説明

ストリーミング制約の変更に基づく動的品質調整

【課題】特定種類のデータの受信をユーザが望まない場合におけるデジタル媒体サーバ上のバンド幅の無駄を省くための技術を提供すること。
【解決手段】デジタル媒体サーバが、デジタル媒体ストリームを要求しているクライアントに対して、該ストリームをストリーミング制約に従って送る。クライアントは、制御ネットワークを通じてデジタル媒体サーバに要求を送り、特定種類の情報をそれ以上望まないことを示す。この信号の受信に応答して、ビデオサーバは、信号を発しているクライアントへのその特定種類の情報の送信を中止し、ストリーミング制約が緩和される。視聴者が特定種類の情報を望まないという信号を発する場合、その特定種類の情報がそのクライアントには送信されない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、現在出願中の米国特許出願シリアル番号第09/128,244号(1998年8月3日出願)の一部継続出願であり、上記米国特許出願は、現在米国特許第5,659,539号である米国特許出願シリアル番号第08/502,480号(1995年7月14日出願)の継続出願である現在出願中の米国特許出願シリアル番号第08/859,860号(1997年5月21日出願)の一部継続出願である。以上の全ての米国特許出願は、本明細書においてその全内容が引用により組み込まれている。
本発明は、視聴覚情報を処理する方法及び装置に関し、より具体的には、ストリーミング制約の緩和に応答してデジタル媒体の品質改善をもたらす方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
メディア産業は、近年その範囲を伝統的なアナログ技術を超えて拡張してきている。音声、写真、及び、長編映画でさえも、今やデジタルフォーマットで記録されるか又はそれに変換されている。デジタル媒体は、アナログフィルムに勝る多くの利点を提供するので、今日の社会において益々増大するその存在感には根拠がないわけではない。普及したDVDフォーマットのユーザには公知のように、デジタル媒体は、反復使用により劣化することがない。デジタル媒体はまた、例えばDVDプレーヤでロードされた時のように表示のために一度に配信されるか、又は、デジタル媒体サーバによって必要に応じてストリームで配信されるかのいずれかが可能である。
【0003】
おそらく予想されるように、デジタル媒体の視聴者は、現在ビデオカセットレコーダでアナログビデオテープを見る時に享受しているのと少なくとも同じ機能性をデジタル媒体のプロバイダから求めている。例えば、デジタル媒体の表示を見る人は、アナログビデオテープやアナログビデオカセットレコーダを使用する時とちょうど同じように、音声を消すことを欲する場合がある。現在のところ、これは、視聴者の音量調節装置を調節することによって行われている。しかし、視聴者が音声情報を欲していないということがサーバには分からないので、サーバは、依然として音声情報を視聴者に送信し続ける。その結果生じるデジタル媒体サーバ上の利用可能バンド幅の無駄は、分散型デジタル媒体環境においては相当なものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特定種類のデータの受信をユーザが望まない時のデジタル媒体サーバ上のバンド幅の無駄を省くための技術が提供される。クライアントに以前に割当てられていたバンド幅を利用することにより視聴者に付加的な価値がもたらされ、字幕付情報のような品質の改善された画像又は付加的情報が送られる。本発明の1つの態様によれば、デジタル媒体ストリームは、一組のストリーミング制約に従ってクライアントに送られる。一実施形態においては、デジタル媒体ストリームは、聴覚情報及び視覚情報の両方を包含する。別の実施形態によれば、デジタル媒体ストリームは、視覚情報のみを包含し、聴覚情報を包含する別個の音声ストリームがクライアントに送られる。次に、デジタル媒体ストリームの特定種類のデータに対応するストリーミング制約の緩和を示す信号が受信される。一実施形態においては、この信号は、クライアントが聴覚情報を受信しないことを示す。別の実施形態においては、この信号は、クライアントが特定種類の情報を受信しないことを示す。この信号に応答して、品質が改善された一組のメディア情報がクライアントに送られる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態によれば、品質が改善された一組のメディア情報は、クライアントに以前に割当てられていたバンド幅の解放された部分を使用して送られてもよい。別の実施形態によれば、品質が改善された一組のメディア情報は、第2のクライアントに以前に割当てられていたバンド幅の解放された部分を使用して第1のクライアントに送られてもよい。更なる実施形態によれば、品質が改善された一組のメディア情報は、字幕付情報を含む。
【0006】
本明細書に説明される技術の結果として、クライアントに表示するために品質の改善されたデジタル媒体ストリームが利用可能であり、従って視聴者がストリーミング映像表示の望まない構成要素の停止を要求した時は、その不必要な情報はクライアントに送られず、これによって映像ストリーミングサービス上のストリーミング制約が低減され、要求を発したそのクライアントに以前に割当てられていたバンド幅の開放された部分を使用して、品質が改善されたメディア情報を送ることができる。
本発明は、同じ参照番号が類似の要素を意味する添付図面の図において、限定的ではなく例示的に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施形態による視聴覚情報配信システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるデジタル媒体ファイルの様々な層を示す図である。
【図3】本発明の実施形態によるマルチプレクサの作動を示す図である。
【図4】本発明の実施形態による動的品質調整の段階を示す流れ図である。
【図5】本発明の実施形態による変更されたマルチプレクサの作動を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ストリーミング制約の変更に基づく動的品質調整の方法及び装置を説明する。以下の説明においては、本発明を完全に理解してもらえるように、説明のために多くの特定の詳細が示される。しかし、これらの特定の詳細なしでも本発明を実施し得ることは当業者には明らかであろう。他の場合においては、本発明の不必要な曖昧化を避けるために、公知の構造及び装置はブロック図の形で示される。
以下の説明においては、本発明の様々な特徴を以下の見出しの下にこの順序で検討するものとする。
I.システムの概要
II.デジタル音声/映像ファイル構造
III.マルチプレクサの作動
IV.機能的作動
【0009】
I.システムの概要
図1は、本発明の一実施形態による視聴覚情報配信システム100のブロック図である。視聴覚情報配信システム100は、複数のクライアント(1〜n)160、170、及び、180を包含する。クライアント(1〜n)160、170、及び、180は、一般にデジタル視聴覚データのストリームに含まれた視聴覚情報を復号するように構成された装置を表す。例えば、クライアント(1〜n)160、170、及び、180は、テレビなどの出力用ディスプレイに接続されたセットトップ・コンバータボックスとしてもよい。
【0010】
図1に示すように、視聴覚情報配信システム100はまた、制御ネットワーク120に接続されたストリームサーバ110を含む。制御ネットワーク120は、2つ又はそれ以上の装置の間の通信を可能にする任意のネットワークとしてもよい。例えば、制御ネットワーク120は、高域バンド幅ネットワーク、X.25回路又は電子工業会(EIA)232(RS−232)シリアルライン、又は、IPネットワークであろう。
【0011】
制御ネットワーク120にも接続されたクライアント(1〜n)160、170、及び、180は、制御ネットワーク120を通じてストリームサーバ110と通信する。例えば、クライアント160、170、及び、180は、視聴覚データストリームの伝送を開始する要求を送信したり、進行中のデジタル視聴覚伝送の再生に影響する制御情報を送信したり、又は、情報に対する質問を送信してもよい。そのような質問は、例えば現在利用可能な視聴覚データストリームのサービスに関する情報の要求を含む場合がある。
【0012】
視聴覚情報配信システム100は、更に、ビデオポンプ130、大容量記憶装置140、及び、高域バンド幅ネットワーク150を含む。ビデオポンプ130は、ストリームサーバ110に接続され、このストリームサーバ110から指令を受信する。ビデオポンプ130は、それが大容量記憶装置140からデータを検索するように大容量記憶装置140に接続される。大容量記憶装置140は、大量のデータを記憶するのに使用される任意の種類の1つ又は複数の装置としてもよい。例えば、大容量記憶装置140は、磁気記憶装置、光記憶装置、又は、そのような装置の組合せとすることができる。
大容量記憶装置140は、デジタルデータを記憶するのに使用される広範な部類の不揮発性記憶装置を表すように意図されており、これらの記憶装置は当業技術において公知であるからこれ以上説明しない。ネットワーク120及び150は、説明の便宜上異なるネットワークとして図示されているが、ネットワーク120及び150は、単一のネットワーク上に実装されてもよい。
【0013】
デジタル媒体データストリームのリアルタイムの送信中に実行されるタスクは、ストリームサーバ110とビデオポンプ130との間で分配される。その結果、ストリームサーバ110とビデオポンプ130とは、システム100の効率に悪影響を及ぼすことなくネットワークの異なる部分において作動することができる。
クライアント(1〜n)160、170、及び、180は、ストリームサーバ110との通信に加えて、高域バンド幅ネットワーク150を通じてビデオポンプ130から情報を受信する。高域バンド幅ネットワーク150は、大量のデータを転送できるIPネットワークのような任意の種類の回路型ネットワークリンクとしてもよい。
【0014】
本発明の視聴覚情報配信システム100は、ビデオポンプ130のようなサーバが大容量記憶装置140から高域バンド幅ネットワーク150を通じてクライアント(1〜n)160、170、及び、180へ最小限の費用で大量のデータを転送することを可能にする。更に、視聴覚情報配信システム100は、クライアント(1〜n)160、170、及び、180が標準ネットワークプロトコルを使用して要求を制御ネットワーク120を通じてストリームサーバ110へ送信することを可能にする。一実施形態においては、高域バンド幅ネットワーク150及び制御ネットワーク120のための基本的なプロトコルは同じである。ストリームサーバ110は、単一のコンピュータシステムで構成してもよいし、又は、サーバとして構成された複数のコンピュータ装置で構成してもよい。同様に、ビデオポンプ130は、単一のサーバ装置で構成してもよいし、又は、複数のそのようなサーバを含んでもよい。
【0015】
特定のデジタル視聴覚ファイルからデジタル視聴覚データストリームを受信するために、クライアント(1〜n)160、170、又は、180は、ストリームサーバ110に要求を送信する。ストリームサーバ110は、この要求に応答してビデオポンプ130に指令を送信し、デジタル視聴覚データストリームを要求したクライアントに対して、ビデオポンプ130にその要求されたデジタル視聴覚データストリームを送信させる。
【0016】
ストリームサーバ110からビデオポンプ130に送られる指令は、クライアントの要求に特異の制御情報を含む。例えば、この制御情報は、目標とするデジタル視聴覚ファイル、デジタル視聴覚ファイル内の目標とするデータの先頭オフセット、及び、クライアントのアドレスを特定する。指定のオフセットで有効なデジタル視聴覚ストリームを作り出すために、ストリームサーバ110はまた、ビデオポンプ130に「前置データ」を送ってもよく、クライアントに前置データを送るようにビデオポンプ130に要求してもよい。前置データは、クライアントがデジタル視聴覚ファイルの指定位置からデジタル視聴覚データを受信するように準備するデータである。
【0017】
ストリームサーバ110から指令及び制御情報を受信した後、ビデオポンプ130は、大容量記憶装置140上の指定されたデジタル視聴覚ファイルの指定位置からデジタル視聴覚データの検索を始める。
ビデオポンプ130は、クライアントに任意の前置データを送信し、次いで大容量記憶装置140から検索された、指定位置から始まるデジタル視聴覚データを高域バンド幅ネットワーク150を通じてクライアントに継目なく送信する。
要求を発するクライアントは、任意の前置データで始まるデジタル視聴覚データストリームを受信する。クライアントは、符号化された視聴覚シーケンスを再生するために、そのデジタル視聴覚データストリームを復号する。
【0018】
II.デジタル音声/映像ファイル構造
視聴覚情報配信システム100のシステム概要について説明したので、ここでデジタル媒体又は視聴覚ファイル構造のフォーマットについて以下に説明する。圧縮の有無にかかわらず、デジタル視聴覚記憶フォーマットは、状態機械及び様々な構造のパケットを使用する。本明細書で説明する技術は、全てのそのような記憶フォーマットに適用される。本発明はいかなる特定のデジタル視聴覚フォーマットにも限定されるものではないが、説明の便宜上「MPEG−2」トランスポートファイル構造について説明するものとする。
【0019】
図2を参照すると、これは「MPEG−2」トランスポートファイル104の構造をより詳細に説明したものである。「MPEG」ファイル104内のデータは、プログラム基本ストリーム(「PES」)層、トランスポート層、及び、ビデオ層の3つの層にまとめられる。これらの層は、「MPEG−2」仕様に詳述されている。「PES」層において、「MPEG」ファイル104は、「PES」パケットのシーケンスから成る。トランスポート層において、「MPEG」ファイル104は、トランスポートパケットのシーケンスから成る。ビデオ層において、「MPEG」ファイル104は、画像パケットのシーケンスから成る。各画像パケットは、映像の1フレームに対するデータを包含する。
【0020】
各「PES」パケットは、「PES」パケットの長さ及び内容を識別するヘッダを有する。図示の例においては、「PES」パケット250は、ヘッダ248と、これに続くトランスポートパケット251〜262のシーケンスとを包含する。「PES」パケットの境界は、有効なトランスポートパケットの境界と一致する。各トランスポートパケットは、単に一種類のデータのみを包含する。図示の例においては、トランスポートパケット251、256、258、259、260、及び、262は映像データを包含し、トランスポートパケット252、257、及び、261は音声データを包含し、トランスポートパケット253は制御データを包含し、トランスポートパケット254はタイミングデータを包含する。トランスポートパケット255は、パディングパケットである。
【0021】
各トランスポートパケットはヘッダを有する。ヘッダは、パケットのためのプログラムID(「PID」)を含む。「PID 0」を割当てられたパケットは、制御パケットである。例えば、パケット253に「PID 0」を割当ててもよい。制御パケットは、デジタル視聴覚データストリームにどのプログラムが存在するかを示す情報を包含する。制御パケットは、「プログラムマップテーブル」を包含する1つ又はそれ以上の「PMT」パケットの「PID」番号に各プログラムを関連付ける。「プログラムマップテーブル」は、プログラムにどの種類のデータが存在するか、及び、各種類のデータを有するパケットのPID番号を示す。「PMT」パケットにおいてどの種類のデータを識別し得るかの例示的なものとしては、以下に限定されないが、「MPEG2」映像、英語の「MPEG2」音声、及び、仏語の「MPEG2」音声が含まれる。
【0022】
ビデオ層においては、「MPEG」ファイル104は、フレームデータの境界に従って分割される。上述のように、映像フレームを表すデータの境界とトランスポートパケットの境界との間には何の相関もない。図示の例においては、1つの映像フレーム「F」に対するフレームデータは、ブラケット270で表すように位置する。具体的には、フレーム「F」に対するフレームデータは、映像パケット251内の点280から映像パケット251の終わりまで、映像パケット256、及び、映像パケット258の始めから映像パケット258内の点282までに位置する。従って、点280及び282は、フレーム「F」に対する画像パケットの境界を表す。第2の映像フレーム「G」に対するフレームデータは、ブラケット272で表すように位置する。フレーム「G」に対する画像パケットの境界は、角括弧276で示される。
【0023】
「MPEG−2」トランスポートストリームに対する上述の構造と類似した多くの構造はまた、「MPEG−1」、「Quicktime」、及び、「AVI」のような他のデジタル視聴覚記憶フォーマットにも存在する。一実施形態においては、多様な記憶フォーマットの異なるクライアントに対して同時にサービス提供するために多数のデジタル視聴覚記憶フォーマットが同じサーバによってアクセスできるように、映像アクセスポイント、タイムスタンプ、ファイル位置、及び、その他のインジケータが記憶される。フォーマット特定の全ての情報及び技術は、ストリームサーバに組込まれることが好ましい。サーバの全ての他の要素は、フォーマットに依存しない。
【0024】
III.マルチプレクサの作動
多くの場合、それぞれが別々のデジタル媒体ストリームにある幾つかのデジタル媒体表示を、結合されたデジタル媒体表示を包含する1つのストリーム内に融合させることが必要である。この融合は、ユーザが単一のデジタル媒体ストリームから別々の見るべきデジタル媒体表示を選択することを可能にする。図3は、複数のデジタル媒体ストリームを単一のデジタル媒体ストリームに融合する作動を実行するデジタル媒体構成要素であるマルチプレクサ310を示している。マルチプレクサは当業者には十分理解されているので、それに関する本節の説明は、以下に詳述する多重化ストリーム環境での消音作動の最適化におけるその使用の理解を助ける程度に限られる。
【0025】
図3が示すように、マルチプレクサ310は、多重入力と単一出力とを有する。マルチプレクサへの入力は、参照符号320、322、及び、324を付した「単一プログラムトランスポートストリーム」(「SPTS」)と呼ばれ、その出力は、参照符号330を付した「多重プログラムトランスポートストリーム」(「MPTS」)と呼ばれる。「単一プログラムトランスポートストリーム」320、322、及び、324は、1つの映像表示に対する音声及び映像データを用いて符号化されたデジタル媒体ストリームである。その代わりに、「多重プログラムトランスポートストリーム」330は、多重映像表示に対する音声及び映像データを用いて符号化されたデジタル媒体ストリームである。すなわち、「単一プログラムトランスポートストリーム」320、322、及び、324は、テレビの単一チャンネルに類似しており、一方「多重プログラムトランスポートストリーム」330は、ケーブルネットワークに類似している。
【0026】
個々の「SPTS」320、322、及び、324が結合される時、マルチプレクサ310は、制御パケットで参照された各「PID」が一意的であることを確実にするために各トランスポートパケットの「PID」を調べる。異なる「SPTS」320、322、及び、324からのパケットが同じ「PID」を使用している場合は、マルチプレクサ310は、各パケットが特定の「単一プログラムトランスポートストリーム」320、322、及び、324に属することを容易に識別できることを確実にするために、そのPIDを固有の番号に再マップする。各音声及び映像パケットが固有のPIDを有することが保証されるので、パケットに対応する映像表示は、「MPTS」330の「PID 0」制御パケットを調べることにより容易に識別することができる。すなわち、マルチプレクサ310は、「PID 0」制御パケットの各テーブルと「PID 0」制御パケットで参照されたパケットの全てのテーブルとを調べて全ての参照されたパケットが固有の「PID」番号を有することを確実にする必要があるために、それはまた、特定の「SPTS」320、322、及び、324に対応する全ての音声パケットを容易に識別することができる。
【0027】
IV.機能的作動
クライアントは、受信したデジタル媒体表示に包含された特定種類の情報の量を減らすことができる。一実施形態においては、クライアントが要求した特定種類の情報の量は、例えば、映像解像度を低下させるか又は音声出力をステレオからモノーラルへと切換える場合のように、より少ない特定種類の情報を要する状態へ表示特性を変更する結果として減少される。別の実施形態においては、例えばクライアントが表示の音声部分を消す場合のように、特定種類の情報が全く要求されない。その特定種類の情報をクライアントに配信するために以前に割当てたバンド幅を再利用することは、ストリームサーバ110にとって有利である。この余分なバンド幅は、デジタル媒体表示の品質を改善するため、又は、字幕付情報のような付加的情報を送るために使用することができる。
【0028】
ここで、クライアントがデジタル媒体表示の音声を消す場合に、使用されないバンド幅を再利用する処理を示す例証的な説明が図4を参照して以下に与えられる。クライアント160は、音声データをそのクライアントに送らないことを示すために、制御ネットワーク120を通じて信号をストリームサーバ110へ送る。この信号は、「リアルタイム・ストリーミング・プロトコル」(「RTSP」)のような現存の通信プロトコルを使用して送られる。
【0029】
一実施形態において、ストリームサーバ110は、多重化環境において、又は、視聴覚データが「MPEG」のような単一ストリームでクライアントに送られる環境において作動する。信号の受信に応答してマルチプレクサが使用され、消音されている特定「SPTS」に対するパケットを調べて特定する。次に、マルチプレクサは、消音された「SPTS」に対する特定された音声パケットを廃棄し、それらを出力ストリームには結合しない。
【0030】
別の実施形態においては、ストリームサーバ110は多重化環境で依然として作動するが、図5に示すように、信号の受信に応答して消音されている特定「SPTS」に対するパケットを調べて特定するのに変更されたマルチプレクサ510が使用される。変更マルチプレクサ510は、それがただ1つの入力「SPTS」520で作動する点を除けば、前節で説明したものと実質的に同じ方法で作動する。次に、変更マルチプレクサ510は、入力「SPTS」520に対して、特定された音声パケットを濾波して廃棄する。変更マルチプレクサ510から得られる出力ストリーム530は、最初の媒体表示を包含するが、入力「SPTS」520からのいかなる音声パケットも包含しない。
【0031】
更に別の実施形態においては、ストリームサーバ110は、分割ストリーム環境、つまり、視聴覚データが別々のストリームでクライアントに送られる環境で作動する。信号の受信に応答して、ストリームサーバ110は映像ストリームを送り続けるが、信号を出しているクライアントに音声ストリームを送ることを休止又は停止する。映像は信号を出しているクライアントに対して音声とは異なるストリームで送られるので、音声ストリームの停止が信号を出しているクライアントに対する映像表示を中断させることにはならない。
消音されたデジタル映像ストリームに対する音声パケットは、クライアントには最早送られないので、信号を出しているクライアントに対して割当てられていたバンド幅を再利用することができる。その結果、ストリームサーバ110上のストリーミング抑制が低減される。
【0032】
上述の通り、クライアントが特定種類の情報の送信中止の信号を発する結果としてバンド幅を再利用することは、音声情報に限定されない。クライアントは、デジタル媒体ストリームに包含されたいかなる特定種類の情報もそのクライアントにそれ以上送ってはならないということを示す信号を発してもよい。例えば、クライアントは、視覚情報をそれ以上送ってはならないということを示す信号を発する。それによって、ストリームサーバ110上で回復したバンド幅をデジタル媒体ストリームに包含された残っている種類の情報の品質を改善した情報を送るか、又は、付加的情報を送るために使用してもよい。例えば、クライアントが視覚情報を送ってはならないことを示す信号を発した場合は、品質を改善した音声情報を送ることができる。品質が改善された音声情報の例としては、以下に限定されないが、「THX」又は「ドルビー」のようなフォーマットで音声情報を送ること、追加のサウンドトラックを送ること、又は、サラウンドサウンドで情報を送ることが含まれる。
【0033】
一実施形態においては、1つのクライアントからストリームサーバ110上に回復されたバンド幅は、そのストリームサーバ110の任意のクライアントによって利用することができる。別の実施形態においては、1つのクライアントからストリームサーバ110上に回復されたバンド幅は、そのクライアントによってのみ使用されてもよい。
上述の通り、回復されたバンド幅の1つの使用法は、品質の改善をもたらすことである。映像の品質は、1つ又はそれ以上の映像の特性を変更することによって改善されてもよい。映像品質を改善する例としては、以下に限定されないが、フレーム伝送速度を増すこと、色の深みを増すこと、及び、ピクセル密度を増すことが含まれる。映像品質を高めることに加えて、又は、その代わりに、映像に付随する他のデータを送るか又は改善するために回復されたバンド幅を使用してもよい。例えば、回復されたバンド幅は、字幕付情報や付加的情報を送るか、又は、それ以外に映像画面を何らかの形に変えるために使用することができる。
【0034】
他の実施形態においては、映像の品質は、量子化の向上を通じて改善することができる。量子化の向上は、類似な状態を単一の状態に崩壊させ、それによりより独特な状態の識別を可能にすることによって達成される。例えば、デジタル映像表示に使用される各々の色に24ビットの数が割当てられていると仮定する。類似色を一緒にまとめてそれらに同じ24ビット数を割当てることにより、24ビットのデジタル映像で使用するためのより独特な色を識別することができる。
以上の詳細説明において、本発明はその特定実施形態に関連して説明された。しかし、本発明の広義の精神及び範囲から逸脱することなく、それらに対して様々な修正や変更を為し得ることは明白であろう。従って、以上の詳細説明及び図面は、限定的な意味ではなく例示的であると見なされるべきである。
【符号の説明】
【0035】
100 視聴覚情報配信システム
110 ストリームサーバ
120 制御ネットワーク
130 ビデオポンプ
140 記憶装置
150 高域バンド幅ネットワーク
160、170、180 クライアント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバを動作させる方法であって、
クライアントにより要求された提供動作であって、前記ストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバからクライアント装置に送信されている第1の音声/映像ストリームの音声データのデータレートを低減すること、又は、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの伝送を削除することを含む提供動作、の指示を含む信号を前記クライアント装置から受信する段階と、
前記クライアントにより要求された提供動作を実行する段階であって、該クライアントにより要求された提供動作を実行することが、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートを低減すること、又は、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの伝送を削除すること、を含む段階と、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートの低減、又は、該第1の音声/映像ストリームの前記音声データの削除、に対応する伝送バンド幅に対する影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのデータレートを増加させることができる量を決定する段階と、
前記第1の音声/映像ストリーム及び前記第2の音声/映像ストリームの両方を異なる複数の単一プログラムトランスポートストリームに含める段階であって、該複数の単一プログラムトランスポートストリームの各々が、該複数の単一プログラムトランスポートストリームの両方を含む多重プログラムトランスポートストリームの部分となっている、段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバを動作させる方法であって、
クライアントにより要求された提供動作であって、前記ストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバからクライアント装置に送信されている第1の音声/映像ストリームの音声データのデータレートを低減すること、又は、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの伝送を削除することを含む提供動作、の指示を含む信号を前記クライアント装置から受信する段階と、
前記クライアントにより要求された提供動作を実行する段階であって、該クライアントにより要求された提供動作を実行することが、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートを低減すること、又は、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの伝送を削除すること、を含む段階と、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートの低減、又は、該第1の音声/映像ストリームの前記音声データの削除、に対応する伝送バンド幅に対する影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのデータレートを増加させることができる量を決定する段階と、
を含み、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートを低減し、又は、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの伝送を削除する動作が、
前記第1の音声/映像ストリームにおいて前記クライアント装置に送信可能なデータパケットを含むパケットのストリームを、パケットフローの部分としてマルチプレクサに提供するステップと、
前記パケットのストリームに対するフィルタリング動作を実行して前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートを低減又は削除するように、前記マルチプレクサを動作させるステップと、
前記第1の音声/映像ストリームを出力するように前記マルチプレクサを動作させるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバを動作させる方法であって、
クライアントにより要求された提供動作であって、前記ストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバからクライアント装置に送信されている第1の音声/映像ストリームの音声データのデータレートを低減すること、又は、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの伝送を削除することを含む提供動作、の指示を含む信号を前記クライアント装置から受信する段階と、
前記クライアントにより要求された提供動作を実行する段階であって、該クライアントにより要求された提供動作を実行することが、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートを低減すること、又は、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの伝送を削除すること、を含む段階と、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートの低減、又は、該第1の音声/映像ストリームの前記音声データの削除、に対応する伝送バンド幅に対する影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのデータレートを増加させることができる量を決定する段階と、
前記第2の音声/映像ストリームを前記クライアント装置以外の装置に提供し、前記第1の音声/映像ストリームを前記クライアント装置以外の前記装置には提供しない、段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項4】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバを動作させる方法であって、
前記ストリームサーバが、第1の音声/映像ストリーム及び第2の音声/映像ストリームを1又はそれ以上のクライアント装置に提供する段階と、
クライアントにより要求された提供動作であって、前記ストリームサーバにより実行されたときに、前記第1の音声/映像ストリームの音声データ若しくは映像データのデータレートを低減すること、又は、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データ若しくは前記映像データの伝送を削除すること、を含む提供動作の指示を含む信号を、前記クライアント装置のうちの1つのクライアント装置から受信する段階と、
前記クライアントにより要求された提供動作を実行する段階であって、該クライアントにより要求された提供動作を実行することが、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データ若しくは前記映像データの前記データレートを低減すること、又は、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データ若しくは前記映像データの伝送を削除すること、を含む段階と、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データ若しくは前記映像データの前記データレートの低減、又は、該第1の音声/映像ストリームの前記音声データ若しくは前記映像データの伝送の削除、に対応する伝送バンド幅に対する影響の結果として、第3の音声/映像ストリームをストリーミングすることができるかどうかを決定する段階と、
前記第1の音声/映像ストリーム、前記第2の音声/映像ストリーム及び前記第3の音声/映像ストリームの各々を、異なるクライアント装置に送信する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバを動作させる方法であって、
クライアントにより要求された提供動作であって、前記ストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバからクライアント装置に送信されている第1の音声/映像ストリームの音声データのデータレートを増加することを含む提供動作、の指示を含む信号を前記クライアント装置から受信する段階と、
前記クライアントにより要求された提供動作を実行する段階であって、該クライアントにより要求された提供動作を実行することが、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートを増加することを含む段階と、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートの増加に対応する伝送バンド幅に対する影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのデータレートを低減すべき量を決定する段階と、
前記第1の音声/映像ストリーム及び前記第2の音声/映像ストリームの両方を異なる複数の単一プログラムトランスポートストリームに含める段階であって、該複数の単一プログラムトランスポートストリームの各々が、該複数の単一プログラムトランスポートストリームの両方を含む多重プログラムトランスポートストリームの部分となっている、段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバを動作させる方法であって、
クライアントにより要求された提供動作であって、前記ストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバからクライアント装置に送信されている第1の音声/映像ストリームの音声データのデータレートを増加することを含む提供動作、の指示を含む信号を前記クライアント装置から受信する段階と、
前記クライアントにより要求された提供動作を実行する段階であって、該クライアントにより要求された提供動作を実行することが、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートを増加することを含む段階と、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートの増加に対応する伝送バンド幅に対する影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのデータレートを低減すべき量を決定する段階と、
前記第2の音声/映像ストリームを前記クライアント装置以外の装置に提供する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバを動作させる方法であって、
クライアントにより要求された提供動作であって、前記ストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバからクライアント装置に送信されている第1の音声/映像ストリームの音声データのデータレートを増加することを含む提供動作、の指示を含む信号を前記クライアント装置から受信する段階と、
前記クライアントにより要求された提供動作を実行する段階であって、該クライアントにより要求された提供動作を実行することが、前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートを増加することを含む段階と、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データの前記データレートの増加に対応する伝送バンド幅に対する影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのデータレートを低減すべき量を決定する段階と、
前記第2の音声/映像ストリームにおいて前記クライアント装置に送信可能なデータパケットを含むパケットのストリームを、パケットフローの部分として、変更されたマルチプレクサに提供する段階と、
前記パケットのストリームに対するフィルタリング動作を実行して前記第2の音声/映像ストリームに含まれるデータの量を制御するように、前記マルチプレクサを動作させる段階であって、前記フィルタリング動作が前記クライアントに要求された提供動作に応答して前記データレートを低減するように実行されるものである段階と、
前記第2の音声/映像ストリームを出力するように前記マルチプレクサを動作させる段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバに対して、
前記ストリームサーバがクライアント装置にストリーミングしている第1の音声/映像ストリームの音声データのバンド幅要求に影響する、クライアントにより要求された提供動作の指示を解釈して、該指示から該提供動作を識別し、該提供動作を実行し、その結果として、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データのレートが変更されるようにすること、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データについての前記変更されたレートによるバンド幅の影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのビデオストリーミングレートを変更すべき量を決定し、該量に従って、前記第2の音声/映像ストリームのビデオストリーミングレートを変更すること、
を実行させる命令、を具備するコンピュータプログラムであって、
前記ストリームサーバが前記第2の音声/映像ストリームのビデオストリーミングレートを変更すべき量を決定することを可能にするための命令が、前記ストリームサーバが、前記第1の音声/映像ストリームとは異なる単一プログラムトランスポートストリームの部分である第2の音声/映像ストリームであって、前記第1の音声/映像ストリームと同一の多重プログラムトランスポートストリームの部分である第2の音声/映像ストリーム、のレートを変更する量を決定することを可能にする命令を含む、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項9】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバに対して、
前記ストリームサーバがクライアント装置にストリーミングしている第1の音声/映像ストリームの音声データのバンド幅要求に影響する、クライアントにより要求された提供動作の指示を解釈すること、
前記指示から前記提供動作を識別し、該提供動作を実行し、その結果として、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データのレートが変更されるようにすること、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データについての前記変更されたレートによるバンド幅の影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのビデオストリーミングレートを変更すべき量を決定し、該量に従って、前記第2の音声/映像ストリームのビデオストリーミングレートを変更すること、
前記提供動作が実行される前におけるレートと同一のレートにより前記第1の音声/映像ストリームをマルチプレクサにストリーミングし、該第1の音声/映像ストリームのレートが前記マルチプレクサの出力において変更されるようにすること、
を実行させる命令、を具備するコンピュータプログラム。
【請求項10】
1又はそれ以上の記憶された音声/映像ファイルから複数のデータストリームが提供されるようにするストリームサーバにより実行されたときに、該ストリームサーバに対して、
前記ストリームサーバがクライアント装置にストリーミングしている第1の音声/映像ストリームの音声データのバンド幅要求に影響する、クライアントにより要求された提供動作の指示を解釈すること、
前記指示から前記提供動作を識別し、該提供動作を実行し、その結果として、前記クライアント装置に対する前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データのレートが変更されるようにすること、
前記第1の音声/映像ストリームの前記音声データについての前記変更されたレートによるバンド幅の影響の結果として、第2の音声/映像ストリームのビデオストリーミングレートを変更すべき量を決定し、該量に従って、前記第2の音声/映像ストリームのビデオストリーミングレートを変更すること、
前記第2の音声/映像ストリームを前記クライアント装置以外の装置に提供すること、
を実行させる命令、を具備するコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−250476(P2011−250476A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−179315(P2011−179315)
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【分割の表示】特願2002−523173(P2002−523173)の分割
【原出願日】平成13年8月30日(2001.8.30)
【出願人】(503021489)エヌキューブ コーポレイション (1)
【出願人】(503022590)サードスペイス リヴィング リミテッド (2)
【Fターム(参考)】