説明

コンテンツアクセス制御端末、コンテンツアクセス制御プログラム、およびコンテンツアクセス制御方法

【課題】 既存のアプリケーションプログラムを修正することなく、リモートサーバや、放送局等からのストリーミングコンテンツの受信、受信したストリーミングコンテンツの保存、および保存したストリーミングコンテンツの再生を、OSが制御する。
【解決手段】 アプリケーションプログラムは、ストリーミングコンテンツを利用する場合、ストリーミングコンテンツを受信するための受信要求、受信したコンテンツを保存するための書込み要求、および保存したコンテンツを再生するための読込み要求をシステムコール機能実行部21に要求する。システムコール機能実行部21は、判断部31に問合せ、アクセス可能であることを確認すると、それぞれの要求を処理する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツアクセス制御端末、コンテンツアクセス制御プログラム、およびコンテンツアクセス制御方法に関し、特にストリーミングコンテンツの受信の制御、受信したストリーミングコンテンツの保存、および保存したストリーミングコンテンツへのアクセスを許可するか否かをOS(Operationg System)が判断するコンテンツアクセス制御端末、コンテンツアクセス制御プログラム、およびコンテンツアクセス制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
地上デジタル放送やBS(放送衛星)デジタル放送等で配信されたコンテンツへのアクセス制御方法の一例として、地上デジタル放送やBSデジタル放送等で配信されたコンテンツ(番組)に特殊な信号を加えて、番組録画を一回だけとし、複製を禁止する「コピー制御(コピーワンス)」がある。
【0003】
また、ストリーミングで配信されたコンテンツの二次生成データの作成を防止する方法の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている方法は、操作者の操作が許諾された操作であると判断すると、暗号化されてストリーミングで配信されたコンテンツを復号する。
【0004】
さらに、特許文献2には、サーバ等からコンテンツデータと、コンテンツデータの試用を可能にする情報とを受信し、コンテンツデータの正規使用を希望する場合、サーバ等からコンテンツデータの正規使用を可能にする情報を受信する方法が記載されている。
【0005】
【特許文献1】特開平9−269916号公報 (段落0017〜0032、図1)
【特許文献2】特開2004−220357号公報 (段落0008〜0032、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1および特許文献2に記載されている方法は、受信したコンテンツから生成した二次生成データに、再生や保存等の利用権を設定することができないという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、ストリーミングコンテンツおよびストリーミングコンテンツから生成した二次生成データに再生や保存等の利用権を設定し、ストリーミングコンテンツおよびストリーミングコンテンツから生成した二次生成データの利用を制御することができるコンテンツアクセス制御端末、コンテンツアクセス制御プログラム、およびコンテンツアクセス制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるコンテンツアクセス制御端末は、コンテンツを受信する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段と、記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、コンテンツを受信するか否か判断する判断手段と、判断手段がコンテンツを受信すると判断すると、コンテンツを通信ネットワークを介して受信するシステムコール機能実行手段とを含み、システムコール機能実行手段を含むOS基本機能実行手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明によるコンテンツアクセス制御端末は、通信ネットワークを介して受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段と、記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させるか否かを判断する判断手段と、判断手段が、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させると判断すると、コンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムにコンテンツを入力するシステムコール機能実行手段とを含み、システムコール機能実行手段を含むOS基本機能実行手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
判断手段は、システムコール機能実行手段がコンテンツを受信するとコンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムを示す情報と、コンテンツの送信元を示す情報との組み合わせに応じてコンテンツを受信するか否かを判断してもよい。
【0011】
本発明によるコンテンツアクセス制御端末は、通信ネットワークを介して受信したコンテンツから生成された二次生成データと、二次生成データを再生する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報とを記憶する記憶手段と、記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、二次生成データを再生するか否かを判断する判断手段と、判断手段が、二次生成データを再生すると判断すると、二次生成データを再生する再生アプリケーションプログラムに二次生成データを入力するシステムコール機能実行手段とを含み、システムコール機能実行手段を含むOS基本機能実行手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
判断手段は、再生アプリケーションプログラムを示す情報と、二次生成データを示す情報との組み合わせに応じて、二次生成データの再生を行うか否かを判断してもよい。
【0013】
システムコール機能実行手段は、判断手段が、コンテンツを受信しないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力し、保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよく、システムコール機能実行手段は、判断手段が、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力し、保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよく、システムコール機能実行手段は、判断手段が、二次生成データを再生しないと判断すると、その旨を再生アプリケーションプログラムに入力し、再生アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよい。そのような構成によれば、使用権情報が権利の存在を示さない動作を行うと、その旨を使用者に通知することができる。
【0014】
使用権情報を、判断手段が判断することができる情報であるアクセス制御情報に変換する使用権情報変換手段を含んでもよく、使用権情報を入力する権利管理手段を含んでもよい。
【0015】
アクセス制御情報を入力する権利管理手段を含んでもよく、判断手段は、アクセス制御情報を記憶手段に記憶させてもよい。
【0016】
使用権情報変換手段は、新たな使用権情報が入力されるとアクセス制御情報に変換してもよく、判断手段は、使用権情報変換手段が変換したアクセス制御情報にもとづいて、記憶手段が記憶しているアクセス制御情報を更新、追加または削除してもよい。そのような構成によれば、使用権情報が新たに入力されると、アクセス制御情報の更新、追加または削除を行うことができる。
【0017】
使用権情報は、コンテンツを受信する条件、受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する条件、または二次生成データを再生する条件のうち、いずれか1つ以上を示す情報を含んでもよく、判断手段は、使用権情報が含む条件を満たさなくなったと判断すると、対応するアクセス制御情報を更新または削除してもよい。そのような構成によれば、条件を満たすことがなくなったアクセス制御情報を更新または削除することができる。
【0018】
権利管理手段は、コンテンツの受信、受信したコンテンツの二次生成データとしての記憶、または二次生成データの再生に応じて使用権情報、および使用権情報に対応するアクセス制御情報が含む条件を更新してもよい。そのような構成によれば、コンテンツの受信等に応じて、使用権情報およびアクセス制御情報が含む条件を更新することができる。
【0019】
使用権情報変換手段は、複数の使用権情報にもとづいて、コンテンツの送信元を示す情報と、保存アプリケーションプログラムまたは再生アプリケーションプログラムを示す情報とを対応づけるテーブルを生成してもよい。
【0020】
本発明によるコンテンツアクセス制御プログラムは、コンピュータに、コンテンツを受信する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、コンテンツを受信するか否か判断させる判断処理と、判断処理でコンテンツを受信すると判断すると、コンテンツを通信ネットワークを介して受信させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させることを特徴とする。
【0021】
本発明によるコンテンツアクセス制御プログラムは、コンピュータに、通信ネットワークを介して受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させるか否かを判断させる判断処理と、判断処理で、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させると判断すると、コンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムにコンテンツを入力させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させることを特徴とする。
【0022】
判断処理において、システムコール機能実行処理でコンテンツを受信するとコンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムを示す情報と、コンテンツの送信元を示す情報との組み合わせに応じてコンテンツを受信するか否かを判断させてもよい。
【0023】
本発明によるコンテンツアクセス制御プログラムは、コンピュータに、通信ネットワークを介して受信したコンテンツから生成された二次生成データと、二次生成データを再生する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報とを記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、二次生成データを再生するか否かを判断させる判断処理と、判断処理で、二次生成データを再生すると判断すると、二次生成データを再生する再生アプリケーションプログラムに二次生成データを入力させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させることを特徴とする。
【0024】
判断処理で、再生アプリケーションプログラムを示す情報と、二次生成データを示す情報との組み合わせに応じて、二次生成データの再生を行うか否かを判断させてもよい。
【0025】
システムコール機能実行処理において、判断処理で、コンテンツを受信しないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力させ、保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよく、システムコール機能実行処理において、判断処理で、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力させ、保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよく、システムコール機能実行処理において、判断処理で、二次生成データを再生しないと判断すると、その旨を再生アプリケーションプログラムに入力させ、再生アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよい。そのような構成によれば、使用権情報が権利の存在を示さない動作を行うと、その旨を使用者に通知することができる。
【0026】
使用権情報を、判断処理で判断することができる情報であるアクセス制御情報に変換する使用権情報変換処理を実行させてもよく、使用権情報を入力させる権利管理処理を実行させてもよい。
【0027】
アクセス制御情報を入力させる権利管理処理を実行させてもよく、判断処理で、アクセス制御情報を記憶手段に記憶させてもよい。
【0028】
使用権情報変換処理で、新たな使用権情報が入力されるとアクセス制御情報に変換させてもよく、判断処理において、使用権情報変換処理で変換したアクセス制御情報にもとづいて、記憶手段が記憶しているアクセス制御情報を更新、追加または削除させてもよい。そのような構成によれば、使用権情報が新たに入力されると、アクセス制御情報の更新、追加または削除を行うことができる。
【0029】
使用権情報は、コンテンツを受信する条件、受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する条件、または二次生成データを再生する条件のうち、いずれか1つ以上を示す情報を含んでもよく、判断処理で、使用権情報が含む条件を満たさなくなったと判断すると、対応するアクセス制御情報を更新または削除させてもよい。そのような構成によれば、条件を満たすことがなくなったアクセス制御情報を更新または削除することができる。
【0030】
権利管理処理で、コンテンツの受信、受信したコンテンツの二次生成データとしての記憶、または二次生成データの再生に応じて使用権情報、および使用権情報に対応するアクセス制御情報が含む条件を更新させてもよい。そのような構成によれば、コンテンツの受信等に応じて、使用権情報およびアクセス制御情報が含む条件を更新することができる。
【0031】
使用権情報変換処理で、複数の使用権情報にもとづいて、コンテンツの送信元を示す情報と、保存アプリケーションプログラムまたは再生アプリケーションプログラムを示す情報とを対応づけるテーブルを生成させてもよい。
【0032】
本発明によるコンテンツアクセス制御方法は、コンテンツを受信する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、コンテンツを受信するか否か判断し、コンテンツを受信すると判断すると、コンテンツを通信ネットワークを介して受信することを特徴とする。
【0033】
本発明によるコンテンツアクセス制御方法は、通信ネットワークを介して受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させるか否かを判断し、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させると判断すると、コンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムにコンテンツを入力することを特徴とする。
【0034】
システムコール機能実行処理でコンテンツを受信するとコンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムを示す情報と、コンテンツの送信元を示す情報との組み合わせに応じてコンテンツを受信するか否かを判断してもよい。
【0035】
本発明によるコンテンツアクセス制御方法は、通信ネットワークを介して受信したコンテンツから生成された二次生成データと、二次生成データを再生する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報とを記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、二次生成データを再生するか否かを判断し、二次生成データを再生すると判断すると、二次生成データを再生する再生アプリケーションプログラムに二次生成データを入力することを特徴とする。
【0036】
再生アプリケーションプログラムを示す情報と、二次生成データを示す情報との組み合わせに応じて、二次生成データの再生を行うか否かを判断してもよい。
【0037】
コンテンツを受信しないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力し、保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよく、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力し、保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよく、二次生成データを再生しないと判断すると、その旨を再生アプリケーションプログラムに入力し、再生アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知してもよい。そのような構成によれば、使用権情報が権利の存在を示さない動作を行うと、その旨を使用者に通知することができる。
【0038】
使用権情報を、判断手段が判断することができる情報であるアクセス制御情報に変換してもよく、使用権情報を入力してもよい。
【0039】
アクセス制御情報を入力してもよく、アクセス制御情報を記憶手段に記憶させてもよい。
【0040】
新たな使用権情報が入力されるとアクセス制御情報に変換してもよく、変換したアクセス制御情報にもとづいて、記憶手段が記憶しているアクセス制御情報を更新、追加または削除してもよい。そのような構成によれば、使用権情報が新たに入力されると、アクセス制御情報の更新、追加または削除を行うことができる。
【0041】
使用権情報は、コンテンツを受信する条件、受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する条件、または二次生成データを再生する条件のうち、いずれか1つ以上を示す情報を含んでもよく、使用権情報が含む条件を満たさなくなったと判断すると、対応するアクセス制御情報を更新または削除してもよい。そのような構成によれば、条件を満たすことがなくなったアクセス制御情報を更新または削除することができる。
【0042】
コンテンツの受信、受信したコンテンツの二次生成データとしての記憶、または二次生成データの再生に応じて使用権情報、および使用権情報に対応するアクセス制御情報が含む条件を更新してもよい。そのような構成によれば、コンテンツの受信等に応じて、使用権情報およびアクセス制御情報が含む条件を更新することができる。
【0043】
複数の使用権情報にもとづいて、コンテンツの送信元を示す情報と、保存アプリケーションプログラムまたは再生アプリケーションプログラムを示す情報とを対応づけるテーブルを生成してもよい。
【発明の効果】
【0044】
本発明によれば、既存のアプリケーションプログラムに修正を加えることなく、OSによってアプリケーションプログラムが、ストリーミングコンテンツの受信、保存、およびストリーミングコンテンツから生成した二次生成データを利用することを制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
実施の形態1.
本発明の第1の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【0046】
本発明の第1の実施の形態は、受信したストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段(図示せず)に記憶させる保存アプリケーションプログラムを実行する保存アプリケーションプログラム実行部1、システムコール等のOSの基本機能を実行するOS基本機能実行部(OS基本機能実行手段)2、ストリーミングコンテンツにもとづいて生成された二次生成データ5へのアクセスの可否を判断するアクセス制御機能実行部3、および記憶手段が記憶している二次生成データ5を再生する再生アプリケーションプログラムを実行する再生アプリケーションプログラム実行部4を含む。
【0047】
OS基本機能実行部2は、保存アプリケーションプログラム実行部1にOSの基本機能を提供するシステムコール機能実行部(システムコール機能実行手段)21を含む。システムコール機能実行部21が保存アプリケーションプログラム実行部1に提供するOSの基本機能とは、例えば、ストリーミングコンテンツの受信や、受信したストリーミングコンテンツを二次生成データ5として保存するための記憶手段への書込み、および二次生成データ5を再生するために行う、記憶手段が記憶している二次生成データ5の読み出しを含む。
【0048】
なお、システムコール機能実行部21は、二次生成データ5を再生するために記憶手段が記憶している二次生成データ5を読み出す場合、例えば、使用開始アクセスや、使用終了アクセス、読み出しアクセス、書き込みアクセス、その他操作アクセス等の複数種類のアクセスを記憶手段に行う。
【0049】
アクセス制御機能実行部3は、システムコール機能実行部21の記憶手段へのアクセスの可否を判断する判断部(判断手段)31、保存アプリケーションプログラム実行部1および再生アプリケーションプログラム実行部4がストリーミングコンテンツおよび二次生成データ5を保存または再生するための情報である使用権情報を記憶手段に記憶させる権利管理部(権利管理手段)33、および権利管理部33が記憶手段に記憶させた使用権情報を判断部31が判断可能な情報であるアクセス制御情報に変換する使用権情報変換部(使用権情報変換手段)32を含む。
【0050】
権利管理部33は、例えば、通信ネットワーク(図示せず)を介して接続されている他のサーバ等から受信したり、使用権情報を記憶しているCD−ROM等の記憶媒体からCD−ROMドライブ等が読み出したり、予め使用者がキーボード等の入力手段に入力したりした使用権情報を記憶手段に記憶させる。また、権利管理部33は、使用権情報を使用権情報変換部32に入力する。
【0051】
使用権情報変換部32は、権利管理部33が入力した使用権情報を判断部31が判断可能な情報であるアクセス制御情報に変換する。アクセス制御情報とは、例えば、ストリーミングコンテンツおよび2次生成データ5のファイル名や、ファイルの所有者、サイズ、アクセス権限、作成日時、データ領域へのポインタなどの各種情報であるiノード情報や、ストリーミングコンテンツの送信元情報(アドレス)等である。
【0052】
システムコール機能実行部21は、記憶手段へのアクセスが可能か否かを確認するために、アクセス制御機能実行部3から判断部31を呼び出す機能を有する。
【0053】
次に、本発明の第1の実施の形態の動作を、図面を参照して説明する。まず、記憶手段がアクセス制御情報を記憶するまでの動作について説明する。図2は、記憶手段がアクセス制御情報を記憶するまでの動作を説明するフローチャートである。
【0054】
権利管理部33は、通信ネットワークを介して接続されている他のサーバ等から使用権情報を受信したり、使用権情報を記憶しているCD−ROM等の記憶媒体からCD−ROMドライブ等に使用権情報を読み出させたりする(ステップS101)。権利管理部33は、使用権情報を記憶手段に記憶させる。
【0055】
なお、使用権情報は、ストリーミングコンテンツの送信元のサーバ等を示す接続先アドレス(1)、ストリーミングコンテンツの保存を許可するか否かを示す保存可能フラグ(2)、保存アプリケーションプログラム実行部1が実行する保存アプリケーションプログラムを示す保存アプリ識別子(3)、および再生アプリケーションプログラム実行部4が実行する再生アプリケーションプログラムを示す再生アプリ識別子(4)の情報のすべて、またはいずれか1つ以上を含む。
【0056】
なお、保存アプリ識別子は、例えば、保存アプリケーションプログラム実行部1が実行する保存アプリケーションプログラムのファイル名である。また、保存アプリ識別子は、ストリーミングコンテンツを改竄から保護するために、保存アプリ識別子として、改竄チェック用データ(ダイジェスト値)であってもよい。
【0057】
また、再生アプリ識別子は、例えば、再生アプリケーションプログラム実行部4が実行する再生アプリケーションプログラムのファイル名である。また、再生アプリ識別子は、ストリーミングコンテンツを改竄から保護するために、再生アプリ識別子として、改竄チェック用データ(ダイジェスト値)であってもよい。
【0058】
権利管理部33は、使用権情報を使用権情報変換部32に渡す。使用権情報変換部32は、受け取った使用権情報をアクセス制御情報に変換し(ステップS102)、変換したアクセス制御情報を判断部31に渡す。この変換処理により、使用権情報は、判断部31が解析可能なアクセス制御情報となる。すなわち、アクセス制御情報は使用権情報に対応して、上記の(1)〜(4)の情報のすべて、またはいずれか1つ以上を含んでいる。
【0059】
また、判断部31は、システムコール機能実行部21からのアクセス可能か否かの問合せに応答するため、使用権情報変換部32から受け取ったアクセス制御情報を記憶手段に記憶させる(ステップS103)。
【0060】
すると、ステップS101からステップS103の処理で、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ストリーミングコンテンツを二次生成データ5として生成し、生成した二次生成データ5を記憶手段に記憶させることができる状態になる。
【0061】
なお、権利管理部33が、通信ネットワークを介して接続されている他のサーバ等からアクセス制御情報を受信したり、アクセス制御情報を記憶しているCD−ROM等の記憶媒体からCD−ROMドライブ等にアクセス制御情報を読み出させたり、使用者がキーボード等の入力手段にアクセス制御情報を入力したりすると、使用権情報変換部32は、変換処理を行わなくてもよい。すなわち、使用権情報変換部32は、上述したステップS102の処理を行わなくてもよい。
【0062】
また、判断部31は、一度記憶手段にアクセス制御情報を記憶させた後で、使用権情報変換部32から受け取ったアクセス制御情報を記憶手段に追加して記憶させてもよい。
【0063】
なお、使用権情報は、ストリーミングコンテンツを識別するコンテンツ識別子を含んでもよい。また、権利管理部33は、使用者の操作に従って、記憶手段が記憶している使用権情報を削除してもよい。そして、権利管理部33は、削除した使用権情報が含むコンテンツ識別子を、制御情報変換機能32を介して判断部31に渡し、判断部31は、渡されたコンテンツ識別子に対応するアクセス制御情報を記憶手段から削除したり、アクセスを許可できない旨の情報に更新したりしてもよい。
【0064】
記憶手段は、コンピュータに、コンテンツを受信する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、コンテンツを受信するか否か判断させる判断処理と、判断処理でコンテンツを受信すると判断すると、コンテンツを通信ネットワークを介して受信させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させることを特徴とするコンテンツアクセス制御プログラムを記憶している。
【0065】
また、記憶手段は、コンピュータに、通信ネットワークを介して受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させるか否かを判断させる判断処理と、判断処理で、コンテンツを二次生成データとして記憶手段へ記憶させると判断すると、コンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムにコンテンツを入力させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させることを特徴とするコンテンツアクセス制御プログラムを記憶している。
【0066】
また、記憶手段は、コンピュータに、通信ネットワークを介して受信したコンテンツから生成された二次生成データと、二次生成データを再生する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報とを記憶する記憶手段が記憶している使用権情報に応じて、二次生成データを再生するか否かを判断させる判断処理と、判断処理で、二次生成データを再生すると判断すると、二次生成データを再生する再生アプリケーションプログラムに二次生成データを入力させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させることを特徴とするコンテンツアクセス制御プログラムを記憶している。
【0067】
次に、保存アプリケーションプログラム実行部1が、ストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させる際の動作について説明する。図3は、保存アプリケーションプログラム実行部1が、ストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させる際の動作を説明するフローチャートである。
【0068】
使用者が、キーボード等の入力手段を操作して、ストリーミングコンテンツの送信元のサーバ等の接続先アドレスを入力し、ストリーミングコンテンツの受信を要求すると(ステップS201)、保存アプリケーションプログラム実行部1は、使用者が入力した接続先アドレスをOS基本機能実行部2のシステムコール機能実行部21に入力する。なお、記憶手段は、ストリーミングコンテンツの送信元のサーバ等の接続先アドレスを予め記憶していてもよい。そして、保存アプリケーションプログラム実行部1は、記憶手段が記憶しているストリーミングコンテンツの送信元のサーバ等の接続先アドレスを自動的にシステムコール機能実行部21に入力したり、システムコール機能実行部21に入力するストリーミングコンテンツの送信元のサーバ等の接続先アドレスを使用者に選択させたりしてもよい。
【0069】
システムコール機能実行部21は、保存アプリケーションプログラム実行部1が入力した接続先アドレスを判断部31に入力する(ステップS202)。
【0070】
判断部31は、記憶手段が、入力された接続先アドレスに合致する接続先アドレスを含むアクセス制御情報を記憶しているか否かを判断する(ステップS203)。
【0071】
判断部31は、記憶手段が、入力された接続先アドレスに合致する接続先アドレスを含むアクセス制御情報を記憶していると判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力する。また、判断部31は、記憶手段に、保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを受信することを示す情報を記憶させる。
【0072】
システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1が入力した接続先アドレスのサーバ等に接続して、ストリーミングコンテンツを受信する(ステップS204)。
【0073】
判断部31は、記憶手段が、入力された接続先アドレスに合致する接続先アドレスを含むアクセス制御情報を記憶していないと判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力する。
【0074】
システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報を入力する。
【0075】
保存アプリケーションプログラム実行部1は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、表示手段(図示せず)に、ストリーミングコンテンツを受信することができないことを示す画面を表示させる(ステップS205)。なお、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、音を発生させる等して、ストリーミングコンテンツを受信することができないことを使用者に通知してもよい。
【0076】
使用者が、キーボード等の入力手段を操作して、受信したストリーミングコンテンツを保存するファイル名を入力し、ストリーミングコンテンツの保存を要求すると、保存アプリケーションプログラム実行部1は、使用者が入力したファイル名をOS基本機能実行部2のシステムコール機能実行部21に入力する(ステップS206)。なお、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ストリーミングコンテンツの送信元のサーバ等が送信したファイル名をシステムコール機能実行部21に入力してもよい。また、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ストリーミングコンテンツの送信元のサーバ等が送信したファイル名を記憶手段に記憶させてもよい。
【0077】
システムコール機能実行部21は、ファイル名が入力されると、判断部31にファイル名を入力し、ストリーミングコンテンツの保存の可否の判断を要求する。判断部31は、ストリーミングコンテンツの保存の可否の判断を要求されると、ストリーミングコンテンツを受信するために接続しているサーバ等の接続先アドレスに合致する接続先アドレスを含むアクセス制御情報を記憶手段から読み出す。
【0078】
判断部31は、ストリーミングコンテンツを受信するために接続しているサーバ等の接続先アドレスに合致する接続先アドレスを含むアクセス制御情報を記憶手段から読み出すと、そのアクセス制御情報が含む保存可能フラグを参照して、ストリーミングコンテンツの保存を許可するか否かを判断する(ステップS207)。具体的には、判断部31は、アクセス制御情報がストリーミングコンテンツの保存を許可することを示す保存可能フラグを含んでいるとストリーミングコンテンツの保存を許可すると判断し、アクセス制御情報がストリーミングコンテンツの保存を許可しないことを示す保存可能フラグを含んでいるとストリーミングコンテンツの保存を許可しないと判断する。
【0079】
判断部31は、ストリーミングコンテンツの保存を許可すると判断すると、アクセス制御情報が含む保存アプリ識別子を読み出し、読み出した保存アプリ識別子とストリーミングコンテンツの保存の許可を示す情報とをシステムコール機能実行部21に入力する。そして、判断部31は、システムコール機能実行部21が入力したファイル名を、アクセス制御情報に対応づけて記憶手段に記憶させる。
【0080】
システムコール機能実行部21は、保存アプリ識別子とストリーミングコンテンツの保存の許可を示す情報とが入力されると、保存アプリ識別子と受信したストリーミングコンテンツとを保存アプリケーションプログラム実行部1に入力する。
【0081】
保存アプリケーションプログラム実行部1は、ストリーミングコンテンツが入力されると、保存アプリ識別子が示す保存アプリケーションプログラムを実行し、入力されたストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させる(ステップS208)。なお、保存アプリケーションプログラム実行部1は、入力されたストリーミングコンテンツが暗号化されていた場合、復号して記憶手段に記憶させてもよい。また、保存アプリケーションプログラム実行部1は、入力されたストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させる際に、記憶手段に、入力されたストリーミングコンテンツのiノード情報を、二次生成データ5に対応するアクセス制御情報に追加して記憶させてもよい。
【0082】
判断部31は、ストリーミングコンテンツの保存を許可しないと判断すると、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力する。システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報を入力する。
【0083】
保存アプリケーションプログラム実行部1は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、表示手段に、ストリーミングコンテンツを保存することができないことを示す画面を表示させる(ステップS209)。なお、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、音を発生させる等して、ストリーミングコンテンツを保存することができないことを使用者に通知してもよい。
【0084】
次に、再生アプリケーションプログラム実行部4が、二次生成データ5を再生する際の動作について説明する。図4は、再生アプリケーションプログラム実行部4が、二次生成データ5を再生する際の動作を説明するフローチャートである。
【0085】
使用者が、キーボード等の入力手段を操作して、再生を希望する二次生成データ5のファイル名を入力し、二次生成データ5の再生を要求すると(ステップS301)、再生アプリケーションプログラム実行部4は、使用者が入力した二次生成データ5のファイル名をOS基本機能実行部2のシステムコール機能実行部21に入力する。
【0086】
システムコール機能実行部21は、再生アプリケーションプログラム実行部4が入力した二次生成データ5のファイル名を判断部31に入力する(ステップS302)。
【0087】
判断部31は、記憶手段が、入力された二次生成データ5のファイル名に対応づけられたアクセス制御情報を記憶しているか否かを判断する(ステップS303)。なお、判断部31は、二次生成データ5のiノード情報と、記憶手段が記憶している二次生成データ5に対応するアクセス制御情報が含むiノード情報とが合致するか否かを判断してもよい。
【0088】
判断部31は、記憶手段が、入力された二次生成データ5のファイル名に対応づけられたアクセス制御情報を記憶していると判断したり、二次生成データ5のiノード情報と、記憶手段が記憶している二次生成データ5に対応するアクセス制御情報が含むiノード情報とが合致すると判断したりすると、ストリーミングコンテンツの再生の許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力する。
【0089】
システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの再生の許可を示す情報が入力されると、再生アプリケーションプログラム実行部4が入力した二次生成データ5のファイル名に合致するファイル(すなわち、二次生成データ5)と、再生アプリケーションプログラム実行部4が入力した二次生成データ5のファイル名に対応づけられたアクセス制御情報が含む再生アプリ識別子とを記憶手段から読み出す(ステップS304)。
【0090】
システムコール機能実行部21は、記憶手段から読み出した二次生成データ5と再生アプリ識別子とを再生アプリケーションプログラム実行部4に入力する。
【0091】
再生アプリケーションプログラム実行部4は、二次生成データ5と再生アプリ識別子とが入力されると、再生アプリ識別子が示す再生アプリケーションプログラムを実行し、二次生成データ5を再生する(ステップS305)
【0092】
システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの再生の不許可を示す情報が入力されると、再生アプリケーションプログラム実行部4に、ストリーミングコンテンツの再生の不許可を示す情報を入力する。
【0093】
再生アプリケーションプログラム実行部4は、ストリーミングコンテンツの再生の不許可を示す情報が入力されると、表示手段に、ストリーミングコンテンツを再生することができないことを示す画面を表示させる(ステップS306)。なお、再生アプリケーションプログラム実行部4は、ストリーミングコンテンツの再生の不許可を示す情報が入力されると、音を発生させる等して、ストリーミングコンテンツを再生することができないことを使用者に通知してもよい。
【0094】
なお、保存アプリケーションプログラム実行部1が二次生成データ5を記憶手段に記憶させたり、再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データを再生したりする際、それぞれの実行部がシステムコール機能21へ使用開始アクセスを行うことによりアクセスが始まり、使用終了アクセスを行うことによりアクセスが終了する。
【0095】
このとき、保存アプリケーションプログラム実行部1および再生アプリケーションプログラム実行部4は、二次生成データ5へアクセスする際に、判断部31にアクセス可能かどうかを確認する。ここで、アクセス開始からアクセス終了までの間に、使用権がなくなる場合も考えられる。つまり、ステップS101からステップS103の処理中に、アクセス制御情報が削除されたり、更新されたりして、二次生成データ5へのアクセスが禁止になることが考えられる。
【0096】
二次生成データ5へのアクセスが禁止になった後、保存アプリケーションプログラム実行部1または再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5にアクセスしようとすると、判断部31は、アクセスができないことを示す情報を保存アプリケーションプログラム実行部1または再生アプリケーションプログラム実行部4に入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1または再生アプリケーションプログラム実行部4は、ステップS209またはステップS306の処理を実行する。
【0097】
なお、判断部31は、システムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツの受信中は、他のアプリケーションプログラムの実行や、他の端末へのストリーミングコンテンツの送信は不可能になるようにシステムコール機能実行部21を制御しているものとする。また、判断部31は、再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生中は、他のアプリケーションプログラムの実行や、他の端末への二次生成データ5の送信は不可能となるようにシステムコール機能実行部21を制御しているものとする。
【0098】
以上に述べたように、この実施の形態によれば、OS(OS基本機能実行部2およびアクセス制御機能実行部3)がストリーミングコンテンツの受信と保存とを可能または不可能とする制御機能を有するため、ストリーミングコンテンツを保存することを可能または不可能とする制御する機能を有しない保存アプリケーションプログラムを搭載していても、ストリーミングコンテンツを保存するか否かを制御することが可能になる。
【0099】
また、OS(OS基本機能実行部2およびアクセス制御機能実行部3)が記憶手段が記憶した二次生成データ5の再生を可能または不可能とする制御機能を有するため、ストリーミングコンテンツを再生することを可能または不可能とする制御機能を有しない再生アプリケーションプログラムを搭載していても、ストリーミングコンテンツを再生するか否かを制御することが可能になる。
【0100】
さらに、この実施の形態によれば、使用権情報変換部32を有しているため、判断部31は、ストリーミングコンテンツの使用権情報をアクセス制御情報として使用することができる。
【0101】
実施の形態2.
本発明の第2の実施の形態を説明する。本発明の第2の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様なため、各構成要素には図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0102】
なお、本発明の第2の実施の形態における使用権情報は、第1の実施の形態における接続先アドレス、保存可能フラグ、保存アプリ識別子、および再生アプリ識別子に、システムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件を示す情報を加えたものである。
【0103】
ストリーミングコンテンツを受信することができる条件とは、具体的には、例えば、ある利用時間になるまで受信可能であるという条件や、ある期限まで受信可能であるという条件、ある回数まで受信可能であるという条件、ある場所でのみ受信可能であるという条件、ある曜日のみ受信可能であるという条件(例えば、毎週日曜日のみ受信可能等)、ある時間帯のみ受信可能であるという条件(例えば、毎日9時から10時の間のみ受信可能)等である。
【0104】
また、本発明の第2の実施の形態における判断部31は、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件にもとづいて、システムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信するか否かを判断する。
【0105】
また、システムコール機能実行部21は、接続先アドレスが示すサーバ等へアクセスを開始および終了すると、使用開始および使用終了したことを示す情報を、判断部31、および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に出力する機能を有する。
【0106】
次に、本発明の第2の実施の形態の動作を説明する。記憶手段がアクセス制御情報を記憶するまでの動作は、第1の実施の形態における動作と同様なため、説明を省略する。なお、アクセス制御情報は、使用権情報に対応して、システムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件を示す情報を含む。
【0107】
本発明の第2の実施の形態における保存アプリケーションプログラム実行部1が、ストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させる際の動作において、第1の実施の形態と異なる動作について説明する。
【0108】
第1の実施の形態の判断部31は、ステップS203として、記憶手段が、入力された接続先アドレスに合致する接続先アドレスを含むアクセス制御情報を記憶しているか否かを判断する処理を行うが、第2の実施の形態の判断部31は、ステップS203の処理に加えて、使用者が入力したストリーミングコンテンツの受信の要求が、アクセス制御情報が示すシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件に合致するか否かを判断する。
【0109】
使用者が入力したストリーミングコンテンツの受信の要求が、アクセス制御情報が示すシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件に合致するか否かの判断について説明する。
【0110】
例えば、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある期限まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内であるか否かを判断する。
【0111】
そして、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内であると判断すると、第1の実施の形態のステップS203以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS205の処理を行う。
【0112】
また、例えば、アクセス制御情報が示すシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある回数まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、その条件が示す回数が1以上であるか否かを判断する。
【0113】
そして、判断部31は、その条件が示す回数が1以上であると判断すると、第1の実施の形態のステップS203以降の処理を行う。また、判断部31は、その条件が示す回数が1以上ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS205の処理を行う。
【0114】
また、例えば、アクセス制御情報が示すシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある場所でのみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断する。
【0115】
具体的には、判断部31は、例えば、その条件が示す通信ネットワークに接続されているか否かで、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断したり、GPS(Global Positioning System)衛星から受信した信号を用いて現在地を特定し、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断したりする。
【0116】
そして、判断部31は、現在地がその条件が示す場所であると判断すると、第1の実施の形態のステップS203以降の処理を行う。また、判断部31は、現在地がその条件が示す場所ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS205の処理を行う。
【0117】
例えば、アクセス制御情報が示すシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある曜日のみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日であるか否かを判断する。
【0118】
そして、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日であると判断すると、第1の実施の形態のステップS203以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS205の処理を行う。
【0119】
例えば、アクセス制御情報が示すシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある時間帯のみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯であるか否かを判断する。
【0120】
そして、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯であると判断すると、第1の実施の形態のステップS203以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS205の処理を行う。
【0121】
なお、システムコール機能実行部21は、保存アプリケーションプログラム実行部1がシステムコール機能21へ使用開始アクセスを行うと、使用開始を示す情報を判断部31および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に入力する。
【0122】
また、システムコール機能実行部21は、保存アプリケーションプログラム実行部1がシステムコール機能21へ使用終了アクセスを行うと、使用終了を示す情報を判断部31および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に入力する。
【0123】
なお、判断部31は、使用開始を示す情報および使用終了を示す情報を使用権情報変換部32を介さずに権利管理部33に入力してもよい。
【0124】
アクセス制御情報が、システムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件として、ある利用時間になるまで受信可能であるという条件を示す情報を含む場合、権利管理部33は、使用開始を示す情報が入力されると、使用開始を示す情報が入力された時刻を記憶手段に記憶させる。また、権利管理部33は、使用終了を示す情報が入力されると、使用開始を示す情報が入力された時刻を記憶手段から読みだして利用時間を算出する。そして、算出した利用時間をアクセス制御情報の条件が示す利用時間から減算し、アクセス制御情報の条件が示す利用時間を更新する。
【0125】
アクセス制御情報が、システムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件として、ある利用回数になるまで受信可能であるという条件を示す情報を含む場合、権利管理部33は、使用開始を示す情報と使用終了を示す情報とが入力されると、アクセス制御情報の条件が示す利用回数から1を減算し、アクセス制御情報の条件が示す利用回数を更新する。
【0126】
本発明の第2の実施の形態における再生アプリケーションプログラム実行部4が、二次生成データ5を再生する際の動作は、第1の実施の形態における動作と同様なため、説明を省略する。
【0127】
なお、判断部31は、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件を満たさなくなったと判断すると、そのアクセス制御情報を記憶手段から削除する。
【0128】
判断部31が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を、図面を参照して説明する。図5は、第2の実施の形態において、判断部31が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を説明するフローチャートである。
【0129】
判断部31は、例えば、1日に1回等のタイミングで、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件を、満たすことがなくなったか否かを判断する(ステップS401)。
【0130】
具体的には、例えば、アクセス制御情報が示すシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある利用時間まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、その条件が示す利用時間が0以下であるか否かを判断する。
【0131】
そして、判断部31は、その条件が示す利用時間が0以下であると判断すると、その条件を含むアクセス制御情報と、使用権情報とを記憶手段から削除する(ステップS402)。
【0132】
また、例えば、アクセス制御情報が示すシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある期限まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限を経過しているか否かを判断する。
【0133】
判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限を既に経過していると判断すると、その条件を含むアクセス制御情報と、使用権情報とを記憶手段から削除する。
【0134】
なお、判断部31は、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件を、システムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる新たな条件に更新してもよい。
【0135】
具体的には、例えば、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある利用時間になるまで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す利用時間を新たな条件が示す利用時間に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す利用時間に新たな条件が示す利用時間を加えたりする。
【0136】
また、例えば、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある期限まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す期限を新たな条件が示す期限に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す期限と新たな条件が示す期限とを比較して、時系列上で遅い方の期限に条件を変更したりする。
【0137】
さらに、例えば、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある回数まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す回数を新たな条件が示す回数に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す回数に新たな条件が示す回数を加えたりする。
【0138】
また、例えば、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある場所でのみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す場所を新たな条件が示す場所に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す場所に新たな条件が示す場所を加えたり、記憶手段が記憶している条件が示す場所と新たな条件が示す場所とを比較して、より広い範囲の場所を示す方の条件に変更したりする。
【0139】
さらに、例えば、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある曜日のみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す曜日を新たな条件が示す曜日に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す曜日に新たな条件が示す曜日を加えたりする。
【0140】
また、例えば、アクセス制御情報が含むシステムコール機能実行部21がストリーミングコンテンツを受信することができる条件が、ある時間帯のみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す時間帯を新たな条件が示す時間帯に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す時間帯に新たな条件が示す時間帯を加えたりする。
【0141】
以上に述べたように、この実施の形態によれば、ストリーミングコンテンツを受信する際に条件を設定するため、ストリーミングコンテンツの受信制御をよりきめ細かく行うことができる。
【0142】
実施の形態3.
本発明の第3の実施の形態を説明する。本発明の第3の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様なため、各構成要素には図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0143】
なお、本発明の第3の実施の形態における使用権情報は、第1の実施の形態における接続先アドレス、保存可能フラグ、保存アプリ識別子、および再生アプリ識別子に、保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件を示す情報を加えたものである。
【0144】
ストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件とは、具体的には、例えば、ある利用時間になるまで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件や、ある期限まで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件、ある回数まで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件、ある場所でのみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件、ある曜日のみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件(例えば、毎週日曜日のみ受信可能等)、ある時間帯のみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件(例えば、毎日9時から10時の間のみ受信可能)等である。
【0145】
また、本発明の第3の実施の形態における判断部31は、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件にもとづいて、保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させるか否かを判断する。
【0146】
また、システムコール機能実行部21は、接続先アドレスが示すサーバ等へアクセスを開始および終了すると、使用開始および使用終了したことを示す情報を、判断部31、および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に出力する機能を有する。
【0147】
次に、本発明の第3の実施の形態の動作を説明する。記憶手段がアクセス制御情報を記憶するまでの動作は、第1の実施の形態における動作と同様なため、説明を省略する。なお、アクセス制御情報は、保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件を示す情報を含む。
【0148】
本発明の第3の実施の形態における保存アプリケーションプログラム実行部1が、ストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させる際の動作において、第1の実施の形態と異なる動作について説明する。
【0149】
システムコール機能実行部21は、保存アプリケーションプログラム実行部1がシステムコール機能21へ使用開始アクセスを行うと、使用開始を示す情報を判断部31および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に入力する。
【0150】
また、システムコール機能実行部21は、保存アプリケーションプログラム実行部1がシステムコール機能21へ使用終了アクセスを行うと、使用終了を示す情報を判断部31および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に入力する。
【0151】
権利管理部33は、使用開始を示す情報が入力された時刻と、使用終了を示す情報が入力された時刻とを記憶手段に記憶させる。
【0152】
なお、判断部31は、使用開始を示す情報および使用終了を示す情報を使用権情報変換部32を介さずに権利管理部33に入力してもよい。
【0153】
第1の実施の形態の判断部31は、ステップS207として、ストリーミングコンテンツを受信するために接続しているサーバ等の接続先アドレスに合致する接続先アドレスを含むアクセス制御情報を記憶手段から読み出すと、そのアクセス制御情報が含む保存可能フラグを参照して、ストリーミングコンテンツの保存を許可するか否かを判断する処理を行うが、第3の実施の形態の判断部31は、ステップS207の処理に加えて、使用者が入力したストリーミングコンテンツの保存の要求が、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件に合致するか否かを判断する。
【0154】
使用者が入力したストリーミングコンテンツの保存の要求が、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件に合致するか否かの判断について説明する。
【0155】
例えば、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある利用時間になるまで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している使用開始を示す情報が入力された時刻と、使用終了を示す情報が入力された時刻とにもとづいて、利用時間を算出し、条件が示す利用時間から、算出した利用時間とを比較する。
【0156】
そして、判断部31は、条件が示す利用時間が、算出した利用時間よりも長いまたは同じであると判断すると、第1の実施の形態のステップS207以降の処理を行う。また、判断部31は、条件が示す利用時間が、算出した利用時間よりも短いと判断すると、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS209の処理を行う。
【0157】
例えば、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある期限まで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内であるか否かを判断する。
【0158】
そして、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内であると判断すると、第1の実施の形態のステップS207以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS209の処理を行う。
【0159】
また、例えば、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある回数まで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、その条件が示す回数が1以上であるか否かを判断する。
【0160】
そして、判断部31は、その条件が示す回数が1以上であると判断すると、第1の実施の形態のステップS207以降の処理を行う。また、判断部31は、その条件が示す回数が1以上ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS209の処理を行う。
【0161】
また、例えば、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある場所でのみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断する。
【0162】
具体的には、判断部31は、例えば、その条件が示す通信ネットワークに接続されているか否かで、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断したり、GPS(Global Positioning System)衛星から受信した信号を用いて現在地を特定し、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断したりする。
【0163】
そして、判断部31は、現在地がその条件が示す場所であると判断すると、第1の実施の形態のステップS207以降の処理を行う。また、判断部31は、現在地がその条件が示す場所ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS209の処理を行う。
【0164】
また、例えば、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある曜日のみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日であるか否かを判断する。
【0165】
そして、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日であると判断すると、第1の実施の形態のステップS207以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS209の処理を行う。
【0166】
また、例えば、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある時間帯のみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯であるか否かを判断する。
【0167】
そして、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯であると判断すると、第1の実施の形態のステップS207以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯ではないと判断すると、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報が入力されると、保存アプリケーションプログラム実行部1に、ストリーミングコンテンツの保存の不許可を示す情報を入力し、保存アプリケーションプログラム実行部1は、ステップS209の処理を行う。
【0168】
なお、システムコール機能実行部21は、保存アプリケーションプログラム実行部1がシステムコール機能21へ使用開始アクセスを行うと、使用開始を示す情報を判断部31および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に入力する。
【0169】
また、システムコール機能実行部21は、保存アプリケーションプログラム実行部1がシステムコール機能21へ使用終了アクセスを行うと、使用終了を示す情報を判断部31および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に入力する。
【0170】
なお、判断部31は、使用開始を示す情報および使用終了を示す情報を使用権情報変換部32を介さずに権利管理部33に入力してもよい。
【0171】
アクセス制御情報が、アクセス制御情報が示す保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件として、ある利用時間になるまで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件を示す情報を含む場合、権利管理部33は、使用開始を示す情報が入力されると、使用開始を示す情報が入力された時刻を記憶手段に記憶させる。また、権利管理部33は、使用終了を示す情報が入力されると、使用開始を示す情報が入力された時刻を記憶手段から読みだして利用時間を算出する。そして、算出した利用時間をアクセス制御情報の条件が示す利用時間から減算し、アクセス制御情報の条件が示す利用時間を更新する。
【0172】
アクセス制御情報が、保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件として、ある利用回数になるまで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件を示す情報を含む場合、権利管理部33は、使用開始を示す情報と使用終了を示す情報とが入力されると、アクセス制御情報の条件が示す利用回数から1を減算し、アクセス制御情報の条件が示す利用回数を更新する。
【0173】
本発明の第3の実施の形態における再生アプリケーションプログラム実行部4が、二次生成データ5を再生する際の動作は、第1の実施の形態における動作と同様なため、説明を省略する。
【0174】
なお、判断部31は、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件を満たさなくなったと判断すると、そのアクセス制御情報を記憶手段から削除する。
【0175】
判断部31が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を、図面を参照して説明する。図6は、第3の実施の形態において、判断部31が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を説明するフローチャートである。
【0176】
判断部31は、例えば、1日に1回等のタイミングで、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件を、満たすことがなくなったか否かを判断する(ステップS501)。
【0177】
具体的には、例えば、保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある利用時間まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、その条件が示す利用時間が0以下であるか否かを判断する。
【0178】
そして、判断部31は、その条件が示す利用時間が0以下であると判断すると、その条件を含むアクセス制御情報と、使用権情報とを記憶手段から削除する(ステップS502)。
【0179】
また、例えば、保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある期限まで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限を経過しているか否かを判断する。
【0180】
判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限を既に経過していると判断すると、その条件を含むアクセス制御情報と、使用権情報とを記憶手段から削除する。
【0181】
なお、判断部31は、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件を、保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる新たな条件に更新してもよい。
【0182】
具体的には、例えば、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある利用時間になるまで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す利用時間を新たな条件が示す利用時間に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す利用時間に新たな条件が示す利用時間を加えたりする。
【0183】
また、例えば、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある期限まで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す期限を新たな条件が示す期限に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す期限と新たな条件が示す期限とを比較して、時系列上で遅い方の期限に条件を変更したりする。
【0184】
さらに、例えば、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある回数まで記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す回数を新たな条件が示す回数に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す回数に新たな条件が示す回数を加えたりする。
【0185】
また、例えば、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある場所でのみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す場所を新たな条件が示す場所に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す場所に新たな条件が示す場所を加えたり、記憶手段が記憶している条件が示す場所と新たな条件が示す場所とを比較して、より広い範囲の場所を示す方の条件に変更したりする。
【0186】
さらに、例えば、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある曜日のみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す曜日を新たな条件が示す曜日に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す曜日に新たな条件が示す曜日を加えたりする。
【0187】
また、例えば、アクセス制御情報が含む保存アプリケーションプログラム実行部1がストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させることができる条件が、ある時間帯のみ記憶手段に記憶させることが可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す時間帯を新たな条件が示す時間帯に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す時間帯に新たな条件が示す時間帯を加えたりする。
【0188】
以上に述べたように、この実施の形態によれば、ストリーミングコンテンツを保存する際に条件を設定するため、ストリーミングコンテンツの保存制御をよりきめ細かく行うことができる。
【0189】
実施の形態4.
本発明の第4の実施の形態を説明する。本発明の第4の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様なため、各構成要素には図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0190】
なお、本発明の第4の実施の形態における使用権情報は、第1の実施の形態における接続先アドレス、保存可能フラグ、保存アプリ識別子、および再生アプリ識別子に、再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件を示す情報を加えたものである。
【0191】
二次生成データ5を再生することができる条件とは、具体的には、例えば、ある利用時間になるまで再生可能であるという条件や、ある期限まで再生可能であるという条件、ある回数まで再生可能であるという条件や、ある場所でのみ再生可能であるという条件、ある曜日のみ再生可能であるという条件(例えば、毎週日曜日のみ受信可能等)、ある時間帯のみ再生可能であるという条件(例えば、毎日9時から10時の間のみ受信可能)等である。
【0192】
また、本発明の第4の実施の形態における判断部31は、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件にもとづいて、再生アプリケーションプログラム実行部4に二次生成データ5を再生させるか否かを判断する。
【0193】
次に、本発明の第4の実施の形態の動作を説明する。記憶手段がアクセス制御情報を記憶するまでの動作は、第1の実施の形態における動作と同様なため、説明を省略する。なお、アクセス制御情報は、再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件を示す情報を含む。
【0194】
また、本発明の第4の実施の形態における保存アプリケーションプログラム実行部1が、ストリーミングコンテンツを二次生成データ5として記憶手段に記憶させる際の動作は、第1の実施の形態における動作と同様なため、説明を省略する。
【0195】
本発明の第4の実施の形態における再生アプリケーションプログラム実行部4が、二次生成データ5を再生する際の動作において、第1の実施の形態と異なる動作について説明する。
【0196】
第1の実施の形態の判断部31は、ステップS303として、記憶手段が、入力された二次生成データ5のファイル名に対応づけられたアクセス制御情報を記憶しているか否かを判断する処理を行うが、第4の実施の形態の判断部31は、ステップS303の処理に加えて、使用者が入力した二次生成データ5の再生の要求が、アクセス制御情報が示す再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件に合致するか否かを判断する。
【0197】
使用者が入力した二次生成データ5の再生の要求が、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件に合致するか否かの判断について説明する。
【0198】
例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある期限まで再生可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内であるか否かを判断する。
【0199】
そして、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内であると判断すると、第1の実施の形態のステップS303以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限の範囲内ではないと判断すると、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、再生アプリケーションプログラム実行部4に、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報を入力し、再生アプリケーションプログラム実行部4は、ステップS306の処理を行う。
【0200】
また、例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある回数まで再生可能であるという条件であった場合、判断部31は、その条件が示す回数が1以上であるか否かを判断する。
【0201】
そして、判断部31は、その条件が示す回数が1以上であると判断すると、第1の実施の形態のステップS303以降の処理を行う。また、判断部31は、その条件が示す回数が1以上ではないと判断すると、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、再生アプリケーションプログラム実行部4に、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報を入力し、再生アプリケーションプログラム実行部4は、ステップS306の処理を行う。
【0202】
また、例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある場所でのみ再生可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断する。
【0203】
具体的には、判断部31は、例えば、その条件が示す通信ネットワークに接続されているか否かで、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断したり、GPS(Global Positioning System)衛星から受信した信号を用いて現在地を特定し、現在地がその条件が示す場所であるか否かを判断したりする。
【0204】
そして、判断部31は、現在地がその条件が示す場所であると判断すると、第1の実施の形態のステップS303以降の処理を行う。また、判断部31は、現在地がその条件が示す場所ではないと判断すると、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、再生アプリケーションプログラム実行部4に、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報を入力し、再生アプリケーションプログラム実行部4は、ステップS306の処理を行う。
【0205】
例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある曜日のみ再生可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日であるか否かを判断する。
【0206】
そして、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日であると判断すると、第1の実施の形態のステップS303以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の日付が、その条件が示す曜日ではないと判断すると、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、再生アプリケーションプログラム実行部4に、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報を入力し、再生アプリケーションプログラム実行部4は、ステップS306の処理を行う。
【0207】
例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある時間帯のみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯であるか否かを判断する。
【0208】
そして、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯であると判断すると、第1の実施の形態のステップS303以降の処理を行う。また、判断部31は、現在の時刻が、その条件が示す時間帯ではないと判断すると、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力し、システムコール機能実行部21は、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報が入力されると、再生アプリケーションプログラム実行部4に、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報を入力し、再生アプリケーションプログラム実行部4は、ステップS306の処理を行う。
【0209】
なお、再生アプリケーションプログラム実行部4は、二次生成データ5の再生を開始すると、使用開始を示す情報をシステムコール機能実行部21、判断部31および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に入力する。
【0210】
また、再生アプリケーションプログラム実行部4は、二次生成データ5の再生を終了すると、使用終了を示す情報をシステムコール機能実行部21、判断部31および使用権情報変換部32を介して権利管理部33に入力する。
【0211】
なお、判断部31は、使用開始を示す情報および使用終了を示す情報を使用権情報変換部32を介さずに権利管理部33に入力してもよい。
【0212】
アクセス制御情報が、再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件として、ある利用時間になるまで再生可能であるという条件を示す情報を含む場合、権利管理部33は、使用開始を示す情報が入力されると、使用開始を示す情報が入力された時刻を記憶手段に記憶させる。また、権利管理部33は、使用終了を示す情報が入力されると、使用開始を示す情報が入力された時刻を記憶手段から読みだして利用時間を算出する。そして、算出した利用時間をアクセス制御情報の条件が示す利用時間から減算し、アクセス制御情報の条件が示す利用時間を更新する。
【0213】
アクセス制御情報が、再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件として、ある利用回数になるまで受信可能であるという条件を示す情報を含む場合、権利管理部33は、使用開始を示す情報と使用終了を示す情報とが入力されると、アクセス制御情報の条件が示す利用回数から1を減算し、アクセス制御情報の条件が示す利用回数を更新する。
【0214】
なお、判断部31は、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件を満たさなくなったと判断すると、そのアクセス制御情報を記憶手段から削除する。
【0215】
判断部31が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を、図面を参照して説明する。図7は、第4の実施の形態において、判断部31が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を説明するフローチャートである。
【0216】
判断部31は、例えば、1日に1回等のタイミングで、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件を、満たすことがなくなったか否かを判断する(ステップS601)。
【0217】
具体的には、例えば、アクセス制御情報が示す再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある利用時間まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、その条件が示す利用時間が0以下であるか否かを判断する。
【0218】
そして、判断部31は、その条件が示す利用時間が0以下であると判断すると、その条件を含むアクセス制御情報と、使用権情報とを記憶手段から削除する(ステップS602)。
【0219】
また、例えば、アクセス制御情報が示す再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある期限まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限を経過しているか否かを判断する。
【0220】
判断部31は、現在の日時が、その条件が示す期限を既に経過していると判断すると、その条件を含むアクセス制御情報と、使用権情報とを記憶手段から削除する。
【0221】
なお、判断部31は、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件を、再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる新たな条件に更新してもよい。
【0222】
具体的には、例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある利用時間になるまで再生可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す利用時間を新たな条件が示す利用時間に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す利用時間に新たな条件が示す利用時間を加えたりする。
【0223】
また、例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある期限まで再生可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す期限を新たな条件が示す期限に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す期限と新たな条件が示す期限とを比較して、時系列上で遅い方の期限に条件を変更したりする。
【0224】
さらに、例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある回数まで受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す回数を新たな条件が示す回数に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す回数に新たな条件が示す回数を加えたりする。
【0225】
また、例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある場所でのみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す場所を新たな条件が示す場所に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す場所に新たな条件が示す場所を加えたり、記憶手段が記憶している条件が示す場所と新たな条件が示す場所とを比較して、より広い範囲の場所を示す方の条件に変更したりする。
【0226】
さらに、例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある曜日のみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す曜日を新たな条件が示す曜日に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す曜日に新たな条件が示す曜日を加えたりする。
【0227】
また、例えば、アクセス制御情報が含む再生アプリケーションプログラム実行部4が二次生成データ5を再生することができる条件が、ある時間帯のみ受信可能であるという条件であった場合、判断部31は、記憶手段が記憶している条件が示す時間帯を新たな条件が示す時間帯に変更したり、記憶手段が記憶している条件が示す時間帯に新たな条件が示す時間帯を加えたりする。
【0228】
以上に述べたように、この実施の形態によれば、接続先アドレスが示すサーバ等を使用する際に条件を設定するため、二次生成データ5の再生制御をよりきめ細かく行うことができる。
【0229】
実施の形態5.
本発明の第5の実施の形態を説明する。本発明の第5の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様なため、各構成要素には図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0230】
なお、本発明の第5の実施の形態における使用権情報変換部22は、予め複数の使用権情報にもとづいて接続先アドレスと保存アプリ識別子とを対応づけるテーブルを生成して記憶手段に記憶させる。なお、接続先アドレスと保存アプリ識別子とを対応づけるテーブルは、例えば、使用者が、キーボード等の入力手段を操作して権利管理部33に入力したり、通信ネットワークで接続されているサーバ等から受信したものであってもよいし、使用権情報変換部22が記憶手段が記憶している複数の使用権情報にもとづいて生成したテーブルであってもよい。
【0231】
システムコール機能実行部21は、保存アプリケーションプログラム実行部1が入力した接続先アドレスを判断部31に入力し、ストリーミングコンテンツの受信の可否の判断を判断部31に要求する。
【0232】
判断部31は、接続先アドレスが入力されると、記憶手段が記憶しているテーブルを参照して、入力された接続先アドレスに対応づけられている保存アプリ識別子が存在するか否かを判断し、入力された接続先アドレスに対応づけられている保存アプリ識別子が存在すると判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力する。
【0233】
また、判断部31は、入力された接続先アドレスに対応づけられている保存アプリ識別子が存在しないと判断すると、ストリーミングコンテンツの受信の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力する。
【0234】
以上に述べたように、この実施の形態によれば、判断部31は、複数の使用権情報にもとづいて生成されたテーブルにもとづいて、ストリーミングコンテンツの受信を許可するか否かを判断することができる。
【0235】
実施の形態6.
本発明の第6の実施の形態を説明する。本発明の第6の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様なため、各構成要素には図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0236】
なお、本発明の第6の実施の形態における使用権情報変換部22は、予め複数の使用権情報にもとづいて接続先アドレスと再生アプリ識別子とを対応づけるテーブルを生成して記憶手段に記憶させる。なお、接続先アドレスと保存アプリ識別子とを対応づけるテーブルは、例えば、使用者が、キーボード等の入力手段を操作して権利管理部33に入力したり、通信ネットワークで接続されているサーバ等から受信したものであってもよいし、使用権情報変換部22が記憶手段が記憶している複数の使用権情報にもとづいて生成したテーブルであってもよい。
【0237】
また、判断部31は、システムコール機能実行部21が入力した二次生成データ5のファイル名をアクセス制御情報に対応づけて記憶手段に記憶させる際に、使用権情報変換部22が生成したテーブルにおいて、アクセス制御情報が含む接続先アドレスと再生アプリ識別子とに、システムコール機能実行部21が入力した二次生成データ5のファイル名を対応づける。
【0238】
システムコール機能実行部21は、再生アプリケーションプログラム実行部4が入力した二次生成データ5のファイル名を判断部31に入力し、二次生成データ5の再生の可否の判断を判断部31に要求する。
【0239】
判断部31は、二次生成データ5のファイル名が入力されると、記憶手段が記憶しているテーブルを参照して、入力された二次生成データ5のファイル名に対応づけられている再生アプリ識別子が存在するか否かを判断し、入力された二次生成データ5のファイル名に対応づけられている再生アプリ識別子が存在すると判断すると、二次生成データ5の再生の許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力する。
【0240】
また、判断部31は、入力された二次生成データ5のファイル名に対応づけられている再生アプリ識別子が存在しないと判断すると、二次生成データ5の再生の不許可を示す情報をシステムコール機能実行部21に入力する。
【0241】
以上に述べたように、この実施の形態によれば、判断部31は、複数の使用権情報にもとづいて生成されたテーブルにもとづいて、二次生成データ5の再生を許可するか否かを判断することができる。
【0242】
なお、本発明は、上記の各実施の形態のすべて、または2以上を組み合わせて実施してもよい。具体的には、例えば、第2の実施の形態と第3の実施の形態と第4の実施の形態とを組み合わせて、ストリーミングコンテンツの受信や保存、二次生成データ5の再生の可否を利用時間等で制御したりしてもよい。
【0243】
なお、上記の各実施の形態では、ストリーミングコンテンツの受信、保存および再生の制御を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、テレビジョン放送の受信、録画および再生の制御を行ってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0244】
本発明によれば、ストリーミングコンテンツの受信の制御や、保存の制御、保存したデータの再生の制御を行う端末等に適用することができる。また、テレビジョン放送の録画や、暗号化されている有料放送の受信を行う録画機にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0245】
【図1】本発明の第1の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【図2】記憶手段がアクセス制御情報を記憶するまでの動作を説明するフローチャートである。
【図3】保存アプリケーションプログラム実行部が、ストリーミングコンテンツを二次生成データとして記憶手段に記憶させる際の動作を説明するフローチャートである。
【図4】再生アプリケーションプログラム実行部が、二次生成データ5を再生する際の動作を説明するフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態において、判断部が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を説明するフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態において、判断部が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を説明するフローチャートである。
【図7】第4の実施の形態において、判断部が、アクセス制御情報を記憶手段から削除する際の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0246】
1 保存アプリケーションプログラム実行部
2 OS基本機能実行部
3 アクセス制御機能実行部
4 再生アプリケーションプログラム実行部
5 二次生成データ
21 システムコール機能実行部
31 判断部
32 使用権情報変換部
33 権利管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを受信する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記コンテンツを受信するか否か判断する判断手段と、
前記判断手段が前記コンテンツを受信すると判断すると、前記コンテンツを通信ネットワークを介して受信するシステムコール機能実行手段とを含み、
前記システムコール機能実行手段を含むOS基本機能実行手段を備えた
ことを特徴とするコンテンツアクセス制御端末。
【請求項2】
通信ネットワークを介して受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記コンテンツを前記二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が、前記コンテンツを前記二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させると判断すると、前記コンテンツを前記記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムに前記コンテンツを入力するシステムコール機能実行手段とを含み、
前記システムコール機能実行手段を含むOS基本機能実行手段を備えた
ことを特徴とするコンテンツアクセス制御端末。
【請求項3】
判断手段は、システムコール機能実行手段がコンテンツを受信すると前記コンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムを示す情報と、コンテンツの送信元を示す情報との組み合わせに応じて前記コンテンツを受信するか否かを判断する
請求項1または請求項2記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項4】
通信ネットワークを介して受信したコンテンツから生成された二次生成データと、前記二次生成データを再生する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報とを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記二次生成データを再生するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が、前記二次生成データを再生すると判断すると、前記二次生成データを再生する再生アプリケーションプログラムに前記二次生成データを入力するシステムコール機能実行手段とを含み、
前記システムコール機能実行手段を含むOS基本機能実行手段を備えた
ことを特徴とするコンテンツアクセス制御端末。
【請求項5】
判断手段は、再生アプリケーションプログラムを示す情報と、二次生成データを示す情報との組み合わせに応じて、前記二次生成データの再生を行うか否かを判断する
請求項4記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項6】
システムコール機能実行手段は、判断手段が、コンテンツを受信しないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力し、前記保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知し、
前記システムコール機能実行手段は、前記判断手段が、前記コンテンツを二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させないと判断すると、その旨を前記保存アプリケーションプログラムに入力し、前記保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知し、
前記システムコール機能実行手段は、前記判断手段が、前記二次生成データを再生しないと判断すると、その旨を再生アプリケーションプログラムに入力し、前記再生アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知する
請求項2から請求項5のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項7】
使用権情報を、判断手段が判断することができる情報であるアクセス制御情報に変換する使用権情報変換手段を含む
請求項1から請求項6のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項8】
使用権情報を入力する権利管理手段を含む
請求項7記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項9】
アクセス制御情報を入力する権利管理手段を含み、
判断手段は、前記アクセス制御情報を記憶手段に記憶させる
請求項7または請求項8記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項10】
使用権情報変換手段は、新たな使用権情報が入力されるとアクセス制御情報に変換し、
判断手段は、前記使用権情報変換手段が変換した前記アクセス制御情報にもとづいて、記憶手段が記憶しているアクセス制御情報を更新、追加または削除する
請求項9記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項11】
使用権情報は、コンテンツを受信する条件、受信した前記コンテンツを二次生成データとして記憶する条件、または前記二次生成データを再生する条件のうち、いずれか1つ以上を示す情報を含み、
判断手段は、前記使用権情報が含む条件を満たさなくなったと判断すると、対応するアクセス制御情報を更新または削除する
請求項8から請求項10のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項12】
権利管理手段は、コンテンツの受信、受信した前記コンテンツの二次生成データとしての記憶、または前記二次生成データの再生に応じて使用権情報、および前記使用権情報に対応するアクセス制御情報が含む条件を更新する
請求項11記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項13】
使用権情報変換手段は、複数の使用権情報にもとづいて、コンテンツの送信元を示す情報と、保存アプリケーションプログラムまたは再生アプリケーションプログラムを示す情報とを対応づけるテーブルを生成する
請求項8から請求項12のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御端末。
【請求項14】
コンピュータに、
コンテンツを受信する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記コンテンツを受信するか否か判断させる判断処理と、
前記判断処理で前記コンテンツを受信すると判断すると、前記コンテンツを通信ネットワークを介して受信させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、
前記システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させる
ためのコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項15】
コンピュータに、
通信ネットワークを介して受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記コンテンツを前記二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させるか否かを判断させる判断処理と、
前記判断処理で、前記コンテンツを前記二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させると判断すると、前記コンテンツを前記記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムに前記コンテンツを入力させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、
前記システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させる
ためのコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項16】
判断処理において、システムコール機能実行処理でコンテンツを受信すると前記コンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムを示す情報と、コンテンツの送信元を示す情報との組み合わせに応じて前記コンテンツを受信するか否かを判断させる
請求項14または請求項15記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項17】
コンピュータに、
通信ネットワークを介して受信したコンテンツから生成された二次生成データと、前記二次生成データを再生する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報とを記憶する記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記二次生成データを再生するか否かを判断させる判断処理と、
前記判断処理で、前記二次生成データを再生すると判断すると、前記二次生成データを再生する再生アプリケーションプログラムに前記二次生成データを入力させるシステムコール機能実行処理とを実行させ、
前記システムコール機能実行処理を含むOS基本機能実行処理を実行させる
ためのコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項18】
判断処理で、再生アプリケーションプログラムを示す情報と、二次生成データを示す情報との組み合わせに応じて、前記二次生成データの再生を行うか否かを判断させる
請求項17記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項19】
システムコール機能実行処理において、判断処理で、コンテンツを受信しないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力させ、前記保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知し、
前記システムコール機能実行処理において、前記判断処理で、前記コンテンツを二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させないと判断すると、その旨を前記保存アプリケーションプログラムに入力させ、前記保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知し、
前記システムコール機能実行処理において、前記判断処理で、前記二次生成データを再生しないと判断すると、その旨を再生アプリケーションプログラムに入力させ、前記再生アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知する
請求項15から請求項18のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項20】
使用権情報を、判断処理で判断することができる情報であるアクセス制御情報に変換する使用権情報変換処理を実行させる
請求項14から請求項19のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項21】
使用権情報を入力させる権利管理処理を実行させる
請求項20記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項22】
アクセス制御情報を入力させる権利管理処理を実行させ、
判断処理で、前記アクセス制御情報を記憶手段に記憶させる
請求項20または請求項21記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項23】
使用権情報変換処理で、新たな使用権情報が入力されるとアクセス制御情報に変換させ、
判断処理において、前記使用権情報変換処理で変換した前記アクセス制御情報にもとづいて、記憶手段が記憶しているアクセス制御情報を更新、追加または削除させる
請求項22記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項24】
使用権情報は、コンテンツを受信する条件、受信した前記コンテンツを二次生成データとして記憶する条件、または前記二次生成データを再生する条件のうち、いずれか1つ以上を示す情報を含み、
判断処理で、前記使用権情報が含む条件を満たさなくなったと判断すると、対応するアクセス制御情報を更新または削除させる
請求項21から請求項23のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項25】
権利管理処理で、コンテンツの受信、受信した前記コンテンツの二次生成データとしての記憶、または前記二次生成データの再生に応じて使用権情報、および前記使用権情報に対応するアクセス制御情報が含む条件を更新させる
請求項24記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項26】
使用権情報変換処理で、複数の使用権情報にもとづいて、コンテンツの送信元を示す情報と、保存アプリケーションプログラムまたは再生アプリケーションプログラムを示す情報とを対応づけるテーブルを生成させる
請求項21から請求項25のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御プログラム。
【請求項27】
コンテンツを受信する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記コンテンツを受信するか否か判断し、
前記コンテンツを受信すると判断すると、前記コンテンツを通信ネットワークを介して受信する
ことを特徴とするコンテンツアクセス制御方法。
【請求項28】
通信ネットワークを介して受信したコンテンツを二次生成データとして記憶する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報を記憶する記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記コンテンツを前記二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させるか否かを判断し、
前記コンテンツを前記二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させると判断すると、前記コンテンツを前記記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムに前記コンテンツを入力する
ことを特徴とするコンテンツアクセス制御方法。
【請求項29】
システムコール機能実行処理でコンテンツを受信すると前記コンテンツを記憶手段に記憶させる保存アプリケーションプログラムを示す情報と、コンテンツの送信元を示す情報との組み合わせに応じて前記コンテンツを受信するか否かを判断する
請求項27または請求項28記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項30】
通信ネットワークを介して受信したコンテンツから生成された二次生成データと、前記二次生成データを再生する権利があるか否かを示す情報を含む使用権情報とを記憶する記憶手段が記憶している前記使用権情報に応じて、前記二次生成データを再生するか否かを判断し、
前記二次生成データを再生すると判断すると、前記二次生成データを再生する再生アプリケーションプログラムに前記二次生成データを入力する
ことを特徴とするコンテンツアクセス制御方法。
【請求項31】
再生アプリケーションプログラムを示す情報と、二次生成データを示す情報との組み合わせに応じて、前記二次生成データの再生を行うか否かを判断する
請求項30記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項32】
コンテンツを受信しないと判断すると、その旨を保存アプリケーションプログラムに入力し、前記保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知し、
前記コンテンツを二次生成データとして前記記憶手段へ記憶させないと判断すると、その旨を前記保存アプリケーションプログラムに入力し、前記保存アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知し、
前記二次生成データを再生しないと判断すると、その旨を再生アプリケーションプログラムに入力し、前記再生アプリケーションプログラムはその旨を使用者に通知する
請求項28から請求項31のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項33】
使用権情報を、判断手段が判断することができる情報であるアクセス制御情報に変換する
請求項27から請求項32のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項34】
使用権情報を入力する
請求項33記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項35】
アクセス制御情報を入力し、
前記アクセス制御情報を記憶手段に記憶させる
請求項33または請求項34記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項36】
新たな使用権情報が入力されるとアクセス制御情報に変換し、
変換した前記アクセス制御情報にもとづいて、記憶手段が記憶しているアクセス制御情報を更新、追加または削除する
請求項35記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項37】
使用権情報は、コンテンツを受信する条件、受信した前記コンテンツを二次生成データとして記憶する条件、または前記二次生成データを再生する条件のうち、いずれか1つ以上を示す情報を含み、
前記使用権情報が含む条件を満たさなくなったと判断すると、対応するアクセス制御情報を更新または削除する
請求項34から請求項36のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項38】
コンテンツの受信、受信した前記コンテンツの二次生成データとしての記憶、または前記二次生成データの再生に応じて使用権情報、および前記使用権情報に対応するアクセス制御情報が含む条件を更新する
請求項37記載のコンテンツアクセス制御方法。
【請求項39】
複数の使用権情報にもとづいて、コンテンツの送信元を示す情報と、保存アプリケーションプログラムまたは再生アプリケーションプログラムを示す情報とを対応づけるテーブルを生成する
請求項34から請求項38のうちいずれか1項記載のコンテンツアクセス制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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