説明

セルロースアシレートフィルム、偏光板、位相差フィルム、光学補償フィルム、反射防止フィルム、並びに液晶表示装置

【課題】液晶表示装置に組み込めんだときに、高温高湿下に置いても色むらの発生を抑えることができるフィルムを提供する。
【解決手段】湿熱寸法変化(δL(w))および乾熱寸法変化(δL(d))がいずれも0%〜0.2%であり、面内のレターデーション(Re)の湿熱変化(δRe(w))および乾熱変化(δRe(d))がいずれも0%〜10%であり、かつ厚み方向のレターデーション(Rth)の湿熱変化(δRth(w))および乾熱変化(δRth(d))がいずれも0%〜10%であることを特徴とするセルロースアシレートフィルム。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
60℃・相対湿度90%の環境下にて500時間吊したときの寸法変化率が遅相軸方向およびそれに直交する方向とも−0.1%〜0.1%であり、90℃ドライの環境下にて500時間吊したときの寸法変化率が遅相軸方向およびそれに直交する方向とも−0.1%〜0.1%であり、厚みのバラツキが0〜2μm、面内のレターデーション(Re)のバラツキが0〜5nm、厚み方向のレターデーション(Rth)のバラツキが0〜10nmであり、遅相軸のズレが−0.5〜0.5°であることを特徴とするセルロースアシレートフィルム。
【請求項2】
セルロースアシレートフィルムを構成するセルロースアシレートが、炭素数2〜7のアシレート基を2種類以上有し、下記式(A)〜(C)を満足することを特徴とする請求項1に記載のセルロースアシレートフィルム。
式(A): 2.45≦X+Y≦3.0
式(B): 0≦X≦2.45
式(C): 0.3≦Y≦3.0
(上式において、Xはアセチル基の置換度を表し、Yは炭素数3〜7のアシル基の置換度の総和を表す。)
【請求項3】
セルロースアシレートを製膜して得られたセルロースアシレートフィルムを、テンターを用いて幅方向に5%〜250%延伸した後、テンター内で少なくとも片側のチャックの拘束を除去した状態で熱処理する工程を経て製造されることを特徴とする請求項1または2に記載のセルロースアシレートフィルム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のセルロースアシレートフィルムを1枚以上用いた偏光板。
【請求項5】
偏光膜に、前記セルロースアシレートフィルムを少なくとも1層積層したことを特徴とする請求項4に記載の偏光板。
【請求項6】
前記偏光板を厚さ0.7mmの40インチのガラス板に貼り合せて、60℃・相対湿度90%の環境下または90℃ドライの環境下に24時間放置直後のソリ量がいずれも2mm以下であることを特徴とする請求項4または5に記載の偏光板。
【請求項7】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のセルロースアシレートフィルムを1枚以上用いた位相差フィルム。
【請求項8】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のセルロースアシレートフィルムを1枚以上用いた光学補償フィルム。
【請求項9】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のセルロースアシレートフィルムを1枚以上用いた反射防止フィルム。
【請求項10】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のセルロースアシレートフィルム、請求項4〜6のいずれか一項に記載の偏光板、請求項7に記載の位相差フィルム、請求項8に記載の光学補償フィルムおよび請求項9に記載の反射防止フィルムからなる群より選択される1枚以上のフィルムを用いて形成した液晶表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−181536(P2012−181536A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−97917(P2012−97917)
【出願日】平成24年4月23日(2012.4.23)
【分割の表示】特願2011−204311(P2011−204311)の分割
【原出願日】平成18年6月9日(2006.6.9)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】