説明

スライディング部材を設けた無線端末用可撓性ガスケット

ガスケット、及び無線端末のスライディング部材間のスペースを密封するためのガスケットを備えた無線端末。無線端末は、(a)第1の部材と、(b)該第1の部材と第2の部材のうちの少なくとも一方の部材が、開構成と閉構成との間でスライドするように構成されていて、第1の部材の上を覆う第2の部材と(c)第1と第2の部材に取り付けられたガスケットであって、第1の部材と第2の部材のそれぞれの部材に装着された対向する第1の端部と第2の端部を備えた先細の本体部分を有するガスケットと、を含んでいる。このガスケットは、第2の部材内の少なくとも1つの構成要素と第1の部材内の少なくとも1つの構成要素との間に電気経路を設けるように構成されている。無線端末が開構成にある場合、ターゲットの内部スペースの中にほこりが入ってくることを防止するために、先細の本体部分は、第1の部材と第2の部材にぴったり境を接するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2006年5月26日出願の米国仮出願第60/803,262号の優先権を主張するものである。同文献の内容は、ここに全文を引用する代わりに、参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は通信の分野に関し、特に、本発明を組み込む無線端末に関するものである。
【背景技術】
【0003】
無線移動電話機のような無線端末はスライディング部材を含むことが可能である。残念ながら、移動(translation)によって、ほこりのような環境上のデブリ(debris)が電話機の内部へ入り込むことが許容される場合があり、これによって時間の経過と共にパフォーマンスの低下が生じる場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、装置の内部を密封すること、敏感に反応して動作する構成要素を装置内に有する領域内に環境デブリが入ってくることを防止することの少なくともいずれかを行うように並進する部材に取り付けることが可能なガスケットを提供する。これらのガスケットは、異なるハウジング部材内の構成要素が電気通信状態になることを可能にする電気経路を保持すること、または該電気経路を含むことのいずれかを行うことができる。
【0005】
本発明のいくつかの実施形態は無線端末を対象とするものである。この無線端末は、(a)第1の部材、(b)第1の部材と第2の部材のうちの少なくとも一方が開構成と閉構成との間でスライドするように構成されていると共に、第1の部材の上を覆うようになっている第2の部材、(c)第1の部材と第2の部材に取り付けられると共に、第1の部材と第2の部材のそれぞれの部材に装着された、対向する第1の端部と第2の端部を含む先細の本体部分を有するガスケットを含んでいる。このガスケットは、第1の部材内の少なくとも1つの構成要素と、第2の部材内の少なくとも1つの構成要素との間で電気経路を提供するように構成されている。先細の本体部分は、第1の部材と第2の部材にぴったり境を接して、無線端末が開構成の状態にある場合に、ターゲットの内部スペースの中に入ってくるほこりを防止するように構成されている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
いくつかの実施形態では、ガスケットは開構成と閉構成において曲線の側部輪郭形状を有することができる。この曲線の輪郭形状は、折り畳み領域の対向する側部において第1の軸方向に延伸する脚部分と第2の軸方向に延伸する脚部分を有するものであって、該折り畳み領域が第2のハウジング部材の開スライド方向にガスケットの最前方の位置に存在できるようにしたものである。第1の脚部分の方が、第2の脚部分よりも第1のハウジング部材に近接している。そして、第2の脚部分の方が第1の脚部分よりも第2のハウジング部材に近接している。開位置では、第2の脚部分の方が第1の脚部分よりも長くなる。オプションとして、第1の脚部分と第2の脚部分は、閉構成で実質的に同一の長さを有するようにしてもよい。
【0007】
ガスケットは、非導電性基板上にまたは非導電性基板内に可撓性回路を備えた、可撓性を有する非導電性基板を含むことができる。ガスケットは、弾性的にストレッチ可能な基板を含むことができる。ガスケットは、管状でかつ圧縮可能なガスケットであってもよい。
【0008】
いくつかの実施形態では、第1の部材は、キーパッドと、無線通信信号の送受信を行うトランシーバを備えた電源とを有する。第2の部材は、第1の部材の上を覆いかつ該第1の部材にスライド可能に取り付けられたディスプレイを有する。第2の部材は、開構成と閉構成とをスライドさせるように構成されている。閉構成では、第1の部材と第2の部材は、第2の部材が第1の部材上でキーパッドを実質的に覆うように構成されている。開構成では、第2の部材は上方にあって、第1の部材上でキーパッドを露出するように軸方向に第1の部材の頂面部分の上方に存在する。
【0009】
無線端末製品は、無線移動電話機を含むものであってもよい。
【0010】
ガスケットは、対向する第1の端部と第2の端部を有することができ、第1の端部は第1の部材に静的に装着され、第2の端部は第2の部材に静的に装着される。
【0011】
ガスケットは、第1の部材におけるチャネルの壁に対して嵌合可能に解除可能にロックするように構成することができる。ガスケットは、スライディング・ロックまたはジッパ・アタッチメント・メカニズムを含むものであってもよい。
【0012】
無線端末は、第1の部材に装着されたスライディング・プレートを含むものであってもよく、このプレートは、ガスケットの周縁部の形に接するための曲線状の周縁部(contoured perimeter portion)を有する。いくつかの実施形態では、ガスケットはスライディング・プレートに取り付けられ、スライディング・プレートの動きに応じて前後に引っ張られる。
【0013】
ガスケットは、第1の電気的接続端部と第2の電気的接続端部を有し、該第2の電気的接続端部は、第2の部材の後部表面を貫通して形成される、横方向に延伸するチャネルを係合するように構成することができる。
【0014】
いくつかの実施形態では、無線端末用の可撓性を有する先細のガスケットを対象とするものもある。ガスケットは、隔置された対向する第1の端部と第2の端部上に電気的接続部を有し、このガスケットは、該第1の端部と第2の端部間において電気経路を画定する。可撓性を有する先細のガスケットは、第1の部材と第2の部材に境を接する接触状態で存在するように構成されている。これら第1の部材と第2の部材のうちの少なくとも一方の部材は、他方の部材に対してスライド可能である。ガスケットは、第1の部材と第2の部材間のターゲットのギャップスペースを占める大きさに形成され、かつ該ギャップスペースを占めるように構成されて、ギャップスペースの中に入ってくるほこりを防止する密封シールを形成する。
【0015】
ガスケットは、実質的に管状のものであってもよい。ガスケットは、開構成では第1の折り畳まれた構成を有し、閉構成では第1の構成とは異なる第2の折り畳まれた構成を有するようにすることができる。
【0016】
ガスケットは、剛直部材に対して嵌合可能に解除可能なロックを行うように構成することができる。
【0017】
ガスケットは、スライディング・ロックまたはジッパ・アタッチメント・メカニズムを備えることができる。
【0018】
いくつかの実施形態は、スライディング部材を備えた移動電話機のハウジング・コンパートメントの中にほこりが入ってくることを防止する方法を対象とするものもある。この方法には、(a)移動電話機を開くために第1の部材上にわたって第2の部材をスライドさせるステップと、(b)前記スライドするテップに応じて、前記第1の部材内のバッテリと前記第2の部材内のディスプレイとの間の電気経路を画定するガスケットを自動的に並進させるステップと、(c)並進するステップに応じて、ほこりが移動電話機に入ってくることを防止するステップと、が含まれる。
【0019】
この方法は、また、オプションとして、第1の端部と第2の端部が、所定の場所に安全に、かつ、静的に保持されるように、ガスケットの第1の端部を第1の部材に装着し、対向するガスケットの第2の端部を第2の部材に装着するステップと、第2の部材内のアパーチャの中を通ってガスケットの一部分をくぐらせるステップとを含み、それによって、ガスケットが開口部を実質的に密封し、該ガスケットの連続する部分が開口部の中を進んで、並進するステップ中に軸方向に並進するようになる。
【0020】
上記実施形態及びその他の実施形態について以下さらに説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明の実施形態を示す添付図面を参照しながら、本発明についてさらに詳細に以下に説明する。しかしながら、本発明は、各種多様な形式で実施され得るものであり、本明細書で説明される実施形態に限定されるものとして本発明が解釈されるべきでない。むしろこれらの実施形態は、本開示が完全であり完璧であって、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるために提供するものである。1つの実施形態の特徴または処理は、ある実施形態に関して説明するものではあるが、これらが他の実施形態についても適用できることは理解できよう。
【0022】
同一の番号は図面の説明を通じて同一の要素を示すものとする。図において、ある種の線、層、構成要素、エレメントまたは特徴と領域とのうちの少なくともいずれかの太さが、図を明瞭にするために誇張されている場合がある。破線は、別様に指定されていなければ、オプションの特徴または処理を示すものとする。1つの実施形態に関して記述された特徴は他の実施形態についても適用可能である。
【0023】
ある要素が、他の要素に対して「接している」、「取り付けられている」、「接続されている」、「結合されている」、「接触している」等のような記載が行われている場合、そのある要素は、直接、該他の要素に対して接しているか、取り付けられているか、接続されているか、結合されているか、接触していてもよいし、あるいは別の介在する要素が存在してもよいことは理解されよう。逆に、ある要素が、他の要素に対して、「直接接している」、「直接取り付けられている」、「直接接続されている」、「直接結合されている」、「直接接触している」と記載されている場合、別の介在する要素は何も存在していないと理解するべきである。別の特徴物に「隣接して」配置されている構造または特徴物についての言及は、隣接する特徴物にオーバラップする部分か、隣接する特徴物の下に存在する部分かを有するものであることは当業者であれば理解できるであろう。
【0024】
種々の要素、構成要素、領域、層、セクションのうちの少なくともいずれかについて説明するために「第1の」、「第2の」等の用語が本明細書において使用される場合があるが、これらの要素、構成要素、領域、層、セクションのうちの少なくともいずれかをこれらの用語によって限定されるべきではないことは理解されよう。これらの用語は、単に、1つの要素、構成要素、領域、層またはセクションを別の領域、層またはセクションと区別するために使用しているにすぎない。したがって、以下に記載の第1の要素、構成要素、領域、層またはセクションが、本発明の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、層またはセクションとして称する場合もあり得る。
【0025】
本明細書で使用されている用語法は、特定の実施形態について単に説明することを目的とするものであって、本発明の限定を意図するものではない。文脈が別様に示していない限り、本明細書で使用されているように、単数形を示す「a」、「an」及び「the」は複数形も同様に含むことを意図するものである。「備える(comprises)」と、「備えている(comprising)」という用語は、本明細書で使用される場合、上述の特徴、数値、ステップ、処理、要素、構成要素のうちの少なくともいずれかの存在を特定する用語ではあるが、1以上の他の特徴、数値、ステップ、処理、要素、構成要素及びこれらのグループのうちの少なくともいずれかの存在または追加を除外するものではないことをさらに理解されたい。本明細書で使用されているように、「と〜との少なくともいずれか(and/or)」という用語は、1つ以上の関連づけられ、リストされた項目の任意の、及び、すべての組み合わせを含むものである。本明細書で使用されているように、「XとYとの間で」及び「約XとYとの間で」のようなフレーズはXとYを含むものとして解釈すべきである。本明細書で使用されているように、「約XとYとの間で」のようなフレーズは、「約Xと約Yとの間で」を意味するものとする。本明細書で使用されているように、「約XからYへ」のようなフレーズは、「約Xから約Yへ」を意味するものとする。
【0026】
別段の規定がない限り、本明細書において使用される(技術的用語と科学的用語とを含む)すべての用語は、本発明が属している技術分野の通常の当業者によって共通に理解されるものと同一の意味を有するものとする。一般に使用される辞書に定義されているような用語は、関連する技術分野の文脈における意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであり、本明細書で明示的に別段の規定がない限り、理想化した意味に解釈すべきではなく、または、過度に形式的な意味に解釈すべきではないことをさらに理解されたい。簡潔で明快な説明とするために、周知の機能や構成についてはここでは詳述しない。
【0027】
「ガスケット」という用語は、内部コンパートメントまたは領域の中に入ってくるほこりを防止する密封シールを画定する部材を意味する。このガスケットは、2つのハウジング部材の間で反復して圧縮し、次いで、無線端末の開閉に基づいて圧縮される前の形状へ戻ることができるように、可撓性を有し、弾性的に変形可能なものであってもよい。ガスケットは、空気のような流体に対して不透過性を有するものであってもよいし、あるいは、通気性があり、しかも、ほこりや微粒子デブリをフィルタして取り除くように構成されたものであってもよい。ガスケットの材料は、少なくともスライドするストローク長に釣りあう長さに相応して弾性的にストレッチ可能なものであってもよい。ガスケットは、ほこりや湿気が装置の中に入ってくることを防止しながら熱と湿気とを排出するように構成することができる。ガスケットは湿気に対して抵抗力のあるものであってもよい。ガスケットはポリマー材料のようなエラストマー系の材料から形成されるものであってもよい。ガスケットは、Tegaderm(登録商標)、Medipore(登録商標)、Micropore(登録商標)、Transpore(登録商標)、Durapore(登録商標)及びその他の空気透過性バリヤ材料のような3M(登録商標)と同様の医療品から形成されるものであってもよいが、これらのみに限定されるわけではない。これらの材料は、酸素は中に入れつつ、湿気は外へ出しながら、外部の汚染物質がターゲットの場所の中に入ってくることを防止するのに役立つバリヤである。
【0028】
図面を参照しながら、以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。主として無線端末に関して説明する対象は移動電話機ではあるが、本発明は他の無線端末装置に適したものであってもよい。本明細書で使用されているように、「無線端末」という用語は、限定されるものではないが、移動無線端末のようなポータブル無線通信機器を含んでいる。この移動無線端末には、マルチラインディスプレイを有するあるいは有さないセルラー無線端末あるいは移動電話機と、セルラー無線端末をデータ処理機能、ファクシミリ機能、及びデータ通信機能と組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS)端末と、無線端末インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、ページャ、オーガナイザ、カレンダ、及びGPS受信機のうちの少なくともいずれかを含むことができるPDAと、ページャと、オーガナイザと、スマートフォンと、無線端末トランシーバを含む従来のラップトップ型とパームトップ型の少なくともいずれかの受信機または電気機器を含む。無線端末は、「パーベイシブ(pervasive)・コンピューティング」デバイスとも呼ばれ、移動端末であってもよい。無線端末装置は、単一の周波数帯域または複数の周波数帯域において動作するものであってもよい。
【0029】
無線端末の中へ組み込むことができるオペレーティングシステムの例には、一般に、880MHzと960MHzの間のような低周波数帯域で動作する、デジタル移動電話システムである移動通信用グローバルシステム(GSM)と、一般に1710MHzと1880MHzの間のような高周波数帯域で動作するデジタル移動電話システムであるデジタル通信システム(DCS)とが含まれる。加えて、無線端末は、全地球測位システム(GPS)、または1.575または2.4〜2.48GHzの周波数を使用するブルートゥース・システムを含むものであってもよい。北米では、無線端末は、例えば、高度移動電話サービス(AMPS)用として824〜894MHz及びパーソナル通信サービス(PCS)用として1850〜1990MHz等のような、移動端末用として割り当てられている周波数帯域を採用することができる。無線端末は、これらの周波数帯域と、他の管轄区域で使用される別の周波数帯域との少なくともいずれかを含むことができる。
【0030】
ある実施形態では、無線端末は全地球測位システム(GPS)用の共振を提供するアンテナによって構成されているものであってもよく、GPS受信機を含むことができる。GPSは、およそ1.575GHzで動作する。GPSは、当業者には公知のものである。GPSは、衛星とコンピュータとを使用して地球上における位置を測定する空間ベースの三角測量システムである。他の陸線ベースのシステムと比べると、GPSはそのカバーエリアにおける制限が少なく、一般に、気象条件に関係なく連続的に24時間のカバーエリアを提供し、非常に正確である。現在の実装構成では、地球の周りを軌道に沿って周回する24台の衛星のコンステレーションがGPS無線周波数を継続的に送出している。上述のようなアンテナの追加の共振によって、使用するアンテナがこれらのGPS信号を受信することが可能になる。
【0031】
従来の無線端末は、一般に、内部に配置されたプリント回路基板上に位置する信号処理回路と連係して動作するトランシーバと、電気的に接続されたアンテナとを採用している。アンテナとトランシーバ間における電力の伝送を増加させるために、トランシーバとアンテナの相互接続を行うことが可能であり、それによって、これらトランシーバとアンテナのそれぞれのインピーダンスがほぼ「マッチする」、すなわち、望ましくないアンテナインピーダンス成分を補償するために電気的に同調するようにして、送出ポイントにおいて50オーム(Ω)の(または所望の)インピーダンス値を提供するようにする。
【0032】
図1A〜図1C及び図2A〜図2Cを参照してわかるように、無線端末10は第1の部材15と第2の部材20とを含み、フレックス回路25がこれらの部材の間で延伸している。これらの図に示されている無線通信装置10は無線電話機タイプのセルラ無線端末またはPCSタイプのセルラ無線端末であってもよい。第1の部材15はキーパッド15kを含むものであってもよい。そして、第2の部材20はディスプレイ20dを含むものであってもよい。第1の部材15は、動作構成要素、無線周波数(RF)トランシーバ17、及び電源18(すなわち、バッテリ)を備えた回路基板16を含むことができる。フレックス回路25は、電力を供給し、第1の部材15から第2の部材20へデータをトランスポートするための電気的通信路を提供する。図1Cと図2Cに示されるように、第2の部材20が開位置と閉位置との間で動く場合、フレックス回路25は、ほこりが無線端末10の第2の部材20の内部に入りこむことを許すことがある空隙28を、許容するあるいは生じさせる。
【0033】
トランシーバ17は、回路基板16上に保持されるマイクロプロセッサ(デジタル信号プロセッサ)のようなコントローラ19と電気的に接続することができる。コントローラ19は、コントローラ19から無線端末のユーザへ信号を送信するように構成されているスピーカ(不図示)と電気的に接続することができる。このコントローラは、音声信号をユーザから受信し、次いで、コントローラとトランシーバとを経由して音声信号を遠隔装置へ送信するマイクと電気的に接続することも可能である。コントローラは、無線端末の動作を容易にするキーパッド15k及びディスプレイ20dと電気的に接続することができる。無線端末、トランシーバ、コントローラ、スピーカ及びマイクの動作は当業者にとっては周知のものであり、これらについて本明細書においてさらに説明する必要はない。
【0034】
図3A及び図3Bに示されるように、ガスケット50は可撓性を有し、弾性的に変形可能であり、かつ、圧縮可能である。図3Aは、無線端末10が閉じられている場合に、第1の部材15と第2の部材20の間で捕捉されるガスケット50を示している。図3Bは、無線端末10が開かれている場合のガスケット50を示し、ガスケット50は畳まれた状態で、第1の部材15と第2の部材20の間でそれぞれ空洞部28をほぼ満たす第1の部材15と第2の部材20の双方にぴったり境を接している。図3Aと図3Bに示されるように、ガスケット50は、第2の部材20が第1の部材15の上方にスライドするにつれて変化する曲線の輪郭形状を有することができる。この曲線の輪郭形状は、最上位の前方折り畳み領域55と2つの対向する脚部分56、57とをそれぞれ有する。脚部分56、57の長さは、開構成から閉構成へ変わり、それによって下の脚部分は閉構成から開構成へ増加し、折り畳み領域55は第2の部材20がスライドする方向に下位の部材15に対して上方へ移動する。
【0035】
別の無線端末の構成において、折り畳み領域55は、例えば、装置の下部に近いような異なる位置に存在してもよく、下方へ移動させることができる。さらに、第2の部材20が第1の部材15上でスライドする代わりに、第1の部材15が第2の部材20にスライド可能に装着するか、あるいは個々に相対的にスライド(不図示)して、ガスケット構成が適切に変更されるようにしてもよい。
【0036】
図4は図3Aと図3Bに示されるガスケット50を例示する。ガスケット50はガスケット52、53の端部間でそれぞれ延伸する少なくとも1つの電気経路51を含んでいる。電気経路51は、ガスケット材料上にまたはガスケット材料内に、インク付され、塗布され、スプレー吹き付けで成膜され、鋳型成型され、あるいは別様に形成される金属配線を備える。電気経路51は、キャリア基板としてガスケット50に取り付けられたフレックスフィルム回路上に形成することができる。ガスケット50は、任意の適当な形状と厚さとを有することができ、オプションとして、通常のフレックスフィルム回路と同一の厚さか、またはそれよりも厚くすることができる。例えば、管状のガスケット50の場合、例示の厚さの範囲は約0.2mmと約0.6mmとの間にあり、端部は上記厚さよりも厚くするか、所望の形状を保持するために十分な剛性率を有する積層構造または別の構造を含むかの少なくともいずれかにすることも可能である。電気経路51は、第1の部材15と第2の部材20内の電子回路とそれぞれ係合するそれぞれの電気的接続部52C、53Cの中へマージする複数の電気的個別経路を含むものであってもよい。
【0037】
それぞれの第1の部材15と第2の部材20のうちの一方の部材に固定してガスケット52、53を取り付けるように構成し、部材15、20の動きに関係のない位置に固定状態を保持することが可能である。動作中、部材15、20が互いに対して並進するにつれて構成を変えることにより、端部間のガスケットの本体の長さはスライド並進を行うことが可能になる。この取付は、それぞれの部材15、20に嵌合可能に取付可能なコネクタによって行うことができる。選択的には、ガスケット50の端部52、53は、それぞれの部材15、20にねじくぎで取り付けるか、ピンで取り付けるか、締め金で締め付けるか、あるいは接着剤で取り付けるようにしてもよい。接着剤による取付の場合、オプションの剥離式保護フィルム59(図4)は出荷中、ガスケット50に貼付し、次いで、無線端末製品の使用前にまたは製造中に取り外すようにしてもよい。
【0038】
図5A〜図5Cに示すように、ガスケット50は、覆うまたは密封するの少なくともいずれかを行うためにターゲットのギャップスペースにぴったり入る形状50A、50B、50Cを有する管状のガスケットであってもよい。管状の実施形態では、ガスケット50の内部は開いたものであってもよく、そして、フレックス回路は内部表面または外部表面に存在する、またはガスケット50の1以上の側壁の中へある深さで埋め込むことさえ可能である。ガスケット50の長さは、約35〜40mmの長さであってもよいが、スライディング部材(群)のストロークの長さに応じて変動するようにしてもよい。ガスケット50が覆うギャップスペースは、約35×40mm(幅×長さ)の面積を有することができる。
【0039】
図5Dは、それぞれの第1の部材15または第2の部材20への機械的取付部用の可撓性を有する、中間に位置する本体54にわたって剛性率が高められている端部52、53を備えた管状のガスケット50dの一例を示している。図示のように、端部52、53は開いた空洞部54Cを持つフレームを画定することができる。電気経路51はガスケット50dの内部または外部に配置することができる。上述したように、これらの端部はそれぞれの部材15、20に取り付けるための接着剤57を含むようにしてもよいし、別様に部材に装着してもよい。
【0040】
図6A〜図6Cはガスケット50’の別の実施形態を示している。本実施形態では、ガスケット50’は、ジッパー(またはZIPLOC、図9Aを参照のこと)と同様に機能して、部材15、20の間でターゲットのギャップスペースの密封を図ることができる。図6Bと図6Cは、可撓性ガスケット50’の長さが第1の部材15内のアパーチャ16の中を進むことができることを示す図である。動作中、ガスケット50’の本体は、アパーチャ16の中をぴったり縫うように通り、開いている場合に閉じられるアパーチャ16をロックする動作と、前後に動いている間は、アパーチャ16をアンロックする動作との双方の動作を行う。ガスケット50’は部材15、20において電気回路を係合する電気コネクタ52c、53cをそれぞれ含むことができる。ガスケット50’は、無線端末10が開かれている場合、2つの部材15、20の間で完全に開かれたギャップスペース全体を覆うように構成することができる。このギャップスペースは、約40×60mm(幅×長さ)の間にすることができる。
【0041】
図7Aと図7Bは、第1の部材15上にわたって第2の部材20をスライドさせることができるスライディング・メカニズム60を示している。スライディング・メカニズム60はレール60rに沿ってスライドするプレート60pを含むことができる。プレート60pは嵌合可能に境を接するように構成された、輪郭を持つ全周部62(閉じている場合、ガスケット50’として示される(図8A))を設けることが可能である。
【0042】
図8A〜図8Bは、少なくとも1つの取付部材66を介してガスケット50’をスライディング・メカニズム60に取り付けることが可能であり、それによってガスケット50’の一部をスライディング・プレート60pと直接前後に動かすようにすることを示している。選択的には、ガスケット50’は第2の部材20にのみ取り付けて、プレート60pの動きに応じて間接的に第2の部材20の動きに応じて動くようにすることができる。図8Cは、上位部材20が、コネクタ53cを受け取るように構成されているチャネル22を含むことができることを示す図である。コネクタは、チャネル22の中へ延伸するか、接着剤によって部材20の後部(下側面)に取り付けることができる。
【0043】
端部52、53の取付はそれぞれの部材15、20に対して嵌合可能に取付可能なコネクタによるものであってもよい。選択的には、ガスケット50’の端部52、53は、それぞれの部材15、20にねじくぎで取り付けるか、ピンで取り付けるか、締め金で締め付けるか、あるいは接着剤で取り付けることができる。上述のように、接着剤による取付の場合、オプションの剥離式保護フィルム59(図4)を出荷中、ガスケット50に貼付し、次いで、無線端末製品の使用前にまたは製造中にこのフィルムを取り外すようにしてもよい。
【0044】
図9Aと図9Bは、別の嵌合可能な、解除可能にロック可能なガスケット構成50”を示す図である。ガスケット50”は、解除され、次いで、部材20のスライドに応じて、部材15または20においてターゲットのスペースを密封するために一体に嵌め合わされる長い端縁部150a、150bを有する。
【0045】
図面及び明細書において本発明の実施形態を開示した。特定の用語が使用されてはいるが、これらの用語は単に一般的かつ説明的な意味合いで用いられたものであって、本発明の範囲の限定を意図するものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲に記載されている。したがって、上述の記載は本発明を例示するものであって、本発明を限定するものと解釈すべきではない。本発明の2、3の例示の実施形態について説明したが、当業者であれば、本発明の新規の教示及び効果から実質的に外れることなく、例示の実施形態において多くの修正が可能であることを容易に理解するであろう。したがって、請求項において規定されるようなすべてのこのような修正は本発明の範囲内に属することを意図するものである。特許請求の範囲において、ミーンズプラスファンクションの記載は、列挙した機能を実現するような本明細書に記載された構成を網羅するとともに、構造的に同一のもののみならず、等価な構造も網羅することを意味する。つまり、本発明の実施形態は上述したとおりであるが、開示された具体的な実施形態に限定して解釈されるべきでなく、他の実施形態、並びに、開示された実施形態に対する改良も、添付の特許請求の範囲に含まれることを意味すると理解すべきである。本発明は、特許請求の範囲の記載と等価な範囲を含む、特許請求の範囲によって規定される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1A】本発明の複数の実施形態に従う閉構成の装置を示す無線端末装置の上面図である。
【図1B】図1Aに示す無線端末の側面図を示す図である。
【図1C】図1Aに示す装置の部分切り取り側面図である。
【図2A】本発明の複数の実施形態に従う開構成の、図1Aに示す無線端末装置の平面図である。
【図2B】図2に示す開状態の装置の側面図を示す図である。
【図2C】図2Aに示す開状態の装置の部分切り取り側面図である。
【図3A】本発明の複数の実施形態に従う第1と第2の部材間の少なくとも1つの電気経路またはリード線を含むガスケットを備えた無線端末の部分切り取り側面図である。
【図3B】図3Aに示す無線端末の部分切り取り側面図であって、本発明のいくつかの実施形態に係る開構成の装置と、閉構成に対して相対的に縮小されたガスケットとを示す側面図である。
【図4】本発明の複数の実施形態によるガスケットの側面図を示す図である。
【図5A】本発明の複数の実施形態に従うターゲットのギャップスペースにぴったり合うガスケットの例示の構成の部分的終端部を示す透視図である。
【図5B】本発明の複数の実施形態に従うターゲットのギャップスペースにぴったり合うガスケットの例示の構成の部分的終端部を示す透視図である。
【図5C】本発明の複数の実施形態に従うターゲットのギャップスペースにぴったり合うガスケットの例示の構成の部分的終端部を示す透視図である。
【図5D】本発明の複数の実施形態に従う管状のガスケットの側面から見た透視図である。
【図6A】本発明の複数の実施形態に従うスライディング部材の並進に応じて並進することが可能なガスケットを備えた無線端末の下部を示す平面図である。
【図6B】図6Aに示すガスケット構成の側部概略図である。
【図6C】図6Aに示すガスケット構成の側部概略図である。
【図7A】本発明のいくつかの実施形態に係る閉構成のスライディング・メカニズムを備えた下位の部材の概略平面図である。
【図7B】本発明の複数の実施形態に従う開構成のスライディング・メカニズムを備えた図7Aに示す下位の部材の概略平面図である。
【図8A】本発明の複数の実施形態に従うスライディング・メカニズムの閉構成において所定の場所にあるガスケットを備えた図7Aに示す装置の概略図である。
【図8B】本発明の複数の実施形態に従うスライディング・メカニズムの開構成において所定の場所にある図8Aに示すガスケットを備えた、図7Bに示す装置の概略図である。
【図8C】本発明のいくつかの実施形態に従う図8Bに示す緩いガスケット端部に取り付けるように構成されたアパーチャを備えた上位のスライディング部材を示す概略平面図である。
【図9A】本発明の複数の実施形態に従う解除可能にロック可能なガスケット構成を示す概略側面透視図である。
【図9B】図9Aに示す構成の前面概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線端末であって、
第1の部材と、
前記第1の部材の上を覆う第2の部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材に取り付けられているガスケットとを備え、
前記第1の部材と前記第2の部材のうちの少なくとも一方は、開構成と閉構成の間でスライドするように構成され、
前記ガスケットは、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれに装着された対向する第1の端部と第2の端部を備える先細の本体部分を有し、
前記ガスケットは、前記第1の部材内の少なくとも1つの構成要素と前記第2の部材内の少なくとも1つの構成要素の間に電気経路を提供するように構成され、
前記先細の本体部分は、当該無線端末が前記開構成である場合に、ターゲットの内部スペースの中にほこりが入ってくることを防止するために、前記第1の部材と前記第2の部材とぴったり境を接するように構成されている
ことを特徴とする無線端末。
【請求項2】
前記ガスケットは、前記開構成と閉構成とにおいて曲線の側部輪郭の形状であって、折り畳み領域の対向する側部上に第1の軸方向に延伸する第1の脚部分と第2の軸方向に延伸する第2の脚部分を有する曲線の輪郭形状を有し、
前記折り畳み領域は、前記第2のハウジング部材のスライド方向に前記ガスケットの最前方の位置に存在し、
前記第1の脚部分は、前記第2の脚部分よりも第1のハウジング部材に近接し、
前記第2の脚部分は、前記第1の脚部分よりも第2のハウジング部材に近接し、
前記第2の脚部分は、開位置において前記第1の脚部分よりも長い
とを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項3】
前記第1の脚部分と前記第2の脚部分は、前記閉構成において実質的に同一の長さを有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線端末。
【請求項4】
前記ガスケットは、可撓性回路を上部または内部に備える、可撓性を有する非導電性基板を備える
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線端末。
【請求項5】
前記ガスケットは、弾性的にストレッチ可能な基板を備える
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線端末。
【請求項6】
前記ガスケットは、管状であり、圧縮可能である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線端末。
【請求項7】
前記第1の部材は、無線通信信号を送受信するトランシーバと通信を行うキーパッドと電源とを有し、
前記第2の部材は、前記第1の部材の上を覆い、かつ、前記第1の部材にスライド可能に取り付けられたディスプレイを有し
前記第2の部材は、開構成と閉構成とをスライドするように構成されていて、
前記閉構成では、前記第1の部材と前記第2の部材は、前記第2の部材が前記キーパッドを前記第1の部材上で実質的に覆うように構成され、
前記開構成では、前記第2の部材は、前記キーパッドを前記第1の部材上で露出するように、上方に、かつ、前記第1の部材の頂面部分の上方に軸方向に存在する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の無線端末。
【請求項8】
当該無線端末は、無線移動電話機である
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の無線端末。
【請求項9】
前記ガスケットは、対向する第1の端部と第2の端部とを有し、
前記第1の端部は、前記第1の部材に静的に装着されていて、
前記第2の端部は、前記第2の部材に静的に装着されている
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の無線端末。
【請求項10】
前記ガスケットは、前記第1の部材におけるチャネルの壁に対して嵌合可能に解除可能にロックするように構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の無線端末。
【請求項11】
前記ガスケットは、スライディング・ロックまたはジッパ・アタッチメント・メカニズムを備える
ことを特徴とする請求項10に記載の無線端末。
【請求項12】
前記第1の部材に装着されるスライディング・プレートを更に備え、
前記スライディング・プレートは、前記ガスケットの周縁部の形に接するための曲線状の周縁部を有する
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の無線端末。
【請求項13】
前記ガスケットは、前記スライディング・プレートに取り付けられ、前記スライディング・プレートの動きに応じて前後に引っ張られる
ことを特徴とする請求項12に記載の無線端末。
【請求項14】
前記ガスケットは、第1の電気的接続端部と第2の電気的接続端部を有し、
前記第2の電気的接続端部は、前記第2の部材の後部表面を貫通して形成される横方向に延伸するチャネルを係合するように構成されている
ことを特徴とする請求項12または13に記載の無線端末。
【請求項15】
無線端末用の、可撓性を有する先細のガスケットであって、
隔置された対向する第1の端部と第2の端部上に電気的接続部を有し、
電気経路を前記第1の端部と第2の端部間において画定し、
第1の部材と第2の部材に境を接する接触状態で存在するように構成され、該第1の部材と該第2の部材のうちの少なくとも一方の部材は他方の部材に対してスライド可能であり、かつ該第1の部材と該第2の部材の間のターゲットのギャップスペースを占める大きさに形成され、ほこりが前記ギャップスペースの中に入ってくることを防止する密封シールを形成するために、該ギャップスペースを占めるように構成されている
ことを特徴とするガスケット。
【請求項16】
当該ガスケットは、管状であり、かつ、当該ガスケットは、前記開構成では第1の折り畳まれた構成を有し、前記閉構成では、前記第1の構成とは異なる第2の折り畳まれた構成を有する
ことを特徴とする請求項15に記載のガスケット。
【請求項17】
当該ガスケットは、剛直な部材に対して嵌合可能に解除可能にロックされるように構成されている
ことを特徴とする請求項15または16に記載のガスケット。
【請求項18】
前記ガスケットは、スライディング・ロックまたはジッパ・アタッチメント・メカニズムを有する
ことを特徴とする請求項17に記載のガスケット。
【請求項19】
スライディング部材を備えた移動電話機において、ほこりがハウジング・コンパートメントの中に入ってくることを防止するための方法であって、
移動電話機を開くために第2の部材上にわたって第2の部材をスライドするステップと、
前記スライドするテップに応じて、前記第1の部材内のバッテリと前記第2の部材内のディスプレイとの間の電気経路を画定するガスケットを自動的に並進させるステップと、
前記並進するステップに応じて、ほこりが前記移動電話機の中に入ってくることを防止するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項20】
前記ガスケットの第1の端部を前記第1の部材に装着し、前記ガスケットの対向する第2の端部を前記第2の部材に装着し、そうすることで、前記第1の端部と前記第2の端部が確実にかつ静的に所定の場所に保持されるようにするステップと、
前記第2の部材内のアパーチャの中を通って前記ガスケットの一部分をくぐらせ、それによって、前記ガスケットが開口部を実質的に密封し、前記並進するステップ中に軸方向に並進するために前記ガスケットの連続部分が前記開口部の中を進むようにするステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9A】
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【図9B】
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【公表番号】特表2009−538550(P2009−538550A)
【公表日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−511346(P2009−511346)
【出願日】平成18年11月10日(2006.11.10)
【国際出願番号】PCT/EP2006/068345
【国際公開番号】WO2007/137627
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】