説明

サーバ、プログラム、ネットワークシステム及びアイコン表示方法

【課題】端末装置においてフォルダ及び/又はファイルの属性を直感的に把握することができるようにする。
【解決手段】端末装置2は、ユーザによりフォルダを指定する操作が行われると、当該フォルダのユニークIDを含むインデックス取得要求をストレージサーバ3へ送信する。ストレージサーバ3は、インデックス取得要求を受信すると、インデックス取得要求に含まれるユニークIDのフォルダに属するフォルダ等を特定し、これらのサイズを幅に反映させた表示形態でフォルダ等それぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示するためのアイコン表示データを、ユニークID/アイコン表示データ対応情報313から取得し、特定したフォルダのフォルダインデックス等及びアイコン表示データを端末装置2へ送信する。端末装置2は、フォルダインデックス等及びアイコン表示データを受信すると、アイコン表示データに基づいてアイコンを連続して並べて表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アイコンを画面表示する技術に関し、特に、フォルダ等の属性をアイコンの表示形態へ反映するサーバ、プログラム、ネットワークシステム及びアイコン表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パーソナルコンピュータ(パソコン)などの、ネットワークに接続可能な端末装置で扱うデータを、ネットワーク上のサーバに保存できるようにしたネットワークシステムが知られている。この種のネットワークシステムでは、パソコン等の端末装置がサーバにアクセスしログインすることで、サーバから当該端末装置へデータが送信される。端末装置は、サーバから送信されたデータを受信することで、それを自身のモニタに表示する。サーバに保存されるデータは、ユーザ毎のデータ領域内に階層的に保存されるのが一般的であり、例えば、下位フォルダ、下位ファイルとして扱われる。
【0003】
パソコン等の端末装置において、フォルダ及びファイルに関する表示方法には、ファイル名とサイズ(データ容量)を表示する方法、フォルダのアイコン並びにファイル名及びサイズのアイコンとして表示する方法などが一般的である。また、フォルダ及びファイルをアイコンとして表示する場合、フォルダ及びファイルのアイコンを平面上に並べて配置するのが一般的であるが、例えば特許文献1に記載されているように、フォルダ及びファイルのアイコンをリング状に並べて配置し、1つずつ日捲り式に順送りするようにしたものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7,581,186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したフォルダ及びファイルの表示方法では、例えばフォルダ及びファイルのサイズを把握するにはアイコンと共に表示される数値を見るしかなく、直感的に把握することが難しい。そのため、フォルダサイズ及びファイルサイズを正確に把握することなくサーバからデータをダウンロードすると、場合によってはダウンロードに時間がかかってしまい、特に従量制課金の場合、通信費が嵩んでしまう。このように、ユーザは、フォルダ及びファイルに関するサイズ等の属性をそのアイコン表示によって直感的に把握することができれば、便利であり操作性が格段に向上する。
【0006】
そこで、本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、フォルダ及び/又はファイルに関する属性を直感的に把握することができるサーバ、プログラム、ネットワークシステム及びアイコン表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1のサーバの発明は、表示部を備えた端末装置、及び前記端末装置によりアクセス可能なフォルダを備えたサーバがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおける前記サーバであって、フォルダ及びファイルの属性を示す属性データと、フォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれの前記属性データを反映させた表示形態で前記フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示するためのアイコン表示データと、が対応して記憶された記憶部と、前記端末装置により指定されたフォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれについて、前記フォルダ及びファイルの属性を示す属性データに対応したアイコン表示データを、前記記憶部から取得するアイコン表示データ取得部と、前記アイコン表示データ取得部で取得されたアイコン表示データを、前記端末装置へ送信するアイコン表示データ送信部と、備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2のサーバの発明は、請求項1のサーバの発明において、前記フォルダの属性を示す属性データは、フォルダに属するファイルの大きさを合計した値であるフォルダサイズであり、前記ファイルの属性を示す属性データは、ファイルの大きさを示す値であるファイルサイズであり、前記アイコン表示データは、前記フォルダサイズ及び前記ファイルサイズをアイコンの厚みに反映させた表示データである、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3のプログラムの発明は、コンピュータを、請求項1又は2に記載のサーバとして機能させることを特徴とする。
【0010】
請求項4のプログラムの発明は、請求項1又は請求項2に記載のサーバと通信可能な端末装置に用いるプログラムであって、前記端末装置を構成するコンピュータに、ユーザが指定したフォルダを一意に特定するための情報を前記サーバへ送信するステップと、前記情報の送信後、前記サーバから送信される、前記フォルダに属するフォルダ及びファイルのアイコン表示データを受信するステップと、前記受信したアイコン表示データを表示部に表示するステップと、を実行させることを特徴とする。
【0011】
請求項5のプログラムの発明は、請求項1又は請求項2に記載のサーバと通信可能な端末装置に用いるプログラムであって、前記端末装置を構成するコンピュータに、前記サーバから送信される、前記フォルダ及びファイルのアイコン表示データを受信するステップと、前記受信したアイコン表示データを記憶部に格納するステップと、ユーザの操作に従って、前記記憶部からアイコン表示データを読み出し、前記アイコン表示データを表示部に表示するステップと、を実行させることを特徴とする。
【0012】
請求項6のネットワークシステムの発明は、表示部を備えた端末装置、及び前記端末装置によりアクセス可能なフォルダを備えたサーバがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、前記端末装置は、前記ユーザによりフォルダを指定する操作が行われると、当該フォルダを一意に特定する特定情報を送信する特定情報送信部と、前記サーバから送信されたアイコン表示データを表示するデータ表示部と、を備え、前記サーバは、フォルダ及びファイルの属性を示す属性データと、フォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれの前記属性データを反映させた表示形態で前記フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示するためのアイコン表示データと、が対応して記憶された記憶部と、前記端末装置により送信された特定情報に基づいて、当該特定情報により特定されるフォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれについて、前記フォルダ及びファイルの属性を示す属性データに対応したアイコン表示データを、前記記憶部から取得するアイコン表示データ取得部と、前記アイコン表示データ取得部で取得されたアイコン表示データを、前記端末装置へ送信するアイコン表示データ送信部と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項7のネットワークシステムの発明は、請求項6のネットワークシステムの発明において、前記フォルダの属性を示す属性データは、フォルダに属するファイルの大きさを合計した値であるフォルダサイズであり、前記ファイルの属性を示す属性データは、ファイルの大きさを示す値であるファイルサイズであり、前記アイコン表示データは、前記フォルダサイズ及び前記ファイルサイズをアイコンの厚みに反映させた表示データである、ことを特徴とする。
【0014】
請求項8のアイコン表示方法の発明は、アイコンを表示する表示部を備えた端末装置、及び前記端末装置によりアクセス可能なフォルダを備えたサーバがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおけるアイコン表示方法であって、前記サーバは、フォルダ及びファイルの属性を示す属性データと、フォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれの前記属性データを反映させた表示形態で前記フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示するためのアイコン表示データと、が対応して記憶された記憶部を備え、前記端末装置が、前記ユーザによりフォルダを指定する操作が行われると、当該フォルダを一意に特定する特定情報を送信するステップと、前記サーバが、前記端末装置から送信された特定情報に基づいて、当該特定情報により特定されるフォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれについて、前記フォルダ及びファイルの属性を示す属性データに対応したアイコン表示データを、前記記憶部から取得するステップと、前記サーバが、前記アイコン表示データを前記端末装置へ送信するステップと、前記端末装置が、前記サーバから送信されたアイコン表示データを表示するステップと、を有することを特徴とする。
【0015】
請求項9のアイコン表示方法の発明は、請求項8のアイコン表示方法の発明において、前記フォルダの属性を示す属性データは、フォルダに属するファイルの大きさを合計した値であるフォルダサイズであり、前記ファイルの属性を示す属性データは、ファイルの大きさを示す値であるファイルサイズであり、前記アイコン表示データは、前記フォルダサイズ及び前記ファイルサイズをアイコンの厚みに反映させた表示データである、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、フォルダ等の属性をアイコンの表示形態へ反映させるようにしたので、フォルダ等の属性を直感的に把握することができる。これにより、ユーザは、例えば、ファイルをダウンロードするか否かを容易にかつ短時間で判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例によるネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】ストレージサーバの概略構成を示すブロック図である。
【図4】ストレージサーバのデータベースに構築されるフォルダインデックス及びファイルインデックスの一例を示す図である。
【図5】ストレージサーバのデータベースに構築されるユニークID/アイコン表示データ対応情報の一例を示す図である。
【図6】ストレージサーバのアイコン表示変換テーブル記憶部に記憶されるアイコン表示変換テーブルの一例を示す図である。
【図7】ネットワークシステムのアイコン表示時のシーケンスを示す図である。
【図8】端末装置のフォルダリスト表示処理を示すフローチャートである。
【図9】階層構造で表示されたフォルダリストの一例を示す図である。
【図10】アイコンの表示例を示す図である。
【図11】ストレージサーバのアイコン表示データ送信処理を示すフローチャートである。
【図12】ストレージサーバのユニークID/アイコン表示データ対応情報生成処理を示すフローチャートである。
【図13】アイコンの他の表示例(1)を示す図である。
【図14】アイコンの他の表示例(2)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
【0019】
本発明の実施例は、表示部を備えた端末装置と、通信網を介して端末装置と双方向通信を行うストレージサーバ(サーバ)と、を備えたネットワークシステムを想定しており、ストレージサーバ上で端末装置のユーザに割り当てられたデータ領域(フォルダ)内に階層的に保存されている各データ(下位フォルダ・ファイル)について、それぞれのサイズを反映させたアイコンを端末装置の表示部に連続して並べて表示する例である。
【0020】
図1は、本発明の実施例によるネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。同図において、本発明の実施例によるネットワークシステム1は、スマートフォンとも呼ばれ、通常の音声通話の通信機能の他にネットワーク機能、スケジュール機能、個人情報管理機能などの多種多様な機能を備えた端末装置2と、移動体通信網50及びインターネット60を介して端末装置2と双方向通信を行うストレージサーバ3と、を備える。移動体通信網50とインターネット60との間には図示しないゲートウェイが設けられており、異なるネットワーク間の接続を可能にしている。
【0021】
以下、端末装置2及びストレージサーバ3のそれぞれについて詳細に説明する。
(端末装置2の構成)
図2は、端末装置2の概略構成を示すブロック図である。同図において、端末装置2は、通信部21と、アンテナ22と、操作部23と、操作信号生成部24と、表示部25と、画像生成部26と、音声入出力部27と、記憶部28と、信号処理部29とを備える。通信部21は、送信部211と受信部212とで構成され、主に移動体通信網50に接続して他の端末装置や図示しない携帯電話などとの間における音声の送受信を行うとともに、移動体通信網50を介してインターネット60に接続してストレージサーバ3との間でデータの送受信を行う。インターネット60を使用したネットワーク上のデータのやりとりに必要なプロトコルとして、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)及びHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いている。
【0022】
操作部23は、端末装置2を操作するための入力を行うものであり、表示部25の画面上に配置して使用するタッチパッド(図示略)を有し、このタッチパッドに触れた位置の座標情報を出力する。操作信号生成部24は、操作部23から出力された座標情報に基づいて操作信号を生成し、通信部21及び信号処理部29へ出力する。表示部25は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示器を有し、端末装置2の使用時における各種表示を行う。画像生成部26は、信号処理部29で生成された表示データから画像を生成し、表示部25に表示する。音声入出力部27は、図示しないマイクとスピーカを有し、音声通話のための音声信号の入出力を行う。記憶部28は、ストレージサーバ3などのWebサーバよりダウンロードされた各種アプリケーションや表示データ(フォルダリストのアイコン表示データを含む)、フォルダインデックス及びファイルインデックス等の端末装置2で扱う全てのデータの記憶を行う。
【0023】
信号処理部29は、端末装置2における信号処理を行うものであり、通常の音声通話のときは、通信部21の受信部212から出力された受信信号よりデータを復号し、復号後の音声データを音声入出力部27へ出力し、また、音声入出力部27から出力された音声信号を符号化し、符号化後の音声データを通信部21の送信部211へ出力する。また、信号処理部29は、通信部21の受信部212から出力された受信信号から画像データ等の音声データ以外のデータを復号したときは、そのデータを記憶部28に記憶する。また、信号処理部29は、操作信号生成部24からアプリケーションを実行する操作信号が出力されると、記憶部28から該当するアプリケーションを取得し、取得したアプリケーションを実行する。例えば、操作信号生成部24からフォルダのリストを表示する操作信号が出力された場合、記憶部28に記憶されているフォルダリストのアイコン表示データを読み出して画像生成部26へ出力する。その後、ユーザがフォルダを指定する操作を行い、これによって操作信号生成部24からフォルダを指定する操作信号が出力されると、当該フォルダのユニークID(フォルダを一意に特定する特定情報であり、フォルダ毎に付与されている)を含むインデックス取得要求を通信部21の送信部211へ出力する。このとき、送信部211からインデックス取得要求がストレージサーバ3へ送信される。インデックス取得要求を送信した後、通信部21の受信部212でフォルダインデックス等及びアイコン表示データが受信されると、フォルダインデックス等及びアイコン表示データを記憶部28に記憶するとともに、画像生成部26へ出力する。記憶部28に記憶されているアイコン表示データは、フォルダ及びファイルのサイズに反映したアイコンを表示するものである。フォルダ及びファイルのサイズが反映されたフォルダ及びファイルのアイコンを表示することで、ユーザは直感的にフォルダ及びファイルのサイズを把握することができる。
【0024】
なお、信号処理部29及び送信部211は特定情報送信部70を構成し、表示部25、画像生成部26及び信号処理部29はデータ表示部71を構成する。
【0025】
(ストレージサーバ3の構成)
図3は、ストレージサーバ3の概略構成を示すブロック図である。同図において、ストレージサーバ3は、データベース31と、通信部32と、受信データ処理部33と、アイコン表示データ取得部34と、アイコン表示変換テーブル記憶部35と、送信データ生成部36とを備える。データベース31には、フォルダインデックス311と、ファイルインデックス312と、ユニークID/アイコン表示データ対応情報313とが記憶されている。また、データベース31は、端末装置2毎のユーザに割り当てられたデータ領域(フォルダ)を有し、ユーザ毎のデータ領域にそれぞれのユーザのデータを記憶する。
【0026】
図4は、データベース31に構築されるフォルダインデックス311及びファイルインデックス312の一例を示す図である。同図において、(a)がフォルダインデックス311、(b)がファイルインデックス312である。(a)のフォルダインデックス311は、ユニークID:a1、フォルダサイズ:b1、ハッシュ値:c1、Eタグ:d1、フォルダ名:e1、フォルダパス:f1、更新日時:g1の各属性から構成される。1つのフォルダに対して1つのフォルダインデックスが存在する。ユニークIDは、フォルダを一意に特定するための値であり、フォルダ毎に異なる値が付与される。フォルダサイズは、フォルダの大きさを示す値であり、ハッシュ値は、ハッシュ関数により得られたフォルダに関するデータの関数値である。Eタグは、フォルダが操作されたときに新たに付与される値である。フォルダ名は、フォルダの名称であり、フォルダパスは、フォルダの所在を示すアドレスであり、更新日時は、フォルダインデックスが新たに生成され又は更新されたときの日時である。尚、フォルダインデックスが新たに生成される場合、新たなユニークIDが付与され、フォルダインデックスが更新される場合、フォルダインデックスのユニークIDは、以前と同じ値が用いられる。
【0027】
(b)のファイルインデックス312は、ユニークID:a2、ファイルサイズ:b2、ハッシュ値:c2、Eタグ:d2、ファイル名:e2、ファイルパス:f2、更新日時:g2の各属性から構成される。1つのファイルに対して1つのファイルインデックスが存在する。ユニークIDは、ファイルを一意に特定するための値であり、ファイル毎に異なる値が付与される。ファイルサイズは、ファイルの大きさを示す値であり、ハッシュ値は、ハッシュ関数により得られたファイルデータの関数値である。Eタグは、ファイルが操作されたときに新たに付与される値である。ファイル名は、ファイルの名称であり、ファイルパスは、ファイルの所在を示すアドレスであり、更新日時は、ファイルインデックスが新たに生成され又は更新された日時である。尚、フォルダインデックスと同様に、ファイルインデックスが新たに生成される場合、新たなユニークIDが付与され、ファイルインデックスが更新される場合、ファイルインデックスのユニークIDは、以前と同じ値が用いられる。
【0028】
図5は、データベース31に構築されるユニークID/アイコン表示データ対応情報313の一例を示す図である。同図に示すように、ユニークID/アイコン表示データ対応情報313は、フォルダ又はファイルのユニークIDとアイコン表示データとを対応付けて記憶した情報である。
【0029】
図6は、アイコン表示変換テーブル記憶部35に記憶されるアイコン表示変換テーブル351の一例を示す図である。同図に示すように、アイコン表示変換テーブル351は、データサイズとアイコン表示データとを対応付けたものである。例えば、データサイズが500KBまではicon_01のアイコン表示データが、データサイズが1MBまではicon_02のアイコン表示データが、データサイズが10MBまではicon_03のアイコン表示データがそれぞれ対応付けられている。
【0030】
図3に戻り、通信部32は、送信部322と受信部321とで構成され、主にゲートウェイ(図示略)を介して移動体通信網50に接続された端末装置2などとの間でデータの送受信を行う。インターネット60を使用したネットワーク上のデータのやりとりに必要なプロトコルとして、例えばTCP/IP及びHTTPを用いている。通信部32は、TCP/IPを使用して端末装置2との間の通信路を開設し、HTTPを使用してデータの送受信を行う。受信データ処理部33は、通信部32の受信信号からデータを復号し、復号したデータより端末装置2からのインデックス取得要求のリクエストの有無を判定する。インデックス取得要求のリクエストがあれば、そのリクエストをアイコン表示データ取得部34へ出力する。
【0031】
アイコン表示データ取得部34は、次のような処理を行う。(1)インデックス取得要求のリクエストを入力することでデータベース31に記憶されているフォルダインデックス311を参照し、インデックス取得要求に含まれるユニークIDに対応したフォルダパスを取得する。(2)該当するフォルダパスを取得した後、フォルダインデックス311及びファイルインデックス312を参照し、取得したフォルダパスを直近上位に持つフォルダパスを検索する。(3)取得したフォルダパスを直近上位に持つフォルダパスの検索後、該当するフォルダパスがあれば、その下位層のフォルダ等のユニークIDを特定する。(4)フォルダインデックス311及びファイルインデックス312を参照して、特定した下位層のフォルダ等のユニークIDを持つフォルダインデックス311及び/又はファイルインデックス312を取得する。(5)ユニークID/アイコン表示データ対応情報313を参照し、特定した下位層のフォルダ等のユニークIDからフォルダ及び/又はファイルのアイコン表示データを取得する。(6)取得したフォルダインデックス等及びアイコン表示データを送信データ生成部36へ出力する。
【0032】
アイコン表示データ取得部34は、さらに次のような処理も行う。(1)フォルダインデックス311又はファイルインデックス312の新規生成又は更新時にフォルダインデックス311又はファイルインデックス312からそのユニークIDを検索する。(2)ユニークIDが見つかった場合に当該フォルダインデックス311又はファイルインデックス312からフォルダサイズ又はファイルサイズを取得する。(3)アイコン表示変換テーブル351からフォルダ又はファイルのデータサイズに対応したアイコン表示データを取得する。(4)フォルダ又はファイルのユニークIDとアイコン表示データをユニークID/アイコン表示データ対応情報313に格納する。
【0033】
送信データ生成部36は、アイコン表示データ取得部34から出力されたアイコン表示データを含む送信データを生成し、通信部32へ出力する。通信部32は、送信データ生成部36から出力された送信データを端末装置2に向けて送信する。
【0034】
なお、送信データ生成部36及び送信部322はアイコン表示データ送信部80を構成する。また、データベース31は記憶部に対応する。
【0035】
(ネットワークシステム1の動作)
次に、本発明の実施例によるネットワークシステム1の動作について説明する。図7は、ネットワークシステム1のアイコン表示時のシーケンスを示す図である。端末装置2において、ユーザが端末装置2の表示部25の画面上をタップ(液晶を1回叩く操作)して、表示部25に表示されているフォルダの中で所望のフォルダを選択すると、端末装置は、当該フォルダのユニークIDを含むインデックス取得要求をHTTPに従ってストレージサーバ3へ送信する。
【0036】
ストレージサーバ3は、端末装置2からHTTPに従ってインデックス取得要求を受信すると、当該インデックス取得要求に含まれるユニークIDを取得し、取得したユニークIDに基づいて、下位層のフォルダインデックス及びファイルインデックスを取得する。そして、取得した下位層のフォルダインデックス及びファイルインデックスに基づき下位層のフォルダ及びファイルのアイコン表示データを取得し、HTTPに従ってフォルダインデックス等とともに端末装置2へ送信する。
【0037】
(端末装置2の処理)
次に、端末装置2のフォルダリスト表示処理について詳細に説明する。図8は、端末装置2のフォルダリスト表示処理を示すフローチャートである。同図において、信号処理部29は、操作信号生成部24から出力される操作信号に基づきフォルダリストを表示する操作が行われたか否か判定する(ステップS10)。この判定において、フォルダリストを表示する操作が行われていない場合(ステップS10:NO)、他の処理を行い(ステップS11)、本処理を終了する。一方、フォルダリストを表示する操作が行われた場合(ステップS10:YES)、信号処理部29は、記憶部28から表示データを読み込み、それを画像生成部26へ出力する。画像生成部26は、信号処理部29から出力された表示データに基づき、表示部25にフォルダリストを表示する(ステップS12)。このとき表示部25には、階層構造でフォルダリストが表示される。
【0038】
図9は、階層構造で表示されたフォルダリストの一例を示す図である。同図に示すフォルダ200の下位にはフォルダ201〜204とファイル205が存在している。
【0039】
図8に戻り、信号処理部29は、階層構造でフォルダリストを表示した後、操作信号生成部24から出力される操作信号に基づきフォルダ指定操作が行われたか否かを判定する(ステップS13)。この判定において、フォルダ指定操作が行われていない場合(ステップS13:NO)、フォルダ指定操作が行われるまでこのステップS13の判定を繰り返す。これに対し、フォルダ指定操作が行われた場合(ステップS13:YES)、信号処理部29は、記憶部28から当該フォルダのフォルダインデックスに含まれるユニークIDを読み出し、フォルダのユニークIDを含むインデックス取得要求を生成し、ストレージサーバ3へ送信する(ステップS14)。すなわち、ユーザが表示部25に表示されたフォルダリストの中から所望のフォルダを指定すると、このときの操作に応じた操作信号が操作信号生成部24から出力され、信号処理部29は、その操作信号を入力することでフォルダ指定操作が有ったと判定し、当該フォルダのユニークIDを含むインデックス取得要求を生成してストレージサーバ3へ送信する。
【0040】
信号処理部29は、インデックス取得要求をストレージサーバ3へ送信した後、ストレージサーバ3からフォルダインデックス等及びアイコン表示データが送信されてくるのを待つ。この間、フォルダインデックス等及びアイコン表示データを受信できたか否かを判定し(ステップS15)、当該アイコン表示データが受信できないと判定した場合(ステップS15:NO)、当該アイコン表示データを受信できるまでこのステップS15の判定を繰り返す。これに対し、フォルダインデックス等及びアイコン表示データを受信できたと判定した場合(ステップS15:YES)、受信したフォルダインデックス等及びアイコン表示データを記憶部28に格納する(ステップS16)。次いで、信号処理部29は、受信したフォルダインデックス等及びアイコン表示データを画像生成部26へ出力する(ステップS17)。画像生成部26は、アイコン表示データに基づいて、フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示部25に表示する。このとき、表示部25には、フォルダ及びファイルのサイズを反映したアイコンが連続して並んで表示される。
【0041】
図10は、図9のフォルダ200を指定したときのアイコン表示例を示す図である。同図において、図9のフォルダ201が厚さW5のアイコン201Dとして表示され、図9のフォルダ202が厚さW2のアイコン202Dとして表示され、図9のフォルダ203が厚さW1のアイコン203Dとして表示され、図9のフォルダ204が厚さW3のアイコン204Dとして表示され、図9のファイル205が厚さW4のアイコン205Dとして表示される。表示されるフォルダ及びファイルの厚さの大小関係は、W1<W5<W4<W3<W2である。すなわち、フォルダ202のサイズが最も大きく、フォルダ204、ファイル205、フォルダ201、フォルダ203の順で小さくなっている。ユーザは、図10に示したように、所定数のアイコンが連続して並んで表示された画面を見るだけで、直感的にフォルダ及びファイルのサイズを把握することができる。
【0042】
(ストレージサーバ3の処理)
次に、ストレージサーバ3のアイコン表示データ送信処理について詳細に説明する。図11は、ストレージサーバ3のアイコン表示データ送信処理を示すフローチャートである。同図において、受信データ処理部33は、通信部32の受信部321から出力される受信信号よりインデックス取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS20)。この判定において、インデックス取得要求を受信していない場合(ステップS20:NO)、他の処理を行い(ステップS21)、その後、本処理を終了する。これに対し、インデックス取得要求を受信した場合(ステップS20:YES)、受信データ処理部33は、受信したインデックス取得要求をアイコン表示データ取得部34へ出力する。
【0043】
アイコン表示データ取得部34は、受信データ処理部33から出力されたインデックス取得要求を入力すると、データベース31に記憶されているフォルダインデックス311を参照し、インデックス取得要求に含まれるユニークIDに対応したフォルダパスを取得する(ステップS22)。次いで、アイコン表示データ取得部34は、フォルダインデックス311及びファイルインデックス312を参照し、取得したフォルダパスを直近上位に持つフォルダパス及び/又はファイルパスを検索する(ステップS23)。アイコン表示データ取得部34は、検索したフォルダパス等を有するフォルダインデックス311等に含まれるユニークIDを特定する(ステップS24)。次いで、アイコン表示データ取得部34は、フォルダインデックス311及び/又はファイルインデックス312を参照し、特定した下位層のフォルダ等のユニークIDを持つフォルダインデックス311等を取得する(ステップS25)。
【0044】
次いで、アイコン表示データ取得部34は、ユニークID/アイコン表示データ対応情報313を参照し、特定した下位層のフォルダ等のユニークIDからフォルダ等のアイコン表示データを取得する(ステップS26)。次いで、アイコン表示データ取得部34は、取得したフォルダインデックス等及びアイコン表示データを送信データ生成部36へ出力する。送信データ生成部36は、アイコン表示データ取得部34から出力されたフォルダインデックス等及びアイコン表示データを入力し、このアイコン表示データを含む送信データを生成し、通信部32へ出力する。通信部32は、送信データ生成部36から出力された送信データを端末装置2に向けて送信する(ステップS27)。アイコン表示データを送信した後、本処理を終了する。
【0045】
ストレージサーバ3は、前述のアイコン表示データ送信処理の他に、ユニークID/アイコン表示データ対応情報生成処理を行う。このユニークID/アイコン表示データ対応情報生成処理は、フォルダインデックス及びファイルインデックスが新規に生成されたとき、又は更新されたときに実行される。
【0046】
図12は、ストレージサーバ3のユニークID/アイコン表示データ対応情報生成処理を示すフローチャートである。同図において、アイコン表示データ取得部34は、フォルダインデックス311又はファイルインデックス312の新規生成又は更新が有るか否かを判定する(ステップS30)。この判定において、新規生成又は更新が無い場合(ステップS30:NO)、新規生成又は更新が有るまでこのステップS30の判定を行う。これに対し、新規生成又は更新が有る場合(ステップS30:YES)と、フォルダインデックス311又はファイルインデックス312からフォルダ又はファイルのユニークIDを検索する(ステップS31)。
【0047】
アイコン表示データ取得部34は、フォルダ又はファイルのユニークIDが見つかると、当該フォルダインデックス311又はファイルインデックス312からフォルダサイズ又はファイルサイズを取得する(ステップS32)。次いで、アイコン表示データ取得部34は、アイコン表示変換テーブル351からフォルダ又はファイルのデータサイズに対応したアイコン表示データを取得する(ステップS33)。次いで、アイコン表示データ取得部34は、フォルダ又はファイルのユニークIDとアイコン表示データをユニークID/アイコン表示データ対応情報313に格納する(ステップS34)。これにより、フォルダインデックス又はファイルインデックスの新規生成又は更新が終了する。
【0048】
以上のように、本発明の実施例によるネットワークシステム1によれば、端末装置2は、ユーザによりフォルダを指定する操作が行われると、当該フォルダのユニークIDを含むインデックス取得要求をストレージサーバ3へ送信するようにした。そして、ストレージサーバ3は、インデックス取得要求を受信すると、インデックス取得要求に含まれるユニークIDのフォルダに属するフォルダ及びファイルを特定し、これらのサイズを幅に反映させた表示形態でフォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示するためのアイコン表示データを、ユニークID/アイコン表示データ対応情報313から取得し、特定したフォルダ及びファイルのフォルダインデックス及びファイルインデックス、並びにこれらのアイコン表示データを端末装置2へ送信するようにした。そして、端末装置2は、フォルダインデックス等及びアイコン表示データを受信すると、アイコン表示データに基づいて、フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて画面表示するようにした。これにより、端末装置2の画面上に、フォルダ及びファイルのサイズを反映した形態のアイコンが連続して並んで表示されるから、ユーザは、フォルダ及びファイルのサイズを互いに比較することができ、これらのサイズを直感的に把握することができる。したがって、ユーザは、例えば、サイズの大きいフォルダ及びファイルに対し、ダウンロードするか否かを容易にかつ短時間で判断することができる。
【0049】
なお、本発明の実施例によるネットワークシステム1では、フォルダサイズ及びファイルサイズをアイコンの厚みに反映させるようにしたが、アイコンの前面の面積を一定にして奥行きの長さに反映させるようにしてもよいし、またアイコンの奥行きの長さを一定にして前面の面積に反映させるようにしてもよい。図13は、アイコンの前面の面積を一定にして奥行きの長さに反映させるようにしたアイコンの他の表示例(1)を示す図である。図13において、L1〜L5は、フォルダサイズ等を反映させたアイコンの奥行きの長さを示している。また、図14は、アイコンの奥行きの長さを一定にして前面の面積に反映させるようにしたアイコンの他の表示例(2)を示す図である。図14において、Lは、アイコンの奥行きの長さを示している。
【0050】
また、本発明の実施例によるネットワークシステム1では、フォルダ及びファイルの属性データとしてフォルダサイズ及びファイルサイズを用い、それをアイコンの厚みに反映させるようにしたが、本発明は、属性データをフォルダサイズ及びファイルサイズに限定するものではない。例えば、アイコンの形状へ反映する属性データとして、フォルダの属するフォルダの数及び/又はファイルの数としてもよいし、そのフォルダへアクセス可能な共有ユーザの数としてもよい。
【0051】
また、ファイルサイズ等をアイコンの形状に反映させることに加えて、文章ファイル及び画像ファイルなどファイルの種類の違いに応じて色分けするようにしてもよい。このようにすることで、ファイルサイズに加えてファイルの違いも直感的に把握することが可能となる。つまり、アイコンの形状へ反映する属性データとして、フォルダに属するファイルの種類(例えば、文章ファイル、画像ファイル、音楽ファイル)とし、各ファイルの種類及び各ファイルのサイズ又はその数に応じて、これらのファイルが属するフォルダを表すアイコンの形状を変化させるようにしてもよい。例えば、アイコンの奥行きであれば、その奥行きの長さを各種ファイルのサイズ又は数の多寡に応じた長さに分割し、各種ファイルに応じて分割された各領域を、各種ファイルに応じた色彩で塗り分けるようにしてもよい。また、例えば、アイコンの前面の面積であれば、その縦或いは横の長さを各種ファイルのサイズ又は数の多寡に応じた長さに分割し、各種ファイルに応じて分割された各領域を、各種ファイルに応じた色彩で塗り分けるようにしてもよい。
【0052】
また、本発明の実施例によるネットワークシステム1では、端末装置2は、フォルダのユニークID等を含むインデックス取得要求をストレージサーバ3へ送信するようにしたが、インデックス取得要求に、フォルダパスを含めてもよい。
【0053】
また、本発明の実施例によるネットワークシステム1では、スマートフォンとも呼ばれる端末装置2を用いたが、端末装置2としてインターネットに接続可能な携帯端末やパソコンを用いてもよい。
【0054】
また、本発明の実施例によるネットワークシステム1では、端末装置2が、ユーザによる操作に従って、ストレージサーバ3からアイコン表示データ等を受信し、アイコンを連続して並べて表示するようにしたが、ストレージサーバ3との間の通信を行うことなく、アイコンを表示するようにしてもよい。具体的には、端末装置2の記憶部28に、ストレージサーバ3から受信したアイコン表示データ等が格納されており、ユーザによりフォルダを指定する操作が行われると、端末装置2は、ストレージサーバ3との間の通信を行うことなく、記憶部28に格納されたアイコン表示データ等を読み出し、フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示する。
【0055】
また、本発明の実施例によるネットワークシステム1のハード構成としては、通常のコンピュータを使用することができる。すなわち、端末装置2は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、及びROM等の不揮発性の記憶媒体等を備えたコンピュータによって構成される。また、ストレージサーバ3は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、及びハードディスクやSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置等を備えたコンピュータによって構成される。
【0056】
また、端末装置2の通信部21、操作信号生成部24、画像生成部26、記憶部28及び信号処理部29の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。この場合、端末装置2は、これらの機能を記述したプログラムを、ネットワークシステム1に接続されたサーバから受信し、CPUに実行させるようにしてもよい。また、本発明の実施例のストレージサーバ3の通信部32、受信データ処理部33、アイコン表示データ取得部34、アイコン表示変換テーブル記憶部35及び送信データ生成部36の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、光磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。
【符号の説明】
【0057】
1 ネットワークシステム
2 端末装置
3 ストレージサーバ
21,32 通信部
22 アンテナ
23 操作部
24 操作信号生成部
25 表示部
26 画像生成部
27 音声入出力部
28 記憶部
29 信号処理部
31 データベース
33 受信データ処理部
34 アイコン表示データ取得部
35 アイコン表示変換テーブル記憶部
36 送信データ生成部
50 移動体通信網
60 インターネット
70 特定情報送信部
71 データ表示部
80 アイコン表示データ送信部
200〜204 フォルダ
205 ファイル
201D〜205D アイコン
211,322 送信部
212,321 受信部
311 フォルダインデックス
312 ファイルインデックス
313 ユニークID/アイコン表示データ対応情報
351 アイコン表示変換テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を備えた端末装置、及び前記端末装置によりアクセス可能なフォルダを備えたサーバがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおける前記サーバであって、
フォルダ及びファイルの属性を示す属性データと、フォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれの前記属性データを反映させた表示形態で前記フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示するためのアイコン表示データと、が対応して記憶された記憶部と、
前記端末装置により指定されたフォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれについて、前記フォルダ及びファイルの属性を示す属性データに対応したアイコン表示データを、前記記憶部から取得するアイコン表示データ取得部と、
前記アイコン表示データ取得部で取得されたアイコン表示データを、前記端末装置へ送信するアイコン表示データ送信部と、
を備えたことを特徴とするサーバ。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバにおいて、
前記フォルダの属性を示す属性データは、フォルダに属するファイルの大きさを合計した値であるフォルダサイズであり、前記ファイルの属性を示す属性データは、ファイルの大きさを示す値であるファイルサイズであり、前記アイコン表示データは、前記フォルダサイズ及び前記ファイルサイズをアイコンの厚みに反映させた表示データである、ことを特徴とするサーバ。
【請求項3】
コンピュータを、請求項1又は2に記載のサーバとして機能させるためのプログラム。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のサーバと通信可能な端末装置に用いるプログラムであって、前記端末装置を構成するコンピュータに、
ユーザが指定したフォルダを一意に特定するための情報を前記サーバへ送信するステップと、
前記情報の送信後、前記サーバから送信される、前記フォルダに属するフォルダ及びファイルのアイコン表示データを受信するステップと、
前記受信したアイコン表示データを表示部に表示するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のサーバと通信可能な端末装置に用いるプログラムであって、前記端末装置を構成するコンピュータに、
前記サーバから送信される、前記フォルダ及びファイルのアイコン表示データを受信するステップと、
前記受信したアイコン表示データを記憶部に格納するステップと、
ユーザの操作に従って、前記記憶部からアイコン表示データを読み出し、前記アイコン表示データを表示部に表示するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項6】
表示部を備えた端末装置、及び前記端末装置によりアクセス可能なフォルダを備えたサーバがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記端末装置は、
前記ユーザによりフォルダを指定する操作が行われると、当該フォルダを一意に特定する特定情報を送信する特定情報送信部と、
前記サーバから送信されたアイコン表示データを表示するデータ表示部と、を備え、
前記サーバは、
フォルダ及びファイルの属性を示す属性データと、フォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれの前記属性データを反映させた表示形態で前記フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示するためのアイコン表示データと、が対応して記憶された記憶部と、
前記端末装置により送信された特定情報に基づいて、当該特定情報により特定されるフォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれについて、前記フォルダ及びファイルの属性を示す属性データに対応したアイコン表示データを、前記記憶部から取得するアイコン表示データ取得部と、
前記アイコン表示データ取得部で取得されたアイコン表示データを、前記端末装置へ送信するアイコン表示データ送信部と、を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
【請求項7】
請求項6に記載のネットワークシステムにおいて、
前記フォルダの属性を示す属性データは、フォルダに属するファイルの大きさを合計した値であるフォルダサイズであり、前記ファイルの属性を示す属性データは、ファイルの大きさを示す値であるファイルサイズであり、前記アイコン表示データは、前記フォルダサイズ及び前記ファイルサイズをアイコンの厚みに反映させた表示データである、ことを特徴とするネットワークシステム。
【請求項8】
アイコンを表示する表示部を備えた端末装置、及び前記端末装置によりアクセス可能なフォルダを備えたサーバがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおけるアイコン表示方法であって、
前記サーバは、フォルダ及びファイルの属性を示す属性データと、フォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれの前記属性データを反映させた表示形態で前記フォルダ及びファイルそれぞれに対応するアイコンを連続して並べて表示するためのアイコン表示データと、が対応して記憶された記憶部を備え、
前記端末装置が、前記ユーザによりフォルダを指定する操作が行われると、当該フォルダを一意に特定する特定情報を送信するステップと、
前記サーバが、前記端末装置から送信された特定情報に基づいて、当該特定情報により特定されるフォルダに属するフォルダ及びファイルそれぞれについて、前記フォルダ及びファイルの属性を示す属性データに対応したアイコン表示データを、前記記憶部から取得するステップと、
前記サーバが、前記アイコン表示データを前記端末装置へ送信するステップと、
前記端末装置が、前記サーバから送信されたアイコン表示データを表示するステップと、
を有することを特徴とするアイコン表示方法。
【請求項9】
請求項8に記載のアイコン表示方法において、
前記フォルダの属性を示す属性データは、フォルダに属するファイルの大きさを合計した値であるフォルダサイズであり、前記ファイルの属性を示す属性データは、ファイルの大きさを示す値であるファイルサイズであり、前記アイコン表示データは、前記フォルダサイズ及び前記ファイルサイズをアイコンの厚みに反映させた表示データである、ことを特徴とするアイコン表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−128724(P2012−128724A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−280543(P2010−280543)
【出願日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】