説明

シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置

【課題】画像形成装置より排出されるシートを順次受け入れて、所定幅で対向するガイド部材により形成されるシート搬送路を備えたシート搬送装置において、搬送経路におけるシート搬送抵抗を減らし、撓みを低減し、省スペース化を図り得るシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】搬送装置は、画像形成装置から排出される用紙Pを順次受け入れて、所定幅で対向するガイドにより形成されるシート搬送路が湾曲する部分を備えている。その搬送路内を搬送経路に沿って移動可能な一対の補助部材602、602を備える。ガイド補助部材602は用紙Pと接触する部分には回動可能なコロ602aを備える。またこのコロは低摩擦素材であり、コロ自体による用紙Pへの搬送負荷が上がることを防ぐ。すなわち搬送抵抗の高い部分をガイドすることでシートの搬送抵抗を減らし、撓みを低減する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置もしくは、画像形成装置等に併設され当該装置から排出されたシート(記録紙)を受け入れて、搬送するシー搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いたレーザープリンタやカラー画像複写機等の画像形成装置においては、一般に、パソコンや画像入力装置から入力された画像データをレーザー等により露光して感光体ドラム等の像担持体に対して静電潜像を形成し、現像装置によりトナーを現像した後に用紙に転写し、その後、加熱ローラ方式の定着装置にてトナーを用紙に溶融させて画像を定着させ、排出させる手段が用いられている。
【0003】
このような画像形成装置に対して、ステープラやパンチ穴あけ、ソート(丁合い)、製本、折り等の後処理を実行させる装置を接続させて作業の自動化を図った装置も提供されている。このような機能を備えた後処理装置には後処理部まで被記録体を搬送するための搬送装置を備えたものが知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、搬送経路中で撓みを持ったシートを撓みの内側から撓み方向に可動可能なガイド部材によって外側ガイド部材に強制的に保持するシート撓み矯正手段を備えた搬送装置が開示されている。また、特許文献2には湾曲搬送経路外側のガイド面に回転コロを備え、回転コロの軸がシート搬送方向と直交する方向に自在に支持できる軸支持部材を備え、シートの搬送時の摩擦抵抗を小さくした搬送装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1開示の発明では、シートの撓みを強制的に保持するため、搬送負荷が大きくなり、搬送が不安定になる恐れがあった。また、特許文献2開示の発明では、シート搬送時の摩擦抵抗を軽減するコロはシート搬送方向には移動しないため、シートサイズ等により摩擦抵抗が上がるポイントが異なる場合にも一定位置でシートに接触するため、効率よく摩擦抵抗を軽減できず、また、摩擦抵抗が上がるポイントとコロ位置が一致しなかった場合にはシートの搬送が不安定にある恐れがあった。
【0006】
本発明はこのような問題点にかんがみてなしたもので、搬送経路におけるシート搬送抵抗を減らし、撓みを低減し、省スペース化を図り得るシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のシート搬送装置のうち請求項1に係るものは、画像形成装置より排出されるシートを順次受け入れて、所定幅で対向するガイド部材により形成されるシート搬送路を備えたシート搬送装置において、湾曲する部分を備えた搬送路内を搬送経路に沿って移動可能なガイド補助部材を備えることを特徴とする。
【0008】
同請求項2に係るものは、請求項1に記載のシート搬送装置において、前記搬送経路はすべて湾曲経路であることを特徴とする。
【0009】
同請求項3に係るものは、請求項1または2に記載のシート搬送装置において、前記ガイド補助部材は前記搬送路内に突入、出自在であることを特徴とする。
【0010】
同請求項4に係るものは、請求項1または3に記載のシート搬送装置において、前記ガイド補助部材の移動速度または移動距離を可変としたことを特徴とする。
【0011】
同請求項5に係るものは、請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記シート搬送装置はシート状態を検出する手段を備え、該シート状態を検出する手段は、前記画像形成装置のシート情報を発信する発信手段から発信される、印刷するシートにより異なる情報を受け取る手段であり、該シート状態を検出する手段が受け取った情報により前記ガイド補助部材の移動速度または移動距離を異ならせることを特徴とする。
【0012】
同請求項6に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記シート情報がシートサイズであることを特徴とする。
【0013】
同請求項7に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記シート情報がシート厚さであることを特徴とする。
【0014】
同請求項8に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記ガイド補助部材が回動可能なコロであることを特徴とする。
【0015】
同請求項9に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、 前記ガイド補助部材は低摩擦素材であることを特徴とする。
【0016】
同請求項10に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記搬送経路にシート位置検出手段を有し、シート位置に応じて前記ガイド補助部材の移動距離を異ならせることを特徴とする。
【0017】
同請求項11に係るものは、請求項1から10のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記搬送経路が湾曲経路を有し、前記ガイド補助部材の移動軌跡が湾曲経路曲率より大きいことを特徴とする。
【0018】
同請求項12に係るシート折り装置は、請求項1から11のいずれかに記載のシート搬送装置を備えたことを特徴とする。
【0019】
同請求項13に係る画像形成装置は、請求項1から11のいずれかに記載のシート搬送装置及び/または請求項12のシート折り装置を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、搬送抵抗の高い部分をガイド補助部材でガイドすることでシートの搬送抵抗を減らし、撓みを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施となる画像形成装置の概略全体構成図
【図2】本発明の実施例1に係る、シート後処理装置の全体構成図
【図3】図2の装置におけるZ折り動作図
【図4】図2の装置における二つ折り動作図
【図5】図2の装置における三つ折り動作図
【図6】図2の装置に用いたガイド補助部材の構成と動作概要を示す図
【図7】図2の装置に用いたガイド補助部材の構成図
【図8】本発明の実施例2に係る、図7とは別構成のガイド補助部材の構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の実施形態としては以下のようなものがある。ただし、本発明は以下の実施形態並びに後述する実施例には元にてされず、種々の変形例を構成し得る。
【0023】
本発明の実施形態では、画像形成装置より排出されるシートを順次受け入れて、所定幅で対向するガイド部材により形成されるシート搬送路が湾曲する部分を備え、その搬送路内を搬送経路に沿って移動可能なガイド補助部材を備える。すると、搬送抵抗の高い部分をガイド補助部材でガイドすることでシートの搬送抵抗を減らし、撓みを低減できる。
【0024】
また前記搬送経路をすべて湾曲経路とする。このことで、省スペースに搬送経路を配置し、シートの搬送抵抗を減らし、撓みを低減することが可能である。
【0025】
また前記ガイド補助部材を前記搬送路内に突入、出自在とする。このことで、搬送抵抗が高い場合にのみ突出し、効率よく搬送抵抗を低減し、撓みを低減することが可能である。
【0026】
また前記ガイド補助部材を、移動速度または移動距離が可変のものとする。このことで搬送抵抗が高くなる位置で効率よく搬送抵抗を減らし、撓みを低減することが可能である。
【0027】
前記シート搬送装置がシート状態を検出する手段を備え、このシート状態を検出する手段は前記画像形成装置から発信される情報を受け取り、前記画像形成装置は印刷するシート情報を発信する発信手段を有し、印刷するシート情報により画像形成装置から送られる情報が異なることで、前記ガイド補助部材の移動速度または移動距離を異ならせる。このことで、搬送抵抗が高くなる位置で搬送抵抗を効率よく低減し、撓みを低減することが可能である。
【0028】
前記シート情報をシートサイズとする。そのことでシートサイズに応じて搬送抵抗を低減させ、撓みを低減することが可能である。
【0029】
前記シート情報をシート厚さとする。そのことでシート厚さに応じて搬送抵抗を減らし、撓みを低減することが可能である。
【0030】
前記ガイド補助部材を回動可能なコロとする。そのことで、ガイド補助部材によるシートへの搬送抵抗を低減し、撓みを低減することが可能である。
【0031】
前記ガイド補助部材を低摩擦素材とする。そのことで、ガイド補助部材でのシートへの搬送抵抗を減らし、撓みを低減することが可能である。
【0032】
前記搬送経路にシート位置検出手段を有し、シート位置に応じて前記ガイド補助部材の移動距離を異ならせる。そのことで、効率よくシートへの搬送抵抗を減らし、撓みを低減することが可能である。
【0033】
前記搬送経路が湾曲経路を有し、前記ガイド補助部材の移動軌跡を湾曲経路曲率より大きくする。そのことで安価な構成で前期ガイド補助部材を構成し、シートへの搬送抵抗を減らし、撓みを低減することが可能である。
【実施例】
【0034】
以下、本発明に係るシート搬送装置、画像形成装置の実施例について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るシート折り装置を連結したシステム構成を示す説明図である。本システムは図示するように、大きくは本発明による構成・動作を行うシート搬送装置1500を備えたシート折り装置1000と、複写機などの画像形成装置2000と、シートに対しステープルなどの後処理を行うシート後処理装置3000とを備えている。
【0035】
図2は本発明に係るシート搬送装置を備えたシート折り装置1000の全体レイアウト図である。このシート折り装置1000の構成を示す図2に基づいて、各折り動作別に説明する。なお、この構成により、Z折り、二つ折り、外三つ折り、内三つ折りの各折り動作が可能となっている。
【0036】
<Z折り>
詳細は図3に示す。
本体より受け入れた用紙Pは、入口切替爪400によって搬送装置を備えた第1ストッパ搬送路102へ案内される。第1ストッパ搬送路102内の第1ストッパ301に用紙Pの先端を突き当てて撓ませ、第1折りローラ201と第2折りローラ202によって形成される第1ニップで1回目の折りを行う。
【0037】
1回目折りの撓み形成時には、第1撓み補助部材401を動作させ、用紙Pを折りローラ側に均一に撓ませる。1回目折り完了後、第1中継搬送路103から第2ストッパ搬送路104へ搬送され、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙Pの先端を突き当てて撓ませ、第3折りローラ203と第4折りローラ204によって形成される第2ニップで2回目の折りを行い、第2中継搬送路105にてZ折り完了となる。
【0038】
2回目折りの撓み形成時にも、1回目同様に第2撓み補助部材402を動作させる。折り完了後、第3ストッパ搬送路106を通り、排紙搬送ローラ112によって下流機へ搬送される。
【0039】
Z折りモードでは、第3ストッパ303は使用しないため、第3ストッパ搬送路106から退避した位置にある。
【0040】
<二つ折り>
詳細は図4に示す。
本体より受け入れた用紙Pは、入口切替爪400と第1撓み補助部材401によって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1折りローラ201と第2折りローラ202によって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される。
【0041】
第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙Pの先端を突き当てて撓ませ、第3折りローラ203と第4折りローラ204によって形成される第2ニップで1回目の折りを行い、第2中継搬送路105にて二つ折り完了となる。
【0042】
1回目折りの撓み形成時には、第2撓み補助部材402を動作させ、用紙Pを折りローラ側に均一に撓ませる。折り完了後、第3ストッパ搬送路106を通り、排紙搬送ローラ112によって下流機へ搬送される。
【0043】
二つ折りモードでは、第3ストッパ303は使用しないため、第3ストッパ搬送路106から退避した位置にある。
【0044】
<外三つ、内三つ>
詳細は図5に示す。
本体より受け入れた用紙Pは、入口切替爪400と第1撓み補助部材401によって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1折りローラ201と第2折りローラ202によって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される。
【0045】
第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙Pの先端を突き当てて撓ませ、第3折りローラ203と第4折りローラ204によって形成される第2ニップで1回目の折りを行い、第2中継搬送路105にて1回目折り完了となる。
【0046】
1回目折り完了後、第3ストッパ搬送路106へ搬送され、第3ストッパ搬送路106内の第3ストッパ303に用紙Pの先端を突き当てて撓ませ、第5折りローラ205と第6折りローラ206によって形成される第3ニップで2回目の折りを行い、スタッカー搬送路107にて内三つ折り、外三つ折り完了となる。折り完了後、用紙Pはスタッカー排紙搬送ローラ113によってスタッカー部へ収納される。
【0047】
スタッカー部500は先端フェンス550と後端フェンス540、昇降する排紙トレイ501を備えている。排紙トレイ501は支持部材に固定されており、支持部材はタイミングベルトプーリを介して駆動軸に連結されている。さらに前記駆動軸には図示しないギヤが嵌合されており、前記ギヤを介してDCモータに連結されている。前記DCモータの回転により排紙トレイ501の昇降動作が行われる。排紙トレイ501は用紙Pを排紙するごとに昇降動作を行う。
【0048】
また、排紙される用紙Pのサイズに応じて先端フェンス550は用紙搬送方向に移動可能となっている。先端フェンス550にはラック551が備わっており、先端フェンス可動モータ221の回転によって動作する。
【0049】
<第1、2ストッパ搬送路>
詳細は図6に示す。
第1ストッパ搬送経路102、第2ストッパ搬送経路104は、既述のとおり、それぞれ搬送装置1500が備えている。以下、第2ストッパ搬送経路102について説明するが、第1ストッパ搬送経路においても同構成である。搬送経路は湾曲経路104となっており、搬送経路による機械の大型化を防いでいる。
【0050】
用紙Pが湾曲経路内に進入すると、検知手段601により用紙Pの先端を検知し、用紙Pがガイド補助部材602によるガイドが可能な位置まで搬送されるとガイド補助部材602が搬送経路内に出没し用紙Pの搬送ガイドを開始する。
【0051】
ガイド補助部材602は用紙Pの搬送方向へ移動可能であり、本体から得られる用紙サイズや紙厚に応じて搬送抵抗が大きくなる位置へ移動し、搬送抵抗を低減する。搬送抵抗が大きくなる位置は用紙Pの先端位置によって変化するため、その変化に応じてガイド補助部材602は移動する。また、搬送抵抗の大きくなる位置の移動速度に応じた速度で移動するように制御されている。用紙Pの先端が第2ストッパ302に突き当たるまでガイド補助部材602は動作し、用紙Pの搬送を補助する。これにより用紙Pの先端が第2ストッパ302に突き当たる前に用紙Pが撓むのを防止する。
【0052】
図7はガイド補助部材の動作概要及び構成図である。
ガイド補助部材602は用紙Pと接触する部分には回動可能なコロ602aが備わっている。またこのコロは低摩擦素材であり、コロ自体による用紙Pへの搬送負荷が上がることを防ぐ。
【0053】
ガイド補助部材602のコロ602aは支持部材602bに備わっており、モータ603からギヤ604を介して支持部材602bは揺動可能であり、側板に開けられたガイド穴605に沿って動作することでコロ602aは搬送方向へ移動する。なおガイド補助部材602のコロ602aの移動奇跡は湾曲ガイド板の湾曲外周径より大きくなっており、搬送方向の移動量によって搬送経路内への突入、出を行う。
【0054】
<実施例2>
図8は、本発明の実施例2に係る、図7とは別構成のガイド補助部材の構成を示す説明図である。
モータ701が回転することで偏心カム702を動作させ、これによりリンク703を押してコロ602aは回転軸704を中心に移動する。ここで、リンク703内には圧縮スプリング705が備わっており、コロ602aに圧を掛ける構成となっている。
【符号の説明】
【0055】
102:第1ストッパ搬送路
103:第1中継搬送路
104:第2ストッパ搬送路
105:第2中継搬送路
106:第3ストッパ搬送路
107:スタッカー搬送路
112:排紙搬送ローラ
113:スタッカー排紙搬送ローラ
201:第1折りローラ
202:第2折りローラ
203:第3折りローラ
204:第4折りローラ
205:第5折りローラ
206:第6折りローラ
221:先端フェンス可動モータ
301:第1ストッパ
302:第2ストッパ
303:第3ストッパ
400:入口切替爪
401:第1撓み補助部材
402:第2撓み補助部材
500:スタッカー部
501:排紙トレイ
540:後端フェンス
550:先端フェンス
551:ラック
601:検知手段
602:ガイド補助部材
602a:コロ
602b:支持部材
603:モータ
604:ギヤ
605:ガイド穴
701:モータ
702:偏心カム
703:リンク
704:回転軸
705:圧縮スプリング
1000:シート折り装置
1500:シート搬送装置
2000:画像形成装置
3000:シート後処理装置
【先行技術文献】
【特許文献】
【0056】
【特許文献1】特開2007−145440号公報
【特許文献2】特開2007−182262号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置より排出されるシートを順次受け入れて、所定幅で対向するガイド部材により形成されるシート搬送路を備えたシート搬送装置において、湾曲する部分を備えた搬送路内を搬送経路に沿って移動可能なガイド補助部材を備えることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項2】
請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記搬送経路はすべて湾曲経路であることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のシート搬送装置において、
前記ガイド補助部材は前記搬送路内に突入、出自在であることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項4】
請求項1または3に記載のシート搬送装置において、
前記ガイド補助部材の移動速度または移動距離を可変としたことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記シート搬送装置はシート状態を検出する手段を備え、
該シート状態を検出する手段は、前記画像形成装置のシート情報を発信する発信手段から発信される、印刷するシートにより異なる情報を受け取る手段であり、
該シート状態を検出する手段が受け取った情報により前記ガイド補助部材の移動速度または移動距離を異ならせることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記シート情報がシートサイズであることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項7】
請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記シート情報がシート厚さであることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項8】
請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記ガイド補助部材が回動可能なコロであることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項9】
請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記ガイド補助部材は低摩擦素材であることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項10】
請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記搬送経路にシート位置検出手段を有し、
シート位置に応じて前記ガイド補助部材の移動距離を異ならせることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項11】
請求項1から10のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記搬送経路が湾曲経路を有し、前記ガイド補助部材の移動軌跡が湾曲経路曲率より大きいことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項12】
請求項1から11のいずれかに記載のシート搬送装置を備えたことを特徴とするシート折り装置。
【請求項13】
請求項1から11のいずれかに記載のシート搬送装置及び/または請求項12のシート折り装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−144303(P2012−144303A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−1476(P2011−1476)
【出願日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】