説明

タブ紙挿入装置を制御する制御プログラムおよび制御方法

【課題】複数種類のタブ紙が使用される場合であっても、不要となったタブ紙の再利用時には、タブ紙の種類ごとの仕分け作業を簡便に行うことが可能となる、タブ紙挿入装置を制御する制御プログラムおよび制御方法を提供する。
【解決手段】複数種類のタブ紙の挿入に関する挿入設定を行うためのタブ紙挿入設定部110,120、および不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する排出設定を行うためのタブ紙排出設定部150の両方を有する設定画面100がユーザに提供され、この設定画面を介してユーザにより指定された挿入設定及び排出設定が受け付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タブ紙の挿入機能を有するタブ紙挿入装置を制御する制御プログラムおよび制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
平坦な矩形状の本体と、当該本体の一辺の所定位置に設けられる突出したタブとを備えたタブ紙をページ間に挿入しながら印刷物を作成することが可能な印刷装置が存在する(特許文献1参照)。
【0003】
かかるタブ紙挿入機能を備えた印刷装置では、例えばタブの位置が順次ずれた5枚の構成要素としてのタブ紙からなる1セットのタブ紙が、複数セット分重ねられて給紙トレイにセットされる。そして、印刷ジョブで最初の3枚のタブ紙しか使用されなかった場合、残りの4枚目および5枚目の2枚のタブ紙は不要となり排出されなければならない。これは、例えば次の印刷ジョブの実行時に、1セット中の1枚目のタブ紙が最初に給紙される必要があるからである。
【0004】
この特許文献1に記載の印刷装置では、不要となったタブ紙は、印刷ジョブ中のページが印刷された用紙とは別の排紙トレイに排出される。これにより、不要となったタブ紙は、通常に印刷された用紙と混じることがないため、簡単に取り除くことができる。
【0005】
しかしながら、例えば「章」の区切りを示すページ位置と「節」の区切りを示すページ位置とに別種類のタブ紙を挿入する場合など、ユーザが複数種類のタブ紙を印刷物の任意のページ位置に挿入することを欲する場合が考えられる。この場合、不要となったタブ紙がたとえ通常に印刷された用紙とは別の排紙トレイに排出されたとしても、複数種類の不要となったタブ紙が同一の排紙トレイに排出されて混在することになる。このため、不要となったタブ紙を再利用する場合には、ユーザは手作業でタブ紙の種類ごとに仕分けしなければならず、煩雑な作業が強いられることになり不便である。
【特許文献1】特開2005−271259号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複数種類のタブ紙が使用される場合であっても、不要となったタブ紙の再利用時には、タブ紙の種類ごとの仕分け作業を簡便に行うことが可能となる、タブ紙挿入装置を制御する制御プログラムおよび制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0008】
(1)タブ紙挿入装置を制御する制御プログラムであって、複数種類のタブ紙の挿入に関する挿入設定を行うためのタブ紙挿入設定部、および不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する排出設定を行うためのタブ紙排出設定部を有する設定画面をユーザに提供する手順1)と、前記設定画面を介してユーザにより指定された前記挿入設定及び前記排出設定を受け付ける手順2)と、をコンピュータに実行させる制御プログラム。
【0009】
(2)前記タブ紙排出設定部は、不要となった第1のタブ紙の第1排出先をユーザが指定可能な第1タブ紙排出先設定部、および不要となった第2のタブ紙の第2排出先をユーザが指定可能な第2タブ紙排出先設定部を有する、ことを特徴とする上記(1)に記載の制御プログラム。
【0010】
(3)前記タブ紙排出設定部はさらに、前記第1排出先に排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目、および前記第2排出先に排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に、仕分け用の用紙を挟み込むことをユーザが指定可能なタブ位置仕分け設定部を有する、ことを特徴とする上記(2)に記載の制御プログラム。
【0011】
(4)前記タブ紙排出設定部はさらに、前記第1排出先に排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に仕分け用の用紙を間に挟むことをユーザが指定可能な第1タブ位置仕分け設定部、および前記第2排出先に排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に、仕分け用の用紙を挟み込むことをユーザが指定可能な第2タブ位置仕分け設定部を有する、ことを特徴とする上記(2)に記載の制御プログラム。
【0012】
(5)前記タブ紙排出設定部はさらに、前記第1排出先に排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目、および前記第2排出先に排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目において、排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能なタブ位置オフセット設定部を有する、ことを特徴とする上記(2)に記載の制御プログラム。
【0013】
(6)前記タブ紙排出設定部はさらに、前記第1排出先に排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目において排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能な第1タブ位置オフセット設定部、および前記第2排出先に排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目において排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能な第2タブ位置オフセット設定部を有する、ことを特徴とする上記(2)に記載の制御プログラム。
【0014】
(7)前記タブ紙排出設定部はさらに、不要となった第1のタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出をユーザが指定可能な第1反転設定部、および不要となった第2のタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出をユーザが指定可能な第2反転設定部を有する、ことを特徴とする上記(2)に記載の制御プログラム。
【0015】
(8)前記タブ紙排出設定部は、不要となったタブ紙をタブ紙の種類の変わり目に仕分け用の用紙を間に挟んで排出することをユーザが指定可能なタブ紙種仕分け設定部を有する、ことを特徴とする上記(1)に記載の制御プログラム。
【0016】
(9)前記タブ紙排出設定部は、不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに排出位置をオフセットさせて排出することをユーザが指定可能なタブ紙種オフセット設定部を有する、ことを特徴とする上記(1)に記載の制御プログラム。
【0017】
(10)上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0018】
(11)タブ紙挿入装置を制御する制御方法であって、複数種類のタブ紙の挿入に関する設定を行うためのタブ紙挿入設定部、および不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する設定を行うためのタブ紙排出設定部を有する設定画面をユーザに提供するステップ1)と、前記設定画面を介してユーザにより指定された前記挿入設定及び前記排出設定を受け付けるステップ2)と、を有することを特徴とする制御方法。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、不要となった複数種類のタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する制御を行うための設定をユーザが指定することが可能となる。
【0020】
これにより、複数種類のタブ紙が使用される場合であっても、不要となったタブ紙の再利用時には、タブ紙の種類ごとの仕分け作業をきわめて簡便に行うことができる。
【0021】
しかも、本発明では、複数種類のタブ紙の挿入に関する設定を行うためのタブ紙挿入設定部、および不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する設定を行うためのタブ紙排出設定部の両方を有する設定画面がユーザに提供されるため、ユーザは、1つの設定画面上で、複数種類のタブ紙の挿入に関する設定と不要タブ紙の排出に関する設定とを双方確認することができ、作業性の向上および操作の確実性が図られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるネットワークシステムの全体構成を示すブロック図である。
【0024】
本実施形態にかかるネットワークシステムは、文書の印刷の指示を行う印刷指示装置としてのPC1と、PC1の印刷指示に基づいて印刷を行う印刷システム4とを備え、これらはネットワーク5により相互に通信可能に接続されている。なお、PC1と印刷システム4とは、ネットワーク5を介することなく直接機器間で接続(ローカル接続)されていてもよい。
【0025】
印刷システム4は、互いにローカル接続されたプリンタコントローラ2と画像形成装置であり且つタブ紙挿入装置としてのプリンタ3とから成る。このローカル接続には、USB、IEEE1394等のシリアルインタフェース、SCSI、IEEE1284等のパラレルインタフェース、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF、IrDA等の無線通信インタフェース等の各種ローカル接続インタフェースが用いられる。ただし、プリンタコントローラ2とプリンタ3とは、ネットワーク5により接続されてもよい。
【0026】
図2は、図1に示されるPC1の構成を示すブロック図である。
【0027】
PC1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、ディスプレイ15、入力装置16およびネットワークインタフェース17を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
【0028】
CPU11は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM12は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク14は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。
【0029】
ここで、ハードディスク14には、文書ファイルを作成するためのアプリケーションと、文書ファイルを印刷システム4が解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータに変換するためのプリンタドライバとがインストールされている。プリンタドライバは、アプリケーションを使用して作成した文書ファイルの印刷指示の他、印刷出力条件の設定やタブ紙に関する設定を行う機能を有する。プリンタドライバには、これらの設定を行うためのプログラムが含まれる。
【0030】
ディスプレイ15は、LCD、CRTディスプレイ等であり、各種の情報の表示に使用される。入力装置16は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種情報の入力に使用される。
【0031】
ネットワークインタフェース17は、ネットワーク5を介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格が用いられる。
【0032】
図3は、図1に示される印刷システム4におけるプリンタコントローラ2の構成を示すブロック図である。
【0033】
プリンタコントローラ2は、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク24、プリンタインターフェース25、およびネットワークインタフェース26を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス27を介して相互に接続されている。なお、プリンタコントローラ2の上記各部のうち、PC1の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
【0034】
ROM22またはハードディスク24には、PC1から受信したPDLデータを翻訳しビットマップ形式の画像データであるビットマップデータに展開するためのラスタライズ処理のプログラム、および受信したPDLデータの処理方法を解析するための画像データ処理のプログラムが格納されている。また、ハードディスク24には、受信したPDLデータおよびビットマップデータが保存され得る。
【0035】
プリンタインターフェース25は、ローカル接続されたプリンタ3と通信するためのインタフェースである。
【0036】
図4は、図1に示される印刷システム4のプリンタ3の構成を示すブロック図である。プリンタ3は、CPU31、ROM32、RAM33、操作パネル部34、印刷部35、およびコントローラインターフェース36を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス37を介して相互に接続されている。なお、プリンタ3の上記各部のうち、PC1の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
【0037】
ROM32には、プリンタコントローラ2から受信したビットマップデータを含む印刷データに基づいて行われる印刷処理のプログラムが格納されている。
【0038】
操作パネル部34は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
【0039】
印刷部35は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、プリンタコントローラ2から受信したビットマップデータが示す画像を用紙等の記録媒体に印刷する。コントローラインターフェース36は、ローカル接続されたプリンタコントローラ2と通信するためのインタフェースである。
【0040】
図5は、印刷部35の構成を模式的に示す図である。
【0041】
印刷部35は、用紙等の記録媒体やタブ紙等の挿入紙を供給する給紙ユニット50、記録媒体に画像を形成する画像形成ユニット40、および用紙やタブ紙が排出される排紙ユニット60を有している。また、印刷部35は、用紙の表裏を反転させるための反転機構部70を備えている。
【0042】
印刷部35の画像形成ユニット40は、矢印方向に回転する感光体ドラム41、帯電装置42、露光装置43、現像装置44、中間転写ベルト45、清掃装置46、および定着装置47を有している。感光体ドラム41の表面が帯電装置42により一様に帯電された後、露光装置43よりレーザを照射することにより、感光体ドラム41の表面に静電潜像が作成される。静電潜像は感光体ドラム41の回転に伴い、トナーが感光体ドラム41上の静電潜像に付着して静電潜像が顕像化される。現像装置44は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の現像ローラ48を有しており、顕像化された各色のトナー画像は、転写部49まで搬送されて順次中間転写ベルト45上に転移されて重ね合わされ、重ね合わされたカラーの画像が、給紙ユニット50から搬送されてきた用紙に転写される。用紙上のトナー画像は、定着装置47で定着されて、排紙ユニット60に排出される。
【0043】
給紙ユニット50は、複数の給紙トレイ51〜54を備えている。給紙トレイ54は手差し給紙トレイである。一方、排紙ユニット60は、複数の排紙トレイ61〜64を備えている。また、排紙ユニット60は、排出位置をオフセットする、つまり排出位置を搬送方向に直交する方向にずらす機構を備えている(図16参照)。排紙ユニット60は、搬送されてきた用紙に対してパンチ穴開け処理、ステープル綴じ処理等のフィニッシング処理を施す後処理部を備えていてもよい。
【0044】
図6は、本実施形態で使用されるタブ紙の例を示す図であり、(A)は3タブのタブ紙500、(B)は5タブのタブ紙600を示す。タブ紙はインデックス紙とも呼ばれる。図6(A)に示すように、タブ紙500は、3枚の構成要素としてのタブ紙511〜513からなる1セットのタブ紙であり、3タブと称される。タブ紙511〜513は、それぞれ矩形状の本体と、当該本体の一辺の所定位置に設けられる突出したタブ521〜523とを備えている。また、図6(B)に示すように、タブ紙600は、5枚の構成要素としてのタブ紙611〜615からなる1セットのタブ紙であり、5タブと称される。タブ紙611〜615は、それぞれ矩形状の本体と、当該本体の一辺の所定位置に設けられる突出したタブ621〜625とを備えている。
【0045】
図6に示されるタブ紙の並び順は正順と呼ばれ、タブが本体の右側に位置されたときに上層のタブが下層のタブよりも図6の上側に位置するように並べられる。3タブのタブ紙500の場合、タブ521〜523は、本体の一辺の上部から順に3段階にてそれぞれ下降した位置に設けられている。ここで、タブ521の位置は1/3、タブ522の位置は2/3、タブ522の位置は3/3と称される。また、5タブのタブ紙600の場合、タブ621〜525は、本体の一辺の上部から順に5段階にてそれぞれ下降した位置に設けられている。ここで、タブ621の位置は1/5、タブ622の位置は2/5、タブ623の位置は3/5、タブ624の位置は4/5、タブ625の位置は5/5、と称される。タブ紙500,600は、通常複数セット分重ねられて所定の給紙トレイにセットされる。
【0046】
次に、本実施形態におけるネットワークシステムの動作について説明する。
【0047】
図7および図8は、PC1における処理の手順を示すフローチャートである。なお、図7および図8のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、PC1のハードディスク14等の記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU11によって実行される。
【0048】
前提として、PC1にて印刷しようとする文書ファイルが作成される。文書ファイルはPC1にインストールされたアプリケーションにより作成される。
【0049】
文書ファイルの印刷処理を行う際、ユーザの操作に基づいて、アプリケーションの印刷設定ダイアローグを介して、プリンタドライバが起動させられる(S101)。
【0050】
続いて、プリンタドライバによって表示される印刷設定画面において、例えばタブ紙設定ボタン101(図9参照)をクリックすることによりタブ紙に関する設定の開始要求が受け付けられ、タブ紙設定画面がディスプレイ15に表示される(S102)。
【0051】
図9は、タブ紙設定画面100の一例を示す図である。
【0052】
タブ紙設定画面100は、第1のタブ紙の挿入に関する挿入設定を行うための第1タブ紙挿入設定部110、および第2のタブ紙の挿入に関する挿入設定を行うための第2タブ紙挿入設定部120を有している。
【0053】
第1タブ紙挿入設定部110は、タブ紙が挿入されるページを示す挿入ページ位置をユーザが指定可能な第1挿入ページ位置設定部111を含み、第2タブ紙挿入設定部120は、タブ紙が挿入されるページを示す挿入ページ位置をユーザが指定可能な第2挿入ページ位置設定部121を含んでいる。ここでは、ページとは、通常の印刷対象となる文書のページをいい、タブ紙を含まない概念である。本実施形態では、タブ紙は、設定された挿入ページ位置が示すページの前に挿入される。ただし、タブ紙は、設定された挿入ページ位置が示すページの後に挿入されるように設定されてもよい。
【0054】
また、第1タブ紙挿入設定部110は、タブ紙の種類をユーザが選択可能な第1タブ紙種類設定部112を含み、第2タブ紙挿入設定部120は、タブ紙の種類をユーザが選択可能な第2タブ紙種類設定部122を含んでいる。第1タブ紙種類設定部112および第2タブ紙種類設定部122は、それぞれタブ紙の種類の複数の選択肢を表示する。タブ紙の種類としては、図6に示した3タブ、5タブに限定されるものではなく、例えば7タブ、10タブ等のより多くの構成要素からなるタブ紙、あるいは色の異なるタブ紙などが含まれてもよい。
【0055】
また、第1タブ紙挿入設定部110は、タブ紙におけるタブに印刷を施すか否かの設定を行うための第1タブ印刷設定部113を含み、第2タブ紙挿入設定部120は、タブ紙におけるタブに印刷を施すか否かの設定を行うための第2タブ印刷設定部123を含んでいる。ここでは、選択肢として「Print」と「Blank」との2つがあり、「Print」を選択することによりタブに印刷を施す設定となり、「Blank」を選択することによりタブに印刷を施さない設定となる。
【0056】
また、第1タブ紙挿入設定部110は、タブ紙の給紙トレイをユーザが選択可能な第1給紙トレイ設定部114を含み、第2タブ紙挿入設定部120は、タブ紙の給紙トレイをユーザが選択可能な第2給紙トレイ設定部124を含んでいる。第1給紙トレイ設定部114および第2給紙トレイ設定部124は、それぞれ給紙トレイの複数の選択肢を表示する。ここでは、「Tray1」は給紙トレイ51を示し、「Tray2」は給紙トレイ52を示している(図5参照)。
【0057】
タブ紙設定画面100はさらに、第1挿入ページ位置設定部111において設定された挿入ページ位置に対応するタブ紙の設定を行う第1タブ紙設定部130と、第2挿入ページ位置設定部121において設定された挿入ページ位置に対応するタブ紙の設定を行う第2タブ紙設定部140とを有している。
【0058】
第1タブ紙設定部130は、設定の対象ページ位置をユーザが指定可能な第1対象ページ位置設定部131を含み、第2タブ紙設定部140は、設定の対象ページ位置をユーザが指定可能な第2対象ページ位置設定部141を含んでいる。ここで、第1対象ページ位置設定部131は、第1挿入ページ位置設定部111において設定された挿入ページ位置を選択可能に表示する。例えば図9の場合、第1対象ページ位置設定部131は、1、および10ページの2つの選択肢を表示する。第2対象ページ位置設定部141は、第2挿入ページ位置設定部121において設定された挿入ページ位置を選択可能に表示する。例えば図8の場合、第2対象ページ位置設定部141は、2、4、6、11、12、および14ページの6つの選択肢を表示する。
【0059】
また、第1タブ紙設定部130は、第1挿入ページ位置設定部111において設定された挿入ページ位置に対応するタブ紙におけるタブの位置を指定するための第1タブ位置設定部132を含み、第2タブ紙設定部140は、第2挿入ページ位置設定部121において設定された挿入ページ位置に対応するタブ紙におけるタブの位置を指定するための第2タブ位置設定部142を含んでいる。
【0060】
また、第1タブ紙設定部130は、第1挿入ページ位置設定部111において設定された挿入ページ位置に対応するタブ紙のタブに印刷する情報を指定するための第1タブ印刷情報設定部133を含み、第2タブ紙設定部140は、第2挿入ページ位置設定部121において設定された挿入ページ位置に対応するタブ紙のタブに印刷する情報を指定するための第2タブ印刷情報設定部143を含んでいる。
【0061】
タブ紙設定画面100はさらに、不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する排出設定を行うためのタブ紙排出設定部150を有している。例えば、5タブのタブ紙600のうち構成要素としてのタブ紙621、622、および623のみが印刷ジョブの中で使用された場合、例えば次の印刷ジョブの実行時などの所定時には、再度タブ紙621から順に使用されなければならないため、構成要素としてのタブ紙624および625は不要となる。
【0062】
タブ紙排出設定部150は、不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに異なる排紙トレイに排出する設定を行うための分離排出設定部151と、不要となった複数種類のタブ紙をタブ紙の種類の変わり目に仕分け用の用紙を間に挟んで排出することをユーザが指定可能なタブ紙種仕分け設定部152と、不要となった複数種類のタブ紙をタブ紙の種類ごとに排出位置をオフセットさせて排出することをユーザが指定可能なタブ紙種オフセット設定部153とを含んでいる。設定部151〜153の中のいずれか1つがユーザにより選択可能とされている。ここで、設定部151〜153はラジオボタンである。
【0063】
分離排出設定部151は、不要となった第1のタブ紙の排出先である排紙トレイをユーザが指定可能な第1排紙トレイ設定部161と、不要となった第2のタブ紙の排出先である排紙トレイをユーザが指定可能な第2排紙トレイ設定部162とを含んでいる。ここでは、「Output1」は排紙トレイ61を示し、「Output2」は排紙トレイ62を示している(図5参照)。また、タブ紙種仕分け設定部152は、タブ紙の種類の仕分け用の用紙の供給元である給紙トレイをユーザが指定可能な給紙トレイ設定部163を含んでいる。ここでは、「Tray3」は給紙トレイ53を示している(図5参照)。
【0064】
また、タブ紙排出設定部150は、不要となったタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出をユーザが指定可能な反転設定部154を含んでいる。ここで、反転設定部154はチェックボックスである。このチェックボックスがチェックされると表裏反転機能が設定される。
【0065】
図7のフローチャートに戻って、ステップS103では、タブ紙の種類の指定についての受付処理が行われる。すなわち、第1タブ紙種類設定部112における第1のタブ紙の種類の指定や、第2タブ紙種類設定部122における第2のタブ紙の種類の指定があった場合、かかるユーザによる指定が受け付けられる。
【0066】
ステップS104では、タブ紙が挿入されるページの指定についての受付処理が行われる。すなわち、第1挿入ページ位置設定部111における第1のタブ紙を挿入したいページの指定や、第2挿入ページ位置設定部121における第2のタブ紙を挿入したいページの指定があった場合、かかるユーザによる指定が受け付けられる。
【0067】
ステップS105では、タブ紙を給紙するのに使用される給紙トレイの指定についての受付処理が行われる。すなわち、第1給紙トレイ設定部114における第1のタブ紙の給紙トレイの指定や、第2給紙トレイ設定部124における第2のタブ紙の給紙トレイの指定があった場合、かかるユーザによる指定が受け付けられる。
【0068】
ステップS106では、タブ紙への印字に関する指定についての受付処理が行われる。
【0069】
すなわち、まず、第1タブ印刷設定部113における第1のタブ紙のタブに印刷を施すか否かの指定や、第2タブ印刷設定部123における第2のタブ紙のタブに印刷を施すか否かの指定があった場合、かかるユーザによる指定が受け付けられる。
【0070】
続いて、第1対象ページ位置設定部131における、第1挿入ページ位置設定部111において設定された挿入ページ位置に対応するタブ紙の設定を行う際の当該設定の対象ページ位置の指定があった場合、かかるユーザによる指定が受け付けられる。また、第1タブ位置設定部132におけるタブ紙におけるタブの位置の指定があった場合、かかるユーザによる指定が受け付けられる。さらに、第1タブ印刷情報設定部133におけるタブ紙のタブに印刷する情報の指定があった場合、かかるユーザによる指定が受け付けられる。このような第1タブ紙設定部130における指定についての受付処理と同様に、第2タブ紙設定部140における指定についての受付処理も行われる。
【0071】
ここで、第1対象ページ位置設定部131は、第1挿入ページ位置設定部111において設定された挿入ページ位置を選択可能に表示し、第2対象ページ位置設定部141は、第2挿入ページ位置設定部121において設定された挿入ページ位置を選択可能に表示する。これにより、ユーザの作業性の向上および誤設定の防止を図ることができる。
【0072】
ステップS107では、不要となったタブ紙の排出方法の指定についての受付処理が行われる。不要となったタブ紙の排出方法の指定についての受付処理についての詳細は後述する。
【0073】
なお、上記ステップS103〜S107の実行順序は任意に変更可能である。
【0074】
ステップS108では、タブ紙設定画面100における設定作業が終了したか否かが判断される。例えば、タブ紙設定画面100とは異なる他の印刷設定画面に表示が切り替えられて図示しない印刷開始の指示ボタンがクリックされた場合に、タブ紙設定画面100における設定作業が終了したと判断される。タブ紙設定画面100における設定作業が終了していない場合(S108:NO)、ステップS102に戻る。
【0075】
タブ紙設定画面100における設定作業が終了した場合(S108:YES)、アプリケーションを使用して作成した文書ファイルが変換されることによってPDLデータが作成される(S109)。
【0076】
ここで、PDLデータには、上記ステップS103〜S107におけるタブ紙に関するユーザの指定に基づいて設定された設定情報は、PDLデータ内にコマンドデータとして記述される。なお、他の設定情報もPDLデータ内にコマンドデータとして記述される。
【0077】
続いて、ステップS110では、作成されたPDLデータは、ネットワーク5を経由して、印刷システム4のプリンタコントローラ2に送信される。
【0078】
次に、図8を参照して、不要となったタブ紙の排出方法の指定についての受付処理について説明する。
【0079】
まず、タブ紙の排出先の指定についての受付処理が行われる(S201)。すなわち、ユーザにより分離排出設定部151が選択された場合、タブ紙の排出先の指定が受け付けられる。ここで、第1排紙トレイ設定部161における不要となった第1のタブ紙の排出先である排紙トレイの指定、および第2排紙トレイ設定部162における不要となった第2のタブ紙の排出先である排紙トレイの指定が受け付けられる。
【0080】
ステップS202では、仕分け用紙挿入の指定についての受付処理が行われる。すなわち、ユーザによりタブ紙種仕分け設定部152が選択された場合、仕分け用紙挿入の指定が受け付けられる。ここで、給紙トレイ設定部163における仕分け用の用紙の供給元である給紙トレイの指定が受け付けられる。
【0081】
ステップS203では、不要となったタブ紙のオフセット排出の指定についての受付処理が行われる。すなわち、ユーザによりタブ紙種オフセット設定部153が選択された場合、不要となったタブ紙のオフセット排出の指定が受け付けられる。
【0082】
なお、本実施形態では、分離排出設定部151、タブ紙種仕分け設定部152、およびタブ紙種オフセット設定部153の中のいずれか1つが選択される。
【0083】
そして、ステップS204では、不要となったタブ紙を表裏反転させて排出するための反転排出指定についての受付処理が行われる。すなわち、ユーザにより反転設定部154にチェックが入れられた場合、不要となったタブ紙を表裏反転させて排出するための反転排出指定が受け付けられる。
【0084】
次に、図10を参照して、プリンタコントローラ2における処理について説明する。なお、図10のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタコントローラ2のハードディスク24等の記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
【0085】
まず、プリンタコントローラ2は、PC1からPDLデータを受信し(ステップS301)、PDLデータ内に記述されたコマンドデータが解析される(S302)。ここで、コマンドデータが解析されることにより、タブ紙に関する設定情報が認識される。
【0086】
続いて、受信したPDLデータに対してラスタライズ処理が施されて、ビットマップ形式の画像データであるビットマップデータが得られる(S303)。
【0087】
そして、ステップS303で得られたビットマップデータに、タブ紙に関する設定情報を含むヘッダ情報が付加されて、印刷データが作成され(S304)、当該印刷データが印刷ジョブとしてプリンタ3に送信される(S305)。
【0088】
次に、図11〜13を参照して、プリンタ3における処理について説明する。なお、図11〜13のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタ3のROM32等の記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU31によって実行される。
【0089】
プリンタ3は、プリンタコントローラ2から印刷データを印刷ジョブとして受信する(S401)。続いて、プリンタ3は印刷処理を実行する(S402)。
【0090】
図12に示すように、印刷処理が開始されると、まず、ヘッダ情報のうちのジョブヘッダが解析される(S501)。
【0091】
図14は、ヘッダ情報の概念図である。ヘッダ情報300は、印刷ジョブ全体に関係する付加情報であるジョブヘッダ310と、印刷ジョブ内の特定のページに関係する付加情報であるページヘッダ320とから構成されている。
【0092】
例えば図14のジョブヘッダ310は、以下の内容のタブ紙に関する設定情報を含んでいる。すなわち、第1のタブ紙の給紙元が「Tray1」(図5の給紙トレイ51)、第1のタブ紙の種類が3タブ、第1のタブ紙の挿入ページ位置が1および10ページである。また、第2のタブ紙の給紙元が「Tray2」(図5の給紙トレイ52)、第2のタブ紙の種類が5タブ、第2のタブ紙の挿入ページ位置が2、4、6、11、12、および14ページである。また、不要となった第1のタブ紙の排出先が「OutputTray1」(図5の排紙トレイ61)であり、不要となった第2のタブ紙の排出先が「OutputTray2」(図5の排紙トレイ62)である。また、不要となったタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出指定がなされている。
【0093】
また、図14のページヘッダ320において、「P1」、「P2」…は、印刷されるページの番号を示し、「Tray1」、「Tray2」は、そのページ位置に挿入されるタブ紙の給紙トレイを示し、「JobTray」は、そのページ位置に挿入されるタブ紙は存在せず、そのページの印刷に使用される用紙は印刷ジョブで指定された給紙トレイから供給されることを示す。
【0094】
なお、図12および図13のフローチャートにおいては、不要となったタブ紙の排出方法として、不要となった複数種類のタブ紙をタブ紙の種類ごとに異なる排紙トレイに排出する方法が設定されている場合について説明する。
【0095】
ステップS502では、不要となったタブ紙の排出先として排紙トレイが指定されているか否かが判断される。
【0096】
不要となったタブ紙の排出先として排紙トレイが指定されている場合(S502:YES)、指定された排紙トレイが、不要タブ紙用排紙トレイとしてRAM33等のメモリに保存される(S503)。一方、不要となったタブ紙の排出先として排紙トレイが指定されていない場合(S502:NO)、通常に印刷されたページの排紙トレイとは別の排紙トレイが、不要タブ紙用排紙トレイとしてメモリに保存される(S504)。
【0097】
続いて、ページヘッダ320の解析が行われる(S505)。ここで、ページヘッダ320の解析は、印刷ジョブ中の記述にしたがって各ページについての処理ごとに順番に行われる。タブ紙のページについての処理と、印刷ジョブ中の通常のページについての処理とは個々に実行される。
【0098】
ページヘッダ320の解析の結果、タブ紙の挿入要求が存在するか否かが判断される(S506)。
【0099】
タブ紙の挿入要求が存在しない場合(S506:NO)、通常の印刷、すなわち印刷ジョブ中の通常の1ページ分の印刷が実行され(S507)、ステップS516に進む。
【0100】
一方、タブ紙の挿入要求が存在する場合(S506:YES)、そのタブ紙の挿入要求は初回のものか否かが判断される(S508)。
【0101】
初回のタブ紙の挿入要求であると判断された場合(S508:YES)、初回のタブ紙の挿入要求で指定されたタブ紙の給紙トレイ(以下、初回のタブ紙の給紙トレイという)がメモリに保存される。また、初回のタブ紙の給紙トレイが、現在処理中の給紙トレイとしてメモリに保存される。
【0102】
一方、初回のタブ紙の挿入要求ではないと判断された場合(S508:NO)、ステップS510に進む。
【0103】
ステップS510では、ページヘッダ320で指定されたタブ紙の給紙トレイが、メモリに記憶されている現在処理中の給紙トレイと同じか否かが判断される。すなわち、使用されるタブ紙の給紙トレイが変化したか否かが判断される。
【0104】
そして、ページヘッダ320で指定されたタブ紙の給紙トレイが、メモリに記憶されている現在処理中の給紙トレイと同じであると判断された場合(S510:YES)、ステップS513に進む。
【0105】
ステップS513では、ページヘッダ320で指定されたタブ紙の給紙トレイが、現在処理中の給紙トレイとしてメモリに保存される。
【0106】
続いて、現在処理中の給紙トレイについて、タブ紙の給紙回数が1だけインクリメントされる(S514)。ここで、タブ紙の給紙回数(初期値=0)は、タブ紙の給紙トレイごとにカウントされて、タブ紙の給紙トレイごとにメモリに保存される。
【0107】
続いて、タブ紙の挿入処理が行われる(S515)。すなわち、メモリに記憶されている現在処理中の給紙トレイから、タブ紙が供給されて所定のページ位置に挿入される。
【0108】
ステップS516では、印刷データにおけるジョブエンドが検出されたか否かが判断される。すなわち、印刷データについてのすべての処理が終了したか否かが判断される。
【0109】
ジョブエンドが検出されなかった場合(S516:NO)、ステップS505に戻って、次の処理が行われる。
【0110】
一方、ステップS510においてページヘッダ320で指定されたタブ紙の給紙トレイが、メモリに記憶されている現在処理中の給紙トレイと異なると判断された場合(S510:NO)、そのページヘッダ320で指定されたタブ紙の給紙トレイが、メモリに記憶されている初回のタブ紙の給紙トレイと同じか否かが判断される(S511)。すなわち、使用されるタブ紙の給紙トレイが、別のタブ紙の給紙トレイから初回のタブ紙の給紙トレイに戻ったか、あるいは、初回のタブ紙の給紙トレイから別のタブ紙の給紙トレイに変化したか、のいずれであるかが判断される。
【0111】
使用されるタブ紙の給紙トレイが、初回のタブ紙の給紙トレイから別のタブ紙の給紙トレイに変化したと判断された場合(S511:NO、図14のT1)、ステップS513に進む。例えば、初回に挿入される第1のタブ紙が3タブで第2のタブ紙が5タブである場合であって、最初に3タブが挿入され、その後に5タブの挿入要求があったときが該当する。この場合、ステップS513では、切り替わった後の給紙トレイが、現在処理中の給紙トレイとしてメモリに保存されることになる。
【0112】
一方、使用されるタブ紙の給紙トレイが、別のタブ紙の給紙トレイから初回のタブ紙の給紙トレイに戻ったと判断された場合(S511:YES、図14のT2)、ステップS512に進む。
【0113】
ステップS512では、現在処理中の給紙トレイから、あらかじめ記憶されている不要タブ紙用排紙トレイへ、不要となったタブ紙が排出される。そして、セット単位のタブ紙の排出が完了したため、現在処理中の給紙トレイについて、メモリに記憶されているタブ紙の給紙回数が「0」にリセットされる。続いて、ステップS513では、切り替わった後の給紙トレイが、現在処理中の給紙トレイとしてメモリに保存されることになる。
【0114】
ステップS512は、例えば、最初に3タブが挿入された後、5タブが挿入され、その後に再び3タブの挿入要求があったときに実行される。この場合、次に再び5タブの挿入要求があったときには、タブ位置が1/5のタブ紙がまず使用されなければならないからである。
【0115】
上述のように、印刷ジョブにおける単一部数の印刷中であっても、不要となったタブ紙が排出される。したがって、複数種類のタブ紙が使用される場合であっても、不要となったタブ紙を適切に排出することが可能となる。本処理を採用することは、例えば、上記実施形態では、例えば第1のタブ(上記例では3タブ500)を文書中の「章」に対して使用される章用タブ紙として指定し、第2のタブ(上記例では5タブ600)を文書中の「節」に対して使用される節用タブ紙として設定する場合に有効である。即ち、節に対するタブ紙を供給した後に章に対するタブ種を供給する場合、この後に再び節に対するタブを供給する際には新しい章にとっては一つ目の節に当たるため先頭のタブ紙(上記例では5タブ600の1/5タブ611)を挿入することができる。
【0116】
一般に、給紙回数をN、タブ紙1セットの構成要素の枚数をSとしたとき、D=S−(N/Sの余り)で表される排出回数(ただしD=Sの場合はD=0とする)分だけ、現在処理中の給紙トレイから不要タブ紙用排紙トレイへタブ紙が排出される。例えば5タブのタブ紙の給紙トレイから7回給紙された場合、N=7、S=5であり、7を5で割った余りは2となるので、D=5−2=3と算出される。
【0117】
上述のように、供給されたタブ紙の枚数が給紙トレイごとにカウントされ、カウントされた供給枚数に応じて不要となったタブ紙の枚数が算出され、算出された枚数分だけ当該不要となったタブ紙が排出される。したがって、複数種類のタブ紙が使用される場合であっても、不要となったタブ紙の正確な枚数をタブ紙の種類ごとに簡単に算出でき、不要となったタブ紙を確実に排出することが可能となる。
【0118】
一方、ステップS516においてジョブエンドが検出された場合(S516:YES、図14のT3)、全てのタブ紙の給紙トレイから、あらかじめ記憶されているそれぞれの不要タブ紙用排紙トレイへ、不要となったタブ紙が排出される(S517)。例えば図14のジョブヘッダ310によれば、第1のタブ紙である3タブのタブ紙500は「Output1」(排紙トレイ61)へ排出され、第2のタブ紙である5タブのタブ紙600は「Output2」(排紙トレイ62)へ排出される。ここで、不要となったタブ紙の排出回数Dは、前述したとおりである。また、セット単位のタブ紙の排出が完了したため、全てのタブ紙の給紙トレイについて、メモリに記憶されているタブ紙の給紙回数が「0」にリセットされる。
【0119】
なお、図12および図13のフローチャートにおいては、タブ紙が供給される給紙トレイの変化に応じた不要タブ紙の排出制御が記述されているが、供給されるタブ紙の種類の変化に応じた不要タブ紙の排出制御が同様に行われ得る。この場合、例えば、供給されたタブ紙の枚数がタブ紙の種類ごとにカウントされる。
【0120】
上述のように、本実施形態では、不要となった複数種類のタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する制御を行うための設定をユーザが指定することが可能となる。
【0121】
これにより、複数種類のタブ紙が使用される場合であっても、不要となったタブ紙の再利用時には、タブ紙の種類ごとの仕分け作業をきわめて簡便に行うことができる。
【0122】
しかも、本実施形態では、複数種類のタブ紙の挿入に関する挿入設定を行うためのタブ紙挿入設定部110,120、および不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する排出設定を行うためのタブ紙排出設定部150の両方を有する設定画面100がユーザに提供されるため、ユーザは、1つの設定画面上で、複数種類のタブ紙の挿入に関する設定と不要タブ紙の排出に関する設定とを双方確認することができ、作業性の向上および操作の確実性が図られる。
【0123】
あるいは、不要となった複数種類のタブ紙を、タブ紙の種類の変わり目に仕分け用の用紙を間に挟んで排出することによって、タブ紙の種類ごとに区別して排出する制御が行われてもよい。この場合、ジョブヘッダ310には、図14の不要となったタブ紙の排出先を指定する記述の代わりに、仕分け用の用紙の給紙トレイを指定する記述が入れられる。例えば「SeparationSheet=Tray3」の記述は、不要となったタブ紙の仕分け用の用紙の給紙トレイが「Tray3」(給紙トレイ53)であることを示す。プリンタ3は、ジョブヘッダ310中において仕分け用の用紙の給紙トレイを指定する記述を認識すると、図12および図13に示す処理と同様の処理を実行し、不要となったタブ紙の排出時(ステップS512およびS517)には、図15に示すように、不要となったタブ紙500,600を、タブ紙の種類の変わり目に仕分け用の用紙700を間に挟んで排出する。これによっても、不要となったタブ紙の再利用時には、タブ紙の種類ごとの仕分け作業をきわめて簡便に行うことができる。
【0124】
あるいは、不要となった複数種類のタブ紙を、タブ紙の種類ごとに排出位置をオフセットさせて排出することによって、タブ紙の種類ごとに区別して排出する制御が行われてもよい。この場合、ジョブヘッダ310には、図14の不要となったタブ紙の排出先を指定する記述の代わりに、タブ紙の種類ごとに排出位置をオフセットさせる指定についての記述が入れられる。例えば「TabOffset=On」の記述がジョブヘッダ310に入れられる。プリンタ3は、ジョブヘッダ310中においてタブ紙の種類ごとに排出位置をオフセットさせる指定についての記述を認識すると、図12および図13に示す処理と同様の処理を実行し、不要となったタブ紙の排出時(ステップS512およびS517)には、図16に示すように、不要となったタブ紙500,600を、タブ紙の種類ごとに排出位置をオフセットさせて排出する。これによっても、不要となったタブ紙の再利用時には、タブ紙の種類ごとの仕分け作業をきわめて簡便に行うことができる。
【0125】
また、本実施形態では、プリンタ3は、ジョブヘッダ310中において不要となったタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出指定についての記述(図14の「TabReverse=On」)を認識すると、不要となったタブ紙の排出時(ステップS512およびS517)には、図17に示すように、不要となったタブ紙を、反転機構部70を経由させることにより、表裏反転させて排出する。なお、両面印刷のための反転機構部を利用することによって、不要となったタブ紙が表裏反転させられてもよい。
【0126】
上述のように、不要となったタブ紙は、ユーザの指定に応じて表裏反転させられる。これにより、不要となったタブ紙は、タブ位置が最初のタブ位置とは異なるタブ紙として、再利用可能となる。したがって、不足している構成要素としてのタブ紙を、一々手作業で裏返す必要無く、不要となったタブ紙を再利用して容易に補充することができる。具体的には、例えばタブ位置が5/5であるタブ紙625は、表裏反転させられることにより、タブ位置が5/5とは異なる1/5であるタブ紙621として、再利用可能となる。
【0127】
次に、第2の実施形態について、第1の実施形態と相違する点を中心に説明する。
【0128】
図18は、第2の実施形態におけるタブ紙設定画面100aの一例を示す図である。
【0129】
タブ紙設定画面100aにおけるタブ紙排出設定部150aは、第1の実施形態におけるラジオボタンである設定部151〜153を含んでいない。そして、タブ紙排出設定部150aは、不要となったタブ紙の排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能なオフセット設定部155を含んでいる。ここで、オフセット設定部155はチェックボックスである。このチェックボックスがチェックされると排出位置をオフセットする機能が設定される。
【0130】
第2の実施形態では、図18に示すように、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイ(図18ではOutput1)と第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイ(図18ではOutput2)とが異なる場合、仕分け用の用紙の供給元である給紙トレイ(図18ではTray3)が給紙トレイ設定部163において指定されているときには、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイに排出される第1のタブ紙(図18では3タブ)のタブ位置の変化が不連続となる境目、および第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイに排出される第2のタブ紙(図18では5タブ)のタブ位置の変化が不連続となる境目に、仕分け用の用紙を挟み込むことがユーザによって指定されたものとみなされる。ここで、タブ位置の変化が不連続となる境目とは、例えば5タブの場合にタブ位置が2/5、3/5の次に1/5と変化した場合のように、タブ位置がセット中のタブ紙の並び順と異なる順番で変化した場合をいう。
【0131】
なお、この第2の実施形態では、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイと第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイとが同じである場合、仕分け用の用紙の供給元である給紙トレイが給紙トレイ設定部163において指定されているときには、不要となった複数種類のタブ紙を、タブ紙の種類の変わり目に仕分け用の用紙を間に挟んで同じ排紙トレイに排出することがユーザによって指定されたものとみなされる。
【0132】
また、第2の実施形態では、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイと第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイとが異なる場合、オフセット設定部155にチェックが入れられているときには、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイに排出される第1のタブ紙(図18では3タブ)のタブ位置の変化が不連続となる境目、および第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイに排出される第2のタブ紙(図18では5タブ)のタブ位置の変化が不連続となる境目において、排出位置をオフセットさせることがユーザによって指定されたものとみなされる。
【0133】
なお、この第2の実施形態では、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイと第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイとが同じである場合、オフセット設定部155にチェックが入れられているときには、不要となった複数種類のタブ紙を、タブ紙の種類ごとに排出位置をオフセットさせて同じ排紙トレイに排出することがユーザによって指定されたものとみなされる。
【0134】
このような第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができることに加えて、排紙トレイに排出されるタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目が容易に認識可能となるため、不要となったタブ紙を集めて複数枚の構成要素からなるセットを形成することが容易となり、不要となったタブ紙を再利用する場合により好都合である。
【0135】
次に、第3の実施形態について、第2の実施形態と相違する点を中心に説明する。
【0136】
図19は、第3の実施形態におけるタブ紙設定画面100bの一例を示す図である。
【0137】
タブ紙設定画面100bにおけるタブ紙排出設定部150bは、不要となった第1のタブ紙についての仕分け用の用紙の供給元である給紙トレイをユーザが指定可能な給紙トレイ設定部163aと、不要となった第2のタブ紙についての仕分け用の用紙の供給元である給紙トレイをユーザが指定可能な給紙トレイ設定部163bとを含んでいる。また、タブ紙排出設定部150bは、不要となった第1のタブ紙の排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能なオフセット設定部155aと、不要となった第2のタブ紙の排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能なオフセット設定部155bとを含んでいる。さらに、タブ紙排出設定部150bは、不要となった第1のタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出をユーザが指定可能な反転設定部154aと、不要となった第2のタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出をユーザが指定可能な反転設定部154bとを含んでいる。
【0138】
第3の実施形態では、図19に示すように、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイ(図18ではOutput1)と第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイ(図18ではOutput2)とが異なる場合、仕分け用の用紙の供給元である給紙トレイが給紙トレイ設定部163aにおいて指定されているときには、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイに排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に、給紙トレイ設定部163aにおいて指定された給紙トレイから供給された仕分け用の用紙を挟み込むことがユーザによって指定されたものとみなされる。同様に、仕分け用の用紙の供給元である給紙トレイが給紙トレイ設定部163bにおいて指定されているときには、第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイに排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に、給紙トレイ設定部163bにおいて指定された給紙トレイから供給された仕分け用の用紙を挟み込むことがユーザによって指定されたものとみなされる。このように第3実施形態では、第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目と、第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目とにおける仕分け用の用紙の挟み込みを別個独立して指定することが可能であり、したがって、両者における仕分け用の用紙の供給トレイを異ならせて指定することが可能である。さらに、例えば図19に示すように、給紙トレイ設定部163a,163bに対して「OFF」を指定することもできる。この場合、該当するタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に対して、仕分け用の用紙は挟み込まれない。
【0139】
また、第3の実施形態では、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイと第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイとが異なる場合、オフセット設定部155aにチェックが入れられているときには、第1排紙トレイ設定部161において指定された排紙トレイに排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目において、排出位置をオフセットさせることがユーザによって指定されたものとみなされる。同様に、オフセット設定部155bにチェックが入れられているときには、第2排紙トレイ設定部162において指定された排紙トレイに排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目において、排出位置をオフセットさせることがユーザによって指定されたものとみなされる。このように第3実施形態では、第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目と、第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目とにおける排出位置のオフセットを別個独立して指定することが可能である。
【0140】
なお、第3の実施形態では、例えば図19に示すように、第1のタブ紙(3タブ)に関しては不要となったタブ紙を集めて複数枚の構成要素からなるセットを形成することがユーザにとってそれ程困難ではないためタブ位置の変化が不連続となる境目における仕分け用の用紙の挟み込みを省略して、第2のタブ紙(図19では5タブ)に関してのみタブ位置の変化が不連続となる境目における仕分け用の用紙の挟み込みを指定することも可能である。
【0141】
また、第3の実施形態では、不要となった第1のタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出と、不要となった第2のタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出とを別個独立して指定することが可能である。
【0142】
このように第3の実施形態によれば、上述した第2の実施形態と同様の効果を得ることができることに加えて、ユーザの使い勝手がより向上する。
【0143】
本発明は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
【0144】
例えば、上記実施形態では、タブ紙設定画面において第1のタブ紙および第2のタブ紙について設定する構成が採用されているが、例えばより具体的に、文書中の「章」に対して使用される章用タブ紙、および文書中の「節」に対して使用される節用タブ紙について設定する構成が採用されてもよい。 また、上記実施形態では、2種類のタブ紙が挿入される場合について説明したが、本発明は、3種類以上のタブ紙が挿入される場合にも適用可能である。
【0145】
また、上記実施形態では、タブ紙に関する設定についての処理がプリンタドライバによって行われる場合について説明したが、プリンタドライバではなくアプリケーションによって行われることもできる。
【0146】
また、上記実施形態では、タブ紙に関する設定が、PC1のディスプレイ15上に表示されるタブ紙設定画面を用いて行われる場合について説明したが、プリンタ3の操作パネル部34上に表示されるタブ紙設定画面を用いて行われることもできる。
【0147】
また、上記実施形態では、印刷システム4がプリンタコントローラ2とプリンタ3に分けられ、互いにローカル接続された構成の場合について述べたが、プリンタコントローラ2はプリンタ3の中に内包されていてもよい。
【0148】
また、上記実施形態では、画像形成装置としてプリンタが採用されているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えばMFP(Multi−Function Peripheral)、複写機等の画像形成装置にも適用可能である。さらに、上記実施形態においては、タブ紙挿入装置が画像形成装置の一部を構成していたが、挿入すべきタブ紙に印刷を行う必要がない場合等においては画像形成装置とタブ紙挿入装置とは別体構成であってもよい。この場合、用紙への印刷は画像形成装置により行われて印刷済みの用紙束がオンライン或いはオフラインによりタブ紙挿入装置としてのコレータ装置に載置される。コレータ装置は、挿入紙用に多段の給紙トレイを備えており、これら給紙トレイに異なるタブ種のタブ紙が格納されている。コレータ装置は、載置された用紙束から用紙を一枚ずつ搬送する一方でタブ紙挿入が指示された頁位置において挿入すべきタブ種のタブ紙を給紙トレイから搬送する。このような構成においては、印刷指示装置のプリンタドライバから設定された各種設定のうち、印刷に係る設定は画像形成装置において受け付けられ、タブ紙挿入に係る設定はコレータ装置において受け付けられる。
【0149】
本実施形態のネットワークシステムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0150】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるネットワークシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示されるPCの構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示される印刷システムのプリンタコントローラの構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示される印刷システムのプリンタの構成を示すブロック図である。
【図5】印刷部の構成を模式的に示す図である。
【図6】本実施形態で使用されるタブ紙の例を示す図である。
【図7】PCにおける処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】不要となったタブ紙の排出方法についての指定の受付処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施形態におけるタブ紙設定画面の一例を示す図である。
【図10】プリンタコントローラにおける処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】プリンタにおける処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】図12から続く、印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】ヘッダ情報の概念図である。
【図15】不要となったタブ紙の他の排出方法を説明するための図である。
【図16】不要となったタブ紙のさらに他の排出方法を説明するための図である。
【図17】不要となったタブ紙を表裏反転させて排出する方法を説明するための図である。
【図18】第2の実施形態におけるタブ紙設定画面の一例を示す図である。
【図19】第3の実施形態におけるタブ紙設定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0151】
1 PC、
2 プリンタコントローラ、
3 プリンタ、
4 印刷システム、
5 ネットワーク、
11,21,31 CPU、
12,22,32 ROM、
13,23,33 RAM、
14,24 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17,26 ネットワークインタフェース、
18,27,37 バス、
25 プリンタインターフェース、
34 操作パネル部、
35 印刷部、
36 コントローラインターフェース、
40 画像形成ユニット、
50 給紙ユニット、
51〜54 給紙トレイ、
60 排紙ユニット、
61〜64 排紙トレイ、
70 反転機構部、
100,100a,100b タブ紙設定画面、
101 タブ紙設定ボタン、
150,150a、150b タブ紙排出設定部、
151 分離排出設定部、
152 タブ紙種仕分け設定部、
153 タブ紙種オフセット設定部、
154,154a,154b 反転設定部、
155,155a,155b オフセット設定部、
161 第1排紙トレイ設定部、
162 第2排紙トレイ設定部、
163,163a,163b 給紙トレイ設定部、
500,600 タブ紙、
511〜513,611〜615 タブ紙(構成要素)、
521〜523,621〜625 タブ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タブ紙挿入装置を制御する制御プログラムであって、
複数種類のタブ紙の挿入に関する挿入設定を行うためのタブ紙挿入設定部、および不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する排出設定を行うためのタブ紙排出設定部を有する設定画面をユーザに提供する手順1)と、
前記設定画面を介してユーザにより指定された前記挿入設定及び前記排出設定を受け付ける手順2)と、
をコンピュータに実行させる制御プログラム。
【請求項2】
前記タブ紙排出設定部は、不要となった第1のタブ紙の第1排出先をユーザが指定可能な第1タブ紙排出先設定部、および不要となった第2のタブ紙の第2排出先をユーザが指定可能な第2タブ紙排出先設定部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項3】
前記タブ紙排出設定部はさらに、前記第1排出先に排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目、および前記第2排出先に排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に、仕分け用の用紙を挟み込むことをユーザが指定可能なタブ位置仕分け設定部を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項4】
前記タブ紙排出設定部はさらに、前記第1排出先に排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に仕分け用の用紙を間に挟むことをユーザが指定可能な第1タブ位置仕分け設定部、および前記第2排出先に排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目に、仕分け用の用紙を挟み込むことをユーザが指定可能な第2タブ位置仕分け設定部を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項5】
前記タブ紙排出設定部はさらに、前記第1排出先に排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目、および前記第2排出先に排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目において、排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能なタブ位置オフセット設定部を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項6】
前記タブ紙排出設定部はさらに、前記第1排出先に排出される第1のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目において排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能な第1タブ位置オフセット設定部、および前記第2排出先に排出される第2のタブ紙のタブ位置の変化が不連続となる境目において排出位置をオフセットさせることをユーザが指定可能な第2タブ位置オフセット設定部を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項7】
前記タブ紙排出設定部はさらに、不要となった第1のタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出をユーザが指定可能な第1反転設定部、および不要となった第2のタブ紙を表裏反転させて排出する反転排出をユーザが指定可能な第2反転設定部を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項8】
前記タブ紙排出設定部は、不要となったタブ紙をタブ紙の種類の変わり目に仕分け用の用紙を間に挟んで排出することをユーザが指定可能なタブ紙種仕分け設定部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項9】
前記タブ紙排出設定部は、不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに排出位置をオフセットさせて排出することをユーザが指定可能なタブ紙種オフセット設定部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1つに記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項11】
タブ紙挿入装置を制御する制御方法であって、
複数種類のタブ紙の挿入に関する挿入設定を行うためのタブ紙挿入設定部、および不要となったタブ紙をタブ紙の種類ごとに区別して排出する排出設定を行うためのタブ紙排出設定部を有する設定画面をユーザに提供するステップ1)と、
前記設定画面を介してユーザにより指定された前記挿入設定及び前記排出設定を受け付けるステップ2)と、
を有することを特徴とする制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2008−204252(P2008−204252A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−40730(P2007−40730)
【出願日】平成19年2月21日(2007.2.21)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】