説明

ステッピングモータ

【課題】、小型化を促進させても、端子ピン間のピッチが小さくなり難いステッピングモータを提供する。
【解決手段】ステッピングモータ1においては、全ての端子ピン23A,23Bが回転軸3の軸線L方向に一列に整列しているので、ステッピングモータ1の小型化にあたって、設計変更により筐体25の径が小さくなった場合でも、端子ピン23A,23B間のピッチを維持させることができ、外部の配線と端子ピン23A,23Bとの半田付け作業を悪化させることがない。この発明は、ステッピングモータ1を小型化させる際に、筐体25の全長の変化よりも筐体25の直径の変化が大きいステッピングモータに特に有効であり、端子ピン23A,23Bの配列にあたって筐体25の全長を有効に活用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラのレンズ駆動、メディア関連機器のピックアップレンズの駆動などに利用されるPM(パーマネントマグネット)型ステッピングモータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術として、実開平2−83681号公報がある。この公報に記載されたステッピングモータは、2分割された筐体内にロータとステータとが収容され、ステータは、ボビンに巻かれたコイルと、ボビンに固定された端子台と、ロータを包囲するヨークとからなる。そして、筐体の略中央に配置された端子台には、直径方向に一列に整列した4本の端子ピンが固定されている。
【0003】
【特許文献1】実開平2−83681号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、4本の端子ピンを筐体の直径方向に一列に並べた場合、モータの筐体の直径を小さくするにつれて、すなわちモータを小型化するにつれて、端子ピン間のピッチが小さくなっていくので、外部の配線と端子ピンとの半田付け作業が困難になってしまうといった問題点がある。
【0005】
本発明は、小型化を促進させても、端子ピン間のピッチが小さくなり難いステッピングモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るステッピングモータは、回転軸に固定されてN極とS極とが交互に着磁されてなるロータと、回転軸の軸線方向においてロータに並設して設けられたコイルがヨーク内に収容されてなる一対のステータと、が筐体内に配置されたステッピングモータにおいて、コイルに結線された全ての端子ピンは、回転軸の軸線方向に一列に整列していることを特徴とする。
【0007】
このステッピングモータにおいては、全ての端子ピンが回転軸の軸線方向に一列に整列しているので、ステッピングモータの小型化にあたって、設計変更により筐体の径が小さくなった場合でも、端子ピン間のピッチを維持させることができ、外部の配線と端子ピンとの半田付け作業を悪化させることがない。この発明は、ステッピングモータを小型化させる際に、筐体の全長の変化よりも筐体の直径の変化が大きいステッピングモータに特に有効であり、端子ピンの配列にあたって筐体の全長を有効に活用することができる。
【0008】
また、各端子ピンが固定される端子台には、筐体から露出して回転軸の軸線方向に延在する端子固定延長部が設けられていると好適である。このような構成は、筐体の全長に合わせて端子ピンの整列間隔を適宜設計変更する場合に効果的であり、端子ピン間のピッチを広くする際の工夫として有効である。
【0009】
また、筐体の回転軸側から見て、端子ピンは、この端子ピンに沿って延在する直線に対して直交し且つ筐体の外周面を通って延在する平行な2つの平面内に配置されていると好適である。本発明に係わるステッピングモータは、複数の端子ピンを、回転軸の軸線方向に一列に整列させているので、筐体の回転軸側から見て、端子ピンは、この端子ピンに沿って延在する直線に対して直交し且つ筐体の外周面を通って延在する平行な2つの平面内に配置させることが可能になる。従って、端子ピンの出っ張りが機器(例えば小型カメラ)内で邪魔になり難く、ステッピングモータの省スペース化を可能にしている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、小型化を促進させても端子ピン間のピッチが小さくなり難く、ステッピングモータの小型化に適した端子ピン配列を可能にしている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照しつつ本発明に係るステッピングモータの好適な実施形態について詳細に説明する。
【0012】
[第1の実施形態]
図1及び図2に示すように、小型のステッピングモータ1は、円筒形状であり、その外径が約4mm、全長が約8mmであって小型化が図られており、カメラのレンズ駆動、メディア関連機器のピックアップレンズの駆動などに利用される。このステッピングモータ1は、回転軸3の外周にN極とS極とが周方向に等間隔で交互に着磁された永久磁石からなるロータ5を有し、回転軸3の軸線L方向において、ロータ5の前後には一対のステータ7A,7Bが配置されている。
【0013】
前側のステータ7Aは、コイル9Aと、コイル9Aを収容するヨーク11Aとで磁気回路を構成する。ヨーク11Aは、鉄からなる外側ヨーク13A及び内側ヨーク15Aからなり、外側ヨーク13Aと内側ヨーク15Aとは、回転軸3の回転を支持するための軸受31に設けられたスリーブ31aを介して磁気回路的に連結されている。外側ヨーク13Aは、リング状のベース部14Aの縁部から軸線方向に延びて櫛歯状をなす4本の磁極歯17Aを有し、内側ヨーク15Aは、リング状のベース部16Aの縁部から軸線方向に延びて櫛歯状をなす4本の磁極歯19Aを有している。
【0014】
そして、外側ヨーク13Aのベース部14Aと内側ヨーク15Aのベース部16Aとの間にコイル9Aが配置され、磁極歯17Aと磁極歯19Aとは、同一円周上で交互に配置され、ロータ5の略半分を包囲している。このような構成のステッピングモータ1では、軸線L方向においてコイル9Aとロータ5と並設させているので、筐体25の外径を小さくすることができる。
【0015】
さらに、ステータ7Aは端子ユニット21Aを有し、端子ユニット21Aに設けられた樹脂製の端子台22Aには2本の端子ピン23Aが固定され、各端子ピン23Aには、コイル9Aから露出させた電線9aがそれぞれ巻き付けられている。このコイル9Aは、空芯コイルをなすと共に、端子ユニット21Aの端子台22Aに一体的に形成された樹脂製のボビン20Aによって保持されている。そして、端子ユニット21Aの端子ピン23Aを介してコイル9Aに外部電源から電流が供給される。
【0016】
次に、ステータ7Bの構成は、ステータ7Aの構成と同様であるため、ステータ7Bについては簡単に説明する。後側のステータ7Bは、コイル9Bとヨーク11Bとで磁気回路を構成する。ヨーク11Bは、鉄からなる外側ヨーク13B及び内側ヨーク15Bからなり、外側ヨーク13Bと内側ヨーク15Bとは、軸受のスリーブを介して磁気回路的に連結されている。外側ヨーク13Bは、リング状のベース部14Bの縁部から軸線L方向に延びて櫛歯状をなす4本の磁極歯17Bを有している。同様に、内側ヨーク15Bも、リング状のベース部の縁部から軸線L方向に延びて櫛歯状をなす4本の磁極歯19Bを有している。
【0017】
さらに、ステータ7Bは端子ユニット21Bを有し、端子ユニット21Bに設けられた樹脂製の端子台22Bから突出する端子ピン23Bには、コイル9Bから露出させた電線9bがそれぞれ巻き付けられている。このコイル9Bは、空芯コイルをなすと共に、端子ユニット21Bの端子台22Bに一体的に形成された樹脂製のボビンによって保持されている。
【0018】
このように構成された前後一対のステータ7A,7Bにおいて、磁極歯17A,19A,17B,19Bは、ロータ5の外周面に対向するように配置され、ステータ7Aの磁極歯17Aとステータ7Bの磁極歯17Bとは、軸線L方向で一致しておらず、所定角度だけずれている。ステータ7Aの磁極歯19Aとステータ7Bの磁極歯19Bも所定角度だけずれている。そして、端子ユニット21A,21Bの各端子ピン23A,23Bを介してコイル9A,9Bに流す電流の向きを順次切り替えることで、ロータ5はステップ状に回転し、それに伴って、回転軸3もステップ状に回転する。
【0019】
さらに、ステッピングモータ1は、一対のステータ7A,7B及びロータ5を収容する非磁性の筐体25を有している。この筐体25は、ステンレス材によって断面C字状に形成されて、軸線L方向に延在する開口部25cを有する。筐体25に開口部25cが形成されている理由は、端子ユニット21A,21Bの端子台22A,22Bを外部に露出させるためと、ステッピングモータ1の組立時に、端子ユニット21A,21Bを筐体25の開放端部25a,25bから軸線L方向に挿入させ易くするためと、周方向における端子ユニット21A,21Bの位置決めを可能にするためである。
【0020】
さらに、筐体25を断面C字状に形成した結果、筐体25は、軸線L方向における両端で開放され、筐体25の開放端部25a,25bから外側ヨーク13A,13Bのベース部14A,14Bが露出する。このような両端開放型の筐体25を採用することで、筐体25の内部空間を軸線L方向に拡大することができる。従って、同サイズのモータであっても、筐体25内部のコイル9A,9Bやロータ5を軸線L方向に大型化することができるので、サイズを維持したままで出力アップを図ることができる。このことは、カメラのレンズ駆動、メディア関連機器のピックアップレンズの駆動などに利用される小型のPM(パーマネントマグネット)型ステッピングモータの更なる小型化に極めて有効である。
【0021】
さらに、コイル9Aは空芯コイルからなり、空芯コイル9Aの空芯部9c内に筒状のボビン20Aが差し込まれ、コイル9Aはボビン20Aの鍔部20aに当接する。また、コイル9Aと外側ヨーク13Aのベース部14Aとの間には極薄の絶縁フィルムFが配置され、コイル9Aとボビン20Aとは接着剤を介して固定されている。なお、コイル9Bについても、コイル9Aと同様であり、空芯コイルの空芯部内にボビンが差し込まれ、コイル9Bはボビンの鍔部に当接している。
【0022】
さらに、回転軸3を回転自在に支持する軸受31は、スリーブ31aから径方向に突出するドーナツ状のフランジ部31bを有し、スリーブ31aは、外側ヨーク13Aのベース部14Aの開口部14a及び内側ヨーク15Aのベース部16Aの開口部16a内に圧入され、外側ヨーク13Aと内側ヨーク15Aとはスリーブ31aによって電気的に接続されている。
【0023】
このように構成されたステッピングモータ1の回転軸3には、スクリューギア35が圧入固定され、このスクリューギア35の先端は、磁性体からなるフレーム36の先端に固定された軸受37によって保持されている。フレーム36の基端側の端板36aは、筐体25の前端部に溶接により固定されている。なお、図示しないが、筐体25の後端部には、回転軸3をスラスト方向に付勢するための予圧機構が設けられている。
【0024】
さらに、断面C字状の開口部25cから露出する端子台22A,22Bには、回転軸3の軸線L方向に一列に整列させた4本の端子ピン23A,23Bが埋設されている。全ての端子ピン23A,23Bを回転軸3の軸線L方向に一列に整列させた結果、ステッピングモータ1の小型化にあたって、設計変更により筐体25の径が小さくなった場合でも、端子ピン23A,23B間のピッチを維持させることができ、外部の配線と端子ピン23A,23Bとの半田付け作業を悪化させることがない。このような構成は、ステッピングモータ1を小型化させる際に、筐体25の全長の変化よりも筐体25の直径の変化が大きい場合に特に有効であり、端子ピン23A,23Bの配列にあたって筐体25の全長を有効に活用することができる。
【0025】
また、筐体25から露出する端子台22Aには、ボビン20Aと一体化して筐体25から突出する端子台本体37aと、この端子台本体37aから前方に向けて突出して、回転軸3の軸線L方向に延在する端子固定延長部37bとが設けられている。同様に、筐体25から露出する端子台22Bには、ボビン20Bと一体化して筐体25から突出する端子台本体38aと、この端子台本体38aから後方に向けて突出して、回転軸3の軸線L方向に延在する端子固定延長部38bとが設けられている。そして、一方の端子台本体37aと他方の端子台本体38aとが筐体25の中央で当接し、一方の端子固定延長部37bと他方の端子固定延長部38bとが、筐体25の略全長に渡って一直線状に整列する。
【0026】
このような端子固定延長部37b,38bの採用は、4本の端子ピン23A,23Bを回転軸3の軸線L方向に一直線状に整列させる際に、筐体25の全長に合わせて端子ピン23A,23Bの整列間隔を適宜設計変更する場合に効果的である。さらに、このような構成は、筐体25の径方向において、4本の端子ピン23A,23Bを片側に寄せて一直線状に整列させることも容易にしている。なお、端子固定延長部37b,38bは、筐体25の全長を越えて延在してもよく、筐体25の全長より短くてもよい。この場合の4本の端子ピン23A,23Bは、外側から見てT字状をなす端子台22A,22BのT面部S1上で一列に配置されている。
【0027】
第1の実施形態の他の変形例として、図3に示すように、ステッピングモータ40は、カップ状の第1の筐体41A及び第2の筐体41Bからなる2分割タイプの筐体41を有し、この筐体41内には、前述したステータ7A,7B及びロータ5が収容されている。なお、図1に示したステッピングモータ1と同一又は同等な構成部分には、同一の符合を付し、その説明は省略する。
【0028】
[第2の実施形態]
図4に示すように、第2の実施形態に係るステッピングモータ43は、前後に2分割された円筒状の第1の筐体44A及び第2の筐体44Bからなる筐体44を有し、この筐体44内には、第1の実施形態と同等の構成からなるステータ及びロータが収容されている。このような筐体44から露出する端子台45Aには、ボビンと一体化して筐体44から突出する端子台本体47aと、この端子台本体47aから前方に向けて突出して、回転軸3の軸線L方向に延在する端子固定延長部47bとが設けられている。同様に、筐体44から露出する端子台45Bには、ボビンと一体化して筐体25から突出する端子台本体48aと、この端子台本体48aから後方に向けて突出して、回転軸3の軸線L方向に延在する端子固定延長部48bとが設けられている。
【0029】
そして、一方の端子台本体47aと他方の端子台本体48aとが筐体44の中央で当接し、一方の端子固定延長部47bと他方の端子固定延長部48bとが、筐体44の略全長に渡って一直線状に整列する。このような端子固定延長部47b,48bの採用は、4本の端子ピン49A,49Bを回転軸3の軸線L方向に一直線状に整列させる際に、筐体25の全長に合わせて端子ピン49A,49Bの整列間隔を適宜設計変更する場合に効果的である。さらに、このような構成は、筐体44の径方向において、4本の端子ピン49A,49Bを片側に寄せて一直線状に整列させることも容易にしている。なお、端子固定延長部47b,48bは、筐体44の全長を越えて延在してもよく、筐体44の全長より短くてもよい。この場合の4本の端子ピン49A,49Bは、外側から見てT字状をなす端子台45A,45BのI面部S2上で一列に配置されている。
【0030】
第2の実施形態の他の変形例として、図5及び図6に示すように、ステッピングモータ50には、小型の端子台51A,51Bが採用され、この端子台51A,51Bは、筐体54の半径より短い端子台本体52a,53aと、筐体54の略全長に渡って延在する端子固定延長部52b,53bとからなる。この場合、4本の端子ピン59A,59Bは、外側から見てT字状をなす端子台51A,51BのI面部S3上で一列に配置されている。
【0031】
さらに、図6に示すように、筐体54の回転軸3側から見て、端子ピン59A,59Bは、この端子ピン59A,59Bに沿って延在する直線Rに対して直交し且つ筐体54の外周面54aを通って延在する平行な2つの平面P1,P2内に配置されている。従って、端子ピン59A,59Bの出っ張りが機器(例えば小型カメラ)内で邪魔になり難く、ステッピングモータ50の省スペース化を可能にしている。
【0032】
第2の実施形態のさらに他の変形例として、図7及び図8に示すように、ステッピングモータ60は小判型の筐体61を有し、この筐体61には平行な平坦面61a,61bが設けられている。端子ピン62A,62Bは、外側から見てT字状をなす端子台63A,63BのI面部S4上で一列に配置されると共に、端子ピン62A,62Bに沿って延在する直線Rに対して直交し且つ筐体61の平坦面61a,61bに沿って延在する2つの平面P1,P2内に配置されている。従って、端子ピン62A,62Bの出っ張りが機器(例えば小型カメラ)内で邪魔になり難く、ステッピングモータ60の省スペース化を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係るステッピングモータの第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示したステッピングモータの分解斜視図である。
【図3】第1の実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るステッピングモータの第2の実施形態を示す斜視図である。
【図5】第2の実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図6】図5のA矢視図である。
【図7】第2の実施形態の他の変形例を示す斜視図である。
【図8】図7のB矢視図である。
【符号の説明】
【0034】
1,40,43,50,60…ステッピングモータ、3…回転軸、5…ロータ、7A,7B…ステータ、9A,9B…コイル、11A,11B…ヨーク、22A,22B,45A,45B,51A,51B,63A,63B…端子台、23A,23B,49A,49B,59A,59B,62A,62B…端子ピン、25,41,44,54,61…筐体、37b,38b,47b,48b,52b,53b…端子固定延長部、54a…筐体の外周面、L…軸線、R…直線、S1,S2…平面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸に固定されてN極とS極とが交互に着磁されてなるロータと、前記回転軸の軸線方向において前記ロータに並設して設けられたコイルがヨーク内に収容されてなる一対のステータと、が筐体内に配置されたステッピングモータにおいて、
前記コイルに結線された全ての端子ピンは、前記回転軸の前記軸線方向に一列に整列していることを特徴とするステッピングモータ。
【請求項2】
前記各端子ピンが固定される端子台には、前記筐体から露出して前記回転軸の前記軸線方向に延在する端子固定延長部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ。
【請求項3】
前記筐体の前記回転軸側から見て、前記端子ピンは、この端子ピンに沿って延在する直線に対して直交し且つ前記筐体の外周面を通って延在する平行な2つの平面内に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のステッピングモータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−57330(P2010−57330A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−222207(P2008−222207)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(000001225)日本電産コパル株式会社 (755)
【出願人】(000133227)株式会社タムロン (355)
【Fターム(参考)】