部130を、実施例1で述べたクッション体20の中空蛇腹構造と略同様に変更してもこの発明を実施することができる。
また、この発明は前記実施例1及び2に限定するものではない。
例えば、クリップ体11(111)は、取付部材1の取付孔2に差し込まれることで取付可能な構造であればどのように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】この発明の実施例1に係るクッションクリップを正面側から視た斜視図である。
【図2】同じくクッションクリップを背面側から視た斜視図である。
【図3】同じくクッションクリップを取付部材に取り付けた状態を示す縦断面図である。
【図4】同じくクッションクリップのクッション体が弾性圧縮された状態を示す縦断面図である。
【図5】同じく中空蛇腹状をなすクッション体の下側の山部の外径が上側の山部の外径よりも小さく形成された実施態様を示す縦断面図である。
【図6】同じくクッション体が三つの山部と三つの谷部を交互に連続して有する中空蛇腹状に形成され、下側の山部の外径をD1とし、中間の山部の外径をD2とし、上側の山部の外径をD3としたときに、「D1<D2>D3」の関係となるように設定された実施態様を示す縦断面図である。
【図7】同じくクッション体が三つの山部と三つの谷部を交互に連続して有する中空蛇腹状に形成され、下側の山部の外径をD1とし、中間の山部の外径をD2とし、上側の山部の外径をD3としたときに、「D1>D2<D3」の関係となるように設定された実施態様を示す縦断面図である。
【図8】この発明の実施例2に係るクッションクリップを示す縦断面図である。
【図9】同じくクッションクリップの第2のクッション部が弾性圧縮された状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0026】
10、110 クッションクリップ
11、111 クリップ体
12、112 基部
13、113 係止脚
20、120 クッション体
31、131 底部
32、132 周壁
33、35、133、135 山部
34、36、134、136 谷部
121 第1のクッション部
130 第2のクッション部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取付部材の取付孔に差し込まれることで取付可能な合成樹脂材よりなるクリップ体と、そのクリップ体の基部から突出されたエラストマよりなるクッション体とを一体状に備えたクッションクリップであって、
前記クッション体は、有底筒状に形成されるとともに、その筒壁の縦断面において山部と谷部とを交互に連続して有する中空蛇腹状をなして弾性圧縮可能に形成され、
前記隣接する両山部のうち、一方の山部が他方の山部の内側方向に重なって弾性圧縮されるように、前記隣接する両山部の外径が大小異なって形成されていることを特徴とするクッションクリップ。
【請求項2】
請求項1に記載のクッションクリップであって、
クッション体は、底部及び/又は筒壁に中空部の空気を排出するためのエアー抜き部が形成されていることを特徴とするクッションクリップ。
【請求項3】
取付部材の取付孔に差し込まれることで取付可能な合成樹脂材よりなるクリップ体と、そのクリップ体の基部から突出されたエラストマよりなるクッション体とを一体状に備えたクッションクリップであって、
前記クッション体は、中実に形成された第1のクッション部と、有底筒状に形成された第2のクッション部とが圧縮方向に連結され、
前記第2のクッション部は、その筒壁の縦断面において山部と谷部とを交互に連続して有する中空蛇腹状をなして弾性圧縮可能に形成され、
前記隣接する両山部のうち、一方の山部が他方の山部の内側方向に重なって弾性圧縮されるように、前記隣接する両山部の外径が大小異なって形成されていることを特徴とするクッションクリップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−225093(P2007−225093A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−50219(P2006−50219)
【出願日】平成18年2月27日(2006.2.27)
【出願人】(000208293)大和化成工業株式会社 (174)
【Fターム(参考)】