説明

ゲーム装置

【課題】キャラクタアイテムの操作のみでゲームを行え、装置設計の自由度を高め、かつ、キャラクタアイテムの操作を容易、確実に行えるようにしたゲーム装置を提供する。
【解決手段】ゲームキャラクタをアニメーション表示する表示装置と、前記表示装置のゲームキャラクタを操作するための操作パネル32とを有し、操作パネル32には、キャラクタフィギュアCFに取り付けられた無線タグとの間で無線方式によるデータの送受信を行いキャラクタフィギュアCFに関連づけられた前記ゲームキャラクタをアニメーションさせる複数のリーダR1,R2,R3と、キャラクタフィギュアCFを複数のリーダR1,R2,R3上にスライド移動させるガイド用スライド通路である第1の凹部34と、キャラクタフィギュアCF載置するリーダR1,R2,R3対応位置を指示する指示手段である第2の凹部36a、36bとを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム装置に関し、特に、キャラクタアイテムに関連づけられたゲームキャラクタをアニメーション表示するゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ゲーム、アニメ、あるいはプロスポーツ選手などのキャラクタ等を利用して作成されたキャラクタアイテムの人気が高まっており、キャラクタ等の絵が付されたカード(いわゆるトレーディングカード)や、キャラクタ等を模して造形されたフィギュアなどを収集することが幅広い年齢層に支持されている。
【0003】
また、このようなトレーディングカードやフィギュアなどのキャラクタアイテムに記憶媒体を取り付けておき、記憶媒体からキャラクタの情報を読み取ってゲームを行わせるゲーム装置として特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。
【特許文献1】特開2006−95180号公報
【特許文献2】特開2002−153675号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載されているゲーム装置では、従来のゲーム装置では、キャラクタアイテムからキャラクタ情報を読み出した後は、ゲーム中におけるキャラクタアイテムの利用価値が無くなってしまうという課題があった。
【0005】
また、従来のゲーム装置では、ゲーム中の操作をプレーヤに行わせるために、キャラクタアイテムからのデータ読出し装置とは別にレバーやボタン等のゲームコントローラを配設する必要があるため、その分だけ装置設計の自由度が狭まることが懸念されている。
【0006】
本発明の目的は、キャラクタアイテムの操作のみでゲームを行え、装置設計の自由度を高め、かつ、キャラクタアイテムの操作を容易、確実に行えるようにしたゲーム装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)前記目的を達成するため、本発明のゲーム装置は、ゲームキャラクタをアニメーション表示する表示装置と、前記表示装置のゲームキャラクタを操作するための操作パネルとを有し、前記操作パネルには、キャラクタアイテムに取り付けられた無線タグとの間で無線方式によるデータの送受信を行い前記キャラクタアイテムに関連づけられた前記ゲームキャラクタをアニメーションさせる複数の送受信装置と、前記キャラクタアイテムを複数の送受信装置上にスライド移動させるガイド用スライド通路と、前記キャラクタアイテムを載置する前記送受信装置対応位置を指示する指示手段とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、複数の送受信装置に対してキャラクタアイテムを移動させることで、複数の送受信装置とキャラクタアイテムとに関連づけられたゲームキャラクタをアニメーションさせることができ、ゲーム中におけるキャラクタアイテムの利用価値をそのまま維持させると共に、レバーやボタン等のゲームコントローラを配設する必要がなく、その分だけ装置設計の自由度を高めることができる。
【0009】
また、ガイド用スライド通路によりキャラクタアイテムのスライド移動を容易にすると共に、指示手段によって送受信装置対応位置を指示することで、確実に送受信装置対応位置で停止させることができ、キャラクタアイテムの操作を容易、確実に行うことが可能となる。
【0010】
(2)本発明においては、前記ガイド用スライド通路は、各送受信装置に跨る枠状に形成され、前記指示手段は、前記キャラクタアイテムの底部形状に相応した嵌合部とされるようにすることができる。
【0011】
このような構成とすることにより、枠状のガイド用スライド通路内でキャラクタアイテムをスライド移動させ、嵌合部からなる指示手段で確実に送受信装置対応位置で停止させることができ、より一層、キャラクタアイテムの操作を容易、確実に行わせることができる。
【0012】
(3)この場合、前記枠状のガイド用スライド通路は、キャラクタアイテムの底部を移動可能に受け入れる第1の凹部として形成され、前記指示手段は、前記第1の凹部内の前記送受信装置対応位置に形成された第2の凹部として形成されるようにすることができる。
【0013】
このような構成とすることにより、枠状のスライドガイド通路を第1の凹部として形成し、嵌合部からなる指示手段を第2の凹部として形成することで、簡単な構成で、キャラクタアイテムの操作を容易、確実に行わせることができる。
【0014】
(4)本発明においては、(2)において、前記スライド用ガイド通路及び指示手段の少なくとも一方が環状の凸部によって形成されるようにすることができる。
【0015】
このような構成とすることにより、環状の凸部という簡単な構成でキャラクタアイテムの操作を容易、確実に行わせることができる。
【0016】
(5)本発明においては、(1)において、前記操作パネルには、前記複数の送受信装置に加えて、ゲーム関連情報を前記キャラクタアイテムの無線タグに書き込むための送受信装置と、前記キャラクタアイテムを載置するため前記ゲーム関連情報書き込み用の送受信装置対応位置を指示する指示手段とが設けられるようにすることができる。
【0017】
このような構成とすることにより、ゲーム関連情報を無線タグに書き込むための送受信装置を設け、その位置を指示手段にて指示することで、ゲーム関連情報を容易、かつ、確実に書き込むことが可能となる。
【0018】
(6)この場合、前記枠状のガイド用スライド通路は、キャラクタアイテムの底部を移動可能に受け入れる第1の凹部として形成され、前記指示手段は、前記第1の凹部内の前記送受信装置対応位置に形成された第2の凹部として形成され、ゲーム結果書き込み用の前記指示手段は第3の凹部として形成され、前記第3の凹部は、前記第1の凹部とキャラクタアイテムの底部を移動可能に連結されるようにすることができる。
【0019】
このような構成とすることにより、指示手段としての第3の凹部と大の凹部との間をガイドされた状態で自由にスライド移動することができ、キャラクタアイテムの操作を容易、確実に行うことが可能となる。
【0020】
(7)本発明においては、(1)において、前記操作パネルには、前記キャラクタアイテムを支援するための支援用キャラクタアイテムを載置するための支援用載置部が設けられるようにすることができる。
【0021】
このような構成とすることにより、支援用キャラクタアイテムを操作パネル上の支援用載置部に確保しておくことができいる。
【0022】
(8)この場合、前記枠状のガイド用スライド通路は、キャラクタアイテムの底部を移動可能に受け入れる第1の凹部として形成され、前記指示手段は、前記第1の凹部内の前記送受信装置対応位置に形成された第2の凹部として形成され、前記支援用載置部は第4の凹部として形成され、前記第4の凹部は、前記第1の凹部とキャラクタアイテムの底部を移動可能に連結されるようにすることができる。
【0023】
このような構成とすることにより、支援用載置部である第4の凹部と第1の凹部との間で支援用キャラクタアイテムをガイドされた状態で確実にスライド移動させることができる。
【0024】
(9)本発明においては、(1)〜(8)のいずれかにおいて、複数のゲーム用プログラムを搭載し、操作パネル上に載置して読みとられたキャラクタアイテムの種類に応じてゲーム内容が切り替えられるようにすることができる。
【0025】
このような構成とすることにより、1台のゲーム装置で、複数のキャラクタアイテムを交換することにより、そのキャラクタアイテムと関連づけられた複数のゲームを楽しむことができる。
【0026】
(10)本発明においては、(3)において、前記第1の凹部及び第2の凹部は、内側壁部が上方に向かって外側に傾斜する状態に形成されるようにすることができる。
【0027】
このような構成とすることにより、キャラクタアイテムの複数の第2の凹部間の移動を容易にし、かつ、確実に第2の凹部にキャラクタアイテムの底部を収容することができる。
【0028】
(11)本発明においては、(5)において、前記第1の凹部、第2の凹部、第3の凹部及び第3の凹部と第1の凹部との連結部は、内側壁部が上方に向かって外側に傾斜する状態に形成されるようにすることができる。
【0029】
このような構成とすることにより、キャラクタアイテムの複数の第2の凹部及び第3の凹部間の移動を容易にし、かつ、確実に第2の凹部にキャラクタアイテムの底部を収容することができる。
【0030】
(12)本発明においては、(7)において、前記第1の凹部、第2の凹部、第4の凹部及び第4の凹部と第1の凹部との連結部は、内側壁部が上方に向かって外側に傾斜する状態に形成されるようにすることができる。
【0031】
このような構成とすることにより、キャラクタアイテムの複数の第2の凹部及び第4の凹部間の移動を容易にし、かつ、確実に第2の凹部にキャラクタアイテムの底部を収容することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0033】
図1〜図6は、本発明の第1の実施の形態にかかるゲーム装置を示す図である。
【0034】
図1は、本実施の形態にかかるゲーム装置の全体概略斜視図で、図2は、その拡大縦断面図である。
【0035】
このゲーム装置10は、カプセル型の容器CPに入ったキャラクタフィギュア(キャラクタアイテムの一例)を購入するための景品供給装置12と、景品供給装置12で購入したキャラクタフィギュアを使用してゲームを行うためのゲーム装置本体14とが組み合わせ一体化された構成を有している。
【0036】
景品供給装置12は、ゲーム装置本体14の下側にあって、硬貨投入口16にプレーヤが硬貨(市場で流通する貨幣、貨幣に相当する価値が付与されたメダルなど)を投入すると、回転ハンドル18への回転操作が許可されて、回転ハンドル18を時計回りに回転させることによって、容器収容部20から取り出し口22へカプセル型の容器CPがプレーヤへ提供されるようになっている。
【0037】
また、景品供給装置12は、返却ボタン24を押下することによって硬貨投入口16へ投入した硬貨を硬貨返却口26へ返却可能に設けられている。
【0038】
なお、硬貨の代わりに紙幣や電子マネーの投入を受け付けることができるような構成であってもよい。
【0039】
また、景品供給装置12は、硬貨等の投入を受け付けるとともに、スイッチ入力などに応じて電動式でカプセル型の容器CPをプレーヤに提供可能に設けられているものであってもよい。
【0040】
また、この実施の形態のゲーム装置10では、図3(1)に示すように、キャラクタフィギュアCFが、カプセル型の容器CPに入った状態で景品供給手段12からプレーヤに提供される。
【0041】
プレーヤは、容器CPを構成する半球体CPAと半球体CPBとを分離することによって、容器CPからキャラクタフィギュアCFを取り出すことができるようになっている。
【0042】
また、この実施の形態では、図3(2)に示すように、キャラクタフィギュアCFがロボットを造形したフィギュアであり、樹脂成型品であるフィギュア本体BDの下部には、突出部PJが設けられている。
【0043】
フィギュア本体BDは、突出部PJが円柱状の樹脂成型品である台座PDに設けられた穴部HLに挿入されて接着剤などにより固定されている。
【0044】
また、台座PDは、穴部HLが形成されている面と反対側の面側が開口した把持部HDと、把持部HDの開口を塞ぐように固定されるベース部BPとからなる。
【0045】
ベース部BPにはメモリ(記憶媒体)とアンテナとロジック回路を集積したICチップである無線タグTGを収容するタグ収容部BPが設けられている。
【0046】
無線タグTGは、送受信装置ユニットであるリーダ・ライタユニットRWUから無線送信された電波(または電磁波)をアンテナで受信することによって、アンテナと接続されたロジック回路を起動してメモリ内のデータに対して演算処理を行う機能を備えている。
【0047】
なおキャラクタフィギュアの構成は、上述したものに限られず種々の形態を採りうる。
【0048】
また、この実施の形態では、キャラクタフィギュアCFの台座PDに収容されている無線タグTGにキャラクタフィギュアCFの個体識別を行うためのID認証データ、ゲームの利用可能回数に相当するクレジットデータ、ゲームキャラクタの種類やステータス(体力、攻撃力、防御力、素早さ等)を設定するゲームパラメータなど、各種のデータが記憶されている。
【0049】
特に、この実施の形態では、同種のキャラクタを造形したキャラクタフィギュアCFであっても、無線タグTGから読み出されるゲームキャラクタのステータスが異なるものが景品供給装置12からプレーヤに提供可能になっている。
【0050】
すなわち、外見上は同種のキャラクタを造形したキャラクタフィギュアCFであっても、その無線タグTGから読み出されるゲームキャラクタのステータスが異なる場合があることによって、同種のキャラクタを造形したキャラクタフィギュアCFであっても、ステータスの違いによって希少価値を与えて、プレーヤにキャラクタフィギュアCFの収集意欲を駆り立てることができるようになっている。
【0051】
また、上述したように同種のキャラクタフィギュアCFから読み出されるゲームキャラクタのステータスが異なる場合であっても、キャラクタフィギュアCFの外見上は区別ができないようになっているので、ゲーム装置本体14を利用してステータスを確認するというキャラクタフィギュアCFの新たな利用形態も提供することができるようになる。
【0052】
ゲーム装置本体14は、景品供給装置12の上部に一体的に取り付けられたもので、ゲームの表示画面(表示装置)となる筐体28正面の液晶ディスプレイ30と、この液晶ディスプレイ30の下方に位置する操作パネル32とを有している。
【0053】
液晶ディスプレイ30は、ゲームキャラクタをアニメーション表示するようになっている。
【0054】
操作パネル32は、液晶ディスプレイに表示されるゲームキャラクタをキャラクタフィギュアCFを用いて操作するためのもので、キャラクタフィギュアCFとの間で無線方式によりデータの送受信を行うためのリーダ・ライタユニットRWUが設けられている。
【0055】
リーダ・ライタユニットRWUは、キャラクタフィギュアCFに取り付けられた無線タグTGからデータを読み出すとともに無線タグTGへデータを書き込むことができる送受信装置としてのリーダ・ライタRWと、キャラクタフィギュアCFに取り付けられた無線タグTGからデータの読み出しのみができる送受信装置としてのレフトリーダR1、センターリーダR2及びライトリーダR3とを備えている(図4参照)。
【0056】
すなわち、リーダ・ライタユニットRWUには、キャラクタフィギュアCFに取り付けられた無線タグTGとの間でデータの送受信を実行してデータの読出し動作を行うための読出し位置としてリーダ・ライタRWとレフトリーダR1、センターリーダR2、及びライトリーダR3とが設けられている。
【0057】
このような構成において、プレーヤは、キャラクタフィギュアCFをリーダ・ライタRWの上に置くことによって、キャラクタフィギュアに関連づけられたゲームキャラクタのステータスの確認やゲームの利用に必要なクレジットの決済を行うことができる。
【0058】
またプレーヤは、レフトリーダR1、センターリーダR2、及びライトリーダR3にキャラクタフィギュアCFを置くことによってゲームの進行に必要な各種の入力を行うことができるようになっている。
【0059】
さらに、この実施の形態では、リーダ・ライタユニットRWUがゲームのためのプレーヤ入力インターフェースとしても機能し、プレーヤがキャラクタフィギュアCFを動かして無線タグTGとリーダ・ライタユニットRWUとの位置関係を変化させることによりゲーム処理のための入力情報を取得することができるようになっている。
【0060】
なお、本実施形態のゲームシステムでは、リーダ・ライタRW、レフトリーダR1、センターリーダR2、ライトリーダR3によりリーダ・ライタユニットRWUを構成したが、リーダ・ライタRWを別途設けずに、レフトリーダR1、センターリーダR2、ライトリーダR3のいずれか1つのリーダにライタ機能を設けた構成としてもよい。
【0061】
また、この実施の形態では、図4に示すように、レフトリーダR1、センターリーダR2及びライトリーダR3が横一列に並んだ状態となっており、リーダ・ライタRWがセンターリーダR2の奥側に位置する状態となっている。
【0062】
そして、キャラクタフィギュアCFを3個のリーダ、すなわちレフトリーダR1、センターリーダR2、ライトリーダR3上に移動させるガイド用スライド通路として、キャラクタフィギュアCFの底部を移動可能に受け入れる第1の凹部34を、レフトリーダR1、センターリーダR2、ライトリーダR3に跨るように、枠状の横長の長円形に形成している。
【0063】
また、キャラクタフィギュアCFを載置する各レフトリーダR1、センターリーダR2、ライトリーダR3対応位置を指示する指示手段として、キャラクタフィギュアCFの台座PDの底部形状に相応した3個の円形の第2の凹部36a、36b、36cを、大の凹部34内における各レフトリーダR1、センターリーダR2、ライトリーダR3対応位置に形成し、これら各第2の凹部36a、36b、36cを位置決め用の嵌合部として機能させるようにしている。
【0064】
これら第2の凹部36a、36b、36cは、図5にも示すように、キャラクタフィギュアCFが移動しやすく、かつ、各第2の凹部36a、36b、36c内に入り込みやすくするために、内側壁部44が上方に向かって外側に傾斜する状態に形成されている。
【0065】
また、ゲーム結果を無線タグTGに書き込むためのリーダ・ライタRW対応位置を指示する指示手段として、縦形の半長円形の第3の凹部38をリーダ・ライタRW対応位置に形成している。
【0066】
さらに、この実施の形態では、1回のゲームに3体のキャラクタフィギュアCF交換しながら使用することができ、そのため操作パネル32における第3の凹部38の両側に、キャラクタフィギュアCFを支援するための支援用キャラクタフィギュアを載置する支援用載置部として、横形の半長円形の2個の第4の凹部40a、40bが形成されている。
【0067】
そして、キャラクタフィギュアCF及び支援用キャラクタフィギュアが第1の凹部34、第3の凹部38及び第4の凹部40a、40b間を移動し易く、また、第3の凹部38、第4の凹部40a、40bに入りやすくするために、第1の凹部34、第3の凹部38及び第4の凹部40a、40bの内側壁部46、48、50を上方に向かって外側に傾斜する状態に形成している(図4、図5参照)。
【0068】
なお、筐体28内には、ゲームの効果音を出力するスピーカ部42(図2参照)と、リーダ・ライタユニットRWUから取得したデータに基づいて液晶ディスプレイ30に映し出されるゲーム画像を生成するゲーム基板(ゲーム処理ユニット)とが設けられている。
【0069】
また、この実施の形態では、景品供給装置12と、ゲーム装置本体14とが、別体に形成されており、景品供給装置12上にゲーム装置本体14の下部を載せ、景品供給装置12の上面と、ゲーム装置本体14の下面とを連結して一体化するようにしている。
【0070】
具体的には、まず、図2に示すように、景品供給装置12の筐体52の前面に設けられたロック装置54を解錠して扉56を開き、内部の筐体52と容器収容部20とのロック58を解除して容器収容部20を筐体から取り外す。
【0071】
この状態で、景品供給装置12の上面にゲーム装置本体14の底面を載せ、景品供給装置12内からねじ60にて景品供給装置12の上面とゲーム装置本体14の底面とを連結する。
【0072】
その後、容器収容部20を筐体52に取り付けて、扉56を閉じ、ロック装置54を施錠するようにしている。
【0073】
このようにすれば、簡単に景品供給装置12と、ゲーム機本体14とを一体化することができ、ゲームを行うために必要となるキャラクタフィギュアをゲーム装置10において購入することができるため、キャラクタフィギュアの購入促進とゲームの利用促進との双方を相乗的に図ることができる。
【0074】
もちろん、景品供給装置12とゲーム装置本体14とが予め一体化されたものとしても良い。
【0075】
次に、このようなゲーム装置10の使用状況について説明する。
【0076】
まず、景品供給装置12の硬貨投入口16に硬貨を投入して、キャラクタフィギュアCFを購入する。
【0077】
ゲーム装置本体14では、リーダ・ライタユニットRWUにおいてキャラクタフィギュアに取り付けられた無線タグからのID認証を受け付けており、プレーヤがリーダ・ライタユニットRWUのリーダ・ライタRWの上にキャラクタフィギュアCFを置くと、キャラクタフィギュアCFに取り付けられた無線タグTGからID認証データを取得して、有効なIDであるか否かを判定し、有効なIDであると確認された場合には、クレジットデータおよびゲームパラメータを取得してゲームの利用が可能であるかを判定する。
【0078】
例えば、景品供給装置12から購入した新規キャラクタフィギュアCFにクレジット有りと判断されると、ゲームの開始を受け付け、ステータス確認画面に無線タグTGから取得したゲームパラメータに基づいて、ゲームキャラクタの種類、体力、攻撃力、防御力、素早さ、レベルなどのステータスを表示するとともに、無線タグから取得したクレジットデータに基づいて、ゲーム可能回数(ゲームの利用可能回数と同義)が表示される。
【0079】
そして、リーダ・ライタRWに置かれたキャラクタフィギュアCFをセンターリーダR2に置き直してから、センターリーダR2に対してキャラクタフィギュアCFを浮かせて降ろすというタップ動作をプレーヤが行うことで、ゲームが開始する。
【0080】
リーダ・ライタRWの通信範囲内に置かれている新規購入されたキャラクタフィギュアCFを、センターリーダR2の通信範囲内に置き換えて、置き換えられたキャラクタフィギュアCFをセンターリーダR2の通信範囲の内外を往復移動させることによりタップ入力が行われると、ゲーム開始条件が成立し、ゲームの利用可能回数として記憶されている値が減算され、ゲームキャラクタの追加登録をする場合には、使用を希望するゲームキャラクタに対応するキャラクタフィギュアCFをリーダ・ライタRWの上に置けば追加登録がなされる。
【0081】
ゲームキャラクタの登録が済むと、キャラクタフィギュアCFを手に取ってリーダ・ライタユニットRWUに対して動かすことによって、ゲームキャラクタを移動あるいは動作させ、ゲームキャラクタ同士で対戦を行う。
【0082】
このとき液晶ディスプレイ30には、例えば、図6に示すようなゲーム画面が表示される。
【0083】
ゲーム画面では、プレーヤが操作するプレーヤゲームキャラクタPRC(ロボットA)と、対戦相手となる敵ゲームキャラクタERC(ロボットB)とが表示されるとともに、各ゲームキャラクタの現在の体力を視認可能に表示する体力ゲージHPGなどが表示される。
【0084】
そして、プレーヤからの移動指示によりプレーヤゲームキャラクタPRCが、センターポジションCP、レフトポジションLP、ライトポジションRPの間を移動する。
【0085】
例えば、キャラクタフィギュアCFがセンターリーダR2に置かれている場合には、プレーヤゲームキャラクタRPCは、センターポジションCPに表示される。
【0086】
そして、キャラクタフィギュアCFをレフトリーダR1やライトリーダR3に動かすと、リーダ・ライタユニットRWU上でのキャラクタフィギュアCFの移動に伴って、プレーヤゲームキャラクタPRCがレフトポジションLPやライトポジションRPに移動する。
【0087】
また、プレーヤゲームキャラクタPRCの対戦相手である敵ゲームキャラクタERCも同様にレフトポジションLP、センターポジションCP、ライトポジションRPの間を所定のアルゴリズムで移動する。
【0088】
さらに、プレーヤゲームキャラクタPRCと敵ゲームキャラクタERCとが、互いにビームなどを相手方に向かって放つことによりシューティング対戦するようになっており、相手方から放たれたビームが命中した場合には、ビームが命中したゲームキャラクタの体力が減算され、最終的にいずれか一方のゲームキャラクタの体力が0になった時点で対戦終了となる。
【0089】
すなわち、この実施の形態におけるゲーム装置本体14では、例えば、キャラクタフィギュアCFの置かれているリーダの位置を変更することによって、ゲームキャラクタの移動を指示し、現在置かれているリーダに対してキャラクタフィギュアCFを浮かせて降ろすタップ入力によって通常攻撃(例えば、ゲームキャラクタからビームを発射する攻撃)を指示するようになっている。
【0090】
また、タップ入力の際に、キャラクタフィギュアCFをリーダの通信範囲外で3秒間保持してから、キャラクタフィギュアCFをリーダの通信範囲内に降ろすように動かすと、溜め攻撃(例えば、通常攻撃の場合よりも強力なビームをゲームキャラクタから発射する攻撃)を指示するようになっている。
【0091】
また、現在置かれているリーダに対して、キャラクタフィギュアCFを浮かせて降ろすタップ入力を2回連続で行うことによって、敵ゲームキャラクタERCからのビーム攻撃を防御する動作を指示するようになっている。
【0092】
この場合、敵ゲームキャラクタERCからのビーム攻撃が命中する前に、プレーヤゲームキャラクタPRCの防御指示が完了していれば、ビーム攻撃により受けるプレーヤキャラクタPRCのダメージを軽減することができる。
【0093】
また、ゲーム中に所定の条件が整った場合、例えば、現在ゲームにおいて操作対象となっているゲームキャラクタの体力が少なくなった場合などには、ゲームキャラクタの変更が許可される。
【0094】
このとき、キャラクタフィギュアCFを予め追加登録しておいた支援用キャラクタフィギュアと交換することによって、ゲームキャラクタの変更を指示することができる。
【0095】
また、ゲーム中に所定の条件が整った場合、例えば、対戦相手のゲームキャラクタの体力が少なくなった場合などには、特殊攻撃として2体のキャラクタフィギュアを同時使用するダブル攻撃が許可されて、2体のキャラクタフィギュアを別々のリーダに置いてから、2体のキャラクタフィギュアをそれぞれが置かれたリーダに対して同時にタップ入力することにより、ダブル攻撃(例えば、通常攻撃や溜め攻撃よりも強力なビームを2つのゲームキャラクタが共同して発射する攻撃)を指示することができる。
【0096】
また、ゲーム処理が実行されている間においては、プレーヤの入力情報の履歴(プレーヤゲームキャラクタPRCへの行動指示の履歴)が随時更新されていき、やがて勝敗が決定して対戦が終了すると、プレーヤの入力情報の履歴に応じてゲームで使用したゲームキャラクタに関するゲームパラメータの更新を行うようになっている。
【0097】
このときゲームの利用に際してクレジットデータの更新が行われたキャラクタフィギュアに対応するゲームキャラクタに関しては、属性(対戦における優劣関係)、ランク(習熟度)、あるいはスキル(得意技)などの新規設定や体力、攻撃力、防御力、素早さなどのステータスの値を増減させる更新処理を行い、追加登録によりゲーム中で補助的に使用されたゲームキャラクタに関しては、既に設定されている属性、ランク、スキルに従った重み付けでステータスの値を増減させる更新処理を行う。
【0098】
図7は、本発明の第2の実施の形態にかかるゲーム装置を示す図である。
【0099】
この実施の形態にかかるゲーム装置10は、第3の凹部38及び第4の凹部40a、40bと第1の凹部34とを、キャラクタフィギュアCFの底部が移動可能な連結凹部62、64a、64bにて連結し、キャラクタフィギュアCFが第3の凹部38及び第4の凹部40a、40bと第1の凹部34との間を容易に移動できるようにしている。
【0100】
なお、連結凹部62、64a、64bの内側壁部66、68は、上方に向かって外側に傾斜する状態に形成されている。
【0101】
他の構成及び作用は、前記実施の形態と同様につき説明を省略する。
【0102】
図8は、本発明の第3の実施の形態にかかるゲーム装置を示す図である。
【0103】
この実施の形態にかかるゲーム装置10は、キャラクタフィギュアCFの座台PDが四角柱状の場合を示しており、第1の凹部70及び第2の凹部72a、72b、72cが四角形とされている。
【0104】
また、第1の凹部70は、第2の凹部72a、72b、72cよりも前後方向に広く形成され、キャラクタフィギュアCFが各第2の凹部72a、72b、72c間を移動する際にキャラクタフィギュアCFの角が第1の凹部70に引っかかるのを防止できるようになっている。
【0105】
第2の凹部72a、72b、72cは、キャラクタフィギュアCFの底部と略同様の大きさとされ、キャラクタフィギュアCFを第2の凹部72a、72b、72c内に配置した際にキャラクタフィギュアCFを所定方向に向けることができるようになっている。
【0106】
また、第1の凹部70及び第2の凹部72a、72b、72cの内側壁部74、76は、上方に向かって外側に傾斜する状態に形成されている。
【0107】
さらに、図示せぬが、リーダ・ライタ位置の第3の凹部及び支援用載置部としての第4の凹部も同様に四角形とし、その内側壁部を上方に向かって外側に傾斜する状態に形成するようにしておけば、キャラクタフィギュアCFの移動を容易にすることができる。
【0108】
他の構成及び作用は、前記各実施の形態と同様につき、説明を省略する。
【0109】
図9及び図10は、本発明の第4の実施の形態にかかるゲーム装置を示す図である。
【0110】
この実施の形態では、図1に示したゲーム装置10を複数台、例えば3台横方向に併設した状態となっている。
【0111】
この場合、1台のゲーム装置10の幅が狭いと、隣り合うプレーヤ同士が接触し合う状態となるため、例えば真ん中の1台を前方に突出させた状態とすることで、接触し合うことなく複数のプレーヤがプレーできるようにしている。
【0112】
また、このような3台のゲーム装置10を接続する場合、図10に示すように、ゲーム装置10の背面側で、凹凸形状に沿って曲折された2つの連結具78を用いて連結するようにしている。
【0113】
このように、複数台のゲーム装置を横方向に連結することで、複数のゲーム装置の各景品供給装置12により景品収容スペースを確保し、ゲーム装置本体14側のゲームのテーマに応じた景品を用意することが可能となる。
【0114】
例えば、1台目のゲーム装置10ではゲーム装置本体14側でロボットゲームをテーマにして景品供給装置12にはロボットのキャラクタフィギュアを用意し、2台目のゲーム装置10ではゲーム装置本体14側で怪獣ゲームをテーマにして景品供給装置12には怪獣のキャラクタフィギュアを用意し、3台目のゲーム装置10ではゲーム装置本体14側で着せ替えゲームをテーマにして景品供給装置12には着せ替え人形のキャラクタフィギュアを用意するというようにすることで、ゲーム及びキャラクタフィギュアの種類を増やして集客機能を高めるようにすることができる。
【0115】
この場合、各ゲーム装置10のゲーム装置本体14には、複数のゲーム用プログラムを搭載させておき、各景品供給装置12にはそれぞれ異なる種類のキャラクタフィギュアCFを収容し、キャラクタフィギュアCFを操作パネル32上に載置して読みとられたキャラクタフィギュアCFの種類に応じてゲ−ム内容が切り替えられるようにしても良い。
【0116】
他の構成及び作用は、前記各実施の形態と同様につき説明を省略する。
【0117】
本発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の形態に変形可能である。
【0118】
例えば、前記実施の形態では、ガイド用スライド通路を第1の凹部にて形成し、送受信装置対応位置を指示する指示手段を第2の凹部にて形成した場合について説明したが、この例に限らず、第1の凹部及び第2の凹部を枠状や環状の凸部にて形成してもよく、凹部と凸部の組み合わせとしても良い。この場合、凸部の内外側壁部及び凹部の内側壁部を傾斜状に形成してキャラクタアイテムの移動を容易にしておくと良い。
【0119】
また、指示手段は、キャラクタアイテムの底部または操作パネルの一方に形成した環状の凸部と他方に形成した環状の凹部とを嵌合させるような構成としてもよく、あるいは、キャラクタアイテムが操作パネルの送受信装置上に位置していることをセンサにて検出し、LED等の表示手段にて指示するようにしても良い。
【0120】
さらに、本発明においては、以下のような構成とすることも可能である。
【0121】
無線タグを取り付けたキャラクタアイテムを供給する景品供給装置の上部に、ゲームキャラクタをアニメーション表示する表示装置及び前記表示装置のゲームキャラクタを前記キャラクタアイテムを用いて操作する操作パネルを有するゲーム装置本体を一体的に取り付けたゲーム装置であって、
前記操作パネルには、
キャラクタアイテムに取り付けられた無線タグとの間で無線方式によるデータの送受信を行い前記キャラクタアイテムに関連づけられた前記ゲームキャラクタをアニメーションさせる複数の送受信装置と、
前記キャラクタアイテムを複数の送受信装置上にスライド移動させるガイド用スライド通路と、
前記キャラクタアイテムを載置する前記送受信装置対応位置を指示する指示手段とを有することを特徴とするゲーム装置。
【図面の簡単な説明】
【0122】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるゲーム装置の全体概略斜視図である。
【図2】図1のゲーム装置の拡大縦断面図である。
【図3】(1)は本実施の形態で使用されるキャラクタフィギュアを収容した容器の斜視図、(2)は(1)のキャラクタフィギュアの分解斜視図である。
【図4】図1及び図2の操作パネル部分の拡大平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】本実施の形態のゲーム画面を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかるゲーム装置を示す図4相当の拡大平面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態にかかるゲーム装置の第1の凹部及び第2の凹部を示す平面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態にかかるゲーム装置の全体概略斜視図である。
【図10】図9のゲーム装置の概略平面図である。
【符号の説明】
【0123】
10 ゲーム装置
12 景品供給装置
14 ゲーム装置本体
30 液晶ディスプレイ
32 操作パネル
34、70 第1の凹部
36a、36b、36c、72a、72b、72c 第2の凹部
38 第3の凹部
40a、40b 第4の凹部
44、46、48、50、66、68、74、76 内側壁部
62、64a、64b 連結凹部
CF キャラクタフィギュア
TG 無線タグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲームキャラクタをアニメーション表示する表示装置と、
前記表示装置のゲームキャラクタを操作するための操作パネルとを有し、
前記操作パネルには、
キャラクタアイテムに取り付けられた無線タグとの間で無線方式によるデータの送受信を行い前記キャラクタアイテムに関連づけられた前記ゲームキャラクタをアニメーションさせる複数の送受信装置と、
前記キャラクタアイテムを複数の送受信装置上にスライド移動させるガイド用スライド通路と、
前記キャラクタアイテムを載置する前記送受信装置対応位置を指示する指示手段とを有することを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記ガイド用スライド通路は、各送受信装置に跨る枠状に形成され、
前記指示手段は、前記キャラクタアイテムの底部形状に相応した嵌合部とされていることを特徴とするゲーム装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記枠状のガイド用スライド通路は、キャラクタアイテムの底部を移動可能に受け入れる第1の凹部として形成され、
前記指示手段は、前記第1の凹部内の前記送受信装置対応位置に形成された第2の凹部として形成されていることを特徴とするゲーム装置。
【請求項4】
請求項2において、
前記スライド用ガイド通路及び指示手段の少なくとも一方が環状の凸部によって形成されることを特徴とするゲーム装置。
【請求項5】
請求項1において、
前記操作パネルには、前記複数の送受信装置に加えて、ゲーム関連情報を前記キャラクタアイテムの無線タグに書き込むための送受信装置と、
前記キャラクタアイテムを載置するため前記ゲーム関連情報書き込み用の送受信装置対応位置を指示する指示手段とが設けられていることを特徴とするゲーム装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記枠状のガイド用スライド通路は、キャラクタアイテムの底部を移動可能に受け入れる第1の凹部として形成され、
前記指示手段は、前記第1の凹部内の前記送受信装置対応位置に形成された第2の凹部として形成され、
ゲーム結果書き込み用の前記指示手段は第3の凹部として形成され、
前記第3の凹部は、前記第1の凹部とキャラクタアイテムの底部を移動可能に連結されていることを特徴とするゲーム装置。
【請求項7】
請求項1において、
前記操作パネルには、前記キャラクタアイテムを支援するための支援用キャラクタアイテムを載置するための支援用載置部が設けられていることを特徴とするゲーム装置。
【請求項8】
請求項7において、
前記枠状のガイド用スライド通路は、キャラクタアイテムの底部を移動可能に受け入れる第1の凹部として形成され、
前記指示手段は、前記第1の凹部内の前記送受信装置対応位置に形成された第2の凹部として形成され、
前記支援用載置部は第4の凹部として形成され、
前記第4の凹部は、前記第1の凹部とキャラクタアイテムの底部を移動可能に連結されていることを特徴とするゲーム装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれかにおいて、
複数のゲーム用プログラムを搭載し、
操作パネル上に載置して読みとられたキャラクタアイテムの種類に応じてゲーム内容が切り替えられることを特徴とするゲーム装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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