説明

クリーム脱色剤製品の組成物及び方法

本発明は、毛髪脱色のための組成物及び方法に関する。特に、本発明は、少なくとも1つの過硫酸塩及びオイルゲルを含む安定化した毛髪脱色剤製品に関する。オイルゲルは、疎水性かつ親油性の物質、及び、ポリマー/コポリマーを含むことを特徴とし、過硫酸塩は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、及び、過硫酸アンモニウムよりなる群から選ばれることを特徴とする。本発明の組成物は、油と塩が分離することなく、ムラなく安定した毛髪脱色剤配合物を提供する乳濁液を形成することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2008年4月29日出願の米国仮特許出願第61/048,706号に対する優先権を主張するものであり、参照により全体として本明細書に盛り込まれる。
【0002】
本発明は、毛髪脱色のための組成物及び方法に関する。特に、本発明は、過硫酸塩及びオイルゲルを含む安定化した毛髪脱色剤製品に関する。
【背景技術】
【0003】
毛髪脱色は、毛髪用化粧品の分野でよく知られているプロセスである。毛髪脱色は、所望の明るい毛髪の色合いを達成するのに有効な期間、毛髪へ酸化剤を塗布することを伴う。酸化剤は、通常、6〜12重量%の濃度の過酸化水素水である。過酸化水素は、アルカリのpH条件下、毛髪に塗布されて、これに色素を与えるメラニンを酸化させることにより徐々に毛髪の色合いを明るくする。
【0004】
過酸化物溶液の明るくする効果を高めるため、「ブースター」として、過硫酸塩を主成分とした配合物を組み込むことが知られている。過硫酸ナトリウム塩、過硫酸カリウム塩、又は、過硫酸アンモニウム塩は、粉末として提供される。これは使用前に過酸化水素水と混合される。その後、この混合生成物は、所望の明るい毛髪の色合いを達成するのに有効な期間、毛髪に塗布される。
【0005】
現在、毛髪脱色剤は、2剤のキット形式で見かけるのが最も一般的である。第1剤は、溶液又は乳濁液を含有する、水性の過酸化水素組成物から成る。第2剤は、過硫酸塩及びアルカリ性剤を含む粉末状にした脱色組成物から成る。これら2剤が組み合わせられると、退色過程の促進剤として働く。この粉末状にした脱色組成物は、毛髪を脱色するために、単独、又は、水性の過酸化水素組成物と組み合わせて使用されてもよい。過酸化水素と過硫酸塩は、組み合わせられた時の反応性が非常に高く、水素と硫化ナトリウムに加えて発生期の酸素を形成する。この発生期の酸素は、メラニンの酸化、及び、毛髪からの脱色を非常に促進する。
【0006】
これらの塩、及び、他の活性成分(例えば、アルカリ性剤)は、通常、成分を粉末状にした混合物としてまずは作り出され、その後、水、又は、他の液体と混合することによりペーストに変形される。この粉末状の混合物は、粉塵化の不利益をしばしば有する。この粉末状の混合物中の酸化剤及びアルカリ性剤は、もし摂取又は吸入されれば、有害である可能性がある。従って、この粉塵化を引き起こさない毛髪脱色剤を得ることが望ましい。
【0007】
粉末状にした脱色組成物における粉塵化を制御する又は低減するため、脱粉塵化された配合物が開発されている。この脱粉塵化された配合物は、通常、粉末を、少なくとも鉱油かペラルゴン酸エチルヘキシルのような塩基性油と混合して、クリームタイプの配合物にする。通常、これら従来の化学系は、不安定である(油相と塩相の分離を引き起こす)、もしくは、ワックス状になり過ぎるため、油類と塩類の存在により時期尚早に配合分離した後は化粧品としての魅力がない。この分離は、同一バッチ中の粉末であっても、バッチ中の異なる場所から採取された異なる部分は異なる化学組成を有し、従って、異なる脱色効果をもたらす可能性があるという影響を有する。
【0008】
クリーム配合物による調整された毛髪脱色に関する現在の技術におけるこれらの不利益を克服することが、望まれ、かつ、長年必要とされている。クリーム脱色剤の開発における重要な課題は、小さな油マトリクスの内に必要な塩濃度レベルを含む配合物を開発する必要があるという点に存する。これは、化粧品として魅力があり続け、また、最小限のダメージで毛髪及び頭皮に塗布するのに望ましくあり続けたままで、なおかつ、剤成分がほとんど物理的に分離をしない。
【発明の概要】
【0009】
本発明の目的は、標準配合物で一般に見られるような分離を示さない、安定で均質な毛髪脱色剤組成物を提供することである。これらの極めて高い塩配合物は、無水環境を要求するため、経時変化で分離、硬化しない安定したクリームのような懸濁液の生成に成功することが課題となる。現在市場に出ている製品は、製造後数か月以内に油分離を示す、もしくは、硬化・乾燥する。
【0010】
従って、毛髪脱色により、毛髪繊維に永続的な脱色特性を与える一方、同時に、配合分離からくる潜在的な環境被害を受けることを実質的に排除する毛髪脱色のための安定した組成物、好ましくは均質な組成物、を提供することが、本発明の目的である。
【0011】
本発明は、有機溶媒、塩類、賦形剤、並びに、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、及び、過硫酸アンモニウムのような活性塩の組み合わせを利用する配合マトリクスを提供することを別の目的とする。
【0012】
さらに、本発明は、頭髪脱色のためのクリーム状もしくはペースト状の組成物を生成するため、オイルゲル、過硫酸塩、ワックス、ケイ酸塩、メタケイ酸塩、カルボマー、シリカ、酸化物、及び/又は、キレート剤のような成分を利用することを別の目的とする。
【0013】
なお、本発明は、毛髪と頭皮上に調整されたクリーム基材を塗布する方法を提供することを別の目的とする。
【0014】
最後に、本発明は、サロンと消費者に、他の、使用の際に粉塵化する粉末状の脱色組成物や、使用の際に脱粉塵化された粉末状の脱色組成物だけでなく、現行市場のクリーム脱色剤のより良い代替品として、より一貫して安定した毛髪脱色剤組成物も提供することである。その結果、これは、消費者により安全な塗布方法、及び、環境を提供することを別の目的とする。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、現行市場の規格品と比較して分離が最小限である、もしくは、分離のない安定した懸濁液/乳濁液系を生成する、過硫酸塩類のための懸濁媒質として、オイルゲルを利用する新規のクリーム脱色剤組成物に関する。本発明は、処置の間のダメージを低減させながら、客の毛髪上でよりうまく混合して塗布できる、安定した乳濁液を提供する。さらに、これは無粉塵の製品であるため、使用時点で環境に優しく、調整されたものとなっている。オイルゲルは、疎水性かつ親油性の物質、及び、ポリマー/コポリマーを含む。この疎水性かつ親油性の物質は、好ましくは油、さらに好ましくは皮膚軟化剤である。好ましい実施形態では、この疎水性かつ親油性の物質は炭化水素である。好ましい実施形態では、このポリマー/コポリマーは、ゲルを形成し、この中に疎水性かつ親油性の物質が懸濁される。また、この組成物は、シリカ、キレート剤、コンディショナー、及び/又は、増粘剤をさらに含んでもよい。好ましくは、オイルゲルの濃度は、(重量で)約5〜60%、好ましくは30〜45%であり、全過硫酸塩濃度は、(重量で)約25〜90%、好ましくは55〜70%である。
【0016】
本発明は、キューティクル上の脱色部位へ過硫酸塩の活性成分を輸送するために、ホストゲスト分子媒体を利用する。本発明で用いられる媒体は、オイルゲルであり、一方、活性成分は、過硫酸塩である。このオイルゲルは、ゲルの形をしている、少なくとも1つの親水性かつ親油性の物質、及び、少なくとも1つのポリマー/コポリマーを含む。本発明は、過硫酸塩活性成分のための媒体(懸濁化剤)として、毛髪用クリーム脱色剤配合物中で、オイルゲルを使用する。一方、同時に、媒質中で一様に塩相と油相を懸濁することによってこれら相の分離を防ぐ。オイルゲル媒体は、Penreco、もしくは、同様の化学概念の他の代替供給元、又は、製造元による、Versagels又はSynergelsでもよい。Versagelシリーズは下記を含む。
・Versagel C−シリーズ
・Versagel M−シリーズ
・Versagel P−シリーズ
・Versagel R−シリーズ
【0017】
さらに、好ましい配合物は、オイルゲル媒体としてM−シリーズのVersagelを利用するが、他のシリーズも、本発明に対して有用である。M−シリーズは以下を含むが、これらに制限されない。
・Versagel M―(鉱油、並びに、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマー)
・Versagel ME(水素化ポリイソブテン、並びに、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマー)
・Versagel ML(安息香酸アルキル、並びに、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマー)
・Versagel MP(パルミチン酸イソプロピル、並びに、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマー)
・Versagel MC(イソヘキサデカン、並びに、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマー)
・Versagel MD(イソドデカン、並びに、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマー)
・Versagel MN(イソノナン酸イソノニル、並びに、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマー)
【0018】
オイルゲルは、米国特許第5,221,534号に記載された方法を用いて作ることができる。これは、参照によって本明細書に盛り込まれる。この好ましい疎水性かつ親油性の物質は、鉱油、水素化ポリイソブテン、安息香酸アルキル、パルミチン酸イソプロピル、イソヘキサデカン、イソドデカン、及び、イソノナン酸イソノニルから選択される。この好ましいポリマー/コポリマーは、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマーである。
【0019】
過硫酸塩は、水溶性の酸化剤組成物と組み合わせた場合に、酸化活性を示す(活性酸素を生成する)、様々なアルカリ土類金属の過硫酸化合物、アルカリ金属の過硫酸化合物、又は、過硫酸アンモニウム化合物のうち1つ又は複数を含む。好ましくは、このような過硫酸塩は、アルカリ金属の過硫酸塩、アルカリ土類金属の過硫酸塩、又は、過硫酸アンモニウムのうち1又は複数から成る。アルカリ金属の過硫酸塩の例は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどを含む。適切なアルカリ土類金属の例は、マグネシウム、カルシウムなどを含む。特に好ましくは、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、及び、過硫酸アンモニウムである。過硫酸塩は、通常、約0.1〜200ミクロンに及ぶ粒径を有する微粒子型である。
【0020】
好ましい実施形態は、ゲル化された鉱油(鉱油、及び、ポリマー/コポリマーを含む)を利用して、完全な乳化を提供することができ、その結果として、過硫酸塩を組み込むための非常に安定な環境を提供する。これにより、鉱油と過硫酸塩が分離することなく、人の頭髪の脱色中、非常に均一かつ均質な塗布を提供する。
【0021】
他の実施形態では、本発明は、活性化過硫酸塩をただ1つ、又は、2つ含んでもよく、また、過硫酸アンモニウムが利用されない場合は、アンモニアフリーでもよい。
【0022】
本発明の組成物は、さらに1又は複数の調湿剤、キレート剤、増粘剤、及び/又は、シリカをさらに含んでもよい。調湿剤は、柔らかく、より豪華な外観を提供するために、組成物に追加される。有用な毛髪調湿剤は、ラウロイルリシン、及び/又は、アロエベラパウダーを含むが、これらに制限されない。有用なキレート剤は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、EDTA二ナトリウム、EDTA四ナトリウム、シクロデキストリン、クエン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸二ナトリウム、及び、これらの混合物を含むが、これらに制限されない。有用な増粘剤は、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ナトリウム、アルギン、カオリン、グアーガム、キサンタンガム、蜜蝋、アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10〜30)クロスポリマー、カルボマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及び、これらの混合物を含むが、これらに制限されない。
【0023】
本発明の好ましい組成物は、次のものを含む。
A)30%〜70%の過硫酸塩、3%〜20%のケイ酸塩、及び、5%〜60%のオイルゲル
B)25%〜70%の過硫酸カリウム、2%〜20%のケイ酸ナトリウム/メタケイ酸ナトリウム、及び、10%〜50%のオイルゲル
C)過硫酸ナトリウム塩=25%〜70%の過硫酸ナトリウム、2%〜20%のケイ酸ナトリウム/メタケイ酸ナトリウム、及び、10%〜50%のオイルゲル
D)25%〜50%の過硫酸アンモニウム、2%〜20%のケイ酸ナトリウム/メタケイ酸ナトリウム、及び、10%〜50%のオイルゲル
E)25%〜70%の過硫酸カリウム、25%〜70%の過硫酸ナトリウム、2%〜20%のケイ酸ナトリウム/メタケイ酸ナトリウム、及び、10%〜50%のオイルゲル
F)25%〜70%の過硫酸カリウム、5%〜20%の過硫酸アンモニウム、2%〜20%のケイ酸ナトリウム/メタケイ酸ナトリウム、及び、10%〜50%のオイルゲル
G)25%〜70%の過硫酸ナトリウム、5%〜20%の過硫酸アンモニウム、2%〜20%のケイ酸ナトリウム/メタケイ酸ナトリウム、及び、10%〜50%のオイルゲル
【0024】
オイルゲル及び過硫酸塩に、頭髪用の最終的なクリーム脱色化合物を生成するための追加的なサポート成分を加えて乳化することは、十分な快適性及び満足度を兼ね備えながら、容易に維持することができる。本発明は、分離することなく配合の安定性及び均一性を維持することで、その結果として、脱色での色ムラを除去することにより、所望の満足度まで毛髪を脱色するための安定した化学品を維持するための技術を提供する。経時的に分離を示さずに、同様に色ムラのない既知の脱色クリームは現在知られていない。
【0025】
本発明の配合は、好ましくは、毛髪を脱色するために、過酸化水素のような酸素供与体と組み合わせて用いられる。使用時、この配合物は、毛髪に塗布される前に過酸化水素と混合され得る。ひとたび過酸化物と混合されれば、これは、約10分以内に塗布されるべきである。この配合物は、脱色ローション剤を毛髪の一部又は全体に沈着させて所望の結果を得ることを主な目的として、あらゆる塗布器で毛髪に塗布されてもよい。
【0026】
これ以上記述はしないが、この技術分野
で通常の知識を有する者は、先の記述、及び、以下に説明する例を用いて、本発明の組成物を製造し、利用し、そして、本発明でクレームされた方法を実施することができると考えられる。以下の例は、本発明を説明するために挙げられる。本発明がこれらの例に述べられていた具体的な条件、又は、詳細に制限されないと理解されるべきである。
【0027】
例1―配合物
クリーム脱色剤組成物は、以下の組成物リストA〜Fに従って製造された。
【0028】
【表1】

【0029】
【表2】

【0030】
【表3】

【0031】
【表4】

【0032】
【表5】

【0033】
【表6】

【0034】
例2―安定性
クリーム脱色剤組成物は、製造され、これらのpH、活性酸素、粘性、及び、安定性(分離耐性)について、経時的に試験された。以下の表に結果をまとめる(注記された場合を除き、粘性は、スピンドル7@2.5RPMでそのまま測定される)。
【0035】
【表7】

【0036】
【表8】

【0037】
【表9】

【0038】
【表10】

【0039】
【表11】

【0040】
【表12】

【0041】
本発明の現在好ましい一定の実施形態が特に本明細書に記述されたが、ここに示され、かつ、記述された様々な実施形態の変形及び修正が、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、なされ得ることは、本発明が関係する当業者であれば明白であろう。従って、添付された請求項、及び、適用可能な法規範によって要求される範囲にのみ、本発明が制限されることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オイルゲル及び過硫酸塩を備える安定な毛髪脱色剤組成物。
【請求項2】
該オイルゲルは、疎水性かつ親油性の物質、及び、ポリマー/コポリマーを含むことを特徴とする請求項1に記載の毛髪脱色剤組成物。
【請求項3】
該疎水性かつ親油性の物質は、鉱油、水素化ポリイソブテン、安息香酸アルキル、パルミチン酸イソプロピル、イソヘキサデカン、イソドデカン、及び、イソノナン酸イソノニルから選択された物質よりなる群から選ばれることを特徴とする請求項2に記載の毛髪脱色剤組成物。
【請求項4】
該ポリマー/コポリマーは、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマーであることを特徴とする請求項2に記載の毛髪脱色剤組成物。
【請求項5】
該過硫酸塩は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、及び、過硫酸アンモニウムよりなる群から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の毛髪脱色剤組成物。
【請求項6】
キレート剤、コンディショナー、増粘剤、又は、シリカ、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の毛髪脱色剤組成物。
【請求項7】
該オイルゲルの濃度は、該組成物の約5〜60重量%であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪脱色剤組成物。
【請求項8】
該過硫酸塩の濃度は、該組成物の約25〜90重量%であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪脱色剤組成物。
【請求項9】
a)オイルゲルを提供することステップと、b)該オイルゲル中に過硫酸塩を懸濁するステップと、を具備する、安定な毛髪脱色剤組成物を製造する方法。
【請求項10】
該オイルゲルは、疎水性かつ親油性の物質、及び、ポリマー/コポリマーを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
該疎水性かつ親油性の物質は、鉱油、水素化ポリイソブテン、安息香酸アルキル、パルミチン酸イソプロピル、イソヘキサデカン、イソドデカン、及び、イソノナン酸イソノニルから選択される物質よりなる群から選ばれることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
該ポリマー/コポリマーは、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマーであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
該過硫酸塩は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、及び、過硫酸アンモニウムよりなる群から選ばれることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
該オイルゲル中に、キレート剤、コンディショナー、増粘剤、又は、シリカを懸濁するステップをさらに具備する特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項15】
該オイルゲルの濃度は、約5〜60重量%であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項16】
該過硫酸塩の濃度は、約25〜90の重量%であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項17】
疎水性かつ親油性の物質、及び、過硫酸塩を含む組成物の分離を防ぐための方法であって、前記方法は、ポリマー/コポリマー・ゲル中に、該疎水性かつ親油性の物質、及び、該過硫酸塩を懸濁する該ステップを具備することを特徴とする方法。
【請求項18】
該疎水性かつ親油性の物質は、鉱油、水素化ポリイソブテン、安息香酸アルキル、パルミチン酸イソプロピル、イソヘキサデカン、イソドデカン、及び、イソノナン酸イソノニルから選択される物質よりなる群から選ばれることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
該ポリマー/コポリマーは、エチレン/プロピレン/スチレンコポリマー、及び、ブチレン/エチレン/スチレンコポリマーであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項20】
該過硫酸塩は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、及び、過硫酸アンモニウムよりなる群から選ばれることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項21】
毛髪を脱色する方法であって、該毛髪へ請求項1に記載の該組成物を塗布するステップを具備することを特徴とする方法。
【請求項22】
該組成物は、該毛髪への該塗布の前に過酸化水素と混合されることを特徴とする請求項21に記載の方法。

【公表番号】特表2011−518889(P2011−518889A)
【公表日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−507610(P2011−507610)
【出願日】平成21年4月29日(2009.4.29)
【国際出願番号】PCT/US2009/042099
【国際公開番号】WO2009/134875
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【出願人】(510288596)ヘアー システムズ インコーポレイティッド (1)
【Fターム(参考)】