コンタクト電極及びコンタクタ
【課題】メンテナンス性が良く、単価が低く、電気伝導性や熱伝導性が良好なコンタクト電極及びコンタクタを得る。
【解決手段】円柱状導体8は、側面8a、側面8aに対して斜めの接触面8b、及び側面8aに対して垂直な端面8cを持つ。円柱状導体9は、側面9a、側面9aに対して斜めの接触面9b、及び側面9aに対して垂直な端面9cを持つ。円柱状導体9の接触面9bが円柱状導体8の接触面8bに接触する。伸縮性を持つ筒状弾性体10が円柱状導体8,9を収容する。
【解決手段】円柱状導体8は、側面8a、側面8aに対して斜めの接触面8b、及び側面8aに対して垂直な端面8cを持つ。円柱状導体9は、側面9a、側面9aに対して斜めの接触面9b、及び側面9aに対して垂直な端面9cを持つ。円柱状導体9の接触面9bが円柱状導体8の接触面8bに接触する。伸縮性を持つ筒状弾性体10が円柱状導体8,9を収容する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイス評価治具などに用いられるコンタクト電極及びコンタクタに関する。
【背景技術】
【0002】
デバイスの電気的導通などを評価するデバイス評価治具において、デバイスの電極と回路基板の電極を電気的に接続するコンタクト電極を有するコンタクタが用いられる。従来のコンタクト電極は複雑な形状の導電体により構成されていた。また、複数のAuボールを弾性保持部材で変形可能に保持したコンタクト電極も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−72512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複雑な形状のコンタクト電極の場合、高度な微細加工技術が必要であり、組立に熟練を要する。この結果、メンテナンス性が悪く、単価が高かった。また、複数のAuボールを用いたコンタクト電極の場合、Auボールが電極と点接触するため、接触面積が小さくなり、電気伝導性や熱伝導性が悪いという問題があった。
【0005】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的はメンテナンス性が良く、単価が低く、電気伝導性や熱伝導性が良好なコンタクト電極及びコンタクタを得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るコンタクタは、第1側面、前記第1側面に対して斜めの第1接触面、及び前記第1側面に対して垂直な第1端面を持つ第1の円柱状導体と、第2側面、前記第2側面に対して斜めの第2接触面、及び前記第1側面に対して垂直な第2端面を持ち、前記第2接触面が前記第1の円柱状導体の前記第1接触面に接触する第2の円柱状導体と、伸縮性を持ち、前記第1及び第2の円柱状導体を収容する筒状弾性体とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、メンテナンス性が良く、単価が低く、電気伝導性や熱伝導性が良好なコンタクト電極及びコンタクタを得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1に係るコンタクタを示す断面斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極を示す上面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極に力が加わった状態を示す上面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極に力が加わった状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極を示す上面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極の変形例を示す上面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極の変形例を示す上面図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係るコンタクト電極を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係るコンタクタを示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態に係るコンタクト電極及びコンタクタについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るコンタクタを示す断面斜視図である。コンタクタ1が回路基板2とデバイス3との間に設置される。このコンタクタ1は、複数のコンタクト電極4と、これらを保持する絶縁性のハウジング5とを有する。このコンタクト電極4を介して回路基板2の電極6とデバイス3の電極7が電気的に接続される。
【0011】
図2は、本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極を示す上面図であり、図3はその断面図である。円柱状導体8は、側面8a、側面8aに対して斜めの接触面8b、及び側面8aに対して垂直な端面8cを持つ。円柱状導体9は、側面9a、側面9aに対して斜めの接触面9b、及び側面9aに対して垂直な端面9cを持つ。円柱状導体8の接触面8bの側面8aに対する角度は、円柱状導体9の接触面9bの側面9aに対する角度と同じである。
【0012】
円柱状導体9の接触面9bは円柱状導体8の接触面8bに接触する。この状態で、伸縮性を持つ中空状の筒状弾性体10が円柱状導体8,9を収容する。筒状弾性体10の材質はゴムなどの弾性体である。筒状弾性体10の内壁が円柱状導体8,9の側面8a,9aに接する。円柱状導体8,9の一部が筒状弾性体10から突出している。
【0013】
絶縁性のハウジング5は、筒状弾性体10の伸縮性を維持しつつ、複数のコンタクト電極4を保持している。ハウジング5がコンタクト電極4を保持する位置は、回路基板2の電極6やデバイス3の電極7の位置に合わせて任意に決めることができる。なお、ハウジング5はコンタクト電極4を保持しているだけであり、使用状況や用途により1つ又は全てのコンタクト電極4を着脱可能である。
【0014】
続いて、動作を説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極に力が加わった状態を示す上面図であり、図5はその断面図である。コンタクタ1が回路基板2とデバイス3により挟まれると、コンタクト電極4に上下から圧力が加わる。そうすると、図4及び図5に示すように、接触面8bと接触面9bが擦れ合いながら円柱状導体8と円柱状導体9が横方向にずれ、筒状弾性体10は円柱状導体8と円柱状導体9を保持したままで外側に伸びる。圧力が加わる前に比べてコンタクト電極4の高さが低くなる。その後、圧力が弱まると、筒状弾性体10の内側へ縮む力により円柱状導体8と円柱状導体9のずれが押し戻され、図2及び図3の状態に戻る。
【0015】
続いて、本実施の形態の効果を説明する。本実施の形態では、円柱状導体8,9は、側面8a,9aに対して斜めの接触面8b,9bを持つ。このため、コンタクタ1によりデバイス3の電極6と回路基板2の電極7を電気的に接続する際に、接触面8bと接触面9bが擦れ合いながら円柱状導体8と円柱状導体9が横方向にずれて圧力を吸収する。従って、接触不良を回避することができ、接触による電気的特性への影響を抑えることができる。
【0016】
また、筒状弾性体10はチューブ状の弾性体を裁断するだけで形成でき、円柱状導体8,9も円柱状の導電性材料から裁断するだけで形成できる。このため、加工が非常に容易であり、その長さも任意に変更することができるため少量生産時でも多くの種類の製品を作成することができる。また、構造が単純であるため、組み立ても簡単である。この結果、メンテナンス性に優れ、単価が低い。
【0017】
また、円柱状導体8,9の端面8c,9cは、側面8a,9aに対して垂直であるため、それぞれ電極6,7と面接触する。従って、接触面積を大きくすることができるため、電気伝導性や熱伝導性が良好である。
【0018】
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極を示す上面図であり、図7はその断面図である。円柱状導体8が縦に2つに分割されている。円柱状導体8の接触面8bが凹形状であり、円柱状導体9の接触面9bが凸形状である。
【0019】
コンタクト電極4に上下から圧力が加わると、分割された円柱状導体8が中心から外側にずれて圧力を分散させる。筒状弾性体10は円柱状導体8と円柱状導体9を保持したままで外側に伸びる。その後、圧力が弱まると、筒状弾性体10の内側へ縮む力により円柱状導体8と円柱状導体9のずれが押し戻され、元の状態に戻る。
【0020】
図8及び図9は、本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極の変形例を示す上面図である。図8では円柱状導体8が縦に3つに分割され、図9では円柱状導体8が縦に4つに分割されている。この場合でも上記と同様の効果を得ることができる。
【0021】
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係るコンタクト電極を示す断面図である。本実施の形態では円柱状導体8と円柱状導体9の構成が実施の形態2とは逆である。即ち、円柱状導体9が縦に分割され、円柱状導体9の接触面9bが凹形状であり、円柱状導体8の接触面8bが凸形状である。この場合でも実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
【0022】
実施の形態4.
図11は、本発明の実施の形態4に係るコンタクタを示す上面図である。ハウジング5はテープ状であり、複数のコンタクト電極4を複数のセットに分けて保持する。各セットの近傍に位置決め用の穴11が設けられている。これにより、複数のコンタクト電極4のセットを任意の回数使用した後に自動又は手動にてハウジング5をスライドさせることで、容易に新しい複数のコンタクト電極4のセットに交換できる。
【0023】
なお、実施の形態1〜3において円柱状導体が2つの場合について説明したが、これに限らず3つ以上の円柱状導体が積み重なっていても同様の効果を得ることができる。
【0024】
また、円柱状導体8,9の端面8c,9cの面積は形成前の円柱状の導電性材料の直径に依存する。従って、任意の円柱状材料を用意するだけで、電極6,7との接触面積を変更することができる。
【符号の説明】
【0025】
1 コンタクタ
4 コンタクト電極
5 ハウジング
8,9 円柱状導体
8a,9a 側面
8b,9b 接触面
8c,9c 端面
10 筒状弾性体
11 位置決め用の穴
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイス評価治具などに用いられるコンタクト電極及びコンタクタに関する。
【背景技術】
【0002】
デバイスの電気的導通などを評価するデバイス評価治具において、デバイスの電極と回路基板の電極を電気的に接続するコンタクト電極を有するコンタクタが用いられる。従来のコンタクト電極は複雑な形状の導電体により構成されていた。また、複数のAuボールを弾性保持部材で変形可能に保持したコンタクト電極も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−72512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複雑な形状のコンタクト電極の場合、高度な微細加工技術が必要であり、組立に熟練を要する。この結果、メンテナンス性が悪く、単価が高かった。また、複数のAuボールを用いたコンタクト電極の場合、Auボールが電極と点接触するため、接触面積が小さくなり、電気伝導性や熱伝導性が悪いという問題があった。
【0005】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的はメンテナンス性が良く、単価が低く、電気伝導性や熱伝導性が良好なコンタクト電極及びコンタクタを得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るコンタクタは、第1側面、前記第1側面に対して斜めの第1接触面、及び前記第1側面に対して垂直な第1端面を持つ第1の円柱状導体と、第2側面、前記第2側面に対して斜めの第2接触面、及び前記第1側面に対して垂直な第2端面を持ち、前記第2接触面が前記第1の円柱状導体の前記第1接触面に接触する第2の円柱状導体と、伸縮性を持ち、前記第1及び第2の円柱状導体を収容する筒状弾性体とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、メンテナンス性が良く、単価が低く、電気伝導性や熱伝導性が良好なコンタクト電極及びコンタクタを得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1に係るコンタクタを示す断面斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極を示す上面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極に力が加わった状態を示す上面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極に力が加わった状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極を示す上面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極の変形例を示す上面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極の変形例を示す上面図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係るコンタクト電極を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係るコンタクタを示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態に係るコンタクト電極及びコンタクタについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るコンタクタを示す断面斜視図である。コンタクタ1が回路基板2とデバイス3との間に設置される。このコンタクタ1は、複数のコンタクト電極4と、これらを保持する絶縁性のハウジング5とを有する。このコンタクト電極4を介して回路基板2の電極6とデバイス3の電極7が電気的に接続される。
【0011】
図2は、本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極を示す上面図であり、図3はその断面図である。円柱状導体8は、側面8a、側面8aに対して斜めの接触面8b、及び側面8aに対して垂直な端面8cを持つ。円柱状導体9は、側面9a、側面9aに対して斜めの接触面9b、及び側面9aに対して垂直な端面9cを持つ。円柱状導体8の接触面8bの側面8aに対する角度は、円柱状導体9の接触面9bの側面9aに対する角度と同じである。
【0012】
円柱状導体9の接触面9bは円柱状導体8の接触面8bに接触する。この状態で、伸縮性を持つ中空状の筒状弾性体10が円柱状導体8,9を収容する。筒状弾性体10の材質はゴムなどの弾性体である。筒状弾性体10の内壁が円柱状導体8,9の側面8a,9aに接する。円柱状導体8,9の一部が筒状弾性体10から突出している。
【0013】
絶縁性のハウジング5は、筒状弾性体10の伸縮性を維持しつつ、複数のコンタクト電極4を保持している。ハウジング5がコンタクト電極4を保持する位置は、回路基板2の電極6やデバイス3の電極7の位置に合わせて任意に決めることができる。なお、ハウジング5はコンタクト電極4を保持しているだけであり、使用状況や用途により1つ又は全てのコンタクト電極4を着脱可能である。
【0014】
続いて、動作を説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係るコンタクト電極に力が加わった状態を示す上面図であり、図5はその断面図である。コンタクタ1が回路基板2とデバイス3により挟まれると、コンタクト電極4に上下から圧力が加わる。そうすると、図4及び図5に示すように、接触面8bと接触面9bが擦れ合いながら円柱状導体8と円柱状導体9が横方向にずれ、筒状弾性体10は円柱状導体8と円柱状導体9を保持したままで外側に伸びる。圧力が加わる前に比べてコンタクト電極4の高さが低くなる。その後、圧力が弱まると、筒状弾性体10の内側へ縮む力により円柱状導体8と円柱状導体9のずれが押し戻され、図2及び図3の状態に戻る。
【0015】
続いて、本実施の形態の効果を説明する。本実施の形態では、円柱状導体8,9は、側面8a,9aに対して斜めの接触面8b,9bを持つ。このため、コンタクタ1によりデバイス3の電極6と回路基板2の電極7を電気的に接続する際に、接触面8bと接触面9bが擦れ合いながら円柱状導体8と円柱状導体9が横方向にずれて圧力を吸収する。従って、接触不良を回避することができ、接触による電気的特性への影響を抑えることができる。
【0016】
また、筒状弾性体10はチューブ状の弾性体を裁断するだけで形成でき、円柱状導体8,9も円柱状の導電性材料から裁断するだけで形成できる。このため、加工が非常に容易であり、その長さも任意に変更することができるため少量生産時でも多くの種類の製品を作成することができる。また、構造が単純であるため、組み立ても簡単である。この結果、メンテナンス性に優れ、単価が低い。
【0017】
また、円柱状導体8,9の端面8c,9cは、側面8a,9aに対して垂直であるため、それぞれ電極6,7と面接触する。従って、接触面積を大きくすることができるため、電気伝導性や熱伝導性が良好である。
【0018】
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極を示す上面図であり、図7はその断面図である。円柱状導体8が縦に2つに分割されている。円柱状導体8の接触面8bが凹形状であり、円柱状導体9の接触面9bが凸形状である。
【0019】
コンタクト電極4に上下から圧力が加わると、分割された円柱状導体8が中心から外側にずれて圧力を分散させる。筒状弾性体10は円柱状導体8と円柱状導体9を保持したままで外側に伸びる。その後、圧力が弱まると、筒状弾性体10の内側へ縮む力により円柱状導体8と円柱状導体9のずれが押し戻され、元の状態に戻る。
【0020】
図8及び図9は、本発明の実施の形態2に係るコンタクト電極の変形例を示す上面図である。図8では円柱状導体8が縦に3つに分割され、図9では円柱状導体8が縦に4つに分割されている。この場合でも上記と同様の効果を得ることができる。
【0021】
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係るコンタクト電極を示す断面図である。本実施の形態では円柱状導体8と円柱状導体9の構成が実施の形態2とは逆である。即ち、円柱状導体9が縦に分割され、円柱状導体9の接触面9bが凹形状であり、円柱状導体8の接触面8bが凸形状である。この場合でも実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
【0022】
実施の形態4.
図11は、本発明の実施の形態4に係るコンタクタを示す上面図である。ハウジング5はテープ状であり、複数のコンタクト電極4を複数のセットに分けて保持する。各セットの近傍に位置決め用の穴11が設けられている。これにより、複数のコンタクト電極4のセットを任意の回数使用した後に自動又は手動にてハウジング5をスライドさせることで、容易に新しい複数のコンタクト電極4のセットに交換できる。
【0023】
なお、実施の形態1〜3において円柱状導体が2つの場合について説明したが、これに限らず3つ以上の円柱状導体が積み重なっていても同様の効果を得ることができる。
【0024】
また、円柱状導体8,9の端面8c,9cの面積は形成前の円柱状の導電性材料の直径に依存する。従って、任意の円柱状材料を用意するだけで、電極6,7との接触面積を変更することができる。
【符号の説明】
【0025】
1 コンタクタ
4 コンタクト電極
5 ハウジング
8,9 円柱状導体
8a,9a 側面
8b,9b 接触面
8c,9c 端面
10 筒状弾性体
11 位置決め用の穴
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1側面、前記第1側面に対して斜めの第1接触面、及び前記第1側面に対して垂直な第1端面を持つ第1の円柱状導体と、
第2側面、前記第2側面に対して斜めの第2接触面、及び前記第1側面に対して垂直な第2端面を持ち、前記第2接触面が前記第1の円柱状導体の前記第1接触面に接触する第2の円柱状導体と、
伸縮性を持ち、前記第1及び第2の円柱状導体を収容する筒状弾性体とを備えることを特徴とするコンタクト電極。
【請求項2】
前記第1の円柱状導体の前記第1接触面の前記第1側面に対する角度は、前記第2の円柱状導体の前記第2接触面の前記第2側面に対する角度と同じであることを特徴とする請求項1に記載のコンタクト電極。
【請求項3】
前記第1の円柱状導体は縦に分割され、
前記第1の円柱状導体の前記第1接触面は凹形状であり、
前記第2の円柱状導体の前記第2接触面は凸形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタクト電極。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項に記載の複数のコンタクト電極と、
前記筒状弾性体の伸縮性を維持しつつ前記複数のコンタクト電極を保持する絶縁性のハウジングとを備えることを特徴とするコンタクタ。
【請求項5】
前記ハウジングはテープ状であり、前記複数のコンタクト電極を複数のセットに分けて保持し、各セットの近傍に位置決め用の穴を有することを特徴とする請求項4に記載のコンタクタ。
【請求項1】
第1側面、前記第1側面に対して斜めの第1接触面、及び前記第1側面に対して垂直な第1端面を持つ第1の円柱状導体と、
第2側面、前記第2側面に対して斜めの第2接触面、及び前記第1側面に対して垂直な第2端面を持ち、前記第2接触面が前記第1の円柱状導体の前記第1接触面に接触する第2の円柱状導体と、
伸縮性を持ち、前記第1及び第2の円柱状導体を収容する筒状弾性体とを備えることを特徴とするコンタクト電極。
【請求項2】
前記第1の円柱状導体の前記第1接触面の前記第1側面に対する角度は、前記第2の円柱状導体の前記第2接触面の前記第2側面に対する角度と同じであることを特徴とする請求項1に記載のコンタクト電極。
【請求項3】
前記第1の円柱状導体は縦に分割され、
前記第1の円柱状導体の前記第1接触面は凹形状であり、
前記第2の円柱状導体の前記第2接触面は凸形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタクト電極。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項に記載の複数のコンタクト電極と、
前記筒状弾性体の伸縮性を維持しつつ前記複数のコンタクト電極を保持する絶縁性のハウジングとを備えることを特徴とするコンタクタ。
【請求項5】
前記ハウジングはテープ状であり、前記複数のコンタクト電極を複数のセットに分けて保持し、各セットの近傍に位置決め用の穴を有することを特徴とする請求項4に記載のコンタクタ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2013−2939(P2013−2939A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−133947(P2011−133947)
【出願日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
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