説明

タッチパネル付き表示装置

【課題】表示パネル上にタッチパネルとフロントパネルを積層した多層構造の表示装置において、タッチパネル基板の裏面側に形成されるシールド電極を形成することなく、かつ、裏面接続部材を使用することなく、タッチパネルに対する外部ノイズの影響を防止する
【解決手段】表示パネルと、表示パネル上に配置されたタッチパネルと、前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、前記タッチパネルは、タッチパネル基板を有し、前記タッチパネルの前記タッチパネル基板には、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、前記表示パネルは、前記タッチパネル側の面にシールド用の透明導電膜を有し、前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル付き表示装置に係わり、特に、表示パネル上に、タッチパネルとフロントパネルを積層した多層構造のタッチパネル付き表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、モバイル機器の普及において、“人にやさしい”グラフィカルユーザインターフェースを支えるタッチパネル技術が重要となってきている。
このタッチパネル技術として、静電容量結合方式のタッチパネルが知られており、この静電容量結合方式のタッチパネルとして、観察者がタッチしたタッチ位置を検出するものが知られている。(下記、特許文献1参照)
また、このタッチパネルを使用したタッチパネル付き表示装置として、表示パネル上に、タッチパネルとフロントパネルを積層した多層構造のタッチパネル付き表示装置が知られている。(下記、特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−310550号公報
【0004】
【特許文献2】特開2010−44453号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図1は、従来の表示パネル上に、タッチパネルとフロントパネルを積層した多層構造のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。
図1において、11はフロントパネル、20が表示装置である。例えば、表示装置20が液晶表示装置の場合には、表示装置20は、液晶表示パネルと、液晶表示パネルに光を照射するバックライトとで構成される。
また、タッチパネルは、タッチパネル基板15と、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成される下層透明導電膜16と配線19、下層透明導電膜16と配線19上に形成される絶縁膜(PAS1)と、絶縁膜(PAS1)上に形成される上層透明導電膜17と電極交差部18と、上層透明導電膜17と電極交差部18上に形成される保護膜(PAS2)とで構成される。
また、タッチパネル基板15の裏面には、シールド電極として機能される透明導電膜14が形成され、この透明導電膜14には、裏面接続部材13により、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成される端子から所定の電圧(例えば、接地電位)を供給されている。
なお、図1に示すように、表示装置20とタッチパネル、およびタッチパネルとフロントパネル11とは、接着剤12により貼り合わされている。
【0006】
静電容量結合方式のタッチパネルは、外部からの電気的ノイズの影響を受けやすい。特に、一緒に積層されている表示装置20、もしくは、タッチパネルが組み込まれる装置からのノイズを受け、誤動作をおこしやすい。
これを防止する為に、図1に示すように、タッチパネル基板15の裏面に、シールド電極として機能させる透明導電膜14を形成したもの、あるいは、タッチパネル基板15の表面にパターニングされたシールド電極を形成するようにしている。
しかしながら、前述したタッチパネル基板15の裏面側にシールド電極を形成する場合には、裏面接続部材13により、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成される端子と透明導電膜14とを電気的に接続する必要があり、製造工程が増加する。
また、タッチパネル基板15の表面にパターニングされたシールド電極を形成する場合には、パターンニングのための工程が必要となり、製造工程が増加する。
さらに、裏面接続部材13として、導電性テープを使用する場合には、導電性テープが、タッチパネル付き表示装置が組み込まれる機器の一部と接触し、導電性テープとタッチパネル付き表示装置が組み込まれる機器との間で導通し、不具合を生じてしまう恐れもある。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、表示パネル上に、タッチパネルとフロントパネルを積層した多層構造のタッチパネル付き表示装置において、タッチパネル基板の裏面側に形成されるシールド電極を形成することなく、かつ、裏面接続部材を使用することなく、タッチパネルに対する外部ノイズの影響を防止することが可能となる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)表示パネルと、表示パネル上に配置されたタッチパネルと、前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、前記タッチパネルは、タッチパネル基板を有し、前記タッチパネルの前記タッチパネル基板には、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、前記表示パネルは、前記タッチパネル側の面にシールド用の透明導電膜を有し、前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されている。
(2)表示パネルと、表示パネル上に配置され、X電極とY電極とを有するタッチパネルと、前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、前記フロントパネルは、前記タッチパネルのタッチパネル基板を兼用し、前記タッチパネルの前記X電極とY電極とは、前記フロントパネルの前記表示パネル側の面に形成されており、前記フロントパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、前記表示パネルは、前記タッチパネル側の面にシールド用の透明導電膜を有し、前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されている。
【0008】
(3)表示パネルと、表示パネル上に配置されたタッチパネルと、前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、前記表示パネルと前記タッチパネルとの間に設けられる透明基板を有し、前記透明基板の一方の主面には、シールド用の透明導電膜を有し、前記シールド用の透明導電膜には、所定の電圧が供給されている。
(4)表示パネルと、表示パネル上に配置され、X電極とY電極とを有するタッチパネルと、前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、前記フロントパネルは、前記タッチパネルのタッチパネル基板を兼用し、前記タッチパネルの前記X電極とY電極とは、前記フロントパネルの前記表示パネル側の面に形成されており、前記表示パネルと前記フロントパネルとの間に設けられる透明基板を有し、前記透明基板の一方の主面には、シールド用の透明導電膜を有し、前記シールド用の透明導電膜には、所定の電圧が供給されている。
【0009】
(5)表示パネルと、表示パネル上に配置されたタッチパネルと、前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、前記タッチパネルは、タッチパネル基板と、前記タッチパネル基板上に形成されたシールド用の透明導電膜と、前記シールド用の透明導電膜上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成されたX電極とY電極とを有し、前記タッチパネルの前記タッチパネル基板には、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されている。
(6)表示パネルと、表示パネル上に配置され、X電極とY電極とを有するタッチパネルと、前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、前記フロントパネルは、前記タッチパネルのタッチパネル基板を兼用し、前記フロントパネルは、前記表示パネル側の面に形成されたシールド用の透明導電膜と、前記シールド用の透明導電膜上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成されたX電極とY電極とを有し、前記フロントパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されている。
【発明の効果】
【0010】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、表示パネル上に、タッチパネルとフロントパネルを積層した多層構造のタッチパネル付き表示装置において、タッチパネル基板の裏面側に形成されるシールド電極を形成することなく、かつ、裏面接続部材を使用することなく、タッチパネルに対する外部ノイズの影響を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】従来のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。
【図2】本発明の実施例1のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。
【図3】本発明の実施例1のタッチパネル付き表示装置に使用される液晶表示装置を説明するための図である。
【図4】本発明の実施例2のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。
【図5】本発明の実施例3のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。
【図6】本発明の実施例4のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。
【図7】本発明の実施例5のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。
【図8】本発明の実施例6のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。
【図9】本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの電極パターンを示す平面図である。
【図10】本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの一例の断面構造を示す断面図であり、図9のA−A’線に沿った断面構造を示す断面図である。
【図11】本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの一例の断面構造を示す断面図であり、図9のB−B’線に沿った断面構造を示す断面図である。
【図12】本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの他の例の断面構造を示す断面図であり、図9のA−A’線に沿った断面構造を示す断面図である。
【図13】本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの他の例の断面構造を示す断面図であり、図9のB−B’線に沿った断面構造を示す断面図である。
【図14】本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの他の例の断面構造を示す断面図であり、図9のA−A’線に沿った断面構造を示す断面図である。
【図15】本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの他の例の断面構造を示す断面図であり、図9のB−B’線に沿った断面構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施例は、本発明の特許請求の範囲の解釈を限定するためのものではない。
[実施例1]
図2は、本発明の実施例1のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。図2に示すように、本実施例でも、表示装置20とタッチパネル、および、タッチパネルとフロントパネル(前面保護板、フロントウインドウ、前面パネルとも呼ぶ)11とは、樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされている。なお、フロントパネル11は、例えば、アクリル樹脂で構成される。
本実施例では、タッチパネルは、タッチパネル基板15と、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成される下層透明導電膜16と配線19、下層透明導電膜16と配線19上に形成される絶縁膜(PAS1)と、絶縁膜(PAS1)上に形成される上層透明導電膜17と電極交差部18と、上層透明導電膜17と電極交差部18上に形成される保護膜(PAS2)とで構成される。
なお、下層透明導電膜16と、上層透明導電膜17と、電極交差部18は、後述するタッチパネルのX電極と、Y電極を構成する。また、タッチパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)を介して駆動電圧が印加される。
【0013】
本実施例、および後述する各実施例において、表示装置20が液晶表示装置である場合、図3に示すように、液晶表示装置300は、液晶表示パネル600と、液晶表示パネル600の観察者側とは反対側の面下に配置されたバックライトと700を備える。液晶表示パネル600としては、例えばIPS方式、TN方式、VA方式等の液晶表示パネルが用いられている。また、液晶表示パネル600の一辺には、フレキシブル配線基板72が接続され、このフレキシブル配線基板72上に液晶駆動回路(半導体チップ)50が実装される。この液晶駆動回路50により液晶表示パネル600に各種信号が供給される。
液晶表示パネル600、薄膜トランジスタ、画素電極、対向電極(コモン電極)等が形成される基板620(以下、TFT基板とも呼ぶ)と、カラーフィルタ等が形成される基板630(以下、フィルタ基板とも呼ぶ)とを、所定の間隙を隔てて重ね合わせ、該両基板間の周縁部近傍に枠状に設けたシール材(図示せず)により、両基板を貼り合わせると共に、シール材の内側に液晶組成物を封入、封止し、さらに、両基板の外側に偏光板601、602(図2参照)を貼り付け、TFT基板620にフレキシブル配線基板72を接続して構成される。
なお、本実施例、および後述する各実施例において、表示装置20としては、タッチパネルを用いることができるものであれば良く、液晶表示パネルに限らず、有機発光ダイオード素子や表面伝導型電子放出素子を用いることも可能である。
【0014】
本実施例では、表示装置20のタッチパネル側に、透明導電膜14が設けられている。この透明導電膜14は、液晶表示パネル600で発生する信号をシールドする目的で形成されている。
例えば、表示装置20が、図3に示す液晶表示装置の場合、液晶表示パネル600には、多数の電極が設けられており、様々なタイミングで電極上に電圧が信号として印加されている。これらの液晶表示パネル600での電圧の変化は、静電容量方式のタッチパネルのX電極と、Y電極に対してはノイズとなる。
そのため、タッチパネルを液晶表示パネル600から電気的にシールドする必要があり透明導電膜14がシールド電極として設けられている。シールド電極として機能するように、透明導電膜14には、定電圧(例えば、接地電位)が、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)の所定の端子等から供給されている。
なお、本実施例において、この透明導電膜14に供給する電圧は、定電圧に限定されるものではなく、タッチパネルのX電極、あるいは、Y電極に印加する電圧と同相の電圧であってもよい。また、透明導電膜14には、表示装置20側から定電圧(例えば、接地電位)を供給するようにしてもよい。
【0015】
以上説明したように、本実施例では、下記(1)〜(5)の作用・効果を得ることができる。
(1)本実施例では、タッチパネル基板15の裏面に、シールド電極として機能する透明導電膜14を設ける必要がないため、タッチパネル完成後に、タッチパネル基板15の研磨が可能になり、タッチパネルの薄型化を実現することが可能となる。
(2)本実施例では、シールド電極として機能する透明導電膜14のパターニングが必要ないので、パターンニング工程を必要とせず、工程とコストを削減することができる。また、シールド電極として機能する透明導電膜14をタッチパネルの入力用電極の形状に関係なく設置することも可能となる。
(3)本実施例では、シールド電極として機能する透明導電膜14を、タッチパネルから分離させるようにしたので、製造工程にて、タッチパネル基板15の裏面の傷と汚れによる不良が発生しにくくなり、歩留りが向上する。
(4)本実施例では、従来のように、裏面接続部材を使用することなく、容易にフレキシブル配線基板(FPC)に接続することが可能であり、裏面接続工程の負荷を軽減し、コストを削減することができる。
(5)本実施例では、裏面接続部材が、本実施例のタッチパネル付き表示装置が組み込まれる機器の一部と接触し、裏面接続部材と、本実施例のタッチパネル付き表示装置が組み込まれる機器との間で導通することがなくなるので、不具合も生じなくなる。
【0016】
[実施例2]
図4は、本発明の実施例2のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。図4に示すように、本実施例は、前述の実施例1において、フロントパネル11が、タッチパネル基板15を兼用する実施例である。
本実施例では、タッチパネルは、フロントパネル11と、フロントパネル11の表示装置20側の面上に形成される下層透明導電膜16と配線19、下層透明導電膜16と配線19上に形成される絶縁膜(PAS1)と、絶縁膜(PAS1)上に形成される上層透明導電膜17と電極交差部18と、上層透明導電膜17と電極交差部18上に形成される保護膜(PAS2)とで構成される。
なお、下層透明導電膜16と、上層透明導電膜17と、電極交差部18は、後述するタッチパネルのX電極と、Y電極を構成する。また、タッチパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)を介して駆動電圧が印加される。
図2に示すように、本実施例でも、表示装置20のタッチパネル側に、透明導電膜14が設けられている。そして、表示装置20と、タッチパネルが形成されたフロントパネル11とは、樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされている。即ち、保護膜(PAS2)と透明導電膜14とは、接着剤12により貼り合わされている。
本実施例でも、シールド電極として機能するように、透明導電膜14には、定電圧(例えば、接地電位)が、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)の所定の端子等から供給されている。なお、本実施例において、この透明導電膜14に供給する電圧は、定電圧に限定されるものではなく、タッチパネルのX電極、あるいは、Y電極に印加する電圧と同相の電圧であってもよい。また、透明導電膜14には、表示装置20側から定電圧(例えば、接地電位)を供給するようにしてもよい。
本実施例でも、前述の実施例1と同様、(1)ないし(5)の作用・効果を得ることができる。その上、本実施例では、フロントパネル11が、タッチパネル基板15を兼用するようにしたので、部品コストを低減することが可能である。
【0017】
[実施例3]
図5は、本発明の実施例3のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。図5に示すように、本実施例では、シールド電極として機能する透明導電膜14を別部品として設けた実施例である。即ち、本実施例では、表示装置20と、タッチパネルとの間に、表面にシールド電極として機能する透明導電膜14を形成した透明基板21を設け、ノイズを遮断するようにしている。ここで、透明基板21は、合成樹脂、もしくはガラス基板などで構成される。
本実施例でも、シールド電極として機能するように、透明導電膜14には、定電圧(例えば、接地電位)が、フレキシブル配線基板(FPC1)の所定の端子等から供給されている。なお、本実施例において、この透明導電膜14に供給する電圧は、定電圧に限定されるものではなく、タッチパネルのX電極、あるいは、Y電極に印加する電圧と同相の電圧であってもよい。また、透明導電膜14には、表示装置20側から定電圧(例えば、接地電位)を供給するようにしてもよい。
本実施例でも、タッチパネルは、タッチパネル基板15と、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成される下層透明導電膜16と配線19、下層透明導電膜16と配線19上に形成される絶縁膜(PAS1)と、絶縁膜(PAS1)上に形成される上層透明導電膜17と電極交差部18と、上層透明導電膜17と電極交差部18上に形成される保護膜(PAS2)とで構成される。なお、下層透明導電膜16と、上層透明導電膜17と、電極交差部18は、後述するタッチパネルのX電極と、Y電極を構成する。タッチパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)を介して駆動電圧が印加される。
そして、図5に示すように、本実施例では、表示装置20のタッチパネル側に、透明導電膜14を形成した透明基板21が、樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされ、透明導電膜14上に、タッチパネル基板15が、樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされ、さらに、タッチパネルの保護膜(PAS2)上にフロントパネル11が樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされている。
本実施例でも、前述の実施例1と同様、(1)ないし(5)の作用・効果を得ることができる。
【0018】
[実施例4]
図6は、本発明の実施例4のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。図6に示すように、本実施例は、前述の実施例3において、フロントパネル11が、タッチパネル基板15を兼用する実施例である。
本実施例では、前述の実施例2と同様、タッチパネルは、フロントパネル11と、フロントパネル11の表示装置20側の面上に形成される下層透明導電膜16と配線19、下層透明導電膜16と配線19上に形成される絶縁膜(PAS1)と、絶縁膜(PAS1)上に形成される上層透明導電膜17と電極交差部18と、上層透明導電膜17と電極交差部18上に形成される保護膜(PAS2)とで構成される。
なお、下層透明導電膜16と、上層透明導電膜17と、電極交差部18は、後述するタッチパネルのX電極と、Y電極を構成する。また、タッチパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC1)を介して駆動電圧が印加される。
図6に示すように、本実施例でも、表示装置20のタッチパネル側に、表面にシールド電極として機能する透明導電膜14を形成した透明基板21が設けられている。そして、本実施例では、表示装置20のタッチパネル側に、透明導電膜14を形成した透明基板21が、樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされ、透明導電膜14上に、タッチパネルの保護膜(PAS2)上にフロントパネル11が樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされている。
前述したように、シールド電極として機能するように、透明導電膜14には、定電圧(例えば、接地電位)が、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)の所定の端子等から供給されている。
なお、本実施例において、この透明導電膜14に供給する電圧は、定電圧に限定されるものではなく、タッチパネルのX電極、あるいは、Y電極に印加する電圧と同相の電圧であってもよい。また、透明導電膜14には、表示装置20側から定電圧(例えば、接地電位)を供給するようにしてもよい。
本実施例でも、前述の実施例1と同様、(1)ないし(5)の作用・効果を得ることができる。その上、本実施例では、フロントパネル11が、タッチパネル基板15を兼用するようにしたので、部品コストを低減することが可能である。
【0019】
[実施例5]
図7は、本発明の実施例5のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。図7に示すように、本実施例では、シールド電極として機能する透明導電膜14を、タッチパネル基板15上で、後述するX電極、Y電極の下に形成した実施例である。
本実施例では、タッチパネルは、タッチパネル基板15と、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成される透明導電膜14と、透明導電膜14上に形成される絶縁膜(PAS3)と、絶縁膜(PAS3)上に形成される下層透明導電膜16と配線19、下層透明導電膜16と配線19上に形成される絶縁膜(PAS1)と、絶縁膜(PAS1)上に形成される上層透明導電膜17と電極交差部18と、上層透明導電膜17と電極交差部18上に形成される保護膜(PAS2)とで構成される。なお、下層透明導電膜16と、上層透明導電膜17と、電極交差部18は、後述するタッチパネルのX電極と、Y電極を構成する。タッチパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)を介して駆動電圧が印加される。
さらに、本実施例でも、シールド電極として機能するように、透明導電膜14には、定電圧(例えば、接地電位)が、フレキシブル配線基板(FPC)の所定の端子等から供給されている。なお、本実施例において、この透明導電膜14に供給する電圧は、定電圧に限定されるものではなく、タッチパネルのX電極、あるいは、Y電極に印加する電圧と同相の電圧であってもよい。また、透明導電膜14には、表示装置20側から定電圧(例えば、接地電位)を供給するようにしてもよい。
そして、図7に示すように、本実施例では、表示装置20のタッチパネル側に、タッチパネル基板15が、樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされ、タッチパネルの保護膜(PAS2)上に、フロントパネル11が樹脂・粘着フィルムからなる接着剤12により貼り合わされている。
本実施例でも、前述の実施例1と同様、(1)ないし(5)の作用・効果を得ることができる。
【0020】
[実施例6]
図8は、本発明の実施例6のタッチパネル付き表示装置を説明するための要部断面図である。図6に示すように、本実施例は、前述の実施例5において、フロントパネル11が、タッチパネル基板15を兼用する実施例である。
本実施例では、タッチパネルは、フロントパネル11と、フロントパネル11の表示装置20側の面上に形成される下層透明導電膜16と配線19、下層透明導電膜16と配線19上に形成される絶縁膜(PAS1)と、絶縁膜(PAS1)上に形成される上層透明導電膜17と電極交差部18と、上層透明導電膜17と電極交差部18上に形成される保護膜(PAS2)と、保護膜(PAS2)上に形成される透明導電膜14で構成される。
なお、下層透明導電膜16と、上層透明導電膜17と、電極交差部18は、後述するタッチパネルのX電極と、Y電極を構成する。また、タッチパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)を介して駆動電圧が印加される。
本実施例でも、シールド電極として機能するように、透明導電膜14には、定電圧(例えば、接地電位)が、タッチパネル用のフレキシブル配線基板(FPC)の所定の端子等から供給されている。なお、本実施例において、この透明導電膜14に供給する電圧は、定電圧に限定されるものではなく、タッチパネルのX電極、あるいは、Y電極に印加する電圧と同相の電圧であってもよい。また、透明導電膜14には、表示装置20側から定電圧(例えば、接地電位)を供給するようにしてもよい。
本実施例でも、前述の実施例1と同様、(1)ないし(5)の作用・効果を得ることができる。その上、本実施例では、フロントパネル11が、タッチパネル基板15を兼用するようにしたので、部品コストを低減することが可能である。
【0021】
[本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネル]
図9は、本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの電極パターンを示す平面図である。
本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルのタッチパネルは、タッチパネル基板15の観察者側の面上において、第2の方向(例えばY方向)に延在し、第2の方向と交差する第1の方向(例えばX方向)に所定の配列ピッチで並設される複数のX電極と、この複数のX電極と交差して第1の方向に延在し、第2の方向に所定の配列ピッチで並設される複数のY電極とを有する。タッチパネル基板15としては、例えばガラス等の透明な絶縁性基板が用いられている。
複数のX電極の各々は、第1部分1aと、この第1部分1aの幅よりも広い幅の第2部分1bとが、第2の方向に交互に複数配置された電極パターンで形成されている。
複数のY電極の各々は、第1部分2aと、この第1部分2aの幅よりも広い幅の第2部分2bとが、第1の方向に交互に複数配置された電極パターンで形成されている。
複数のY電極2及びX電極1が配置された領域が入力領域であり、この入力領域の周囲には、図9に示すように、複数のY電極の各々と、複数のX電極の各々と電気的に接続される複数の配線19が配置されている。
【0022】
図10、図11は、本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの一例の断面構造を示す断面図であり、図10は、図9のA−A’線に沿った断面構造を示す断面図、図11は、図9のB−B’線に沿った断面構造を示す断面図である。
図10、図11に示す静電容量方式のタッチパネルでは、複数のX電極は、タッチパネル基板15の観察者側の面上に配置される。複数のY電極の第2部分2bは、タッチパネル基板15の観察者側の面上に、X電極とは分離して形成されている。
複数のY電極の第1部分2aは、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成された絶縁膜(PAS1)上に配置される。なお、複数のY電極の第1部分2aは、その上層に形成された保護膜(PAS2)で覆われている。
Y電極の第1部分2aは、X電極の第1部分1aと平面的に交差し、この第1部分2aを挟んで隣り合う2つの第2部分2bに、Y電極の第1部分2aと、X電極の第1部分1aとの間の層間絶縁膜である絶縁膜(PAS1)に形成されたコンタクトホール12aを介してそれぞれ電気的に接続されている。
平面的に見たとき、Y電極の第2部分2bは、隣り合う2つのX電極の第1部分1aの間に配置され、X電極1の第2部分1bは、隣り合う2つのY電極の第1部分2aの間に配置されている。
複数のX電極及び複数のY電極は、高い透過性を有する材料、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明性導電材料で形成される。また、配線19は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明性導電材料で形成される下層の透明導電層と、例えば、銀合金材料等から成る上層の金属層とで構成される。
ここで、図10、図11に示す静電容量方式のタッチパネルでは、下層透明導電膜16は、X電極の第1部分(1a)および第2部分(1b)と、Y電極の第2部分(2b)を構成し、上層透明導電膜17と電極交差部18は、Y電極の第1部分(2a)を構成する。
【0023】
図12、図13は、本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの他の例の断面構造を示す断面図であり、図12は、図9のA−A’線に沿った断面構造を示す断面図、図13は、図9のB−B’線に沿った断面構造を示す断面図である。
図12、図13に示す静電容量方式のタッチパネルでは、複数のY電極の第1部分2aが、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成され、複数のX電極の第1部分1aおよび第2部分1bと、複数のY電極の第2部分2bは、絶縁膜(PAS1)上に形成される。なお、複数のX電極の第1部分1aおよび第2部分1bと、複数のY電極の第2部分2bは、その上層に形成された保護膜(PAS2)で覆われている。
Y電極の第1部分2aは、X電極の第1部分1aと平面的に交差し、この第1部分2aを挟んで隣り合う2つの第2部分2bに、Y電極の第1部分2aと、X電極の第1部分1aとの間の層間絶縁膜である絶縁膜(PAS1)に形成されたコンタクトホール12aを介してそれぞれ電気的に接続されている。
平面的に見たとき、Y電極の第2部分2bは、隣り合う2つのX電極の第1部分1aの間に配置され、X電極1の第2部分1bは、隣り合う2つのY電極の第1部分2aの間に配置されている。
複数のX電極及び複数のY電極は、高い透過性を有する材料、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明性導電材料で形成される。また、配線19は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明性導電材料で形成される下層の透明導電層と、例えば、銀合金材料等から成る上層の金属層とで構成される。
ここで、図12、図13に示す静電容量方式のタッチパネルでは、下層透明導電膜16は、Y電極の第1部分(2a)を構成し、上層透明導電膜17と電極交差部18は、X電極の第1部分(1a)および第2部分(1b)と、Y電極の第2部分(2a)を構成する。
【0024】
図14、図15は、本発明のタッチパネル付き表示装置に使用される静電容量方式のタッチパネルの他の例の断面構造を示す断面図であり、図14は、図9のA−A’線に沿った断面構造を示す断面図、図15は、図9のB−B’線に沿った断面構造を示す断面図である。
図14、図15に示す静電容量方式のタッチパネルでは、複数のX電極の第1部分1aと第2部分1bが、タッチパネル基板15の観察者側の面上に形成され、複数のY電極の第1部分2aと第2部分2bが、絶縁膜(PAS1)上に形成される。なお、複数のY電極の第1部分2aと第2部分2bは、その上層に形成された保護膜(PAS2)で覆われている。
図14、図15に示す静電容量方式のタッチパネルでは、X電極とY電極とをそれぞれ異なる層に形成したものであり、Y電極の第1部分2aは、X電極の第1部分1aと平面的に交差している。
平面的に見たとき、Y電極の第2部分2bは、隣り合う2つのX電極の第1部分1aの間に配置され、X電極1の第2部分1bは、隣り合う2つのY電極の第1部分2aの間に配置されている。
複数のX電極及び複数のY電極は、高い透過性を有する材料、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明性導電材料で形成される。また、配線19は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明性導電材料で形成される下層の透明導電層と、例えば、銀合金材料等から成る上層の金属層とで構成される。
ここで、図14、図15に示す静電容量方式のタッチパネルでは、下層透明導電膜16は、X電極を構成し、上層透明導電膜17と電極交差部18は、Y電極を構成する。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0025】
1a,2a 第1部分
1b,2b 第2部分
11 フロントパネル
12 接着剤
12a コンタクトホール
14 透明導電膜
15 タッチパネル基板
16 下層透明導電膜
17 上層透明導電膜
18 電極交差部
19 配線
20 表示装置
21 透明基板
50 液晶駆動回路(半導体チップ)
72,FPC,FPC1 フレキシブル配線基板
300 液晶表示装置
600 液晶表示パネル
601,602 偏光板
620,630 基板
700 バックライト
PAS1,PAS3 絶縁膜
PAS2 保護膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルと、
表示パネル上に配置されたタッチパネルと、
前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、
前記タッチパネルは、タッチパネル基板を有し、
前記タッチパネルの前記タッチパネル基板には、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、
前記表示パネルは、前記タッチパネル側の面にシールド用の透明導電膜を有し、
前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されていることを特徴とするタッチパネル付き表示装置。
【請求項2】
表示パネルと、
表示パネル上に配置され、X電極とY電極とを有するタッチパネルと、
前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、
前記フロントパネルは、前記タッチパネルのタッチパネル基板を兼用し、
前記タッチパネルの前記X電極とY電極とは、前記フロントパネルの前記表示パネル側の面に形成されており、
前記フロントパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、
前記表示パネルは、前記タッチパネル側の面にシールド用の透明導電膜を有し、
前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されていることを特徴とするタッチパネル付き表示装置。
【請求項3】
表示パネルと、
表示パネル上に配置されたタッチパネルと、
前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、
前記表示パネルと前記タッチパネルとの間に設けられる透明基板を有し、
前記透明基板の一方の主面には、シールド用の透明導電膜を有し、
前記シールド用の透明導電膜には、所定の電圧が供給されていることを特徴とするタッチパネル付き表示装置。
【請求項4】
表示パネルと、
表示パネル上に配置され、X電極とY電極とを有するタッチパネルと、
前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、
前記フロントパネルは、前記タッチパネルのタッチパネル基板を兼用し、
前記タッチパネルの前記X電極とY電極とは、前記フロントパネルの前記表示パネル側の面に形成されており、
前記表示パネルと前記フロントパネルとの間に設けられる透明基板を有し、
前記透明基板の一方の主面には、シールド用の透明導電膜を有し、
前記シールド用の透明導電膜には、所定の電圧が供給されていることを特徴とするタッチパネル付き表示装置。
【請求項5】
表示パネルと、
表示パネル上に配置されたタッチパネルと、
前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、
前記タッチパネルは、タッチパネル基板と、
前記タッチパネル基板上に形成されたシールド用の透明導電膜と、
前記シールド用の透明導電膜上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成されたX電極とY電極とを有し、
前記タッチパネルの前記タッチパネル基板には、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、
前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されていることを特徴とするタッチパネル付き表示装置。
【請求項6】
表示パネルと、
表示パネル上に配置され、X電極とY電極とを有するタッチパネルと、
前記タッチパネル上に配置されるフロントパネルとを備えるタッチパネル付き表示装置であって、
前記フロントパネルは、前記タッチパネルのタッチパネル基板を兼用し、
前記フロントパネルは、前記表示パネル側の面に形成されたシールド用の透明導電膜と、
前記シールド用の透明導電膜上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成されたX電極とY電極とを有し、
前記フロントパネルには、タッチパネル用のフレキシブル配線基板が接続され、
前記シールド用の透明導電膜には、前記タッチパネル用のフレキシブル配線基板を介して所定の電圧が供給されていることを特徴とするタッチパネル付き表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−186623(P2011−186623A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−49336(P2010−49336)
【出願日】平成22年3月5日(2010.3.5)
【出願人】(502356528)株式会社 日立ディスプレイズ (2,552)
【出願人】(506087819)パナソニック液晶ディスプレイ株式会社 (443)
【Fターム(参考)】