説明

スプレーヘッドと関連する方法及び装置

スプレーヘッドと関連する方法であって、スプレーヘッドは、媒体を噴霧する少なくとも1つのノズル(2)と、スプレーヘッドが非作動モードにあるときにノズル(2)の正面の保護位置にあり、スプレーヘッドのあり得るトリガ部材(14)を機械的に保護する保護部材(3)であって、少なくとも1つのノズル(2)及びあり得るトリガ部材(14)を保護しない第2の位置へ移動可能である、保護部材(3)とを備える、方法。力の作用が、圧力媒体によって保護部材(3)へ誘導され、この力の作用によって、保護部材(3)は第1の位置から第2の位置へ移動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載のスプレーヘッドと関連する方法であって、スプレーヘッドは、媒体を噴霧する少なくとも1つのノズルと、スプレーヘッドが非作動モードにあるときにノズルの正面の保護位置にあり、スプレーヘッドのあり得るトリガ部材を機械的に保護する保護部材であって、少なくとも1つのノズル及びあり得るトリガ部材を保護しない第2の位置へ移動可能である、保護部材とを備える、方法に関する。
【0002】
本発明はまた、請求項8に記載の装置に関する。
【背景技術】
【0003】
保護部材がスプレーヘッドを保護するものとして使用され、この保護部材は、スプレーヘッドが非作動位置にあるときにスプレーヘッドの少なくとも1つのノズルの正面の保護位置にあり、ノズル及び場合によってはトリガ部材も機械的に保護する、スプレーヘッドと関連する、特に消火系統と関連する構成が既知である。保護部材は、少なくとも1つのノズル及びあり得るトリガ手段を保護しない第2の位置に移動可能である。
【0004】
スプレーヘッド、特に消火用である特にこのタイプのスプリンクラーヘッドは、例えば特許文献1の明細書から既知である。スプリンクラーヘッドのノズル及びトリガ部材を保護するカップ部分等の保護部材が、ホルダフレームに対して移動可能である機構によって解放される。この明細書は、保護部材、すなわちカップ部分を解放すると共にスプリンクラーを待機位置へ移動させる、いくつかの異なる代替案を提示している。特許文献2の明細書から、保護部材が設けられているスプレーヘッドが既知である。既知の先行技術による構成では、消火系統の圧力媒体、通常は消火用媒体が、 保護部材を解放するのに用いられている。さらに、スプレーヘッドの保護部材を解放する異なる機構が消火系統において用いられている。これらの構成は、複雑な機械的構成、又は場合によってはこの目的のために配置される特別なスプレーヘッドが必要であった。
【0005】
当該保護部材が設けられているスプレーヘッドは、例えば周囲の状況がスプレーヘッドを保護することを必要とする場所において用いられる。典型的な場所は例えば交通トンネルである。スプレーヘッドの場所において優先する状況(条件)は、例えば温度と関連してさらに大幅に変化する可能性がある。この場合、スプリンクラーヘッド等のスプレーヘッド及びその保護部材の解放機構の動作を妨げる状況が存在する可能性がある。そのような状況は、例えば湿度、温度等の変化する天気状況又は蓄積した汚れであり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】欧州特許第1150747号
【特許文献2】米国特許第6345670号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、スプレーヘッドの周囲状況によって引き起こされる、スプレーヘッド及び保護部材の解放機構の動作に対する多くの不都合点を回避するのに用いる構成を達成することである。本発明の別の目的は特に、スプレーヘッド、特にスプリンクラーの信頼性に優れる組み合わせと、スプリンクラーの保護カップを解放する機構とを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、スプレーヘッドの保護部材が別個の圧力システムによって解放されるという着想に基づく。
【0009】
本発明による方法の特徴は、力の作用が圧力媒体によって保護部材に誘導され、この力の作用によって、保護部材が第1の位置から第2の位置へ移動するということである。
【0010】
さらに、本発明による方法は、請求項2〜7に記載されていることを特徴とする。
【0011】
本発明による装置の特徴は、装置が、保護部材が第1の位置から第2の位置へ移動するスプレーヘッドの保護部材に力の作用を提供する圧力手段を備えるということである。
【0012】
本発明による装置は、請求項9〜12に記載されていることをさらに特徴とする。
【0013】
本発明による構成は、複数の重要な利点を有する。スプレーヘッドと関連する別個の圧力構造を配置することによって、保護部材を解放する極めて効果的且つ機能的に理にかなった構造が提供される。圧力インパルス源として火工装薬(pyrotechnical charge)を使用することによって、必要に応じてスプレーヘッドのトリガ手段のトリガ部材としても使用することができる多用途構成が提供される。火工装薬を作動させるために、それ自体既知の方法で電子インパルスを使用することによって、異なる制御系統への極めて良好な接続性を提供することが可能である。本発明は、保護部材が第1の位置から第2の位置へ別々に、及び/又は局部的に(regionally)移動することができる構成を可能にする。このシステムでは、圧力媒体を給送するホース部材を保護部材の連結部分として使用して、保護部材の危険な落下を防止することができる。この場合、保護部材の落下を防止する別個の固定構造は必要ない。この構成は、スプリンクラーヘッドを特に周囲環境から保護することが必要である環境に配置されるのに非常に適切である。そのような環境は例えば交通トンネルである。この構成は、すなわち消火用途、特に媒体ミスト等の液体保持消火用媒体を消火用媒体として使用する用途に非常に適切である。
【0014】
次に、添付の図面を参照して、本発明を一例によって詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明による装置の一実施形態を示す図である。
【図2】本発明による装置の一実施形態を図1の方向Aから見た図である。
【図3】図1のIII−III線に沿って部分的に切断した、本発明による装置の一実施形態を示す図である。
【図4】本発明による装置の一実施形態を示す図である。
【図5】第2の位置にある、本発明による装置の一実施形態を示す図である。
【図6】部分的に切断した本発明による装置の別の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜図6は、本発明による或る機構を適用するスプレーヘッドを示す。このスプレーヘッドは、媒体管5と関連して接合されている固定部分4に配置されている。媒体管5の少しの部分しか示されていない。タンク等の媒体源、及び媒体をスプレーヘッドに搬送する手段、特にポンプ手段は、図示されていない。図1、図2、図3、図4では、保護部材3が第1の位置にあるときのスプレーヘッドが示されている。図5では、保護部材3は第2の位置に示されている。
【0017】
図3は、部分的に切断した本発明による装置の一実施形態を示す。スプレーヘッドのフレーム1が少なくとも1つのノズル2を備える。この図では、スプレーヘッドにはいくつかのノズル2がある。スプレーヘッドと関連して、少なくとも1つのノズル2を周囲の状況の影響から保護する保護部材3が配置される。有利には、保護部材3は、図による、消火用であるトリガ機構が設けられているスプリンクラーヘッドの場合等、スプレーヘッドに配置されている場合があるトリガ手段14も保護する。通常、トリガ手段14は、例えばアンプルであるか、又は温度がアンプルに設定されている限界値を超えると破損し、それ自体既知の方法で開位置に移動するようにスプレーヘッドの弁部材を解放する、熱に対して同等に反応するものであり得る。
【0018】
本発明は、スプレーヘッドと関連する方法であって、スプレーヘッドは、媒体を噴霧する少なくとも1つのノズル2と、スプレーヘッドが非作動モードにあるときにノズル2の正面の保護位置にあり、スプレーヘッドのあり得るトリガ部材14を機械的に保護する保護部材3であって、少なくとも1つのノズル2及びあり得るトリガ部材14を保護しない第2の位置へ移動可能である保護部材3とを備える、方法に関する。本発明の特徴は、力の作用が圧力媒体によって保護部材3に誘導(direct)され、この力の作用によって、保護部材3が第1の位置から第2の位置へ移動するということである。
【0019】
本発明の一実施形態によると、力の作用は、壁部分が保護部材3によって形成される空間11に圧力媒体を搬送することによって提供される。
【0020】
本発明による方法の一実施形態によると、力の作用を提供するのに別個の圧力媒体システム27、28、29が使用される。この力の作用は通常、実際のスプレーシステムとは別個の圧力システムによって提供される。図2は、タンク等の圧力媒体源28、あり得るポンプ機構29、上記システムの制御系統に接合され得るあり得る弁部材30を示す。このシステムは、作動されると、管27内の圧力を増大させ、この管27から、媒体通路23、24、25(図3)に沿ってチャンバ内へ媒体が連通される。ねじ26及び対応する相手方のねじによって、スプレーヘッドの固定部品4に作られた孔21に固定される接合部分22がある。この孔21から、固定部品4の表面12にチャンバ11内への第2の孔25がある。チャンバ11内の圧力の増大が保護部材3に影響を及ぼし、それによって、保護部材3はそのロック状態から外れ、図1〜図4によるモードから図5によるモードに移動する。
【0021】
別の実施形態によると、チャンバ11内への圧力媒体の通路は、保護部材3の壁を通るパイプ/ホース手段によって設けられ得る。この場合、このホース手段は、保護部材3の連結手段6、7として同時に動作し、保護部材3が第2の位置にあるときに保護部材の危険な落下を防止する。
【0022】
圧力媒体は、気体若しくは液体、又は液体及び気体の混合物である。有利な実施形態によると、圧力媒体は圧縮空気である。圧力媒体源28は、例えばガスボトルであってもよく、その弁30を開くことによって管内の圧力が増大し、保護部材3が第2の位置へ移動する。圧力媒体源と代替的には、又はこれに加えて、圧縮空気と関連してポンプ手段29、例えばコンプレッサを使用することが可能であり、これは、チャンバ11内の圧力が適当に増大することによって保護部材3がそのロック状態から外れて第2の位置へ移動するように、管内の必要な圧力を生成する。圧力媒体源28及びポンプ手段29は図において直列に接続されているが、当業者には、これらを並列に接続することも可能であることが明らかである。
【0023】
図6は、本発明の代替的な実施形態を示し、この実施形態によると、力の作用は火工装薬31によって達成される圧力インパルスによって提供される。この図によると、火工装薬は、ねじ26及び相手方のねじによって、スプレーヘッドの固定部分4に形成されている孔21に固定される。固定点から、チャンバ空間11内への媒体通路25がある。火工装薬は、制御インパルスに基づいて火工装薬をトリガする手段32を備える。この図は、制御インパルスを火工装薬へ伝えるガイド部材32の一部を示す。火工装薬は、少なくとも1つの圧力インパルスを提供し、この結果として、保護部材3が第1の位置から第2の位置へ移動する。別の実施形態によると、スプレーヘッドのトリガ手段14をトリガする熱効果も火工装薬31によって提供される。火工装薬は、例えば、トリガするときに、チャンバ空間11内の温度を、トリガ手段14に設定されるトリガ温度よりも高くすることができる。したがって、制御系統によって与えられるインパルスによって保護部材3を取り外すと共にスプレーヘッドをトリガすることが可能である。制御インパルスは、例えば、ワイヤ32を用いて、又はワイヤを用いることなく火工装薬31へ伝えられる電子インパルスである。
【0024】
本発明は、スプレーヘッドと関連する装置であって、スプレーヘッドは、媒体を噴霧する少なくとも1つのノズル2と、スプレーヘッドが非作動モードにあるときにノズル2の正面の保護位置にあり、スプレーヘッドのあり得るトリガ部材14を機械的に保護する保護部材3であって、少なくとも1つのノズル2及びあり得るトリガ部材14を保護しない第2の位置へ移動可能である保護部材3とを備える、装置にも関する。この装置は、保護部材3が第1の位置から第2の位置へ移動するようにスプレーヘッドの保護部材3に力の作用を提供する圧力手段27、28、29;31を備える。
【0025】
圧力手段は、壁部分が保護部材3によって形成されるチャンバ空間11に圧力媒体を搬送する手段27、28、29を備える。
【0026】
力の作用を提供する圧力手段は、本発明の別の有利な実施形態によると、トリガされると、チャンバ空間11に圧力インパルスを提供する火工装薬31を備え、これによって、保護部材は第1の位置から第2の位置へ移動する。
【0027】
火工装薬31はまた、スプレーヘッドのトリガ手段14をトリガする手段を備えることが有利であり得る。このような手段は例えば、チャンバ空間11の温度に影響を及ぼす手段であってもよく、これは、火工装薬をトリガする結果として、チャンバ空間の温度を、スプレーヘッドのトリガ手段に設定されるトリガ温度よりも高くする。
【0028】
装置は、有利な実施形態によると、スプレーヘッドと関連する選択された保護部材3に圧力インパルスを誘導する手段を備える。例えば、所望のスプレーヘッドと関連する機構にのみ圧力媒体用の通路を開く弁部材30を使用することが可能である。例えば各スプレーヘッドと関連するか、又はいくつかのスプレーヘッドを備える領域と関連する弁30があり得る。
【0029】
図6の実施形態による構成では、制御インパルスを、各スプレーヘッドに別個に、又はいくつかのスプレーヘッドを備える領域に伝えることができる。
【0030】
図による実施形態によれば、保護部材3の形状はカップ状である。しかし、保護部材の形状は何か他の形状であることも可能である。形状はたいてい、保護されるスプレーヘッドの形状及びその位置に依存する。
【0031】
本発明による方法及び装置を使用するシステムでは、図示の実施形態による構造は互いに一緒に使用することができ、それによって、システムは、火工装薬を備えるとともに圧力媒体網の圧力によって動作するスプレーヘッドの保護部材の解放構造を含み得る。
【0032】
次いで、保護部材がスプレーヘッドによって第1の位置から第2の位置へ移動されるスプレーヘッドの動作を説明する。
【0033】
保護位置では、保護部材3はフレーム1又はその近傍まで延びる。カップ状保護部材3の縁領域8は、図3の実施形態ではフレーム1の外輪を越えて固定部分9まで延びている。固定部分9は、例えばシール部材等の環状突起であってもよく、この固定部分9に関して、保護部材の内面には相手方の部材、例えば環状溝10がある。図の場合では、保護部材の固定部分9は、スプレーヘッド1の固定部分4に配置される。
【0034】
スプリンクラーのフレーム部分1には少なくとも1つのノズル2が配置される。図のスプリンクラーにはいくつかのノズル2がある。スプリンクラーには、感熱トリガ手段、例えば特定の温度で破損するアンプル等のトリガ手段14が配置される。アンプル14は、図1のスプリンクラーフレーム1の下部にある支持フレーム17と、少なくとも非作動位置及び待機位置において媒体の通路を、スプリンクラーの入口及びノズル2間で閉じられた状態に保つ、スプリンクラーの弁部材、すなわち弁ステムとの間に配置される。
【0035】
移動する結果として、圧力媒体は保護部材3に影響を与える。保護部材3はロック位置(図1、図2、図3、図4)から外れて、トリガ手段及びノズルの正面から離れるように移動する(図5)。
【0036】
スプリンクラーはスプリンクラーフレーム1を備え、スプリンクラーフレーム1には、少なくとも1つのノズル2と、熱作動型トリガ手段14と、スプリンクラーが非作動モードにあるときにノズル2の正面の保護位置にあり、トリガ部材14を機械的に保護する保護部材3であって、ノズル2及びトリガ手段14を保護しない第2の位置へ移動可能である保護部材3とがある。
【0037】
したがって、スプリンクラーヘッド等のスプレーヘッドは、トリガ手段14及びノズル2を保護するカップ状保護部材3を備える。図1による構成では、保護部材3は、シール部材9、最も好適には環状シールによって保護位置(図1)に固定される。保護部分3には、環状シール9用の溝10が形成される。保護部分の溝10及び環状シール9は、保護部分を保護位置において定位置に保つロックを形成する。リングシール9によって、保護部材は保護位置においてその定位置に良好に保たれ、それによって、スプリンクラーの重要な部分がスプリンクラーの周囲の影響から良好に保護される。保護することが意図されるそのような部分は特に、通常はアンプルであるトリガ手段14、及びノズル2である。スプリンクラーは、スプリンクラーの機能を妨げ、特に、保護部材3なしではスプリンクラーの故障を引き起こす可能性がある不純物及び汚れに曝される、非常にさまざまな環境に配置することができる。さらに、保護部材3は、例えばスプリンクラーに向かう短い(short)高温ガス流の結果としてのトリガ手段14の望ましくないトリガを防ぐ。そのような状況は特に、例えば大型トラックの排気ガスが一瞬にしてスプリンクラーに直接(straight)誘導される可能性がある道路トンネルにおいて起こる可能性がある。
【0038】
図による構成では、保護部材3には、連結部分用の固定部材が配置され、この連結部分によって保護部材3の危険な落下が防止される。連結部分7は例えば、コード、ワイヤ若しくはその均等物、又はチェーン様部分のようなバンド部分である。図において、連結部分は保護部材3に固定され、その他端からパイプに固定され、それによって、外れた保護部材3が連結部分7によって保持され吊るされたままとなる。
【0039】
待機モード(図5)において、スプリンクラーは、例えばトリガ手段14が熱によって破損するとトリガ手段14によって通常の方法で作動されることができ、それによって、ノズル2が消火用媒体を噴霧することができる。
【0040】
本発明による構成は、液体を保持する消火用媒体ミストを噴霧するのに特に好適である。スプリンクラーの用途及び特徴において、本発明では例えば欧州特許第1150747号及び国際公開第01/26742号明細書を参照している。
【0041】
本発明は上述した実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲内でさまざまであり得ることが当業者には明らかである。必要な場合には、他の特徴と共に本明細書に記載され得る特徴は、互いに別個に用いることもできる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプレーヘッドと関連する方法であって、該スプレーヘッドは、媒体を噴霧する少なくとも1つのノズル(2)と、前記スプレーヘッドが非作動モードにあるときに前記ノズル(2)の正面の保護位置にあり、該スプレーヘッドのあり得るトリガ部材(14)を機械的に保護する保護部材(3)であって、前記少なくとも1つのノズル(2)及び前記あり得るトリガ部材(14)を保護しない第2の位置へ移動可能である、保護部材(3)とを備え、該保護部材(3)には圧力媒体によって力の作用が誘導され、該力の作用によって、前記保護部材(3)は第1の位置から第2の位置へ移動することを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記力の作用は、壁部分が前記保護部材(3)によって形成される空間(11)内へ圧力媒体を搬送することによって提供されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記力の作用を提供するのに別個の圧力媒体システム(27、28、29)が使用されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記力の作用は、火工装薬(31)によって達成される圧力インパルスによって提供されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記圧力媒体は、気体若しくは液体、又は液体及び気体の混合物であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記圧力媒体は圧縮空気であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記スプレーヘッドの前記トリガ手段(14)をトリガする熱効果も、前記火工装薬(31)を用いて達成されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
スプレーヘッドと関連する装置であって、該スプレーヘッドは、媒体を噴霧する少なくとも1つのノズル(2)と、該スプレーヘッドが非作動モードにあるときに前記ノズル(2)の正面の保護位置にあり、該スプレーヘッドのあり得るトリガ部材(14)を機械的に保護する保護部材(3)であって、前記少なくとも1つのノズル(2)及び前記あり得るトリガ部材(14)を保護しない第2の位置へ移動可能である、保護部材(3)とを備え、該装置は、前記スプレーヘッドの前記保護部材(3)が前記第1の位置から前記第2の位置へ移動するように該保護部材(3)において力の作用を達成する圧力手段(27、28、29;31)を備えることを特徴とする、装置。
【請求項9】
前記手段は、壁部分が前記保護部材(3)によって形成されるチャンバ空間(11)内へ圧力媒体を搬送する手段(27、28、29)を備えることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記力の作用を提供する前記手段は、トリガされると前記チャンバ空間(11)内に圧力インパルスを提供する火工装薬(31)を備え、それによって、前記保護部材(3)が前記第1の位置から前記第2の位置へ移動することを特徴とする、請求項8又は9に記載の装置。
【請求項11】
前記火工装薬(31)は、前記スプレーヘッドの前記トリガ手段をトリガする手段を備えることを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
前記圧力インパルスを前記スプレーヘッドと関連する選択された保護部材(3)に誘導する手段を備えることを特徴とする、請求項8〜11のいずれか1項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2009−540996(P2009−540996A)
【公表日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−517305(P2009−517305)
【出願日】平成19年6月27日(2007.6.27)
【国際出願番号】PCT/FI2007/050392
【国際公開番号】WO2008/000909
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(504255995)マリオフ コーポレーション オーワイ (14)
【Fターム(参考)】