説明

コンテンツ送信装置、受信装置およびシステム

【課題】放送と通信を連携させて、放送データ(コンテンツ)の取得時間を短縮することができると共に、放送途中からでも前部の放送データあるいはコンテンツを取得する。
【解決手段】送信側には、コンテンツを昇順に配信するマルチキャスト送信手段と、降順に配信するユニキャスト送信手段とを設ける。受信側には、マルチキャスト受信および/又はユニキャスト受信手段を設け、ユーザによりユニキャスト受信の指示がなされた場合には、その旨が送信側に通知されて、前記ユニキャスト送信手段からもデータの配信が行われるようにする。マルチキャスト受信とユニキャスト受信とを併用することにより、コンテンツの取得時間を短縮でき、またマルチキャスト送信におけるデータの前部を受信し損ねても、該受信の回復を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンテンツ送信装置、受信装置およびシステムに関し、放送と通信を連携させて受信できるようにすることにより、コンテンツ取得時間を短縮しユーザの利便性を高めることができるコンテンツ送信装置、受信装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
通信と放送を連携させるシステムの従来例として、例えば下記の特許文献1に記されているものがある。この特許文献1には、映像、音声、音楽、高精細画像などのマルチメディアデータを放送局から受信・蓄積すると共に、不足の情報を、双方向通信インターフェースに接続された狭帯域なISDNや電話回線等およびインターネットを介して情報提供サーバからダウンロードし、前記マルチメディアデータに前記不足の情報を付加してコンテンツを再構成できるコンテンツ再構成機能を有するSTB(Set Top Box)、PCなどのシステムが開示されている。
【特許文献1】特開2001−34523号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記の従来システムにおいては、放送から映像、音声、音楽等のデータを受信する際に、該データあるいはコンテンツの取得時間を短縮することができなかった。また、放送から前記データを受信している最中に、該データを最初から取得したいと希望した場合、最初から取得できるようにする配慮がなされていなかった。
【0004】
本発明は、前記した従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、放送と通信を連携させて、放送データあるいはコンテンツの取得時間を短縮することができると共に、放送途中からでも前部の放送データあるいはコンテンツを取得することができるコンテンツ送信装置、受信装置およびシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記した目的を達成するために、本発明は、送信されるコンテンツを所定のサイズのデータに分割する分割手段と、該分割されたデータをその通し番号と共に一時的に蓄積する蓄積部と、該蓄積部に蓄積されたデータの読み出しを制御する制御部と、前記蓄積部から読み出されたデータをパケット化して、該パケットに付されたデータの番号が昇順になるようにマルチキャストで送信するマルチキャスト送信手段と、 前記蓄積部から読み出されたデータをパケット化して、該パケットに付されたデータの番号が降順になるようにユニキャストで送信するユニキャスト送信手段と、前記マルチキャストで送信されるデータを前記ユニキャストで受信するための接続先情報を送信する接続先情報送信手段とを具備し、前記制御部は、コンテンツ受信側から送信要求があった場合に、前記データを蓄積部から、送信要求された番号のデータから降順になるように読み出して前記ユニキャスト送信手段に送り、コンテンツ受信側から受信終了の通知を受けた場合に、前記蓄積部からの降順の読み出しを停止し前記ユニキャスト送信手段からの送信を終了するようにするコンテンツ送信装置を提供する点に第1の特徴がある。
【0006】
また、本発明は、マルチキャストされるコンテンツのリストからダウンロードを指定するユーザI/Fと、前記指定されたコンテンツがマルチキャストで送信された時にダウンロードするマルチキャストダウンロード手段と、マルチキャストのダウンロード中に受信しているパケット番号を取得するマルチキャストパケット番号取得手段と、前記指定されたコンテンツのユニキャストによる送信を要求するデータ送信要求手段と、前記ユニキャストで降順で送信されたデータをダウンロードするユニキャストダウンロード手段と、ユニキャストのダウンロード中に受信しているパケット番号を取得するユニキャストパケット番号取得手段と、前記マルチキャストパケット番号取得手段で取得されたマルチキャストパケット番号と前記ユニキャストパケット番号取得手段で取得されたユニキャストパケット番号とが連続又は一致した時に、前記コンテンツの受信終了の処理をする制御部とを具備したコンテンツ受信装置を提供する点に第2の特徴がある。
【0007】
また、前記コンテンツ送信装置と前記コンテンツ受信装置とからなるコンテンツ送受信システムを提供する点に第3の特徴がある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、放送と通信を連携させて、放送コンテンツの取得時間を短縮することができるようになる。また、放送途中からでも経過した部分の放送コンテンツを取得することができるようになる。このため、放送コンテンツ取得についてのユーザの利便性を大いに高めることができる。特に、2,3時間以上などの長時間の放送データを取得する場合にはその効果は大きい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の送信側装置の概略の構成を示すブロック図、図2は、受信側装置の概略の構成を示すブロック図である。
【0010】
送信側装置は、図1に示されているように、送信するコンテンツ、コンテンツをユニキャストで受信するための接続先情報(送信側のユニキャストアドレス)などを蓄積するハードディスク等のファイル蓄積部1と、該ファイル蓄積部1から読み出されたコンテンツを圧縮するファイル圧縮部2と、パケットのサイズに合うようにファイルを分割するファイル分割部3と、該分割されたデータを一時的に保存する蓄積部4と、インターフェース向け配信手段5と、前記蓄積部4に記憶されているデータを管理すると共にその記憶・読み出しの制御をする分割データ管理・制御部6と、受信装置側のユニキャストI/Fからのデータ取得要求を受け付けるデータ取得要求受付部7と、予約配信などのスケジュール配信をするスケジュール配信部8とを有している。前記インターフェース向け配信手段5は、マルチキャストI/F5aとユニキャストI/F5bを含んでいる。なお、前記ファイル圧縮部2はファイル蓄積部1からのデータを圧縮処理しない場合には不要である。
【0011】
一方、受信側装置は、図2に示されているように、マルチキャストインターフェース(マルチキャストI/F)11aと、ユニキャストインターフェース(ユニキャストI/F)11bと、受信した分割データを蓄積する分割データ蓄積部12と、ファイル合成部13と、ファイル解凍部14と、ファイル蓄積部15と、分割データ管理・制御部16と、コンテンツ取得の接続先情報を受信データから取り出すコンテンツ取得接続先情報抽出部17と、ユーザインターフェース(ユーザI/F)18と、データ取得要求部19とを有している。前記分割データ蓄積部12は、マルチキャストデータ蓄積部12aとユニキャストデータ蓄積部12bとを含んでいる。なお、前記ファイル解凍部14は、受信データが圧縮処理をされていない場合は不要である。前記マルチキャストI/F11aとマルチキャストデータ蓄積部12aとはマルチキャストダウンロード手段と呼ぶことができ、またユニキャストI/F11bとユニキャストデータ蓄積部12bとはユニキャストダウンロード手段と呼ぶことができる。
【0012】
次に、本実施形態の送信側装置および受信側装置の動作の概略を図1、図2を参照して説明する。
【0013】
送信側装置は、スケジュール配信部8等からの指示に従って、ファイル蓄積部1からコンテンツのファイル、接続先情報等を読み出し、コンテンツのファイルはファイル圧縮部2へ、接続先情報pはインターフェース向け配信手段5へ送られる。該接続先情報pは、ファイル圧縮部2,ファイル分割部3を経由してインターフェース向け配信手段5へ送信してもよい。ファイル圧縮部2は入力してきたファイルを圧縮し、ファイル分割部3に出力する。なお、圧縮しないで、非圧縮データがファイル分割部3に入力されてもよい。圧縮されたデータあるいは非圧縮のデータは、ファイル分割部3にて、パケットのサイズに合うように分割され、蓄積部4に蓄積される。例えば、1パケット当たり1500バイトに分割されて蓄積される。
【0014】
図3は、該蓄積部4に蓄積されているデータの概念図であり、前記分割データDには通し番号(例えば、1,2,3,・・・・99,100)が付されて蓄積される。その後、該蓄積されたデータは分割データ管理・制御部6からの制御により、昇順に読み出されマルチキャストI/F5aに送られる。マルチキャストI/F5aは、これらのデータをパケット化し、データの通し番号をパケット番号として付記して前記接続先情報pに従って受信側のマルチキャストI/F11aへ送信する(データをパケット化するときにデータ番号も共にパケット化するのであれば、パケット化するときにデータの番号を付記しないことも選択できる)。なお、マルチキャストI/F5aからは、前記接続先情報p又は送信元情報もマルチキャストされる。
【0015】
受信側装置で該マルチキャスト放送を受信する場合には、ユーザI/F18から該マルチキャスト放送を受信する旨の指令が出される。そうすると、分割データ管理・制御部16からマルチキャストデータ蓄積部12aにマルチキャストデータを蓄積する旨の指示が出されるので、該マルチキャストデータは蓄積部12aに蓄積される。マルチキャスト放送の受信中、マルチキャストI/F11aは受信したパケットの番号を分割データ管理・制御部16に通知するので、分割データ管理・制御部16はパケット番号の監視・管理を行う。パケットの通番をチェックし、抜けがあった場合には、データ送信要求部19を介して再送を要求する。ファイル合成部13は、パケット化データをデータ番号順になるように合成し、該データが圧縮されている場合にはファイル解凍部14で非圧縮データに変換する。該非圧縮データ、すなわちコンテンツはファイル蓄積部15に収納される。ファイル蓄積部15はコンテンツの記憶を完了すると、転送完了通知信号rを分割データ管理・制御部16へ出力する。
【0016】
なお、誤り訂正機能の適用により、データ番号やパケット番号の順序が入れ替わって送受される場合には、誤り訂正処理が適用される1サイクルや1グループの最小単位を、データ番号と同等に扱えばよい。
【0017】
以上がマルチキャスト放送を受信する場合の概略の動作であるが、該放送をユニキャスト受信する場合には、ユーザI/F18から、取得したいコンテンツの指定と、マルチキャストおよび/又はユニキャストの指定とがなされる。また、コンテンツ取得接続先情報抽出部17で分割データ蓄積部12に送信側装置から既に送られているコンテンツ取得接続先情報p又は送信元情報が抽出される。
【0018】
ユニキャストによる受信の指定が含まれている場合には、そのコンテンツをマルチキャスト受信したパケットの一番小さいパケット番号が指定され、ユニキャストによるコンテンツ取得要求(コンテンツ指定を含む)が該コンテンツ取得接続先(送信側ユニキャストアドレス)を宛先として、分割データ管理・制御部16、データ送信要求部19およびユニキャストI/F11bを介して送信される。この結果、前記のコンテンツ取得要求とパケット番号は送信側装置のデータ取得要求受付部7で受信される。データ取得要求受付部7は受け付けたコンテンツの指定およびパケット番号を分割データ管理・制御部6に通知する。分割データ管理・制御部6は、該コンテンツに対して、蓄積部4から、受信装置から取得しているマルチキャスト受信したパケットの一番小さいパケット番号より1少ない番号から降順にデータを読み出し、読み出されたデータはユニキャストI/F5bへ送られる。なお、蓄積部4から昇順に読み出しされているデータは継続して昇順に読み出され、マルチキャストI/F5aへ継続的に送られる。
【0019】
例えば、図3のような1〜100番のデータがあった場合に、マルチキャストアドレスとして先頭(=1)で、ユニキャスト受信がユーザから指示されると、マルチキャストI/F5aには1,2,3,・・・と昇順に読み出されたデータが送られ、ユニキャストI/F5bには最後のデータ(=100)から100,99,98,・・・と降順に読み出されたデータが送られる。他の例として、マルチキャスト放送を途中から受信している場合、例えば受信装置でマルチキャスト受信したパケットの一番小さいパケット番号が10番で、ユニキャスト受信がユーザから指示されると、マルチキャストI/F5aは継続して昇順に読み出されたデータが送られ、ユニキャストI/F5bには9,8,7,・・・1,100,99,・・・と降順に読み出されたデータが送られる。
【0020】
送信側のマルチキャストI/F5a、ユニキャストI/F5bから送られてきたパケット化データは、コンテンツ取得要求を行い接続が維持されている受信側装置のマルチキャストI/F11a、ユニキャストI/F11bで受信され、それぞれマルチキャストデータ蓄積部12a、ユニキャストデータ蓄積部12bに蓄積される。この時、受信したデータのパケット番号qは分割データ管理・制御部16に通知される。分割データ管理・制御部16は、該番号qを監視しており、受信したマルチキャストデータのパケット番号とユニキャストデータのパケット番号とが連続した時、分割データ蓄積部12に蓄積の終了を指示する。例えば、昇順に送られてくるマルチキャストデータのパケット番号が50、降順に送られてくるユニキャストデータのパケット番号が51となったとき両データのパケット番号は連続したことになり、分割データ蓄積部12には1〜100番までの全データが蓄積されたことになるから、蓄積を終了する。
【0021】
なお、コンテンツの分割データ総数(M)や、マルチキャスト経由の受信とユニキャスト経由の受信のタイミングにより、一連のコンテンツ受信の間に、必ずしもマルチキャストデータのパケット番号とユニキャストデータのパケット番号とが連続せずに一致する場合も想定される。この場合は、分割データ管理・制御部16において、マルチキャスト経由で受信した数個の連続したパケット番号と、ユニキャストで受信した数個の連続したパケット番号を比較し、一致したパケット番号が存在すれば、前記蓄積を終了する。
【0022】
次に、パケットの通番をチェックし、抜けがあった場合には、データ送信要求部19、ユニキャストI/F11bを介して再送を要求する。
【0023】
ファイル合成部13は、マルチキャストデータ蓄積部12aおよびユニキャストデータ蓄積部12bからデータを読み出し、データが連続するように合成してファイル解凍部14へ送る。例えば、1,2,3,・・・・、99,100番とデータが連続するように合成してファイル解凍部14へ送る。ファイル解凍部14は圧縮データを非圧縮データに変換する。該非圧縮データ、すなわちコンテンツはファイル蓄積部15に収納される。ファイル蓄積部15はコンテンツの記憶を完了すると、転送完了通知信号rを分割データ管理・制御部16へ出力する。
【0024】
図4は、前記した送信側装置の動作の詳細を示すフローチャートである。ステップS1では、ファイル蓄積部1からマルチキャスト送信するコンテンツ(ファイル)、接続先情報等が読み出される。読み出されたコンテンツはファイル圧縮部2に、接続先情報はマルチキャスト送信部5aに送られる。該接続先情報pは、ファイル圧縮部2,ファイル分割部3を経由してインターフェース向け配信手段5へ送信してもよい。該接続先情報は、前記インターフェース向け配信手段5を介して受信側へ送信される。ステップS2では、該コンテンツを圧縮するか否かの判断がなされ、圧縮する場合には、ステップS3に進んで、ファイル圧縮部2にて圧縮される。次に、ステップS4に進んで、圧縮されたデータあるいは非圧縮のデータは、ファイル分割部3にて、パケットのサイズに合うように分割される。例えば、1パケット当たり1500バイトに分割される。次に、ステップS5に進み、該分割データは、蓄積部4に一時保存される。この時、データの総数(M)が取得される。例えば、図3に示されているように、コンテンツが100個に分割されていれば、M=100となる。次いで、ステップS6に進み、マルチキャストI/F5aで分割データをパケット化し、データ番号の小さいパケットから、図3の場合には、番号1,2,3,・・・・、99,100の順にマルチキャスト配信される。ステップS7では、全データ数(M)を配信後、配信終了通知をマルチキャスト配信する。
【0025】
前記マルチキャスト配信と並行して、送信側の分割データ管理・制御部6は、ステップS11にて、ユーザ(又は、クライアント)からのコンテンツ取得要求があったかどうかを監視している。データ取得要求受付部7で受信側からのデータ取得が受け付けられると、ステップS12に進んで、クライアントから指定されたパケット番号Nを受領する。パケット番号Nは、クライアントがマルチキャスト配信で受信したパケット番号のうち一番小さい番号となる。次いで、ステップS13で、分割データ管理・制御部6は、ユニキャストI/F5b経由で、クライアントに全データ数(M)を通知する。続いてステップS14に進んで、ユニキャストI/F5b経由で、分割データを指定された番号(パケット番号)N−1から降順に配信する。
【0026】
例えば、M=100の場合で、N=1の時は100番から降順に、N=85の時は84から降順に送信する。
【0027】
ステップS15では、クライアントからユニキャスト送信の終了要求があったか否かの判断がなされ、終了要求があるとステップS16に進んで、ユニキャスト配信を終了する。続いてステップS17に進んで、クライアントからの抜けデータの再送要求があるか否かの判断がなされ、この判断が肯定であると、ステップS18に進んで該抜けデータがユニキャストにより送信される。ステップS19では、クライアントから受信完了の通知があったか否かの判断がなされ、否定の場合にはステップS17に戻り、一方肯定の場合には終了する。
【0028】
次に、本実施形態の受信側装置(図2)の動作について説明する。
【0029】
(1)マルチキャスト受信のみの場合
【0030】
クライアントがユーザI/F18からマルチキャスト受信の指示をすると、この指示は分割データ管理・制御部16に入力し、分割データ管理・制御部16はマルチキャストデータ蓄積部12aにマルチキャストI/F11aで受信しているマルチキャストのコンテンツを蓄積する制御をする。この結果、マルチキャスト受信又はマルチキャストダウンロードが可能になる。
【0031】
(2)ユニキャスト受信のみの場合
【0032】
クライアントがユーザI/F18からユニキャストによるコンテンツの取得要求の指示がなされると、その指示は分割データ管理・制御部16に送られ、コンテンツ取得接続先情報抽出部17から送信側のアドレス情報等を取得し、データ送信要求部19およびユニキャストI/F11bを経て送信側のデータ取得要求受付部7に送られる。(そうすると、前記した図4のステップS11の判断が肯定になり、続いて、ステップS12でデータ番号Nが受領される。その後は、ステップS13〜S19の処理がなされ、ステップS13でクライアントにそのコンテンツの全データ数(全データ番号)が通知され、ステップS14で要求のあった受信装置のユニキャストアドレスへ降順に配信される。)
【0033】
一方、受信側の分割データ管理・制御部16はユニキャストデータ蓄積部12bにユニキャストI/F11bで受信しているユニキャストのコンテンツを蓄積する制御をする。この結果、ユニキャスト受信又はユニキャストダウンロードが可能になる。
【0034】
(3)マルチキャスト受信とユニキャスト受信との両方による受信の場合
【0035】
(3-1)マルチキャスト放送の最初からマルチキャスト受信とユニキャスト受信を行う場合
【0036】
コンテンツがマルチキャストで放送される冒頭において、クライアントによりユーザI/F18からマルチキャストおよびユニキャストによるコンテンツの取得要求の指示がなされると、ユニキャストによる受信の指示とマルチキャスト受信した一番小さいパケット番号(N=1)は、分割データ管理・制御部16、データ取得要求部19およびユニキャストI/F11bを経て送信側のデータ取得要求受付部7に送られる。
【0037】
そうすると、送信側は、N−1から降順に、すなわち最終番号M,M−1,M−2,・・・の順にデータを送信側のユニキャストI/F5bから受信側のユニキャストI/F11bへ送信する。
【0038】
分割データ管理・制御部16は、マルチキャスト蓄積部12aおよびユニキャスト蓄積部12bがデータを蓄積する制御を行うので、該蓄積部12aおよび12bには、図5(a)に示されているように、番号1からの昇順のデータのマルチキャスト受信と、番号Mからの降順のユニキャスト受信がなされる。なお、図5では、説明の便宜上、マルチキャスト受信とユニキャスト受信のスピードは同じとみなした。
【0039】
ここで、マルチキャス受信とユニキャスト受信を開始した後の受信側装置の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。なお、この動作は、以下に説明する(3-2)および(3-3)においても同様である。
【0040】
ステップS21では、マルチキャストI/F11a、ユニキャストI/F11bで受信されたコンテンツのデータが、それぞれマルチキャストデータ蓄積部12a、ユニキャストデータ蓄積部12bに蓄積される。ステップS22では、ユニキャスト経由で受信した最新のデータのパケット番号とマルチキャスト経由で受信した最新のデータのパケット番号に1を加えた番号とが一致したか否かの判断がなされる。この判断が否定の場合にはステップS21に戻り、マルチキャストI/F11aによる昇順のデータの受信とユニキャストI/F11bによる降順のデータの受信とが続行される。なお、マルチキャスト配信が終了した場合には、マルチキャストI/F11aによるデータの受信は終了し、受信データのパケット番号はM番となる。
【0041】
前記したように、コンテンツの分割データ総数(M)や、マルチキャスト経由の受信とユニキャスト経由の受信のタイミングによりユニキャスト経由で受信した最新のデータの通番とマルチキャスト経由で受信した最新のデータの通番とが一致することになり、ステップS22の処理に信頼性が置けない場合は、ステップS22を、「ユニキャスト経由で受信した最新のデータの通番=マルチキャスト経由で受信した最新のデータの通番+1?、又はユニキャスト経由で受信した最新のデータの通番=マルチキャスト経由で受信した最新のデータの通番?」とすればよい。
【0042】
ステップS22の判断が肯定になった場合には、ステップS23に進んで、マルチキャストI/F11aおよびユニキャストI/F11bへ受信終了の指示がなされる。ステップS24では、送信側へユニキャスト送信の終了要求が送られる。ステップS25では、マルチキャストI/F11aからの受信データとユニキャストI/F11bからの受信データとを合わせて、通番および全データ数のチェックが行われる。
【0043】
ステップS26では、受信データのパケット番号に抜けがあるか否かの判断がなされ、抜けがある場合にはステップS27に進んで、ユニキャストによる再送要求が送信側に送られる。ステップS28では、不足分のデータを受信し、ステップS29では、ファイルを合成する。なお、ステップS26が否定の時には、ステップS27,28をスキップする。ステップS30では、ファイルが圧縮されているか否かの判断がなされ、圧縮されている場合にはステップS31に進んでファイルの解凍が行われる。次いでステップS32に進んでファイル(コンテンツ)をファイル蓄積部15へ収納する。ステップS33では、送信側へデータの受領の完了通知を送る。以上で、一連の動作が終了する。
【0044】
この場合には、マルチキャスト放送をその配信時間の半分で取得することができる。なお、図5(a)の横軸は、受信時間を表している。
【0045】
(3-2)マルチキャスト放送の途中からマルチキャスト受信とユニキャスト受信を行う場合
【0046】
クライアントがマルチキャスト放送を視聴していて、その途中からマルチキャスト受信とユニキャスト受信を開始した場合には、マルチキャストI/F11aおよびユニキャストI/F11bによる受信の態様は、図5(b)に示すようになる。すなわち、マルチキャスト放送が最初から配信されており、その途中の番号Nからマルチキャスト受信とユニキャスト受信とが同時に開始されたとすると、マルチキャストデータ蓄積部12aはパケット番号Nから昇順に蓄積を開始し、ユニキャストデータ蓄積部12bは番号(N−1)から降順に蓄積を開始する。なお、ユニキャストデータ蓄積部12bが先頭まで蓄積を行ったときは、最後のデータMから蓄積を続ける。そして、前記ステップS22の判断が肯定になると、マルチキャストI/F11aおよびユニキャストI/F11bへ受信終了の指示がなされる。
【0047】
この場合にも、マルチキャスト放送の取得時間はその配信時間の半分に短縮できる。また、マルチキャスト受信で取得を逃したパケット番号1〜(N−1)のデータをユニキャスト受信で取得できるようになる。
【0048】
(3-3)途中までマルチキャスト放送を最初から受信し、その途中からユニキャスト受信を開始する場合
【0049】
クライアントがマルチキャスト放送によりコンテンツを最初から取得していて、その後パケット番号Nになった所でユニキャストによるデータの受信が参加した場合には、マルチキャストI/F11aおよびユニキャストI/F11bによる受信の態様は、図5(c)に示すようになる。すなわち、マルチキャストデータ蓄積部12aはパケット番号1から昇順に蓄積を開始し、ユニキャストデータ蓄積部12bはユニキャスト受信を開始した時点を起点としてパケット番号Mから降順にデータを受信し、受信したデータはユニキャストデータ蓄積部12bに蓄積される。そして、前記ステップS22の判断が肯定になると、マルチキャストI/F11aおよびユニキャストI/F11bへ受信終了の指示がなされる。
【0050】
この場合には、マルチキャスト放送のデータ番号が(N+M)/2の所で受信終了となり、取得時間を短縮することができる。
【0051】
(3-4)マルチキャスト放送の開始前にユニキャストにより受信し、その途中からマルチキャスト受信を開始する場合
(ケース1)
【0052】
クライアントがマルチキャスト放送の開始前に、オンデマンド的にユニキャストによるコンテンツ受信を始め、その途中からマルチキャスト受信が最初から開始される場合のマルチキャストI/F11aおよびユニキャストI/F11bによる受信の態様は、図5(d)に示すようになる。すなわち、ユニキャストデータ蓄積部12bはパケット番号Mから降順に蓄積を開始し、マルチキャストデータ蓄積部12aはマルチキャスト放送が開始されたときから、つまりパケット番号1のデータから蓄積を開始する。そして、ユニキャスト経由で受信した最新のデータの通番=(マルチキャスト経由で受信した最新のデータの通番+1)が成立すると、マルチキャストI/F11aおよびユニキャストI/F11bへ受信終了の指示がなされる。
【0053】
この場合にも、マルチキャスト受信のみの場合あるいはマルチキャスト受信のみの場合の受信時間に比べて、受信時間が短くなるのは明らかである。
【0054】
図7はこの実施例の動作を示すフローチャートである。ステップS41では、ユニキャストI/F11bを介してコンテンツデータを受信する。ステップS42では、マルチキャストI/F11aによる受信が始まったか否かの判断を行い、この判断が否定のときにはステップS43に進んで、受信データのパケット番号が1になったか否かの判断がなされる。この判断が否定の場合にはステップS41に戻る。
【0055】
ステップS42の判断が肯定になったときには、ステップS45に進んで、マルチキャストI/F11aを介しての受信を開始する。この結果、マルチキャスト受信とユニキャスト受信とが並行してなされることになる。次のステップS22では、ユニキャスト経由で受信した最新のデータのパケット番号とマルチキャスト経由で受信した最新のデータのパケット番号に1を加えた番号とが一致したか否かの判断がなされる。そして、この判断が肯定になるとステップS23に進んで、ユニキャストI/F11bおよびマルチキャストI/F11aへ受信終了の指示がなされる。以降は、図6の処理と同様の処理がなされる。また、前記ステップS43の判断が肯定になったときには、ステップS44に進み、ユニキャストI/F11bに受信終了の通知がなされる。そして、ステップS24に進む。
(ケース2)
【0056】
クライアントがマルチキャスト放送を最初からユニキャストI/F5b、11bを介して受信していて、その後マルチキャスト受信の番号がNになった所(ユニキャスト受信の番号はM−N)でマルチキャストによるデータの受信が参加した場合には、マルチキャストI/F11aおよびユニキャストI/F11bによる受信の態様は、図5(e)に示すようになる(ただし、N<M/2)。すなわち、ユニキャストデータ蓄積部12bは番号Mから降順に蓄積を開始し、マルチキャストデータ蓄積部12aはマルチキャスト受信を開始した時点を起点として昇順にデータを受信し、受信したデータはマルチキャストデータ蓄積部12aに蓄積される。その後、(ユニキャスト経由で受信した最新のデータの通番)と(マルチキャスト経由で受信した最新のデータの通番+1)とが一致した所でマルチキャスト受信は終了するが、ユニキャスト受信は番号Nのデータから番号1のデータまで降順で取得する。
【0057】
この実施例によれば、マルチキャスト放送のデータ番号が(M/2+N)の所で受信終了となり、取得時間を短縮することができる。また、マルチキャスト受信で取得を逃した番号1〜(N−1)のデータをユニキャスト受信で取得できるようになる。なお、N≧M/2の場合には、マルチキャスト受信のデータはユニキャスト受信のデータと重複するので、マルチキャスト受信は行わずにユニキャスト受信がデータ番号1まで続行されることになる。
【0058】
以上、好ましい実施形態により本発明を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形をすることができることは当業者には明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の一実施形態の送信側装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態の受信側装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図3】前記送信側装置の蓄積部に蓄積されるデータの概念図である。
【図4】前記送信側装置の動作の概要を示すフローチャートである。
【図5】前記受信側装置の受信動作の説明図である。
【図6】前記受信側装置の動作の一部を示すフローチャートである。
【図7】前記受信側装置の動作の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0060】
1・・・ファイル蓄積部、2・・・ファイル圧縮部、3・・・ファイル分割部、4・・・蓄積部、5・・・インターフェース向け配信手段、5a・・・マルチキャストI/F、5b・・・ユニキャストI/F、6・・・分割データ管理・制御部、7・・・データ取得要求受付部、11a・・・マルチキャストI/F、11b・・・ユニキャストI/F、12・・・分割データ蓄積部、12a・・・マルチキャストデータ蓄積部、12b・・・ユニキャストデータ蓄積部、13・・・ファイル合成部、14・・・ファイル解凍部、15・・・ファイル蓄積部、16・・・分割データ管理・制御部、17・・・コンテンツ取得接続先情報抽出部、18・・・ユーザI/F、19・・・データ送信要求部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信されるコンテンツを所定のサイズのデータに分割する分割手段と、
該分割されたデータをその通し番号と共に一時的に蓄積する蓄積部と、
該蓄積部に蓄積されたデータの読み出しを制御する制御部と、
前記蓄積部から読み出されたデータをパケット化して、該パケットに付されたデータの番号が昇順になるようにマルチキャストで送信するマルチキャスト送信手段と、
前記蓄積部から読み出されたデータをパケット化して、該パケットに付されたデータの番号が降順になるようにユニキャストで送信するユニキャスト送信手段と、
前記マルチキャストで送信されるデータを前記ユニキャストで受信するための接続先情報を送信する接続先情報送信手段とを具備し、
前記制御部は、コンテンツ受信側から送信要求があった場合に、前記データを蓄積部から、送信要求された番号のデータから降順になるように読み出して前記ユニキャスト送信手段に送り、コンテンツ受信側から受信終了の通知を受けた場合に、前記蓄積部からの降順の読み出しを停止し前記ユニキャスト送信手段からの送信を終了するようにしたことを特徴とするコンテンツ送信装置。
【請求項2】
請求項1に記載のコンテンツ送信装置において、
前記分割手段で分割されたデータの総数をコンテンツ受信側に通知するパケット総数通知手段をさらに具備し、
前記制御部は、前記送信要求されたパケット番号が先頭の時は、コンテンツの最後の番号から降順になるようにデータを読み出し、前記先頭以外の番号Nの時は、N−1の番号のデータから降順に読み出し、先頭まで読み出した時には最後のデータの読み出しに戻るようにすることを特徴とするコンテンツ送信装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のコンテンツ送信装置において、
マルチキャストするコンテンツとその配信時間を指定するスケジュール配信手段をさらに具備したことを特徴とするコンテンツ送信装置。
【請求項4】
マルチキャストされるコンテンツのリストからダウンロードを指定するユーザI/Fと、
前記指定されたコンテンツがマルチキャストで送信された時にダウンロードするマルチキャストダウンロード手段と、
マルチキャストのダウンロード中に受信しているパケット番号を取得するマルチキャストパケット番号取得手段と、
前記指定されたコンテンツのユニキャストによる送信を要求するデータ送信要求手段と、
前記ユニキャストで降順で送信されたデータをダウンロードするユニキャストダウンロード手段と、
ユニキャストのダウンロード中に受信しているパケット番号を取得するユニキャストパケット番号取得手段と、
前記マルチキャストパケット番号取得手段で取得されたマルチキャストパケット番号と前記ユニキャストパケット番号取得手段で取得されたユニキャストパケット番号とが連続又は一致した時に、前記コンテンツの受信終了の処理をする制御部とを具備したことを特徴とするコンテンツ受信装置。
【請求項5】
請求項4に記載のコンテンツ受信装置において、
前記制御部は、前記マルチキャストパケット番号取得手段で取得されたマルチキャストパケット番号と前記ユニキャストパケット番号取得手段で取得されたユニキャストパケット番号とが連続又は一致した時に、前記コンテンツの送信側にコンテンツの送信終了を通知することを特徴とするコンテンツ受信装置。
【請求項6】
請求項4に記載のコンテンツ受信装置において、
前記制御部は、前記マルチキャストパケット番号取得手段で取得されたマルチキャストパケット番号と前記ユニキャストパケット番号取得手段で取得されたユニキャストパケット番号とが連続又は一致した時に、少なくとも前記マルチキャストダウンロード手段にコンテンツの受信終了を指示することを特徴とするコンテンツ受信装置。
【請求項7】
請求項4に記載のコンテンツ受信装置において、
前記制御部は、前記マルチキャストパケット番号取得手段で取得されたマルチキャストパケット番号と前記ユニキャストパケット番号取得手段で取得されたユニキャストパケット番号とが連続又は一致した時に、前記コンテンツの送信側にコンテンツの送信終了を通知すると共に、少なくとも前記マルチキャストダウンロード手段にコンテンツの受信終了の指示をする制御部とを具備したことを特徴とするコンテンツ受信装置。
【請求項8】
請求項4ないし7のいずれかに記載のコンテンツ受信装置において、
前記制御部は、前記ユーザI/Fからユニキャストによる送信要求の指示があった時に、その時に前記マルチキャストパケット番号取得手段で取得されたマルチキャストパケット番号のうち一番小さい番号を、送信側に通知することを特徴とするコンテンツ受信装置。
【請求項9】
請求項4ないし8のいずれかに記載のコンテンツ受信装置において、
前記マルチキャストダウンロード手段およびユニキャストダウンロード手段でダウンロードしたデータを合成して 該データの順番を整列させる合成部をさらに具備したことを特徴とするコンテンツ受信装置。
【請求項10】
コンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置とからなるコンテンツ送受信システムであって、
前記コンテンツ送信装置は、
送信されるコンテンツを所定のサイズのデータに分割する分割手段と、
該分割されたデータを一時的に蓄積する蓄積部と、
該蓄積部に蓄積されたデータの読み出しを制御する第1の制御部と、
前記蓄積部から読み出されたデータをパケット化して、該パケットに付された番号が昇順になるようにマルチキャストで送信するマルチキャスト送信手段と、
前記蓄積部から読み出されたデータをパケット化して、該パケットに付された番号が降順になるようにユニキャストで送信するユニキャスト送信手段と、
前記マルチキャストで送信されているデータを前記ユニキャストで受信するための接続先情報を送信する接続先情報送信手段とを具備し、
前記第1の制御部は、コンテンツ受信側から送信要求があった場合に、前記データを蓄積部から、送信要求された番号のデータから降順になるように読み出して前記ユニキャスト送信手段に送り、コンテンツ受信側から受信終了の通知を受けた場合に、前記蓄積部からの降順の読み出しを停止し前記ユニキャスト送信手段からの送信を終了するようにし、
前記コンテンツ受信装置は、
マルチキャストされるコンテンツのリストからダウンロードを指定するユーザI/Fと、
前記指定されたコンテンツが前記マルチキャスト送信手段でマルチキャスト送信された時にダウンロードするマルチキャストダウンロード手段と、
マルチキャストのダウンロード中に受信しているパケット番号を取得するマルチキャストパケット番号取得手段と、
前記指定されたコンテンツのユニキャストによる送信を前記接続先へ要求するデータ送信要求手段と、
前記ユニキャスト送信手段で降順でユニキャスト送信されたデータをダウンロードするユニキャストダウンロード手段と、
ユニキャストのダウンロード中に受信しているパケット番号を取得するユニキャストパケット番号取得手段と、
前記マルチキャストパケット番号取得手段で取得されたマルチキャストパケット番号と前記ユニキャストパケット番号取得手段で取得されたユニキャストパケット番号とが連続又は一致した時に、前記コンテンツの送信側にコンテンツの送信終了を通知すると共に、少なくとも前記マルチキャストダウンロード手段にコンテンツの受信終了の指示をする第2の制御部とを具備する、
ことを特徴とするコンテンツ送受信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−206586(P2009−206586A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−44333(P2008−44333)
【出願日】平成20年2月26日(2008.2.26)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】