説明

コンパクト・モニタおよびユーザ監視方法

コンパクト・モニタおよび健康監視方法。コンパクト・モニタは、少なくとも1つの生理的センサと、大容量記憶ユニットと、大容量記憶ユニットに電気的に結合されているコネクタとを含み、コネクタが別のデバイスに固定接続されたときに、コネクタはコンパクト・モニタを機械的に支持するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本特許出願は、2006年1月23日に出願した米国仮特許出願第60/751,317号の優先権を主張する。
(発明の分野)
本発明は、コンパクト・モニタおよびユーザ監視方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近10年の間に、種々の健康モニタが開発された。これらの健康モニタは、情報をホスト・コンピュータ、医療センタ等に送信することができる。典型的な健康モニタは、生理的データを収集し処理するための特殊ハードウェアを含む。以下の米国特許および特許出願は、技術的現状のシステムおよびデバイスについて端的な見解を示しており、その内容はここで引用したことにより本願にも含まれるものとする。"Personal medical device communication system and method"(個人医療デバイス通信システムおよび方法)と題するMenardの米国特許出願第2004/0027244号、"Health support system"(健康支援システム)と題するKirk, et al.の米国特許第5390238号、"Pressure data acquisition device for a patient monitoring system"(患者監視システム用血圧データ捕獲装置)と題するRosenfeldt et al., の米国特許第5566676号、"Method for monitoring the health of a patient"(患者の健康を監視する方法)と題するHeinonen et al.,の米国特許第5772586号、"monitoring method and a monitoring equipment"(監視方法および監視機器)と題するHeinoen et al.,の米国特許第5840020号、"patient's nursing apparatus and nursing system"(患者の看護装置および看護システム)と題するHeinonenの米国特許第5983193号、"Personal ambulatory cellular health monitor for mobile patient"(可動患者用個人移動性セルラ健康モニタ)と題するGevaの米国特許第6366871号、Teller et al.の米国特許第6,605,038号、およびHilton et al.の米国特許出願第2005/0245793号。
【0003】
USBフラッシュ・デバイスとは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェースと一体化したフラッシュ・メモリ・データ記憶デバイスである。これらは、記憶内容が変化せず、小型で、大量の情報を格納することができる。コンピュータ間でデータを転送するには、慣行的にUSBフラッシュ・ドライバが用いられている。多くの場合、これらは、USBフラッシュ・ドライバに接続されているホスト・コンピュータ上で走るアプリケーションを携行するために用いられる。
【0004】
典型的なUSBフラッシュ・ドライバは、雄USBコネクタと、小さなプリント回路ボード、コントローラ、フラッシュ・メモリ集積回路、および水晶発振器が配置されている筐体とを含む。コントローラは、フラッシュ・メモリ集積回路へのアクセスを制御する。以下の米国特許および特許出願は、技術的現状のUSBフラッシュ・ドライバについて端的な見解を示しており、その内容はここで引用したことにより本願にも含まれるものとする。"Hard disk drive with optional cache memory"(任意のキャッシュ・メモリを有するハード・ディスク・ドライブ)と題するMeir et al.の米国特許出願第2006/0230226A1号、"Flash memory backup system and method"(フラッシュ・メモリ・バックアップ・システムおよび方法)と題するErezの米国特許出願第2006/0198202号A1、"NAND flash memory system architecture"(NANDフラッシュ・メモリ・システムのアーキテクチャ)と題するMeir el al.の米国特許出願第2006/0184724A1号、"Selective protection of files on portable memory devices"(携帯用メモリ・デバイス上のファイルの選択的保護)と題するMoran el al.の米国特許出願第2006/0107317号A1、" Method of managing a multi-bit-cell flash memory"(多ビット・セル・フラッシュ・メモリの管理方法)と題するLasserの米国特許出願第2006/0004952A1号、"Portable memory device includes software program for interacting with host computing device to provide a customized configuration for the program"(プログラムにカスタム化した構成を設けるためにホスト計算機と相互作用するソフトウェア・プログラムを含む携帯用メモリ・デバイス)と題するShemueli et al.の米国特許第6986030号、および"Novel flash memory arrangement"(新規のフラッシュ・メモリ構成)と題する米国特許出願第2005/0038983A1号。
【0005】
文脈に基づくリマインダ(context-based reminder)が、Tuomela et al.の米国特許出願第2002/012035A1号に例示されており、文脈に基づくリマインダを備えている、文脈に基づくデータ記録および監視デバイスについて記載している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これら前述したデバイスおよび方法の各々は、特化した問題に対して部分的な解決策を提示するに過ぎない。
ユーザを監視するための効率的な多目的モニタおよび方法を提供することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
コンパクト・モニタは、少なくとも1つの生理的センサと、大容量記憶ユニットと、大容量記憶ユニットに電気的に接続されているコネクタとを含み、コネクタが別のデバイスに固定接続されているとき、コネクタはコンパクト・モニタを機械的に支持するように構成されている。
【0008】
健康監視方法は、コンパクト・モニタに属する大容量記憶ユニットに、大量のデータを格納するステップと、コンパクト・モニタに属する少なくとも1つの生理的センサによって、生理的情報を収集するステップと、コンパクト・モニタのコネクタを別のデバイスに固定接続するステップとを含み、コネクタが個人健康モニタに対して機械的支持を与え、コネクタを大容量記憶デバイスに電気的に接続する。
【0009】
コンパクト・モニタは、警報回路および少なくとも1つの生理的センサに結合されているプロセッサを含み、健康監視デバイスは、第1監視レベルにおいてユーザの状態を監視し、監視条件が満たされているか否か評価するように構成されており、監視条件の完成に応答して、健康監視デバイスは、警報回路を通じて、健康監視デバイスの監視レベルを変更する要求をユーザに対して発するように構成されている。
【0010】
健康監視方法は、コンパクト・モニタによって、第1監視レベルでユーザの状態を監視し、監視条件が満たされているか否か評価するステップと、監視条件が満たされている場合、警報回路によって、健康監視デバイスの監視レベルを変更する要求をユーザに発するステップとを含む。
【0011】
コンパクト・モニタは、大容量記憶ユニットおよびユーザ・インターフェースに結合されているプロセッサを含み、コンパクト・モニタは、ユーザ・インターフェースを通じて、少なくとも1つの既定の行為を実行するために、文脈に基づくリマインダを生成するように構成されている。更に、コンパクト・モニタは、当該コンパクト・モニタに供給される入力に応答して、少なくとも1つの既定行為の完了を判断する。
【0012】
ユーザ監視方法は、大容量記憶ユニットに結合されているプロセッサを備えているコンパクト・モニタのユーザ・インターフェースを通じて、少なくとも1つの既定の行為を実行するために、文脈に基づくリマインダを生成するステップと、コンパクト・モニタに供給した入力に応答して、少なくとも1つの既定の行為の完了を判断するステップとを含む。
【0013】
本発明の更に別の特徴および利点は、以下の説明から明らかとなろう。ここでは、添付図面を参照して、単なる一例として本発明について説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の一実施形態によれば、コンパクト・モニタを提供する。これは、ユーザを監視することができ、更に大容量格納(USBフラッシュ・ドライブのように)能力を備えることができる消費者用製品である。監視アプリケーションは、大容量記憶ユニットに格納されているデータ、画像、アイコン、およびコードをも利用することができる。
【0015】
コンパクト・モニタは、コネクタによって他のデバイス(ホスト・コンピュータのような)に接続することができる。コネクタは、大容量記憶ユニットに電気的に接続されており、コネクタが受入側デバイスに固定接続されると、コンパクト・モニタを機械的に支持するように構成されている。他のデバイスは、種々の健康監視アプリケーション、文脈に基づくリマインダ、および検証アプリケーションの実行に関与することができ、コンパクト・モニタに格納した情報を保管することができ、情報をコンパクト・モニタにダウンロードすること等ができる。コンパクト・メモリは、コネクタを用いることによって、他のデバイスに固定接続する。ワイヤや他の可撓性接続コンポーネントが不要であり、モニタ全体のサイズは小さく、数センチメートル未満にすることができて便利である。
【0016】
コンパクト・モニタは、(コンパクト)コネクタ以外には、コンパクト・モニタに対する機械的支持を設けるケーブルやその他の手段を全く含まないので、コンパクト・モニタを携行し易くなり便利である。したがって、最小限の衣服を纏った人であれば、コンパクト・モニタを携行することができる。
【0017】
本発明の一実施形態によれば、コンパクト・モニタは、第1監視レベルにおいてユーザの状態を監視し、特定の規定監視条件を満たすか否か評価するように構成されている。予期した監視条件を満たす場合、コンパクト・モニタは、警報回路を通じて、前記予期した特殊監視条件を満たしたときに患者を監視するのに適した、健康監視デバイスの別の監視レベルに切り換えるように、ユーザに要求を発するように構成されている。
【0018】
便利なのは、予期した特殊監視条件が、ユーザの精神状態、環境的条件、ユーザの脈拍、ユーザの心臓状態、ユーザの呼吸、ユーザの体温等を表せることである。
本発明の一実施形態によれば、第1監視レベルは、ユーザに接触することなく実行することができる。コンパクト・モニタは、ユーザのシャツのポケットに入れたり、ユーザのズボンに繋いだり、ユーザの財布またはハンドバッグの中に入れて、ユーザの状態を監視することができる。監視は、ユーザの声を分析すること、ユーザの呼吸を評価すること、ユーザが走っているか、歩いているか、座っているか、寝ているか等を評価すること等を含むことができる。第1監視レベルから第2監視レベルへの監視レベルの変更には、ユーザが、コンパクト・モニタのセンサに接触し、コンパクト・モニタが1つ以上の検査を実行可能にするというような、ある種の行為を実行する必要がある。便利なのは、第1監視レベルが第2監視レベルよりも電力消費が少ないことを特徴とし、第2レベルの監視によって、ユーザの状態について一層高精度な指示が得られることである。
【0019】
尚、第1および第2レベルの監視を適用するために同じコンパクト・モニタを用いることができるが、必ずしもそうすることはなく、各監視レベルを異なるモニタによって適用することもできることを注記しておく。
【0020】
コンパクト・モニタは、限定ではないが、心拍センサ、温度センサ、体脂肪分析器、血糖センサ、およびECGセンサのような、1つ以上の生理的センサを含むことができる。また、コンパクト・モニタは、加速度計、湿度センサ、所在地検出器等のような、追加の環境センサも含むことができる。説明を簡素化するために、以下の図は温度センサおよび2つのECG電極を示す。
【0021】
コンパクト・モニタは、種々の健康に関するアプリケーション、ならびに文脈に基づくリマインダおよび検証アプリケーションを実行することができる。場合によっては、前記文脈も健康に関係する。アプリケーション例には、ECG分析、ダイエット管理、フィットネス管理、ならびに薬剤リマインダおよび確認が含まれる。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態によるコンパクト・モニタ10の三次元図である。
コンパクト・モニタ10は、比較的薄くて長く、楕円形を呈する。本発明者は、長さ82mm、幅8.5mm、高さ25.6mmのコンパクト・モニタを用いた。尚、コンパクト・モニタは、特許請求の範囲から逸脱することなく、他の寸法でも可能であることを注記しておく。
【0023】
図1は、前面パネルおよび多数の側面パネルを有する筐体33を示す。前面パネルは、当該前面パネルの中央に位置するディスプレイ20と、制御プッシュ・ボタン52、54、および56と、EGC電極40および30とを含む。ECGセンサ40および30は、ディスプレイ20の両側に位置する。第1制御プッシュ・ボタン52は、ディスプレイ20の左側に位置し、一方第2および第3プッシュ・ボタン54および56はディスプレイ20の右側に位置する。温度センサ42は、コンパクト・モニタ10の右側に位置する。
【0024】
ディスプレイ20は、透過性カバーの下に配置すると便利である。
ディスプレイ20は、白黒ディスプレイ、カラー・ディスプレイ、グラフィック・ディスプレイ等とすることができる。本発明者が用いたOLEDカラー・ディスプレイは、56,000色の色の深み、少なくとも96×96画素の解像度、約20×20mmの有効視覚エリアを有し、電力消費はバッテリ電圧で約20mAである。
【0025】
第2および第3制御プッシュ・ボタン54および56は、第1制御プッシュ・ボタン52を項目の選択に用いている間、ディスプレイ20上に表示される画面やメニュー間で閲覧するために用いられる。尚、コンパクト・モニタ10は、3つよりも多い制御プッシュ・ボタンを含むこともでき、これらの制御プッシュ・ボタンは種々の形式の情報を入力するために使用可能であることを注記しておく。また、コンパクト・モニタ10は、3つよりも少ない制御プッシュ・ボタンを含むこともでき、プッシュ・ボタンとは異なる入力エレメント(ノブ、接触スクリーン、音声に基づく制御エレメント等のような)を含むこともできる。
【0026】
図2は、本発明の一実施形態によるコンパクト・モニタ10の背面図である。コンパクト・モニタ10の読み取りパネル(read panel)は、スライダ60のような制御エレメントを含む。スライダ60は、可動雄USBコネクタ(図3の雄USBコネクタ70のような)のようなコネクタに接続されている。スライダ60は、雄USBコネクタに接続されており、雄USBコネクタの位置を判定する。雄USBコネクタ70は、コンパクト・モニタ10の筐体内に規定されている開口全域で摺動することができる。雄USBコネクタ70は、コンパクト・モニタをホスト・コンピュータに差し込むときに、コンパクト・モニタ10に対する機械的支持を与える。
【0027】
図3および図4は、本発明の一実施形態によるコンパクト・モニタ10の内部を示す。
図4は、コンパクト・モニタ10の内面の上面図を示す。ディスプレイ20は、コンパクト・モニタ10の中央に位置する。バッテリ80は、ディスプレイ20の右側に配されている。第2および第3プッシュ・ボタン54および56は、バッテリ80の上に位置する。
【0028】
図3は、コンパクト・モニタ10の内部の背面図を示す。これは、温度センサ42、コネクタ70(コンパクト・モニタ10の想像横軸に沿って摺動可能である)、およびプリント回路ボード90を示す。プリント回路ボード90は、ディスプレイ20、温度センサ42、ならびに図5に更に示す種々の集積回路やコンポーネントにも接続することができる。
【0029】
図5は、本発明の一実施形態によるコンパクト・モニタ10のブロック図である。
本発明の一実施形態によれば、コンパクト・モニタ10は、1つのプリント回路ボード(PCB)90を含むが、本発明の他の実施形態によれば、USBフラッシュ・ドライバPCB、および健康監視PCBを含む。
【0030】
コンパクト・モニタ10は、多数のセンサ30、40、および42、アダプタ110、プロセッサ112、小型メモリ・ユニット118、コントローラ134、割り込み制御線117および119、第1シリアル・インターフェース114、シリアル・バス115、第2シリアル・インターフェース116、フラッシュ・メモリ集積回路132のような不揮発性大容量記憶ユニット、ブザー140、バッテリ80、ディスプレイ20、ならびにプッシュ制御ボタン52〜56を含む。
【0031】
プロセッサ112は、上位プロセッサであり、ダイエット管理、薬剤リマインダのような複雑なアプリケーションを実行するように構成されている。センサ30、40、および42は、アダプタ110に接続されており、アダプタ110は、これらのセンサが供給するアナログ検出信号をディジタル検出信号に変換することができる。ディジタル検出信号は、メモリ・ユニット118またはフラッシュ・メモリ集積回路132に格納することができる。これらのディジタル検出信号をプロセッサ112によって処理する。アダプタ110は、少なくとも1つのディジタル/アナログ変換器を含み、1つ以上のセンサからの検出信号を同時に処理することができる。加えてまたは代わりに、アダプタ110は、時分割多重化技法を応用し、所与の時点で1つのセンサからの検出信号を処理することもできる。
【0032】
アダプタ110は、センサ30、40、および42からの検出信号の増幅、濾波、またはその他の処理を行うことができるアナログおよび/またはディジタル回路を含むことができる。アダプタ110は、"Personal ambulatory cellular health monitor for mobile patient"と題するGevaの米国特許第6366871号に示される医療サブシステムのような医療サブシステムを含むことができる。この特許は、ここで引用したことにより、その内容が本願にも含まれるものとする。
【0033】
プロセッサ112は、2本の割り込み制御線117および119を通じて、コントローラ134に接続されている。また、プロセッサ112は、シリアル・バス115に接続されている第1シリアル・インターフェース114にも接続されている。第2シリアル・インターフェース116が、シリアル・バス115とコントローラ134との間に接続されている。シリアル・インターフェース114および116は、UARTに準拠することができるが、かならずしもそうでなくてもよい。
【0034】
コントローラ134は、以下の機能の内少なくとも1つを実行することができる。(i)フラッシュ・メモリ集積回路132へのアクセスを制御する。(ii)ディスプレイ20、ブザー140、およびバッテリ20のような、コンパクト・モニタの種々のハードウェア・コンポーネントを制御する。(iii)制御プッシュ・ボタン52〜56から入力を受け取る。(iv)バッテリ20の充電を制御し、電力管理を実行する。(v)ブザー140のオーディオ・レベル、ブザー140のトーンを制御し、更にブザー140を活性化するときを判断する。
【0035】
コンパクト・モニタ10は、聴覚警報、視覚警報、または双方の組み合わせを生成することができる。したがって、ディスプレイ20および/またはブザー140は、コンパクト・モニタ10の警報回路と見なすことができる。
【0036】
割り込み制御線117および119は、コントローラ134とプロセッサ120との間で活性化信号(アイドルまたは保留モードから抜け出す)を送るために用いることができる。
【0037】
フラッシュ・メモリ集積回路132は、多数の画像およびアイコンを格納し、これらはディスプレイ20上に表示することができる。また、文脈に基づくリマインダおよび確認アプリケーションが用いる文脈情報も格納することができる。
【0038】
本発明者が用いたコンパクト・モニタ10は、各々、96×96までのカラー画素を含む100個の画像、および10×12までのカラー画素を含む20個のアイコンを利用した。尚、これらの画像およびアイコンは、健康監視アプリケーションや文脈に基づくリマインダおよび確認アプリケーションを含む、種々のアプリケーションの実行中に利用されることを注記しておく。画像の一部は、テキストまたはその他のシンボルに対する背景としての役割を果たすことができる。
【0039】
財宝(wealth)に関する命令、検査結果、およびリマインダは、種々の様式でディスプレイ20上に表示することができる。例えば、聴覚警報を(ブザー140によって)生成することにより、および/またはこのような検査を実行する要求を表示することにより、このような検査を開始するようにユーザを呼び出す(invoke)ことができる。検査中、ディスプレイ20は、検査の現段階(例えば、「測定中」...「測定信号処理中」...「検査結果格納中」...等)を示す指示を表示することができる。
【0040】
ディスプレイおよび/またはブザー140は、監視レベルを第1監視レベルから第2監視レベルに、そしてその逆に変更することの要求をユーザに対して生成するために用いることができる。
【0041】
本発明の一実施形態によれば、コンパクト・モニタ10は、1つ以上の生理的センサが収集する生理的情報を送信するように構成されている。送信される生理的情報は、USBコネクタ70を通じて供給することができるが、必ずしもそうでなくてもよい。コンパクト・モニタ10は、USBコネクタ70を含むことができる通信回路を含むことができるが、加えてまたは代わりに、ワイヤレス送信機を含んでもよく、これによってコンパクト・モニタ10が生理的情報を送信することを可能にすることもできる。通信回路は、当技術分野において知られている通信プロトコルであればいずれでも用いることができ、短距離送信機であることが好ましい。尚、通信回路は、情報を受信するために受信機も含むことができることを注記しておく。
【0042】
図6は、本発明の一実施形態による多数の画面例を示す。
第1画面201は、主メニューを表示する。ユーザは、検査の実行(「検査」)、写真アルバムの目視(「写真アルバム」)、古い検査結果の見直し(「履歴」)、ディスプレイ20およびブザー140の設定定義(「設定」)、または終了(「終了」)の中で選択することができる。「検査」を選択した場合、検査画面204が現れ、ユーザは、単独検査(「単独検査」)、複合検査(「複合検査」)、または温度検査(「温度」)の実行の中で選択することができる。単独検査を選択した場合、単独検査メニュー画面206が表示され、ユーザは、温度検査(「温度」)、ECG検査(「ECG」)、BFA検査(「BFA」)、心拍検査(「HR」)の実行、または主メニューに戻る(「メニュー」)の中で選択することができる。
【0043】
検査(単独検査または複合検査)を選択すると、画面210〜218の中から検査命令画面が表示される結果となる。これらの検査命令画面の各々は、選択された検査の名称、ならびに第1プッシュ・ボタン52を押下し、次いでECGセンサ30および40を押下するというような、検査に関係する命令を含む。
【0044】
検査期間中、検査進展画像220〜228の内、1つの検査進展画像が表示される。これらの画面は、検査の進展に関する視覚的指示を提供する。典型的な検査進展画面は、ある形状を含むことができ、検査の進展に応じて、この形状を徐々に塗りつぶしていく。種々の形状を選択することができる。本発明者は、次の形状を用いた。ハート形、温度計、人体の上半身。
【0045】
一旦検査が完了したなら、検査結果画面230〜240の中から1つの検査結果画面が表示される。検査結果画面は、行われた検査、および検査の結果を示す。検査結果画面に続いて、(所定時間の後、またはユーザがプッシュ制御ボタンを押下した後)選択的保存画面242を表示することができ、ここで結果を格納したいか否かユーザに質問する。
【0046】
ユーザが、(主メニュー画面に応答して)コンパクト・モニタ10の設定を調節することを選択した場合、設定選択画面250が表示される。ユーザは、ブザー140のボリューム設定(「ボリューム増減」)またはディスプレイ20の明るさ調節(「明るさ増減」)の中で選択することができる。前者が選択された場合、ボリューム調節画面256が表示され、ユーザは第2および第3プッシュ制御ボタン54および56を用いて、ブザー140のボリュームを増加または低下させることができる。後者が選択された場合、明るさ調節画面258が表示され、ユーザは第2および第3プッシュ制御ボタン54および56を用いて、ディスプレイ20の明るさを増加または低下させることができる。
【0047】
ユーザが古い検査結果を見直す(「履歴」)を選択した場合、結果選択画面260が表示され、ユーザは、温度検査(「温度」)、ECG検査(「ECG」)、BFA検査(「BFA」)、心拍検査(「HR」)のような種々の検査の以前の結果を見ることと、主メニューに戻る(「メニュー」)ことから選択することができる。選択に続いて、画面262〜268の中から、以前の検査結果の表示が行われる。
【0048】
コンパクト・モニタは、便利に設けられる。コンパクト・モニタは、プロセッサ122のようなプロセッサと、大容量記憶ユニットと、制御プッシュ・ボタン52〜56のようなユーザ・インターフェースと、ディスプレイ20とを含む。コンパクト・モニタ(コンパクト・モニタ10のような)は、ユーザ・インターフェースを通じて、少なくとも1つの既定の行為を実行するために文脈に基づくリマインダを生成し、コンパクト・モニタに供給される入力に応答して、少なくとも1つの既定の行為の完了を判定する。入力は、ユーザが供給することができる。入力は、例えば、制御プッシュ・ボタンを用いることによって入力するテキスト応答とすることができる。入力は、既定の単語群から選択した単語とすることができる。また、入力は、コンパクト・モニタ10のマイクロフォン(図示せず)が感知する聴覚入力とすることもできる。また、入力は、1つ以上の生理的センサに接触し、コンパクト・モニタにユーザの状態を評価させ、(評価された状態に応答して)少なくとも1つの既定の行為が行われたか否か判断することを伴うこともできる。また、入力はユーザ以外のエレメントによって供給することもできる。例えば、ユーザにある場所に達するように要求した場合、入力(ユーザの所在地を示す)は、GRPシステムのような所在地判定システムから供給することができる。
【0049】
少なくとも1つの既定の行為の完了に応答して、コンパクト・モニタは別のリマインダの生成等を行うことができる。
コンパクト・モニタ10は、環境パラメータに応答して、ユーザの生理的または精神的状態に応答して、以前に格納した情報(少なくとも部分的にホスト・コンピュータが供給する文脈およびリマインダの定義のような)に応答して等で、文脈に基づくリマインダを生成することができる。
【0050】
薬剤リマインダおよび確認アプリケーションのような種々のアプリケーションが、コンパクト・モニタ10の文脈に基づく特徴(feature)を用いることができる。薬剤を摂取するためのリマインダは、既定の時刻に発することができる。ユーザには、薬剤を摂取したことを確認するように要求することができ、更に、薬剤を摂取したことを確認することができる生理的検査を受けるように促すこともできる。
【0051】
図7は、本発明の一実施形態による健康監視方法300を示す。
方法200は、段階210において、大量のデータ(少なくとも8メガバイト)を、コンパクト・モニタに属する大容量記憶ユニットに格納することから開始する。データは、画像、アイコン、テキスト、古い健康検査の結果、文脈情報等を含むことができる。大容量記憶ユニットは、フラッシュ記憶集積回路132のような、フラッシュ・メモリ記憶ユニットとすることができる。情報は、ワイヤレスで(通信回路内に含まれるワイヤレス送信機によって)、コネクタ70を用いることによって等で提供することができる。画像およびアイコンは、監視アプリケーションの中で用いることができる。
【0052】
段階210に続く段階220では、コンパクト・モニタに属する少なくとも1つの生理的センサによって生理的情報を収集する。段階220は、監視の第1レベルを適用すること、監視の第2レベルを適用すること、ユーザと接触せずに生理的情報を収集すること、ユーザと接触しながら生理的情報を収集すること等を伴うことができる。
【0053】
段階220に続く段階230では、収集した生理的情報に応答する。
段階230は、以下の動作の少なくとも1つ、またはその組み合わせを含むことができる。(i)個人健康モニタに属する上位データ・プロセッサによって上位処理を実行する。(ii)少なくとも1つの生理的センサによって供給される検出信号に応答して生理的パラメータを抽出する。(iii)上位データ・プロセッサによって、抽出した生理的パラメータに基づいて出力情報を出力する。(iv)少なくとも1つの抽出したパラメータに応答して、防備録または命令を与える。(v)収集した生理的情報を表す情報をディスプレイ上に表示する。尚、表示は、グラフィック・ディスプレイ上に情報を表示することを含むことができる。
【0054】
段階220および230は、1つ以上の検査を実施すること、文脈に基づくリマインダを与えること(そして、リマインダにしたがってユーザが行動したことを検証する)等を含むことができる。尚、段階220および230の多数の検査および多数の繰り返しは、段階250にジャンプする前に実行できることを注記しておく。
【0055】
段階230に続く段階250では、コンパクト・モニタの筐体内に画定された開口を通じて、コネクタを摺動させる。コネクタは、ホスト・コンピュータのような別のデバイスに接続することができるように、筐体の外側に位置している。段階250は、コネクタの位置を制御するように構成された(スライダのような)制御エレメントによって摺動を制御することを含むと便利である。
【0056】
段階250に続く段階260では、コンパクト・モニタのコネクタを別のデバイスに接続する。ここで、コネクタは個人健康モニタに対して機械的支持を与え、コネクタは大容量記憶コンパクト・モニタに電気的に接続される。
【0057】
段階260では、通常、大容量記憶ユニットから情報を読み出すこと、文脈情報または古い検査結果をダウンロードすること、アプリケーション・コードをダウンロードすること等を伴う。
【0058】
図8は、本発明の一実施形態による健康監視方法400を示す。
方法400は、段階410において開始し、コンパクト・モニタによって、第1監視レベルでユーザの状態を監視し、監視条件が満たされているか否か評価する。
【0059】
監視条件が満たされている場合、段階410に続いて段階420に進む。監視条件は、以下の内少なくとも1つを表すことができる。(i)ユーザの精神状態、(ii)環境条件、(iii)ユーザの心拍、(iv)ユーザの心臓状態、(v)ユーザの呼吸。
【0060】
尚、段階410は、ユーザに接続することなく、実行できることを注記しておく。例えば、コンパクト・モニタは、ユーザのポケットの中に入っている間、ユーザのハンドバッグの中等でも、第1レベルの監視を実行することができる。非接触監視の一例では、ユーザの音声を分析し、ユーザにストレスがかかっているか否か判断することを伴うことができる。
【0061】
段階420は、監視条件が満たされている場合、警報回路を通じて、ユーザにコンパクト・モニタの監視レベルを変更する要求を生成することを含む。ユーザには、健康検査を実施するように要求することもでき、この検査では、コンパクト・デバイスの少なくとも1つの生理的センサにユーザを接触させる必要がある。
【0062】
段階420に続く段階430では、ユーザが要求された行為を実行することによって要求に応答したことを検知した場合、監視モードを変更することによって、第2レベルの監視(第1レベルの監視とは異なる)を適用する。尚、コンパクト・モニタを利用することによって新しい監視レベルを適用することができるが、必ずしもそうしなくてもよく、第2レベルの監視を適用するために他のモニタを使用することもできることを注記しておく。
【0063】
段階430は、ユーザがコンパクト・モニタの少なくとも1つの生理的モニタに接触している間に、ユーザの条件を検査することを含むことができると便利である。
図9は、本発明の一実施形態による健康監視方法500を示す。
【0064】
方法500は、510において開始し、大容量記憶ユニットに結合されているプロセッサを含むコンパクト・モニタのユーザ・インターフェースを通じて、少なくとも1つの既定の行為を実行するために、文脈に基づくリマインダを生成する。
【0065】
段階510に続く段階520では、コンパクト・モニタに供給した入力に応答して、少なくとも1つの既定行為の完了を判定する。入力は、ユーザによって供給することができる(制御プッシュ・ボタンを用いる、センサに接触する等)が、必ずしもそうしなくてもよい。例えば、所在地判定コンポーネントによって、所在地情報を提供することができる。所在地判定コンポーネントは、コンパクト・モニタに接続することができ(ワイヤレスの様式でも可能)、あるいはコンパクト・モニタに付属することもできる。
【0066】
少なくとも1つの既定行為が完了した場合、段階520に続いて段階510に移り、別のリマインダを生成することができる。尚、少なくとも1つの既定行為が完了した場合、段階520に続いて段階530に移り、完了指示を生成することができることを注記しておく。段階510に続いて、段階530に移ることができる。
【0067】
少なくとも1つの既定行為が完了していない場合、段階520に続いて段階540に移り、少なくとも1つの既定行為を完了するようにユーザに要求することができる。方法500の前に、540を多数回繰り返して実行することができ、各繰り返しには、異なるリマインダをユーザに表示することを伴うことができる。
【0068】
文脈は、以下の内少なくとも1つによって定義することができる。環境パラメータ、少なくとも1つの生理的センサが供給する少なくとも1つの信号、以前に格納した情報、ホスト・コンピュータが提供する情報。
【0069】
方法500の種々の段階は、薬剤リマインダおよび確認アプリケーション、ダイエット監視アプリケーション、フィットネス摂生アプリケーション等によって実行することができる。
【0070】
例えば、薬剤監視アプリケーションがユーザに薬剤を摂取することを思い出させ、しかるべき薬剤を摂取するまで、彼にリマインダを送るとよい。ユーザは、制御プッシュ・ボタンを用いることによって、薬剤を摂取したことを知らせることができる。追加の通知には、ユーザの生理的応対を検査すること、測定したユーザの状態に応答して薬剤を飲んだか否か評価することを伴うことができる。フィットネス摂生アプリケーションを実行している場合、ユーザに有る主の物理的行為を実行するように要求することができ、その物理的行為の完了を、所在地センサ、心拍センサ、および/または加速度計によって検証することができる。
【0071】
これまでに例示した本発明の好適な実施形態には、添付した特許請求の範囲においてそしてこれらによって定義される範囲から逸脱することなく、種々の修正および変更を加えられることは、当業者には容易に認められよう。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】図1は、本発明の一実施形態によるコンパクト・モニタを示す。
【図2】図2は、本発明の一実施形態によるコンパクト・モニタの背面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態による、図1のコンパクト・モニタの内部を示す。
【図4】図4は、本発明の一実施形態による、図1のコンパクト・モニタの内部を示す。
【図5】図5は、本発明の一実施形態によるコンパクト・モニタのブロック図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態による多数の画面例を示す。
【図7】図7は、本発明の種々の実施形態によるユーザ監視方法を示す。
【図8】図8は、本発明の種々の実施形態によるユーザ監視方法を示す。
【図9】図9は、本発明の種々の実施形態によるユーザ監視方法を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンパクト・モニタであって、
少なくとも1つの生理的センサと、
大容量記憶ユニットと、
前記大容量記憶ユニットに電気的に接続されているコネクタであって、当該コネクタが別のデバイスに固定接続されているとき、前記コンパクト・モニタを機械的に支持するように構成されている、コネクタと、
を備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項2】
請求項1記載のコンパクト・モニタであって、更に、上位データ・プロセッサを備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項3】
請求項2記載のコンパクト・モニタにおいて、前記上位データ・プロセッサは、少なくとも1つの生理的センサが供給する検出信号に応答して、生理的パラメータを抽出するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項4】
請求項3記載のコンパクト・モニタにおいて、前記上位データ・プロセッサは、前記抽出した生理的パラメータに基づいて情報を出力するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項5】
請求項4記載のコンパクト・モニタにおいて、前記情報の出力は、少なくとも1つの抽出したパラメータに応答して、リマインダまたは命令を人に出力することから成る、コンパクト・モニタ。
【請求項6】
請求項1記載のコンパクト・モニタであって、更に、ディスプレイを備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項7】
請求項6記載のコンパクト・モニタにおいて、前記ディスプレイはグラフィック・ディスプレイである、コンパクト・モニタ。
【請求項8】
請求項1記載のコンパクト・モニタにおいて、当該コンパクト・モニタは、前記コネクタが摺動することができる開口を含む筐体をそなえている、コンパクト・モニタ。
【請求項9】
請求項8記載のコンパクト・モニタであって、更に、前記コネクタの位置を制御するように構成されている制御エレメントを備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項10】
健康監視方法であって、
コンパクト・モニタに属する大容量記憶ユニットに、大量のデータを格納するステップと、
前記コンパクト・モニタに属する少なくとも1つの生理的センサによって、生理的情報を収集するステップと、
前記コンパクト・モニタのコネクタを別のデバイスに固定接続するステップであって、前記コネクタが個人健康モニタに対して機械的支持を与え、前記コネクタを前記大容量記憶デバイスに電気的に接続する、ステップと、
を備えている、方法。
【請求項11】
請求項10記載の方法であって、更に、前記個人健康モニタに属する上位データ・プロセッサによって、上位処理を実行するステップを備えている、方法。
【請求項12】
請求項10記載の方法において、前記上位処理を実行するステップは、前記少なくとも1つの生理的センサが供給する検出信号に応答して、生理的パラメータを抽出するステップを含む、方法。
【請求項13】
請求項12記載の方法であって、更に、前記上位データ・プロセッサによって、前記抽出した生理的パラメータに基づいて出力情報を出力するステップを備えている、方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法であって、更に、少なくとも1つの抽出したパラメータに応答して、リマインダまたは命令を与えるステップを備えている、方法。
【請求項15】
請求項10記載の方法であって、更に、前記収集した生理的情報を表す情報を、前記ディスプレイ上に表示するステップを備えている、方法。
【請求項16】
請求項15記載の方法において、前記表示するステップは、前記情報をグラフィック・ディスプレイ上に表示するステップを含む、方法。
【請求項17】
請求項10記載の方法であって、更に、前記コンパクト・モニタの筐体内に規定した開口において前記コネクタを摺動させるステップを備えている、方法。
【請求項18】
請求項17記載の方法であって、更に、前記コネクタの位置を制御するように構成されている制御エレメントによって、前記摺動を制御するステップを備えている、方法。
【請求項19】
警報回路および少なくとも1つの生理的センサに結合されているプロセッサを備えているコンパクト・モニタであって、
前記コンパクト・モニタは、第1監視レベルにおいてユーザの状態を監視し、監視条件が満たされているか否か評価するように構成されており、
前記監視条件の完成に応答して、前記コンパクト・モニタは、前記警報回路を通じて、前記コンパクト・モニタ・デバイスの監視レベルを変更する要求をユーザに対して発するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項20】
請求項19記載のコンパクト・モニタにおいて、前記監視条件は、ユーザの精神状態を表す、コンパクト・モニタ。
【請求項21】
請求項19記載のコンパクト・モニタにおいて、前記監視条件は、環境条件を表す、コンパクト・モニタ。
【請求項22】
請求項19記載のコンパクト・モニタにおいて、前記少なくとも1つの生理的センサは心拍センサを備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項23】
請求項19記載のコンパクト・モニタにおいて、前記少なくとも1つの生理的センサは心臓状態センサを備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項24】
請求項19記載のコンパクト・モニタにおいて、前記少なくとも1つの生理的センサは呼吸センサを備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項25】
請求項19記載のコンパクト・モニタであって、更に、前記要求を生成し、ユーザが要求した行為を実行した後に、前記監視モードを変更するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項26】
請求項19記載のコンパクト・モニタにおいて、ユーザに接触することなく、前記第1監視レベルを適用するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項27】
請求項26記載のコンパクト・モニタにおいて、ユーザが少なくとも1つの生理的センサに接触している間に第2監視レベルを適用するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項28】
請求項26記載のコンパクト・モニタにおいて、少なくとも1つの生理的センサに接触する要求をユーザに発するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項29】
健康監視方法であって、
コンパクト・モニタによって、第1監視レベルでユーザの状態を監視し、監視条件が満たされているか否か評価するステップと、
前記監視条件が満たされている場合、警報回路によって、前記コンパクト・モニタの監視レベルを変更する要求をユーザに発するステップと、
を備えている、方法。
【請求項30】
請求項29記載の方法において、前記監視条件は、ユーザの精神状態を表す、方法。
【請求項31】
請求項29記載の方法において、前記監視条件は、環境条件を表す、方法。
【請求項32】
請求項29記載の方法において、前記監視するステップは、ユーザの心拍を監視するステップから成る、方法。
【請求項33】
請求項29記載の方法において、前記監視するステップは、ユーザの心臓状態を監視するステップから成る、方法。
【請求項34】
請求項29記載の方法において、前記監視するステップは、ユーザの呼吸を監視するステップから成る、方法。
【請求項35】
請求項29記載の方法であって、更に、ユーザが要求された行為を実行することによって前記要求に応答したことを検知した場合、前記監視モードを変更するステップを備えている、方法。
【請求項36】
請求項29記載の方法において、前記監視するステップは、ユーザに接触することなく前記第1監視レベルを適用するステップを含む、方法。
【請求項37】
請求項29記載の方法において、前記監視するステップは、ユーザが少なくとも1つの生理的センサに接触している間に、第2監視レベルを適用するステップを含む、方法。
【請求項38】
請求項29記載の方法において、前記発するステップは、少なくとも1つの生理的センサに接触する要求をユーザに発するステップから成る、方法。
【請求項39】
コンパクト・モニタであって、
大容量記憶ユニットおよびユーザ・インターフェースに結合されているプロセッサを備えており、
前記コンパクト・モニタは、前記ユーザ・インターフェースを通じて、少なくとも1つの既定の行為を実行するために、文脈に基づくリマインダを生成するように構成されており、
当該コンパクト・モニタに供給される入力に応答して、少なくとも1つの既定行為の完了を判断するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項40】
請求項39記載のコンパクト・モニタにおいて、環境パラメータに応答して、文脈に基づくリマインダを生成するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項41】
請求項39記載のコンパクト・モニタであって、更に、少なくとも1つの生理的センサを備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項42】
請求項41記載のコンパクト・モニタにおいて、前記プロセッサは、前記少なくとも1つの生理的センサが供給する少なくとも1つの信号に応答して、文脈に基づくリマインダを生成するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項43】
請求項42記載のコンパクト・モニタにおいて、前記プロセッサは、以前に格納した情報に応答して、文脈に基づくリマインダを生成するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項44】
請求項43記載のコンパクト・モニタにおいて、前記文脈は、コンピュータから受信する情報によって少なくとも部分的に定義される、コンパクト・モニタ。
【請求項45】
請求項39記載のコンパクト・モニタにおいて、前記入力はユーザによって供給され、前記入力は、可能な入力単語群から選択される、コンパクト・モニタ。
【請求項46】
請求項39記載のコンパクト・モニタであって、更に、前記少なくとも1つの既定の条件が満たされなかった場合、別のリマインダをユーザに対して生成するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項47】
ユーザ監視方法であって、
大容量記憶ユニットに結合されているプロセッサを備えているコンパクト・モニタのユーザ・インターフェースを通じて、少なくとも1つの既定の行為を実行するために、文脈に基づくリマインダを生成するステップと、
前記コンパクト・モニタに供給した入力に応答して、少なくとも1つの既定の行為の完了を判断するステップと、
を備えている、方法。
【請求項48】
請求項47記載の方法において、前記生成は、環境パラメータに応答する、方法。
【請求項49】
請求項47記載の方法において、前記生成は、少なくとも1つの生理的センサが供給する少なくとも1つの信号に応答する、方法。
【請求項50】
請求項47記載の方法において、前記生成は、以前に格納した情報に応答する、方法。
【請求項51】
請求項47記載の方法であって、更に、コンピュータから情報を受信するステップを備えており、前記生成は、前記コンピュータから受信する情報に応答する、方法。
【請求項52】
請求項47記載の方法において、前記受信するステップは、可能な入力単語群から選択した入力単語を受信するステップから成る、方法。
【請求項53】
請求項47記載の方法であって、更に、前記少なくとも1つの既定の条件が満たされなかった場合、別のリマインダをユーザに対して生成するステップを備えている、方法。
【請求項54】
コンパクト・モニタであって、
少なくとも1つの生理的センサと、
大容量記憶装置と、
前記少なくとも1つの生理的センサが収集した生理的情報を送信するように構成されている通信回路と、
を備えている、コンパクト・モニタ。
【請求項55】
請求項54記載のコンパクト・モニタにおいて、前記通信回路は、前記生理的情報をワイヤレスで送信するように構成されている、コンパクト・モニタ。
【請求項56】
健康監視方法であって、
コンパクト・モニタに属する大容量記憶ユニットに大量のデータを格納するステップと、
前記コンパクト・モニタに属する少なくとも1つの生理的センサによって、生理的情報を収集するステップと、
前記生理的情報を送信するステップと、
を備えている、方法。
【請求項57】
請求項56記載の方法において、前記送信するステップは、前記生理的情報をワイヤレスで送信するステップから成る、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2009−531073(P2009−531073A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−551953(P2008−551953)
【出願日】平成19年1月22日(2007.1.22)
【国際出願番号】PCT/IL2007/000079
【国際公開番号】WO2007/083315
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(502416899)カード・ガード・サイエンティフィック・サヴァイヴァル・リミテッド (3)
【Fターム(参考)】