説明

コンバイン

【課題】アクチュエータを介して穀粒排出オーガを起伏または旋回作動させるオーガ操作具を穀粒排出オーガの先端部に設けたコンバインにおいて、無理なく良好な操作フィーリングで穀粒排出オーガの起伏または旋回作動が行なえるオーガ操作具を提供する.
【解決手段】オーガ操作具31を、上下左右の操作面31a,31b,31c,31dと、該操作面31a,31b,31c,31dの押動操作に対応する連動スイッチ32a,32b,32c,32dと、該連動スイッチ32a,32b,32c,32dを切り状態に復帰付勢する弾機35を有して上下左右方向に押動操作自在な多方向操作スイッチで構成し、該多方向操作スイッチの上下左右何れかの方向への押動操作に対応する連動スイッチが入り状態となった時、前記多方向操作スイッチの押動操作方向と同方向に穀粒排出オーガ13の起伏または旋回作動がなされるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータを介して穀粒排出オーガを起伏または旋回作動させるオーガ操作具を穀粒排出オーガの先端部に設けたコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコンバインでは、穀粒タンク内に一時的に貯留された穀粒を機外に排出する穀粒排出オーガの起伏や旋回作動を行わせるアクチュエータとして、油圧シリンダや電動モータを備えており、これら油圧シリンダの伸縮動作や電動モータの回転動作を、穀粒排出オーガの先端部(穀粒排出口の近傍)に設けた手動十字レバーや、複数の押しボタンスイッチを介して行なえるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開昭63−92537号公報(第1図、第5図、第6図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上述した従来の手動十字レバーをオーガ操作具とした場合は、作業者が穀粒排出オーガの先端部に設けられた手動十字レバーの操作方向を一々確認した上で、所望方向に手動十字レバーを動かさなければ誤操作を起こす可能性があった。また、手動十字レバーを手で握った状態でないと、当該手動十字レバーの確実な上下動または左右動を行うことができず、穀粒排出オーガの高さ位置または旋回位置の比較的大きな移動修正を行なう必要がある時は、起伏または旋回作動する穀粒排出オーガの先端に作業者は手指を追従させなければならないので、無理な作業姿勢を強いられるといった問題点を有していた。また、手動十字レバーは、穀粒排出オーガの先端部に突出して設けられており、例えばコンバインを格納庫に格納する際、梁等に手動十字レバーが接触して破損を生じ易いといった欠点も有していた。
【0004】
一方、複数の押しボタンスイッチをオーガ操作具とした場合は、作業者が穀粒排出オーガの先端部に設けられた複数の押しボタンスイッチの操作位置を一々確認した上で、所望の押しボタンスイッチを押圧しなければ誤操作を起こす可能性があった。また、穀粒排出オーガの高さ位置または旋回位置の比較的大きな移動修正を行なう必要がある時は、当該押しボタンスイッチを無理な作業姿勢で連続して押圧しなければないので作業性の面で改良の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、アクチュエータを介して穀粒排出オーガを起伏または旋回作動させるオーガ操作具を穀粒排出オーガの先端部に設けたコンバインにおいて、前記オーガ操作具を、上下左右の操作面と、該操作面の押動操作に対応する連動スイッチと、該連動スイッチを切り状態に復帰付勢する弾機を有して上下左右方向に押動操作自在な多方向操作スイッチで構成し、該多方向操作スイッチの上下左右何れかの方向への押動操作に対応する連動スイッチが入り状態となった時、前記多方向操作スイッチの押動操作方向と同方向に穀粒排出オーガの起伏または旋回作動がなされることを第一の特徴としている。
そして、前記多方向操作スイッチを、穀粒排出オーガの先端部に固設した固定体と、該固定体外周の上下左右に相対して取り付けた連動スイッチとしての固定接点と、該固定接点を覆って上下左右方向に押動操作自在な可動接点である操作体と、該操作体を前記固定接点から離間させる方向に付勢すべく固定体と操作体との間に介装した弾機とで構成したことを第二の特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、穀粒排出オーガの先端部に設けたオーガ操作具を、上下左右の操作面と、該操作面の押動操作に対応する連動スイッチと、該連動スイッチを切り状態に復帰付勢する弾機を有して上下左右方向に押動操作自在な多方向操作スイッチで構成し、該多方向操作スイッチの上下左右何れかの方向への押動操作に対応する連動スイッチが入り状態となった時、前記多方向操作スイッチの押動操作方向と同方向に穀粒排出オーガの起伏または旋回作動がなされるので、作業者は、オーガ操作具である多方向操作スイッチに軽く手を掛けた状態から、穀粒排出オーガを起伏または旋回作動させたい方向に当該多方向操作スイッチを押動するだけで、無理なく良好な操作フィーリングで穀粒排出オーガの起伏または旋回作動が行なえるようになる。即ち、従来の手動十字レバーや押しボタンスイッチをオーガ操作具とした場合のように、手動十字レバーの操作方向や複数の押しボタンスイッチの操作位置を一々確認しなくても、穀粒排出オーガを起伏または旋回作動させたい方向に直感的に多方向操作スイッチを押動するだけでよく、しかもこの「押動」操作を穀粒排出オーガの所望の移動方向に合わせて連続して行なうことができるので作業性が向上する。
そして、請求項2の発明によれば、前記多方向操作スイッチを、穀粒排出オーガの先端部に固設した固定体と、該固定体外周の上下左右に相対して取り付けた連動スイッチとしての固定接点と、該固定接点を覆って上下左右方向に押動操作自在な可動接点である操作体と、該操作体を前記固定接点から離間させる方向に付勢すべく固定体と操作体との間に介装した弾機とで構成したことによって、前記多方向操作スイッチは、従来の手動十字レバーと比べて穀粒排出オーガの先端部からの突出が少ない簡潔な外形形状となり、コンバインを格納庫に格納する際に梁等へ多方向操作スイッチが接触するトラブルの発生を軽減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、コンバイン1の側面図と平面図であって、コンバイン1は、穀稈を刈取る前処理部2と、該前処理部2で刈取った穀稈から穀粒を脱穀し、且つ、この穀粒を選別する脱穀部3と、該脱穀部3で
選別した穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク4と、脱穀された後の排藁を切断処理するカッタ装置5と、走行部である左右のクローラ走行装置6と、運転席7及びマルチステアリングレバー8等の各種操作具やメータ類を設けた操縦部9を備えている。
【0008】
そして、穀粒タンク4に一時的に貯留された穀粒は、穀粒タンク4の後側下部に固設した固定パイプ11と、この固定パイプ11に回動自在に連結した縦パイプ12と、該縦パイプ12の上端に固設して縦パイプ12と一体に回動(旋回)すると共に、上下方向に起伏自在(上下昇降可能)に設けた穀粒排出オーガ13を経由して、該穀粒排出オーガ13の先端部の穀粒排出口13aから機外に排出される。即ち、穀粒タンク4の底部には、前後方向を向く第一螺旋搬送体14を配設してあり、この第一螺旋搬送体14によって固定パイプ11まで搬送した穀粒を、上述の縦パイプ12及び穀粒排出オーガ13に内装されている第二螺旋搬送体15aと第三螺旋搬送体15b(図6参照)に引き継いで機外に排出できるように構成している。
【0009】
穀粒排出オーガ13は、この穀粒排出オーガ13と縦パイプ12との間に介設した油圧アクチュエータであるオーガ昇降シリンダ16の伸縮に応じて昇降(起伏)作動すると共に、縦パイプ12を回動させる電動アクチュエータであるオーガ旋回モータ17の正逆転駆動に応じて旋回作動する。また、穀粒タンク4の底部に配設した第一螺旋搬送体14には、ベルト伝動装置18を介してエンジンEの動力が入力されると共に、この動力の断接を、図示しない穀粒排出クラッチ(ベルトテンション式クラッチ)を作動させる電動アクチュエータである排出クラッチモータ19の正逆転駆動により行なっている。
【0010】
更に詳しくは、図3に示すように、コンバイン1の操縦部9に搭乗したオペレータMを基準にすると、穀粒排出オーガ13の格納位置Aからの左旋回動作は、左リミット位置Lで機械的に規制され、一方格納位置Aからの右旋回動作は、右リミット位置Rで機械的に規制されるようになっている。また、左リミット位置L〜右リミット位置Rの間、即ち穀粒排出オーガ13の旋回領域θには、穀粒排出オーガ13を格納する格納位置A、運転席7の直上位置である運転席位置B、機体の進行方向に対して右直角方向に穀粒排出オーガ13を延出させる右方向排出位置C、及び機体後方に穀粒排出オーガ13を延出させる後方向排出位置D等の基準位置を設定している。
【0011】
そして、図4に示すように、運転席7の後方には、穀粒排出オーガ13の昇降や旋回作動、及び穀粒の排出動作を行わせる操作具を集中配置したオーガ操作パネル21を設けている。このオーガ操作パネル21には、穀粒排出オーガ13を手動で任意の位置に起伏(昇降)及び旋回作動させる起伏(昇降)・旋回操作レバー23、穀粒排出オーガ13を任意の穀粒排出位置から所定の格納位置Aへ自動的に旋回復帰させる自動格納スイッチ24、穀粒排出オーガ13の自動旋回停止位置を設定する旋回位置設定ダイヤル25、該旋回位置設定ダイヤル25により設定した穀粒排出オーガ13の自動旋回停止位置に自動旋回させる自動旋回スイッチ26、穀粒排出オーガ13の緊急停止スイッチ27、穀粒タンク4内の穀粒をトラック等の運搬車の貯留タンクに排出するための穀粒排出クラッチスイッチ28を配設している。
【0012】
また、穀粒排出オーガ13の先端部(穀粒排出口13aの近傍)には、上述したトラック等の運搬車(荷台)に作業者が搭乗した状態で操作することができるオーガ操作具31を設けている。このオーガ操作具31は、図5及び図6に示すような上下左右の操作面31a,31b,31c,31dを有する多方向操作スイッチであり、穀粒排出オーガ13の先端部(端面)13bに固設(螺設)して、その外周の上下左右に相対する連動スイッチである固定接点32a,32b,32c,32dを取り付けた方形の固定体33と、この固定体33と固定接点32a,32b,32c,32dを覆って上下左右方向に押動操作自在な可動接点である蓋状の操作体34と、該操作体34を前記固定接点32a,32b,32c,32dから離間させる方向、即ち連動スイッチである固定接点32a,32b,32c,32dを切り状態に復帰付勢すべく、固定体33と操作体34との間に介装した複数の弾機(圧縮スプリング)35を備えている。
【0013】
更に詳しく説明すると、図6に示すように、多方向操作スイッチ(31)を構成する固定体33の基部には、穀粒排出オーガ13の端面13bとの間に周回凹溝Sが形成してあり、この周回凹溝Sに案内される縁辺Fを備えた操作体34の基端側部材34aを装着した状態で、穀粒排出オーガ13の端面13bに突設した止めボルト30aとナット30bを用いて固定体33を螺設する。その際、固定体33には、固定接点32a,32b,32c,32dを予め取り付けておき、次いで弾機である複数の圧縮スプリング35を所定位置に装着した後、前記操作体34の基端側部材34aに外側蓋部材34bを冠着することによって、前記固定体33と固定接点32a,32b,32c,32dを覆う蓋状の操作体34を一体的に形成している。
【0014】
そして、本発明のコンバイン1は、上述した穀粒排出オーガ13の起伏(昇降)作動及び旋回作動を制御するオーガ制御手段として、図7に示すようなマイクロコンピュータ(CPU、ROM、RAM等を含む)を用いて構成される制御部41を設けている。制御部41の入力側には、穀粒排出オーガ13の上昇限界位置を検出する上限スイッチ42、旋回位置設定ダイヤル25、起伏(昇降)・旋回操作レバー23による穀粒排出オーガ13の上昇操作を検出する上昇スイッチ43、起伏(昇降)・旋回操作レバー23による穀粒排出オーガ13の下降操作を検出する下降スイッチ44、穀粒排出オーガ13の旋回位置を検出するオーガ旋回位置検出センサ(ポテンショメータ)45、自動格納スイッチ24、旋回位置設定ダイヤル25、自動旋回スイッチ26、緊急停止スイッチ27、穀粒排出スイッチ28、オーガ操作具31による穀粒排出オーガ13の上昇操作(図5に示す上昇矢印方向の操作)を検出する上昇スイッチ32d、オーガ操作具31による穀粒排出オーガ13の下降操作(図5に示す下降矢印方向の操作)を検出する下降スイッチ32c、オーガ操作具31による穀粒排出オーガ13の左旋回操作(図5に示す左旋回矢印方向の操作)を検出する左旋回スイッチ32b、オーガ操作具31による穀粒排出オーガ13の右旋回操作(図5に示す右旋回矢印方向の操作)を検出する左旋回スイッチ32a、起伏(昇降)・旋回操作レバー23による穀粒排出オーガ13の左右旋回操作を検出する旋回操作位置検出ポテンショメータ46、穀粒排出オーガ13の左旋回動作における左リミット位置Lを検出する左リミットスイッチ47、及び穀粒排出オーガ13の右旋回動作における右リミット位置Rを検出する右リミットスイッチ48等を所定の入力インタフェース回路を介して接続している。
【0015】
一方、制御部41の出力側には、オーガ旋回モータ17、該オーガ旋回モータ17の出力軸にブレーキ制動を掛ける電磁ブレーキ51、オーガ昇降シリンダ用電磁バルブ52の上昇ソレノイドバルブ52aと下降ソレノイドバルブ52b、及び警報ブザー53等を所定の出力インタフェース回路を介して接続している。
【0016】
以上説明したように、穀粒排出オーガ13の先端部13bに設けたオーガ操作具31を、上下左右の操作面31a,31b,31c,31dと、この操作面31a,31b,31c,31dの押動操作に対応する連動スイッチ32a,32b,32c,32dと、該連動スイッチ32a,32b,32c,32dを切り状態に復帰付勢する弾機35を有して上下左右方向に押動操作自在な多方向操作スイッチで構成し、該多方向操作スイッチの上下左右何れかの方向への押動操作に対応する連動スイッチが入り状態となった時、前記多方向操作スイッチの押動操作方向と同方向に穀粒排出オーガ13の起伏または旋回作動がなされるので、コンバイン1のオペレータMや補助作業者は、オーガ操作具31である多方向操作スイッチに軽く手を掛けた状態から、図5に示すように、穀粒排出オーガ13を起伏または旋回作動させたい方向に当該多方向操作スイッチ(31)を押すだけで、無理なく良好な操作フィーリングで穀粒排出オーガ13の起伏または旋回作動が行なえるようになる。
【0017】
即ち、従来の手動十字レバーや押しボタンスイッチをオーガ操作具とした場合のように、手動十字レバーの操作方向や複数の押しボタンスイッチの操作位置を一々確認しなくても、穀粒排出オーガ13を起伏または旋回作動させたい方向に直感的に多方向操作スイッチ(31)を押動するだけでよく、しかもこの「押動」操作を穀粒排出オーガ13の所望の移動方向に合わせて連続して行なうことができるので作業性が向上する。また、前記多方向操作スイッチ(31)は、従来の手動十字レバーと比べて穀粒排出オーガ13の先端部13bからの突出が少ない簡潔な外形形状となり、コンバイン1を格納庫に格納する際に梁等へ多方向操作スイッチ(31)が接触するトラブルの発生を軽減させることができる。
【0018】
尚、オーガ操作具31を構成する方形の固定体33を覆って上下方向と左右方向に押動操作自在な蓋状の操作体34は、本実施例では、箱型に形成しているが、コンバイン1のオペレータMや補助作業者にとって操作フィーリングが良好であれば半球形の円蓋状に形成することもできる。また、固定体33と操作体34との間に介装する弾機35として、防水シール材となり得るゴム等を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】コンバインの平面図。
【図3】穀粒排出オーガの旋回範囲を示す概略平面図。
【図4】オーガ操作パネル周辺の斜視図。
【図5】穀粒排出オーガの先端部を示す斜視図。
【図6】穀粒排出オーガの先端部の断面図。
【図7】制御部のブロック図。
【符号の説明】
【0020】
13 穀粒排出オーガ
16 アクチュエータ(オーガ昇降シリンダ)
17 アクチュエータ(オーガ旋回モータ)
31 オーガ操作具
31a 操作面(左側)
31b 操作面(右側)
31c 操作面(上側)
31d 操作面(下側)
32a 連動スイッチ(左側固定接点)
32b 連動スイッチ(右側固定接点)
32c 連動スイッチ(上側固定接点)
32d 連動スイッチ(下側固定接点)
33 固定体
34 操作体
35 弾機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクチュエータ(16,17)を介して穀粒排出オーガ(13)を起伏または旋回作動させるオーガ操作具(31)を穀粒排出オーガ(13)の先端部に設けたコンバインにおいて、前記オーガ操作具(31)を、上下左右の操作面(31a,31b,31c,31d)と、該操作面(31a,31b,31c,31d)の押動操作に対応する連動スイッチ(32a,32b,32c,32d)と、該連動スイッチ(32a,32b,32c,32d)を切り状態に復帰付勢する弾機(35)を有して上下左右方向に押動操作自在な多方向操作スイッチで構成し、該多方向操作スイッチの上下左右何れかの方向への押動操作に対応する連動スイッチが入り状態となった時、前記多方向操作スイッチの押動操作方向と同方向に穀粒排出オーガ(13)の起伏または旋回作動がなされることを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記多方向操作スイッチを、穀粒排出オーガ(13)の先端部に固設した固定体(33)と、該固定体(33)外周の上下左右に相対して取り付けた連動スイッチ(32a,32b,32c,32d)としての固定接点と、該固定接点を覆って上下左右方向に押動操作自在な可動接点である操作体(34)と、該操作体(34)を前記固定接点から離間させる方向に付勢すべく固定体(33)と操作体(34)との間に介装した弾機(35)とで構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−88369(P2010−88369A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−262686(P2008−262686)
【出願日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】