ゴルフゲームシステムおよびその方法
ゴルフゲームシステムおよびその方法を提供する。使用者にゴルフゲームのための能力値を付与して、使用者の能力値により使用可能なクラブを複数個提供する。このためにクラブには、当該クラブを使用することに要求される要求能力値と、前記クラブを使用する場合に適用される適用能力値が付与されている。したがって、使用者の能力値がクラブの要求能力値を満足する場合にだけ使用者は前記クラブを使用できる。そして、ゲーム結果により使用者に使用者能力値を調節できる能力ポイントを選択的に付与して、多様な能力を有するクラブを選択して使えるようにする。これにより、使用者はゲームの結果により付与される能力ポイントに基づいて、ゴルフゲームの勝率を左右する能力値を調節できるので、ゴルフゲームの面白さをさらに向上させることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームシステムおよびその方法に係り、より詳しくは、ゴルフゲームシステムおよびその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明は、ゲームシステムおよびその方法に係り、より詳しくは、ゴルフゲームシステムおよびその方法に関するものである。
通信網の発達と普及拡大によりインターネット人口が急激な速度で増加しており、インターネットの成長と一緒に電子商取引、ポータル、ゲームなどを含む多様なウェブコンテンツが提供されている。
【0003】
インターネットを通して行われるオンラインゲームは、青少年層を中心に日増しに人気を増しており、オンラインゲームとしてはアーケードゲーム、ロールプレイングゲーム、戦略シミュレーションゲーム、シューティングゲーム、自動車競走やゴルフのようなスポーツゲーム、アドベンチャーゲームなどが提供されている。
このようなゲームのうち特に、ゴルフは伝統的に上流層の専有物のように思われていたが、うまずたゆまない底辺拡大を通して、近来に達しては大衆化傾向に入り込んでおり、そのためにオンラインゴルフゲームをサービスするウェブサイトが増加している。
【0004】
従来のオンラインゴルフゲームサービスは、3次元画面または2次元画面にゴルフコースをディスプレイし、ゴルフクラブを選択した後、パワー(飛距離)および打球方向そしてゴルフの球の回転(フック、スライスなど)等を調節して、ゴルフの球の位置を変更させながら、ゲームを進行している。最近は実際ゴルフコースをモデル(背景)にして、ゴルフゲームを進行することによって当該ゴルフ場を知っている使用者をして親しみを感じるようにして、当該ゴルフ場で実際ゲームを進行しようとする使用者にはゴルフ場に対する事前知識(バンカーおよびハザード位置、グリーン攻略法など)を得ることができるようにするゲームも提供されている。
【特許文献1】日本特許公開番号第2003-71131号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来のオンラインゴルフゲームサービスは、ゲームの進行がキー操作(またはマウス操作)にだけ依存するので使用者の実際ゴルフ実力とは関係ないゲーム進行が行われるため、ゲームの面白さが落ちる短所がある。
【0006】
ゲームの面白さを増加させるために、ショットを調節するパワーゲージの長さを可変させる発明が特許文献1(日本特許公開番号第2003-71131号)に開示されているが、この従来技術は単に芝の状態や天気、またはショット数やハンディキャップ、バンカー、ラフなどの状況によってゲージの長さを変化させることであり、使用者の実力とは全く関係なく周辺状況によってゲームが行われる短所がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、ゴルフゲームシステムにおいて、使用者のキー操作実力以外にもゴルフゲームに対する使用者の実力が反映されるようにしてゴルフゲームの面白さをさらに向上させることができる。
特に、本発明によれば使用者の実力により使用可能なクラブを異なるようにして、各クラブごとにこれを用いて、ショットをする場合に球の移動方向や距離などを決める適用値を互いに異なるように与えて、より多様なクラブ選択でゴルフゲームを楽しむことができる。
また、本発明によれば、使用者の選択によりクラブの前記適用値を増加させて、ゴルフゲームの面白さがより向上するようにできる。
【0008】
このような本発明の特徴によるゴルフゲーム方法は、a)使用者にゴルフゲームのための能力値を付与する段階;b)前記使用者に付与された使用者能力値に基づいて使用者が用いるクラブセットを提供する段階;c)前記クラブセットに提供された適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める段階;d)前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する段階;およびe)前記使用者がスイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行する段階を含む。
【0009】
本発明の他の特徴によるゴルフゲームシステムは、クラブセット別に当該クラブを使用することに要求される要求能力値、前記クラブを使用することに適用される適用能力値が貯蔵されているクラブデータベース;使用者の能力値と前記使用者が選択したクラブセットの要求能力値により前記使用者にクラブセットを提供するクラブ選択部;前記使用者に提供されたクラブセットの適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める能力値決定部;前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する能力値適用部;および前記使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行するショット処理部を含む。
【0010】
本発明の他の特徴による記録媒体はa)使用者にゴルフゲームのための能力値を付与する機能;b)前記使用者に付与された使用者能力値に基づいて使用者が用いるクラブセットを提供する機能;c)前記クラブセットに提供された適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める機能;d)前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する機能;e)使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行する機能を含むプログラムが貯蔵された記録媒体である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明が属する技術分野における通常の知識を有するものが本発明を容易に実施できる最も好ましい実施形態を、添付した図面を参照して、詳細に説明する。しかしながら、本発明は多様に異なる形態で実現できるので、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。
【0012】
本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムでは、互いに異なる能力を発揮する複数のクラブセットを提供して、使用者が自身の実力によりクラブセットを選択して、ゲームをすることができるようにする。つまり、クラブセットを複数の等級に分けて、各等級のクラブセットごとに互いに異なる能力値を設定する。等級は例えば、初心者、ジュニア−アマチュア、アマチュア、ジュニア−プロ、セミ−プロ、プロ、マスター等の複数等級に分けられる。
【0013】
一方、クラブセットごとに付与される能力値ではクラブを使用することに要求される要求能力値、そして前記クラブを用いて、ショットをする場合に球の移動方向や距離などを決定することに適用される適用能力値がある。
【0014】
使用者には、ゲーム結果により所定のポイントが提供され、このようなポイントにより累積する使用者能力値が所定クラブに付与された要求能力値を満足する場合にだけ、使用者は前記クラブを用いて、ショットをすることができる。そして、クラブの等級ごとに適用能力値が異なるようになっているので、例えば、等級が上がるほど適用能力値が増加するので、使用者はよりよい等級のクラブを使って、ゲームをするために、自身の能力値が上昇するようにゲームに積極的に参加するようになる。
【0015】
ここで、各能力値(使用者能力値、適用能力値、要求能力値)を示す変数では球の飛距離を決めるパワー、球の打球方向を決定するスイング安定性およびスイング正確性、球がバンカーなどに嵌った時抜け出す危機管理能力などがあるが、これに限られない。
【0016】
このように、本発明の実施形態ではゲーム結果により使用者の能力値が可変されるようにしながら、使用者の能力値により用いることができるクラブを分類し、各クラブごとに適用能力値を異なるようにして、使用者のクラブ選択幅を広めて、使用者がより多様な方法でゲームに参加できるようにする。そのためにゴルフゲームの面白さがより向上することができる。
【0017】
次に、このような概念に基づいて、実現される本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムの具体的な構造および動作について説明する。
図1に本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムの構造が示されている。本発明の実施形態によるゴルフゲームシステム100は、インターネットなどのネットワークを通して、使用者にゴルフゲームを提供するためのことであり、添付した図1に示すように、ネットワーク200(電話網、インターネット、無線通信網など多様な形態のすべてのネットワークを含む)を通じて、多数の使用者端末機300に連結されている。
【0018】
使用者端末機300は、ネットワーク200を通じて、ゴルフゲームシステム100に接続できる通信装置であり、例えば、有線電話、移動通信端末機、コンピュータ、インターネット接続可能なTVなどの多様な通信装置が用いることができる。したがって使用者はPC通信、インターネット、無線インターネット、電話網などを用いて便利で迅速にゴルフゲームシステム100に接続できる。
【0019】
このような使用者端末機300に連結されて、複数の使用者にゴルフゲームサービスを提供するシステム100は、ゲームデータベースサーバー10、ゲームサーバー20、評価サーバー30、認証サーバー40、およびインターフェースサーバー50を含む。
データベースサーバー10は、キャラクターデータベース11、クラブデータベース12、適用値データベース13、等級データベース14、ゲーム進行データベース15、背景データベース16を含む。
【0020】
キャラクターデータベース11には、本発明の実施形態によるゲームシステムで提供される複数キャラクター別に当該キャラクターの特徴および能力値が貯蔵されている。例えば、キャラクター別にいかなる特徴を有するキャラクターであるかに対する説明と、当該キャラクターが発揮する基本能力値の値が設定されている。ここでキャラクター別に基本的に付与される能力値が異なることができる。つまり、キャラクター別に基本的に付与されるパワー、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力を示す値が互いに異なることができ、例えば、キャラクター1は飛距離が長い反面スイングの安定性や正確性が落ちるように能力値が設定されて、キャラクター2は飛距離が短い反面スイング安定性や正確性などはよいように能力値が設定できる。そのために使用者は互いに異なる能力を有するキャラクターのうちで一つのキャラクターを用いて、ゴルフゲームを楽しむことができる。キャラクターに付与された能力値が使用者の能力値になり、使用者は能力ポイントを用いて、このような能力値を増加させることができる。
【0021】
クラブデータベース12には、ゴルフゲームに使われるゴルフクラブつまり、クラブに対する情報が貯蔵されている。クラブはドライブ、ウッド、アイアン、ピッチングウエッジ、サンドウェッジ、パターなどに分類される。このような種類のクラブが一つのセットを構成し、このようなセットをクラブセットと命名する。クラブセットは、大きく飛距離を優先とするクラブセット(第1カテゴリー)、スイングの安定性を優先とするクラブセット(第2カテゴリー)、スイングの正確性を優先とするクラブセット(第3カテゴリー)、危機管理能力を優先とするクラブセット(第4カテゴリー)などに分類できる。クラブデータベース12は、各カテゴリー別に分類されるクラブセットごとに等級、当該セットを構成するクラブに対する情報、そして前記セットのクラブを用いることができる要求能力値、そして適用能力値をそれぞれ含む。
【0022】
適用値データベース13は、クラブの適用能力値により各クラブが使われる時、実質的に適用される値に対する情報が貯蔵されている。図2に適用値データベース13を構成する各テーブルの構造が例示されている。添付した図2に示すように、本発明の実施形態による適用値データベース13は飛距離適用テーブル131、安定性適用テーブル132、正確性適用テーブル133、危機管理適用テーブル134を含む。
【0023】
飛距離適用テーブル131は適用能力値別に各クラブが使われる時適用される飛距離を含む。安定性適用テーブル132は適用能力値ごとにスイングゲージの速度および/または球の打点角度を含み、正確性適用テーブル133は適用能力値ごとにクラブ別にインパクトゾーンの幅が調節される値つまり、ゾーン調節値を含む。危機管理適用テーブル134は、適用能力値別にゲージ長さ調節値、およびインパクトゾーン追加調節値を含む。インパクトゾーン追加調節値は、前記ゾーン調節値により調節されるインパクトゾーンを危機管理能力により追加的に調節して、使用者がバンカーなどの危機状況で抜け出せるようにするための値である。
【0024】
このような適用能力値はゲームのために使用者が操作するスイングゲージを可変させる。スイングゲージは、使用者のショットによって、球が飛んで行く距離、方向を調節して、球が停止する位置などを決めることであり、例えば、図3に例示するように、帯状に形成できる。図3は、本発明の実施形態により画面上に表示されるスイングゲージの例示図である。
【0025】
図3に例示するように、スイングゲージ(g)は右側近傍にスイング正確性により球が飛んで行く方向または/および球の回転を決定するためのインパクトゾーン(IZ)が形成されており、このインパクトゾーン(IZ)はほぼ中央の部分にベストショットが出るタイミングポイント(P)を含んでいる。前記正確性調節テーブル133に貯蔵されたゾーン調節値はこのようなインパクトゾーンの幅およびタイミングポイントの位置などを調節するようになる。
【0026】
スイングゲージ(g)上でスクロールバー(B)は開始位置(S)から矢印方向に移動し始めた後最大左側近傍(T)まで移動してから方向を変えて、インパクトゾーン(IZ)に移動する。この時、スクロールバー(B)が移動し始めた後に使用者の操作による信号が入力されれば、その時のスクロールバー(B)の位置を記録し、この位置によってショットによって、球が飛んで行く長さ(飛距離)が決定される。次に、スクロールバー(B)が最大左側近傍(T)まで移動した後方向を変えて、移動する状態で使用者の操作が行われればスクロールバー(B)が所定位置で停止するようになり、スクロールバー(B)の停止位置によって球が飛んで行く方向および/または球の回転が決定される。例えば、使用者の第1操作によりスクロールバー(B)が開始位置(S)から移動し始めて、使用者の第2操作によりスクロールバー(B)の現在位置(以下、記録位置と命名する。)が記録され、使用者の第3操作によりスクロールバー(B)が停止する。以降、スクロールバー(B)の停止位置によってショットが行われて球が所定方向に移動し、スクロールバー(B)の記録位置による飛距離ほど移動して、位置するようになる。この時、スクロールバーがインパクトゾーン(IZ)のタイミングポイント(P)で止めるようになれば例えば、ベストショットになって、スクロールバーがインパクトゾーン(IZ)内で止めた場合には通常的なショットが行われて、スクロールバーがインパクトゾーン(IZ)を外れて止めた場合にはミスショットになることができる。
【0027】
また、実質的にクラブの適用能力値による飛距離はスクロールバー(B)の記録位置によって変わることができる。例えば、スクロールバー(B)の記録位置が図3でスイングゲージの最大左側近傍(T)である場合には、使用者の能力値による飛距離が100%適用されて、スクロールバー(B)の記録位置が最大左側近傍(T)で遠くなるほど能力値による飛距離が適用される%(パーセンテージ)が減少できる。図3でPL1〜PL4が能力値による飛距離が適用される%が互いに異なるようになる位置を例示するが、必ずスイングケージ上に表示されるものではない。
【0028】
一方、前記安定性適用テーブル132のスイングゲージの速度は前記スクロールバーの移動速度であり、ゲージ長さ調節値は前記スイングゲージの全体長さを示す値である。
等級データベース14には、使用者別にクラブ選択のための等級および能力値情報が貯蔵されている。例えば、使用者別に選択したキャラクター識別番号に対応して、キャラクターの能力値、提起された能力ポイント、等級などの情報が貯蔵される。使用者は一つ以上のキャラクターを使って、ゲームを進行できて、各キャラクターに付与された基本能力値がクラブを選択することに使われる使用者の能力値になる。
【0029】
ゲーム進行データベース15は、ゲーム進行により発生される情報が貯蔵されている。
例えば、使用者別にキャラクター識別番号に対応して、移動したホール数、各ホールを移動することにかかった打数、点数などの情報が貯蔵される。
【0030】
背景データベース16には、本発明の実施形態によるゲームサービスで提供される各ゴルフコース別にティー、ホール、グリーン、フェアウエー、ハザード、バンカー、ラフ等が位置するデータ、背景(木、石、水、岩など)を構成するデータなどが貯蔵されている。
【0031】
このようなゲームデータベースサーバー10に貯蔵された情報に基づいて使用者にゲームサービスを提供するゲームサーバー20はキャラクター選択部21、クラブ選択部22、能力値決定部23、能力値適用部24、画面処理部25、およびショット処理部26を含む。
【0032】
図4にこのようなゲームサーバー20の構成要素の具体的な構造および連関関係が示されている。
キャラクター選択部21は、ゲームを要請した使用者にシステム100で提供する複数キャラクター情報を提供し、使用者が一つのキャラクターを選択すれば前記キャラクターの能力値を使用者の能力値に設定する。
【0033】
クラブ選択部22は、使用者の能力値と各クラブセットに付与された要求能力値により所定クラブセットを使用者に提供する。このために、図4に示すように、クラブ選択部22は使用者のキャラクターに付与された能力値つまり、使用者能力値を判別するキャラクター能力判別モジュール221、使用者が選択したクラブセットに付与された要求能力値を判別するクラブ能力判別モジュール222、前記使用者能力値と要求能力値を比較して、使用者の前記クラブセット使用の要否を決める選択決定モジュール223を含む。
【0034】
能力値決定部24は、使用者が選択したクラブセットに提供された適用能力値により実質的にスイングゲージを調節するか、或いは飛距離を調節する値を決定する。つまり、適用データベース13の飛距離適用テーブル131、安定性適用テーブル132、正確性適用テーブル133、危機管理適用テーブル134から、各クラブが使われる時適用される飛距離、スイングゲージの速度および/または球の打点角度、インパクトゾーン調節値、ゲージ長さ調節値、およびインパクトゾーン追加調節値などをそれぞれ決める飛距離決定モジュール231、安定性決定モジュール232、正確性決定モジュール233、危機管理決定モジュール234を含む。
【0035】
能力値適用部24は、能力値決定部23によって、決められた複数の調節値に基づいてスイングゲージを変更する。このために、能力値適用部24は前記スイングゲージの速度によりスイングゲージの上を移動するスクロールバーの移動速度を調節する移動モジュール241、前記ゾーン調節値および追加調節値によりインパクトゾーンの幅を調節するゾーン調節モジュール242、前記ゲージ長さ調節値によりスイングゲージの全体長さを調節する長さ調節モジュール243を含む。
【0036】
一方、画面処理部25は、使用者の選択により設定されたゴルフコースにより当該データを背景データベース16からリードした後処理して、ゲーム画面のコースおよび背景を形成するか、或いは能力値適用部24やショット処理部26から出力される信号に応じてスイングゲージや球の移動軌跡などを表示する。
【0037】
ショット処理部26は、インターフェースサーバー50を通じて入力される使用者操作信号に応じてスイングゲージのスクロールバーの記録位置および停止位置を判別する操作位置判別モジュール261、判別された位置および能力値決定部23によって、決められた飛距離により球を移動させる球位置決定モジュール262を含む。一方、画面処理部25は、球位置決定モジュール262に設定された球位置によって球の移動軌跡を画面上に表示する。
【0038】
評価サーバー30は、ゲームの進行により使用者が各ホールを移動することにかかった打数をチェックして、点数を算出して、その結果をゲーム進行データベース15に貯蔵する。評価サーバー30は、使用者にレベルを上げるための能力ポイントを提供し、特に、ゲーム結果により使用者に所定能力ポイントを提供するポイント提供部31、使用者の能力ポイントに基づいて、使用者の能力値を調節できるレベル増減を行い、各レベルごとに能力値調節のための余裕能力数値を提供するレベル調節部32を含む。
【0039】
認証サーバー40は、複数使用者の会員登録を行い、使用者データベース41に貯蔵された情報に基づいて接続する使用者に対する認証を行う。使用者データベース41には、本発明の実施形態によるゴルフゲームシステム100を通じて、サービスを受けることができる使用者に対する情報が貯蔵されている。例えば、使用者に割り当てられた識別子(使用者ID)に対応して、ログインのためのパスワード、住民登録番号、氏名、郵便アドレス、電子メールアドレス、連絡先(移動電話番号または有線電話番号など)等の使用者情報が保存されている。
【0040】
一方、本発明の実施形態ではゲームの面白さのために使用者にギャンブルサービスを提供する。ギャンブルサービスは、使用者が選択したクラブに付与された適用能力値よりさらに大きい能力値が適用されるようにするためのことであり、使用者が所定クラブに対してギャンブルを要請すればギャンブル成功の要否により前記クラブの適用能力値にギャンブル成功による加算値を追加する。
【0041】
ギャンブル成功の要否を決める方法は、色々が用いることができるが、本実施形態では確率により使用者のギャンブル成功の要否を決定する。つまり、使用者がギャンブルを要請すれば、設定された成功確率により使用者のギャンブル成功の要否が決定される。特に、使用者のゲーム参加をより活性化させるために使用者がゲームに参加した回数により前記成功確率を調節する。したがって、使用者ごとにギャンブルの成功確率が互いに異なることができる。ここで、ギャンブルは能力値を構成する飛距離、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力などに対して個別的に遂行できる。
【0042】
このようなギャンブルサービスのために、本発明の実施形態によるゴルフゲームシステム100は、図1に示すように、ギャンブルサーバー60をさらに含むことができる。ギャンブルサーバー60は、使用者別にギャンブル申請情報が保存されるギャンブル申請データベース61、使用者別にゲーム参加回数が保存されており、それによるギャンブルの成功の要否を決める成功確率が貯蔵されているギャンブル決定データベース62、各能力値変数別にギャンブル時適用される加算値が貯蔵されているギャンブル適用データベース63、使用者のギャンブル申請によりギャンブルの成功の要否を決めるギャンブル決定部64を含む。一方、ギャンブル決定データベース62に貯蔵されたゲーム参加回数は使用者のゲーム参加度を示すレベルを表示する場合に用いることができる。これを説明の便宜上“トーマスレベル”といい、使用者別に存在するようになる。トーマスレベルは、勝敗に関係なく使用者が競技に参加するようになれば増加し、これによりトーマスレベルによりギャンブル成功確率が変わることができる。そして、トーマスレベルは、使用者がゲームを行えば使用者が選択したキャラクターに表示されて、他の使用者がその使用者の実力などが分かるようにしてもよい。
【0043】
一方、ゲームサーバー20の能力値決定部23は、ギャンブル決定部64で通知されるギャンブル成功の要否により各クラブが使われる時適用される飛距離、またはスイングゲージの速度および/または球の打点角度、またはゾーン調節値、またはゲージ長さ調節値、またはインパクトゾーン追加調節値などを追加的に調節する。
【0044】
インターフェースサーバー50は、ネットワーク200特に、インターネットや無線インターネット等を通して、多数の端末機300が接続できるようにして、各サーバー20〜40、60を通じて、提供される多様な情報を通信規格に適するように変換処理して、多数の使用者端末機300に提供するか、或いはネットワーク200を通じて、使用者端末機300から伝送される情報を受信して、各サーバー20〜40、60に提供する機能を遂行する。特に、ゴルフゲームのための使用者の操作により入力されるキー信号(またはマウス操作信号)を受信して、ゲームサーバー20に提供する。インターフェースサーバー50にウェブサーバーや他のシステムとの情報送受信のためのデータベース連動装置(CGI)等が含まれることができる。
【0045】
このように構成される本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムで、各サーバー10〜60らはその機能上分類されたことであり、これに限定されず多様な変更が可能である。例えば、ギャンブルサーバーや認証サーバーはデータベース41、61〜63を含む形態で実現されたが、これとは違って、ゲームデータベースサーバー10が前記データベース41、61〜63を全て含む形態で実現されてもよい。
【0046】
また、各サーバーの構成要素を必要に応じて選択的に含むことができ、各構成要素もそれぞれ独立的なサーバーとして実現されて、当該機能を処理してもよい。また、データベース11〜16も前述したように分類されることであり、限られない。
【0047】
次に、このような構造に基づいて本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムの動作について説明する。
図5に本発明の実施形態によるゴルフゲームが行われる全体的な動作が概略的に示されている。
まず、添付した図5に示すように、ネットワークを通して、ゲームシステム100に接続した使用者は一つ以上の他の使用者とゴルフゲームを行うか、または一人でゴルフをするシングルゲームを行うことができ、ゲームモードも多様に提供できる。ゲーム種類が選択された後使用者はゲームを進行するキャラクターを選択できる。また、使用者は複数のゴルフコースのうちで一つを選択できる。
【0048】
キャラクターが選択されれば、キャラクター選択部21はキャラクターデータベース11から前記選択されたキャラクターに対応した能力値を読んで、これを使用者の能力値に設定して、等級データベース14に使用者IDに対応して、選択されたキャラクター、そして使用者能力値を貯蔵し、選択的に使用者に能力値を通知する(S10)。この時、使用者の能力値に使用者等級が決定できる。
【0049】
次に、使用者はゲームを行う時、用いるクラブセットを選択する(S15)。クラブ選択部22は、システムで提供される複数クラブセットに対する情報を提供し、このような情報に基づいて使用者は飛距離またはスイング安定性またはスイング正確性または危機管理能力が優先であるクラブセットを選択する。所定カテゴリーに相当するクラブセットを選択した後、当該カテゴリーに含まれる複数のクラブセットのうち使用者の能力値に適したクラブセットを選択する。
【0050】
使用者は一つの等級を有するクラブセットを選択できて、クラブ選択部22のキャラクター能力判別モジュール221は使用者が選択したキャラクターの能力値つまり、使用者能力値を判別して、クラブ能力判別モジュール222はクラブデータベース12から使用者が選択したクラブセットに付与された要求能力値を判別する(S20)。クラブ選択部22の選択決定モジュール223は使用者能力値と要求能力値を比較して、使用者能力値が要求能力値以上であれば前記選択されたクラブセットを使用者に提供する(S25〜S30)。この時、選択決定モジュール223は、能力値を構成する複数の変数つまり、飛距離、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力別使用者能力値が前記クラブセットの飛距離、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力別要求能力値以上である場合にだけクラブセット使用を許容するか、または前記変数のうち設定個数以上の変数による使用者能力値が要求能力値以上である場合にクラブセット使用を許容する。一方、使用者の能力値が要求能力値より小さい場合には当該クラブセットを使用できないことを使用者に通知して、他のクラブセットを選択するようにする(S35)。
【0051】
前述したように、クラブセット選択が行われて、使用者が選択されたクラブセットのうちで一つのクラブを選択すれば、能力値決定部23は選択されたクラブセットに適用された適用能力値に基づいて飛距離適用テーブル131、安定性適用テーブル132、正確性適用テーブル133、危機管理適用テーブル134を検索して、前記選択されたクラブを使う時適用される飛距離、およびスイングゲージの速度/または球の打点角度、ゾーン調節値、ゲージ長さ調節値、インパクトゾーン追加調節値などのゲージ調節値を探す(S40)。この時、使用者が飛距離またはスイング安定性またはスイング正確性に対してギャンブルを要請した場合には、能力値決定部23がギャンブルサーバー60のギャンブル適用値データベース63から提供される加算値に基づいて飛距離またはゲージ調節値を追加的に増加させる(S45〜S50)。
【0052】
最終的に飛距離またはゲージ調節値が決定された後能力値適用部24が決められた能力値によりスイングゲージを調節する(S15〜S20)。つまり、能力値のうちのスイング安定性によるゲージ調節値に基づいてスイングゲージのスクロールバーの移動速度を調節して、スイング正確性によるゲージ調節値に基づいてインパクトゾーンの幅を調節する。また、危機管理能力によるゲージ調節値に基づいてスイングゲージの長さを調節する(S60)。
【0053】
次に、使用者がスイングゲージを操作して、ショットを行えば、ショット処理部26が前記スイングゲージ操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記スイングゲージ操作および使用者の基本能力値による飛距離に基づいて移動させて、ゴルフゲームを進行する(S65)。そして、評価サーバー30が使用者のショットにより移動した球の位置および打数により点数を算出する(S70)。
【0054】
以降、ゲームが終了されれば、評価サーバー30のポイント提供部31は使用者の最終点数によりゲームの勝敗を決めて、ポイント提供部31はゲーム結果により使用者に前記能力値を調節できる能力ポイントを選択的に付与する(S75〜S85)。ここではゲームの勝敗により勝者に能力ポイントを提供するが、能力ポイント提供方法はこれに限定されず、ゲーム結果による使用者間の点数差、または使用者の自分の点数により能力ポイントが差等的に提供されるなどの他の方法が用いることができる。
【0055】
使用者は、能力ポイントによりレベル変更を要請できて、このような要請に応じてレベル調節部32は使用者の能力値調節のためのレベルを変更させ、変更されたレベルに相当する余裕能力数値を使用者に付与する。使用者が能力値調節を要請すれば、能力値決定部24は、使用者に付与された余裕能力数値により使用者の能力値を変更する(S90)。
【0056】
以降、使用者は変更された能力値によってより高い等級のクラブセットを用いて、新しいゲームを行うことができる(S95)。
このように、本発明の実施形態ではゲームの結果により付与される能力ポイントに基づいて、ゴルフゲームの勝率を左右するクラブを選択してゲームを行うことができる。
【0057】
次に、前述したように遂行されるゴルフゲーム過程のうちギャンブル過程について説明する。
図6は、本発明の実施形態によるゴルフゲームのうちギャンブル過程を順次に示すフローチャートである。
使用者がゴルフコースまたはキャラクターを選択し、キャラクターの能力値つまり、使用者能力値により用いるクラブセットを選択した後、自分が選択したクラブセットのうち所定クラブに対してギャンブルを申請できて、クラブの能力値の変数別にギャンブルを申請できる。つまり、クラブの能力値のうちのパワーまたはスイング安定性またはスイング正確性などに対して適用能力値以上になる値を適用するためのギャンブルを個別的に申請できる(S100〜S110)。
【0058】
使用者がギャンブルを申請すれば、まず、ギャンブルサーバー60のギャンブル決定部64は使用者IDに基づいてギャンブル決定データベース62を検索して、使用者が現在までどれくらいゲームに参加したかをチェックして、ゲーム参加回数によりギャンブル成功確率を設定する(S120〜S130)。本システムで使用者は、複数のキャラクターを使って、ゲームを行うことができるので、ゲーム参加回数はキャラクター別参加回数でなく前記使用者が選択した複数キャラクターを使って、ゲームに参加した全ての回数である。
【0059】
次に、ギャンブル決定部64は設定された成功確率により現在申請した使用者のギャンブルに対する成功の要否を判断し、判断結果ギャンブルが成功すればギャンブル申請データベース61に使用者ID、選択したクラブセットID、ギャンブルになったクラブID、ギャンブルになった能力値変数を保存して、以降ゲーム進行時反映されるようにする(S140〜S150)。
【0060】
段階(S140)でギャンブルが失敗すれば、ギャンブル決定部64は使用者にギャンブル失敗を通知して(S160)、ギャンブルを申請したクラブの能力値変数に設定された適用能力値より小さい能力値が適用されるように、ギャンブル申請データベース61に使用者ID、選択したクラブセットID、ギャンブルが失敗したクラブID、ギャンブルが失敗した能力値変数を保存してもよい。
【0061】
その他にも、使用者はクラブの飛距離に対してオーバーパワーギャンブルを申請できる。
オーバーパワーギャンブルは当該クラブを用いて、最大のパワーに球を1回ショットすることができるようにすることであり、設定されたオーバーパワーカウント値によりオーバーパワー可能な回収が1ずつ増加する。具体的には、使用者のオーバーパワー使用の要否、使用者がゲーム時移動した奇数により前記回収が増加する。例えば、オーバーパワーカウントが3の場合には一番目のホールで三番目ホールに移動する時まで使用者がオーバーパワーを使わなかったら、三番目ホールから四番目ホールに移動する時、オーバーパワー回収を+1増加させる。この場合、ギャンブル適用データベース63にはクラブ別にオーバーパワー使用時追加適用される追加値が貯蔵される。
【0062】
使用者がオーバーパワーギャンブルを申請すれば、これもギャンブル申請データベース61に使用者ID、クラブIDに対応して、オーバーパワーギャンブルが申請されたことが記録される。
【0063】
次に、前述したように遂行されるゴルフゲーム過程のうち飛距離決定過程についてより具体的に説明する。
図7は、本発明の実施形態による飛距離決定過程を示すフローチャートである。
使用者が能力値により用いるクラブを選択すれば、ゲームサーバー20の能力値決定部23の飛距離決定モジュール231はまず、クラブデータベース12から前記クラブが属するセットに付与された適用能力値を判別して、この適用能力値により適用値データベース13の飛距離適用テーブル131から前記適用能力値およびクラブに相当する飛距離を探す(S200〜S220)。この飛距離を基本飛距離と命名する。
【0064】
次に、ギャンブル申請データベース61を検索して、使用者が前記クラブの飛距離に対してギャンブルを申請したかの要否を確認して、ギャンブルが申請されている場合にはギャンブル適用データベース63から能力値変数別にギャンブル時適用される加算値をリードして、前記基本飛距離に反映する(S230〜S240)。このように、ギャンブルの申請の要否により基本飛距離を選択的に変更し、また使用者とクラブの等級関係によりハンディキャップ補償値を付与する。
【0065】
ハンディキャップ補償値は、等級の高い人が等級が低いクラブを用いる場合等級差による飛距離を補償するためのことであり、使用者の等級とクラブの等級が互いに異なる場合、例えばアマチュアの使用者が初心者に相当するクラブを使用する場合、初心者の使用者が初心者クラブを使うことに比べて、アマチュアの使用者が初心者クラブを使う時適用される飛距離が互いに異なるように、等級差別に補償値を前記基本飛距離に反映する。
【0066】
このために、クラブ等級と使用者のキャラクター等級を判別した後、クラブ等級とキャラクターの等級が一致しない場合には、クラブ等級とキャラクター等級の等級差による補償値を飛距離に反映する(S250〜S270)。このようなハンディキャップ補償段階は選択的に遂行できる。
【0067】
また、前記クラブに対するオーバーパワーギャンブルの申請および使用の要否により飛距離を追加補償する段階をさらに行うことができる。飛距離決定モジュール231はギャンブル申請データベース61を検索して、前記クラブに対してオーバーパワーギャンブルが申請されていて使用者がオーバーパワー使用を望めば(S280〜S290)、ギャンブル適用データベース63から前記クラブに対してオーバーパワー使用時追加適用される加算値をリードした後基本飛距離に反映して、最終的な飛距離を決定する(S300〜S310)。
【0068】
したがって、使用者が前記クラブに対してギャンブルやオーバーパワーギャンブルを申請せず前記クラブが使用者の等級と同一な等級を有するクラブである場合には、単に前記クラブが属するセットに付与された飛距離に対する適用能力値による基本飛距離が最終飛距離に決定される(a)。また使用者がクラブに対してギャンブルを申請した場合には前記基本飛距離にギャンブルによる加算値が加算された結果が最終飛距離に決定される(b)。また、使用者がクラブに対してギャンブルを申請してオーバーパワーギャンブル使用を要請した場合には前記基本飛距離にギャンブルによる加算値、オーバーパワーギャンブルによる加算値が全て加算された結果が最終飛距離に決定される(c)。この時、(b)の場合と(c)の場合、使用者の等級がクラブの等級と異なる場合にはハンディキャップによる補償値が追加的に反映されて、最終飛距離が決定される。
このように決められた最終飛距離は、使用者がショットを行う場合に球が飛んで行く距離を決めるデータとして使われる。
【0069】
次に、前述したように遂行されるゴルフゲーム過程のうちスイング安定性決定過程についてより具体的に説明する。
図8は、本発明の実施形態による安定性決定過程を示すフローチャートである。
使用者が能力値により用いるクラブを選択すれば、能力値決定部23の安定性決定モジュール232は前記クラブが属するセットに付与された安定性に対する適用能力値をまず確認して、この適用能力値により安定性適用テーブル132を参照して、基本ゲージ速度を決めて、また、打点(クラブが球に当たる点)の角度を決定する(S400〜S430)。
【0070】
一方、使用者がクラブの安定性に対してもギャンブルを申請してもよいので、ギャンブル申請データベース61を参照して、前記クラブの安定性に対して使用者がギャンブルを申請したかを判断し、ギャンブルが申請されている場合にはギャンブル適用データベース63から能力値変数(安定性)別にギャンブル時適用される加算値(安定性に対してギャンブルを申請した場合には安定性向上のためにゲージ速度が減少しなければならないので、ここで加算値は“−”である。)をリードして、前記基本ゲージ速度に反映する(S440〜S450)。したがって、ギャンブルが申請された場合基本ゲージ速度が前記加算値により減少するようになる。
【0071】
また、使用者がクラブに対してオーバーパワーギャンブルを申請してオーバーパワーを使用する場合には飛距離が最大に増加するので、この場合には相対的にスイングの安定性が落ちるようにするために、オーバーパワー使用の要否により前記ゲージ速度を1段階増加させる(S460〜S470)。
【0072】
これにより、使用者が前記クラブの安定性に対してギャンブルを申請せずオーバーパワーを使わない場合には単にクラブデータベース12から前記クラブが属するセットに付与された安定性に対する適用能力値による基本ゲージ速度が最終ゲージ速度で決定される。また使用者がクラブの安定性に対してギャンブルだけを申請した場合には前記基本ゲージ速度にギャンブルによる加算値が加算された結果が最終ゲージ速度で決定される。また、使用者がクラブの安定性に対してギャンブルを申請してオーバーパワーギャンブル使用を要請した場合には前記基本ゲージ速度にギャンブルによる加算値、オーバーパワーギャンブルによる加算値が全て加算された結果が最終ゲージ速度で決定される(S480)。
このように決められた最終ゲージ速度により能力値適用部24がスイングゲージを調節する。
【0073】
次に、前述したように遂行されるゴルフゲーム過程のうちスイング正確性決定過程についてより具体的に説明する。
図9は、本発明の実施形態によるスイング安定性決定過程を示すフローチャートである。
使用者が能力値により用いるクラブを選択すると、能力値決定部23の正確性決定モジュール233は前記クラブが属するセットに付与された正確性に対する適用能力値をまず確認して、この適用能力値およびクラブ種類によって正確性適用テーブル132を参照して、基本インパクトゾーン(インパクトゾーン調節値)を決定する(S500〜S520)。
【0074】
一方、使用者がクラブの正確性に対してもギャンブルを申請してもよいので、ギャンブル申請データベース61を参照して、前記クラブの安定性に対して使用者がギャンブルを申請したかを判断し、ギャンブルが申請されている場合にはギャンブル適用データベース63から能力値変数(正確性)別にギャンブル時適用される加算値(正確性に対してギャンブルを申請した場合には正確性向上のためにインパクトゾーンの幅が広くならなければならないので、ここで加算値は“+”である。)をリードして、前記基本インパクトゾーンに反映する(S530〜S540)。
【0075】
また、使用者がクラブに対してオーバーパワーギャンブルを申請してオーバーパワーを使用する場合には飛距離が最大に増加するので、この場合には相対的にスイングの正確性が落ちるようにするためにオーバーパワー使用の要否により前記インパクトゾーン調節値を1段階減少させて、インパクトゾーンの幅が狭くなるようにする(S550〜S560)。
【0076】
一方、本発明の実施形態では球の現在位置の地形によりインパクトゾーンの幅が調節されるように、能力値決定部23が現在コース上で球が位置している地形を判別して地形による困難性程度が設定値を超える場合には位置によるインパクトゾーン変更を行う。
つまり、危機管理適用テーブル134から球の位置によるインパクトゾーン追加調節値をリードした後、基本インパクトゾーン調節値に前記追加調節値を反映する(S570〜S600)。
【0077】
また、使用者が球を回転させるためのスピンを使うかによりインパクトゾーンを追加的に調節できる。使用者がスピンを用いればスピン適用テーブル(図示せず)から当該クラブにスピンがどの方向に使われるかにより当該調節値をリードして、前記基本インパクトゾーン調節値に追加反映する。この場合、使用者が左側スピンを用いた場合にはインパクトゾーンのタイミングポイントを基準に左側に相当するゾーンの幅が可変され、使用者が右側スピンを用いた場合にはインパクトゾーンのタイミングポイントを基準に左側に相当するゾーンの幅が可変される(S610〜S620)。
【0078】
これにより、使用者が前記クラブの正確性に対してギャンブルを申請せずオーバーパワーを使わなく、また、球の現在位置による困難性程度が設定値より小さく、スピンを使わない場合には単に前記クラブが属するセットに付与された正確性に対する適用能力値による基本インパクトゾーンが最終インパクトゾーンで決定される。そして、ギャンブル申請の要否またはオーバーパワー使用の要否または困難性程度またはスピン使用の要否により基本インパクトゾーンに各状況に応じて追加的に発生した追加調節値が反映されて、最終インパクトゾーンが決定される(S630)。
このように決められた最終インパクトゾーンにより能力値適用部24がインパクトゾーンの幅を調節する。
【0079】
一方、能力値のうちの危機管理能力値に対しても前記クラブが属するセットに付与された危機管理に対する適用能力値により危機管理適用テーブル134からリードされた基本ゲージ長さまたはインパクトゾーン追加調節値に基づいてスイングゲージの長さを調節するか、或いはインパクトゾーンを追加的に調節する。また、使用者がクラブの危機管理能力に対してもギャンブルを申請した場合にはギャンブルにより追加調節値を前記基本ゲージ長さやインパクトゾーン追加調節値に反映する。
【0080】
次に、前述したように最終的に決められた飛距離、ゲージ速度、インパクトゾーン調節値、ゲージ長さなどが実質的に適用されて、ショットが行われる過程について説明する。
図10に本発明の実施形態による能力値適用過程が示されている。
まず、能力値適用部24のゾーン調節モジュール242は能力値決定部23によって、最終的に決められたインパクトゾーン調節値によりスイングケージ上のインパクトゾーンの幅を調節して、長さ調節モジュール243が最終決められたゲージ長さによりスイングゲージの長さを調節する(S700〜S710)。図11にこのように調節されたスイングゲージが表示される画面が例示されている。
【0081】
このようにクラブの適用能力値によりスイングゲージが調節された後に、使用者が前記クラブを選択して、ショットのための第1操作信号を入力すれば、能力値適用部24の移動モジュール241がスイングゲージのスクロールバーを開始位置から前記クラブのスイング安定性による最終ゲージ速度で移動させ始める(S720〜S730)。次に、使用者が第2操作信号を入力すれば操作位置判別モジュール261が第2操作信号が入力された時点のスクロールバーの位置(記録位置)を検出する(S740〜S750)。これにより、ショット処理部26の球位置決定モジュール262が記録位置および能力値決定部24によって、決められた最終飛距離により実質的に球が移動する飛距離を最終的に決定する(S760)。例えば、クラブの適用能力値により決められた飛距離が100である場合、記録位置が100%に相当すれば飛距離を100として設定して、記録位置が50%に相当すれば飛距離を50で設定する。
【0082】
次に、使用者が第3操作信号を入力すれば移動したスクロールバーを停止させて、操作位置判別モジュール261がスクロールバーの停止位置を判別する(S770〜S780)。球位置決定モジュール262は、判別された停止位置による方向に球を能力値決定部23によって、最終的に決められた飛距離ほど移動させる。画面処理部25によって、球が飛んで行く移動軌跡が表示されながら、球が前記決められた方向に飛距離ほど移動して止めるようになる(S790〜S800)。
【0083】
前述したように、行われたゴルフゲームが終了した後ゲーム結果により使用者に能力ポイントが提供でき、これにより使用者は提供された能力ポイントを用いて、自分の能力値の飛距離、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力などを個別的に増加調節して、状況に応じて飛距離が優先であるクラブセットを選択するか、或いは安定性が優先であるクラブセットを選択するか、或いは正確性が優先であるクラブセットを選択するか、或いは危機管理能力が優先であるクラブセットを選択してゲームを行うことができる。使用者が能力ポイントにより自分の能力値のうちのパワーを増加させた場合には次に能力ポイントを上げて、スイング安定性や正確性や危機管理能力をより増加させるように、ゲームにより積極的に参加するようになる。
【0084】
一方、前述した実施形態はネットワークを通して、ゴルフゲームが行われることに基づいて記述されたが、本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムおよび方法はオフラインで行われるゴルフゲームにも適用できる。図12にオフラインに適用される本発明の他の実施形態によるゴルフゲームシステムの構造が例示されている。
【0085】
図12に例示するように、オフラインで適用される場合、本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムは使用者とのインターフェースのための使用者インターフェース部50´、インターフェース部50´から入力される信号に応じてゴルフゲームを遂行する制御部20´、ゴルフゲームのためのプログラムおよびゲーム進行関連データが保存されるメモリ部10´、制御部20´の制御により表示装置50上にゲーム進行事項が表示されるようにする表示処理部40を含むことができる。
【0086】
この場合、メモリ部10´は前述した実施形態によるデータベースサーバー10に含まれるデータが前記分類されたように保存でき、制御部20´は前記実施形態によるゲームサーバー20と評価サーバー30、そしてギャンブルサーバー40の構成要素を選択的に含んでゴルフゲームを進行できる。
【0087】
当業者ならば、オフラインで行われるゴルフゲームシステムの動作は前述した実施形態に基づいて実現できるので、ここでは詳細な説明を省略する。
また、前述したゴルフゲーム方法はコンピュータによって読取り可能な記録媒体に保存されるプログラム形態で実現できる。記録媒体としてはコンピュータによって読まれることができるデータが保存される全ての種類の記録装置が含まれることができ、例えば、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクなどがあって、またキャリヤウェーブ(例えば、インターネットを通した伝送)の形態に実現されることも含まれる。
【0088】
たとえ、本発明が最も実際的で望ましい実施形態を参照して説明されたとしても、本発明は前記開示された実施形態に限定されず、特許請求の範囲内に属する多様な変形および等価物も含む。
以上のように本発明の実施形態によれば、使用者がゲームの結果により付与される能力ポイントに基づいて、ゴルフゲームの勝率を左右する能力値を調節することによってゴルフゲームのより向上した面白さを提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムの構造図である。
【図2】図1に示す適用値データベースの構成例である。
【図3】本発明の実施形態によるスイングゲージの例示図である。
【図4】図1に示す構成要素の具体的な構造図である。
【図5】本発明の実施形態によるゴルフゲーム方法の概略的な全体フローチャートである。
【図6】本発明の実施形態によるギャンブル過程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態による飛距離決定過程を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態による安定性決定過程を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態による正確性決定過程を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態による能力値適用過程を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態によるゴルフゲームによる画面例示図である。
【図12】本発明の他の実施形態によるゴルフゲームシステムの構造例示図である。
【符号の説明】
【0090】
10 ゲームデータベースサーバー
11 キャラクターデータベース
12 クラブデータベース
13 適用値データベース
14 等級データベース
15 ゲーム進行データベース
16 背景データベース
20 ゲームサーバー
30 評価サーバー
40 認証サーバー
50 インターフェースサーバー
100 ゴルフゲームシステム
200 ネットワーク
300 使用者端末機
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームシステムおよびその方法に係り、より詳しくは、ゴルフゲームシステムおよびその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明は、ゲームシステムおよびその方法に係り、より詳しくは、ゴルフゲームシステムおよびその方法に関するものである。
通信網の発達と普及拡大によりインターネット人口が急激な速度で増加しており、インターネットの成長と一緒に電子商取引、ポータル、ゲームなどを含む多様なウェブコンテンツが提供されている。
【0003】
インターネットを通して行われるオンラインゲームは、青少年層を中心に日増しに人気を増しており、オンラインゲームとしてはアーケードゲーム、ロールプレイングゲーム、戦略シミュレーションゲーム、シューティングゲーム、自動車競走やゴルフのようなスポーツゲーム、アドベンチャーゲームなどが提供されている。
このようなゲームのうち特に、ゴルフは伝統的に上流層の専有物のように思われていたが、うまずたゆまない底辺拡大を通して、近来に達しては大衆化傾向に入り込んでおり、そのためにオンラインゴルフゲームをサービスするウェブサイトが増加している。
【0004】
従来のオンラインゴルフゲームサービスは、3次元画面または2次元画面にゴルフコースをディスプレイし、ゴルフクラブを選択した後、パワー(飛距離)および打球方向そしてゴルフの球の回転(フック、スライスなど)等を調節して、ゴルフの球の位置を変更させながら、ゲームを進行している。最近は実際ゴルフコースをモデル(背景)にして、ゴルフゲームを進行することによって当該ゴルフ場を知っている使用者をして親しみを感じるようにして、当該ゴルフ場で実際ゲームを進行しようとする使用者にはゴルフ場に対する事前知識(バンカーおよびハザード位置、グリーン攻略法など)を得ることができるようにするゲームも提供されている。
【特許文献1】日本特許公開番号第2003-71131号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来のオンラインゴルフゲームサービスは、ゲームの進行がキー操作(またはマウス操作)にだけ依存するので使用者の実際ゴルフ実力とは関係ないゲーム進行が行われるため、ゲームの面白さが落ちる短所がある。
【0006】
ゲームの面白さを増加させるために、ショットを調節するパワーゲージの長さを可変させる発明が特許文献1(日本特許公開番号第2003-71131号)に開示されているが、この従来技術は単に芝の状態や天気、またはショット数やハンディキャップ、バンカー、ラフなどの状況によってゲージの長さを変化させることであり、使用者の実力とは全く関係なく周辺状況によってゲームが行われる短所がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、ゴルフゲームシステムにおいて、使用者のキー操作実力以外にもゴルフゲームに対する使用者の実力が反映されるようにしてゴルフゲームの面白さをさらに向上させることができる。
特に、本発明によれば使用者の実力により使用可能なクラブを異なるようにして、各クラブごとにこれを用いて、ショットをする場合に球の移動方向や距離などを決める適用値を互いに異なるように与えて、より多様なクラブ選択でゴルフゲームを楽しむことができる。
また、本発明によれば、使用者の選択によりクラブの前記適用値を増加させて、ゴルフゲームの面白さがより向上するようにできる。
【0008】
このような本発明の特徴によるゴルフゲーム方法は、a)使用者にゴルフゲームのための能力値を付与する段階;b)前記使用者に付与された使用者能力値に基づいて使用者が用いるクラブセットを提供する段階;c)前記クラブセットに提供された適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める段階;d)前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する段階;およびe)前記使用者がスイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行する段階を含む。
【0009】
本発明の他の特徴によるゴルフゲームシステムは、クラブセット別に当該クラブを使用することに要求される要求能力値、前記クラブを使用することに適用される適用能力値が貯蔵されているクラブデータベース;使用者の能力値と前記使用者が選択したクラブセットの要求能力値により前記使用者にクラブセットを提供するクラブ選択部;前記使用者に提供されたクラブセットの適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める能力値決定部;前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する能力値適用部;および前記使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行するショット処理部を含む。
【0010】
本発明の他の特徴による記録媒体はa)使用者にゴルフゲームのための能力値を付与する機能;b)前記使用者に付与された使用者能力値に基づいて使用者が用いるクラブセットを提供する機能;c)前記クラブセットに提供された適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める機能;d)前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する機能;e)使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行する機能を含むプログラムが貯蔵された記録媒体である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明が属する技術分野における通常の知識を有するものが本発明を容易に実施できる最も好ましい実施形態を、添付した図面を参照して、詳細に説明する。しかしながら、本発明は多様に異なる形態で実現できるので、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。
【0012】
本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムでは、互いに異なる能力を発揮する複数のクラブセットを提供して、使用者が自身の実力によりクラブセットを選択して、ゲームをすることができるようにする。つまり、クラブセットを複数の等級に分けて、各等級のクラブセットごとに互いに異なる能力値を設定する。等級は例えば、初心者、ジュニア−アマチュア、アマチュア、ジュニア−プロ、セミ−プロ、プロ、マスター等の複数等級に分けられる。
【0013】
一方、クラブセットごとに付与される能力値ではクラブを使用することに要求される要求能力値、そして前記クラブを用いて、ショットをする場合に球の移動方向や距離などを決定することに適用される適用能力値がある。
【0014】
使用者には、ゲーム結果により所定のポイントが提供され、このようなポイントにより累積する使用者能力値が所定クラブに付与された要求能力値を満足する場合にだけ、使用者は前記クラブを用いて、ショットをすることができる。そして、クラブの等級ごとに適用能力値が異なるようになっているので、例えば、等級が上がるほど適用能力値が増加するので、使用者はよりよい等級のクラブを使って、ゲームをするために、自身の能力値が上昇するようにゲームに積極的に参加するようになる。
【0015】
ここで、各能力値(使用者能力値、適用能力値、要求能力値)を示す変数では球の飛距離を決めるパワー、球の打球方向を決定するスイング安定性およびスイング正確性、球がバンカーなどに嵌った時抜け出す危機管理能力などがあるが、これに限られない。
【0016】
このように、本発明の実施形態ではゲーム結果により使用者の能力値が可変されるようにしながら、使用者の能力値により用いることができるクラブを分類し、各クラブごとに適用能力値を異なるようにして、使用者のクラブ選択幅を広めて、使用者がより多様な方法でゲームに参加できるようにする。そのためにゴルフゲームの面白さがより向上することができる。
【0017】
次に、このような概念に基づいて、実現される本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムの具体的な構造および動作について説明する。
図1に本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムの構造が示されている。本発明の実施形態によるゴルフゲームシステム100は、インターネットなどのネットワークを通して、使用者にゴルフゲームを提供するためのことであり、添付した図1に示すように、ネットワーク200(電話網、インターネット、無線通信網など多様な形態のすべてのネットワークを含む)を通じて、多数の使用者端末機300に連結されている。
【0018】
使用者端末機300は、ネットワーク200を通じて、ゴルフゲームシステム100に接続できる通信装置であり、例えば、有線電話、移動通信端末機、コンピュータ、インターネット接続可能なTVなどの多様な通信装置が用いることができる。したがって使用者はPC通信、インターネット、無線インターネット、電話網などを用いて便利で迅速にゴルフゲームシステム100に接続できる。
【0019】
このような使用者端末機300に連結されて、複数の使用者にゴルフゲームサービスを提供するシステム100は、ゲームデータベースサーバー10、ゲームサーバー20、評価サーバー30、認証サーバー40、およびインターフェースサーバー50を含む。
データベースサーバー10は、キャラクターデータベース11、クラブデータベース12、適用値データベース13、等級データベース14、ゲーム進行データベース15、背景データベース16を含む。
【0020】
キャラクターデータベース11には、本発明の実施形態によるゲームシステムで提供される複数キャラクター別に当該キャラクターの特徴および能力値が貯蔵されている。例えば、キャラクター別にいかなる特徴を有するキャラクターであるかに対する説明と、当該キャラクターが発揮する基本能力値の値が設定されている。ここでキャラクター別に基本的に付与される能力値が異なることができる。つまり、キャラクター別に基本的に付与されるパワー、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力を示す値が互いに異なることができ、例えば、キャラクター1は飛距離が長い反面スイングの安定性や正確性が落ちるように能力値が設定されて、キャラクター2は飛距離が短い反面スイング安定性や正確性などはよいように能力値が設定できる。そのために使用者は互いに異なる能力を有するキャラクターのうちで一つのキャラクターを用いて、ゴルフゲームを楽しむことができる。キャラクターに付与された能力値が使用者の能力値になり、使用者は能力ポイントを用いて、このような能力値を増加させることができる。
【0021】
クラブデータベース12には、ゴルフゲームに使われるゴルフクラブつまり、クラブに対する情報が貯蔵されている。クラブはドライブ、ウッド、アイアン、ピッチングウエッジ、サンドウェッジ、パターなどに分類される。このような種類のクラブが一つのセットを構成し、このようなセットをクラブセットと命名する。クラブセットは、大きく飛距離を優先とするクラブセット(第1カテゴリー)、スイングの安定性を優先とするクラブセット(第2カテゴリー)、スイングの正確性を優先とするクラブセット(第3カテゴリー)、危機管理能力を優先とするクラブセット(第4カテゴリー)などに分類できる。クラブデータベース12は、各カテゴリー別に分類されるクラブセットごとに等級、当該セットを構成するクラブに対する情報、そして前記セットのクラブを用いることができる要求能力値、そして適用能力値をそれぞれ含む。
【0022】
適用値データベース13は、クラブの適用能力値により各クラブが使われる時、実質的に適用される値に対する情報が貯蔵されている。図2に適用値データベース13を構成する各テーブルの構造が例示されている。添付した図2に示すように、本発明の実施形態による適用値データベース13は飛距離適用テーブル131、安定性適用テーブル132、正確性適用テーブル133、危機管理適用テーブル134を含む。
【0023】
飛距離適用テーブル131は適用能力値別に各クラブが使われる時適用される飛距離を含む。安定性適用テーブル132は適用能力値ごとにスイングゲージの速度および/または球の打点角度を含み、正確性適用テーブル133は適用能力値ごとにクラブ別にインパクトゾーンの幅が調節される値つまり、ゾーン調節値を含む。危機管理適用テーブル134は、適用能力値別にゲージ長さ調節値、およびインパクトゾーン追加調節値を含む。インパクトゾーン追加調節値は、前記ゾーン調節値により調節されるインパクトゾーンを危機管理能力により追加的に調節して、使用者がバンカーなどの危機状況で抜け出せるようにするための値である。
【0024】
このような適用能力値はゲームのために使用者が操作するスイングゲージを可変させる。スイングゲージは、使用者のショットによって、球が飛んで行く距離、方向を調節して、球が停止する位置などを決めることであり、例えば、図3に例示するように、帯状に形成できる。図3は、本発明の実施形態により画面上に表示されるスイングゲージの例示図である。
【0025】
図3に例示するように、スイングゲージ(g)は右側近傍にスイング正確性により球が飛んで行く方向または/および球の回転を決定するためのインパクトゾーン(IZ)が形成されており、このインパクトゾーン(IZ)はほぼ中央の部分にベストショットが出るタイミングポイント(P)を含んでいる。前記正確性調節テーブル133に貯蔵されたゾーン調節値はこのようなインパクトゾーンの幅およびタイミングポイントの位置などを調節するようになる。
【0026】
スイングゲージ(g)上でスクロールバー(B)は開始位置(S)から矢印方向に移動し始めた後最大左側近傍(T)まで移動してから方向を変えて、インパクトゾーン(IZ)に移動する。この時、スクロールバー(B)が移動し始めた後に使用者の操作による信号が入力されれば、その時のスクロールバー(B)の位置を記録し、この位置によってショットによって、球が飛んで行く長さ(飛距離)が決定される。次に、スクロールバー(B)が最大左側近傍(T)まで移動した後方向を変えて、移動する状態で使用者の操作が行われればスクロールバー(B)が所定位置で停止するようになり、スクロールバー(B)の停止位置によって球が飛んで行く方向および/または球の回転が決定される。例えば、使用者の第1操作によりスクロールバー(B)が開始位置(S)から移動し始めて、使用者の第2操作によりスクロールバー(B)の現在位置(以下、記録位置と命名する。)が記録され、使用者の第3操作によりスクロールバー(B)が停止する。以降、スクロールバー(B)の停止位置によってショットが行われて球が所定方向に移動し、スクロールバー(B)の記録位置による飛距離ほど移動して、位置するようになる。この時、スクロールバーがインパクトゾーン(IZ)のタイミングポイント(P)で止めるようになれば例えば、ベストショットになって、スクロールバーがインパクトゾーン(IZ)内で止めた場合には通常的なショットが行われて、スクロールバーがインパクトゾーン(IZ)を外れて止めた場合にはミスショットになることができる。
【0027】
また、実質的にクラブの適用能力値による飛距離はスクロールバー(B)の記録位置によって変わることができる。例えば、スクロールバー(B)の記録位置が図3でスイングゲージの最大左側近傍(T)である場合には、使用者の能力値による飛距離が100%適用されて、スクロールバー(B)の記録位置が最大左側近傍(T)で遠くなるほど能力値による飛距離が適用される%(パーセンテージ)が減少できる。図3でPL1〜PL4が能力値による飛距離が適用される%が互いに異なるようになる位置を例示するが、必ずスイングケージ上に表示されるものではない。
【0028】
一方、前記安定性適用テーブル132のスイングゲージの速度は前記スクロールバーの移動速度であり、ゲージ長さ調節値は前記スイングゲージの全体長さを示す値である。
等級データベース14には、使用者別にクラブ選択のための等級および能力値情報が貯蔵されている。例えば、使用者別に選択したキャラクター識別番号に対応して、キャラクターの能力値、提起された能力ポイント、等級などの情報が貯蔵される。使用者は一つ以上のキャラクターを使って、ゲームを進行できて、各キャラクターに付与された基本能力値がクラブを選択することに使われる使用者の能力値になる。
【0029】
ゲーム進行データベース15は、ゲーム進行により発生される情報が貯蔵されている。
例えば、使用者別にキャラクター識別番号に対応して、移動したホール数、各ホールを移動することにかかった打数、点数などの情報が貯蔵される。
【0030】
背景データベース16には、本発明の実施形態によるゲームサービスで提供される各ゴルフコース別にティー、ホール、グリーン、フェアウエー、ハザード、バンカー、ラフ等が位置するデータ、背景(木、石、水、岩など)を構成するデータなどが貯蔵されている。
【0031】
このようなゲームデータベースサーバー10に貯蔵された情報に基づいて使用者にゲームサービスを提供するゲームサーバー20はキャラクター選択部21、クラブ選択部22、能力値決定部23、能力値適用部24、画面処理部25、およびショット処理部26を含む。
【0032】
図4にこのようなゲームサーバー20の構成要素の具体的な構造および連関関係が示されている。
キャラクター選択部21は、ゲームを要請した使用者にシステム100で提供する複数キャラクター情報を提供し、使用者が一つのキャラクターを選択すれば前記キャラクターの能力値を使用者の能力値に設定する。
【0033】
クラブ選択部22は、使用者の能力値と各クラブセットに付与された要求能力値により所定クラブセットを使用者に提供する。このために、図4に示すように、クラブ選択部22は使用者のキャラクターに付与された能力値つまり、使用者能力値を判別するキャラクター能力判別モジュール221、使用者が選択したクラブセットに付与された要求能力値を判別するクラブ能力判別モジュール222、前記使用者能力値と要求能力値を比較して、使用者の前記クラブセット使用の要否を決める選択決定モジュール223を含む。
【0034】
能力値決定部24は、使用者が選択したクラブセットに提供された適用能力値により実質的にスイングゲージを調節するか、或いは飛距離を調節する値を決定する。つまり、適用データベース13の飛距離適用テーブル131、安定性適用テーブル132、正確性適用テーブル133、危機管理適用テーブル134から、各クラブが使われる時適用される飛距離、スイングゲージの速度および/または球の打点角度、インパクトゾーン調節値、ゲージ長さ調節値、およびインパクトゾーン追加調節値などをそれぞれ決める飛距離決定モジュール231、安定性決定モジュール232、正確性決定モジュール233、危機管理決定モジュール234を含む。
【0035】
能力値適用部24は、能力値決定部23によって、決められた複数の調節値に基づいてスイングゲージを変更する。このために、能力値適用部24は前記スイングゲージの速度によりスイングゲージの上を移動するスクロールバーの移動速度を調節する移動モジュール241、前記ゾーン調節値および追加調節値によりインパクトゾーンの幅を調節するゾーン調節モジュール242、前記ゲージ長さ調節値によりスイングゲージの全体長さを調節する長さ調節モジュール243を含む。
【0036】
一方、画面処理部25は、使用者の選択により設定されたゴルフコースにより当該データを背景データベース16からリードした後処理して、ゲーム画面のコースおよび背景を形成するか、或いは能力値適用部24やショット処理部26から出力される信号に応じてスイングゲージや球の移動軌跡などを表示する。
【0037】
ショット処理部26は、インターフェースサーバー50を通じて入力される使用者操作信号に応じてスイングゲージのスクロールバーの記録位置および停止位置を判別する操作位置判別モジュール261、判別された位置および能力値決定部23によって、決められた飛距離により球を移動させる球位置決定モジュール262を含む。一方、画面処理部25は、球位置決定モジュール262に設定された球位置によって球の移動軌跡を画面上に表示する。
【0038】
評価サーバー30は、ゲームの進行により使用者が各ホールを移動することにかかった打数をチェックして、点数を算出して、その結果をゲーム進行データベース15に貯蔵する。評価サーバー30は、使用者にレベルを上げるための能力ポイントを提供し、特に、ゲーム結果により使用者に所定能力ポイントを提供するポイント提供部31、使用者の能力ポイントに基づいて、使用者の能力値を調節できるレベル増減を行い、各レベルごとに能力値調節のための余裕能力数値を提供するレベル調節部32を含む。
【0039】
認証サーバー40は、複数使用者の会員登録を行い、使用者データベース41に貯蔵された情報に基づいて接続する使用者に対する認証を行う。使用者データベース41には、本発明の実施形態によるゴルフゲームシステム100を通じて、サービスを受けることができる使用者に対する情報が貯蔵されている。例えば、使用者に割り当てられた識別子(使用者ID)に対応して、ログインのためのパスワード、住民登録番号、氏名、郵便アドレス、電子メールアドレス、連絡先(移動電話番号または有線電話番号など)等の使用者情報が保存されている。
【0040】
一方、本発明の実施形態ではゲームの面白さのために使用者にギャンブルサービスを提供する。ギャンブルサービスは、使用者が選択したクラブに付与された適用能力値よりさらに大きい能力値が適用されるようにするためのことであり、使用者が所定クラブに対してギャンブルを要請すればギャンブル成功の要否により前記クラブの適用能力値にギャンブル成功による加算値を追加する。
【0041】
ギャンブル成功の要否を決める方法は、色々が用いることができるが、本実施形態では確率により使用者のギャンブル成功の要否を決定する。つまり、使用者がギャンブルを要請すれば、設定された成功確率により使用者のギャンブル成功の要否が決定される。特に、使用者のゲーム参加をより活性化させるために使用者がゲームに参加した回数により前記成功確率を調節する。したがって、使用者ごとにギャンブルの成功確率が互いに異なることができる。ここで、ギャンブルは能力値を構成する飛距離、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力などに対して個別的に遂行できる。
【0042】
このようなギャンブルサービスのために、本発明の実施形態によるゴルフゲームシステム100は、図1に示すように、ギャンブルサーバー60をさらに含むことができる。ギャンブルサーバー60は、使用者別にギャンブル申請情報が保存されるギャンブル申請データベース61、使用者別にゲーム参加回数が保存されており、それによるギャンブルの成功の要否を決める成功確率が貯蔵されているギャンブル決定データベース62、各能力値変数別にギャンブル時適用される加算値が貯蔵されているギャンブル適用データベース63、使用者のギャンブル申請によりギャンブルの成功の要否を決めるギャンブル決定部64を含む。一方、ギャンブル決定データベース62に貯蔵されたゲーム参加回数は使用者のゲーム参加度を示すレベルを表示する場合に用いることができる。これを説明の便宜上“トーマスレベル”といい、使用者別に存在するようになる。トーマスレベルは、勝敗に関係なく使用者が競技に参加するようになれば増加し、これによりトーマスレベルによりギャンブル成功確率が変わることができる。そして、トーマスレベルは、使用者がゲームを行えば使用者が選択したキャラクターに表示されて、他の使用者がその使用者の実力などが分かるようにしてもよい。
【0043】
一方、ゲームサーバー20の能力値決定部23は、ギャンブル決定部64で通知されるギャンブル成功の要否により各クラブが使われる時適用される飛距離、またはスイングゲージの速度および/または球の打点角度、またはゾーン調節値、またはゲージ長さ調節値、またはインパクトゾーン追加調節値などを追加的に調節する。
【0044】
インターフェースサーバー50は、ネットワーク200特に、インターネットや無線インターネット等を通して、多数の端末機300が接続できるようにして、各サーバー20〜40、60を通じて、提供される多様な情報を通信規格に適するように変換処理して、多数の使用者端末機300に提供するか、或いはネットワーク200を通じて、使用者端末機300から伝送される情報を受信して、各サーバー20〜40、60に提供する機能を遂行する。特に、ゴルフゲームのための使用者の操作により入力されるキー信号(またはマウス操作信号)を受信して、ゲームサーバー20に提供する。インターフェースサーバー50にウェブサーバーや他のシステムとの情報送受信のためのデータベース連動装置(CGI)等が含まれることができる。
【0045】
このように構成される本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムで、各サーバー10〜60らはその機能上分類されたことであり、これに限定されず多様な変更が可能である。例えば、ギャンブルサーバーや認証サーバーはデータベース41、61〜63を含む形態で実現されたが、これとは違って、ゲームデータベースサーバー10が前記データベース41、61〜63を全て含む形態で実現されてもよい。
【0046】
また、各サーバーの構成要素を必要に応じて選択的に含むことができ、各構成要素もそれぞれ独立的なサーバーとして実現されて、当該機能を処理してもよい。また、データベース11〜16も前述したように分類されることであり、限られない。
【0047】
次に、このような構造に基づいて本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムの動作について説明する。
図5に本発明の実施形態によるゴルフゲームが行われる全体的な動作が概略的に示されている。
まず、添付した図5に示すように、ネットワークを通して、ゲームシステム100に接続した使用者は一つ以上の他の使用者とゴルフゲームを行うか、または一人でゴルフをするシングルゲームを行うことができ、ゲームモードも多様に提供できる。ゲーム種類が選択された後使用者はゲームを進行するキャラクターを選択できる。また、使用者は複数のゴルフコースのうちで一つを選択できる。
【0048】
キャラクターが選択されれば、キャラクター選択部21はキャラクターデータベース11から前記選択されたキャラクターに対応した能力値を読んで、これを使用者の能力値に設定して、等級データベース14に使用者IDに対応して、選択されたキャラクター、そして使用者能力値を貯蔵し、選択的に使用者に能力値を通知する(S10)。この時、使用者の能力値に使用者等級が決定できる。
【0049】
次に、使用者はゲームを行う時、用いるクラブセットを選択する(S15)。クラブ選択部22は、システムで提供される複数クラブセットに対する情報を提供し、このような情報に基づいて使用者は飛距離またはスイング安定性またはスイング正確性または危機管理能力が優先であるクラブセットを選択する。所定カテゴリーに相当するクラブセットを選択した後、当該カテゴリーに含まれる複数のクラブセットのうち使用者の能力値に適したクラブセットを選択する。
【0050】
使用者は一つの等級を有するクラブセットを選択できて、クラブ選択部22のキャラクター能力判別モジュール221は使用者が選択したキャラクターの能力値つまり、使用者能力値を判別して、クラブ能力判別モジュール222はクラブデータベース12から使用者が選択したクラブセットに付与された要求能力値を判別する(S20)。クラブ選択部22の選択決定モジュール223は使用者能力値と要求能力値を比較して、使用者能力値が要求能力値以上であれば前記選択されたクラブセットを使用者に提供する(S25〜S30)。この時、選択決定モジュール223は、能力値を構成する複数の変数つまり、飛距離、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力別使用者能力値が前記クラブセットの飛距離、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力別要求能力値以上である場合にだけクラブセット使用を許容するか、または前記変数のうち設定個数以上の変数による使用者能力値が要求能力値以上である場合にクラブセット使用を許容する。一方、使用者の能力値が要求能力値より小さい場合には当該クラブセットを使用できないことを使用者に通知して、他のクラブセットを選択するようにする(S35)。
【0051】
前述したように、クラブセット選択が行われて、使用者が選択されたクラブセットのうちで一つのクラブを選択すれば、能力値決定部23は選択されたクラブセットに適用された適用能力値に基づいて飛距離適用テーブル131、安定性適用テーブル132、正確性適用テーブル133、危機管理適用テーブル134を検索して、前記選択されたクラブを使う時適用される飛距離、およびスイングゲージの速度/または球の打点角度、ゾーン調節値、ゲージ長さ調節値、インパクトゾーン追加調節値などのゲージ調節値を探す(S40)。この時、使用者が飛距離またはスイング安定性またはスイング正確性に対してギャンブルを要請した場合には、能力値決定部23がギャンブルサーバー60のギャンブル適用値データベース63から提供される加算値に基づいて飛距離またはゲージ調節値を追加的に増加させる(S45〜S50)。
【0052】
最終的に飛距離またはゲージ調節値が決定された後能力値適用部24が決められた能力値によりスイングゲージを調節する(S15〜S20)。つまり、能力値のうちのスイング安定性によるゲージ調節値に基づいてスイングゲージのスクロールバーの移動速度を調節して、スイング正確性によるゲージ調節値に基づいてインパクトゾーンの幅を調節する。また、危機管理能力によるゲージ調節値に基づいてスイングゲージの長さを調節する(S60)。
【0053】
次に、使用者がスイングゲージを操作して、ショットを行えば、ショット処理部26が前記スイングゲージ操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記スイングゲージ操作および使用者の基本能力値による飛距離に基づいて移動させて、ゴルフゲームを進行する(S65)。そして、評価サーバー30が使用者のショットにより移動した球の位置および打数により点数を算出する(S70)。
【0054】
以降、ゲームが終了されれば、評価サーバー30のポイント提供部31は使用者の最終点数によりゲームの勝敗を決めて、ポイント提供部31はゲーム結果により使用者に前記能力値を調節できる能力ポイントを選択的に付与する(S75〜S85)。ここではゲームの勝敗により勝者に能力ポイントを提供するが、能力ポイント提供方法はこれに限定されず、ゲーム結果による使用者間の点数差、または使用者の自分の点数により能力ポイントが差等的に提供されるなどの他の方法が用いることができる。
【0055】
使用者は、能力ポイントによりレベル変更を要請できて、このような要請に応じてレベル調節部32は使用者の能力値調節のためのレベルを変更させ、変更されたレベルに相当する余裕能力数値を使用者に付与する。使用者が能力値調節を要請すれば、能力値決定部24は、使用者に付与された余裕能力数値により使用者の能力値を変更する(S90)。
【0056】
以降、使用者は変更された能力値によってより高い等級のクラブセットを用いて、新しいゲームを行うことができる(S95)。
このように、本発明の実施形態ではゲームの結果により付与される能力ポイントに基づいて、ゴルフゲームの勝率を左右するクラブを選択してゲームを行うことができる。
【0057】
次に、前述したように遂行されるゴルフゲーム過程のうちギャンブル過程について説明する。
図6は、本発明の実施形態によるゴルフゲームのうちギャンブル過程を順次に示すフローチャートである。
使用者がゴルフコースまたはキャラクターを選択し、キャラクターの能力値つまり、使用者能力値により用いるクラブセットを選択した後、自分が選択したクラブセットのうち所定クラブに対してギャンブルを申請できて、クラブの能力値の変数別にギャンブルを申請できる。つまり、クラブの能力値のうちのパワーまたはスイング安定性またはスイング正確性などに対して適用能力値以上になる値を適用するためのギャンブルを個別的に申請できる(S100〜S110)。
【0058】
使用者がギャンブルを申請すれば、まず、ギャンブルサーバー60のギャンブル決定部64は使用者IDに基づいてギャンブル決定データベース62を検索して、使用者が現在までどれくらいゲームに参加したかをチェックして、ゲーム参加回数によりギャンブル成功確率を設定する(S120〜S130)。本システムで使用者は、複数のキャラクターを使って、ゲームを行うことができるので、ゲーム参加回数はキャラクター別参加回数でなく前記使用者が選択した複数キャラクターを使って、ゲームに参加した全ての回数である。
【0059】
次に、ギャンブル決定部64は設定された成功確率により現在申請した使用者のギャンブルに対する成功の要否を判断し、判断結果ギャンブルが成功すればギャンブル申請データベース61に使用者ID、選択したクラブセットID、ギャンブルになったクラブID、ギャンブルになった能力値変数を保存して、以降ゲーム進行時反映されるようにする(S140〜S150)。
【0060】
段階(S140)でギャンブルが失敗すれば、ギャンブル決定部64は使用者にギャンブル失敗を通知して(S160)、ギャンブルを申請したクラブの能力値変数に設定された適用能力値より小さい能力値が適用されるように、ギャンブル申請データベース61に使用者ID、選択したクラブセットID、ギャンブルが失敗したクラブID、ギャンブルが失敗した能力値変数を保存してもよい。
【0061】
その他にも、使用者はクラブの飛距離に対してオーバーパワーギャンブルを申請できる。
オーバーパワーギャンブルは当該クラブを用いて、最大のパワーに球を1回ショットすることができるようにすることであり、設定されたオーバーパワーカウント値によりオーバーパワー可能な回収が1ずつ増加する。具体的には、使用者のオーバーパワー使用の要否、使用者がゲーム時移動した奇数により前記回収が増加する。例えば、オーバーパワーカウントが3の場合には一番目のホールで三番目ホールに移動する時まで使用者がオーバーパワーを使わなかったら、三番目ホールから四番目ホールに移動する時、オーバーパワー回収を+1増加させる。この場合、ギャンブル適用データベース63にはクラブ別にオーバーパワー使用時追加適用される追加値が貯蔵される。
【0062】
使用者がオーバーパワーギャンブルを申請すれば、これもギャンブル申請データベース61に使用者ID、クラブIDに対応して、オーバーパワーギャンブルが申請されたことが記録される。
【0063】
次に、前述したように遂行されるゴルフゲーム過程のうち飛距離決定過程についてより具体的に説明する。
図7は、本発明の実施形態による飛距離決定過程を示すフローチャートである。
使用者が能力値により用いるクラブを選択すれば、ゲームサーバー20の能力値決定部23の飛距離決定モジュール231はまず、クラブデータベース12から前記クラブが属するセットに付与された適用能力値を判別して、この適用能力値により適用値データベース13の飛距離適用テーブル131から前記適用能力値およびクラブに相当する飛距離を探す(S200〜S220)。この飛距離を基本飛距離と命名する。
【0064】
次に、ギャンブル申請データベース61を検索して、使用者が前記クラブの飛距離に対してギャンブルを申請したかの要否を確認して、ギャンブルが申請されている場合にはギャンブル適用データベース63から能力値変数別にギャンブル時適用される加算値をリードして、前記基本飛距離に反映する(S230〜S240)。このように、ギャンブルの申請の要否により基本飛距離を選択的に変更し、また使用者とクラブの等級関係によりハンディキャップ補償値を付与する。
【0065】
ハンディキャップ補償値は、等級の高い人が等級が低いクラブを用いる場合等級差による飛距離を補償するためのことであり、使用者の等級とクラブの等級が互いに異なる場合、例えばアマチュアの使用者が初心者に相当するクラブを使用する場合、初心者の使用者が初心者クラブを使うことに比べて、アマチュアの使用者が初心者クラブを使う時適用される飛距離が互いに異なるように、等級差別に補償値を前記基本飛距離に反映する。
【0066】
このために、クラブ等級と使用者のキャラクター等級を判別した後、クラブ等級とキャラクターの等級が一致しない場合には、クラブ等級とキャラクター等級の等級差による補償値を飛距離に反映する(S250〜S270)。このようなハンディキャップ補償段階は選択的に遂行できる。
【0067】
また、前記クラブに対するオーバーパワーギャンブルの申請および使用の要否により飛距離を追加補償する段階をさらに行うことができる。飛距離決定モジュール231はギャンブル申請データベース61を検索して、前記クラブに対してオーバーパワーギャンブルが申請されていて使用者がオーバーパワー使用を望めば(S280〜S290)、ギャンブル適用データベース63から前記クラブに対してオーバーパワー使用時追加適用される加算値をリードした後基本飛距離に反映して、最終的な飛距離を決定する(S300〜S310)。
【0068】
したがって、使用者が前記クラブに対してギャンブルやオーバーパワーギャンブルを申請せず前記クラブが使用者の等級と同一な等級を有するクラブである場合には、単に前記クラブが属するセットに付与された飛距離に対する適用能力値による基本飛距離が最終飛距離に決定される(a)。また使用者がクラブに対してギャンブルを申請した場合には前記基本飛距離にギャンブルによる加算値が加算された結果が最終飛距離に決定される(b)。また、使用者がクラブに対してギャンブルを申請してオーバーパワーギャンブル使用を要請した場合には前記基本飛距離にギャンブルによる加算値、オーバーパワーギャンブルによる加算値が全て加算された結果が最終飛距離に決定される(c)。この時、(b)の場合と(c)の場合、使用者の等級がクラブの等級と異なる場合にはハンディキャップによる補償値が追加的に反映されて、最終飛距離が決定される。
このように決められた最終飛距離は、使用者がショットを行う場合に球が飛んで行く距離を決めるデータとして使われる。
【0069】
次に、前述したように遂行されるゴルフゲーム過程のうちスイング安定性決定過程についてより具体的に説明する。
図8は、本発明の実施形態による安定性決定過程を示すフローチャートである。
使用者が能力値により用いるクラブを選択すれば、能力値決定部23の安定性決定モジュール232は前記クラブが属するセットに付与された安定性に対する適用能力値をまず確認して、この適用能力値により安定性適用テーブル132を参照して、基本ゲージ速度を決めて、また、打点(クラブが球に当たる点)の角度を決定する(S400〜S430)。
【0070】
一方、使用者がクラブの安定性に対してもギャンブルを申請してもよいので、ギャンブル申請データベース61を参照して、前記クラブの安定性に対して使用者がギャンブルを申請したかを判断し、ギャンブルが申請されている場合にはギャンブル適用データベース63から能力値変数(安定性)別にギャンブル時適用される加算値(安定性に対してギャンブルを申請した場合には安定性向上のためにゲージ速度が減少しなければならないので、ここで加算値は“−”である。)をリードして、前記基本ゲージ速度に反映する(S440〜S450)。したがって、ギャンブルが申請された場合基本ゲージ速度が前記加算値により減少するようになる。
【0071】
また、使用者がクラブに対してオーバーパワーギャンブルを申請してオーバーパワーを使用する場合には飛距離が最大に増加するので、この場合には相対的にスイングの安定性が落ちるようにするために、オーバーパワー使用の要否により前記ゲージ速度を1段階増加させる(S460〜S470)。
【0072】
これにより、使用者が前記クラブの安定性に対してギャンブルを申請せずオーバーパワーを使わない場合には単にクラブデータベース12から前記クラブが属するセットに付与された安定性に対する適用能力値による基本ゲージ速度が最終ゲージ速度で決定される。また使用者がクラブの安定性に対してギャンブルだけを申請した場合には前記基本ゲージ速度にギャンブルによる加算値が加算された結果が最終ゲージ速度で決定される。また、使用者がクラブの安定性に対してギャンブルを申請してオーバーパワーギャンブル使用を要請した場合には前記基本ゲージ速度にギャンブルによる加算値、オーバーパワーギャンブルによる加算値が全て加算された結果が最終ゲージ速度で決定される(S480)。
このように決められた最終ゲージ速度により能力値適用部24がスイングゲージを調節する。
【0073】
次に、前述したように遂行されるゴルフゲーム過程のうちスイング正確性決定過程についてより具体的に説明する。
図9は、本発明の実施形態によるスイング安定性決定過程を示すフローチャートである。
使用者が能力値により用いるクラブを選択すると、能力値決定部23の正確性決定モジュール233は前記クラブが属するセットに付与された正確性に対する適用能力値をまず確認して、この適用能力値およびクラブ種類によって正確性適用テーブル132を参照して、基本インパクトゾーン(インパクトゾーン調節値)を決定する(S500〜S520)。
【0074】
一方、使用者がクラブの正確性に対してもギャンブルを申請してもよいので、ギャンブル申請データベース61を参照して、前記クラブの安定性に対して使用者がギャンブルを申請したかを判断し、ギャンブルが申請されている場合にはギャンブル適用データベース63から能力値変数(正確性)別にギャンブル時適用される加算値(正確性に対してギャンブルを申請した場合には正確性向上のためにインパクトゾーンの幅が広くならなければならないので、ここで加算値は“+”である。)をリードして、前記基本インパクトゾーンに反映する(S530〜S540)。
【0075】
また、使用者がクラブに対してオーバーパワーギャンブルを申請してオーバーパワーを使用する場合には飛距離が最大に増加するので、この場合には相対的にスイングの正確性が落ちるようにするためにオーバーパワー使用の要否により前記インパクトゾーン調節値を1段階減少させて、インパクトゾーンの幅が狭くなるようにする(S550〜S560)。
【0076】
一方、本発明の実施形態では球の現在位置の地形によりインパクトゾーンの幅が調節されるように、能力値決定部23が現在コース上で球が位置している地形を判別して地形による困難性程度が設定値を超える場合には位置によるインパクトゾーン変更を行う。
つまり、危機管理適用テーブル134から球の位置によるインパクトゾーン追加調節値をリードした後、基本インパクトゾーン調節値に前記追加調節値を反映する(S570〜S600)。
【0077】
また、使用者が球を回転させるためのスピンを使うかによりインパクトゾーンを追加的に調節できる。使用者がスピンを用いればスピン適用テーブル(図示せず)から当該クラブにスピンがどの方向に使われるかにより当該調節値をリードして、前記基本インパクトゾーン調節値に追加反映する。この場合、使用者が左側スピンを用いた場合にはインパクトゾーンのタイミングポイントを基準に左側に相当するゾーンの幅が可変され、使用者が右側スピンを用いた場合にはインパクトゾーンのタイミングポイントを基準に左側に相当するゾーンの幅が可変される(S610〜S620)。
【0078】
これにより、使用者が前記クラブの正確性に対してギャンブルを申請せずオーバーパワーを使わなく、また、球の現在位置による困難性程度が設定値より小さく、スピンを使わない場合には単に前記クラブが属するセットに付与された正確性に対する適用能力値による基本インパクトゾーンが最終インパクトゾーンで決定される。そして、ギャンブル申請の要否またはオーバーパワー使用の要否または困難性程度またはスピン使用の要否により基本インパクトゾーンに各状況に応じて追加的に発生した追加調節値が反映されて、最終インパクトゾーンが決定される(S630)。
このように決められた最終インパクトゾーンにより能力値適用部24がインパクトゾーンの幅を調節する。
【0079】
一方、能力値のうちの危機管理能力値に対しても前記クラブが属するセットに付与された危機管理に対する適用能力値により危機管理適用テーブル134からリードされた基本ゲージ長さまたはインパクトゾーン追加調節値に基づいてスイングゲージの長さを調節するか、或いはインパクトゾーンを追加的に調節する。また、使用者がクラブの危機管理能力に対してもギャンブルを申請した場合にはギャンブルにより追加調節値を前記基本ゲージ長さやインパクトゾーン追加調節値に反映する。
【0080】
次に、前述したように最終的に決められた飛距離、ゲージ速度、インパクトゾーン調節値、ゲージ長さなどが実質的に適用されて、ショットが行われる過程について説明する。
図10に本発明の実施形態による能力値適用過程が示されている。
まず、能力値適用部24のゾーン調節モジュール242は能力値決定部23によって、最終的に決められたインパクトゾーン調節値によりスイングケージ上のインパクトゾーンの幅を調節して、長さ調節モジュール243が最終決められたゲージ長さによりスイングゲージの長さを調節する(S700〜S710)。図11にこのように調節されたスイングゲージが表示される画面が例示されている。
【0081】
このようにクラブの適用能力値によりスイングゲージが調節された後に、使用者が前記クラブを選択して、ショットのための第1操作信号を入力すれば、能力値適用部24の移動モジュール241がスイングゲージのスクロールバーを開始位置から前記クラブのスイング安定性による最終ゲージ速度で移動させ始める(S720〜S730)。次に、使用者が第2操作信号を入力すれば操作位置判別モジュール261が第2操作信号が入力された時点のスクロールバーの位置(記録位置)を検出する(S740〜S750)。これにより、ショット処理部26の球位置決定モジュール262が記録位置および能力値決定部24によって、決められた最終飛距離により実質的に球が移動する飛距離を最終的に決定する(S760)。例えば、クラブの適用能力値により決められた飛距離が100である場合、記録位置が100%に相当すれば飛距離を100として設定して、記録位置が50%に相当すれば飛距離を50で設定する。
【0082】
次に、使用者が第3操作信号を入力すれば移動したスクロールバーを停止させて、操作位置判別モジュール261がスクロールバーの停止位置を判別する(S770〜S780)。球位置決定モジュール262は、判別された停止位置による方向に球を能力値決定部23によって、最終的に決められた飛距離ほど移動させる。画面処理部25によって、球が飛んで行く移動軌跡が表示されながら、球が前記決められた方向に飛距離ほど移動して止めるようになる(S790〜S800)。
【0083】
前述したように、行われたゴルフゲームが終了した後ゲーム結果により使用者に能力ポイントが提供でき、これにより使用者は提供された能力ポイントを用いて、自分の能力値の飛距離、スイング安定性、スイング正確性、危機管理能力などを個別的に増加調節して、状況に応じて飛距離が優先であるクラブセットを選択するか、或いは安定性が優先であるクラブセットを選択するか、或いは正確性が優先であるクラブセットを選択するか、或いは危機管理能力が優先であるクラブセットを選択してゲームを行うことができる。使用者が能力ポイントにより自分の能力値のうちのパワーを増加させた場合には次に能力ポイントを上げて、スイング安定性や正確性や危機管理能力をより増加させるように、ゲームにより積極的に参加するようになる。
【0084】
一方、前述した実施形態はネットワークを通して、ゴルフゲームが行われることに基づいて記述されたが、本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムおよび方法はオフラインで行われるゴルフゲームにも適用できる。図12にオフラインに適用される本発明の他の実施形態によるゴルフゲームシステムの構造が例示されている。
【0085】
図12に例示するように、オフラインで適用される場合、本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムは使用者とのインターフェースのための使用者インターフェース部50´、インターフェース部50´から入力される信号に応じてゴルフゲームを遂行する制御部20´、ゴルフゲームのためのプログラムおよびゲーム進行関連データが保存されるメモリ部10´、制御部20´の制御により表示装置50上にゲーム進行事項が表示されるようにする表示処理部40を含むことができる。
【0086】
この場合、メモリ部10´は前述した実施形態によるデータベースサーバー10に含まれるデータが前記分類されたように保存でき、制御部20´は前記実施形態によるゲームサーバー20と評価サーバー30、そしてギャンブルサーバー40の構成要素を選択的に含んでゴルフゲームを進行できる。
【0087】
当業者ならば、オフラインで行われるゴルフゲームシステムの動作は前述した実施形態に基づいて実現できるので、ここでは詳細な説明を省略する。
また、前述したゴルフゲーム方法はコンピュータによって読取り可能な記録媒体に保存されるプログラム形態で実現できる。記録媒体としてはコンピュータによって読まれることができるデータが保存される全ての種類の記録装置が含まれることができ、例えば、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクなどがあって、またキャリヤウェーブ(例えば、インターネットを通した伝送)の形態に実現されることも含まれる。
【0088】
たとえ、本発明が最も実際的で望ましい実施形態を参照して説明されたとしても、本発明は前記開示された実施形態に限定されず、特許請求の範囲内に属する多様な変形および等価物も含む。
以上のように本発明の実施形態によれば、使用者がゲームの結果により付与される能力ポイントに基づいて、ゴルフゲームの勝率を左右する能力値を調節することによってゴルフゲームのより向上した面白さを提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明の実施形態によるゴルフゲームシステムの構造図である。
【図2】図1に示す適用値データベースの構成例である。
【図3】本発明の実施形態によるスイングゲージの例示図である。
【図4】図1に示す構成要素の具体的な構造図である。
【図5】本発明の実施形態によるゴルフゲーム方法の概略的な全体フローチャートである。
【図6】本発明の実施形態によるギャンブル過程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態による飛距離決定過程を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態による安定性決定過程を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態による正確性決定過程を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態による能力値適用過程を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態によるゴルフゲームによる画面例示図である。
【図12】本発明の他の実施形態によるゴルフゲームシステムの構造例示図である。
【符号の説明】
【0090】
10 ゲームデータベースサーバー
11 キャラクターデータベース
12 クラブデータベース
13 適用値データベース
14 等級データベース
15 ゲーム進行データベース
16 背景データベース
20 ゲームサーバー
30 評価サーバー
40 認証サーバー
50 インターフェースサーバー
100 ゴルフゲームシステム
200 ネットワーク
300 使用者端末機
【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)使用者にゴルフゲームのための能力値を付与する段階;
b)前記使用者に付与された使用者能力値に基づいて使用者が用いるクラブセットを提供する段階;
c)前記クラブセットに提供された適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める段階;
d)前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する段階
e)使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行する段階を含む、ゴルフゲーム方法。
【請求項2】
f)前記使用者のショットにより移動した球の位置および打数により点数を算出する段階;および
g)前記点数によりゲームの結果を判断し、ゲーム結果により使用者に前記使用者能力値を調節できる能力ポイントを選択的に付与する段階を含む、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項3】
前記クラブセットには、当該クラブを使用することに要求される要求能力値と、前記クラブを使用する時に適用される適用能力値が付与されている、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項4】
前記段階b)は、使用者が選択したクラブセットに付与された要求能力値と前記使用者の能力値を比較して、前記使用者能力値が要求能力値以上である場合にだけ前記クラブセットを使用者に提供する、請求項3に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項5】
前記使用者能力値、要求能力値および適用能力値は、球の飛距離を調節するパワー、ショットのスイング安定性およびスイング正確性、危機管理能力のうちの少なくとも一つを含む、請求項3に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項6】
前記スイングゲージは球がホールインするための最適の方向を示すインパクトゾーン、前記スイングゲージ内を移動するスクロールバーを含み、
前記段階c)は、
c−1)前記クラブセットに提供された適用能力値によりショットのための飛距離を決める段階;
c−2)前記クラブセットに提供された適用能力値によりショットのためのスイングゲージの移動速度を決める段階;
c−3)前記クラブセットに提供された適用能力値により前記スイングゲージのインパクトゾーンの幅を調節する段階;および
c−4)前記クラブセットに提供された適用能力値により前記スイングゲージの長さを調節する段階のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項7】
前記段階b)は使用者が選択したクラブセットに対して提供された適用能力値を上げるためのギャンブルを申請すれば、前記ギャンブルの成功の要否を判断する段階をさらに含み、
前記ギャンブルが成功された場合、前記段階c)は前記適用能力値と前記ギャンブル成功により設定された加算値に基づいて飛距離およびスイングゲージ調節値を決める、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項8】
前記段階b)は、使用者が選択したクラブセットに対して球を最大飛距離に移動させるオーバーパワーギャンブルを申請すれば、前記クラブセットにオーバーパワーギャンブルを記録する段階をさらに含み、
前記段階c)は、使用者がオーバーパワーギャンブルを申請すれば、前記クラブセットの適用能力値による前記オーバーパワーギャンブルによる加算値を反映して、飛距離およびスイングゲージ調節値を決める、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項9】
前記段階c−1)は、
前記使用者が前記クラブに対してギャンブルやオーバーパワーギャンブルを申請しない場合には、前記クラブが属するセットに付与された飛距離に対する適用能力値による基本飛距離を最終飛距離に決める段階;
前記使用者がクラブに対してギャンブルを申請した場合には、前記基本飛距離にギャンブルによる加算値が加算された結果値を最終飛距離に決める段階;および
前記使用者がクラブに対してギャンブルを申請してオーバーパワーギャンブル使用を要請した場合には、前記基本飛距離にギャンブルによる加算値、オーバーパワーギャンブルによる加算値が全て加算された結果値を最終飛距離に決める段階を含む、請求項6乃至請求項8のうちの何れか一項に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項10】
前記使用者の等級およびクラブの等級を判別する段階;および
前記使用者の等級とクラブの等級が一致しない場合、前記等級差による補償値を前記最終飛距離に反映する段階をさらに含む、請求項9に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項11】
前記段階c−2)は、
前記使用者が前記クラブの安定性に対してギャンブルを申請せずオーバーパワーを使わない場合には、前記クラブが属するセットに付与された安定性に対する適用能力値による基本ゲージ速度を最終ゲージ速度で決める段階;
前記使用者がクラブの安定性に対してギャンブルを申請した場合には、前記基本ゲージ速度にギャンブルによる加算値が加算された結果値を最終ゲージ速度で決める段階;
前記使用者がクラブの安定性に対してギャンブルを申請してオーバーパワーギャンブル使用を要請した場合には、前記基本ゲージ速度にギャンブルによる加算値、オーバーパワーギャンブルによる加算値が全て加算された結果値を最終ゲージ速度で決め、前記オーバーパワーギャンブルによる加算値は“−”値である段階を含む、請求項6乃至請求項8のうちの何れか一項に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項12】
前記段階c−3)は、
前記使用者が前記クラブの正確性に対してギャンブルを申請せずオーバーパワーを使わない場合、前記クラブが属するセットに付与された正確性に対する適用能力値による基本インパクトゾーンを最終インパクトゾーンで決める段階;
前記クラブに対するギャンブル申請の要否またはオーバーパワー使用の要否により前記基本インパクトゾーンに追加調節値を反映して、最終インパクトゾーンを決定する段階を含む、請求項6乃至請求項8のうちの何れか一項に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項13】
球が位置している地形を判別して地形による困難性程度を算出する段階;および
前記困難性程度が設定値を超える場合には、前記困難性程度によりインパクトゾーン追加調節値を前記基本インパクトゾーンに反映して、最終インパクトゾーンを決定する段階をさらに含む、請求項12に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項14】
使用者が球を回転させるためのスピンを使うかを判断する段階;および
前記使用者がスピンを使用する場合、前記スピン使用によるインパクトゾーンを追加調節値を前記基本インパクトゾーンに反映して、最終インパクトゾーンを決定する段階をさらに含む、請求項12に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項15】
前記オーバーパワーは1回使用可能であり、前記使用者がゴルフコース上で設定単位のホールを移動する時までも前記オーバーパワーを使わなければ、前記オーバーパワー使用可能回数を増加させる、請求項8に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項16】
前記ギャンブルの成功確率は使用者別に異なって設定され、前記成功確率は使用者がゲームに参加した回数により変わる、請求項7に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項17】
クラブセット別に当該クラブを使用することに要求される要求能力値、前記クラブを使用することに適用される適用能力値が貯蔵されているクラブデータベース;
使用者の能力値と前記使用者が選択したクラブセットの要求能力値により前記使用者にクラブセットを提供するクラブ選択部;
前記使用者に提供されたクラブセットの適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める能力値決定部;
前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する能力値適用部;および
前記使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行するショット処理部を含む、ゴルフゲームシステム。
【請求項18】
前記能力値決定部は、
前記使用者が選択したクラブセットの適用能力値によりショットのための飛距離を決める飛距離決定モジュール;
前記クラブセットの適用能力値によりショットのためのスイングゲージの移動速度を決める安定性決定モジュール;
前記クラブセットの適用能力値により前記スイングゲージのインパクトゾーンの幅を調節する正確性決定モジュール;および
前記クラブセットの適用能力値により前記スイングゲージの長さを調節する危機管理決定モジュールを含む、請求項17に記載のゴルフゲームシステム。
【請求項19】
使用者別にゲーム参加回数が貯蔵されており、それによるギャンブルの成功の要否を決める成功確率が貯蔵されているギャンブル決定データベース;および
各適用能力値変数別にギャンブル時適用される加算値が貯蔵されているギャンブル適用データベース;
使用者が所定クラブに対して前記クラブの適用能力値以上である能力値が適用されるようにするギャンブルを申請すれば、前記使用者の成功確率に基づいてギャンブル成功の要否を決めるギャンブル決定部;および
前記使用者別にギャンブルしたクラブ識別番号、ギャンブル成功の要否を含む情報が貯蔵されるギャンブル申請データベースをさらに含む、請求項17に記載のゴルフゲームシステム。
【請求項20】
前記球が移動して、位置する位置および打数により点数を算出して、前記点数によるゲーム結果に基づいて前記使用者に能力ポイントを提供するポイント提供部;および
前記能力ポイントにより使用者能力値調節のためのレベルを変更させるレベル調節部をさらに含む、請求項17に記載のゴルフゲームシステム。
【請求項21】
前記ゴルフゲームシステムは、ネットワークを通して、少なくとも一つ以上の使用者端末機と連結して、使用者の端末機でゴルフゲームサービスを提供する、請求項17に記載のゴルフゲームシステム。
【請求項22】
a)使用者にゴルフゲームのための能力値を付与する機能;
b)前記使用者に付与された使用者能力値に基づいて使用者が用いるクラブセットを提供する機能;
c)前記クラブセットに提供された適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める機能;
d)前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する機能;
e)使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させてゴルフゲームを遂行する機能
を含む、プログラムが貯蔵された記録媒体。
【請求項1】
a)使用者にゴルフゲームのための能力値を付与する段階;
b)前記使用者に付与された使用者能力値に基づいて使用者が用いるクラブセットを提供する段階;
c)前記クラブセットに提供された適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める段階;
d)前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する段階
e)使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行する段階を含む、ゴルフゲーム方法。
【請求項2】
f)前記使用者のショットにより移動した球の位置および打数により点数を算出する段階;および
g)前記点数によりゲームの結果を判断し、ゲーム結果により使用者に前記使用者能力値を調節できる能力ポイントを選択的に付与する段階を含む、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項3】
前記クラブセットには、当該クラブを使用することに要求される要求能力値と、前記クラブを使用する時に適用される適用能力値が付与されている、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項4】
前記段階b)は、使用者が選択したクラブセットに付与された要求能力値と前記使用者の能力値を比較して、前記使用者能力値が要求能力値以上である場合にだけ前記クラブセットを使用者に提供する、請求項3に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項5】
前記使用者能力値、要求能力値および適用能力値は、球の飛距離を調節するパワー、ショットのスイング安定性およびスイング正確性、危機管理能力のうちの少なくとも一つを含む、請求項3に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項6】
前記スイングゲージは球がホールインするための最適の方向を示すインパクトゾーン、前記スイングゲージ内を移動するスクロールバーを含み、
前記段階c)は、
c−1)前記クラブセットに提供された適用能力値によりショットのための飛距離を決める段階;
c−2)前記クラブセットに提供された適用能力値によりショットのためのスイングゲージの移動速度を決める段階;
c−3)前記クラブセットに提供された適用能力値により前記スイングゲージのインパクトゾーンの幅を調節する段階;および
c−4)前記クラブセットに提供された適用能力値により前記スイングゲージの長さを調節する段階のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項7】
前記段階b)は使用者が選択したクラブセットに対して提供された適用能力値を上げるためのギャンブルを申請すれば、前記ギャンブルの成功の要否を判断する段階をさらに含み、
前記ギャンブルが成功された場合、前記段階c)は前記適用能力値と前記ギャンブル成功により設定された加算値に基づいて飛距離およびスイングゲージ調節値を決める、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項8】
前記段階b)は、使用者が選択したクラブセットに対して球を最大飛距離に移動させるオーバーパワーギャンブルを申請すれば、前記クラブセットにオーバーパワーギャンブルを記録する段階をさらに含み、
前記段階c)は、使用者がオーバーパワーギャンブルを申請すれば、前記クラブセットの適用能力値による前記オーバーパワーギャンブルによる加算値を反映して、飛距離およびスイングゲージ調節値を決める、請求項1に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項9】
前記段階c−1)は、
前記使用者が前記クラブに対してギャンブルやオーバーパワーギャンブルを申請しない場合には、前記クラブが属するセットに付与された飛距離に対する適用能力値による基本飛距離を最終飛距離に決める段階;
前記使用者がクラブに対してギャンブルを申請した場合には、前記基本飛距離にギャンブルによる加算値が加算された結果値を最終飛距離に決める段階;および
前記使用者がクラブに対してギャンブルを申請してオーバーパワーギャンブル使用を要請した場合には、前記基本飛距離にギャンブルによる加算値、オーバーパワーギャンブルによる加算値が全て加算された結果値を最終飛距離に決める段階を含む、請求項6乃至請求項8のうちの何れか一項に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項10】
前記使用者の等級およびクラブの等級を判別する段階;および
前記使用者の等級とクラブの等級が一致しない場合、前記等級差による補償値を前記最終飛距離に反映する段階をさらに含む、請求項9に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項11】
前記段階c−2)は、
前記使用者が前記クラブの安定性に対してギャンブルを申請せずオーバーパワーを使わない場合には、前記クラブが属するセットに付与された安定性に対する適用能力値による基本ゲージ速度を最終ゲージ速度で決める段階;
前記使用者がクラブの安定性に対してギャンブルを申請した場合には、前記基本ゲージ速度にギャンブルによる加算値が加算された結果値を最終ゲージ速度で決める段階;
前記使用者がクラブの安定性に対してギャンブルを申請してオーバーパワーギャンブル使用を要請した場合には、前記基本ゲージ速度にギャンブルによる加算値、オーバーパワーギャンブルによる加算値が全て加算された結果値を最終ゲージ速度で決め、前記オーバーパワーギャンブルによる加算値は“−”値である段階を含む、請求項6乃至請求項8のうちの何れか一項に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項12】
前記段階c−3)は、
前記使用者が前記クラブの正確性に対してギャンブルを申請せずオーバーパワーを使わない場合、前記クラブが属するセットに付与された正確性に対する適用能力値による基本インパクトゾーンを最終インパクトゾーンで決める段階;
前記クラブに対するギャンブル申請の要否またはオーバーパワー使用の要否により前記基本インパクトゾーンに追加調節値を反映して、最終インパクトゾーンを決定する段階を含む、請求項6乃至請求項8のうちの何れか一項に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項13】
球が位置している地形を判別して地形による困難性程度を算出する段階;および
前記困難性程度が設定値を超える場合には、前記困難性程度によりインパクトゾーン追加調節値を前記基本インパクトゾーンに反映して、最終インパクトゾーンを決定する段階をさらに含む、請求項12に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項14】
使用者が球を回転させるためのスピンを使うかを判断する段階;および
前記使用者がスピンを使用する場合、前記スピン使用によるインパクトゾーンを追加調節値を前記基本インパクトゾーンに反映して、最終インパクトゾーンを決定する段階をさらに含む、請求項12に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項15】
前記オーバーパワーは1回使用可能であり、前記使用者がゴルフコース上で設定単位のホールを移動する時までも前記オーバーパワーを使わなければ、前記オーバーパワー使用可能回数を増加させる、請求項8に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項16】
前記ギャンブルの成功確率は使用者別に異なって設定され、前記成功確率は使用者がゲームに参加した回数により変わる、請求項7に記載のゴルフゲーム方法。
【請求項17】
クラブセット別に当該クラブを使用することに要求される要求能力値、前記クラブを使用することに適用される適用能力値が貯蔵されているクラブデータベース;
使用者の能力値と前記使用者が選択したクラブセットの要求能力値により前記使用者にクラブセットを提供するクラブ選択部;
前記使用者に提供されたクラブセットの適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める能力値決定部;
前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する能力値適用部;および
前記使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させて、ゴルフゲームを遂行するショット処理部を含む、ゴルフゲームシステム。
【請求項18】
前記能力値決定部は、
前記使用者が選択したクラブセットの適用能力値によりショットのための飛距離を決める飛距離決定モジュール;
前記クラブセットの適用能力値によりショットのためのスイングゲージの移動速度を決める安定性決定モジュール;
前記クラブセットの適用能力値により前記スイングゲージのインパクトゾーンの幅を調節する正確性決定モジュール;および
前記クラブセットの適用能力値により前記スイングゲージの長さを調節する危機管理決定モジュールを含む、請求項17に記載のゴルフゲームシステム。
【請求項19】
使用者別にゲーム参加回数が貯蔵されており、それによるギャンブルの成功の要否を決める成功確率が貯蔵されているギャンブル決定データベース;および
各適用能力値変数別にギャンブル時適用される加算値が貯蔵されているギャンブル適用データベース;
使用者が所定クラブに対して前記クラブの適用能力値以上である能力値が適用されるようにするギャンブルを申請すれば、前記使用者の成功確率に基づいてギャンブル成功の要否を決めるギャンブル決定部;および
前記使用者別にギャンブルしたクラブ識別番号、ギャンブル成功の要否を含む情報が貯蔵されるギャンブル申請データベースをさらに含む、請求項17に記載のゴルフゲームシステム。
【請求項20】
前記球が移動して、位置する位置および打数により点数を算出して、前記点数によるゲーム結果に基づいて前記使用者に能力ポイントを提供するポイント提供部;および
前記能力ポイントにより使用者能力値調節のためのレベルを変更させるレベル調節部をさらに含む、請求項17に記載のゴルフゲームシステム。
【請求項21】
前記ゴルフゲームシステムは、ネットワークを通して、少なくとも一つ以上の使用者端末機と連結して、使用者の端末機でゴルフゲームサービスを提供する、請求項17に記載のゴルフゲームシステム。
【請求項22】
a)使用者にゴルフゲームのための能力値を付与する機能;
b)前記使用者に付与された使用者能力値に基づいて使用者が用いるクラブセットを提供する機能;
c)前記クラブセットに提供された適用能力値により球の飛距離およびショットのためのスイングゲージ調節値を決める機能;
d)前記スイングゲージ調節値によりスイングゲージを調節する機能;
e)使用者が前記スイングゲージを操作すれば、前記操作により決定される移動方向に球を移動させながら前記球を前記適用能力値による飛距離ほど移動させてゴルフゲームを遂行する機能
を含む、プログラムが貯蔵された記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2007−526075(P2007−526075A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−501715(P2007−501715)
【出願日】平成17年3月4日(2005.3.4)
【国際出願番号】PCT/KR2005/000613
【国際公開番号】WO2005/086053
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年3月4日(2005.3.4)
【国際出願番号】PCT/KR2005/000613
【国際公開番号】WO2005/086053
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
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