説明

シリコーン中水型エマルション組成物

【課題】皮膚の中にレチノイドが浸透するのを改善し、銅含有ペプチドを安定させる組成物を提供する。
【解決手段】レチノイドを含有する組成物であって、前記組成物が、シリコーン中水型エマルションである、組成物。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔発明の背景〕
エマルションは一般に、2種の不混和性液体を混合することによって調製される2相系であって、その一方が(例えば、小球体の形態で)他方の全体に渡って分散している2相系である。該混合物は一般に、別個の相に分離するのが、乳化剤を添加することによって防止されている。エマルションは、それらの外観が審美的に魅力的であるので、局所用調合薬として望ましいと考えられている。
【0002】
膜形成剤(film-formers)は、皮膚、毛髪または爪の上に連続的膜を生成する材料である。膜形成剤が局所用調合薬に添加されて、皮膚に塗られるとき、該皮膚に対する引き締め効果(tightening effect)が観察されることがある。また、膜形成剤は、活性成分が皮膚と接触するのを維持することができるので、望ましいと考えられている。
【0003】
本発明は、シリコーン中水型(water-in-silicone)エマルションは意外にも、レチノイドだけでなく銅含有ペプチドをも局所投与するのに効果的であるという発見に関する。そのようなエマルションは意外にも、皮膚の中にレチノイドが浸透するのを改善し、銅含有ペプチドを安定させることが見出だされた。膜形成剤が任意的に存在することによって、刺激(irritation:過敏状態)の軽減が提供されるだけでなく、皮膚の引き締め(skin tightening)、頬および眼の下側のはり(under eye firmness)、頬および顎の輪郭の改善、ならびに、細かなしわ(fine lines)およびしわ(wrinkles)の外観の軽減のような、該組成物の短期的及び長期的な効果も提供される。
【0004】
〔発明の概要〕
本発明は、(i) レチノイド、および/または (ii) 銅イオンと錯体を形成しているペプチドを含有している組成物であって、該組成物がシリコーン中水型エマルションである、組成物と、それの使用方法とに関する。
【0005】
本発明の他の特徴および利点は、本発明の詳細な記述および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【0006】
〔発明の詳細な記述〕
当業者は、本明細書および特許請求の範囲の記載に基づき、本発明を十二分に利用することができるものと信じる。次の諸具体例は、単に例証的なものであり、決して開示内容の残部を限定するものではないと解釈されるべきである。
【0007】
特に明記しない限り、本明細書および特許請求の範囲において用いる技術用語および科学用語は全て、本発明に属する当該技術の当業者によって通常に理解される意義と同一の意義を有する。更に、本明細書に記述される刊行物、特許出願明細書、特許明細書、および他の文献は全て、言及することによって組み入れられる。本明細書および特許請求の範囲において用いる「%」は全て、別に規定しない限り、重量%である。
【0008】
〔定義〕
本明細書で用いる「局所的施用(topical application)」および「局所的に施用すること(topically applying)」とは、例えば、手、または拭き取りシート(wipe)のような塗布用具を使用することによって、皮膚、毛髪もしくは爪の上に直接置くか、またはそれらの上に塗布することを意味する。
【0009】
本明細書で用いる「美容的に許容できる(cosmetically-acceptable)」とは、レチノイド、銅ペプチド、美容的に活性な作用物質、不活性成分、またはその用語が表現している組成物が、適切でない毒性、配合禁忌、不安定、炎症、アレルギー反応、等を生じることなく、組織(例えば、皮膚)と接触した状態で使用されるのに適しており、妥当な便益/リスク比率(benefit/risk ratio)に相当することを意味する。
【0010】
本明細書で用いる「安全かつ有効な量(safe and effective amount)」とは、調整されるべき条件または処置されるべき条件で、正の変化(positive modification)を有意に引き起こすためには十分であるが重大な副作用を回避するには十分に低い、化合物(例えば、レチノイドもしくは銅ペプチド)または組成物の量を意味する。該化合物または組成物の安全かつ有効な量は、処置される特定の条件、最終使用者の年齢および健康状態、処置/保護が行われる条件の重大度、処置期間、併用療法の種類、使用される特定の化合物または組成物、利用される特定の美容的に許容できる局所用キャリヤ、ならびに類似の因子によって変わる。
【0011】
本明細書で用いる「実質的に含有していない(substantially free)」とは、約1重量%未満、好ましくは約0.5重量%未満、最も好ましくは全く含有していないことを意味する。
【0012】
本明細書および特許請求の範囲に挙げられた化合物が少なくとも1個のキラル中心を有する場合、特に明記しない限り、該化合物は結果的に、鏡像異性体として存在することがある。該化合物が2個以上のキラル中心を有する場合、該化合物は更に、ジアステレオマーとして存在することがある。そのような異性体およびそれらの混合物は全て、本発明の範囲に包含されるものと解釈されるべきである。例えば、レチノイン酸は、オールトランス型レチノイン酸およびイソトレチノインを包含するが、それらに限定されない。更に、該化合物の結晶形態の幾つかは、多形相(polymorphs)として存在することがあり、それら自体、本発明に包含されるように意図されている。加えて、それら化合物には、水を含有する溶媒和物(即ち、水和物)または通常の有機溶媒を含有する溶媒和物を形成するものがあり、そのような溶媒和物もまた、本発明の範囲に包含されるように意図されている。
【0013】
〔シリコーン中水型エマルション〕
本発明によるシリコーン中水型エマルション(water-in-silicone emulsion)は、2種類の液相、即ち、(i) 液体シリコーンおよび他の親油性材料を含有する相(「シリコーン相」または「油相」)と、(ii) 水および他の親水性材料を含有する相(「水相」または「水性相」)とを有する。該エマルションの全重量を基準として、該シリコーン相は一般に、該エマルションの約10重量%から約70重量%までであり、該水相は一般に、該エマルションの約30重量%から約90重量%までである。
【0014】
前記シリコーン相は、液体シリコーンを含有する。液体シリコーンの例は、ジメチコーンおよびシクロメチコーン(例えば、シクロペンタシロキサンおよびシクロヘキサシロキサン)、フェニルトリメチコーン、カプリリルメチコーン、トリシロキサン(および)ジメチコーン、シクロメチコーン(および)ジメチコノール、ジメチコーン(および)ジメチコノールを包含するが、それらに限定されない。
【0015】
前記シリコーン相は更に、前記液体シリコーンの他に、1種以上の他の非シリコーン系油(例えば、鉱油)、増粘剤、シリコーン中水型乳化剤、油溶性膜形成剤、油溶性酸化防止剤、湿潤剤、油溶性抗刺激剤(例えば、ビサボロール)、およびシリコーンワックス(例えば、セチルジメチコン(Cetyl Dimethicone))を含有することがある。
【0016】
増粘剤の例は、ジメチコーン・クロスポリマー(例えば、ジメチコーン/ビニルジメチコーン・クロスポリマー、およびジメチコーン/フェニルビニルジメチコーン・クロスポリマー)のようなシリコーン系増粘剤を包含するが、それらに限定されない。それらの増粘剤は典型的には、前記組成物中に約0.001重量%から約30重量%までの量で、とりわけ約0.01重量%から約12重量%までの量で存在する。
【0017】
シリコーン中水型乳化剤の例は、ジメチコーンPEG10/15クロスポリマー、ジメチコーン・コポリオール、セチルジメチコン・コポリオール、ならびにPEG−15ラウリルジメチコーン・クロスポリマー、ラウリルメチコーン・クロスポリマー、シクロメチコーンおよびジメチコーン・コポリオール、ジメチコーン・コポリオール(および)カプリル酸トリグリセリド/カプリン酸トリグリセリド、イソステアリン酸ポリグリセリル−4(および)セチルジメチコン・コポリオール(および)ラウリン酸ヘキシル、ならびにジメチコーン・コポリオール(および)シクロペンタシロキサンを包含するが、それらに限定されない。それらのシリコーン中水型乳化剤は典型的には、前記組成物中に約0.001重量%から約10重量%までの量で、とりわけ約0.01重量%から約5.75重量%までの量で存在する。
【0018】
油溶性膜形成剤の例は、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセンを包含するが、それらに限定されない。それら油溶性膜形成剤は典型的には、前記組成物中に約0.001重量%から約5重量%までの量で、とりわけ約0.01重量%から約2重量%までの量で存在する。
【0019】
前記水相は、水を含有する。該水相は、水の他に、1種以上の水溶性膜形成剤を含有することがある。水溶性膜形成剤の例は、アカシアセネガルゴム(acacia senegal gum)およびキサンタンゴム(xanthan gums)のようなゴム、大豆外皮タンパク質加水分解物(hydrolyzed soy skin proteins)のような高分子タンパク質、ならびにキトサンポリマー(例えば、キトサンの乳酸塩およびグリコール酸塩)のようなポリマーを包含するが、それらに限定されない。それら水溶性膜形成剤は典型的には、前記組成物中に約0.001重量%から約10重量%までの量で、とりわけ約0.01重量%から約1重量%までの量で存在する。
【0020】
レチノイド
本発明の前記組成物は、1つの具体例において、1種以上のレチノイドを含有する。レチノイドの例は、レチノール、レチナール、レチノイン酸、エトレチネート(etretinate)、アシトレチン(acitretin)、アダパレン(adapalene)、タザロテン(tazarotene)およびアリトレチノイン(alitretinoin)、ならびにそれらの塩およびエステル(例えば、レチニル・パルミテート(retinyl palmitate)およびレチニル・アセテート(retinyl acetate))を包含するが、それらに限定されない。
【0021】
前記組成物は、1つの具体例において、安全かつ有効な量の前記レチノイドを含有する。該レチノイドは典型的には、前記組成物中に約0.001重量%から約10重量%までの量で、とりわけ約0.01重量%から約1重量%までの量で存在する。
【0022】
銅イオンと錯体を形成しているペプチド
本発明の前記組成物は、1つの具体例において、1種以上の銅ペプチドを含有する。「銅ペプチド(copper peptide)」の意味するものは、銅イオンと錯体を形成しているペプチドである。そのような銅ペプチドの例は、米国特許第4,665,054号、同第4,760,051号、同第4,810,693号、同第4,877,770号、同第5,135,913号、同第5,348,943号、同第5,382,431号および同第5,550,183号明細書に開示されている。該ペプチドは、1つの具体例において、3〜10個のアミノ酸を有する。1つの具体例において、該ペプチドは、式1:
R1
[ >A1−A2−His−A3−A4−R3]n:銅(II) 式1
R2
ただし、
A1は、Glyであるか、または存在しない;
A2は、Gly、Lys、Ala、SerまたはValであり;
A3は、LysまたはGlyであり;
A4は、Trp、(Gly)n−Trp(式中、nは1〜4である)、Pro−Val−Phe−Val、Val−Phe−Valであるか、または存在しない;
R1またはR2のそれぞれが、独立的に、H、C1〜12アルキル、C7〜10フェニルアルキル、またはC(=O)E1(式中、E1は、C1〜20アルキル、C3〜20アルケニル、C3〜20アルキニル、フェニル、3,4−ジヒドロキシフェニルアルキル、ナフチル、またはC7〜10フェニルアルキル)であり;
R1およびR2の一方が、C(=O)E1である場合には、他方はHであり;
R3は、OH、NH2、C1〜12アルコキシ、C7〜10フェニルアルコキシ、C11〜20ナフチルアルコキシ、C1〜12アルキルアミノ、C7〜10フェニルアルキルアミノ、またはC11〜20ナフチルアルキルアミノであり;
nは1または2である、
ペプチドである。銅(II)は、1種以上の対アニオンに結合していることがある。追加の対アニオンの例は、塩化物のようなハロゲン化物、酢酸塩、ホスホン酸塩および硫酸塩(例えば、二酢酸銅)を包含するが、それらに限定されない。
【0023】
1つの具体例において、A1は存在しない。1つの具体例において、A2は、Gly、LysまたはAlaである。1つの具体例において、A3は、LysまたはGlyである。1つの具体例において、A4は存在しない。1つの具体例において、R1およびR2は、いずれもHである。1つの具体例において、R3は、OH、NH2、またはC1〜12アルコキシである。
【0024】
1つの具体例において、前記ペプチドは、[H2−Gly−His−Lys−OH]n:銅(II)、[H2−Gly−His−Lys−NH2n:銅(II)(銅トリペプチド−1)、[H2−Ala−His−Lys−OH]n:銅(II)、または[H2−Ala−His−Lys−NH2n:銅(II)である。
【0025】
本明細書および特許請求の範囲で(例えば、式1で)用いる記号「A1」、「A2」等は、α−アミノ酸の残基を表わす。そのような記号は、それがN末端に存在する場合、一般構造、−NH−CH(X)−CO−もしくは=N−CH(X)−CO−を表わし、または、それがN末端に存在しない場合、一般構造、−NH−CH(X)−CO−[式中、Xは、該α−アミノ酸の側鎖(または識別基(identifying group))を表わす(例えば、Xは、Valについては−CH(CH32である)]を表わす。ポリペプチド鎖に関する従来の表示によると、N末端は左側に存在し、C末端は右側に存在することに注目されたい。R1およびR2はいずれも、遊離窒素原子N末端アミノ酸(例えば、A1またはA2)に結合しており、R3は、C末端アミノ酸の遊離カルボキシ基(例えば、A3またはA4)に結合している。更に、該アミノ酸残基が光学的に活性である場合、D形配置が明確に表示されていない限り、意図されているのはL形配置である。アルキル基は、明記されていなければ、1〜12個の炭素原子を含有する。
【0026】
前記組成物中に存在する銅ペプチドの量は、使用される銅ペプチドと、意図される該組成物の使用方法とによって決まる。1つの具体例において、該組成物は、安全かつ有効な量の銅ペプチドを含有する。該銅ペプチドは典型的には、該組成物中に約0.001重量%から約20重量%までの量で、とりわけ約0.01重量%から約1重量%までの量で存在する。
【0027】
本発明に係るペプチドの合成方法は、文書に十分に記録されており、当業者の能力の範囲内にある。本発明に係る銅ペプチドの合成は、米国特許第4,810,693号および同第5,550,183号明細書に開示されている。
【0028】
塩基性アミノ酸
1つの具体例において、本発明の組成物は、銅ペプチドと塩基性アミノ酸との両方を含有する。「塩基性アミノ酸(basic amino acid)」の意味するものは、アミノ基である場合がある第2の塩基性基を有するアミノ酸(例えば、リシン)、グアニジノ基である場合がある第2の塩基性基を有するアミノ酸(例えば、アルギニン)、またはイミダゾール環である場合がある第2の塩基性基を有するアミノ酸(例えば、ヒスチジン)である。塩基性アミノ酸の例には、アルギニン、ヒスチジンおよびリシンのD−異性体ならびにL−異性体が包含される。
【0029】
前記組成物中に存在する前記塩基性アミノ酸の量は、使用される塩基性アミノ酸、および/または該組成物中の銅ペプチドの量によって決まる。1つの具体例において、該組成物は、安全かつ有効な量の該塩基性アミノ酸を含有する。該塩基性アミノ酸は典型的には、該組成物中に約0.001重量%から約20重量%までの量で、とりわけ約0.01重量%から約5重量%までの量で存在する。
【0030】
美容的に活性な付加的作用物質
1つの具体例において、前記局所用組成物は、前記銅ペプチドの他に、美容的に活性なもう1つの作用物質を更に含有する。「美容的に活性な薬剤(cosmetically active agent)」の意味するものは、皮膚、毛髪もしくは爪に対する美容効果または治療効果を有する化合物(例えば、明化剤(lightening agents)、自己日焼け用剤のような暗色剤、抗アクネ剤、光沢制御剤(shine control agents)、抗菌剤、抗炎症剤、抗真菌薬、抗寄生虫剤、外用鎮痛剤、日焼け止め剤、光防護剤(photoprotectors)、酸化防止剤、角質溶解薬、洗浄剤/界面活性剤、保湿剤、栄養剤、ビタミン、エネルギー強化剤、発汗抑制剤、収斂薬(astringents)、脱臭薬、脱毛剤、安定剤(firming agents)、抗べんち剤(anti-callous agents)、ならびに、毛髪、爪および/または皮膚を調整するための薬剤)である。
【0031】
1つの具体例において、前記の美容的に活性な薬剤は、ヒドロキシ酸、過酸化ベンゾイル、イオウ・レゾルシノール(sulfur resorcinol)、アスコルビン酸、D−パンテノール、ヒドロキノン、メトキシケイ皮酸オクチル(octyl methoxycinnimate)、二酸化チタン、サリチル酸オクチル、ホモサラート(homosalate)、アボベンゾン(avobenzone)、ポリフェノール化合物(polyphenolics)、カロテノイド、フリーラジカル捕捉剤(free radical scavengers)、セラミド、ポリ不飽和脂肪酸、必須脂肪酸、酵素、酵素阻害剤、鉱物、エストロゲン等のホルモン、ヒドロコーチゾン等のステロイド、2−ジメチルアミノエタノール、塩化銅等の銅塩、補酵素Q10、リポ酸、プロリンおよびチロシンのようなアミノ酸、ビタミン、ラクトビオン酸(lactobionic acid)、アセチル補酵素A、ナイアシン(niacin)、リボフラボン、チアミン、リボース、NADHおよびFADH2のような電子伝達物質、ならびにアロエベラ(aloe vera)、ナツシロギク(feverfew)および大豆のような他の植物性抽出物、ならびにそれらの誘導体および混合物からなる群から選ばれるが、それらに限定されない。前記の美容的に活性な薬剤は典型的には、本発明の組成物中に該組成物の約0.001重量%から約20重量%までの量、例えば約0.01重量%〜約10重量%(例えば約0.1重量%〜約5重量%)の量で存在する。
【0032】
ビタミンの例は、ビタミンA、ビタミンB群(例えば、ビタミンB3、ビタミンB5およびビタミンB12)、ビタミンC、ビタミンKおよびビタミンE、ならびにそれの誘導体を包含するが、それらに限定されない。
【0033】
ヒドロキシ酸の例は、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、サリチル酸、クエン酸および酒石酸を包含するが、それらに限定されない。
【0034】
1つの具体例において、前記組成物は、酸化防止剤を含有する。酸化防止剤の例は、スルフヒドリル化合物(sulfhydryl compounds:SH化合物)およびそれらの誘導体(例えば、メタ重亜硫酸ナトリウムおよびN−アセチル−システイン)のような水溶性酸化防止剤、リポ酸およびジヒドロリポ酸、レスベラトロル(resveratrol)、ラクトフェリン、アスコルビン酸、ならびにアスコルビン酸誘導体(例えば、アスコルビン酸パルミテートおよびアスコルビン酸ポリペプチド)を包含するが、それらに限定されない。本発明の組成物に使用するのに適した油溶性酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエン、トコフェロール(例えば、酢酸トコフェリル)、トコトリエノールおよびユビキノンを包含するが、それらに限定されない。本発明の組成物に使用するのに適した酸化防止剤を含有する天然抽出物は、フラボノイドおよびイソフラボノイドおよびそれらの誘導体(例えば、ゲニステイン(genistein)およびダイゼイン(diadzein))を含有する抽出物、レスベラトロルを含有する抽出物、等を包含するが、それらに限定されない。そのような天然抽出物の例は、ブドウの種、緑茶、松の樹皮、およびプロポリス(propolis)を包含する。酸化防止剤の他の例は、ICIハンドブックの第1612頁〜1613頁に見出だすことができる。
【0035】
他の材料
前記スキンケア用生成物中には、美容的に活性な他の様々な薬剤も存在することがある。これらの生成物は、皮膚保護剤、湿潤剤および皮膚軟化剤を包含するが、それらに限定されない。該スキケア用生成物はまた、キレート化剤(例えば、EDTA)、防腐剤(例えば、パラベン(parabens))、顔料、染料、乳白剤(例えば、二酸化チタン)、および芳香剤も含有することがある。
【0036】
生成物
本発明のシリコーン中水型組成物は、皮膚、毛髪および爪への局所的施用に使用することができる。該組成物は、広範囲に渡る製品種に製造することができる。それら製品種は、セラム(serum)、ローション、クリームおよび化粧品(make-up)[例えば、ファンデーション(foundations)、マスカラ(mascaras)および口紅]を包含するが、それらに限定されない。
【0037】
1つの具体例において、前記の組成物および/または製品は、しわ[例えば、カラスの足跡(crow's feet)、細かなしわ、および深いしわ]の外観を軽減するのに、眼の下側の黒みがかった環状部分の外観を軽減するのに、アクネを処置するのに、光による損傷(photodamage)を処置するのに、色素沈着過度(hyperpigmentation)[例えば、エイジ・スポット(age spots:老人性色素斑)]の外観を軽減するのに、皮膚の荒れ(roughness)、血色の悪さ(sallowness)または細穴(pores)の外観を軽減するのに用いるために、皮膚(例えば、そのような処置が必要なヒト皮膚)に局所的に施用される。該組成物は、拭き取りシート(wipe)(例えば、不織布の基体)もしくはスポンジパッド(sponge pad)によって塗布するか、またはそれらの中に組み込むことができる。
【0038】
本発明の組成物、およびそのような組成物を含有する製品は、当業者には周知であるやり方を使用して調製することができる。
【0039】
〔実施例1〕
下記は、レチノールを含有する、本発明のシリコーン中水型エマルションの2つの例である。表1に、それらの成分と、該成分に対応する重量%とを示す。
【0040】
第1の容器の中で、下記の油相成分:シクロペンタシロキサン(および)シクロヘキサシロキサン、シクロペンタシロキサン(および)ジメチコーン/ビニルジメチコーン・クロスポリマー、ジメチコーン(および)ジメチコーンPEG10/15・クロスポリマー、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、イソノニルイソノアノエート(Isononyl Isonoanoate)、スクアラン、トコフェロール、エチルヘキシルグリセリン、ビサボロール(Bisabolol)、ならびにBHT(ブチルヒドロキシトルエン)を配合した。これら成分は、均質になるまで混合した。
【0041】
第2の容器の中で、下記の水相成分:水、エリソルビン酸、グリチルリチン酸二カリウム(Dipotassium Glyccyrrhizate)、クエン酸ナトリウムおよび塩化ナトリウムを配合した。これら成分は、完全に溶解するまで混合した。次いで、第2の容器の中に、ジプロピレングリコール、オート麦(Oat)(カラスムギ(Avena Sativa))の穀粒抽出物、およびグリセリンを添加し、均質になるまで混合した。
【0042】
第1の容器の前記諸成分を混合しながら、第2の容器の前記混合物を非常にゆっくり添加して、第1の容器の中に得られた混合物をゲルにした。得られた混合物は、エマルションが十分形成されるまで更に混合した。該エマルションが形成された後、レチノールを、均質になるまで連続的に混合しながら添加した。
【0043】
【表1】

【0044】
〔実施例2〕
下記は、本発明のシリコーン中水型エマルションの例である。表2に、その成分と、該成分に対応する重量%とを示す。
【0045】
第1の容器の中で、シリコーン相の成分、即ち、シクロペンタシロキサン(および)シクロヘキサシロキサン、シクロペンタシロキサン(および)ジメチコーン/ビニルジメチコーン・クロスポリマー、ジメチコーン(および)ジメチコーンPEG10/15・クロスポリマー、シクロペンタシロキサンおよびアクリレート/ジメチコーン共重合体、スクアラン、酢酸トコフェリル、エチルヘキシルグリセリン、ビサボロール、芳香剤、ならびにBHTを配合し、均質になるまで混合した。
【0046】
水、銅トリペプチド−1およびL−アルギニンを、該銅トリペプチド−1および該アルギニンが溶解するまで、別々に混合した。次いで、その銅トリペプチド−1の混合物に、水と、アカシアセネガルゴムと、大豆外皮タンパク質加水分解物と、キサンタンゴムとの組み合せ[ニュージャージー州ノースベイル(Northvale)、トリ−K・インダストリー社(Tri-K Industry)の皮膚引き締め性セラム(Skin Tightening Serum)]を添加し、次いで、結果として得られた混合物を、ジプロピレングリコールおよびグリセリンに添加し、均質になるまで混合して、このような水相を形成した。
【0047】
前記油相を混合しながら、前記水相を該油相の中に徐々に添加した。その後、該油相はゼラチン様粘稠性(consistency)を有した。結果として得られたシリコーン中水型エマルションは、十分に形成されるまで混合した。
【0048】
【表2】

【0049】
〔実施例3〕
実施例1の試料Bの製剤であって、前記膜形成剤のアジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマーを含有している製剤とそれを含有していない製剤とからのレチノールの浸透を、生体外モデル研究によって、レチノール0.1%を含有する市販の水中油型エマルションと比較して、24時間の間のレチノールの経皮浸透および経皮吸収を調べた。その試験では、ブタ皮膚を洗浄し、該皮膚の厚さを測定し、次いで、垂直なフランツ型拡散セル(Franz-type diffusion cells)の間に(角質層(stratum corneum)がドナー室(donor chamber)の方に向いている状態で)置いた。拡散した面積は、約2.54cm2であった。それら拡散セルは、32℃に保持された浴の中に浸漬し、それら室(chambers)は、ポリエチレングリコール20オレイルエーテルとBHT(ブチルヒドロキシトルエン)とを含有するPBS(リン酸緩衝生理食塩水)溶液で満たした。次いで、生成物を秤量し、前記皮膚試料の表面に施用した。(暗闇で)24時間経過した後、該皮膚表面に残存している前記製剤と、該皮膚の中に浸透したレチノールとを分析し、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)によって定量化した。
【0050】
以下の表3に示すように、皮膚の中へレチノールが浸透する効率は、前記の市販の水中油型エマルションと比べて、実施例1のシリコーン中水型エマルション製剤によって意外なほど増大した。
【0051】
【表3】

【0052】
〔実施例4〕
実施例1の試料Bの製剤であって、前記膜形成剤のアジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマーを含有している製剤とそれを含有していない製剤との刺激潜在性(irritation potential)もまた、使用されているヒト繰返しパッチ試験モデルで試験を行い、通常の使用方法での生成物の許容度を予測した。その方法には、非希釈の試験用生成物を、半閉鎖パッチ(semi-occlusive patches)の下に12日間の試験期間に渡って毎日施用することが含まれる。試験用生成物約100μLを、各々の不織布綿パッドに塗り、次いで、多孔質の低アレルギー誘発性(hypoallergenic)テープを用いて皮膚に固定した。負の対照(negative control)として、非投薬パッチを用いたのに対して、正の対照(positive control)として、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)1.0%のパッチを用いた。毎日、パッチを取り外し、再びパッチを行なう前、試験部位を、刺激について専門的に等級分けした。等級は、その試験期間に渡って集計し、以下の表4に示すように、累計的刺激評点を作り出した。前記膜形成剤が前記製剤中に存在する場合、刺激の意外なほどにかなりの軽減が観察された。
【0053】
【表4】

【0054】
〔実施例5〕
実施例2のシリコーン中水型エマルションの安定性を、銅トリペプチド−1(水中油型生成物)を0.3%含有する水中油型エマルション組成物の安定性と比較した。それら2種類の生成物の外観は、40℃の促進安定性条件で保管し、次いで、比較した。6ヶ月保管した後、該水中油型エマルションは、薄青色から薄緑色に変色し、銅トリペプチド−1が劣化したことが示された。一方、実施例1は、同一期間に渡って緑色に変色せず、該シリコーン中水型エマルション組成物の安定性が改善されることを示した。
【0055】
本発明は、それの詳細な記述と関連して説明してきたが、前述の記述は、例証することを意図しており、本発明の範囲を制限するようには意図されていない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって規定される。他の実施態様、利点および変更は、特許請求の範囲に含まれる。
【0056】
〔実施の態様〕
(1)レチノイドを含有する組成物において、
前記組成物が、シリコーン中水型エマルションである、組成物。
(2)実施態様1記載の組成物において、
前記レチノイドがレチノールである、組成物。
(3)実施態様2記載の組成物において、
前記組成物が、水溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
(4)実施態様3記載の組成物において、
前記水溶性膜形成剤が、ゴム、タンパク質およびポリマーから成る群から選ばれている、組成物。
(5)実施態様2記載の組成物において、
前記組成物が、油溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
(6)実施態様3記載の組成物において、
前記組成物が、油溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
(7)実施態様5記載の組成物において、
前記油溶性膜形成剤が、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセン共重合体から成る群から選ばれている、組成物。
(8)実施態様6記載の組成物において、
前記油溶性膜形成剤が、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセン共重合体から成る群から選ばれている、組成物。
(9)実施態様2記載の組成物において、
前記エマルションの外相が、ジメチコーン・クロスポリマーを含有している、組成物。
(10)実施態様3記載の組成物において、
前記エマルションの外相が、ジメチコーン・クロスポリマーを含有している、組成物。
(11)銅イオンと錯体を形成しているペプチドを含有している組成物において、
前記組成物が、シリコーン中水型エマルションである、組成物。
(12)実施態様11記載の組成物において、
前記ペプチドが、式1:
R1
[ >A1−A2−His−A3−A4−R3]n:銅(II) 式1
R2
ただし、
A1は、Glyであるか、または存在しない;
A2は、Gly、Lys、Ala、SerまたはValであり;
A3は、LysまたはGlyであり;
A4は、Trp、(Gly)n−Trp(式中、nは1〜4である)、Pro−Val−Phe−Val、Val−Phe−Valであるか、または存在しない;
R1またはR2のそれぞれが、独立的に、H、C1〜12アルキル、C7〜10フェニルアルキル、またはC(=O)E1(式中、E1は、C1〜20アルキル、C3〜20アルケニル、C3〜20アルキニル、フェニル、3,4−ジヒドロキシフェニルアルキル、ナフチル、またはC7〜10フェニルアルキル)であり;
R1およびR2の一方が、C(=O)E1である場合には、他方はHであり;
R3は、OH、NH2、C1〜12アルコキシ、C7〜10フェニルアルコキシ、C11〜20ナフチルアルコキシ、C1〜12アルキルアミノ、C7〜10フェニルアルキルアミノ、またはC11〜20ナフチルアルキルアミノであり;
nは1または2である、
ペプチドである、組成物。
(13)実施態様12記載の組成物において、
前記組成物が、水溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
(14)実施態様13記載の組成物において、
前記水溶性膜形成剤が、ゴム、タンパク質およびポリマーから成る群から選ばれている、組成物。
(15)実施態様12記載の組成物において、
前記組成物が、油溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
(16)実施態様13記載の組成物において、
前記組成物が、油溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
(17)実施態様15記載の組成物において、
前記油溶性膜形成剤が、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセン共重合体から成る群から選ばれている、組成物。
(18)実施態様16記載の組成物において、
前記油溶性膜形成剤が、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセン共重合体から成る群から選ばれている、組成物。
(19)実施態様12記載の組成物において、
前記エマルションの外相が、ジメチコーン・クロスポリマーを含有している、組成物。
(20)実施態様12記載の組成物において、
前記エマルションの外相が、ジメチコーン・クロスポリマーを含有している、組成物。
(21)皮膚のしわの外観を軽減させる方法において、
前記方法は、前記軽減を必要としている対象物の皮膚に、請求項1記載の組成物を施用することを包含する、方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レチノイドを含有する組成物において、
前記組成物がシリコーン中水型エマルション(water-in-silicone emulsion)である、組成物。
【請求項2】
請求項1記載の組成物において、
前記レチノイドがレチノールである、組成物。
【請求項3】
請求項2記載の組成物において、
前記組成物が水溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
【請求項4】
請求項3記載の組成物において、
前記水溶性膜形成剤が、ゴム、タンパク質およびポリマーから成る群から選ばれている、組成物。
【請求項5】
請求項2記載の組成物において、
前記組成物が油溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
【請求項6】
請求項3記載の組成物において、
前記組成物が油溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
【請求項7】
請求項5記載の組成物において、
前記油溶性膜形成剤が、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセン(eicocene)共重合体から成る群から選ばれている、組成物。
【請求項8】
請求項6記載の組成物において、
前記油溶性膜形成剤が、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセン共重合体から成る群から選ばれている、組成物。
【請求項9】
請求項2記載の組成物において、
前記エマルションの外相が、ジメチコーン・クロスポリマーを含有している、組成物。
【請求項10】
請求項3記載の組成物において、
前記エマルションの外相が、ジメチコーン・クロスポリマーを含有している、組成物。
【請求項11】
銅イオンと錯体を形成しているペプチドを含有している組成物において、
前記組成物が、シリコーン中水型エマルションである、組成物。
【請求項12】
請求項11記載の組成物において、
前記ペプチドが、式1:
R1
[ >A1−A2−His−A3−A4−R3]n:銅(II) 式1
R2
ただし、
A1は、Glyであるか、または存在しない;
A2は、Gly、Lys、Ala、SerまたはValであり;
A3は、LysまたはGlyであり;
A4は、Trp、(Gly)n−Trp(式中、nは1〜4である)、Pro−Val−Phe−Val、Val−Phe−Valであるか、または存在しない;
R1またはR2のそれぞれが、独立的に、H、C1〜12アルキル、C7〜10フェニルアルキル、またはC(=O)E1(式中、E1は、C1〜20アルキル、C3〜20アルケニル、C3〜20アルキニル、フェニル、3,4−ジヒドロキシフェニルアルキル、ナフチル、またはC7〜10フェニルアルキル)であり;
R1およびR2の一方が、C(=O)E1である場合には、他方はHであり;
R3は、OH、NH2、C1〜12アルコキシ、C7〜10フェニルアルコキシ、C11〜20ナフチルアルコキシ、C1〜12アルキルアミノ、C7〜10フェニルアルキルアミノ、またはC11〜20ナフチルアルキルアミノであり;
nは1または2である、
ペプチドである、組成物。
【請求項13】
請求項12記載の組成物において、
前記組成物が、水溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
【請求項14】
請求項13記載の組成物において、
前記水溶性膜形成剤が、ゴム、タンパク質およびポリマーから成る群から選ばれている、組成物。
【請求項15】
請求項12記載の組成物において、
前記組成物が、油溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
【請求項16】
請求項13記載の組成物において、
前記組成物が、油溶性膜形成剤を更に含有している、組成物。
【請求項17】
請求項15記載の組成物において、
前記油溶性膜形成剤が、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセン共重合体から成る群から選ばれている、組成物。
【請求項18】
請求項16記載の組成物において、
前記油溶性膜形成剤が、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン・クロスポリマー、アクリレート/ジメチコーン共重合体、トリメチルシロキシシリケート、VP/ヘキサデセン共重合体、およびTVP/エイコセン共重合体から成る群から選ばれている、組成物。
【請求項19】
請求項12記載の組成物において、
前記エマルションの外相が、ジメチコーン・クロスポリマーを含有している、組成物。
【請求項20】
請求項12記載の組成物において、
前記エマルションの外相が、ジメチコーン・クロスポリマーを含有している、組成物。
【請求項21】
皮膚のしわの外観を軽減させる方法において、
前記方法は、前記軽減を必要としている対象物の皮膚に、請求項1記載の組成物を施用することを包含する、方法。

【公開番号】特開2006−265253(P2006−265253A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−81257(P2006−81257)
【出願日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(501457707)ニュートロジーナ・コーポレイション (1)
【氏名又は名称原語表記】NEUTROGENA CORPORATION
【住所又は居所原語表記】5760 West 96th Street, Los Angeles, CA 90043, U.S.A.
【Fターム(参考)】