説明

コルチコステロイドを送達するための方法およびシステム

本発明は、(1)コルチコステロイドおよび溶解度向上剤を含む吸入型水性混合物、ならびに(2)吸入型ネブライザを備え、ネブライザによる該コルチコステロイド含有水性混合物の送達により、慣用的な吸入型療法剤と比較したときのコルチコステロイドの薬物動態学的プロフィールの向上および/または肺内沈着の増大をもたらす、コルチコステロイドの送達のための方法およびシステムに関する。本発明は、約250μg以下のコルチコステロイド、溶媒および溶解度向上剤を含む吸入可能な組成物を提供し、この組成物は、デバイスを介しての被験体への該組成物の投与の際に、該デバイスを介する該コルチコステロイドの投与にわたって、約5μg/ml/分以下のデバイス内のコルチコステロイド濃度の増大速度が達成する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
約250μg以下のコルチコステロイド、溶媒および溶解度向上剤を含む吸入可能な組成物であって、デバイスを介しての被験体への該組成物の投与の際に、該組成物が、該デバイスを介する該コルチコステロイドの投与にわたって、約5μg/ml/分以下の該デバイス内の該コルチコステロイド濃度の増大速度を達成する、吸入可能な組成物。
【請求項2】
約5μg/ml/分以下の前記デバイス内の前記コルチコステロイド濃度の増大速度を、投与の最初の3分間にわたって達成する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
約3.5μg/ml/分以下の前記デバイス内の前記コルチコステロイド濃度の増大速度を、投与の最初の3分間にわたって達成する、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
約5%/分以下の前記デバイス内の前記コルチコステロイド濃度の増大速度を、投与の最初の3分間にわたって達成する、請求項2に記載の組成物。
【請求項5】
前記溶媒が水を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記デバイスがネブライザである、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記デバイスがPari eFlowネブライザである、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
前記コルチコステロイドを約60μgの名目投薬量で含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
前記コルチコステロイドを約120μgの名目投薬量で含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
有効量のコルチコステロイド、溶媒および溶解度向上剤を含む吸入可能な組成物であって、デバイスを介しての被験体への該組成物の投与の際に、該組成物が、同じ条件下で投与された溶解度向上剤なしで該コルチコステロイドを含む吸入可能な懸濁物によって達成される該デバイス内の該コルチコステロイド濃度の増大速度の60%以下の該デバイス内の該コルチコステロイド濃度の増大速度を達成する、吸入可能な組成物。
【請求項13】
前記デバイス内の前記コルチコステロイド濃度の増大速度が、投与の最初の3分間にわたってか、投与の第2および第3の1分間の間か、または投与の第3の1分間の間に達成される、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記デバイスを介する前記組成物の投与が5分以下にわたって達成され、前記吸入可能な懸濁物の投与が5分以下にわたって達成される、請求項12に記載の組成物。
【請求項15】
前記デバイスを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが同じである、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
前記デバイスを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが異なる、請求項14に記載の組成物。
【請求項17】
約40μg、約60μg、約120μg、約125μg、約240μg、約250μg、約500μg、約1000μg、約1500μg、または約2000μgの前記コルチコステロイドを含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項18】
前記溶媒が水を含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項19】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項12に記載の組成物。
【請求項20】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項21】
前記デバイスが、ジェットネブライザ、超音波ネブライザ、拍動メンブレンネブライザ、多数の孔を有する振動メッシュまたはプレートを有するネブライザ、ならびに振動発生器および水性チャンバを備えるネブライザから選択される、請求項12に記載の組成物。
【請求項22】
吸入可能な組成物からの微粒子の作製方法であって、該方法は、
溶媒および溶解度向上剤を有効量のコルチコステロイドに添加することにより該組成物を形成する工程;ならびに
ネブライザを作動させて該組成物の微粒子を作製する工程
を含み、
該ネブライザを介しての被験体への該組成物の投与の際に、該組成物が、同じ条件下で投与された溶解度向上剤なしで該コルチコステロイドを含む吸入可能な懸濁物によって達成される該ネブライザ内の該コルチコステロイド濃度の増大速度の60%以下の該ネブライザ内の該コルチコステロイド濃度の増大速度を達成する、
方法。
【請求項23】
前記デバイス内の前記コルチコステロイド濃度の増大速度が、投与の最初の3分間にわたってか、投与の第2および第3の1分間の間か、または投与の第3の1分間の間に達成される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与が5分以下にわたって達成され、前記吸入可能な懸濁物の投与が5分以下にわたって達成される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが同じである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが異なる、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記組成物が、約40μg、約60μg、約120μg、約125μg、約240μg、約250μg、約500μg、約1000μg、約1500μg、または約2000μgの前記コルチコステロイドを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記溶媒が水を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項30】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記ネブライザが、ジェットネブライザ、超音波ネブライザ、拍動メンブレンネブライザ、多数の孔を有する振動メッシュまたはプレートを有するネブライザ、ならびに振動発生器および水性チャンバを備えるネブライザから選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項32】
治療有効用量のコルチコステロイドを患者に送達するための吸入システムであって、該システムは:
(a)該コルチコステロイド、溶媒および溶解度向上剤を含む水性吸入混合物、ならびに
(b)ネブライザ
を備え、
該ネブライザを介する被験体への該混合物の投与の際に、該混合物が、同じ条件下で投与された溶解度向上剤なしで該コルチコステロイドを含む吸入可能な懸濁物によって達成される該ネブライザ内の該コルチコステロイド濃度の増大速度の60%以下の該ネブライザ内の該コルチコステロイド濃度の増大速度を達成する、
吸入システム。
【請求項33】
前記デバイス内の前記コルチコステロイド濃度の増大速度が、投与の最初の3分間にわたってか、投与の第2および第3の1分間の間か、または投与の第3の1分間の間に達成される、請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与が5分以下にわたって達成され、前記吸入可能な懸濁物の投与が5分以下にわたって達成される、請求項32に記載のシステム。
【請求項35】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが同じである、請求項34に記載のシステム。
【請求項36】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが異なる、請求項34に記載のシステム。
【請求項37】
前記混合物が、約40μg、約60μg、約120μg、約125μg、約240μg、約250μg、約500μg、約1000μg、約1500μg、または約2000μgの前記コルチコステロイドを含む、請求項32に記載のシステム。
【請求項38】
前記溶媒が水を含む、請求項32に記載のシステム。
【請求項39】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項32に記載のシステム。
【請求項40】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項39に記載のシステム。
【請求項41】
前記ネブライザが、ジェットネブライザ、超音波ネブライザ、拍動メンブレンネブライザ、多数の孔を有する振動メッシュまたはプレートを有するネブライザ、ならびに振動発生器および水性チャンバを備えるネブライザから選択される、請求項332に記載のシステム。
【請求項42】
気管支収縮性障害の処置を必要とする患者において気管支収縮性障害を処置するための方法であって、該方法が:
溶媒および溶解度向上剤をある量のコルチコステロイドに添加することによって組成物を形成する工程;ならびに
ネブライザを作動させる工程
を含み、
該ネブライザを介する被験体への該組成物の投与の際に、該組成物が、同じ条件下で投与された溶解度向上剤なしで該コルチコステロイドを含む吸入可能な懸濁物によって達成される該ネブライザ内の該コルチコステロイド濃度の増大速度の60%以下の該ネブライザ内の該コルチコステロイド濃度の増大速度を達成する、
方法。
【請求項43】
前記デバイス内の前記コルチコステロイド濃度の増大速度が、投与の最初の3分間にわたってか、投与の第2および第3の1分間の間か、または投与の第3の1分間の間に達成される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与が5分以下にわたって達成され、前記吸入可能な懸濁物の投与が5分以下にわたって達成される、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが同じである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが異なる、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記組成物が、約40μg、約60μg、約120μg、約125μg、約240μg、約250μg、約500μg、約1000μg、約1500μg、または約2000μgの前記コルチコステロイドを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項48】
前記溶媒が水を含む、請求項42に記載の方法。
【請求項49】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項50】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記ネブライザが、ジェットネブライザ、超音波ネブライザ、拍動メンブレンネブライザ、多数の孔を有する振動メッシュまたはプレートを有するネブライザ、ならびに振動発生器および水性チャンバを備えるネブライザから選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項52】
前記気管支収縮性障害が、喘息、小児喘息、気管支喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気管支炎および気腫からなる群より選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項53】
約250μg以下のブデソニド、溶媒および溶解度向上剤を含む吸入可能な組成物であって、デバイスを介しての被験体への該組成物の投与の際に、該組成物が、該デバイスを介する該ブデソニドの投与にわたって約5μg/ml/分以下の該デバイス内のブデソニド濃度の増大速度を達成する、吸入可能な組成物。
【請求項54】
約5μg/ml/分以下の前記デバイス内の前記ブデソニド濃度の増大速度を、投与の最初の3分間にわたって達成する、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
約3.5μg/ml/分以下の前記デバイス内のブデソニド濃度の増大速度を、投与の最初の3分間にわたって達成する、請求項54に記載の組成物。
【請求項56】
約5%/分以下の前記デバイス内のブデソニド濃度の増大速度を、投与の最初の3分間にわたって達成する、請求項53に記載の組成物。
【請求項57】
前記溶媒が水を含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項58】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項53に記載の組成物。
【請求項59】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項58に記載の組成物。
【請求項60】
前記デバイスがネブライザである、請求項53に記載の組成物。
【請求項61】
前記デバイスがPari eFlowネブライザである、請求項60に記載の組成物。
【請求項62】
ブデソニドを約60μgの名目投薬量で含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項63】
ブデソニドを約120μgの名目投薬量で、請求項53に記載の組成物。
【請求項64】
有効量のブデソニド、溶媒および溶解度向上剤を含む吸入可能な組成物であって、デバイスを介しての被験体への該組成物の投与の際に、該組成物が、同じ条件下で投与された溶解度向上剤なしでブデソニドを含む吸入可能な懸濁物によって達成される該デバイス内のブデソニド濃度の増大速度の60%以下の該デバイス内のブデソニド濃度の増大速度を達成する、吸入可能な組成物。
【請求項65】
前記デバイス内のブデソニド濃度の増大速度が、投与の最初の3分間にわたってか、投与の第2および第3の1分間の間か、または投与の第3の1分間の間に達成される、請求項64に記載の組成物。
【請求項66】
前記デバイスを介する前記組成物の投与が5分以下にわたって達成され、前記吸入可能な懸濁物の投与が5分以下にわたって達成される、請求項64に記載の組成物。
【請求項67】
前記デバイスを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが同じである、請求項66に記載の組成物。
【請求項68】
前記デバイスを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが異なる、請求項66に記載の組成物。
【請求項69】
前記組成物が、約40μg、約60μg、約120μg、約125μg、約240μg、約250μg、約500μg、約1000μg、約1500μg、または約2000μgのブデソニドを含む、請求項64に記載の組成物。
【請求項70】
前記溶媒が水を含む、請求項64に記載の組成物。
【請求項71】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項64に記載の組成物。
【請求項72】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項71に記載の組成物。
【請求項73】
前記デバイスが、ジェットネブライザ、超音波ネブライザ、拍動メンブレンネブライザ、多数の孔を有する振動メッシュまたはプレートを有するネブライザ、ならびに振動発生器および水性チャンバを備えるネブライザから選択される、請求項64に記載の組成物。
【請求項74】
吸入可能な組成物からの微粒子の作製方法であって、該方法が:
溶解度向上剤を有効量のブデソニドに添加することにより該組成物を形成する工程;ならびに
ネブライザを作動させて該組成物の微粒子を作製する工程
を含み、
該ネブライザを介しての被験体への該組成物の投与の際に、該組成物が、同じ条件下で投与された溶解度向上剤なしでブデソニドを含む吸入可能な懸濁物によって達成される該ネブライザ内のブデソニド濃度の増大速度の60%以下の該ネブライザ内のブデソニド濃度の増大速度を達成する、
方法。
【請求項75】
前記デバイス内のブデソニド濃度の増大速度が、投与の最初の3分間にわたってか、投与の第2および第3の1分間の間か、または投与の第3の1分間の間に達成される、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与が5分以下にわたって達成され、前記吸入可能な懸濁物の投与が5分以下にわたって達成される、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが同じである、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが異なる、請求項76に記載の方法。
【請求項79】
前記組成物が、約40μg、約60μg、約120μg、約125μg、約240μg、約250μg、約500μg、約1000μg、約1500μg、または約2000μgのブデソニドを含む、請求項74に記載の方法。
【請求項80】
前記溶媒が水を含む、請求項74に記載の方法。
【請求項81】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項74に記載の方法。
【請求項82】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記デバイスが、ジェットネブライザ、超音波ネブライザ、拍動メンブレンネブライザ、多数の孔を有する振動メッシュまたはプレートを有するネブライザ、ならびに振動発生器および水性チャンバを備えるネブライザから選択される、請求項74に記載の方法。
【請求項84】
治療有効用量のブデソニドを患者に送達するための吸入システムであって、該システムが:
(a)ブデソニドおよび溶解度向上剤を含む水性吸入混合物;ならびに
(b)ネブライザ
を備え、
該ネブライザを介する被験体への該混合物の投与の際に、該混合物が、同じ条件下で投与された溶解度向上剤なしでブデソニドを含む吸入可能な懸濁物によって達成される該ネブライザ内のブデソニド濃度の増大速度の60%以下の該ネブライザ内のブデソニド濃度の増大速度を達成する、
吸入システム。
【請求項85】
前記デバイス内のブデソニド濃度の増大速度が、投与の最初の3分間にわたってか、投与の第2および第3の1分間の間か、または投与の第3の1分間の間に達成される、請求項84に記載のシステム。
【請求項86】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与が5分以下にわたって達成され、前記吸入可能な懸濁物の投与が5分以下にわたって達成される、請求項84に記載のシステム。
【請求項87】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが同じである、請求項86に記載のシステム。
【請求項88】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが異なる、請求項86に記載のシステム。
【請求項89】
前記混合物が、約40μg、約60μg、約120μg、約125μg、約240μg、約250μg、約500μg、約1000μg、約1500μg、または約2000μgのブデソニドを含む、請求項84に記載のシステム。
【請求項90】
前記溶媒が水を含む、請求項84に記載のシステム。
【請求項91】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項84に記載のシステム。
【請求項92】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項91に記載のシステム。
【請求項93】
前記デバイスが、ジェットネブライザ、超音波ネブライザ、拍動メンブレンネブライザ、多数の孔を有する振動メッシュまたはプレートを有するネブライザ、ならびに振動発生器および水性チャンバを備えるネブライザから選択される、請求項84に記載のシステム。
【請求項94】
気管支収縮性障害の処置を必要とする患者において気管支収縮性障害を処置するための方法であって、該方法が:
溶解度向上剤をある量のブデソニドに添加することにより組成物を形成する工程;および
ネブライザを作動させる工程
を含み、
該ネブライザを介する被験体への該組成物の投与の際に、該組成物が、同じ条件下で投与された溶解度向上剤なしでブデソニドを含む吸入可能な懸濁物によって達成される該ネブライザ内のブデソニド濃度の増大速度の60%以下の該ネブライザ内のブデソニド濃度の増大速度を達成する、
方法。
【請求項95】
前記デバイス内のブデソニド濃度の増大速度が、投与の最初の3分間にわたってか、投与の第2および第3の1分間の間か、または投与の第3の1分間の間に達成される、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与が5分以下にわたって達成され、前記吸入可能な懸濁物の投与が5分以下にわたって達成される、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが同じである、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記ネブライザを介する前記組成物の投与時間と、前記吸入可能な懸濁物の投与時間とが異なる、請求項96に記載の方法。
【請求項99】
前記組成物が、約40μg、約60μg、約120μg、約125μg、約240μg、約250μg、約500μg、約1000μg、約1500μg、または約2000μgのブデソニドを含む、請求項94に記載の方法。
【請求項100】
前記溶媒が水を含む、請求項94に記載の方法。
【請求項101】
前記溶解度向上剤が、プロピレングリコール、非イオン界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、ビタミンE−TPGS、マクロゴール−15−ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、精製および/または富化レシチン、レシチンから抽出されたホスファチジルコリン画分、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、シクロデキストリンおよびその誘導体、SAE−CD誘導体、SBE−α−CD、SBE−β−CD、SBE1−β−CD、SBE4−β−CD、SBE7−β−CD、SBE−γ−CD、ジメチルβ−CD、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2−HP−β−CD、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、グルコシル−α−シクロデキストリン、グルコシル−β−シクロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−α−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、マルトシル−γ−シクロデキストリン、マルトトリオシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−γ−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル誘導体、ORG 26054、ORG 25969、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビニルピロリドンのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ならびにその組合せからなる群より選択される、請求項94に記載の方法。
【請求項102】
前記溶解度向上剤がSBE7−β−CDを含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記デバイスが、ジェットネブライザ、超音波ネブライザ、拍動メンブレンネブライザ、多数の孔を有する振動メッシュまたはプレートを有するネブライザ、ならびに振動発生器および水性チャンバを備えるネブライザから選択される、請求項94に記載の方法。
【請求項104】
前記気管支収縮性障害が、喘息、小児喘息、気管支喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気管支炎および気腫からなる群より選択される、請求項94に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−520822(P2009−520822A)
【公表日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547497(P2008−547497)
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2006/048630
【国際公開番号】WO2007/075800
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(508185328)ティカ レーケメデル アーベー (11)
【Fターム(参考)】