説明

セミカーテンファサード

・ファサード要素から作られる外被材と、
・雨よけ(rain barrier)(4)と、
・床端(0)に垂直に取付けられる側面保持支持要素(1)と、
・当該床端(0)の前方の第一遮断要素(3)と床間の内側の第二遮断要素(5a)とを具備する断熱システムと、
・蒸気よけ(vapor barrier)(5c)と、
・内張り(5b)と
をこの順で実質的に具備し、当該第一遮断要素(3)が当該ファサードの表面に亘って基本的に連続であり、特に実質的に空気ポケットがなく、この第一遮断要素(3)の隣接する2つの幅が、前記床端(0)の前方に突出する前記側面要素(1)の平面(1c)によって分離される、建築物のファサード。

【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
本発明は、建築物のファサード(facade)に関する。
【0002】
多くのファサードは現在、小さな要素および/またはコンクリートケーシングフレームワーク(concrete casing framework)を用いる石造建築で作られている。
【0003】
これらのファサードは、比較的重く、且つ、時には製造することが困難である。
【0004】
それらは、内部断熱または外部断熱のいずれかに関して、構造部材との境界面や特定の部分(バルコニー、ロッジア、壁の方向の変わり目など)でのサーマルブリッジ(thermal bridges)の満足な処理を提供するものではない。
【0005】
当該建築物がその寿命を終える時、これらのファサードは取り外す方法がないため、必然的に取り壊されなければならない。
【0006】
軽量のファサード、例えばセミカーテン(semi-curtain)の壁などを開発するための試みは、今までのところ以下の要件のすべてを充足してはいない:
・サーマルブリッジは合理的なレベルに限られなければならない、
・不透明な部分とガラスをはめた部分とを一体化させなければならない、
・それらは十分に水密且つ気密でなければならない、
・それらは種々のタイプの建築物に適合できるものでなければならない、
・建築コストが抑えられていなければならない。
【0007】
これらの問題は本発明により解決され、本発明は特に:
・不透明な部分とガラスをはめた部分とを含む、建築物のファサード全体を処理することを可能にし、
・全体として(故にましてや部分的にも)取り外すことのできるファサードを製造し、
・建設および使用の双方において、コストの観点から特に有利である。
【0008】
優れた断熱および防音レベルが達成され得る。
【0009】
この目的のため、本発明は建築物のファサードに関連し、実質的に以下の順で:
・ファサード要素でできている外被材と、
・雨よけ(rain barrier)と、
・床端に垂直に取付けられる側面保持支持要素と、
・当該床端の前方の第一遮断要素と床間の内部の第二断熱要素とを含む断熱システムと、
・蒸気よけ(vapor barrier)と、
・内張りと
を具備し、前記ファサードは、第一遮断要素が当該ファサードの表面に亘って基本的に連続的であり、特に、実質的に空気ポケットを有さず、この第一遮断要素の隣接する2つの幅が、当該床端の前方に突出する前記側面要素の平面によって分離されていることを特徴とする。
【0010】
外被材に使用されるファサードの構成要素の種類は限定されない。それらは例えば、金属のクラッディング(cladding)(任意に波形をつけるなどした金属の薄板)または材木の化粧面であってよい。これらのファサード要素、または言い換えれば、この外部の化粧面は、前記側面要素にそれら自体が取付けられる、当該雨よけの上の垂直側面要素(例えば、Z字型部分)に、またはこれら垂直側面要素もしくは垂直Z字型部分に取付けられる水平方向のフレームワークに、有利に取付けられる。空隙は、当該Z字型部分の奥行きの全部、例えば2cmを占める。
【0011】
したがって、有利には少なくとも2cmの厚さの空隙が、当該外部化粧面が取付けられる垂直側面要素の奥行きに相当する容積で、当該雨よけと当該外側の化粧面(これによって、垂直な空気循環が可能となる)との間に形成される。
【0012】
雨よけは、フレキシブルなプラスチックシートであり、前記側面要素の外面に取付けられる。あるいは、木材のシートもしくはOSB(配向性ストランドボード)またはその同等物を側面要素と雨よけとの間に差し込み、当該ファサードの音響パフォーマンスを改善してよい。
【0013】
当該ファサードは、いずれかの適切な方法、特に実質的な外部からの方法によって当該床端に取付けられ、そのいくつかの形態を以下で詳細に説明する。
【0014】
前記第一遮断要素は好ましくは、実質的に前記側面要素の奥行きに相当する全容積を占める。前記遮断要素の厚さは、前記側面要素の奥行きと正確に同じである必要はないが、当該ファサードの表面は、可能な限り連続的な遮断材の層で覆われていることが必要である。したがってこの第一遮断材の層は、前記側面要素である当該ファサードに直交する薄い壁の厚さのみによって、隣接する2つの幅の間で中断されている。
【0015】
内部の遮断システムを作る、床間の内部の第二の遮断要素、蒸気よけおよび前記内張りの配列の可能性は多様であり、いくつかの例を以下に詳細に述べる。
【0016】
本発明の建築物のファサードは、例えば洗浄クレードル(cleaning cradle)に対して、または中位リスク地域に位置する28メートルを越えない高さの住宅建築物の場合、特に、地震の影響に対して、耐衝撃性の観点から現在求められる非常に良好なレベルの力学的性質を提供する。
【0017】
不透明な部分とガラスをはめた部分はどちらも容易に提供され、本発明を最も多様な種類および多様なスタイルの建築物に適用することは非常に容易である。
【0018】
独立した蒸気よけフィルムを適用することにより作り出される気密性は良好で、同時に優れた断熱および防音を達成し得る。
【0019】
本発明の当該ファサードは、容易に取り外され、製造コストは手頃である。
【0020】
前記側面要素は好ましくは、
・少なくとも一つの床端との接触、ならびに内部遮断システムとの接触および/または取付けのための後方平面と、
・雨よけおよびファサード要素の支持および取付けのための前方平面と、
・裏面および前面を連結する中間平面と
を有する。
【0021】
単純且つ実用的な実施形態において、当該後方平面および前方平S面は、当該ファサードの主要な面に対して平行な面にあり、当該中間平面は前記主要な面に直交する垂直な面にある。これは、一般的な平行六面体形状の遮断要素の幅が、前記中間平面のいずれかの側に取付けることができ、当該遮断要素が占有するスペースを最大化し得ることを意味する。
【0022】
この特定の実施形態の第一の変形においては、当該後方平面が、当該中間平面の面の一方の側だけにある。従って、前記中間平面は例えばネジによって、当該中間平面の後方平面のない側にある固定具に容易に取付けられる。この取付けは、当該建築物の外側から容易に行うことができ、当該固定具はあらかじめ同じ方法で床端に取付けられている。
【0023】
特に実用的な3つの実施形態が言及されてよい。
【0024】
第一の実施形態において、前記前方平面は、後方平面と同じ中間平面の側面に位置する:当該側面要素は、基本的にはUまたはC字型である(当該側面要素の端部は曲がってフランジとなる)。
【0025】
第二の実施形態において、前記前方平面は、単独で中間平面の後方平面のない側に位置する:当該側面要素は、ほぼZ字型(当該Zの2つの隣接するアームは直交する)である。
【0026】
第三の実施形態において、当該前方平面は、中間平面の両側に位置する。
【0027】
第一の変形と組み合わされてもよい第二の変形において、前記側面要素がH字型側面要素に実質的に内接する。つまり、それらはH字型要素であるか、または一つの末端部分が無いことのみによってH字型と異なる。これは特に、我々に第一の変形の3つの実施形態の形状を回想させる。
【0028】
当該H字型側面要素は、外部から床端に容易に取付けることができる。必要とされるのはまず、第一H字型側面要素(上部)に取付けられる第一部分および第二H字型側面要素(下部)の中間平面に取付けられる第二部分を有する固定具を当該床端に取付けることである。各側面要素の前記前方平面は、パネルの2つの側面の端のうちの一つもしくは第一遮断要素の幅、または隣接するパネルの前記2つの側面の端または幅を覆う。
【0029】
前記側面要素は、適切な厚さおよび重量に必要とされる高度な力学的特徴を提供するいずれかの材料からできており、これは金属、特にアルミニウム、好ましくは強化プラスチックであってよい。強化プラスチックは、壁の横断面内の側面要素における優れた力学的性質、床端のサーマルブリッジの問題を解決する良好な遮断性能、および良好な防火性を有する。これらの利点について以下で詳細に説明する。
【0030】
当該側面要素は有利には、引き抜き成形した樹脂およびガラス繊維組成物からできており、これは特に連続的および/またはマット形態である。当該採用される樹脂は、アクリル、ポリエステル、ビニルエステル、またはエポキシ樹脂であってよい。
【0031】
これらの材料は、必要とされる力学的性質を提供する。
【0032】
それらは熱伝導率約0.2W/mKを有する優れた断熱材であり、当該サーマルブリッジの問題に対する好適な解決策である。それらは優れた電気絶縁体でもある。
【0033】
それらは多くの場合、非常に良好な防火性を有し、自消性であり、火災事象において毒性の煙霧を放出しない。
【0034】
目安として、当該側面要素の壁の厚さは約4〜10mmであり、これは特に、前記中間壁のいずれかの側における、遮断要素の幅の並列により形成される遮断層の満足な連続性を提供する。
【0035】
前記第一および第二遮断要素は好ましくは、無機繊維に基づく遮断材、例えばガラスウール、ロックウール、麻、亜麻および脱脂綿などの植物繊維、または羊毛などの動物由来の繊維などから選択される。
【0036】
前記内張りは好ましくは、プラスターボードシート(BA25タイプ、またはより厚い)または前記シートの多数の重ね合わせ(少なくとも2つのBA13など)に基づく。
【0037】
本発明はまた、前記ファサードを作るための上記構成要素の組立て部品に関する。
【0038】
本発明は、添付図面に関する以下の記載からより明確に理解され、添付図面の図1〜8によって本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階が遠近法により模式的に表わされる。
【0039】
図1は、2つの隣接する床端0を表わす。しかしながら、本発明のファサードは、より多数の床を有する構造に完全に適していることに留意すべきである。
【0040】
側面要素1は、600mmの規則的な間隔で床端0に垂直に取付けられる。
【0041】
当該側面要素1はU字型であり、それぞれが目に見えない凹面を有し、観察者に最も近い側面要素の場合、それは左手側に位置する。
【0042】
各側面要素1は、後方平面1a、およびそれに対して平行な前方平面1bを有する。これらは、垂直な中間平面1cにより共に連結される。当該中間平面は幅約120mm、厚さ6mmである。
【0043】
当該側面要素1は、連続ガラス繊維により強化されたポリエステル樹脂およびガラスファイバーマットで作られてよい。
【0044】
当該側面要素1は、固定具2によって床端0に固定される。当該床端0は互いに正確に垂直である必要はなく、従ってこの当該側面要素1を固定する様式は、これらの要素1と床端0との間の無接触、即ち、側面要素1と床端0との間はゼロではないが、短い距離に対応する。
【0045】
固定具2は金属または強化プラスチック製である。それらは床端0および側面要素1の中間平面1cの両方にネジで取付けられる。
【0046】
図2は、側面要素1の奥行きにより定義される全スペースを占有する、遮断材3の適用を示す。
【0047】
当該遮断材3は、Saint-Goban IsoverよりPanolene Facadeの名で販売されるガラスウール製のパネルから成る。このガラスウールは、熱伝導度0.032W/mKを有する。
【0048】
当該ガラスウールは、U字型側面要素1の凹面に差し込まれる。当該床端0に提示されるとき、それはまず当該床端に固定されるスパイク31で刺し留められる。当該スパイク31は、当該ガラスウール3が所定の位置にある場合、当該ガラスウール3の外で上に曲げられる。
【0049】
次に、雨よけ4が、遮断材3の上部の当該側面要素1の前記前方平面1bに適用される。図3を参照されたい。雨よけは、先行技術の通り、例えばDoerken Delta Fassadeにより販売されるフレキシブルなプラスチックシートである。
【0050】
ファサードを覆う外面、これは、本発明のシステムの一部であるが、特別な特徴を有さず、ここでは詳細に記載されない。
【0051】
本発明のファサードのための内部遮断の構成を以下で説明する。
【0052】
図4を参照すると、当該側面要素1の前記後方平面1aに水平レール51が取付けられる。迅速なガンリベット(gun-riveting)方法が用いられてよい。
【0053】
当該レール51は、垂直なフランジを有する金属製のU字型側面要素である。この主題について、当該内部遮断に関する残りの記載では、出願WO2006/061538も参照される。
【0054】
当該床端0にさらに取付けられるのは、下部トラック(bottom track)52および上部トラック(top track)53である。これらと前記後方平面1aとの間の距離は、内部遮断の内張りシートが下部トラック52および上部トラック53に寄りかかるように選択される。
【0055】
次に、接触間隔要素(contact and spacer elements)54は毎回、例えば、水平レール51の特定の弾性変形によって当該レールに取付けられる。
【0056】
図5に示される通り、遮断要素5aは、当該接触間隔要素54に留められる。次に、遮断要素5aは、側面要素1の後方平面1aと下部トラック52および上部トラック53の後ろにある水平レール51とに接して位置する。
【0057】
当該遮断要素5aは、その厚さが80〜120mmのいずれかから選択され、熱伝導率0.032W/mKを有する、Saint-Gobain IsoverのIsoconfort 32という名前のガラスウールである。
【0058】
次に、レール保持要素55が、当該接触間隔要素54に取付けられる−図6。
【0059】
次に、図7に示す通り、垂直レール56が当該保持要素55に取付けられる。当該レール56は、下部トラック52および上部トラック53の後ろに位置する。
【0060】
当該垂直レール56は、水平レール51のように、垂直なフランジを有する金属製のU字型要素である。当該保持要素55は、容易な位置調節を可能にする方法で当該接触間隔要素54と連結し、それらは当該ファサードに直交し、故にロックすることができる。それらは、当該垂直レール56とも連結し、当該ファサードに直交する所望の位置でそれらを固定する。
【0061】
蒸気よけ5cは、当該レール56の後方平面に適用される。
【0062】
当該蒸気よけは有利には、Saint-Gobain IsoverによりVarioの名で販売される湿気調節膜である。標準的な蒸気よけは、例えば、100〜200μmの厚さのポリエチレンシートからなってよい。
【0063】
図8に示す通り、13mmの厚さのプラスターボード2枚、または25mmの厚さのプラスターボード5b1枚が、垂直レール56ならびに下部トラック52および上部トラック53によって形成される垂直な平面に取付けられる。
【0064】
第二遮断要素5a、蒸気よけ5c、および内張り5bを取付けるために、多数の変形が可能である。
【0065】
特に、水平レール51、接触間隔要素54、保持要素55および垂直レール56からなる組み合わせは、容易に置換されてよい。
【0066】
従って、上記スパイク31を建築物の内部に向かう側面要素1の表面に取付け、第二遮断要素5aに突き刺し、それをその上で保持することができる。あるいは、前記スパイク31の機能は、2つの床の間の建築物内部に向かう側面要素1の表面に取付けられる垂直側面要素(例えばU字型要素など)により発揮されてよい。
【0067】
蒸気よけ5cは、スパイク31の上、または垂直U字型要素の上に適用されてよい。
【0068】
当該蒸気よけ5cの前に、フランス基準NF DTU 25.41の直立材M 36が同基準のランナーR 36に、垂直位置で背中合わせで(対で)床および天井から取付けられてよい。これらの直立材M 36は、U字型要素である。これらの直立材の奥行きに相当する当該容積は、空のままである(空隙)。
【0069】
2枚のBA13タイプのプラスターボード5d(または1枚のBA25)が、当該直立材M 36に取付けられる。
【0070】
この実施形態において、プラスターボードシート5bの取付けは独立しており、側面要素1と連結していない。
【0071】
当該得られるファサードは、力学的強度の基準を満たし、且つ取り外しが容易である。それは、優れた断熱および防音を提供する。第一または外部遮断材と床間の第二または内部遮断材との間に、石造建築の壁またはそれと同等の壁を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階。
【図2】本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階。
【図3】本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階。
【図4】本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階。
【図5】本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階。
【図6】本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階。
【図7】本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階。
【図8】本発明に従うファサードを組み立てる連続的な段階。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
・ファサード要素でできている外被材と
・雨よけ(rain barrier)(4)と、
・床端(0)に垂直に取付けられる側面保持支持要素(1)と、
・当該床端(0)の前方の第一遮断要素(3)と床間の内側の第二遮断要素(5a)とを具備する断熱システムと、
・蒸気よけ(vapor barrier)(5c)と、
・内張り(5b)と
を、この順で実質的に具備する、建築物のファサード(facade)であって、
前記ファサード要素は、当該第一遮断要素(3)が当該ファサードの表面に亘って基本的に連続的であり、特に実質的に空気ポケットがなく、この第一遮断要素(3)の隣接する2つの幅が前記床端(0)の前方に突出する前記側面要素(1)の平面(1c)により分離されることを特徴とする、建築物のファサード。
【請求項2】
請求項1に記載の建築物のファサードであって、当該側面要素(1)が、
・少なくとも1つの床端(0)との接触、ならびに内部遮断システム(5)との接触および/または取付けのための後方平面(1a)と、
・雨よけ(4)およびファサード要素の支持および取付けのための前方平面(1b)と、
・当該後方平面(1a)と前方平面(1b)とを連結する中間平面(1c)と
を有することを特徴とする建築物のファサード。
【請求項3】
請求項1または2に記載の建築物のファサードであって、当該側面要素(1)が実質的にH、C、UまたはZ字型要素に内接することを特徴とする建築物のファサード。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築物のファサードであって、当該側面要素(1)が強化プラスチックからできていることを特徴とする建築物のファサード。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の建築物のファサードであって、当該側面要素(1)が引抜成形樹脂およびガラス繊維組成物からできており、特に、連続的および/またはマット形態であってよいことを特徴とする建築物のファサード。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の建築物のファサードであって、当該第一および第二遮断要素(3,5a)が、無機繊維に基づく遮断材、例えばガラスウール、ロックウール、麻、亜麻および脱脂綿などの植物繊維、または例えば羊毛などの動物由来の繊維などから選択されることを特徴とする建築物のファサード。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の建築物のファサードであって、当該内張り(5b)が、プラスターボードシートまたは多数の重畳する前記シートに基づくことを特徴とする建築物のファサード。
【請求項8】
建築物のファサードを作るための組立て部品であって、
・ファサード要素と、
・雨よけ(4)と、
・側面保持支持要素(1)および前記側面要素を当該床端(0)に垂直に取付ける手段と、
・当該床端(0)の前方に配置するために適切な第一遮断要素(3)と床間の内側に配置するために適切な第二遮断要素(5a)とを具備する断熱システムと、
・蒸気よけ(5c)と、
・内張り(5b)とを具備し、
・前記側面要素(1)が、当該ファサードの表面に亘って基本的に連続的、且つ特に実質的に空気ポケットがない層において当該第一遮断要素(3)を支えるために適切であり、前記要素が当該床端(0)の前面に突出し、この第一遮断要素(3)の隣接する2つの幅を分離するよう設計される平面(1c)を有する、組立て部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2011−506804(P2011−506804A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−538870(P2010−538870)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際出願番号】PCT/FR2008/052358
【国際公開番号】WO2009/081049
【国際公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【出願人】(501085706)サン−ゴバン・イソベール (46)
【Fターム(参考)】