説明

スイッチギヤのための光センサ装置

スイッチギヤにとって、スイッチギヤのコンパクトな全体設計を可能にするには、コンパクトな電流及び電圧センサ手段が望ましい。本発明は、光電流及び/又は光電圧センサ用の光ファイバを納める中空部を形成するように構成され、容易にスイッチギヤに組み込むことが可能な、2つの中空部材を含む、ガス絶縁スイッチングギヤのための極めてコンパクトな光センサ装置を提供する。この装置は、第1の中空部材に第2の中空部材を配置する環状凹部を設け、前記第1の中空部材を、その間に凹部が形成される2つの脚を備えた、L字型又はU字型リングとすることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電流センサ及び/又は光電圧センサを含む光センサ装置に関する。この装置は、好ましくはリング状断面を持つ第1並びに第2の中空部材を含み、両部材は一緒になって中空部を形成すべく配置される。この光センサ装置は、更に第1と第2の中空部材間の境界面に形成された環状溝内に配置された電流センサ装置の光ファイバ及び/又は第2の中空部材の凹部内に配置された光電圧センサの光ファイバを含んでいる。本発明は、更にガス絶縁スイッチギヤにおけるこうしたセンサ装置の利用と、スイッチギヤの組み立て及び/又は改装とに関する。
【背景技術】
【0002】
スイッチギヤでは、スイッチギヤを流れる電流と、例えば通電導体の高電圧電位と大地電位のような、スイッチギヤの2つの電位間の電圧を測定する必要がある。ガス絶縁スイッチギヤ(GIS)では、導体は、導体への電流及び電圧センサの配置を困難にするガス充填容器内に配置される。スイッチギヤのコンパクトさと、スペース及びコストを節約する設計が、常にこうしたスイッチギヤの設計目標であるため、利用されるセンサ装置はコンパクトで、頑強で、簡単に接近できなければならない。このタスクについては、先行技術により、例えば、変流器及び変圧器又は光電流センサ及び光電圧センサといった、様々なセンサタイプが知られている。
【0003】
スイス特許第694193号明細書は、周知の変流器を含むモジュールを開示する。このモジュールは、スイッチギヤの開口部に対するフランジを備える。変流器は、一定のスペースを必要とするので、モジュールの全長が長くなり、このためスイッチギヤの全体サイズが大きくなる。独国特許出願公開第4314821号明細書は、ガス絶縁スイッチギヤの容器に一体化された変流器を開示している。しかし、こうした構成にすると、スイッチギヤの全長が増すことになる。
【0004】
既知の光センサ装置は、スイッチギヤから離して配置されることが多い。このため、例えばセンサ装置からスイッチギヤの母線に対して電気接続が行われる。独国特許出願公開第19634251号明細書によって、ガス絶縁スイッチギヤ容器の開口部のフランジに対するフランジの付いたキャップ内に配置される光電圧センサが既知である。こうした装置は、コンパクトであるが、スイッチギヤの容器の余分な開口部及び導体からセンサ装置への余分な電気接続が必要になる。更に、この装置は変流器を備えていない。
【0005】
米国特許第5136236号明細書は、光電流センサ及び/又は光電圧センサを含む光センサ装置を示すが、該装置は、互いに中空部を形成するように構成された、望ましくは断面リング状の、第1及び第2の中空部材を含み、このセンサ装置は、更に第1の中空部材と第2の中空部材間の境界面に配置され、環状溝内に配置された電流センサの光ファイバ及び/又は第2の中空部材の凹部に配置された電圧センサの光ファイバを含んでいる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、よりコンパクトで、スイッチギヤに一体化しやすく、接近し易い、スイッチギヤのための光電流及び電圧センサ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、本発明に従い、第1の中空部材に第2の中空部材が配置される環状凹部を設け、一方第1の中空部材を、その間に凹部が形成される2つの脚を備えた、L字形又はU字形リングとすることにより達成される。
【0008】
この装置は、電流及び電圧センサが1つのユニット内に設けられ、第2の中空部材が第1の中空部材の凹部内に配置されるので、特に容易でコンパクトになる。この装置は、事前組み立てし、容易にスイッチギヤに一体化することが可能になる。
【0009】
第1の中空部材は、金属等の導電材料から形成するとよい。この結果、スイッチギヤの金属容器を互いに組み付けた時、センサ装置により妨害されないという保証を与える。従って、容器は、EMC放射線を低減又は除去する電磁シールドのような働きをする。これは、サブステーションに高感度なディジタル制御及び計測機器が装備されている際に特に有効である。しかしこれは、金属容器が、常に大地電位が望ましい、同じ電位に保たれるので、スタッフの安全にとっても重要である。第2の中空部材が電気絶縁材料から形成される場合、溝が絶縁材料によって少なくも部分的に覆われるという保証が得られる。こうした構成の場合、光ファイバを備えた溝まわりに電流ループが生じないので、電流測定が第1の導通部材の誘導電流による影響を受けずに済む。
【0010】
溝は、通電導体が通される中空部の開口部まわりを円周方向に延びるとよい。
【0011】
電流センサの光ファイバは、第1の中空部材の外部表面と溝を接続する第1の中空部材の孔を経て、溝に容易に通し得る。この結果センサ装置の容易な組み立てが確実になる。
【0012】
第2の中空部材の凹部は容易に製造でき、少なくとも1つのポッケルスセルが配置される、半径方向に延びる穴が好都合である。第2の部材にも作用する、導体周りの電界がポッケルスセルに影響し、その結果、ポッケルス効果による電圧の測定が可能になる。
【0013】
容器の気密性を確保すべく、第1の中空部材と第2の中空部材の間にシールを施す。
【0014】
光センサ装置は、スイッチギヤの隣接容器部分の2つのフランジ間に配置すると特に好都合である。これに伴い、スイッチギヤの極めて単純な組み立てが可能になる。
【0015】
この光センサ装置の設計によれば、センサ装置を予め組み立て、ユニットとしてスイッチギヤに組み込むことが可能になり、スイッチギヤの組み立て又は改装を行うための極めて有効な方法を提供できる。
【0016】
本発明の下記説明は、本発明の光センサ装置及びガス絶縁スイッチギヤ(GIS)装置におけるこのセンサ装置の適用について、その概略を、制限を加えないように示す図1から図3に関連して行う。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
ガス絶縁スイッチギヤ(GIS)装置1は、一般に、図1に示すように、例えば各位相毎の母線2と、断路器スイッチ3と、接地スイッチ4、7と、回路ブレーカ5とを含む。周知の他の及び/又は異なる装置を含んでも差し支えない。こうしたスイッチギヤ装置1は、先行技術で周知であり、従って、これ以上の説明は控える。GIS装置の容器11には、例えばSF6のようなガスが充填されており、スイッチギヤ1の様々なスイッチの、例えば接点、駆動機構等のスイッチの機械部品、更に、スイッチギヤ1に通される導体10も含まれている。容器11に、詳細を後述する如く、電流及び電圧を測定するための本発明の光センサ装置6も組み込まれている。
【0018】
図2と3は光センサ装置6を最も明確に示すので、以下、図2と3により説明する。光センサ装置6は、スイッチギヤ容器の2つの隣接部分11、11'の2つのフランジ12、12'間に配置されている。容器部分11、11'は、例えばフランジ12、12'の孔及び光センサ装置6の孔27に嵌められるネジ又はボルト等の接続手段で、周知の方法で接続される。従って、光センサ装置6は、スイッチギヤの容器の一部をなしている。従って、容器11内に配置された導体10は、光センサ装置6をも通過する。
【0019】
光センサ装置6に、この場合、例えば樹脂製の電気絶縁リング14である第2の中空部材が配置される、容器11と同じ材料で作られるのが望ましい、この際、L字形の導電性金属リング13である、環状凹部を備える第1の中空部材が含まれている。横断面における環状凹部の断面形状は、例えば矩形等の任意の形状を持ち得るが、円形が望ましい。L字形リングは、リング13が、縦断面においてL字形の断面形状を持つことを表わしている。2つの部材が、互いに隣接して配置され、中空部を形成している。図示実施形態の場合、第2のリング14が、L字形リング13の2つの脚13'、13"により形成される凹部に配置されている。しかし、2つの中空部材13、14は、勿論、異なる形態をとることも可能である。第2の部材14は、例えば、Y字形又はU字形の第1の部材13の脚の間に配置し、異なる材料から形成することが可能である。第1の部材13は、例えば、金属、又は、導電性プラスチック又は樹脂のような導電性合成材料といった、任意の導電材料から形成することが可能であるが、電気絶縁材料から形成することも可能である。第2の部材14は、例えば、プラスチック又は樹脂のような合成材料といった、任意の適合する電気絶縁材料から形成することが可能である。
【0020】
第1の部材13の環状凹部は、電気絶縁部材14が、光センサ装置6の内側に配置されるよう、即ちスイッチギヤ容器11の内側に組みつけられた状態で配置されるように設けられている。従って、光センサ装置6の外部表面22は、L字形リング13によって形成されている。図示実施形態で、第2のリング14は、ネジ21でL字形リング13に取り付けられた多くのプレート20によって凹部に固定され、その結果、非導電性リング14は、所定位置に留められて、保持されることになる。第2の部材は、勿論、例えばネジ又はボルト、接着等で固定される、ポジティブ又は非ポジティブフィットといった、任意の適合する接続によって第1の部材に固定することができる。組み立てた状態で、GIS装置1のガスを充填した内部が、外部に対し確実に密封されるようにし、容器11からのガスの漏出を回避すべく、L字形リング13と容器11'のフランジ12'の間、電気絶縁リング14と容器11のフランジ12の間及びL字形リング13と電気絶縁リング14の間に、シール19が施される。
【0021】
光センサ装置6には、光電流センサ及び光電圧センサが含まれるが、電流センサ又は電圧センサのみを備えていても差し支えない。
【0022】
光電流センサは、周知のファラデイ効果に基づき、電流が導体10を流れると生じる磁界の影響で、偏光信号が減速又は加速されると言う事実を利用する。この効果は周知であり、光電流センサによく利用されるので、詳細な説明は省略する。この実施形態では、環状溝16はL字形リング13の脚13'、13"の一方の内面になる、第1と第2の中空部材13、14の間の境界面に配置されている。前記溝16は、図3から最もよく分る如く、リング13上で閉ループをなしている。しかし勿論、例えば第1のリング13又は第2のリング14上で、第1の中空部材13と第2の中空部材14との境界面の何処にでも溝16を配置できるし、第1の中空部材及び第2の中空部材14に溝16を部分的に形成することもできる。溝16は、導体10と同軸をなすと望ましい。横断面での環状溝16の断面形状は、例えば矩形等任意の形状をとり得るが、円形が望ましい。孔15により溝16とL字形リング13の外表面22が接続される。溝16と、第1のリング13又は第2のリング14は、組み立てた状態で、溝16が、第1のリング13又は第2のリング14により少なくとも部分的に覆われるような配置及び寸法とする。光ファイバ23を孔15に通し、L字形リング13の溝16内に納めており、その結果、少なくとも1つの円周ループをなすよう、GIS装置1及び光センサ装置6に通した導体10の周囲を包囲している。孔15は、組み立て中及び組み立て後の光ファイバ23に対する応力を軽減すべく、ほぼ接線方向に配置するとよい。従って、導体10を流れる電流により生じる磁界が、導体10の周りの光路で、光ファイバ23を通る光の偏光状態に影響を及ぼす。光ファイバ23の終端で、ミラーで光を反射することにより、強制的に光を元の所まで送り返すことができ、この結果ファラデイ効果が倍化する。しかし、光ファイバ23は、勿論、孔15を介して溝16及びセンサ装置6から引き出すこともできる。2つの偏光信号の移相度を評価し、導体10を流れる電流と関連づけ得る。
【0023】
光電圧センサは、周知のポッケルス効果を利用したものであり、単色光が、導体10の電界内に配置された電気光学結晶25(ポッケルスセル)の通過時に、その円偏光を楕円偏光に変化させるという事実を利用している。この効果は周知であり、光電圧センサにおいてよく利用されるので、詳細な説明は省略する。このため、少なくとも1つのポッケルスセル25が配置された第2のリング14内に、例えば穴のような凹部18が設けられている。光ファイバ24が、穴18と整合のとれたL字形リング13の孔17を経て、穴18及びポッケルスセル25に送り込まれる。電界は、電気絶縁リング14も通過し、このため、穴18に配置されたポッケルスセル25を通過する光信号の偏光状態に影響を及ぼす。評価される光の楕円率は、従って、電界の測定値であり、ひいては、例えば導体10の電圧電位と大地電位といった、2つの電位間の電圧の測定値と言うことになる。
【0024】
しかし本発明のセンサ装置に、他の適合する電流及び電圧センサを利用してもよい。
【0025】
光センサ装置6の外部表面22には、光電流及び/又は光電圧センサに適正な光信号を供給し、センサ装置を出射する光を評価するのに必要なオプトエレクトロニクス部品を収容した容器26を取り付け得る。また、容器26に、ディジタルデータプロセッサユニットに対するインターフェイスを設けることも可能である。
【0026】
センサ装置6の外部表面22は、導電性L字形リング13の表面により形成される故、金属製で導電性の接地された容器11が、センサ装置6により妨害されることはないが、これは、EMC放射が特定の制限によって束縛される場合が多いので、EMCの理由から重要である。基本的に、同じことが、L字形リング13が電気絶縁材料から形成されている場合、接地ストラップ又はシールドを利用して、2つの容器部分11、11'を電気的に接続することで実現可能である。こうして、電磁シールドのような働きをする連続した導電性容器11により、電磁放射に対する極めて有効な防護が実現される。これはまた、サブステーションに高感度のディジタル制御及び計測機器が装備されている場合に、特に有効である。しかし、これは、金属容器11が、大地電位が望ましい、常に同じ電位に保たれるので、スタッフの安全にとっても重要である。
【0027】
少なくとも一方が電気絶縁材料から形成された、第1の中空部材13と第2の中空部材14との境界面に、光電流ファイバ23を配置した溝16を設けることで、導体10のまわりの磁界により容器11に誘導される電流に起因した、光電流ファイバ23まわりの電流ループを回避できる。従って、誘導電流が電流測定に影響を及ぼす可能性が無くなる。
【0028】
GIS装置1の容器11は、一般に図1に示す如く、互いに接続された幾つかの単一モジュールから構成されている。このため、各モジュールの端面は、単一モジュールと接合するためのフランジ12を備える。フランジ12間に適切なシーリング手段を設け、容器11の機密性を確保すべきである。光センサ装置6は、詳細に上述したのように、スイッチギヤ装置1の、やはりフランジ付きエルボ内にあり、任意の2つの隣接モジュールのフランジ12間に配置することができる。
【0029】
光センサ装置6の設計によれば、この装置は、スイッチギヤ装置1に組み込む前の、完全な事前組み立てが可能である。この結果、単一センサ装置6を単一ユニットとして容易に取り扱え、スイッチギヤの極めて効率の良い組み立てや改装が可能になる。隣接容器部分11、11'の2つのフランジ12、12'間に、センサ装置6を配置しさえすればよい。このため、横断面における第1の中空部材13及び/又は第2の中空部材14の断面は、容器11の横断面と同じ、図面に示すように円形であると好都合であるが、勿論、任意の他の断面を持つことも可能である。必要な全ての供給物及び接続は、センサ装置6に組み込まれるか或いは、例えばディジタルデータ処理装置に対する各インターフェイスを設けることによって、それに容易に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】典型的な3極ガス絶縁スイッチギヤ装置を表した図である。
【図2】ガス絶縁スイッチギヤ装置に組み込まれた本発明の光センサ装置の異なる断面図である。
【図3】こうした本発明の光センサ装置の平面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 スイッチギヤ、6 光センサ装置、10 導体、11 容器、12、12' フランジ、13 第1の中空部材、13'、13" 第1の中空部材の脚、14 第2の中空部材、15 第1の中空部材の孔、16 環状溝、18 第2の中空部材の凹部、19 シール、20 締め付け手段、22 第1の中空部材の外部表面、23 電流センサの光ファイバ、24 電圧センサの光ファイバ、25 ポッケルスセル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光電流センサ及び/又は光電圧センサを含む光センサ装置であって、互いに中空部を形成するように構成された第1及び第2の中空部材(13、14)を含み、更に前記第1の中空部材(13)と前記第2の中空部材(14)の間の境界面(28)に配置され、かつ環状溝(16)内に配置された電流センサの光ファイバ(23)及び/又は前記第2の中空部材(14)の凹部(18)に配置された前記電圧センサの光ファイバ(24)を含んでおり、前記第1の中空部材(13)が、前記第2の中空部材が配置される環状凹部を具備し、一方、前記第1の中空部材(13)が2つの脚(13'、13")を備えたL字形又はU字形リングであることと、前記凹部が前記2つの脚(13'、13")の間に形成されていることとを特徴とする光センサ装置。
【請求項2】
前記第1の中空部材(13)が導電性材料、前記第2の中空部材(14)が電気絶縁材料から形成されたことを特徴とする請求項1記載の光センサ装置。
【請求項3】
前記溝(16)が、第1の中空部材(13)又は第2の中空部材(14)に、或いは部分的に第1の中空部材(13)及び第2の中空部材(14)に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の光センサ装置。
【請求項4】
溝(16)が、前記中空部の開口部まわりを円周方向に延びることを特徴とする請求項1から3の1つに記載の光センサ装置。
【請求項5】
前記第2の中空部材(14)の凹部(18)が、半径方向に延びることを特徴とする請求項1から4の1つに記載の光センサ装置。
【請求項6】
前記電流センサの光ファイバ(23)が、前記第1の中空部材(13)の外部表面(22)と前記溝(16)をつなぐ、前記第1の中空部材(13)の穴(15)を介して、前記溝(16)に通じることを特徴とする請求項1から5の1つに記載の光センサ装置。
【請求項7】
前記電圧センサの光ファイバ(24)が、前記第2の中空部材(14)の穴(18)に送り込まれることを特徴とする請求項1から6の1つに記載の光センサ装置。
【請求項8】
少なくとも1つのポッケルスセル(25)が、前記第2の中空部材(14)の前記凹部(18)に配置されたことを特徴とする請求項1から7の1つに記載の光センサ装置。
【請求項9】
前記第1の中空部材(13)と前記第2の中空部材(14)の間に、シール(19)が施されたことを特徴とする請求項1から8の1つに記載の光センサ装置。
【請求項10】
前記第2の中空部材(14)が、少なくとも1つの締め付け手段(20)、望ましくは前記第1の中空部材(13)に取り付けられ、望ましくはネジ留めされたプレートによって前記第1の中空部材(13)に固定されたことを特徴とする請求項1から9の1つに記載の光センサ装置。
【請求項11】
前記センサ装置(6)の前記外部表面(22)が、前記第1の中空部材(13)によって形成されたことを特徴とする請求項1から12の1つに記載の光センサ装置。
【請求項12】
請求項1から11の1つに記載の光センサ装置を備えたスイッチギヤ。
【請求項13】
前記光センサ装置(6)が、隣接容器部分(11、11')の2つのフランジ(12、12')の間に配置されたことを特徴とする請求項12記載のスイッチギヤ。
【請求項14】
前記フランジ(12、12')と前記光センサ装置(6)の間にシール(19)が施されたことを特徴とする請求項13記載のスイッチギヤ。
【請求項15】
前記スイッチギヤに、前記中空部を通って延びる通電導体(10)が含まれることを特徴とする請求項12から14の1つに記載のスイッチギヤ。
【請求項16】
溝(16)が、導体(10)と同軸をなすように、通電導体(10)のまわりを円周方向に延びることを特徴とする請求項15記載のスイッチギヤ。
【請求項17】
請求項1から11の1つに記載の光センサ装置を備えたスイッチギヤの組み立て方法であって、
前記光センサ装置(6)を組み立て、その後該光センサ装置(6)を前記スイッチギヤ(1)の前記容器の隣接部分(11、11')の2つのフランジ(12、12')間に配置することを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項1から11の1つに記載の光センサ装置を備えたスイッチギヤを改装する方法であって、予め組み立てたる光センサ装置(6)を、前記スイッチギヤ(1)の前記容器の隣接部分(11、11')の2つのフランジ(12、12')間に配置することを特徴とする改装方法。
【請求項19】
光ファイバ(23)を、第1の中空部材(13)と第2の中空部材(14)の境界面の環状溝(16)に配置することを特徴とする請求項17又は18記載の方法。
【請求項20】
前記第2の中空部材(14)を前記第1の中空部材(13)に固定し、もって前記光ファイバ(23)を備える前記溝(16)を少なくとも部分的に覆うことを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項21】
ポッケルスセル(25)を、前記第2の中空部材(14)の凹部(18)に配置し、光ファイバ(24)をポッケルスセル(25)まで導くことを特徴とする請求項18から20の1つに記載の方法。
【請求項22】
前記第1の中空部材(13)と前記第2の中空部材(14)の間及び/又は前記第1の中空部材(13)と前記容器(11')の間及び/又は前記第2の中空部材(14)と前記容器(11)の間に、シール(19)を施すことを特徴とする請求項18から21の1つに記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−534939(P2008−534939A)
【公表日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−503475(P2008−503475)
【出願日】平成18年3月15日(2006.3.15)
【国際出願番号】PCT/EP2006/060755
【国際公開番号】WO2006/103174
【国際公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(507123763)ヴァ テク トランスミッション アンド ディストリビューション ソシエテ アノニム (2)
【出願人】(507030575)ネクストフェイズ ティーアンドディー コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】