サービス提供システムおよびサービス提供方法
【課題】通信相手との関係が一時的な場合に、このような一時的な通信関係に基づいてサービスを制御し、かつ、データの受け渡しを容易に行うことを課題とする。
【解決手段】セッション管理サーバは、SIPフォンにて通話中の利用者が利用する情報表示端末から、データの受け渡しを要求する受け渡し要求を受け付けると、当該受け渡し要求の要求元の情報表示端末が、SIPによって通信を確立したSIPフォンと組で利用される情報表示端末であるか否かを判定する。そして、セッション管理サーバは、SIPによって通信を確立したSIPフォンと組で利用される端末であると判定すると、受け渡し要求に従って、受け渡しに用いられるデータをデータの保存元から取得し、取得したデータを用いてデータの受け渡しを制御する。
【解決手段】セッション管理サーバは、SIPフォンにて通話中の利用者が利用する情報表示端末から、データの受け渡しを要求する受け渡し要求を受け付けると、当該受け渡し要求の要求元の情報表示端末が、SIPによって通信を確立したSIPフォンと組で利用される情報表示端末であるか否かを判定する。そして、セッション管理サーバは、SIPによって通信を確立したSIPフォンと組で利用される端末であると判定すると、受け渡し要求に従って、受け渡しに用いられるデータをデータの保存元から取得し、取得したデータを用いてデータの受け渡しを制御する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク上のサービスを端末に提供するサービス提供システムであって、
セッション管理サーバは、
サービスの提供を要求する端末毎に、当該端末と組で利用され第1の通信を確立する第1通信端末と他の第1通信端末との間で確立された第1の通信を識別する通信情報を収集する通信情報収集手段と、
前記通信情報収集手段によって収集された複数の通信情報の中から同一の第1の通信を示す通信情報を特定し、特定した通信情報によって識別される第1の通信を確立した第1通信端末各々と組で利用される端末各々を連携するための連携情報を、当該端末各々に対して発行する連携情報発行手段と、
サービス提供サーバからサービスを連携するように提供される端末間において、一方の端末からデータの受け渡しを要求する受け渡し要求を受け付けると、当該受け渡し要求の要求元の端末が、前記通信情報収集手段によって収集された通信情報によって識別される第1の通信を確立した第1通信端末と組で利用される端末であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記第1の通信を確立した第1通信端末と組で利用される端末であると判定されると、前記受け渡し要求に従って、当該受け渡しに用いられるデータを当該データの保存元から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたデータを用いてデータの受け渡しを制御する受け渡し制御手段とを備え、
サービス提供サーバは、
サービスの提供を要求する端末毎に、前記連携情報発行手段によって発行された連携情報を収集する連携情報収集手段と、
前記連携情報収集手段によって収集された複数の連携情報の中からサービスを連携することを示す連携情報を特定し、特定した連携情報の収集元である端末各々に提供するサービスを連携するようにサービス提供を制御するサービス提供制御手段と
を備えたことを特徴とするサービス提供システム。
【請求項2】
前記受け渡し要求は、受け渡し先を指定する受け渡し先フラグおよび受け渡しの対象となるデータの保存元を指定するデータ保存元フラグを含むものであって、
前記受け渡し制御手段は、受け渡し要求に含められていた受け渡し先フラグおよびデータ保存元フラグに従って、当該データ保存元フラグにて指定されたデータを、当該受け渡し先フラグにて指定された受け渡し先へと受け渡すよう制御することを特徴とする請求項1に記載のサービス提供システム。
【請求項3】
前記連携情報発行手段は、前記連携情報を発行するとともに、前記端末もしくは前記端末の利用者を識別する識別情報を当該連携情報と組の情報として発行し、
前記データ受け渡し制御手段は、前記連携情報発行手段によって発行された識別情報を用いて、前記受け渡し要求にて指定された受け渡し先もしくはデータ保存元を特定して受け渡しを制御することを特徴とする請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項4】
前記データ受け渡し制御手段は、受け渡しの対象となるデータが、受け渡し先の鍵情報を用いて暗号化された上で受け渡されるように、データの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項5】
前記サービス提供システムは、前記第1の通信を確立する端末である第1通信端末と、前記サービスを利用する端末である第2通信端末とに接続され、当該第1通信端末による前記ネットワークに対する接続と、当該第2通信端末による前記ネットワークに対する接続とを制御するゲートウェイ装置を備えるものであって、
前記受け渡し制御手段は、前記サービス提供サーバから前記ゲートウェイ装置へのデータの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項6】
前記サービス提供システムは、前記第1の通信を確立する端末である第1通信端末と、前記サービスを利用する端末である第2通信端末とに接続され、当該第1通信端末による前記ネットワークに対する接続と、当該第2通信端末による前記ネットワークに対する接続とを制御するゲートウェイ装置を備えるものであって、
前記受け渡し制御手段は、前記ゲートウェイ装置から前記サービス提供サーバへのデータの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項7】
前記受け渡し制御手段は、前記サービス提供サーバから当該サービス提供サーバとは異なる他のサービス提供サーバへのデータの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項8】
前記サービス提供システムは、前記第1の通信を確立する端末である第1通信端末と、前記サービスを利用する端末である第2通信端末とに接続され、当該第1通信端末による前記ネットワークに対する接続と、当該第2通信端末による前記ネットワークに対する接続とを制御するゲートウェイ装置を備えるものであって、
前記ゲートウェイ装置は、前記第1の通信を発信する発信側の第1通信端末に接続される第1のゲートウェイ装置と、前記発信を着信する着信側の第1通信端末に接続される第2のゲートウェイ装置とであって、
前記受け渡し制御手段は、前記第1のゲートウェイ装置と前記第2のゲートウェイ装置との間のデータの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項9】
前記受け渡し制御手段によって制御されたデータの受け渡しに関する履歴情報を管理する履歴情報管理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項10】
前記受け渡し制御手段は、受け渡しの対象となるデータの代わりに、当該データに対するアクセスが許可された受け渡し先であるか否かを判定する情報として当該データの保存元にて発行されたアクセス情報を、当該データの保存元から受け渡し先へと中継することで、データの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項11】
前記受け渡し制御手段は、受け渡しの対象となるデータを前記セッション管理サーバから前記ゲートウェイ装置に中継する際に、当該ゲートウェイ装置に対して直接送信する代わりに、当該ゲートウェイ装置に接続する前記第2通信端末を経由したリダイレクトによって送信することを特徴とする請求項5、6または8のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項12】
ネットワーク上のサービスを端末に提供するサービス提供方法であって、
セッション管理サーバが、
サービスの提供を要求する端末毎に、当該端末と組で利用され第1の通信を確立する第1通信端末と他の第1通信端末との間で確立された第1の通信を識別する通信情報を収集する通信情報収集工程と、
前記通信情報収集工程によって収集された複数の通信情報の中から同一の第1の通信を示す通信情報を特定し、特定した通信情報によって識別される第1の通信を確立した第1通信端末各々と組で利用される端末各々を連携するための連携情報を、当該端末各々に対して発行する連携情報発行工程と、
サービス提供サーバからサービスを連携するように提供される端末間において、一方の端末からデータの受け渡しを要求する受け渡し要求を受け付けると、当該受け渡し要求の要求元の端末が、前記通信情報収集工程によって収集された通信情報によって識別される第1の通信を確立した第1通信端末と組で利用される端末であるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程によって前記第1の通信を確立した第1通信端末と組で利用される端末であると判定されると、前記受け渡し要求に従って、当該受け渡しに用いられるデータを当該データの保存元から取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得されたデータを用いてデータの受け渡しを制御する受け渡し制御工程とを含み、
サービス提供サーバが、
サービスの提供を要求する端末毎に、前記連携情報発行工程によって発行された連携情報を収集する連携情報収集工程と、
前記連携情報収集工程によって収集された複数の連携情報の中からサービスを連携することを示す連携情報を特定し、特定した連携情報の収集元である端末各々に提供するサービスを連携するようにサービス提供を制御するサービス提供制御工程と
を含んだことを特徴とするサービス提供方法。
【請求項1】
ネットワーク上のサービスを端末に提供するサービス提供システムであって、
セッション管理サーバは、
サービスの提供を要求する端末毎に、当該端末と組で利用され第1の通信を確立する第1通信端末と他の第1通信端末との間で確立された第1の通信を識別する通信情報を収集する通信情報収集手段と、
前記通信情報収集手段によって収集された複数の通信情報の中から同一の第1の通信を示す通信情報を特定し、特定した通信情報によって識別される第1の通信を確立した第1通信端末各々と組で利用される端末各々を連携するための連携情報を、当該端末各々に対して発行する連携情報発行手段と、
サービス提供サーバからサービスを連携するように提供される端末間において、一方の端末からデータの受け渡しを要求する受け渡し要求を受け付けると、当該受け渡し要求の要求元の端末が、前記通信情報収集手段によって収集された通信情報によって識別される第1の通信を確立した第1通信端末と組で利用される端末であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記第1の通信を確立した第1通信端末と組で利用される端末であると判定されると、前記受け渡し要求に従って、当該受け渡しに用いられるデータを当該データの保存元から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたデータを用いてデータの受け渡しを制御する受け渡し制御手段とを備え、
サービス提供サーバは、
サービスの提供を要求する端末毎に、前記連携情報発行手段によって発行された連携情報を収集する連携情報収集手段と、
前記連携情報収集手段によって収集された複数の連携情報の中からサービスを連携することを示す連携情報を特定し、特定した連携情報の収集元である端末各々に提供するサービスを連携するようにサービス提供を制御するサービス提供制御手段と
を備えたことを特徴とするサービス提供システム。
【請求項2】
前記受け渡し要求は、受け渡し先を指定する受け渡し先フラグおよび受け渡しの対象となるデータの保存元を指定するデータ保存元フラグを含むものであって、
前記受け渡し制御手段は、受け渡し要求に含められていた受け渡し先フラグおよびデータ保存元フラグに従って、当該データ保存元フラグにて指定されたデータを、当該受け渡し先フラグにて指定された受け渡し先へと受け渡すよう制御することを特徴とする請求項1に記載のサービス提供システム。
【請求項3】
前記連携情報発行手段は、前記連携情報を発行するとともに、前記端末もしくは前記端末の利用者を識別する識別情報を当該連携情報と組の情報として発行し、
前記データ受け渡し制御手段は、前記連携情報発行手段によって発行された識別情報を用いて、前記受け渡し要求にて指定された受け渡し先もしくはデータ保存元を特定して受け渡しを制御することを特徴とする請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項4】
前記データ受け渡し制御手段は、受け渡しの対象となるデータが、受け渡し先の鍵情報を用いて暗号化された上で受け渡されるように、データの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項5】
前記サービス提供システムは、前記第1の通信を確立する端末である第1通信端末と、前記サービスを利用する端末である第2通信端末とに接続され、当該第1通信端末による前記ネットワークに対する接続と、当該第2通信端末による前記ネットワークに対する接続とを制御するゲートウェイ装置を備えるものであって、
前記受け渡し制御手段は、前記サービス提供サーバから前記ゲートウェイ装置へのデータの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項6】
前記サービス提供システムは、前記第1の通信を確立する端末である第1通信端末と、前記サービスを利用する端末である第2通信端末とに接続され、当該第1通信端末による前記ネットワークに対する接続と、当該第2通信端末による前記ネットワークに対する接続とを制御するゲートウェイ装置を備えるものであって、
前記受け渡し制御手段は、前記ゲートウェイ装置から前記サービス提供サーバへのデータの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項7】
前記受け渡し制御手段は、前記サービス提供サーバから当該サービス提供サーバとは異なる他のサービス提供サーバへのデータの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項8】
前記サービス提供システムは、前記第1の通信を確立する端末である第1通信端末と、前記サービスを利用する端末である第2通信端末とに接続され、当該第1通信端末による前記ネットワークに対する接続と、当該第2通信端末による前記ネットワークに対する接続とを制御するゲートウェイ装置を備えるものであって、
前記ゲートウェイ装置は、前記第1の通信を発信する発信側の第1通信端末に接続される第1のゲートウェイ装置と、前記発信を着信する着信側の第1通信端末に接続される第2のゲートウェイ装置とであって、
前記受け渡し制御手段は、前記第1のゲートウェイ装置と前記第2のゲートウェイ装置との間のデータの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項9】
前記受け渡し制御手段によって制御されたデータの受け渡しに関する履歴情報を管理する履歴情報管理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項10】
前記受け渡し制御手段は、受け渡しの対象となるデータの代わりに、当該データに対するアクセスが許可された受け渡し先であるか否かを判定する情報として当該データの保存元にて発行されたアクセス情報を、当該データの保存元から受け渡し先へと中継することで、データの受け渡しを制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項11】
前記受け渡し制御手段は、受け渡しの対象となるデータを前記セッション管理サーバから前記ゲートウェイ装置に中継する際に、当該ゲートウェイ装置に対して直接送信する代わりに、当該ゲートウェイ装置に接続する前記第2通信端末を経由したリダイレクトによって送信することを特徴とする請求項5、6または8のいずれか一つに記載のサービス提供システム。
【請求項12】
ネットワーク上のサービスを端末に提供するサービス提供方法であって、
セッション管理サーバが、
サービスの提供を要求する端末毎に、当該端末と組で利用され第1の通信を確立する第1通信端末と他の第1通信端末との間で確立された第1の通信を識別する通信情報を収集する通信情報収集工程と、
前記通信情報収集工程によって収集された複数の通信情報の中から同一の第1の通信を示す通信情報を特定し、特定した通信情報によって識別される第1の通信を確立した第1通信端末各々と組で利用される端末各々を連携するための連携情報を、当該端末各々に対して発行する連携情報発行工程と、
サービス提供サーバからサービスを連携するように提供される端末間において、一方の端末からデータの受け渡しを要求する受け渡し要求を受け付けると、当該受け渡し要求の要求元の端末が、前記通信情報収集工程によって収集された通信情報によって識別される第1の通信を確立した第1通信端末と組で利用される端末であるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程によって前記第1の通信を確立した第1通信端末と組で利用される端末であると判定されると、前記受け渡し要求に従って、当該受け渡しに用いられるデータを当該データの保存元から取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得されたデータを用いてデータの受け渡しを制御する受け渡し制御工程とを含み、
サービス提供サーバが、
サービスの提供を要求する端末毎に、前記連携情報発行工程によって発行された連携情報を収集する連携情報収集工程と、
前記連携情報収集工程によって収集された複数の連携情報の中からサービスを連携することを示す連携情報を特定し、特定した連携情報の収集元である端末各々に提供するサービスを連携するようにサービス提供を制御するサービス提供制御工程と
を含んだことを特徴とするサービス提供方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8−1】
【図8−2】
【図9−1】
【図9−2】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13−1】
【図13−2】
【図13−3】
【図13−4】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27−1】
【図27−2】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8−1】
【図8−2】
【図9−1】
【図9−2】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13−1】
【図13−2】
【図13−3】
【図13−4】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27−1】
【図27−2】
【公開番号】特開2010−273101(P2010−273101A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−123166(P2009−123166)
【出願日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]