説明

タバコ用の箱体並びにその製造方法及び製造装置

【課題】タバコ用の箱体を、特に当該箱体の良好な安定性及び/又は包装内容物の取出しの観点において更に改良すること。
【解決手段】におい及び湿気が密封される熱により密封可能特にフォイルから成る外装12によりチューブ状の箱状に包囲された特にタバコ群である包装内容物を備えた、タバコ用の箱体において、外装12が複数回にわたって使用可能な開口手段13を備えており、包装内容物を、少なくとも部分的に、内側切断部としての熱及び圧力を負荷可能な材料から成るカラーによって包囲するとともに、内側切断部を前記包装内容物の全長にわたって延在させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、好ましくはにおい及び湿気が密封される熱により密封可能特にフォイルから成る外装によりチューブ状の箱状に包囲された特にタバコ群である包装内容物を備えた、請求項1の前提部分に記載のタバコ用の箱体に関するものである。さらに、本発明は、このような箱体の製造方法及びこれに対応した製造装置に関するものでもある。
【0002】
実務において、タバコ用のチューブ状の箱体は、基本的に知られている。この際、タバコ群は、長手方向密封継ぎ目部によって長手方向へ閉鎖されたフォイルへくるまれる。これに対して直角方向に延在する横方向密封継ぎ目部が、箱体の端面部近傍において延在している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的とするところは、冒頭に記載したような種類のタバコ用の箱体を、特に当該箱体の良好な安定性及び/又は包装内容物の取出しの観点において更に改良することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明による箱体は、請求項1記載の特徴を備えている。すなわち、外装が複数回にわたって使用可能な開口手段を備えており、包装内容物を、少なくとも部分的に、内側切断部としての熱及び圧力を負荷可能な材料から成るカラーによって包囲するとともに、内側切断部を前記包装内容物の全長にわたって延在させている。
【0005】
このような解決手段の利点は、チューブ状の箱体においてカラーが損傷を防止する点にある。また、他の利点は、各タバコを取り出した後にチューブ状の箱体を再度閉鎖することができ、タバコは、箱体の最初の使用後になくなることがないか、あるいは箱体から引き出されたタバコが汚れてしまうこともないという点にある。
【0006】
本発明の他の実施形態は、カラーによって包装内容物をC字状若しくはU字状又は全ての側面において包囲するとともに、カラーを包装内容物の端面側近傍に配置していないことを特徴としている。カラーが、タバコ群の前側のほぼ全体にわたって延在可能である上、タバコ群の幅狭側の範囲にも延在しているのが好ましい(C字状)。さらに、カラーは、更に後側の範囲にも延在することが可能である(U字状)。カラーが箱体の後側のほぼ全体にわたって完全に延在するよう、当該カラーが形成されている場合には、タバコ群は、全ての側面においてほぼ完全にカラーによって包囲されている。一方、端面部は、カラーによって包囲されていない。
【0007】
チューブ状の箱体の閉鎖については、外装の折片が、熱による密封によりフィン状の継ぎ目部状に、好ましくは外装が包装内容物の端面側近傍においてそれぞれ横方向密封継ぎ目部としてのフィン状の継ぎ目部により閉鎖されるよう結合されており、第3のフィン状の継ぎ目部を外装の長手方向へ包装内容物の後側にわたって長手方向密封継ぎ目部として延在させ、各フィン状の継ぎ目部を端面部近傍において包装内容物に対して離間して配置するとともに、フィン状の継ぎ目部を後側近傍において外装に対して付着させている。
【0008】
開口手段は、外装が当該開口手段近傍に二層に形成されるよう構成することが可能であり、箱体の外部層としての外側のフォイルと、包装内容物に対向した内部層としての内側のフォイルとを備え、外側のフォイルが、開口手段近傍において、操作爪を形成するための切れ目線を備えており、内側のフォイルが、開口爪近傍において、取出し開口部を形成するための切れ目線を備えており、操作爪を、永続的に作用する接着剤によって内側のフォイルに着脱自在に結合可能とした。
【0009】
開口手段において、切れ目線を、端部領域を備えた操作爪を形成するための外側のフォイルにおいて、特に横方向密封継ぎ目部であるフィン状の継ぎ目部近傍まで延在させるのが特に好ましい。こうすることで、開口手段が大きく開放しすぎて箱体を損傷しかねないのを防止することが可能である。
【0010】
また、横方向密封継ぎ目部を、包装内容物の後側近傍における箱体の上側近傍において折り曲げて包囲するとともに接着剤によって固定すれば、このように処理された箱体を、密封ブロックとしてタバコ用箱部内に配置することが可能である。
【0011】
本発明は、更に請求項7に基づく箱体の製造方法にも関するものである。すなわち、まず、特にタバコ群である包装内容物を形成し、そして、該包装内容物を、内側切断部としての熱及び圧力を負荷可能な材料から成るカラーによって覆い、カラーを包装内容物の全長にわたって延在させ、その後、カラーを備えた包装内容物を、特に、好ましくはにおい及び湿気を密封する、熱により密封可能なフォイルによってチューブ状の箱状に包囲し、外装に複数回にわたって使用可能な開口手段を設け、その後、外装の折片を熱による密封によって互いに結合し、当該箱体を、連続的につながった箱体連結体として製造し、個々の箱体とするために、外装における切れ目線を箱体連結体において隣接する各箱体間で分離可能とする。
【0012】
本発明の他の好ましい実施形態は、まず、カラーを搬送装置の収容部へ押し込み、その後、タバコ群を収容部に位置するカラーへ押し込み、そして、カラーとタバコ群を一緒に収容部から押し出すとともに外装へくるむことを特徴としている。
【0013】
また、本発明の好ましい一実施形態は、カラー及びタバコ群の搬送方向に対して垂直に延在する無端状搬送装置に収容部を配置し、カラー及びタバコ群を、特に無端状搬送装置の上側伝動ベルトの範囲において長手方向へ収容部に押し込み、カラー及びタバコ群を、特に無端状搬送装置の下側伝動ベルトの範囲においてそれぞれ共通の同方向へ収容部から押し出し、カラーを備えたタバコ群を、チューブ状の箱部あるいは当該タバコ群のための連続したフォイル連結体へくるむことを特徴としている。ここで、連続したフォイル連結体を、カラーを備えたタバコ群のための搬送装置の長手方向へ供給するのが好ましい。
【0014】
本発明による箱体の製造装置は、請求項12記載の特徴を備えている。すなわち、包装内容物としてのタバコ群を形成するための少なくとも1つのマガジンと、熱及び圧力を負荷可能な材料から成るカラー並びにタバコ群を収容するための、収容部を備えた搬送装置と、カラーを備えた包装内容物を特に、好ましくはにおい及び湿気を密封する、熱により密封可能な外装へチューブ状の箱状にくるむための装置とを備え、外装に複数回にわたり使用可能な開口手段を設けるとともに、外装の折片の熱的な密封のための装置を少なくとも1つ備え、搬送装置をカラー及びタバコ群の供給に対して垂直方向に延在させるとともに、カラー及びタバコ群を、搬送装置による供給時と同方向へ、包囲のための装置へ供給可能に構成した。
【0015】
本発明の他の特徴は、各従属請求項及び本明細書に記載されている。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、タバコ用の箱体を、特に当該箱体の良好な安定性及び/又は包装内容物の取出しの観点において更に改良することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】タバコ用のチューブ状の箱体の製造のためのフォイル連結体を示す図である。
【図2】図1におけるフォイル連結体を図1におけるII−II線に沿った断面で示す図である。
【図3】カラーを備えたタバコブロックの第1の実施形態を示す斜視図である。
【図4】カラーを備えたタバコブロックの第2の実施形態を示す斜視図である。
【図5】カラーを備えたタバコブロックの第3の実施形態を示す斜視図である。
【図6】カラーを備えたタバコブロックの第4の実施形態を示す斜視図である。
【図7】前側から見たタバコ用のチューブ状の箱体を示す斜視図である。
【図8】図7に示すチューブ状の箱体を後側から見た図である。
【図9】図7に示すチューブ状の箱体を図7におけるX−X線に沿った断面で示す図である。
【図10】図7におけるチューブ状の箱体をX−X線に沿った縦断面で示す図である。
【図11】図10に示すチューブ状の箱体の他の解決手段による縦断面図である。
【図12】図10に示すチューブ状の箱体の更に他の解決手段による縦断面図である。
【図13】図7に基づくチューブ状の箱体の連結体を示す斜視図である。
【図14】タバコ用の折曲げ箱体を図7に示すチューブ状の箱体と共に示す斜視図である。
【図15】箱体の製造装置の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図16】図15に基づく製造装置の側面図である。
【図17】箱体の製造装置の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図18】箱体の製造装置の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図19】図17に示す装置におけるXIX部分の拡大図である。
【図20】図17における矢印XXに基づくチェーンの収容部の側面図である。
【図21】図18における装置のXXI部分の拡大図である。
【図22】図18における矢印XXIIに基づくチェーンの収容部の側面図である。
【図23】図18における矢印XXIIIに基づく図17及び図18における装置の一部を示す側面図である。
【図24】外側の包囲のための材料連結体へのラベルの貼付の概略を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
本発明は内容物としてのタバコのための箱体10に関するものであり、この箱体10は、細長い袋状の箱体として形成されている。また、通常はタバコ群11である内容物は、フォイルから成る外装12により包囲されている。このフォイルは、その構造により、特に湿気及びにおいについて密封されている。さらに、材料を熱的に密封することができるため、折畳み片が熱及び圧力によって互いに接続されることになる。
【0020】
外装12の特徴は、複数回にわたって使用可能な開口手段13にある。この開口手段13は、内側に位置するフォイルあるいは内部層16において取出し開口部15を露出させる開口爪14で構成されている。この開口爪14は、本発明においては、U字状の切れ目線17すなわちミシン目によって貫通した線又は他の適当な予定破断線となっている。箱体10の開放時には、開口爪14が操作装置すなわち操作爪18によって開放箇所(図9)へもたらされる。
【0021】
操作爪18は、外装12の外部層19の一部であり、本質的にU字状の切れ目線20によって画成されている。さらに、この操作爪18は、好ましくは接着剤によって全面にわたって(外側の)開口爪14に貼着されている。また、この操作爪18は、開口爪14よりも大きく設定されているとともに、この開口爪14を好ましくは3方向において形成された(U字状の)閉鎖領域21と共に覆っている。この閉鎖領域21は、取出し開口部15を包囲する内部層16の縁部22において、開口爪14の支持部として配置されている。また、操作爪18は、少なくとも閉鎖領域21において永続的に作用する接着剤を備えている。
【0022】
図1及び図2に基づく実施形態においては、外装12は、内部層16及び外部層19を備えた複層のフォイルで構成されている。ここで、この複層のフォイルは、連続したフォイル連結体23として加工される。さらに、この実施形態においては、内部層16と外部層19の間に挟装されたフォイル部分24が一体化されたロック要素として配置されている。なお、このフォイル部分24を、開口構造部近傍においてのみ設けるようにしてもよい。
【0023】
このフォイル部分24(及び内部層16)は開口爪14を備えているとともに、この開口爪14及び操作爪18よりも大きなサイズとなっている。すなわち、このフォイル部分24は、外装12のためのフォイル連結体23の側方縁部近傍まで延在している。また、切れ目線17,20の各自由端も、フォイル部分24の近傍内部に位置している。それゆえ、操作爪18によって把持される開口爪14は、2層に形成されているとともに、一方では内部層16の対応する部分と、他方ではフォイル部分24における同様の大きさの対応する部分とで構成されている。
【0024】
永続的な接着剤から成る接着層25は、外部層19とフォイル部分24の間に配置されている。内部層16あるいはフォイル部分24を備えた操作爪18の結着のための縁部22は、フォイル部分24の近傍に(のみ)形成されている。加工技術的には、フォイル部分24の全面にわたって永続的な接着剤を塗布し、フォイル連結体23の内部層16と外部層の間に配置することが考えられる。
【0025】
操作爪18の近傍は、この操作爪18を把持するための把持片48として形成されている。この把持片48は、ここでは、永続的に作用する接着剤の塗布されていない、非接着領域49のための操作爪18の下端領域である。
【0026】
図3〜図6にはタバコブロックの形状のタバコ群11の考えられる構造が示されいており、このタバコブロックは、図示の形態においては、タバコの1つの列すなわち5本のタバコで構成されている。なお、タバコ群11を、より少ない本数のタバコで構成することも可能である。さらに、タバコ群11をより多くの列数のタバコによって構成することも考えられる。好ましくは、本発明による箱体10は、タバコ群11との関係においてより少ない数のタバコに対して用いられるものである。
【0027】
特徴として、タバコ群11を少なくとも部分的に包囲するカラー26が設け螺得ている。このカラーは、熱及び圧力を負荷可能な材料、例えばボール紙で構成される。
【0028】
カラー26は、タバコ群11を直接包囲するとともに、このタバコ群11と共に外装12で包装される。そのため、カラー26は、いわゆる内部切断部を形成している。
【0029】
図3〜図6に示す実施形態において共通するのは、カラー26がタバコ群11の全長あるいは全高にわたって延在していることである。そのため、このカラー26は、タバコ群11における対向する両端面側27,28の間で少なくとも部分的に延在している。
【0030】
図3に示す実施形態においては、カラー26は、タバコ群11の前側29及び幅狭側30にわたって、両側で前側29へ接続されるよう延在している。タバコ群11の後側31は、端面側27,28のようにカラー26によって覆われていない。カラー26は、前側29近傍において、タバコ群11からタバコを取り出すための上側の凹部32を備えている。カラー26の下端部には、凹部32に対応した凸部が設けられている。このようにして、カラー26は、本質的にごみをだすことなく連続する材料連結体から分離される。また、カラー26の側壁は折り目線34によって互いに結合されているため、カラー26の側壁を折り目線34に沿って折り曲げることが可能となっている。
【0031】
図4に基づくカラー26は、このカラー26がわずかに更に後側31へ延在している点で図3に基づくカラー26と異なっている。このカラー26は、その断面がほぼU字状に形成されているとともに、後側31近傍において2つのサポート部35を備えている。ここで、これらサポート部35は、本質的にタバコ群11における縁部側あるいは外側に位置したタバコ近傍においてのみ延在するものとなっている。縁部側のタバコ間に位置するタバコは、後側31近傍においてはカラー26によって覆われない。
【0032】
図5に基づく実施形態は、カラー26が本質的にタバコ群11の後側31全体にわたって延在している点で図4に基づく実施形態と異なっている。両側のサポート部35は、ここでは、これらサポート部35の側方縁部が互いにわずかな間隔をあけて対向するよう幅広に形成されている。
【0033】
また、他の特徴は後側31の領域における半円状の凹部36であり、この凹部36により、タバコの取出しが容易となる。前側29における凹部32と凸部33と同様に、カラー26の無駄のない製造のために、凹部36に対応した凸部37がカラー26の下縁部に形成されている。
【0034】
図6に基づく実施形態においては、カラー26全体が閉鎖されたスリーブとして形成されている。凹部32,36を除いては、図5に示す実施形態と同様に、カラー26は、タバコ群11の垂直面全体にわたって周囲を閉鎖するよう延在している。スリーブは、端面側28近傍において下側へのみ開口されている。
【0035】
タバコ群11を周囲に配されたカラー26で包装するために、外装12がチューブ状にカラー26を備えたタバコ群11の周囲に配されているとともに、後側31の領域において、箱体10の長手方向へ延在する長手方向密封継ぎ目部38によってこの領域が閉鎖されている。さらに、端面側27,28近傍においては、外装12を閉鎖するために、横方向密封継ぎ目部39,40が形成されている。これら横方向密封継ぎ目部39,40は、タバコ群11の端面側27,28に対して間隔をあけて配置されている。横方向密封継ぎ目39,40がタバコ群11に対して離間している一方、長手方向密封継ぎ目38は、外装12に対して巻き付けられている。
【0036】
外装12は、開口手段13あるいは開口爪14及び操作爪18がカラー26における凹部32近傍に位置するよう配置されている。そのため、開口爪14の開放によって、外装12における取出し開口部15が操作爪18を介してタバコ群11へ到達することが可能である。
【0037】
長手方向密封継ぎ目部38及び横方向密封継ぎ目部39,40は、フィン状継ぎ目部として、外装12の折り目部の熱による密封によって形成されている。
【0038】
また、特徴は、横方向密封継ぎ目部39が、開口爪14あるいは操作爪28のための切れ目線17,20あるいはこれらの端部が継ぎ目領域に位置するよう形成されている点にある。これにより、箱体10が、その開放時に誤って大きく開けられてしまったり、これにより破壊されてしまうのを防止することができる。
【0039】
図11及び図12には、箱体10の垂直方向の断面に基づき外装12の代替的な構造が示されている。図11に基づく実施形態においては、外装12が本質的に単層のフォイルで形成されている。開口手段13近傍には、その内側へ、外装12のためのフォイルに対してラベル41が貼付されている。このラベル41は、その貼付面側がフォイルの内側へ向いているとともに、そこでフォイルに貼付されている。このラベル41は、この実施形態においては、第1の実施形態における内側層16に対応するものであるとともに、対応して開口爪14、取出し開口部15及び切れ目線17を備えている。外装12のためのフォイルにおいては、対応して、切れ目線20による操作爪18が画成されている。
【0040】
図12に基づく実施形態においては、ラベル42が外装12のための単層のフォイルに外側において貼付されているとともにこの外装12に接着されている。これに対応して、この場合、開口爪14及びこれに対応する取出し開口部15が、外装12のためのフォイルにおいて形成されている。これに対して、操作爪18は、ラベルにおいて、切れ目線20によって画成されている。
【0041】
箱体10の製造に際しては、外装12が連続する材料連結体として利用されるようになっているのが好ましく、このとき、材料連結体においては、間隔をおいて、横方向への切れ目線43が設けられている。この材料連結体は、まず、分離されることなく、切れ目線43に沿って加工される。そのため、連続する箱体連結体44が形成される。このとき、切れ目線43は、それぞれ隣接し合う2つの箱体10の間における2つの横方向密封継ぎ目部39,40の間に形成される。箱体10を1つずつに分離するために、箱体連結体44は、単に切れ目線43に沿って分離されるだけとなっている。なお、箱体10の製造については、後述する。
【0042】
また、上述した箱体10をボール紙から成るタバコ用の箱体において、例えば、ヒンジ−ふた状箱部45において、包装することも考えられる。これは、図14に示されている。閉鎖された外装12を有する箱体10は、ボール紙から成るヒンジ−ふた状箱部45へ包装されるとともに、タバコ群11の大きさに対応したサイズを有している。上方の端面側27近傍における横方向密封継ぎ目部39は、後側31近傍へ折り曲げられ、これにより、ヒンジ−ふた状箱部45のふた46が閉鎖されることになる。箱体10は、ヒンジ−ふた状箱部45の箱部47から密封ブロックとして突出する。このとき、外装12あるいは把持片48の開口手段13が自由に位置するようサイズが選択される。
【0043】
図15及び図16には、箱体連結体44の製造における第1の実施形態の概要が示されている。タバコ群11のためのタバコは、タバコマガジン51の垂直方向の縦方向穴50によって2つのグループに準備されているとともに、それぞれ1つのスライド部材52によって、タバコ群11(タバコブロック)としてタバコマガジン51から押し出される。両タバコ群11は、スライド部材52からブリッジ部53を介して、後続のレボルバ55における収容部54へ押し込まれる。このレボルバ55は、水平方向の軸周りに周期的に回転駆動されているとともに、スライド部材52の動作方向に対して垂直に配置されている。また、このレボルバ55は、当該レボルバ55の周囲に均等に分配された、タバコ群11を収容するための収容部54を備えている。タバコ群11は、レボルバの12時の位置においてこの収容部54へ押し込まれ、6時の位置で、すなわちレボルバ55の約180°の回転後に、このレボルバ55から押し出されて移送用レボルバ56へ移送される。
【0044】
この移送用レボルバ56は、レボルバ55に直接接続されているとともに、同様に、水平方向の軸周りに周期に敵に回転駆動されている。また、この移送用レボルバ56も、その周囲に均等に分配された収容部57を備えている。なお、位相用レボルバ56は、レボルバ55とは逆方向に駆動されているとともに、レボルバ55と平行な平面内に配置されている。
【0045】
移送用レボルバ56はタバコ群11を各カラー26と共に案内するものであり、この目的のために、まず、カラー26がレボルバ56の収容部57へ導入され、つづいて、各タバコ群11へ導入される。
【0046】
カラー26は、まず、連続した材料連結体58から分離される。そして、材料連結体58は、切断装置60の搬送ローラ59へ供給される。ここで、切断装置60は、カッターローラ61及び対向ローラ62を材料連結体58におけるそれぞれ反対側に備えている。この切断装置60により、カラー26が材料連結体58から分離され、これにつづく搬送ローラ59の対により引き離される。その後、カラー26は、ベルトコンベヤ63近傍において互いに離間するようにされ、引き離される。
【0047】
カラー26は、個々への分離と同様に、横方向へのカラー連結体64近傍において、横方向へ搬送される。このカラー連結体64においては、カラー26が平面的に配置されているとともに、型押し機65近傍へと搬送される。この型押し機65により、内側のカラー26は、連続してカラー連結体64から取り出されるとともに、型押し機65の90°の回動により、型66へと押し込まれる。このとき、カラー26は、U字状に折り曲げられている。
【0048】
この折り曲げられたカラー26は、収容部66に作用するスライド部材67によって、周期的に動作する移送用レボルバ56の収容部57へ搬送され、このレボルバ56へ移送される。
【0049】
折り曲げられたカラー26が移送用レボルバ56の収容部57へ導入された後、この移送用レボルバ56は、任意の位置だけ移動する。そのため、タバコ群11は、このステーションにおいて、水平面に沿って収容部57へ押し込まれるとともに、その中に準備されたカラー26と一体化されることが可能である。
【0050】
移送用レボルバ56の180°の更なる回転の後、タバコ群11は、その下に位置するカラー26と共に水平面へ押し込まれる。なお、これには他のスライド部材68が利用される。
【0051】
カラー26を備えたタバコ群11の押出し後、このタバコ群11は、外装へ包装される。対応するフォイル連結体23は、ボビン69により巻き取られるとともに、往復貯蔵部70を通して案内される。その後、フォイル連結体23は、方向転換ローラ71の群を介して、移送用レボルバ56から押し出されたタバコ群11の搬送路の上方領域へ案内される。タバコ群11は、設備のこの部分において例えばガイドによって画成された搬送路に沿って搬送される。タバコ群11の押込みは、図15及び図16に示すように、無端状搬送装置73の連行部材72によってなされる。なお、この無端状搬送装置73は、搬送路の下方に配置することができるとともに、カラー26を備えたタバコ群11を前側及び後側で把持して搬送方向へ搬送するものである。
【0052】
フォイル連結体23と、カラー25を備えたタバコ群11の共通の他の搬送中に、フォイル連結体23は、徐々にタバコ群11の周りにかぶせられる。そのため、連続したチューブ状のものが形成されるとともに、長手方向密封継ぎ目部38のための折片が互いに接して位置することになる。そして、この長手方向密封継ぎ目部38が、搬送路の下方に配置された密封装置74によって形成される。その後には、横方向密封継ぎ目部39,40のため、及び場合によっては切れ目線43のための密封装置81が続いている。
【0053】
図17及び図18には、代替的な配置替え方法あるいはこれに対応した配置替え装置の概要が示されている。図17には、U字状のカラー26を備えた図3による箱体10に基づいて代替的な配置替え方法あるいはこれに対応した配置替え装置が示されており、一方、図18には、スリーブ状のカラー26を備えた図6による箱体10の製造が示されている。両解決手段は、共通して、中央の装置として収容部チェーンコンベヤを備えている。分かりやすくする観点から、以下では、これら両解決手段を個々に説明する。
【0054】
図17に基づく装置における中央の装置は、方向転換ローラ76によって案内されつつ外側に収容部77を有する無端状搬送装置75である。収容部77は、それぞれカラー26及びタバコ群11を収容するものとなっている。
【0055】
収容部77は、無端状搬送装置75の全周にわたって互いに等間隔をあけて分配して配置されている。また、この収容部77は、無端状搬送装置75の搬送方向に対して垂直に、前側においてカラー26及びタバコ群11の押込み及び押出しのために開口されている。さらに、この収容部77は、タバコ群11及びカラー26の押込み方向及び押出し方向に対して平行に延在するスリット部78を除いて、通常は本質的に閉鎖状に形成されている。
【0056】
上述の実施形態のように、まず、カラー26は、切断装置60によって連続する材料連結体58から分離され、個別化される。その後、幅狭側30の折り曲げ及び収容部77への押込みがなされるようになっている。このとき、カラーの分離及び供給のための装置の構造は、上述の実施形態のように、すなわち例えば図15の記載に基づくように形成することができる。カラー26の折り曲げは、固定された折曲げ機によって当該カラー26の搬送路に沿ってなされるか、又は上述のように型66及びこれに対応した型押し機65によってなされる。ただし、基本的には、従来技術による他の折曲げ機を用いてもよい。また、カラー26の収容部77への押込みには、好ましくは不図示のスライド部材が用いられる。
【0057】
折り曲げられたカラー26の押込み後、タバコ群11は、収容部77へ該収容部77内に配置されたカラー26と共に供給される。タバコ群11は、スライド部材52によって縦方向穴50から押し出されるとともに、他のスライド部材79により高低差をつけられて内部にカラー26が収容された収容部77へと押し込まれる。
【0058】
図17に示すように、本実施形態においては、複数のタバコマガジン51が互いに隣接して配置されている。そのため、タバコ群11における適当な数量のタバコを同時に、又は連続して収容部77へ導入することが可能である。これは、無端状搬送装置75のわずかな時間の停止状態中になされる。図20に示すように、収容部77は、カラー26とタバコ群11がそれぞれある程度正確に収容されるよう寸法設定されている。
【0059】
カラー26及びタバコ群11が収容部77へ共に案内された後、これらカラー26及びタバコ群11は、押出しステーションの方向への搬送後にこの押出しステーションにおいて再び共に収容部77から押し出され、上述の実施形態と同様にフォイル連結体23へ覆われる。この点では、ボビン69、往復貯蔵部70などの配置のために上述の実施形態が適用される。カラー26を備えたタバコ群11の搬送はここでも無端状搬送装置73の連行部材72によって行われ、この無端状搬送装置73は、この場合には、無端状搬送装置75近傍まで延在している。また、連行部材72は、スリット部78によって収容部77へ案内されるとともに、カラー26を備えたタバコ群11の押出しのために使用される。
【0060】
本実施の形態においては、下方に配置された無端状搬送装置75の搬送ベルトの近傍において押出しが行われる。これに合わせて、カラー26を備えたタバコ群11は、供給時に対して逆の相対位置において、無端状搬送装置75から押し出される。このような理由から、カラー26は、該カラー26が図20に示すように供給時にタバコ群11の下方に配置されている。また、カラー26を備えたタバコ群11を、同様の搬送ベルト近傍において生じさせることも考えられる。なお、この搬送ベルトにおいても、タバコ群11及びカラーが供給される。この場合、カラー26を回転させて供給することを省略することが可能である。
【0061】
箱体連結体44の形成あるいはタバコ群11及びカラー26の包装は、上述の実施形態のとおりになされる。ボビン69、往復貯蔵部70、方向転換ローラ71及び密封装置の配置に関しては、上述の実施形態が適切に適用される。
【0062】
図18に示す実施形態の機能は、本質的に同様である。そのため、上述の実施形態が適用される。このような実施形態と異なるのはカラー26の供給及び性質のみである。
【0063】
カラー26は上述のとおり閉じたスリーブとして形成されており、このスリーブは、平坦に折りたたまれてステープル80において準備されている。カラー26は、個々にステープル80の下側領域において取り出され、当該カラー26の側壁部の回動によって互いに起こされる。これは、無端状搬送装置75の収容部77方向への直線状かつ水平方向の搬送時に行われる。
【0064】
カラー26は、上述の実施形態のように、これらカラー26が後側において上方へ向けて収容部77に位置するよう収容部77へ押し込まれる。つづいて、本実施の形態において記載するように、図20に示すとおりタバコ群11は、収容部77へ導入される。なお、その他の処理過程は、上述の実施形態とまったく同様である。
【0065】
図24は図11及び/又は図12に示された実施形態に関するものであり、これにおいては、ラベル41,42が開口手段13の近傍に配置されている。このようなラベル41,42の貼付の概要が図24に示されている。ラベル41,42は連続した支持部82へ供給され、この支持部82においてこれらラベル41,42が互いに等間隔をあけて貼付されるようになっている。支持部82は、方向転換ステーション83の近傍において、ラベル41,42が少なくとも先行する縁部84の近傍において支持部82から引き離されるように方向転換される。その後、ラベル41,42は、回転駆動されるバキュームローラ85の動作領域へ至る。このラベル41,42は、少なくとも先行する縁部84の近傍において把持されるとともに負圧によってバキュームローラ85の周囲において保持され、かつ、正確に位置決めされてバキュームローラ85からフォイル連結体23へ貼付される。さらに、このフォイル連結体23は、ラベル41,42がバキュームローラ85の周囲からフォイル連結体23へ移送されることができるよう、バキュームローラ85の周囲に対して接線方向へ案内されている。また、カッターローラ86が設けられており、このカッターローラ86は、バキュームローラ85と協働するようになっている。また、このカッターローラ86は、バキュームローラ85の反対側で、フォイル連結体23の他方の側に配置されているとともに、その周囲にはカッター87を備えている。このカッター87は、開口手段13の配置及び場合によってはラベル41,42の配置に合わせてフォイル連結体を切断するものである。このようにして、ラベル41,42のフォイル連結体23への貼付時には、開口手段13のための必要な切断が同時になされる。その後、フォイル連結体23は、上述のように処理される。
【符号の説明】
【0066】
10 箱体
11 タバコ群
12 外装
13 開口手段
14 開口爪
15 取出し開口部
16 内部層
17 切れ目線(ミシン目、予定破断線)
18 操作爪
19 外部層
20 切れ目線
21 閉鎖領域
22 縁部
23 フォイル連結体
24 フォイル部分
25 接着層
26 カラー
27,28 端面側
29 前側
30 幅狭側
31 後側
32 凹部
33 凸部
34 折り目線
35 サポート部
36 凹部
37 凸部
38 長手方向密封継ぎ目部
39,40 横方向密封継ぎ目部
41,42 ラベル
43 切れ目線(ミシン目、予定破断線)
44 箱体連結体
45 ヒンジ−ふた状箱部
46 ふた
47 箱部
48 把持片
49 非接着領域
50 縦方向穴
51 タバコマガジン
52 スライド部材
53 ブリッジ部
54 収容部
55 レボルバ
56 移送用レボルバ
57 収容部
58 材料連結体
59 搬送ローラ
60 切断装置
61 カッターローラ
62 対向ローラ
63 ベルトコンベヤ
64 カラー連結体
65 型押し機
66 型
67 スライド部材
68 スライド部材
69 ボビン
70 往復貯蔵部
71 方向転換ローラ
72 連行部材(ドライバ)
73 無端状搬送装置
74 密封装置
75 無端状搬送装置
76 方向転換ローラ
77 収容部
78 スリット部
79 スライド部材
80 ステープル
81 密封装置
82 支持部
83 方向転換ステーション
84 縁部
85 バキュームローラ
86 カッターローラ
87 カッター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特に、好ましくはにおい及び湿気が密封される熱により密封可能特にフォイルから成る外装(12)によりチューブ状の箱状に包囲された特にタバコ群(11)である包装内容物を備えた、タバコ用の箱体において、
前記外装(12)が複数回にわたって使用可能な開口手段(13)を備えており、前記包装内容物を、少なくとも部分的に、内側切断部としての熱及び圧力を負荷可能な材料から成るカラー(26)によって包囲するとともに、前記内側切断部を前記包装内容物の全長にわたって延在させたことを特徴とする箱体。
【請求項2】
前記カラー(26)によって前記包装内容物をC字状若しくはU字状又は全ての側面(29,30,31)において包囲するとともに、前記カラー(26)を前記包装内容物の端面側(27,28)近傍に配置していないことを特徴とする請求項1記載の箱体。
【請求項3】
前記外装(12)の折片が、熱による密封によりフィン状の継ぎ目部状に、好ましくは前記外装(12)が前記包装内容物の端面側(27,28)近傍においてそれぞれ横方向密封継ぎ目部(39,40)としてのフィン状の継ぎ目部により閉鎖されるよう結合されており、第3のフィン状の継ぎ目部を前記外装(12)の長手方向へ前記包装内容物の後側(31)にわたって長手方向密封継ぎ目部(38)として延在させ、前記各フィン状の継ぎ目部を前記端面部(27,28)近傍において前記包装内容物に対して離間して配置するとともに、前記フィン状の継ぎ目部を前記後側(31)近傍において前記外装(12)に対して付着させたことを特徴とする請求項1記載の箱体。
【請求項4】
前記横方向密封継ぎ目部(39)を、前記包装内容物の後側(31)近傍における当該箱体(10)の上側近傍において折り曲げて包囲するとともに接着剤によって固定し、このように処理された当該箱体(10)を、密封ブロックとしてタバコ用箱部(45)内に配置したことを特徴とする請求項3記載の箱体。
【請求項5】
前記外装(12)を前記開口手段(13)近傍に二層に形成し、当該箱体(10)の外部層(19)としての外側のフォイルと、前記包装内容物に対向した内部層(16)としての内側のフォイルとを備え、前記外側のフォイルが、前記開口手段(13)近傍において、操作爪(18)を形成するための切れ目線(20)を備えており、前記内側のフォイルが、開口爪(14)近傍において、取出し開口部(15)を形成するための切れ目線(17)を備えており、前記操作爪(18)を、永続的に作用する接着剤によって前記内側のフォイルに着脱自在に結合可能としたことを特徴とする請求項1記載の箱体。
【請求項6】
前記切れ目線(17)を、端部領域を備えた前記操作爪(18)を形成するための前記外側のフォイルにおいて、特に横方向密封継ぎ目部であるフィン状の継ぎ目部近傍まで延在させたことを特徴とする請求項5記載の箱体。
【請求項7】
特に請求項1に記載のタバコ用の箱体(10)の製造方法であって、まず、特にタバコ群(11)である包装内容物を形成し、そして、該包装内容物を、内側切断部としての熱及び圧力を負荷可能な材料から成るカラー(26)によって覆い、前記カラー(26)を前記包装内容物(26)の全長にわたって延在させ、その後、前記カラー(26)を備えた前記包装内容物(26)を、特に、好ましくはにおい及び湿気を密封する、熱により密封可能なフォイルによってチューブ状の箱状に包囲し、前記外装(12)に複数回にわたって使用可能な開口手段(13)を設け、その後、前記外装(12)の折片を熱による密封によって互いに結合し、当該箱体(10)を、連続的につながった箱体連結体(44)として製造し、個々の箱体(10)とするために、前記外装(12)における切れ目線(43)を前記箱体連結体(44)において隣接する各箱体(10)間で分離可能とすることを特徴とする製造方法。
【請求項8】
まず、前記カラー(26)を搬送装置の収容部(77)へ押し込み、その後、タバコ群(11)を前記収容部(57,77)に位置する前記カラー(26)へ押し込み、そして、前記カラー(26)と前記タバコ群(11)を一緒に前記収容部(57,77)から押し出すとともに前記外装(12)へくるむことを特徴とする請求項7記載の製造方法。
【請求項9】
前記カラー(26)及び前記タバコ群(11)の搬送方向に対して垂直に延在する無端状搬送装置(75)に前記収容部(77)を配置し、前記カラー(26)及び前記タバコ群(11)を、特に前記無端状搬送装置(75)の上側伝動ベルトの範囲において長手方向へ前記収容部(77)に押し込み、前記カラー(26)及び前記タバコ群(11)を、特に前記無端状搬送装置(75)の下側伝動ベルトの範囲においてそれぞれ共通の同方向へ前記収容部(77)から押し出し、前記カラー(26)を備えた前記タバコ群(11)を、チューブ状の前記箱部あるいは当該タバコ群(11)のための連続したフォイル連結体(23)へくるむことを特徴とする請求項7又は8記載の製造方法。
【請求項10】
連続した前記フォイル連結体(23)を、前記カラー(26)を備えた前記タバコ群(11)のための搬送装置の長手方向へ供給することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項11】
前記タバコ群(11)を、マガジン(51)から長手方向へ押し出すとともに、これと同方向へ前記カラー(26)と共に前記収容部(77)へ押し込み、好ましくは、前記タバコ群(11)を、前記マガジン(51)からの押出し後に、まず、特に下側へ垂直方向へ搬送し、その後、前記収容部(77)へ押し込むことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項12】
特に請求項1に記載の、タバコ用の箱体(10)の製造装置であって、包装内容物としてのタバコ群(11)を形成するための少なくとも1つのマガジン(51)と、熱及び圧力を負荷可能な材料から成るカラー(26)並びに前記タバコ群(11)を収容するための、収容部を備えた搬送装置と、前記カラー(26)を備えた前記包装内容物を特に、好ましくはにおい及び湿気を密封する、熱により密封可能な外装(12)へチューブ状の箱状にくるむための装置とを備え、前記外装(12)に複数回にわたり使用可能な開口手段(13)を設けるとともに、前記外装(12)の折片の熱的な密封のための装置を少なくとも1つ備え、前記搬送装置(56,75)を前記カラー(26)及び前記タバコ群(11)の供給に対して垂直方向に延在させるとともに、前記カラー(26)及び前記タバコ群(11)を、前記搬送装置(56,75)による供給時と同方向へ、包囲のための前記装置へ供給可能に構成したことを特徴とする製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公表番号】特表2013−521198(P2013−521198A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556397(P2012−556397)
【出願日】平成23年2月15日(2011.2.15)
【国際出願番号】PCT/EP2011/000690
【国際公開番号】WO2011/110272
【国際公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(504265684)フォッケ・ウント・コンパニー(ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト) (31)
【Fターム(参考)】