説明

シート集積装置及びシート集積方法

【課題】パレット上に所望枚数の枚葉シートからなる複数のシート積層物を互いにずらして積載する。
【解決手段】シート集積装置20は枚葉シートPを搬送するシート搬送部13と、シート搬送部13からの枚葉シートPを受けるパレット10と、パレット10を支持するとともに水平方向に往動又は復動するパレット支持台11とを備えている。パレット10側へ送られる枚葉シートPの枚数がシートカウンタ17により計測され、シートカウンタ17からの信号に基づいて、枚葉シートPの枚数が所定量に達した場合に制御部18がパレット支持台11を往動又は復動させる。このことにより、所望枚数の枚葉シートPからなる複数のシート積層物P1、P2、P3をパレット10上で互いにずらして積載する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、枚葉シートをパレット上に積載するシート集積装置及びシート集積方法に係り、とりわけパレット上に所望枚数の枚葉シートからなる複数のシート積層物を互いにずらして積載することができるシート集積装置及びシート集積方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より印刷等の処理が施された枚葉シートは、シート搬送部によって搬送され、その後シート搬送部からパレット上に順次積載される。
【0003】
パレット上に積載された枚葉シートは、その後断裁されて多数のカード状物が形成される。
【0004】
ところでパレット上に積載された枚葉シートを断裁する場合、パレット上の枚葉シートを所望枚数毎に束ねて持ち運び、この所望枚数毎に断裁機により断裁している。
【0005】
この場合、所望枚数の枚葉シートを容易に選択して持ち運ぶことができるよう、パレット上に積載された枚葉シートには、所望枚数の枚葉シート毎にテープ又はラベルが挿入または貼付されている。
【0006】
しかしながら枚葉シート中に挿入または貼付されるテープ又はラベルは枚葉シートに対して異物となるので、次工程において枚葉シートを断裁する作業に支障が生じることがある。このため、断裁前に枚葉シートからこのようなテープ又はラベルを抜き取っておく必要があり、更には残ったテープ又はラベルを検査する必要も生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第2691706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、パレット上に所望枚数の枚葉シートからなる複数のシート積層物を互いにずらして積載することができ、これにより枚葉シート中にテープ又はラベルを挿入または貼付する必要のないシート集積装置及びシート集積方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、枚葉シートを搬送するシート搬送部と、シート搬送部から搬送される枚葉シートを受けるパレットと、パレットを支持するとともに水平方向に往動又は復動するパレット支持台と、パレットの上流側に設けられ、パレット側に送られる枚葉シートの枚数を計測するシートカウンタと、パレット支持台を駆動制御する制御部とを備え、制御部はシートカウンタからの信号に基づいて、パレット側に送られる枚葉シートの枚数が所定量に達した場合にパレット支持台を往動又は復動させて、所望枚数の枚葉シートからなる複数のシート積層物をパレット上で互いにずらして積載することを特徴とするシート集積装置である。
【0010】
本発明は、シート搬送部は速度が可変となる上流側シート搬送部と、速度が可変となる下流側シート搬送部とを有し、制御部は上流側シート搬送部と下流側シート搬送部を駆動制御して、パレット支持台の停止時に上流側シート搬送部が高速、下流側シート搬送部が低速となる第1モードをとり、パレット支持台の往動又は復動時に上流側シート搬送部が低速、下流側シート搬送部が高速となる第2モードをとることを特徴とするシート集積装置である。
【0011】
本発明は、シート搬送部は、上流側シート搬送部と下流側シート搬送部との間に設置され、速度が可変となる中間シート搬送部を更に有することを特徴とするシート集積装置である。
【0012】
本発明は、パレット支持台は、シート搬送部の搬送方向に沿って往動又は復動することを特徴とするシート集積装置である。
【0013】
本発明は、パレット支持台は、シート搬送部の搬送方向に直交する方向に沿って往動又は復動することを特徴とするシート集積装置である。
【0014】
本発明は、シート搬送部の上流側に、連続シートを切断し、所定長の枚葉シートを形成するシートカッタを設けたことを特徴とするシート集積装置である。
【0015】
本発明は、上記記載のシート集積装置を用いたシート集積方法において、シート搬送部により枚葉シートをパレット上へ送る工程と、シートカウンタによりパレット側に送られる枚葉シートの枚数を計測する工程と、シートカウンタからの信号に基づいて、パレット側に送られる枚葉シートの枚数が所定量に達した場合に、制御部によりパレット支持台を往動又は復動させて所望枚数の枚葉シートからなる複数のシート積層物をパレット上で互いにずらして積載する工程と、を備えたことを特徴とするシート集積方法である。
【発明の効果】
【0016】
以上のように本発明によれば、パレット上に所望枚数の枚葉シートからなる複数のシート積層物を互いにずらして積載することができる。このため枚葉シート中にテープ又はラベルを挿入することなく、所望枚数の枚葉シートからなるシート積層物をパレットから順次持ち運んで、次工程において枚葉シートに対して適切な処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は本発明によるシート集積装置の一実施の形態を示す概略図。
【図2】図2(a)(b)はシート集積装置を用いたシート集積方法を示す図。
【図3】図3(a)(b)はシート集積装置を用いたシート集積方法を示す図。
【図4】図4はシート巻付の製造方法を示す図。
【図5】図5は枚葉シートに対して断裁作業を施す状態を示す図。
【図6】図6は比較例としてのシート集積装置を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
図1乃至図5は本発明によるシート集積装置及びシート集積方法を示す図である。
【0020】
まず図1乃至図5により、シート集積装置20について説明する。
【0021】
シート集積装置20は枚葉シートPを搬送するシート搬送部13と、シート搬送部13により搬送され、排出ローラ19から排出される枚葉シートPを受けるパレット10と、パレット10を支持するとともに水平方向に沿って往動又は復動するパレット支持台11とを備えている。
【0022】
このうちシート搬送部13はベルトコンベアからなるとともに速度が可変となる上流側シート搬送部13aと、ベルトコンベアからなるとともに速度が可変となる下流側シート搬送部13bとを有し、また上流側シート搬送部13aの上流側には上流側シート搬送部13a上の枚葉シートPの枚数を計測するシートカウンタ17が設けられている。
【0023】
ところで、上流側シート搬送部13aの更に上流側には、帯状の連続シートSを巻付けてなり、この帯状の連続シートSを繰り出すシート巻体21が設けられている。シート巻体21から繰り出された帯状の連続シートSは、突起15aを有するシートカッタ15により切断され、所定長をもつ枚葉シートPが形成され、この枚葉シートPは上流側シート搬送部13a側へ送られる。
【0024】
またパレット支持台11は、シート搬送部13上における枚葉シートPの搬送方向Lと平行に往復動する搬送コンベア11bと、この搬送コンベア11bを駆動するコンベア駆動部11aとを有している。
【0025】
またパレット支持台11のコンベア駆動部11a、上流側シート搬送部13a、下流側シート搬送部13bは、いずれも制御部18に接続され、この制御部18により駆動制御される。
【0026】
ところで制御部18はシートカウンタ17にも接続され、シートカウンタ17からの信号に基づいて、パレット10側に送られる枚葉シートPの枚数が所定量に達した場合、パレット支持台11のコンベア駆動部11aを駆動制御して、搬送コンベア11bを枚葉シートPの搬送方向Lに沿って往動又は復動させる。
【0027】
このことにより搬送コンベア11bにより支持されたパレット10上において、所定枚数(例えば250枚)の枚葉シートPからなる複数のシート積層物P1、P2、P3を互いにずらして積載することができる。
【0028】
同時に制御部18は、上述のように上流側シート搬送部13aと、下流側シート搬送部13bを制御する。この場合、制御部18はパレット支持台11の停止時に上流側シート搬送部13aが高速、下流側シート搬送部13bが低速となる第1モードをとって、上流側シート搬送部13aと下流側シート搬送部13bを制御する。また制御部18はパレット支持台11の搬送コンベア11bが往動又は復動する際、上流側シート搬送部13aが低速、下流側シート搬送部13bが高速となる第2モードをとって、上流側シート搬送部13aと下流側シート搬送部13bを制御する。
【0029】
次にこのような構成からなるシート集積装置20を用いたシート集積方法について説明する。
【0030】
はじめに図4により、シート巻体21の製造方法について述べる。図4に示すようにシート巻体21を製造する際、紙材巻体31から帯状の連続紙材31aが繰り出され、連続紙材31aはニップロール32と冷却ロール33との間に導かれる。
【0031】
この間、合成樹脂フィルム巻体35から例えばポリエチレン製の帯状の連続合成樹脂フィルム35aが繰り出され、連続合成樹脂フィルム35aはニップロール32と冷却ロール33との間に導びかれる。
【0032】
そしてTダイ34から接着層として機能する合成樹脂34a、例えばポリエチレンが紙材31aと合成樹脂フィルム35aとの間に押出され、紙材31aと、合成樹脂フィルム35aと、これら紙材31aと合成樹脂フィルム35aとを接着する合成樹脂34aとからなる帯状の連続シートSが得られる。
【0033】
連続シートSはニップロール32と冷却ロール33との間で挟持され、同時に冷却ロール33により冷却された後巻取られて、シート巻体37が得られる。次にシート巻体37から連続シートSが繰り出され、この連続シートSに対して絵柄や文字等の印刷が施される。印刷済の連続シートSは再び巻き取られてシート巻体21が得られる。
【0034】
なお、上記では合成樹脂フィルム巻体35から例えばポリエチレン製の帯状の連続合成樹脂フィルム35aが繰り出される例を示したが、35を紙巻体とし、35aを帯状の連続紙巻体としてもよい。
【0035】
また、上記では紙材31aと、合成樹脂フィルム35aと、これら紙材31aと合成樹脂フィルム35aとを装着する合成樹脂34aとからなる帯状の連続シートSを積層する例を示したが、合成樹脂フィルム35aを積層せず、紙材31aと合成樹脂34aとからなる帯状の連続シートSを作製してもよい。
【0036】
また、上記では連続シートSに対して絵柄や文字等の印刷が施される例を示したが、予め紙材巻体31に絵柄や文字等の印刷を施してもよい。
【0037】
また、上記ではシート巻体37に絵柄や文字等の印刷が施した後、巻き取ってシート巻体21とする例を示したが、紙材巻体31、あるいは予め紙材巻体31に絵柄や文字等の印刷を施したもの、あるいはシート巻体37をそのままシート巻体21として使用してもよい。
【0038】
次に図2(a)(b)および図3(a)(b)により、パレット10上に枚葉シートPを集積するシート集積方法について説明する。
【0039】
図2(a)に示すように、まず印刷済連続シートSを巻取ってなるシート巻体21から、順次帯状の連続シートSが繰り出される。シート巻体21から繰り出された連続シートSは、シートカッタ15によって切断され、所定長をもつ枚葉シートPが形成される。
【0040】
次に枚葉シートPは、シート搬送部13の上流側シート搬送部13aおよび下流側シート搬送部13bを経て、排出ローラ19からパレット支持台11上に設けられたパレット10上に積載される。この場合、パレット支持台11は停止している。
【0041】
この間、シートカッタ15により形成された枚葉シートPが上流側シート搬送部13aに送られる際、シートカウンタ17により枚葉シートPの枚数が計測され、シートカウンタ17からの信号が制御部18に送られる。
【0042】
制御部18はパレット支持台11が停止している間、上流側シート搬送部13aが高速、下流側シート搬送部13bが低速となる第1モードをとって、上流側シート搬送部13aおよび下流側シート搬送部13bを駆動制御する。このようにして上流側シート搬送部13aにより高速で送られる枚葉シートPを下流側シート搬送部13bにより低速でさしみ状に搬送して排出ローラ19を介してパレット10上へ送ることができる。
【0043】
次に制御部18はシートカウンタ17からの信号に基づいて、パレット10側へ送られる枚葉シートPの枚数が所定量(例えば250枚)に達した場合、上流側シート搬送部13aが低速、下流側シート搬送部13bが高速となる第2モードをとって上流側シート搬送部13aおよび下流側シート搬送部13bを駆動制御する。このようにして下流側シート搬送部13bから排出ローラ19を経てパレット10上に送られる枚葉シートPの供給間隔を広げることができる(図2(b))。
【0044】
同時に、制御部18は図3(a)に示すように、パレット支持台11のコンベア駆動部11bを駆動制御して、搬送コンベア11aを枚葉シートPの搬送方向Lに沿って搬送方向Lと逆方向に駆動させる(復動させる)。この場合、制御部18がコンベア駆動部11bを駆動制御して、搬送コンベア11aを枚葉シートPの搬送方向に沿って、搬送方向Lと同一方向に駆動させてもよい(往動させる)。
【0045】
このようにパレット支持台11を往動又は復動させることにより、パレット10の位置を元の位置に対して例えば10mm移動させることができる。
【0046】
同時に、パレット10上に、所望枚数の枚葉シートPからなるシート積層物P1を作製することができる。
【0047】
その後、制御部18は、図3(b)に示すように、再び上流側シート搬送部13aが高速、下流側シート搬送部13bが低速となる第1モードをとって、上流側シート搬送部13aおよび下流側シート搬送部13bを駆動制御する。このとき枚葉シートPは上流側シート搬送部13aから下流側シート搬送部13bへ送られ、下流側シート搬送部13bにおいてさしみ状に搬送されてパレット10上へ送られる。
【0048】
このようにしてパレット10上に、所定枚数の枚葉シートPからなるシート積層物P1、P2、・・・を順次形成することができ、各シート積層物P1、P2、・・・を互いに、例えば10mmずつずらして配置することができる。
【0049】
また、上記ではシート搬送部13が上流側シート搬送部13aと下流側シート搬送部13bの2つで構成され、上流側シート搬送部13aと下流側シート搬送部13bの速度差を利用してシートの搬送ピッチの変更を可能とする例を示したが、上流側シート搬送部13aと下流側シート搬送部13bの間に更に速度が可変となる中間シート搬送部(図示せず)を設け、シート搬送部13を3つ以上の構成要素により構成してもよい。この場合、更に搬送ピッチの変更制御が容易となる。
【0050】
次に、パレット10上に複数のシート積層物P1、P2、P3が積載された後、図5に示すように作業者45はパレット10上の各シート積層物P1、P2、P3を持ち運び、各シート積層物P1、P2、P3を断裁台40上に載置する。次に作業者45は各シート積層物P1、P2、P3を断裁台40上で断裁機41により断裁し、個々のカード状物Cを作製する。個々のカード状物Cはパレット10A上に積み上げられ、所望枚数のカード状物C毎に目印となる合紙43がカード状物C中に挿入される。
【0051】
なお、各シート積層物P1、P2、P3を断裁機41により断裁する代わりに、作業者45が各シート積層物P1、P2、P3を図示しない丁合台上に載置し、丁合台上に載置された積層物P1、P2、P3の上端から順次枚葉シートPを引き出して丁合してもよい。
【0052】
またパレット支持台11を、枚葉シートPの搬送方向Lに沿って往動又は復動させた例を示したが、これに限らずパレット支持台11を枚葉シートPの搬送方向Lと直交する方向に沿って往動又は復動させてもよい。
【0053】
次に図6により比較例としてのシート集積装置について述べる。
【0054】
図6に示す比較例において、印刷済連続シートSを巻取ってなるシート巻体21から連続シートSが繰り出される。シート巻体21から繰り出された連続シートSはシートカッタ15により切断され、枚葉シートPとなって上流側シート搬送部13aおよび下流側シート搬送部13bを経て排出ローラ19からパレット10上に積載される。
【0055】
この間、上流側シート搬送部13aの上流側に設けられたシートカウンタ17により枚葉シートPの枚数が計測され、パレット10上に所望枚数の枚葉シートPが積載されたところで、枚葉シートP間にテープ又はラベル26がテープ挿入機25により挿入される。
【0056】
次に作業者45は、パレット10上からテープ又はラベル26により区画された枚葉シートPの束を持ち運び、この枚葉シートPの束毎に断裁機により枚葉シートPの束を断裁する。この場合、作業者45は枚葉シートPの束を断裁する前にテープ又はラベル26を枚葉シートPから取除く必要があり、更にはテープ又はラベル26が枚葉シートP中に残っているか否かを検査する必要がある。
【0057】
これに対して本発明によれば、所望枚数の枚葉シートPからなる複数のシート積層物P1、P2、P3をパレット10上に互いにずらして積載することができるので、枚葉シートP中にテープ又はラベル26を挿入することはない。またテープ又はラベル26を挿入することなく、かつテープ又はラベル26が枚葉シートP中に残っているか否か検査する必要がないので、作業効率を大幅に改善することができる。
【符号の説明】
【0058】
10 パレット
10A パレット
11 パレット支持台
13 シート搬送部
13a 上流側シート搬送部
13b 下流側シート搬送部
15 シートカッタ
17 シートカウンタ
18 制御部
19 排出ローラ
20 シート集積装置
21 シート巻体
P 枚葉シート
P1、P2、P3 シート積層物
S 連続シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枚葉シートを搬送するシート搬送部と、
シート搬送部から搬送される枚葉シートを受けるパレットと、
パレットを支持するとともに水平方向に往動又は復動するパレット支持台と、
パレットの上流側に設けられ、パレット側に送られる枚葉シートの枚数を計測するシートカウンタと、
パレット支持台を駆動制御する制御部とを備え、制御部はシートカウンタからの信号に基づいて、パレット側に送られる枚葉シートの枚数が所定量に達した場合にパレット支持台を往動又は復動させて、所望枚数の枚葉シートからなる複数のシート積層物をパレット上で互いにずらして積載することを特徴とするシート集積装置。
【請求項2】
シート搬送部は速度が可変となる上流側シート搬送部と、速度が可変となる下流側シート搬送部とを有し、
制御部は上流側シート搬送部と下流側シート搬送部を駆動制御して、パレット支持台の停止時に上流側シート搬送部が高速、下流側シート搬送部が低速となる第1モードをとり、パレット支持台の往動又は復動時に上流側シート搬送部が低速、下流側シート搬送部が高速となる第2モードをとることを特徴とする請求項1記載のシート集積装置。
【請求項3】
シート搬送部は、上流側シート搬送部と下流側シート搬送部との間に設置され、速度が可変となる中間シート搬送部を更に有することを特徴とする請求項2記載のシート集積装置。
【請求項4】
パレット支持台は、シート搬送部の搬送方向に沿って往動又は復動することを特徴とする請求項1記載のシート集積装置。
【請求項5】
パレット支持台は、シート搬送部の搬送方向に直交する方向に沿って往動又は復動することを特徴とする請求項1記載のシート集積装置。
【請求項6】
シート搬送部の上流側に、連続シートを切断し、所定長の枚葉シートを形成するシートカッタを設けたことを特徴とする請求項1記載のシート集積装置。
【請求項7】
請求項1記載のシート集積装置を用いたシート集積方法において、
シート搬送部により枚葉シートをパレット上へ送る工程と、
シートカウンタによりパレット側に送られる枚葉シートの枚数を計測する工程と、
シートカウンタからの信号に基づいて、パレット側に送られる枚葉シートの枚数が所定量に達した場合に、制御部によりパレット支持台を往動又は復動させて所望枚数の枚葉シートからなる複数のシート積層物をパレット上で互いにずらして積載する工程と、を備えたことを特徴とするシート集積方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−246118(P2012−246118A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−120718(P2011−120718)
【出願日】平成23年5月30日(2011.5.30)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】