説明

スマート抹茶

【課題】
現在国内外に人の加齢に伴って発症する17種の病気が蔓延して大きな社会・政治問題となっています。個人にとっても健康長寿を得て、安穏な終末人生を送りたいと願う人々を不安な気持ちに陥れています。
【解決手段】
私が発明したスマート抹茶に含まれる60種の微量栄養素は現在判明している微量栄養素の殆どであります。これが17種の加齢に伴って発症する病気を予防します。これらの17種の病気は早ければ30歳位から発症します。日常的に食前にスマート抹茶を摂取すれば17種の加齢に伴う病気を予防できます。老化を抑え、若さを維持して活力を持って社会に貢献できれば少子化問題や社会・政治・経済問題にも大きな希望が持てると確信しています。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は人の中年以降の中枢神経系を含む身体的劣化を防ぎ健康を得ることができるスマートな高級抹茶に関する分野である。
【背景技術】
【0002】
人の加齢に伴って発症する病気は現在17種もあり高度な医療技術や大規模な設備を構築しても蔓延を防ぐことはできません。スマート抹茶には60種の微量栄養素が含まれています。これ等の微量栄養素のいくつかが17種の人の加齢に伴って発症する病気に対応して、その発症を防止します。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
人々の関心は老後における安定した年金と健康長寿であります。中枢神経系を含む身体的老化を防ぎ安穏な終末人生を持ちたいという希求を抱いています。このことを可能にするのが本発明の課題であります。
【課題を解決するための手段】
【0004】
スマート抹茶は60種の微量栄養素を含む高級抹茶であります。各々の微量栄養素はそれぞれ有用な機能を有し、人の健康を維持しています。個々の微量栄養素が不足してくるとそれに対応した身体機能に不調が生じ、結果的に加齢に伴う病気を発症します。
この様な微量栄養素の不足によって発症する加齢に伴う病気の予防は日常的にスマート抹茶を摂取することにより可能であります。
【0005】
人の加齢に伴う病気や老化は体内に活性酸素やフリーラジカルの発生が増えたり、溜まったりすることが主たる原因で、これらを除去することが第一です。スマート抹茶には抗酸化物質としてβカロチン、ビタミンC、ビタミンE、SOD産生に必要な亜鉛、セレン、システィン及びエビガロカテキンガレードを主としたカテキン類6種類が含まれています。これ等の抗酸化物質が相乗効果を発揮しながら活性酸素やフリーラジカルを除去します。
【0006】
スマート抹茶を構成する抹茶はビタミンA、βカロチン、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸、イノシトール、ピオチン、コリンのビタミン類16種を含み、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、銅、リン、亜鉛、マンガン、セレン、クロム、コバルト、モリブデンのミネラル13種を含みます。更にリジン、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、セリン、スレオニン、ヒスヂニン、フェニルアラニン、チロシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、グリシンのアミノ酸14種と非金属元素のフッ素、ホウ素と有機酸の蓚酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸、ギ酸、酪酸、食物繊維の微量栄養素9種の合計52種の微量栄養素を持っています。
【0007】
スマート抹茶を構成するビール醸造槽底部堆積物の乾燥微粉末にはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸、イノシトール、ピオチン、コリンのビタミン類11種を含み、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、銅、亜鉛、リン、マンガン、セレン、クロム、イオウ、コバルトのミネラル13種を含みます。更に、リジン、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、セリン、スレオニン、ヒスヂニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、グリシン、プロリン、システィン、メチオニンのアミノ酸18種と核酸と食物繊維を含んでいます。合計44種の微量栄養素を持っています。
【0008】
スマート抹茶にはグルタミン、アスパラギンが欠けています。グルタミンはグルタミン酸より、アスパラギンはアスパラギン酸より体内で産生されるので身体を構成するアミノ酸は総て充足されアミノ酸スコアは100%となります。
体内で転換可能なアスパラギン、グルタミンを加えて54種の微量栄養素があります。更にカテキン6種類を加えて60種類の微量栄養素があります。
【0009】
微量栄養素を有効に活用する為には血流が完全であり、総ての栄養素が全身の隅々まで行き渡る必要があります。スマート抹茶に含まれるアルギニンは血管を拡張させて血流を良くします。クエン酸は血液の血小板の凝集力を抑え、白血球の粘度を小さくして血液をサラサラにする効果があります。スマート抹茶のアルギニンとクエン酸は相乗効果により血液を流動化して微量栄養素を全身に行き渡らせます。
【0010】
スマート抹茶によって予防できる加齢に伴って発症する病気は以下の17種です。1.認知症 2.うつ病 3.動脈硬化症 4.脳卒中 5.高脂血症 6.糖尿病 7.高血圧症 8.狭心症・心筋梗塞 9.前立腺肥大症 10.甲状腺機能障害 11.白内障(加齢性黄斑変性を含む) 12.骨粗鬆症 13.がん発症 14.肝疾患 15.痔症 16.肥満症(メタボリックシンドロームを含む) 17.腎不全です。以下の各項で詳述します。
【0011】
脳内において葉酸、パントテン酸、コリン、ビタミンB12の不足は認知症を起こす。更にセレンの不足は症状を悪化させる。スマート抹茶に含まれる葉酸は脳内でホモシスティンの発生を抑えβアミロイドが脳の表面に付着することを防ぎアルツハイマー型認知症の発症を予防する。スマート抹茶に含まれるビタミンC、ビタミンEとエピガロカテキンガレートを主とするカテキン類は強力な抗酸化作用で脳内の動脈硬化による血管性認知症の発生を予防します。葉酸、パントテン酸、コリン、ビタミンB12、セレン、カテキン類は脳・血管関門を通過するので脳内で充分その機能を発揮することができます。
【0012】
スマート抹茶に含まれるアミノ酸のトリプトファンは腸管で吸収されて酵素の作用で神経伝達物質のセロトニンに変わり脳に運ばれる。スマート抹茶に大量に含まれている神経伝達物質の亜鉛と共にこれ等の充足が神経を安定させてうつ病の発症を予防します。
【0013】
スマート抹茶に含まれるビタミンC、ビタミンE、セレン、カテキン類は強力な抗酸化作用により活性酸素やフリーラジカルの発生を防ぎLDLコレステロールの産生を抑え動脈硬化の発生原因の1つを取り除く。葉酸とビタミンB6、ビタミンB12はホモシスティンの発生を抑えて、血管内皮細胞を傷つけて動脈硬化が発症することを予防する。
カルシウム、マグネシウムは共にコレステロール値を下げて動脈硬化の発症を予防します。
【0014】
0013記載の事項によって動脈硬化を予防しスマート抹茶に含まれるアルギニンによって血管を拡張させ、カテキン類クエン酸によって血小板の凝縮力を低下させ白血球の粘度を下げることで脳卒中を予防する。なお、カリウム、マグネシウムが血圧を低下させるので予防が一層確実になります。
【0015】
スマート抹茶に多く含まれる水溶性及び不水溶性食物繊維はコレステロールや中性脂肪を吸着して体外に排出させます。ニコチン酸はLDLコレステロールを減少させHDLコレステロールを増加させ高脂血症を予防します。
【0016】
クロム欠乏症による耐糖能不全状態が進むと糖尿病を発症します。日常的に耐糖能因子を摂取すれば糖尿病の発症を予防します。スマート抹茶にはビール醸造槽底部堆積物の乾燥微粉末由来の耐糖能因子が多く含まれています。主な微量栄養素はクロムでありビタミンC、ビタミンEも重要な要素です。スマート抹茶に含まれる亜鉛、クロム、セレンを同時に摂取して血糖値を有意に減少させれば糖尿病を予防します。
【0017】
高血圧症の予防にはカリウムの摂取が必要である。高血圧症の原因の一つが塩分の過剰摂取であるのでナトリウム、カリウムのバランスを保ち余剰ナトリウムを排除しなければならない。カルシウムの摂取不足は高血圧のリスクとなるのでカルシウム不足を防いで血圧を下げる。スマート抹茶にはカリウムとカルシウムが含まれています。
【0018】
狭心症、心筋梗塞の予防には血流保全が重要です。前記0015及び0016の記載事項によって動脈硬化症を予防することが必須です。0014の記載事項によって血流が改善されます。スマート抹茶に含まれるセレン、βカロチン、ビタミンC、ビタミンE、カテキン類によって強力に活性酸素、フリーラジカル等が除かれて血栓の発生を抑え狭心症の発症頻度を下げる。細胞内にカルシウムとナトリウムが増えると心筋梗塞の危険因子となるのでマグネシウム、カリウムの摂取を心がけカルシウムとマグネシウム、ナトリウムとカリウムのバランスを良好に保つことが重要です。スマート抹茶にはマグネシウムとカリウムが充分含まれているので狭心症、心筋梗塞を予防できます。
【0019】
スマート抹茶に含まれるビタミンEと亜鉛及びグリシン、アラニン、グルタミン酸の3種のアミノ酸を同時に摂取すれば前立腺肥大、前立腺がんのリスクを下げることができます。特に前立腺での亜鉛代謝の低下は前立腺肥大に繋がります。スマート抹茶には亜鉛が豊富に含まれています。
【0020】
スマート抹茶に含まれるフェニルアラニンとチロシンは甲状腺ホルモンを産生する前駆物質ですので、これを摂取すれば甲状腺機能障害を予防します。
【0021】
白内障、加齢性黄斑変性は加齢と共に発症し進行します。主たる原因は紫外線による活性酸素、フリーラジカルによるものです。スマート抹茶にはこれを抑制するβカロチン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セレン、カテキン類が含まれています。ビタミンB2は水晶体レンズの透明化の維持に重要な働きを持っています。
【0022】
体内のカルシウムバランスを維持する為に加齢と共にカルシウムが骨細胞から溶出し、骨格を作る骨がスポンジ状になります。これを防止する為に食品よりビタミンD、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅を摂取する必要があります。スマート抹茶にはこれらの微量栄養素が揃っているので骨粗鬆の発症を予防します。
【0023】
スマート抹茶には微量栄養素のビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE等とビタミンB12、葉酸、カルシウム、セレン及びカテキン類が多く含まれています。これらの微量栄養素はがん発症のリスクを低くします。スマート抹茶に含まれるビール醸造槽底部堆積物の乾燥微粉末は細胞壁が二重構造になっていて、その細胞壁の外側にマンナン、内側にグルカンがあって免疫機能を高め、がん発症のリスクを低下させます。スマート抹茶に含まれる核酸はがん抑制遺伝子P53を活性化してがん発症を抑制し、また損傷の小さい遺伝子を修復します。修復不能な遺伝子を持つ細胞をアポトーシスします。核酸は食品に含まれるほか肝臓でアミノ酸、炭酸ガス、アンモニア等を原料として産生されます。これをデノボ合成核酸といいます。もう一つは食品に含まれる核酸を肝臓で酵素分解して、その分解物のヌクレオチドを血流に乗せて各細胞に送り、細胞で再合成します。これをサルベージ合成核酸といいます。デノボ合成核酸とサルベージ合成核酸は補完関係があってホメオスタンスが働いてサルベージ核酸が優先するのでサルベージ合成核酸が充分に必要量が産生されればデノボ合成核酸は産生されません。がん細胞が生長する時はデノボ合成核酸のみを取り入れて成長します。核酸を食品から大量に摂取すればデノボ合成核酸は産生されず、がん細胞の成長は抑制されます。がん細胞のイニシェーション期やプロモーション期には特に強く効果を現します。スマート抹茶に含まれる様々な微量栄養素によって複数の方式でがん抑制の効果を現します。
【0024】
0009に記載した様にスマート抹茶の摂取により血流が完全に行き渡るのでうっ血や血栓を防ぎ痔症の発症を予防します。
【0025】
肝臓は薬物の解毒作用をするため、薬で治すのは困難である。スマート抹茶に含まれる20種のアミノ酸はアミノ酸スコアが100に近く、核酸もあるので肝細胞をよく再生して発症を防ぐ。スマート抹茶に含まれるバリン、ロイシン、イソロイシンの分岐鎖アミノ酸とアルギニン、メチオニンの5つの必須アミノ酸は肝機能強化作用が大きく肝炎の予防に役立ちます。スマート抹茶のビタミンB群は脂肪肝を予防する。ビタミンB2とビタミンB6は脂肪の代謝を行い脂肪が肝臓に蓄積するのを防ぎ、更にイノシトールとコリンもコレステロールや脂肪が肝臓に沈着するのを防ぎます。
【0026】
スマート抹茶を食前に摂取すれば食欲が抑えられ大幅にカロリー摂取を抑えことができる。これはスマート抹茶に含まれるクロムを主とする耐糖能因子が作用するからであり、同時にインスリンを活性化して糖尿病予防の効果もあります。クロムを主とする耐糖能因子は脳の視床下部にある満腹中枢に働いて食欲を抑え満腹感を与える。これによって肥満症とメタボリックシンドロームを予防します。
【0027】
スマート抹茶を摂取すれば腎不全の発症を予防する。スマート抹茶に含まれる大量のエピカテキンガレートが予防する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
抹茶類にビール醸造槽底部堆積物の乾燥微粉末を添加して栄養機能を増加したスマート抹茶。
【請求項2】
人の加齢に伴って発症する17種の病気を予防するスマート抹茶。