説明

スイングロータ及び遠心分離機

【課題】ローターの各部品の設計、加工精度に左右されることなく安定的に回転できる遠心分離機用スイングロータ、及びそれを用いた遠心分離機を提供する。
【解決手段】バケットのアームピン52がアームピンホルダー53と組合せられた際に、該アームピンホルダーの二面幅部53Bが丁度アームピンの大径部52Cの間に入りアームピンが必要以上にアームピンの中心軸52E方向に移動するのを阻止する。このためロータの回転時に、バケットがロータボディのバケット受部に着座する際、バケットの中心線とバケット受部の中心線がずれていても、バケットボディ40がバケット受部の形状に合わせてアームピンの中心軸方向に移動することができるので、片当りすることなくバケット受部に着座することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医学、薬学、遺伝子工学、化学工業、食品製造、医薬品製造等の分野で使用されている遠心分離機用スイングロータと遠心分離機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
遠心分離機は、試料を収容する試料容器をロータに収容し、ロータを回転させて前記試料に遠心力を与え、試料内の微粒子をサイズ毎或いは比重毎に分離する装置である。また、遠心分離機用スイングロータは、ロータボディと複数のバケットで構成される。バケットは遠心分離する試料を収容し、ロータボディから懸架される。バケットは、取付軸線の周りを回動できるバケットピンによって支持される。ロータが停止すると、バケットは重力の影響によって垂直に下方へ垂れ下がる。ロータが回転しているとき、バケットは遠心力によって外方へ回動する。超遠心分離機用スイングロータにおける従来の数多くの設計では、遠心分離中のロータボディ外形方向(遠心力方向)の動きを制限する装置がロータに組み込まれている。通常、ロータボディ外形方向(遠心力方向)の動きは、バケットをロータボディに有するバケット受け部にもたれさせて制限されている。
【0003】
上記のようなスイングロータは、特許文献1に示されるように、ロータボディの下部から、ロータボディに設けられているアームにバケットのフック部を装着するのが一般的である。このため、バケットのフック部をアームに装着する場合には、ロータボディの側面に設けられている、バケット逃げ部の開口部から確認しながら装着する必要があり、操作性が悪いという問題があった。
【0004】
また、上記以外に図6に記載したタイプのスイングロータ130がある。このタイプのスイングロータ130は、バケット132をロータボディ131の上方から挿入して、装着する方式のスイングロータ130である。このスイングロータ130において、ロータボディ131は垂直な回転軸の周りに等しい角度、間隔をおいた複数のバケット132を取り付けるための空洞部131Bに対して、加えてロータボディ131の上面から垂直方向に各前記空洞に貫通する穴131Dが設けられており、該貫通穴131Dはバケットの最大径よりも大きく、前記貫通穴内を前記バケット132が通過することが可能である。また、該貫通穴の側壁には2つの対向する溝131Eが設けられ、バケット上部に配置されるキャップ組体150に設けれているアームピン152を受け入れる。該溝131Eはロータボディ下端まで貫通していないため、アームピン152は溝の端部で支持されるため、ロータボディ131にアームピン152を中心にスイング可能にセットされる。
【0005】
バケットの装着状態が上面から容易に観察できるため操作性が底部装着タイプよりも優れている。しかし、上記したスイングロータ130は、バケット132の頭頂部に設けたキャップ組体150の加工精度を非常に高くする必要があった。
例えば、キャップ組体150を構成する部品は、試料容器を密閉するためのキャップ本体、キャップ本体の頭頂部にバケットの軸方向に移動可能な隙間を設けることが出来るように、アームピンが入された、アームピンホルダ153、前記アームピンホルダ153の上部に取り付けられ、前記アームピンホルダ153をバケットの軸方向に移動可能とするバネ性を持った波型ワッシャ154、波型ワッシャ154の脱落を防止するためのストッパ155から構成されるようになっている。これらの複数部品は、多数の寸法要素を0.01〜0.02mm程度の寸法精度で製作しなければならない。特に、アームピン152とそのホルダ部材153は、圧入によって一体化されるので、両部材を高精度で製作する必要がある。また、アームピンを圧入により固定するため、アームピン152の圧入加工が難しく、アームピン152の圧入寸法が所定の寸法公差以内に組付けないと、バケットのフランジ部がロータボディの受け部に接触したときに、偏った接触となり、回転中のバランスが崩れて回転振動が大きくなる不具合が発生してしまう。さらに、圧入寸法の寸法公差は非常に小さくする必要があり、作業性が非常に悪かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−86016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
遠心分離機のスイングロータは、回転駆動中はバケットのフランジ部の中心と、ロータボディのバケット受け部の中心を一致させる必要がある。もし各部品の寸法精度が悪い場合は、バケットのフランジ部中心と、ロータボディのバケット受け部中心のずれが生じて、バランスが崩れて、回転振動が大きくなる不具合が発生する可能性があった。
【0008】
本発明の目的は、上記のような従来技術の問題点に鑑みて、ロータの各部品の設計、加工精度に左右されることなく安定的に回転できるスイングロータ、及び遠心分離機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は、ロータボディと該ロータボディに取り付けられ、試料を収容するバケットと、該バケットに取り付けられる、アームピンを有するキャップ組立体と、前記ロータボディが回転中は、前記バケットに設けれているフランジと前記ロータボディに設けれているバケット受け部が接触することができるスイングロータにおいて、前記バケットが前記アームピンの中心軸方向に移動できるようにするまたは、ロータボディと該ロータボディに取り付けられ、試料を収容するバケットと、該バケットに取り付けられる、アームピンを有するキャップ組立体と、前記ロータボディが回転中は、前記バケットに設けれているフランジと前記ロータボディに設けれているバケット受け部が接触するスイングロータと、該スイングロータと接続することのできる駆動部と該駆動部を支持する筐体とを有する遠心分離機において、前記バケットが前記アームピンの中心軸方向に移動できるスイングロータを前記駆動部で回転駆動する遠心分離機によって、達成される。
【発明の効果】
【0010】
ロータの各部品の設計、加工精度に左右されることなく安定的に回転できるスイングロータ、及び遠心分離機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例に係る遠心分離機1の正面図であり、一部にその断面を示す。
【図2】本発明の実施例におけるロータの上面図と側面図(縦断面図)である。
【図3】本発明のロータの動作状態を説明する側面図(縦断面図)である。
【図4】本発明の実施例におけるバケット全体の斜視図である。
【図5】本発明の実施例におけるバケットの部品の展開斜視図である。
【図6】従来技術を示す、上面図と側面図
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、遠心分離機の上下左右の方向は図1に示す方向であるとして説明する。
【0013】
図1は本発明の遠心分離機1の正面図であり、一部を断面で示す図である。遠心分離機1は、矩形箱型の筐体2を備え、筐体2の内部には水平な仕切り板2Aによって上下2段の空間に仕切られる。仕切られた上段の空間には、上面が開口する円筒状のチャンバ3が設けられる。チャンバ3の外周底面部には図示しない冷却用サーモモジュールが配置され、チャンバ3の内部空間、即ち、ロータ室4を冷却する。チャンバ3の周囲は防護壁2Bが設けられる。
【0014】
チャンバ3の上側には、開閉可能なドア10が設けられ、ドア10を閉じることによってロータ室4が密閉される、このロータ室4内にはスイングロータ30が収容される。筐体2の上部には操作・表示部13が設けられる。
【0015】
筐体2内の仕切り板2Aによって仕切られた下段には、駆動部5が仕切り板2Aに取付けられる。駆動部5はモータハウジング6を含み、モータハウジング6の内部には駆動源としての電気式のモータ7が設けられる。モータハウジング6は、ダンパ8を介して仕切り板2Aに固定される。モータ7の回転軸7Aは、ロータ室4内にまで上方に延び、上端部には嵌合部12が設けられる。嵌合部12にはスイングロータ30の嵌合穴31Aが挿入、固定される。スイングロータ30が、駆動軸部12に対して着脱可能に構成しつつ、モータ7によってスイングロータ30が回転される。尚、超遠心分離機の場合、運転する際にはロータ室4内を、図示されない真空排気装置によって減圧される。
【0016】
スイングロータ30は、通常、使用する試料容器に応じた保持穴を有するサイズのものを選択して使用される。スイングロータ30のバケット32に形成された試料容器の保持穴(図示しない)には、試料を充填した試料容器(図示しない)が装着される。
【0017】
次に、本発明のスイングロータ30を図2及び図3を用いて説明する。図2(1)は図1のスイングロータ30の上面図であり、(2)は縦断面図である。スイングロータ30には、複数のバケット32が円周方向に等角度ピッチで装着されている。各バケット32には、液体試料が注入された試料容器(図示しない)が装着される。
【0018】
スイングロータ30において、ロータボディ31は垂直な回転軸31Fの周りに等しい角度、間隔をおいた複数のバケット32を取り付けるためのバケット収容空洞31Bを有し、加えてロータボディ31の上面から垂直方向に各前記空洞に達する貫通穴31Dが設けられており、該貫通穴はバケットの最大径よりも大きく、バケット32が通過可能である。また、該貫通穴の側壁には2つの対向する位置にピン挿入溝31Eが設けられている。
【0019】
該ピン挿入溝31Eは、バケットの上方に配置されるキャップ組体50に設けられているアームピン52を受け入れる溝であり、その深さ位置をバケット32が回動した際にバケット32の中心線40Aと前記バケット収容空洞31Bのバケット受け部31Cの中心線31Gとが一致するように寸法付けされている。各バケット32はロータボデイ31の上方から前記貫通穴31Dを経てバケット収容空洞31Bに配置される。
【0020】
図3は、スイングロータ30の縦断面図であるが、図面において左側半分にロータが回転している状態を、右側半分にロータ停止時の状態を示している。バケット32は、ロータ停止時に鉛直下方に向かって懸架されているが(右側半分の図)、ロータが回転を開始すると(左側半分の図)、バケット32がアームピン52を支点として遠心力によって水平方向に回転移動する。この時、フランジ部43の接触面43Aがバケット受け部31Cは僅かに隙間を有しているが、さらにスイングロータ30が高速で回転すると、バケットに掛かる遠心力によって、バケットボディ40とキャップ本体51及びストッパ55が外周方向に移動することによって、ウェーブワッシャー54を圧縮し、バケットボディ40のフランジ部43の接触面43Aがバケット受け部31Cに着座する。
【0021】
図4及び図5は、バケット32の詳細組立て状態と部品の展開図を示した。バケット32は、下部のバケットボディ40と該バケットボディ40にねじ結合されるキャップ組立体50から成る。バケットボディ40は、下部に円筒胴部41を有し、その内部には試料容器を受入れて保持する試料容器保持穴42を有する、円筒胴部41の上部にフランジ部43を有し、フランジ部43の下面側はロータボディ31のバケット収容空洞31Bのバケット受け部31Cに着座する接触面43Aとなる。また、バケットボデイ40の上端開口部の内側にはキャップ組立体50とねじ結合するための雌ねじ44を有している。バケットボディ40は、チタン合金やジュラルミン等の高強度で比重が軽い材料で製作されるのが望ましい。
【0022】
キャップ組立体50は、複数の部品から成り、下端外周部にはバケットボディ40とねじ締結するための雄ねじ51Aを有するキャップ本体51をベース部品として、アームピン52、アームピンホルダ53、ウエーブワッシャー54、ストッパー55をねじ56によって、組みつけられる。
【0023】
キャップ本体51は、上部にシャフト部51Bを有し、該シャフト部は対向面51Cが平行に2箇所形成されており、2面に対して直角に穿孔された縦長の長穴51D設けられ、シャフトの上端部に雌ねじ51Eを有している。キャップ本体は、軽量で強度が高いジュラルミンやチタン合金で製作するのが望ましい。
【0024】
該キャップ本体51の長穴51Dに挿入されるアームピン52は、左右対称の形状であり、ロータボディ31のピン挿入溝31Eに嵌着する端部52Aを有しており、前記ピン挿入溝31Eよりも僅かに小さい寸法に加工されており、バケット32が回動(スイング)する際に円滑に摺動する。
【0025】
アームピン52の中央円柱部52Bの径はアームピンホルダ53の側面の半円状R部53Cと嵌着するように寸法付けされている。また、アームピン52は、両端部52Aと中央円柱部52Bの間に、大径部(ストッパ部)52Cを左右対称に2箇所有しており、それぞれ対抗する平面52Dを各大径部52Cに2箇所設けられている。この部は、図5の方向から見たときの形状が、前記キャップ本体51の長穴51Dの形状より僅かに小さい形状に加工されており、長穴51Dへのアームピン52の挿入が支障なく行われるようになっている。
【0026】
更にこの部はアームピンホルダ53と組合せされた際にアームピンホルダ53の二面幅部53Bが丁度この大径部52Cの間に入るため、アームピン52の必要以上のアームピンの中心軸52E方向の移動を阻止することになる。
【0027】
尚、アームピン52がキャップ本体51に組み付けられた状態では、バケットの中心線40A方向の動きについては、長穴51Dとアームピンホルダ53とウエーブワッシャー54により規制されるが、バケットの軸に対して回転方向については、アームピン52の中央円柱部52Bの径とキャップ本体51の長穴51Dとの隙間分だけ動くことができる。アームピン52の材料としては、高強度材料であり弾性率が大きいマルエージング鋼や高強度鋼、チタン合金を選定するのが望ましい。
【0028】
アームピンホルダ53は円筒状部材であり、中心部にキャップ本体51の上部にシャフト部51Bの外形に嵌合する嵌合穴53Aを有し、外周面には二面幅部53Bを有し、該二面幅部の下方に半円状R部53Cを有している。アームピンホルダ53は、アームピン52の横方向の移動を制限すると共に、バケット32が回転によって回動する際に、バケットが水平になるまでの間のロータボディ31のバケット受け部31Cとフランジ部43の接触面43Aとが接触しないように間隙を保つと共に、高速回転時にはバケット32がロータボディ31のバケット受け部31Cに接触するようにアームピン52が移動するようにウエーブワッシャー54の与圧をアームピン52に伝達するように動作する。
【0029】
ウエーブワッシャー54は、キャップ本体51のシャフト部51Bに挿入されているアームピンホルダ53の上面と、キャップ本体51のシャフト部51Bの上端にねじ56により、キャップ本体51に固定されるにストッパー55の間に配置されて、アームピン52を長穴51Dの下端部(バケット本体側)に押付けている。このため、ロータボディ31のバケット受け部31Cとフランジ部43の接触面43Aがバケットが正常位置まで回動するまでの間、バケット32がスムーズにスイングすることができる程度の間隙を保った状態を維持することができ、さらに、所定以上の遠心力がバケット32に加わった場合は、ウエーブワッシャー54の圧縮代分だけ、バケット32が移動して、バケット受け部31Cにフランジ部43の接触面43Aが着座することができる。ウエーブワッシャー54の材料としては、バネ鋼やステンレスバネ鋼が用いられる。
【0030】
上記のように構成されているバケット32は、バケット受け部31Cとフランジ部43の接触面43Aが着座する時に、バケット中心線41Aとバケット受け部31Cの中心線31Gとがずれていても、バケットボディ40がロータボディのバケット受け部31Cの形状に合わせてアームピン52の中心軸52E方向に移動することができるので、片当りすることなくバケット受け部31Cとフランジ部43の接触面43Aが着座することができる。
【0031】
つまり、バケット32が、アームピン52の中心軸方向に移動できるように構成したとこによって、加工公差のずれによる、バケット中心線41Aとバケット受け部31Cの中心線31Gのずれを無くすことができ、回転安定性の良いスイングロータとすることができる
【符号の説明】
【0032】
1 遠心分離機 2 筐体 2A 仕切り板 2B 防護壁
3 チャンバ 4 ロータ室 5 駆動部 6 ハウジング
7 モータ 7A (モータの)回転軸 8 ダンパ
10 ドア 12 駆動軸部 13 操作・表示部
30 スイングロータ 31 ロータボディ 31A 駆動軸穴
31B バケット収容空洞 31C バケット受け部
31D 貫通穴 31E ピン挿入溝
32 バケット
40 バケットボディ 41 円筒胴部 42 試料容器保持穴
43 フランジ部 43A 接触面 44 雌ねじ
50 キャップ組立体 51 キャップ本体 51A 雄ねじ
51B シャフト部 51C 対向面 51D 長穴 51E 雌ねじ
52 ピボットピン 52A両端部 52B 中央円柱部部 52C 大径部
52D 平面
53 ピボットピンホルダ 53A 嵌合穴 53B 二面幅部
53C 半円状R部
54 ウエーブワッシャー
55 ストッパー
56 ねじ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータボディと該ロータボディに取り付けられ、試料を収容するバケットと、
該バケットに取り付けられる、アームピンを有するキャップ組立体と、
前記ロータボディが回転中は、前記バケットに設けれているフランジと前記ロータボディに設けれているバケット受け部が接触することができるスイングロータにおいて、
前記バケットが前記アームピンの中心軸方向に移動できるようにしたことを特徴とするスイングロータ。
【請求項2】
前記アームピンは大径部を有し、前記バケットの所定量以上の移動を制限されていることを特徴とする請求項1記載のスイングロータ。
【請求項3】
ロータボディと該ロータボディに取り付けられ、試料を収容するバケットと、
該バケットに取り付けられる、アームピンを有するキャップ組立体と、
前記ロータボディが回転中は、前記バケットに設けれているフランジと前記ロータボディに設けれているバケット受け部が接触するスイングロータと、
該スイングロータと接続することのできる駆動部と該駆動部を支持する筐体とを有する遠心分離機において、
前記バケットが前記アームピンの中心軸方向に移動できるスイングロータを前記駆動部で回転駆動するようにしたことを特徴とする遠心分離機

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−83723(P2011−83723A)
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−239344(P2009−239344)
【出願日】平成21年10月16日(2009.10.16)
【出願人】(000005094)日立工機株式会社 (1,861)
【Fターム(参考)】