スイッチ装置
【課題】 操作性に優れたスイッチ装置を提供すること。
【解決手段】 筐体10の外部から操作部材120に押圧力が加えられると、スイッチ素子110の可動部111が操作部材に押されてスイッチ素子が操作され、押圧力が解除されると、操作部材及び可動部が元の位置に復帰するスイッチ装置において、操作部材は、その長径方向の中央部に弾性変形可能な支軸部121を備え、支軸部が筐体に支えられるものとし、スイッチ素子は、操作部材に対し、長径方向の両端から支軸部よりの位置にそれぞれ設け、操作部材は、長径方向において支軸部を支点として両側にそれぞれ傾斜可能とし、且つ支軸部の近傍に押圧力が加えられると、支軸部が弾性変形してその全体が可動部を押す方向に移動するようにした。
【解決手段】 筐体10の外部から操作部材120に押圧力が加えられると、スイッチ素子110の可動部111が操作部材に押されてスイッチ素子が操作され、押圧力が解除されると、操作部材及び可動部が元の位置に復帰するスイッチ装置において、操作部材は、その長径方向の中央部に弾性変形可能な支軸部121を備え、支軸部が筐体に支えられるものとし、スイッチ素子は、操作部材に対し、長径方向の両端から支軸部よりの位置にそれぞれ設け、操作部材は、長径方向において支軸部を支点として両側にそれぞれ傾斜可能とし、且つ支軸部の近傍に押圧力が加えられると、支軸部が弾性変形してその全体が可動部を押す方向に移動するようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、押しボタン式のスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
押しボタン式のスイッチ装置は、筐体に対して操作部材を移動可能に設け、操作部材に押圧力を加えることにより、スイッチ素子を操作する構成となっている。スイッチ素子の可動部は、操作部材に向って付勢されており、操作部材及び可動部は、押圧力が解除されると元の位置に復帰する。特許文献1乃至4には、目覚し時計の鳴止めスイッチとして利用されたこの種のスイッチ装置が開示されている。
【特許文献1】特開平9−257956号公報
【特許文献2】特開平9−292475号公報
【特許文献3】特開2000−131464号公報
【特許文献4】特開2006−234680号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
さて、目覚し時計の鳴止めスイッチは、デザイン性に優れ且つ機能的なものが望まれている。具体的には、感度がよいもの、すなわち軽いタッチで作動するものが扱い易く、また、操作部材についても、押圧力を加える面が広いものがよいと考えられる。但し、操作部材が大型化すると、押圧力を加える部位によってスイッチ素子に対する押圧力の伝達にバラツキが生じるという問題がある。そのバラツキを低減する方法としては、操作部材に対して複数のスイッチ素子を設ける方法がある。複数のスイッチ素子のいずれかが操作されるとスイッチが作動するという構成である。しかし、操作部材が複数のスイッチ素子に支えられることになるため、チャタリングによる動作不良が発生しやすいうえに、感度そのものが低下してしまうという不都合がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作性に優れたスイッチ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願第1請求項に記載した発明は、筐体と、前記筐体の内部に設けられたスイッチ素子と、前記筐体に対して移動可能に設けられた操作部材とを備え、前記スイッチ素子は、前記操作部材に向って付勢された可動部を備え、前記筐体の外部から前記操作部材に押圧力が加えられると、前記可動部が前記操作部材に押されて前記スイッチ素子が操作され、前記押圧力が解除されると、前記操作部材及び前記可動部が元の位置に復帰するスイッチ装置において、前記操作部材は、その長径方向の中央部に弾性変形可能な支軸部を備え、前記支軸部が前記筐体に支えられるものとし、前記スイッチ素子は、前記操作部材に対し、前記長径方向の両端から前記支軸部よりの位置にそれぞれ設け、前記操作部材は、前記長径方向において前記支軸部を支点として両側にそれぞれ傾斜可能とし、且つ前記支軸部の近傍に前記押圧力が加えられると、前記支軸部が弾性変形してその全体が前記可動部を押す方向に移動するようにした構成のスイッチ装置である。
【0006】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記操作部材は、前記支軸部を一体成形してなる射出成形部材であり、前記支軸部は、前記筐体に当接する突片と、前記操作部材の中央部と前記突片とを連結するブリッジ部とを備え、前記ブリッジ部は、前記押圧力が加えられる方向と直行する方向に長いものであり、前記ブリッジ部が撓むことによって前記支軸部が弾性変形する構成のスイッチ装置である。
【0007】
本願第3請求項に記載した発明は、請求項1又は2記載のスイッチ装置を鳴止めスイッチとして備えた構成の目覚し時計である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、操作性に優れたスイッチ装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1乃至図4に示す本例のスイッチ装置100は、目覚し時計1の頂部に設けられたものである。スイッチとしての機能は、報知音の停止を行う鳴止めスイッチとなっている。
【0010】
本例のスイッチ装置100は、目覚し時計1の筐体10の内部に設けられたスイッチ素子110と、筐体10に対して移動可能に設けられた操作部材120とを備えている。筐体10の上部には、操作部材120を移動可能に保持する装着部11が設けられている。また、筐体10の内部要所には、スイッチ素子110を搭載した基板112を固定する円筒ボス状の固定部12が設けられている。スイッチ素子110は、操作部材120に向って付勢された可動部111を備えている。スイッチ素子110としては、小型のプッシュスイッチを採用している。
【0011】
このスイッチ装置100は、筐体10の外部から操作部材120に押圧力が加えられると、可動部111が操作部材120に押されてスイッチ素子110が操作され、押圧力が解除されると、可動部111の付勢力にて操作部材120及び可動部111が元の位置に復帰する。つまり、押しボタン式のものである。
【0012】
本例の操作部材120は、筐体10の上面大半を覆う大型のものであり、略楕円形又は略長方形を呈するプレート状の部材である。操作部材120は、その長径方向の中央部に弾性変形可能な支軸部121を備え、支軸部121が筐体10に支えられるものとなっている。筐体10の内部要所には、支軸部121を支える支持部13が設けられている。
【0013】
また、この操作部材120は、支軸部121を一体成形してなる射出成形部材である。支軸部121は、筐体10の支持部13に当接する突片121aと、操作部材120の中央部と突片121aとを連結するブリッジ部121bとを備え、ブリッジ部121bは、押圧力が加えられる方向と直行する方向に長いものであり、ブリッジ部121bが撓むことによって支軸部121が弾性変形する構成となっている。支軸部121は、操作部材120の中央部の短径方向の両脇にそれぞれ設けられている。このような構成によると、支軸部121を構成する部材を別途に設けずともよい。すなわち、部品点数の少ない簡素な構造とすることができ、組付け作業も容易である。
【0014】
スイッチ素子110は、操作部材120に対し、長径方向の両端から支軸部121よりの位置にそれぞれ設けられている。操作部材120の要所には、スイッチ素子110の可動部111と当接する凸部122が設けられている。
【0015】
本例の場合、操作部材120は、長径方向において支軸部121を支点として両側にそれぞれ傾斜可能とし、且つ支軸部121の近傍に押圧力が加えられると、支軸部121が弾性変形してその全体が可動部111を押す方向に移動する構成となっている。
【0016】
目覚し時計1は、予め設定された所定の時刻が到来すると報知音を発生し、このとき複数のスイッチ素子110のいずれかが操作されるとスイッチが作動して報知音が停止する。
【0017】
操作部材120は、押圧力が加えられていない状態では、スイッチ素子110の可動部111の付勢力により、所定の位置に押し上げられている(図4(a)参照)。そして、押圧力が加えられると、支軸部121を支点に押圧力が大きい側が落ち込むように傾斜し、落ち込んだ側のスイッチ素子110の可動部111が押される(図4(b),(c)参照)。このような構成によると、押圧力がスイッチ素子110の可動部111に確実に伝達されるので、感度が良好となる。
【0018】
また、支軸部121の近傍に押圧力が加えられると、傾斜する方向が定まらない場合がある。この場合は、支軸部121が弾性変形して操作部材120の全体が可動部111を押す方向に移動する(図4(d)参照)。つまり、支軸部121が弾性変形するので、支軸部121が操作部材120を支えることにより操作不能となる事態を回避することができる。
【0019】
以上説明したように、本例のスイッチ装置は、押圧力を加える面が広い比較的大型の操作部材であっても、感度が良好に確保されるという効果を奏するものである。尚、本例における各部の構成は、特許請求の範囲に記載した技術的範囲において適宜に設計変更が可能であり、図例説明したものに限定されないことは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明のスイッチ装置は、目覚し時計の鳴止めスイッチとして好適に利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施例に係り、(a)は目覚し時計を示す正面図、(b)は(a)の上面図である。
【図2】本発明の実施例に係り、目覚し時計を示す一部透視側面断面図である。
【図3】本発明の実施例に係り、(a)は操作部材を示す一部断面正面図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)の下面図、(d)は(a)の側面断面図である。
【図4】本発明の実施例に係り、スイッチ装置の示す説明図である。
【符号の説明】
【0022】
1 目覚し時計
10 筐体
11 装着部
12 固定部
13 支持部
100 スイッチ装置
110 スイッチ素子
111 可動部
112 基板
120 操作部材
121 支軸部
121a 突片
121b ブリッジ部
122 凸部
【技術分野】
【0001】
本発明は、押しボタン式のスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
押しボタン式のスイッチ装置は、筐体に対して操作部材を移動可能に設け、操作部材に押圧力を加えることにより、スイッチ素子を操作する構成となっている。スイッチ素子の可動部は、操作部材に向って付勢されており、操作部材及び可動部は、押圧力が解除されると元の位置に復帰する。特許文献1乃至4には、目覚し時計の鳴止めスイッチとして利用されたこの種のスイッチ装置が開示されている。
【特許文献1】特開平9−257956号公報
【特許文献2】特開平9−292475号公報
【特許文献3】特開2000−131464号公報
【特許文献4】特開2006−234680号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
さて、目覚し時計の鳴止めスイッチは、デザイン性に優れ且つ機能的なものが望まれている。具体的には、感度がよいもの、すなわち軽いタッチで作動するものが扱い易く、また、操作部材についても、押圧力を加える面が広いものがよいと考えられる。但し、操作部材が大型化すると、押圧力を加える部位によってスイッチ素子に対する押圧力の伝達にバラツキが生じるという問題がある。そのバラツキを低減する方法としては、操作部材に対して複数のスイッチ素子を設ける方法がある。複数のスイッチ素子のいずれかが操作されるとスイッチが作動するという構成である。しかし、操作部材が複数のスイッチ素子に支えられることになるため、チャタリングによる動作不良が発生しやすいうえに、感度そのものが低下してしまうという不都合がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作性に優れたスイッチ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願第1請求項に記載した発明は、筐体と、前記筐体の内部に設けられたスイッチ素子と、前記筐体に対して移動可能に設けられた操作部材とを備え、前記スイッチ素子は、前記操作部材に向って付勢された可動部を備え、前記筐体の外部から前記操作部材に押圧力が加えられると、前記可動部が前記操作部材に押されて前記スイッチ素子が操作され、前記押圧力が解除されると、前記操作部材及び前記可動部が元の位置に復帰するスイッチ装置において、前記操作部材は、その長径方向の中央部に弾性変形可能な支軸部を備え、前記支軸部が前記筐体に支えられるものとし、前記スイッチ素子は、前記操作部材に対し、前記長径方向の両端から前記支軸部よりの位置にそれぞれ設け、前記操作部材は、前記長径方向において前記支軸部を支点として両側にそれぞれ傾斜可能とし、且つ前記支軸部の近傍に前記押圧力が加えられると、前記支軸部が弾性変形してその全体が前記可動部を押す方向に移動するようにした構成のスイッチ装置である。
【0006】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記操作部材は、前記支軸部を一体成形してなる射出成形部材であり、前記支軸部は、前記筐体に当接する突片と、前記操作部材の中央部と前記突片とを連結するブリッジ部とを備え、前記ブリッジ部は、前記押圧力が加えられる方向と直行する方向に長いものであり、前記ブリッジ部が撓むことによって前記支軸部が弾性変形する構成のスイッチ装置である。
【0007】
本願第3請求項に記載した発明は、請求項1又は2記載のスイッチ装置を鳴止めスイッチとして備えた構成の目覚し時計である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、操作性に優れたスイッチ装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1乃至図4に示す本例のスイッチ装置100は、目覚し時計1の頂部に設けられたものである。スイッチとしての機能は、報知音の停止を行う鳴止めスイッチとなっている。
【0010】
本例のスイッチ装置100は、目覚し時計1の筐体10の内部に設けられたスイッチ素子110と、筐体10に対して移動可能に設けられた操作部材120とを備えている。筐体10の上部には、操作部材120を移動可能に保持する装着部11が設けられている。また、筐体10の内部要所には、スイッチ素子110を搭載した基板112を固定する円筒ボス状の固定部12が設けられている。スイッチ素子110は、操作部材120に向って付勢された可動部111を備えている。スイッチ素子110としては、小型のプッシュスイッチを採用している。
【0011】
このスイッチ装置100は、筐体10の外部から操作部材120に押圧力が加えられると、可動部111が操作部材120に押されてスイッチ素子110が操作され、押圧力が解除されると、可動部111の付勢力にて操作部材120及び可動部111が元の位置に復帰する。つまり、押しボタン式のものである。
【0012】
本例の操作部材120は、筐体10の上面大半を覆う大型のものであり、略楕円形又は略長方形を呈するプレート状の部材である。操作部材120は、その長径方向の中央部に弾性変形可能な支軸部121を備え、支軸部121が筐体10に支えられるものとなっている。筐体10の内部要所には、支軸部121を支える支持部13が設けられている。
【0013】
また、この操作部材120は、支軸部121を一体成形してなる射出成形部材である。支軸部121は、筐体10の支持部13に当接する突片121aと、操作部材120の中央部と突片121aとを連結するブリッジ部121bとを備え、ブリッジ部121bは、押圧力が加えられる方向と直行する方向に長いものであり、ブリッジ部121bが撓むことによって支軸部121が弾性変形する構成となっている。支軸部121は、操作部材120の中央部の短径方向の両脇にそれぞれ設けられている。このような構成によると、支軸部121を構成する部材を別途に設けずともよい。すなわち、部品点数の少ない簡素な構造とすることができ、組付け作業も容易である。
【0014】
スイッチ素子110は、操作部材120に対し、長径方向の両端から支軸部121よりの位置にそれぞれ設けられている。操作部材120の要所には、スイッチ素子110の可動部111と当接する凸部122が設けられている。
【0015】
本例の場合、操作部材120は、長径方向において支軸部121を支点として両側にそれぞれ傾斜可能とし、且つ支軸部121の近傍に押圧力が加えられると、支軸部121が弾性変形してその全体が可動部111を押す方向に移動する構成となっている。
【0016】
目覚し時計1は、予め設定された所定の時刻が到来すると報知音を発生し、このとき複数のスイッチ素子110のいずれかが操作されるとスイッチが作動して報知音が停止する。
【0017】
操作部材120は、押圧力が加えられていない状態では、スイッチ素子110の可動部111の付勢力により、所定の位置に押し上げられている(図4(a)参照)。そして、押圧力が加えられると、支軸部121を支点に押圧力が大きい側が落ち込むように傾斜し、落ち込んだ側のスイッチ素子110の可動部111が押される(図4(b),(c)参照)。このような構成によると、押圧力がスイッチ素子110の可動部111に確実に伝達されるので、感度が良好となる。
【0018】
また、支軸部121の近傍に押圧力が加えられると、傾斜する方向が定まらない場合がある。この場合は、支軸部121が弾性変形して操作部材120の全体が可動部111を押す方向に移動する(図4(d)参照)。つまり、支軸部121が弾性変形するので、支軸部121が操作部材120を支えることにより操作不能となる事態を回避することができる。
【0019】
以上説明したように、本例のスイッチ装置は、押圧力を加える面が広い比較的大型の操作部材であっても、感度が良好に確保されるという効果を奏するものである。尚、本例における各部の構成は、特許請求の範囲に記載した技術的範囲において適宜に設計変更が可能であり、図例説明したものに限定されないことは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明のスイッチ装置は、目覚し時計の鳴止めスイッチとして好適に利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施例に係り、(a)は目覚し時計を示す正面図、(b)は(a)の上面図である。
【図2】本発明の実施例に係り、目覚し時計を示す一部透視側面断面図である。
【図3】本発明の実施例に係り、(a)は操作部材を示す一部断面正面図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)の下面図、(d)は(a)の側面断面図である。
【図4】本発明の実施例に係り、スイッチ装置の示す説明図である。
【符号の説明】
【0022】
1 目覚し時計
10 筐体
11 装着部
12 固定部
13 支持部
100 スイッチ装置
110 スイッチ素子
111 可動部
112 基板
120 操作部材
121 支軸部
121a 突片
121b ブリッジ部
122 凸部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、前記筐体の内部に設けられたスイッチ素子と、前記筐体に対して移動可能に設けられた操作部材とを備え、
前記スイッチ素子は、前記操作部材に向って付勢された可動部を備え、
前記筐体の外部から前記操作部材に押圧力が加えられると、前記可動部が前記操作部材に押されて前記スイッチ素子が操作され、前記押圧力が解除されると、前記操作部材及び前記可動部が元の位置に復帰するスイッチ装置において、
前記操作部材は、その長径方向の中央部に弾性変形可能な支軸部を備え、前記支軸部が前記筐体に支えられるものとし、
前記スイッチ素子は、前記操作部材に対し、前記長径方向の両端から前記支軸部よりの位置にそれぞれ設け、
前記操作部材は、前記長径方向において前記支軸部を支点として両側にそれぞれ傾斜可能とし、且つ前記支軸部の近傍に前記押圧力が加えられると、前記支軸部が弾性変形してその全体が前記可動部を押す方向に移動するようにしたことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項2】
前記操作部材は、前記支軸部を一体成形してなる射出成形部材であり、
前記支軸部は、前記筐体に当接する突片と、前記操作部材の中央部と前記突片とを連結するブリッジ部とを備え、
前記ブリッジ部は、前記押圧力が加えられる方向と直行する方向に長いものであり、
前記ブリッジ部が撓むことによって前記支軸部が弾性変形することを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載のスイッチ装置を鳴止めスイッチとして備えたことを特徴とする目覚し時計。
【請求項1】
筐体と、前記筐体の内部に設けられたスイッチ素子と、前記筐体に対して移動可能に設けられた操作部材とを備え、
前記スイッチ素子は、前記操作部材に向って付勢された可動部を備え、
前記筐体の外部から前記操作部材に押圧力が加えられると、前記可動部が前記操作部材に押されて前記スイッチ素子が操作され、前記押圧力が解除されると、前記操作部材及び前記可動部が元の位置に復帰するスイッチ装置において、
前記操作部材は、その長径方向の中央部に弾性変形可能な支軸部を備え、前記支軸部が前記筐体に支えられるものとし、
前記スイッチ素子は、前記操作部材に対し、前記長径方向の両端から前記支軸部よりの位置にそれぞれ設け、
前記操作部材は、前記長径方向において前記支軸部を支点として両側にそれぞれ傾斜可能とし、且つ前記支軸部の近傍に前記押圧力が加えられると、前記支軸部が弾性変形してその全体が前記可動部を押す方向に移動するようにしたことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項2】
前記操作部材は、前記支軸部を一体成形してなる射出成形部材であり、
前記支軸部は、前記筐体に当接する突片と、前記操作部材の中央部と前記突片とを連結するブリッジ部とを備え、
前記ブリッジ部は、前記押圧力が加えられる方向と直行する方向に長いものであり、
前記ブリッジ部が撓むことによって前記支軸部が弾性変形することを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載のスイッチ装置を鳴止めスイッチとして備えたことを特徴とする目覚し時計。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2010−118297(P2010−118297A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−292196(P2008−292196)
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【出願人】(000115773)リズム時計工業株式会社 (208)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【出願人】(000115773)リズム時計工業株式会社 (208)
【Fターム(参考)】
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