説明

スリップクラッチを備えたチェーンホイスト

本発明は、スリップクラッチ(4)を介してギアボックス(5)に接続された電気駆動モーター(2)を備えるチェーンホイストに関する。当該スリップクラッチ(4)の外面(4d)には、凹部(15)を設けることによって表面積を大きくした外面領域が設けられていることにより、放熱性が高められている。本発明では、スリップクラッチの改良点として、前記凹部(15)をスリップクラッチ(4)の前記外面(4d)に周方向に延びるねじ山として形成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スリップクラッチを介してギアボックスに接続された電気駆動モーターを備えるチェーンホイストに関する。
【背景技術】
【0002】
独国特許第10244865号明細書には、電気駆動モーターを備えたチェーンホイストが開示されている。当該駆動モーターは、その下流側に設けられたギアボックスを介して、被運搬物の昇降に用いるチェーン用のチェーンホイールを駆動する。チェーンが非稼働域で引っかかり停止してしまった際などにギアボックス又は駆動モーターが過負荷となるのを避けるため、駆動モーターとギアボックスとの間にはスリップクラッチが設けられている。当該スリップクラッチは、環状の第1クラッチ要素及び第2クラッチ要素によって構成されており、これらの環状クラッチ要素は摩擦ライニングを介して互いに係合している。第1クラッチ要素は、駆動モーターのモーターシャフトの従動側端部に対して同軸状に配置されており、当該モーターシャフトに対して回転不能に固定されている。第2クラッチ要素は、ギアボックスのギアボックス入力軸の第一端に対して第1クラッチ要素と同様に配置及び接続されている。スリップクラッチの始動力を調節可能にするため、ギアボックス入力軸は、軸方向に変位可能に設けられているとともに、第2クラッチ要素と共に第1クラッチ要素に向かってばね要素により予め付勢されている。
【0003】
米国特許第3396557号明細書は、電気モーターによって駆動されるハンマードリルを開示している。当該電気モーターは、ギアボックスを介してドリル工具の受容部に接続されている。ギアボックス内にはスリップクラッチが設けられており、ドリル工具に所定のトルクがかかると当該スリップクラッチが作動するようになっている。このスリップクラッチは円筒状のハウジングを備えており、当該ハウジングの外周面には径方向外側に突出するフィンが設けられている。これらのフィンは、ハウジングからの放熱を素早く行うことができるようにするためのものである。
【0004】
本発明の目的は、改良されたスリップクラッチを備えるチェーンホイストを提供することである。
【0005】
本発明の目的は、請求項1の特徴を有するチェーンホイストによって達成される。また、このチェーンホイストの好適な実施形態は請求項2〜7に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】独国特許第10244865号明細書
【特許文献2】米国特許第3396557号明細書
【発明の概要】
【0007】
本発明によれば、スリップクラッチを介してギアボックスに接続された電気駆動モーターを備えるチェーンホイストにおいて、放熱性を向上させるため、スリップクラッチの外面に凹部を複数形成することによって、外面の表面積を大きくしている。これらの凹部を、スリップクラッチの外面に、周方向に延びるねじ山状に形成したことによって、スリップクラッチの改良がなされている。このため、現在の適用基準による連続スリップテストの要件を満たすことができる。外面の表面積を大きくすることにより十分な放熱を実現することができるが、クラッチの取り付け部のサイズを実質的に大きくする必要はない。このように、熱交換面のサイズをシンプルな方法で大きくすることができる。また、ねじ山による輸送効果によっても、放熱性が向上する。
【0008】
特に好適な実施形態においては、スリップクラッチは、環状の第1クラッチ面を有するスリーブ状の第1クラッチ要素と、環状の第2クラッチ面を有するスリーブ状の第2クラッチ要素と、を含み、上記第1クラッチ面と上記第2クラッチ面との間には、摩擦ライニングが設けられる。
【0009】
さらに好適な実施形態においては、上記第1クラッチ要素は、スリーブ状の第1アタッチメント部及びこれに隣接するスリーブ状の第1クラッチディスク部を含み、上記第2クラッチ要素は、スリーブ状の第2アタッチメント部及びこれに隣接するスリーブ状の第2クラッチディスク部を含む。放熱効果を高めるための上記の外面は、第1クラッチディスク部の外周面に設けられている。この構成によれば、ギアボックスが動かなくなりスリップクラッチが作動するときには、第1クラッチディスク部は駆動モーターによって回転し続ける。その結果、ねじ山状の凹部から穴に対してギアボックスオイルが供給され続けるため、さらなる冷却効果がもたらされるという利点がある。
【0010】
好ましくは、上記構成において第2アタッチメント部はクラッチ要素内に挿入されている。
【0011】
スリップクラッチをギアボックスのハウジングに設けられた穴に配置することにより、省スペース化を図ることができる。
【0012】
特に好適な実施形態においては、ハウジングの内部には、上記穴に連通するギアボックスチャンバが設けられており、当該ギアボックスチャンバ内部にはギアボックスオイルが充填されている。
【0013】
冷却効果を高め且つギアボックスオイルを送給するために、上記スリップクラッチの外周面と上記穴の内面との間には間隙が設けられている。
【0014】
本発明の実施形態を以下の図面を参照して具体的に述べる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明によるチェーンホイストの断面図である。
【図2】図1の断面図におけるチェーンホイストのスリップクラッチ部分の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は本発明によるチェーンホイスト1の断面図である。チェーンホイスト1は電気駆動モーター2によって駆動される。電気駆動モーター2の従動側端部は、チェーンホイスト1のハウジング3に取り付けられている。ハウジング3内には、スリップクラッチ4、ギアボックス5、チェーンホイール6が収容されている。駆動モーター2は、モーターシャフト2aを備えており、当該モーターシャフトの従動側端部はスリップクラッチ4を介してギアボックス5に接続されている。スリップクラッチ4は、実質的に、第1クラッチ要素4a及び第2クラッチ要素4bによって構成されており、これらのクラッチ要素は摩擦ライニング4c(図2参照)を介して互いに係合している。第1クラッチ要素4aは、モーターシャフト2aに対して同軸状に配置されており、同モーターシャフトの従動側端部に対し回転不能に取り付けられている。第2クラッチ要素4bは、ギアボックス入力軸5aに対して同軸状に配置されており、ギアボックス入力軸の第1端部に対し回転不能に取り付けられている。この構成において、モーターシャフト2aとギアボックス入力軸5aとは、その長手方向視において互いに前後に並び且つ同軸状に配置されている。ギアボックス入力軸5aにおける上記第1端部とは反対側の第2端部は、ハウジング3の外壁3a内に取り付けられている。当該第2端部は、外壁3aの外側に支持された、電気的に解除可能なブレーキ7に係合している。ブレーキ7は、外壁3aの外側に取り付けられたカバー8の内側に設けられている。このカバー8は、電気部品や電子部品を収容保護するための十分なスペースが提供される大きとされている。
【0017】
スリップクラッチ4を調節可能とし且つ第2クラッチ要素4bを第1クラッチ要素4aに向かって予め付勢するために、ギアボックス入力軸5aは、軸方向に変位可能に取り付けられるとともに、ばね要素9を介して外壁3aの内側に支持されている。また、ギアボックス入力軸5aは、第1ギアホイール10aを有するピニオンシャフトとして構成されており、第1ギアホイール10aは、ギアボックス3の第2ギアホイール10bと噛み合っている。これら2つのギアホイール10a、10bが第1ギアステージを構成している。
【0018】
ギアボックス入力軸5aにおける第1ギアホイール10aの歯を斜歯として形成しておくと、特に好適である。すなわち、当該斜歯により、チェーンホイスト1の作動中にギアボックス入力軸5aの長手方向に沿う軸方向の力が生じ、上昇動作中におけるスリップクラッチ4の摩擦力が増大する。従って、静止しているときに比してチェーンホイスト1が作動している場合には、スリップクラッチ4の解除に要するモーメントが自動的に変化するので、当該解除モーメントの設定を変更する必要はない。また、これに関連した効果として次のものがある。すなわち、チェーンが非稼働域で引っかかり、ギアボックス5内における力の伝達方向が逆転すると、上記斜歯構成により、ばね要素9の付勢力に対抗する軸方向の力が生ずる。その結果、スリップクラッチ4の解除トルクが小さくなるが、これは、チェーンホイスト1が損傷を受けるリスクを低減するのに資する。
【0019】
ギアボックス5は、さらにギアボックス出力軸5bを備えている。ギアボックス出力軸5bは、ギアボックス入力軸5aに平行に延び、ハウジング3内においてギアボックス入力軸5aから側方にずれた位置に取り付けられている。従動側ではチェーンホイール6がギアボックス出力軸5bに対して回転不能で且つ同軸状に取り付けられており、チェーンホイスト1のチェーン11がチェーンホイールによって昇降移動できるようになっている。これらのギアボックス入力軸5a及びギアボックス出力軸5bは、ハウジング3内に設けられたギアボックスチャンバ5c内に配置されている。ギアボックスチャンバ5cには、従来と同様に、ギアボックスオイルが充填されている。
【0020】
チェーンホイスト1は、ハウジング3の外側上端部に設けられた、図示しない環状部材を介して所望の位置につり下げることができる。
【0021】
図2は、図1の断面図を一部拡大した図であり、チェーンホイスト1のスリップクラッチ4付近を示している。同図からわかるように、スリップクラッチ4は、ハウジング3の中間壁3bに形成された穴12に設けられている。穴12は、内面12aを有する断面円形の穴であり、その内径iはスリップクラッチ4の外径dより僅かに大きい。スリップクラッチ4は、実質的に円筒形であり、段付きの外面4dを有する。穴12の内面12aとスリップクラッチ4の外面4dとの間には、スリップクラッチ4を囲む間隙sが設けられており、当該間隙sは約1〜5mmである。図示した例では、穴12は、当該穴を規定する壁部12bが中間壁3bから駆動モーター2に向かって延びるように構成されており、壁部12bが中間壁3bに連続する一種の突起を形成するように延びている。
【0022】
スリップクラッチ4は、実質的に第1クラッチ要素4a及び第2クラッチ要素4bによって構成されている。モーターシャフト2aに取り付けられる第1クラッチ要素4aは、基端部がフランジ状とされたスリーブの形態に構成されており、第1アタッチメント部4eと、フランジ部に該当する第1クラッチディスク部4fとに分けられる。第1アタッチメント部4e及び第1クラッチディスク部4fは、それぞれ異なる外径a、bを有しており、この外径差により互いに区別される。第1アタッチメント部4eの外径aは、第1クラッチディスク部4fの外径bへと急激に変化する。これにより、第1クラッチディスク部4fには、環状のベアリング面4gが形成される。ベアリング面4gには、ボールベアリング13の内側リング13aが載置され、これによって、第1アタッチメント部4e及び当該アタッチメント部に挿入されたモーターシャフト2aが、穴12の内面12aに支持される。駆動モーター2側のボールベアリング13の隣接位置においては、シーリングリング14がアタッチメント部4eに取り付けられており、当該シーリングリングの外側は、穴12の内面12に支持されている。これにより、シーリングリング14は、穴12内において第1アタッチメント部4eをシールし、ひいてはギアボックスチャンバ5cをシールしている。
【0023】
図2からわかるように、スリップクラッチ4のクラッチディスク部4fは外周面4hを有しており、当該外周面は平面ではなく複数の凹部15が形成されたものである。これらの凹部15を設けたことにより、外周面4hの表面積は大きくなっており、スリップクラッチ4からギアボックスオイルへの熱放散が向上する。好ましくは、これらの凹部15は周方向に延びるねじ山として形成され、これらのねじ山の移動度あるいはピッチは、チェーンホイスト1の上昇動作中にねじ山によってギアボックスオイルが穴12内に送給されるように設定されている。下降動作中においても、オイルの送給は行われる。この場合は、ねじ山によってギアボックスオイルが穴12から排出され、新たなギアボックスオイルがギアボックスチャンバ5cから流入する。また、クラッチディスク部4fは必要な機械的強度を提供するよりも大きめの寸法とされており、かさが増えた分だけスリップクラッチ4の摩擦熱をより多く吸収できるようになっている。このように冷却効果が向上しているので、第1クラッチディスク部4fを完全に穴12内に収容させることができる。
【0024】
本発明においては、ねじ山の形及びピッチは適宜変更可能である。また、多条ねじのように異なるピッチのねじ山または溝を形成し、これらをモーターシャフトの長手方向に配列させることにより、バケットホイールと同様の効果が奏されるようにしてもよい。
【0025】
第1クラッチ要素4aとは異なり、第2クラッチ要素4bに対しては、比較的容易に十分な冷却を施すことが可能である。第2クラッチ要素4bは、ギアボックスチャンバ5cに面する穴12の端部に設けられており、容易に摩擦熱をギアボックスオイルに伝達することができるからである。第2クラッチ要素4bの構成は、基本的に第1クラッチ要素4aと同様であるが、第2クラッチ要素4bには凹部15を設ける必要は無く、また、必要以上に大きな寸法にする必要もない。具体的には、第2クラッチ要素は、基端部がフランジ状とされたスリーブの形態に構成されており、第2アタッチメント部4iと、フランジ部に該当する第2クラッチディスク部4jとに分けられる。第2アタッチメント部4i及び第2クラッチディスク部4jは、それぞれ異なる外径e、fを有しており、この外径差により互いに区別される。第2アタッチメント部4iの外径eは、第2クラッチディスク部4jの外径fへと急激に変化する。これにより第2クラッチディスク部4jには環状の第2クラッチ面4lが形成され、この第2クラッチ面4lに環状の摩擦ライニング4cが固着されている。この摩擦ライニング4cにおける反対側の面は、第2クラッチディスク部4jの第1クラッチ面4kに接している。第1環状クラッチ面4kは、第1クラッチディスク部4fのベアリング面4gと平行であり、第1クラッチディスク部4fにおけるベアリング面4gの反対側に設けられている。
【0026】
また、第2クラッチディスク部4jは環状面4mを備えている。環状面4mは第2クラッチ面4lと平行に延び且つ第2クラッチ面4lの反対側に位置する面であり、穴12の端部に位置しており、ギアボックスチャンバ5cに面している。従って、第2クラッチ要素4bは、環状面4mを介して効果的に冷却することができる。
【0027】
さらに図2からわかるように、第2クラッチ要素4bは、第1クラッチディスク部4f内に形成されたクラッチ穴16に第2アタッチメント部4iが挿入された状態とされており、ニードルベアリング17を介して取付けられている。従って、第2アタッチメント部4iの外径eはクラッチ穴16の内径より小さい。このような構成により、摩擦ライニング4cを第1クラッチ要素4aの第1クラッチ面4kに当接させることができる。
【符号の説明】
【0028】
1 チェーンホイスト
2 駆動モーター
2a モーターシャフト
3 ハウジング
3a 外壁
3b 中間壁
4 スリップクラッチ
4a 第1クラッチ要素
4b 第2クラッチ要素
4c 摩擦ライニング
4d 外面
4e 第1アタッチメント部
4f 第1クラッチディスク部
4g ベアリング面
4h 外周面
4i 第2アタッチメント部
4j 第2クラッチディスク部
4k 第1クラッチ面
4l 第2クラッチ面
4m 環状面
5 ギアボックス
5a ギアボックス入力軸
5b ギアボックス出力軸
5c ギアボックスチャンバ
6 チェーンホイール
7 ブレーキ
8 カバー
9 ばね要素
10a 第1ギアホイール
10b 第2ギアホイール
11 チェーン
12 穴
12a 穴12の内面
13 ボールベアリング
13a ボールベアリング13の内側リング
14 シーリングリング
15 凹部
16 クラッチ穴
17 ニードルベアリング

a 第1アタッチメント部4eの外径
b 第1クラッチディスク部4fの外径
d スリップクラッチ4の外径
e 第2アタッチメント部4iの外径
f 第2クラッチディスク部4jの外径
i 穴12の内径
s 間隙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スリップクラッチ(4)を介してギアボックス(5)に接続された電気駆動モーター(2)を備えるチェーンホイストであって、
前記スリップクラッチ(4)は、放熱性を高めるために複数の凹部(15)を設けることによって表面積を大きくした外面(4d)を有し、
前記スリップクラッチ(4)の前記外面(4d)に設けられた前記複数の凹部(15)は、周方向に延びるねじ山として形成されている、チェーンホイスト。
【請求項2】
前記スリップクラッチ(4)は、環状の第1クラッチ面(4k)を有するスリーブ状の第1クラッチ要素(4a)と、環状の第2クラッチ面を(4l)有するスリーブ状の第2クラッチ要素(4b)と、を含んでおり、前記第1クラッチ面(4k)と前記第2クラッチ面(4l)との間には、摩擦ライニング(4c)が設けられている、請求項1に記載のチェーンホイスト。
【請求項3】
前記第1クラッチ要素(4a)は、スリーブ状の第1アタッチメント部(4e)、及び、当該第1アタッチメント部に隣接するスリーブ状の第1クラッチディスク部(4f)を含み、前記第2クラッチ要素(4b)は、スリーブ状の第2アタッチメント部(4i)、及び、当該第2アタッチメント部に隣接するスリーブ状の第2クラッチディスク部(4j)を含み、放熱性を高めるための前記外面(4d)は、前記第1クラッチディスク部(4f)の外周面(4h)に設けられている、請求項2に記載のチェーンホイスト。
【請求項4】
前記第2アタッチメント部(4i)は前記第1クラッチ要素(4a)内に挿入されている、請求項3に記載のチェーンホイスト。
【請求項5】
前記スリップクラッチ(4)は、前記ギアボックス(5)のハウジング(3)に設けられた穴(12)に配置されている、請求項1〜4のいずれか1つに記載のチェーンホイスト。
【請求項6】
前記ハウジング(3)の内部にはギアボックスチャンバ(5c)が設けられており、当該ギアボックスチャンバは前記穴(12)に連通していると共に内部にギアボックスオイルが充填されている、請求項5に記載のチェーンホイスト。
【請求項7】
前記スリップクラッチ(4)の前記外周面(4d)と前記穴(12)の内面(12a)との間には間隙(s)が設けられている、請求項5又は6に記載のチェーンホイスト。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−510999(P2013−510999A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538294(P2012−538294)
【出願日】平成22年11月8日(2010.11.8)
【国際出願番号】PCT/EP2010/066995
【国際公開番号】WO2011/061083
【国際公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(504054468)デマグ クレインズ アンド コンポーネンツ ゲーエムベーハー (18)
【Fターム(参考)】