説明

コネクタ、レセプタクルおよびプラグ

【課題】半挿し状態でプラグとレセプタクルとが分離していない状態を発生させないことにより、嵌合状態であるか否かを目視により容易に判別することができるコネクタを提供することである。
【解決手段】本発明に係るコネクタは、レセプタクル20とプラグ30とを備え、レセプタクル20とプラグ30とをロックさせるロック機構を備え、レセプタクル20またはプラグ30のいずれか一方が押し出し機構を備え、押し出し機構は、コネクタがロック機構によりロックされていない半挿し状態であるとき、プラグ20をレセプタクル30の外部に押し出して、レセプタクル20とプラグ30とを分離させることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にコネクタ、レセプタクルおよびプラグに関し、特に押し出し機構付きコネクタ、レセプタクルおよびプラグに関するものである。
【背景技術】
【0002】
基地局等は、回線網やアンテナ等とケーブルを介して接続される。基地局等内の装置とケーブルとは、再接続を容易にするために、通常は、はんだ付けや圧着ではなくコネクタにより接続される。コネクタは、例えばプラグとレセプタクルとからなり、これらを組み合わせることにより嵌合される。レセプタクルは装置に取り付けられ、プラグはケーブルの先端に取り付けられる。コネクタは、通常、所定のロック機構を用いて嵌合される。コネクタのロック機構には、ネジ式、プッシュオン式などがある。
【0003】
図10〜12により、従来のコネクタのロック機構を説明する。図10(a)は、従来例のレセプタクル420およびプラグ430を示す。図10(b)に示すように、レセプタクル420は、ロック・ピン・ガイド503を有する。図10(c)に示すように、プラグ430は、コネクタ・ロック・ピン603を有する。
【0004】
図11に、従来のレセプタクル420およびプラグ430を示す。嵌合状態においては、レセプタクル420のピン・コンタクト504は、プラグ430のソケット・コンタクト604に挿入され、ピン・コンタクト504とソケット・コンタクト604とは導通する。
【0005】
図12に示すように、レセプタクル420とプラグ430とは、プラグ430のコネクタ・ロック・ピン603をレセプタクル420のロック・ピン・ガイド503に合わせて、プラグ430をレセプタクル420に挿し込み、完全に根元まで挿し込んでからプラグ430を回転させることによりロックされる。
【0006】
また、装置とケーブルとを接続するコネクタとしては、モジュラコネクタおよびSFPコネクタなども知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−077923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
基地局等と回線網等とがケーブルを介して安定して確実な信号のやり取りをするためには、コネクタが確実に接続している必要がある。そのためには、プラグとレセプタクルとがロック機構によってロックして嵌合した状態(嵌合状態)となっていなければならない。図13(a)に、従来技術のコネクタの嵌合状態の様子を示す。しかし、従来技術においては、図13(b)に示すように、嵌合状態でない状態、すなわち、プラグ430がレセプタクル420に中途半端に挿し込まれていて、ロック機構によるロックがされていない状態(半挿し状態)であっても、プラグ430はレセプタクル420から分離しないため、目視による確認では、嵌合状態であると誤認されることがあった。
【0009】
図14は、装置440に固定されたレセプタクル420にプラグ430を接続している様子を示すものである。上側のプラグ430は半挿し状態を示し、下側のプラグ430は嵌合状態を示す。このように、半挿し状態と嵌合状態とでは、見かけ上の差異はそれほど顕著ではない。したがって、目視によって半挿し状態を検出することは困難であり、半挿し状態を見逃してしまう場合もある。このため、半挿し状態を確実に検出するためには、装置へケーブルを接続した後に、装置に電源を投入して接続試験をすることなどが必要となる。これは、基地局等の設置時における確認工数の増加につながり、コスト面から考えて好ましくない。
【0010】
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、半挿し状態でプラグとレセプタクルとが分離していない状態を発生させないことにより、嵌合状態であるか否かを容易に判別することができるコネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した諸課題を解決すべく、本発明によるコネクタは、
レセプタクルとプラグとを備えるコネクタであって、
前記コネクタは、前記レセプタクルと前記プラグとをロックさせるロック機構を備え、
前記レセプタクルまたは前記プラグのいずれか一方が押し出し機構を備え、
前記押し出し機構は、前記コネクタが前記ロック機構によりロックされていない半挿し状態であるとき、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出して、前記レセプタクルと前記プラグとを分離させる
ことを特徴とする。
【0012】
また、上述した諸課題を解決すべく、本発明によるレセプタクルは、
レセプタクルとプラグとをロックさせるロック機構と、
押し出し機構と、
を備えるレセプタクルであって、
前記押し出し機構は、前記プラグが前記ロック機構により前記プラグにロックされていない半挿し状態であるとき、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出して、前記レセプタクルと前記プラグとを分離させる
ことを特徴とする。
【0013】
また、上述した諸課題を解決すべく、本発明によるプラグは、
レセプタクルとプラグとをロックさせるロック機構と、
押し出し機構と、
を備えるプラグであって、
前記押し出し機構は、前記プラグが前記ロック機構により前記プラグにロックされていない半挿し状態であるとき、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出して、前記レセプタクルと前記プラグとを分離させる
ことを特徴とする。
【0014】
また、前記押し出し機構は、弾性部材と押し出しロッドとを備え、
前記弾性部材の一端は前記レセプタクルまたはプラグに固定され、前記弾性部材の他端は前記押し出しロッドに接続され、
前記押し出しロッドの前記弾性部材に接続されていない側の端部は、前記半挿し状態において、前記プラグまたは前記レセプタクルが備える絶縁体と接触し、
前記押し出しロッドは、前記弾性部材の弾性力により、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出すこと、が望ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、半挿し状態でプラグとレセプタクルとが分離していない状態を発生させないことにより、嵌合状態であるか否かを容易に判別することができるコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るコネクタを示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るレセプタクルを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るプラグを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る押し出しピンを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るコネクタを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るレセプタクル単体を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るプラグ単体を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るレセプタクル単体を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に係るプラグ単体を示す図である。
【図10】従来のコネクタを示す図である。
【図11】従来のプラグを示す図である。
【図12】従来のコネクタを示す図である。
【図13】従来のコネクタの嵌合状態および半挿し状態を示す図である。
【図14】従来のコネクタの嵌合状態および半挿し状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係るコネクタの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコネクタ10を示す図である。第1の実施形態に係るコネクタ10はレセプタクル20とプラグ30とを備え、レセプタクル20とプラグ30とは、そのロック機構により嵌合状態を保持することができる。レセプタクル20は、押し出しピン101を備える。
【0019】
図2は、本発明の第1の実施形態に係るレセプタクル20を示す図である。レセプタクル20は、ハウジング105、絶縁体107、ピン・コンタクト104および押し出しピン101を備える。ハウジング105は、その内部に絶縁体107を備え、ピン・コンタクト104は、絶縁体107に固定される。絶縁体107は、ハウジング105とピン・コンタクト104とを絶縁する役割を果たす。ピン・コンタクト104は、信号線106を通して基地局等の装置(図示せず)の信号線と接続される。また、ピン・コンタクト104は、嵌合状態において、後に示すプラグ30のソケット・コンタクト204に挿入され、ピン・コンタクト104とソケット・コンタクト204とは導通する。押し出しピン101は、ピン・コンタクト104と平行に絶縁体107に固定される。
【0020】
ハウジング105は、その外面にロック・ピン・ガイド103の構造を有する。ロック・ピン・ガイド103は、コネクタ10のロック構造の一部を構成するものであり、プラグ30のコネクタ・ロック・ピン203を、レセプタクル20のロック・ピン・ガイド103に合わせた状態で、プラグ30をレセプタクル20に挿し込み、完全に根元まで挿し込んだ状態で、プラグ30を回転させることによりプラグ30がレセプタクル20にロックされる。
【0021】
図3は、本発明の第1の実施形態に係るプラグ30を示す図である。プラグ30は、ハウジング205、絶縁体207、ソケット・コンタクト204を備える。ハウジング205は、その内部に絶縁体207を備え、ソケット・コンタクト204は、絶縁体207に固定される。絶縁体207は、ハウジング205とソケット・コンタクト204とを絶縁する役割を果たす。ソケット・コンタクト204は、信号線206を通してケーブル210と接続される。また、前述のように、嵌合状態においては、ソケット・コンタクト204に、レセプタクル20のピン・コンタクト104が挿入され、ソケット・コンタクト204とピン・コンタクト104とは導通する。
【0022】
ハウジング205は、その内側にコネクタ・ロック・ピン203を有する。前述のように、コネクタ・ロック・ピン203は、レセプタクル20のロック・ピン・ガイド103とともに、コネクタ10のロック機構を構成する。
【0023】
図4に押し出しピン101の構造を示す。本実施形態においては、押し出しピン101はレセプタクル20に含まれる。押し出しピン101は、円筒部材121、押し出しロッド122、ばね123およびキャップ124を備える。円筒部材121は、一方の端部が絶縁体107に固定され、他方の端部がキャップ124によって塞がれている。押し出しロッド122は、断面T形であり、円筒部材121内部をスライド自在に動くことが可能である。キャップ124は、中央部に穴が開いており、その穴から押し出しロッド122のロッド部が突き出る。絶縁体107と押し出しロッド122との間には、ばね123が接続される。ばね123は、例えば圧縮コイルばねであり、常に、押し出しロッド122を押し出す方向に力を作用させる。
【0024】
図1に示すように、レセプタクル20の押し出しピン101の先端は、コネクタ10を嵌合させる際に、プラグ30の絶縁体207と接触する。コネクタ10が嵌合状態の場合は、プラグ30がロック機構により固定されているため、押し出しロッド122は、プラグ30の絶縁体207に押されて、円筒部材121の中に押し込まれた状態を保持する。コネクタ10が半挿し状態の場合は、プラグ30がロック機構により固定されていないため、押し出しロッド122は、プラグ30の絶縁体207をレセプタクル20の外側に押し出す。したがって、プラグ30は、半挿し状態を保持することができず、完全にレセプタクル20から外れた状態になる。
【0025】
次に、本発明の第2の実施形態に係るコネクタ10について、図面を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
【0026】
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係るコネクタ10を示す図である。第2の実施形態に係るコネクタ10はレセプタクル20とプラグ30とを備え、レセプタクル20とプラグ30とは、そのロック機構により嵌合状態を保持することができる。プラグ30は、押し出しピン201を備える。レセプタクル20ではなく、プラグ30が押し出しピン201を有する点以外は、第2の実施形態は第1の実施形態と同様である。
【0027】
図6は、本発明の第2の実施形態に係るレセプタクル20を示す図である。第2の実施形態に係るレセプタクル20は、第1の実施形態に係るレセプタクル20とは押し出しピン101を有さない点が相違する。
【0028】
図7は、本発明の第2の実施形態に係るプラグ30を示す図である。プラグ30は、第1の実施形態に係るプラグ30とは相違し、押し出しピン201を備える。押し出しピン201は、ソケット・コンタクト204と平行に絶縁体207に固定される。
【0029】
押し出しピン201の構造は、図4に示す構造であり、第1の実施形態の押し出しピン101と同様である。
【0030】
図5に示すように、プラグ30の押し出しピン201の先端は、コネクタ10を嵌合させる際に、レセプタクル20の絶縁体107と接触する。コネクタ10が嵌合状態の場合は、プラグ30がロック機構により固定されているため、押し出しロッド122は、レセプタクル20の絶縁体107に押されて、円筒部材121の中に押し込まれた状態を保持する。コネクタ10が半挿し状態の場合は、プラグ30がロック機構により固定されていないため、押し出しロッド122が、レセプタクル20の絶縁体107を押すことにより、プラグ30はレセプタクル20の外側に押し出される。したがって、プラグ30は、半挿し状態を保持することができず、完全にレセプタクル20から外れた状態になる。
【0031】
次に、本発明の第3の実施形態に係るコネクタ10について、図面を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
【0032】
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1の実施形態において、レセプタクル20を、図8に示すレセプタクル20に置き換えたものである。
【0033】
レセプタクル20は、押し出しピン101の代わりに押し出しリング102を備える。押し出しリング102は、押し出しロッド122の内部が空洞になって、その内部にピン・コンタクト104を囲う構造となっている。
【0034】
次に、本発明の第4の実施形態に係るコネクタについて、図面を参照して説明する。なお、第2の実施形態と同じ構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
【0035】
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第2の実施形態において、プラグ30を、図9に示すプラグ30に置き換えたものである。
【0036】
プラグ30は、押し出しピン201の代わりに押し出しリング202を備える。押し出しリング202は、押し出しロッド122の内部が空洞になって、その内部にソケット・コンタクト204を囲う構造となっている。
【0037】
このように、本実施形態によれば、半挿し状態でプラグとレセプタクルとが分離していない状態を発生させないことにより、嵌合状態であるか否かを目視などにより容易に判別することができるコネクタを提供することができる。
【0038】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、上述の実施例では、押し出しピン101がばね123を備える場合を例として説明したが、押し出しロッド122を押し出す方向に力を作用させる弾性部材であれば、ばね123に代替することが可能であり、ばねに限定するものではない。
【0039】
また、上述の実施例では、プラグ30をレセプタクル20の根元まで差し込んで回転させることによりロックするロック機構を例に説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、ロック機構を有するコネクタであれば異なるロック機構を有するコネクタにも適用できる。
【符号の説明】
【0040】
10 コネクタ
20 レセプタクル
30 プラグ
101 押し出しピン
102 押し出しリング
103 ロック・ピン・ガイド
104 ピン・コンタクト
105 ハウジング
106 信号線
107 絶縁体
121 円筒部材
122 押し出しロッド
123 ばね
124 キャップ
201 押し出しピン
202 押し出しリング
203 コネクタ・ロック・ピン
204 ソケット・コンタクト
205 ハウジング
206 信号線
207 絶縁体
210 ケーブル
420 レセプタクル
430 プラグ
440 装置
503 ロック・ピン・ガイド
504 ピン・コンタクト
603 コネクタ・ロック・ピン
604 ソケット・コンタクト
606 信号線
610 ケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レセプタクルとプラグとを備えるコネクタであって、
前記コネクタは、前記レセプタクルと前記プラグとをロックさせるロック機構を備え、
前記レセプタクルまたは前記プラグのいずれか一方が押し出し機構を備え、
前記押し出し機構は、前記コネクタが前記ロック機構によりロックされていない半挿し状態であるとき、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出して、前記レセプタクルと前記プラグとを分離させる
ことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記押し出し機構は、弾性部材と押し出しロッドとを備え、
前記弾性部材の一端は前記レセプタクルに固定され、前記弾性部材の他端は前記押し出しロッドに接続され、
前記押し出しロッドの前記弾性部材に接続されていない側の端部は、前記半挿し状態において、前記プラグが備える絶縁体と接触し、
前記押し出しロッドは、前記弾性部材の弾性力により、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出すこと、
を特徴とするコネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記押し出し機構は、弾性部材と押し出しロッドとを備え、
前記弾性部材の一端は前記プラグに固定され、前記弾性部材の他端は前記押し出しロッドに接続され、
前記押し出しロッドの前記弾性部材に接続されていない側の端部は、前記半挿し状態において、前記レセプタクルが備える絶縁体と接触し、
前記押し出しロッドは、前記弾性部材の弾性力により、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出すこと、
を特徴とするコネクタ。
【請求項4】
レセプタクルとプラグとをロックさせるロック機構と、
押し出し機構と、
を備えるレセプタクルであって、
前記押し出し機構は、前記プラグが前記ロック機構により前記プラグにロックされていない半挿し状態であるとき、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出して、前記レセプタクルと前記プラグとを分離させる
ことを特徴とするレセプタクル。
【請求項5】
請求項4に記載のレセプタクルであって、
前記押し出し機構は、弾性部材と押し出しロッドとを備え、
前記弾性部材の一端は前記レセプタクルに固定され、前記弾性部材の他端は前記押し出しロッドに接続され、
前記押し出しロッドの前記弾性部材に接続されていない側の端部は、前記半挿し状態において、前記プラグが備える絶縁体と接触し、
前記押し出しロッドは、前記弾性部材の弾性力により、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出すこと、
を特徴とするレセプタクル。
【請求項6】
レセプタクルとプラグとをロックさせるロック機構と、
押し出し機構と、
を備えるプラグであって、
前記押し出し機構は、前記プラグが前記ロック機構により前記プラグにロックされていない半挿し状態であるとき、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出して、前記レセプタクルと前記プラグとを分離させる
ことを特徴とするプラグ。
【請求項7】
請求項5に記載のプラグであって、
前記押し出し機構は、弾性部材と押し出しロッドとを備え、
前記弾性部材の一端は前記プラグに固定され、前記弾性部材の他端は前記押し出しロッドに接続され、
前記押し出しロッドの前記弾性部材に接続されていない側の端部は、前記半挿し状態において、前記レセプタクルが備える絶縁体と接触し、
前記押し出しロッドは、前記弾性部材の弾性力により、前記プラグを前記レセプタクルの外部に押し出すこと、
を特徴とするプラグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−146532(P2012−146532A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−4333(P2011−4333)
【出願日】平成23年1月12日(2011.1.12)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】