タンパク質、ペプチドおよびその他の分子のF−18標識化のための改良型方法および組成物
本出願は、PETまたはMRあり画像診断に用いる18Fまたは19F標識分子の合成および使用のための組成物および方法を開示する。標識化分子はペプチドまたはタンパク質であり得るが、しかし他の種類の分子が標識され得る。好ましくは18Fまたは19Fは、金属錯体の形成、ならびに18Fまたは19F−金属錯体とキレート部分との結合によりターゲッティング分子と共役される。代替的には、金属は、先ず、キレート基と共役され、その後、18Fまたは19Fが金属と結合される。他の実施形態では、18Fまたは19F標識部分は、疾患関連抗原を標的にするために二重特異性抗体と組合せて用いられる標的化可能構築物を含み得る。18Fまたは19F標識標的化可能構築物ペプチドは、PETまたはMRI画像診断を実施するために十分な時間の間、37℃で血清中で安定である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
18Fによる分子の標識方法であって、以下の:
a)18Fを金属と反応させて、金属−18F錯体を形成するステップ;および
b)金属−18F錯体を分子に結合させて、被験者に投与されるべき1つ以上の18F−標識分子を形成するステップ
を包含する方法。
【請求項2】
前記金属−18F錯体が前記分子上のキレート部分と結合する請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記分子がタンパク質またはペプチドである請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記金属が、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムおよびタリウムからなる群から選択される請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記18F標識分子が、少なくとも4時間、血清中で安定である請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記キレート部分が、DOTA、TETA、NOTA、NETA、C−NETA、L−NETA、S−NETAまたはNOTAの誘導体からなる群から選択される請求項2記載の方法。
【請求項7】
前記ペプチドが、IMP449(NOTA−ITCベンジル−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP460(NODA−Ga−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP461(NOTA−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP462(NOTA−D−Asp−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP465(NOTA−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP466(NOTA−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thro1);IMP467(C−NETA−スクシニル−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP468(NOTA−NH−(CH2)7CO−Gln−Trp−Val−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH2;配列番号20);IMP469(S−NETA−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2)およびIMP470(L−NETA−スクシニル−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2)からなる群から選択される請求項3記載の方法。
【請求項8】
18F標識分子を非標識化分子と分離せずに、被験者に18F標識分子を投与することをさらに包含する請求項1記載の方法。
【請求項9】
以下の:
c)18F標識分子を非標識分子から分離して、精製18F標識分子を産生するステップ;および
d)精製18F標識分子を被験者に投与するステップ
をさらに包含する請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記精製18F標識分子が本方法の開始から1時間未満で産生される請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記被験者における前記精製18F標識分子の分布を画像診断するためにPETスキャニングを用いることをさらに包含する請求項9記載の方法。
【請求項12】
前記金属がアルミニウムである請求項1記載の方法。
【請求項13】
95℃〜110℃の温度で水性媒質中で加熱することにより、前記金属−18F錯体が前記キレート部分に結合される請求項2記載の方法。
【請求項14】
有機溶媒が前記水性媒質に付加される請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記金属−18F錯体がマイクロ波照射によりキレート部分に結合される請求項2記載の方法。
【請求項16】
18Fによる分子の標識方法であって、以下の:
a)18Fをホウ素と反応させてホウ素−18F錯体を形成するステップ;および
b)前記ホウ素−18F錯体を分子と結合させて、被験者に投与されるべき1つ以上の18F標識分子を形成するステップ
を包含する方法。
【請求項17】
18Fによる分子の標識方法であって、以下の:
a)18Fを金属錯化分子に付加するステップ;および
b)18Fを前記金属と結合させるステップ
を包含する方法。
【請求項18】
前記金属が、前記分子と共役されるキレート部分に結合される請求項17記載の方法。
【請求項19】
18F標識タンパク質またはペプチドと結合される金属−18F錯体を含む前記タンパク質またはペプチド。
【請求項20】
前記金属がアルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムおよびタリウムから成る群から選択される請求項19記載の18F標識タンパク質またはペプチド。
【請求項21】
前記金属がアルミニウムである請求項19記載の18F標識タンパク質またはペプチド。
【請求項22】
ポジトロン断層法(PET)による18F画像診断方法であって、以下の:
a)18Fを、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムまたはタリウムからなる群から選択される金属と反応させて、金属−18F錯体を形成するステップ;
b)金属−18F錯体を分子と結合させて、1つ以上の18F標識分子を形成するステップ;
c)18F標識分子を被験者に投与するステップ;および
d)PETスキャニングにより18F標識分子の分布を画像診断するステップ
を包含する方法。
【請求項23】
前記18F標識分子が、前記18F標識分子を非標識分子から分離せずに被験者に投与される請求項22記載の方法。
【請求項24】
以下の:
e)前記18F標識分子を非標識分子から分離して精製18F標識分子を生成した後、前記18F標識分子が被験者に投与されるステップ
をさらに包含する請求項12記載の方法。
【請求項25】
18F標識分子の前記画像診断分布が疾患の存在または非存在を示さない請求項22記載の方法。
【請求項26】
前記疾患が固形癌(癌腫、肉種、黒色腫、神経膠腫、乳癌、肺癌、膵臓癌、卵巣癌、結腸直腸癌、前立腺癌)、造血器癌(白血病、リンパ腫、骨髄腫)、自己免疫疾患、神経変性疾患、アルツハイマー病、心疾患、心筋梗塞、うっ血性心不全、心臓壊死、血栓症、卒中、炎症、アテローム硬化症、関節リウマチ、紅斑性狼瘡、AIDSおよび病原体感染からなる群から選択される請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記18F標識分子が受容体を画像診断するために用いられる請求項22記載の方法。
【請求項28】
前記受容体が血管新生受容体であり、18F標識分子が[Al18F]共役RGD−NOTである請求項27記載の方法。
【請求項29】
前記18F標識分子が腫瘍を画像診断するために用いられる請求項22記載の方法。
【請求項30】
前記18F標識分子が18F標識ボンベシンまたはオクトレオチドである請求項29記載の方法。
【請求項31】
前記18F標識分子がhLL1、hLL2、hImmu31、hPAM4、hRS7、hA19、hA20、hMN−14、hMu−9、hMN−3、hMN−15およびhL243からなる群から選択される抗体またはその断片である請求項29記載の方法。
【請求項32】
前記18F標識分子が18F標識NOTA、C−NETAまたはリシン−NETAであり、前記18F標識分子が腎流量を画像診断するために用いられる請求項22記載の方法。
【請求項33】
前記18F標識分子が、抗体、抗体断片または抗体構築物を用いて当該部位に対する標的にされる請求項22記載の方法。
【請求項34】
前記18F標識分子が二重特異性抗体を用いて当該部位に対する標的にされる標的化可能構築物である請求項22記載の方法。
【請求項35】
以下の:
i)二重特異性抗体を被験者に投与するステップであって、前記二重特異性抗体が標的化可能構築物のための少なくとも1つの結合部位、および標的化抗原のための少なくとも1つの結合部位を有する(ここで、前記標的化抗原の存在は疾患または症状を示す)ステップ;ならびに
ii)前記標的化抗原と結合されない二重特異性抗体が循環から取り除かれるのに十分な長さの時間の後、標的化可能構築物が投与されるステップ
をさらに包含する請求項34記載の方法。
【請求項36】
前記標的化抗原が腫瘍関連抗原である請求項35記載の方法。
【請求項37】
前記標的化抗原が病原性生物体上に存在する請求項35記載の方法。
【請求項38】
前記病原体がウイルス、細菌、真菌、酵母または微生物である請求項37記載の方法。
【請求項39】
前記ウイルスが、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルス、狂犬病ウイルス、インフルエンザウイルス、B型肝炎ウイルス、センダイウイルス、ネコ白血病ウイルス、レオウイルス、ポリオウイルス、ヒト血清パルボ様ウイルス、サルウイルス40、呼吸器合胞体ウイルス、マウス乳腺腫瘍ウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、デング熱ウイルス、風疹ウイルス、麻疹ウイルス、アデノウイルス、ヒトT細胞白血病ウイルス、エプスタイン・バーウイルス、ネズミ白血病ウイルス、流行性耳下腺炎ウイルス、水疱性口内炎ウイルス、シンドビスウイルス、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス、疣贅ウイルスおよびブルータングウイルスからなる群から選択され;あるいは前記細菌が、B群連鎖球菌、レジオネラ・ニューモフィラ、化膿連鎖球菌、大腸菌、ネイセリア・ゴノレア淋病菌、髄膜炎菌、肺炎球菌、B型インフルエンザ菌、梅毒トレポネーマ、ライム病スピロヘータ、緑膿菌、ライ菌、ウシ流産菌、結核菌および破傷風菌からなる群から選択される請求項38記載の方法。
【請求項40】
標的化抗原が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、CD20、IGF−1R、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a−e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、CEACAM5、CEACAM6、B7、ED−Bフィブロネクチン、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様成長因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、PSMA、EGP−1、EGP−2、AFP、Ia、HM1.24、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、トムソン・フリーデンライヒ抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1およびR2)、VEGFR、EGFR、P1GF、補体因子C3、C3a、C3b、C5a、C5および癌遺伝子産物からなる群から選択される請求項36記載の方法。
【請求項41】
前記二重特異性抗体が、hLL1、hLL2、hImmu31、hPAM4、hRS7、hA19、hA20、hMN−14、hMu−9、hMu−3、hMN−15およびhL243からなる群から選択される抗体またはその断片を含む請求項40記載の方法。
【請求項42】
以下の:
a)18Fと錯体を形成するための金属;
b)任意に、金属−18F錯体と結合するための1つ以上のキレート部分を含むターゲッティングペプチド
を包含する18Fラベリングのためのキット。
【請求項43】
1つ以上の緩衝剤をさらに含む請求項42記載のキット。
【請求項44】
放射線分解防護剤をさらに含む請求項42記載のキット。
【請求項45】
前記放射線分解防護剤がアスコルビン酸である請求項44記載のキット。
【請求項46】
前記ペプチドが、IMP449、IMP460、IMP461、IMP462、IMP465、IMP466、IMP467、IMP468、IMP469またはIMP470である請求項42記載のキット。
【請求項47】
前記金属がアルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムまたはタリウムである請求項42記載のキット。
【請求項48】
二重特異性抗体をさらに含む請求項42記載のキットであって、前記抗体がターゲッティングペプチドに対するある結合特異性ならびに標的抗原に対する別の結合特異性を有するキット。
【請求項49】
前記標的抗原が腫瘍関連抗原である請求項48記載のキット。
【請求項50】
前記標的抗原が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、CD20、IGF−1R、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a−e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、CEACAM5、CEACAM6、B7、ED−Bフィブロネクチン、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様成長因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、PSMA、EGP−1、EGP−2、AFP、Ia、HM1.24、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、トムソン・フリーデンライヒ抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1およびR2)、VEGFR、EGFR、P1GF、補体因子C3、C3a、C3b、C5a、C5および癌遺伝子産物からなる群から選択される請求項49記載のキット。
【請求項51】
循環から標的抗原に結合されない二重特異性抗体を除去するための清掃剤をさらに含む請求項48記載のキット。
【請求項52】
19Fによる分子の標識方法であって、以下の:
a)19Fを金属と反応させて金属−19F錯体を形成するステップ;および
b)金属−19F錯体を分子と結合させて、被験者に投与されるべき1つ以上の19F標識分子を形成するステップ
を包含する方法。
【請求項53】
前記錯体が前記分子上のキレート部分と結合する請求項52記載の方法。
【請求項54】
前記分子がタンパク質またはペプチドである請求項52記載の方法。
【請求項55】
前記金属が、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムおよびタリウムから成る群から選択される請求項52記載の方法。
【請求項56】
前記19F標識分子が血清中で少なくとも4時間安定である請求項52記載の方法。
【請求項57】
前記キレート部分が、DOTA、TETA、NOTA、NETA、C−NETA、L−NETA、S−NETAまたはNOTAの誘導体からなる群から選択される請求項53記載の方法。
【請求項58】
前記ペプチドが、IMP449(NOTA−ITCベンジル−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP460(NODA−Ga−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP461(NOTA−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP462(NOTA−D−Asp−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP465(NOTA−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP466(NOTA−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thro1);IMP467(C−NETA−スクシニル−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP468(NOTA−NH−(CH2)7CO−Gln−Trp−Val−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH2;配列番号20);IMP469(S−NETA−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2)およびIMP470(L−NETA−スクシニル−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2)からなる群から選択される請求項54記載の方法。
【請求項59】
前記19F標識分子を非標識化分子と分離せずに、被験者に前記19F標識分子を投与することをさらに包含する請求項52記載の方法。
【請求項60】
以下の:
c)前記19F標識分子を非標識分子から分離して、精製19F標識分子を産生するステップ;および
d)前記精製19F標識分子を被験者に投与するステップ
をさらに包含する請求項52記載の方法。
【請求項61】
前記精製19F標識分子が本方法の開始から1時間未満で産生される請求項60記載の方法。
【請求項62】
前記被験者における前記精製19F標識分子の分布を画像診断するためにMRI画像診断を用いることをさらに包含する請求項60記載の方法。
【請求項63】
前記金属がアルミニウムである請求項52記載の方法。
【請求項64】
磁気共鳴画像診断(MRI)による19F画像診断方法であって、以下の:
a)19Fを、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムまたはタリウムからなる群から選択される金属と反応させて、金属−19F錯体を形成するステップ;
b)前記金属−19F錯体を分子と結合させて、1つ以上の19F標識分子を形成するステップ;
c)前記19F標識分子を被験者に投与するステップ;および
d)MRIにより前記19F標識分子の分布を画像診断するステップ
を包含する方法。
【請求項65】
19F標識分子の前記画像診断分布が疾患の存在または非存在を示さない請求項61記載の方法。
【請求項66】
前記疾患が固形癌(癌腫、肉種、黒色腫、神経膠腫、乳癌、肺癌、膵臓癌、卵巣癌、結腸直腸癌、前立腺癌)、造血器癌(白血病、リンパ腫、骨髄腫)、自己免疫疾患、神経変性疾患、アルツハイマー病、心疾患、心筋梗塞、うっ血性心不全、心臓壊死、血栓症、卒中、炎症、アテローム硬化症、関節リウマチ、紅斑性狼瘡、AIDSおよび病原体感染からなる群から選択される請求項65記載の方法。
【請求項67】
前記19F標識分子が腫瘍を画像診断するために用いられる請求項64記載の方法。
【請求項68】
前記19F標識分子が19F標識ボンベシンまたはオクトレオチドである請求項67記載の方法。
【請求項69】
前記19F標識分子がhLL1、hLL2、hImmu31、hPAM4、hRS7、hA19、hA20、hMN−14、hMu−9、hMN−3、hMN−15およびhL243からなる群から選択される抗体またはその断片である請求項67記載の方法。
【請求項70】
前記標的化抗原が腫瘍関連抗原である請求項67記載の方法。
【請求項71】
前記標的化抗原が、結腸特異的抗原−p(CSAp)、癌胎児性抗原(CEA)、CD4、CD4、CD5、CD8、CD14、CD15、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD30、CD45、CD66a−d、CD67、CD74、CD79a、CD80、CD138、HLA−DR、Ia、Ii、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、NCA、EGFR、HER2/neu受容体、TAG−72、EGP−1、EGP−2、A3、KS−1、Le(y)、S100、PSMA、PSA、テネイシン、葉酸受容体、VEGFR、EGFR、PDGFR、FGFR、P1GF、ILGF−1、壊死抗原、IL−2、IL−6、T101およびMAGEからなる群から選択される請求項70記載の方法。
【請求項72】
NOTAの誘導体の合成方法であって、以下の:
a)NOTAビス−t−ブチルエステルを産生するステップ;および
b)前記NOTAビス−t−ブチルエステルを用いてNOTAの誘導体を作製するステップ
を包含する方法。
【請求項73】
NOTAの誘導体の合成方法であって、以下の:
a)スクシニルテトラ−t−ブチルエステルC−NETAを産生するステップ;および
b)前記スクシニルテトラ−t−ブチルエステルC−NETAを用いてNOTAの誘導体を作製するステップ
を包含する方法。
【請求項74】
キレート部分と錯体形成される27Al19Fを含む組成物であって、前記錯体が室温で水性媒質中で安定である組成物。
【請求項75】
前記キレート部分が、DOTA、TETA、NOTA、NETA、C−NETA、L−NETA、S−NETAまたはNOTAの誘導体からなる群から選択される請求項74記載の組成物。
【請求項76】
前記キレート部分がNOTAである請求項75記載の組成物。
【請求項1】
18Fによる分子の標識方法であって、以下の:
a)18Fを金属と反応させて、金属−18F錯体を形成するステップ;および
b)金属−18F錯体を分子に結合させて、被験者に投与されるべき1つ以上の18F−標識分子を形成するステップ
を包含する方法。
【請求項2】
前記金属−18F錯体が前記分子上のキレート部分と結合する請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記分子がタンパク質またはペプチドである請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記金属が、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムおよびタリウムからなる群から選択される請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記18F標識分子が、少なくとも4時間、血清中で安定である請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記キレート部分が、DOTA、TETA、NOTA、NETA、C−NETA、L−NETA、S−NETAまたはNOTAの誘導体からなる群から選択される請求項2記載の方法。
【請求項7】
前記ペプチドが、IMP449(NOTA−ITCベンジル−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP460(NODA−Ga−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP461(NOTA−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP462(NOTA−D−Asp−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP465(NOTA−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP466(NOTA−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thro1);IMP467(C−NETA−スクシニル−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP468(NOTA−NH−(CH2)7CO−Gln−Trp−Val−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH2;配列番号20);IMP469(S−NETA−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2)およびIMP470(L−NETA−スクシニル−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2)からなる群から選択される請求項3記載の方法。
【請求項8】
18F標識分子を非標識化分子と分離せずに、被験者に18F標識分子を投与することをさらに包含する請求項1記載の方法。
【請求項9】
以下の:
c)18F標識分子を非標識分子から分離して、精製18F標識分子を産生するステップ;および
d)精製18F標識分子を被験者に投与するステップ
をさらに包含する請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記精製18F標識分子が本方法の開始から1時間未満で産生される請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記被験者における前記精製18F標識分子の分布を画像診断するためにPETスキャニングを用いることをさらに包含する請求項9記載の方法。
【請求項12】
前記金属がアルミニウムである請求項1記載の方法。
【請求項13】
95℃〜110℃の温度で水性媒質中で加熱することにより、前記金属−18F錯体が前記キレート部分に結合される請求項2記載の方法。
【請求項14】
有機溶媒が前記水性媒質に付加される請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記金属−18F錯体がマイクロ波照射によりキレート部分に結合される請求項2記載の方法。
【請求項16】
18Fによる分子の標識方法であって、以下の:
a)18Fをホウ素と反応させてホウ素−18F錯体を形成するステップ;および
b)前記ホウ素−18F錯体を分子と結合させて、被験者に投与されるべき1つ以上の18F標識分子を形成するステップ
を包含する方法。
【請求項17】
18Fによる分子の標識方法であって、以下の:
a)18Fを金属錯化分子に付加するステップ;および
b)18Fを前記金属と結合させるステップ
を包含する方法。
【請求項18】
前記金属が、前記分子と共役されるキレート部分に結合される請求項17記載の方法。
【請求項19】
18F標識タンパク質またはペプチドと結合される金属−18F錯体を含む前記タンパク質またはペプチド。
【請求項20】
前記金属がアルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムおよびタリウムから成る群から選択される請求項19記載の18F標識タンパク質またはペプチド。
【請求項21】
前記金属がアルミニウムである請求項19記載の18F標識タンパク質またはペプチド。
【請求項22】
ポジトロン断層法(PET)による18F画像診断方法であって、以下の:
a)18Fを、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムまたはタリウムからなる群から選択される金属と反応させて、金属−18F錯体を形成するステップ;
b)金属−18F錯体を分子と結合させて、1つ以上の18F標識分子を形成するステップ;
c)18F標識分子を被験者に投与するステップ;および
d)PETスキャニングにより18F標識分子の分布を画像診断するステップ
を包含する方法。
【請求項23】
前記18F標識分子が、前記18F標識分子を非標識分子から分離せずに被験者に投与される請求項22記載の方法。
【請求項24】
以下の:
e)前記18F標識分子を非標識分子から分離して精製18F標識分子を生成した後、前記18F標識分子が被験者に投与されるステップ
をさらに包含する請求項12記載の方法。
【請求項25】
18F標識分子の前記画像診断分布が疾患の存在または非存在を示さない請求項22記載の方法。
【請求項26】
前記疾患が固形癌(癌腫、肉種、黒色腫、神経膠腫、乳癌、肺癌、膵臓癌、卵巣癌、結腸直腸癌、前立腺癌)、造血器癌(白血病、リンパ腫、骨髄腫)、自己免疫疾患、神経変性疾患、アルツハイマー病、心疾患、心筋梗塞、うっ血性心不全、心臓壊死、血栓症、卒中、炎症、アテローム硬化症、関節リウマチ、紅斑性狼瘡、AIDSおよび病原体感染からなる群から選択される請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記18F標識分子が受容体を画像診断するために用いられる請求項22記載の方法。
【請求項28】
前記受容体が血管新生受容体であり、18F標識分子が[Al18F]共役RGD−NOTである請求項27記載の方法。
【請求項29】
前記18F標識分子が腫瘍を画像診断するために用いられる請求項22記載の方法。
【請求項30】
前記18F標識分子が18F標識ボンベシンまたはオクトレオチドである請求項29記載の方法。
【請求項31】
前記18F標識分子がhLL1、hLL2、hImmu31、hPAM4、hRS7、hA19、hA20、hMN−14、hMu−9、hMN−3、hMN−15およびhL243からなる群から選択される抗体またはその断片である請求項29記載の方法。
【請求項32】
前記18F標識分子が18F標識NOTA、C−NETAまたはリシン−NETAであり、前記18F標識分子が腎流量を画像診断するために用いられる請求項22記載の方法。
【請求項33】
前記18F標識分子が、抗体、抗体断片または抗体構築物を用いて当該部位に対する標的にされる請求項22記載の方法。
【請求項34】
前記18F標識分子が二重特異性抗体を用いて当該部位に対する標的にされる標的化可能構築物である請求項22記載の方法。
【請求項35】
以下の:
i)二重特異性抗体を被験者に投与するステップであって、前記二重特異性抗体が標的化可能構築物のための少なくとも1つの結合部位、および標的化抗原のための少なくとも1つの結合部位を有する(ここで、前記標的化抗原の存在は疾患または症状を示す)ステップ;ならびに
ii)前記標的化抗原と結合されない二重特異性抗体が循環から取り除かれるのに十分な長さの時間の後、標的化可能構築物が投与されるステップ
をさらに包含する請求項34記載の方法。
【請求項36】
前記標的化抗原が腫瘍関連抗原である請求項35記載の方法。
【請求項37】
前記標的化抗原が病原性生物体上に存在する請求項35記載の方法。
【請求項38】
前記病原体がウイルス、細菌、真菌、酵母または微生物である請求項37記載の方法。
【請求項39】
前記ウイルスが、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルス、狂犬病ウイルス、インフルエンザウイルス、B型肝炎ウイルス、センダイウイルス、ネコ白血病ウイルス、レオウイルス、ポリオウイルス、ヒト血清パルボ様ウイルス、サルウイルス40、呼吸器合胞体ウイルス、マウス乳腺腫瘍ウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、デング熱ウイルス、風疹ウイルス、麻疹ウイルス、アデノウイルス、ヒトT細胞白血病ウイルス、エプスタイン・バーウイルス、ネズミ白血病ウイルス、流行性耳下腺炎ウイルス、水疱性口内炎ウイルス、シンドビスウイルス、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス、疣贅ウイルスおよびブルータングウイルスからなる群から選択され;あるいは前記細菌が、B群連鎖球菌、レジオネラ・ニューモフィラ、化膿連鎖球菌、大腸菌、ネイセリア・ゴノレア淋病菌、髄膜炎菌、肺炎球菌、B型インフルエンザ菌、梅毒トレポネーマ、ライム病スピロヘータ、緑膿菌、ライ菌、ウシ流産菌、結核菌および破傷風菌からなる群から選択される請求項38記載の方法。
【請求項40】
標的化抗原が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、CD20、IGF−1R、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a−e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、CEACAM5、CEACAM6、B7、ED−Bフィブロネクチン、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様成長因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、PSMA、EGP−1、EGP−2、AFP、Ia、HM1.24、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、トムソン・フリーデンライヒ抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1およびR2)、VEGFR、EGFR、P1GF、補体因子C3、C3a、C3b、C5a、C5および癌遺伝子産物からなる群から選択される請求項36記載の方法。
【請求項41】
前記二重特異性抗体が、hLL1、hLL2、hImmu31、hPAM4、hRS7、hA19、hA20、hMN−14、hMu−9、hMu−3、hMN−15およびhL243からなる群から選択される抗体またはその断片を含む請求項40記載の方法。
【請求項42】
以下の:
a)18Fと錯体を形成するための金属;
b)任意に、金属−18F錯体と結合するための1つ以上のキレート部分を含むターゲッティングペプチド
を包含する18Fラベリングのためのキット。
【請求項43】
1つ以上の緩衝剤をさらに含む請求項42記載のキット。
【請求項44】
放射線分解防護剤をさらに含む請求項42記載のキット。
【請求項45】
前記放射線分解防護剤がアスコルビン酸である請求項44記載のキット。
【請求項46】
前記ペプチドが、IMP449、IMP460、IMP461、IMP462、IMP465、IMP466、IMP467、IMP468、IMP469またはIMP470である請求項42記載のキット。
【請求項47】
前記金属がアルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムまたはタリウムである請求項42記載のキット。
【請求項48】
二重特異性抗体をさらに含む請求項42記載のキットであって、前記抗体がターゲッティングペプチドに対するある結合特異性ならびに標的抗原に対する別の結合特異性を有するキット。
【請求項49】
前記標的抗原が腫瘍関連抗原である請求項48記載のキット。
【請求項50】
前記標的抗原が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、CD20、IGF−1R、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a−e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、CEACAM5、CEACAM6、B7、ED−Bフィブロネクチン、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様成長因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、PSMA、EGP−1、EGP−2、AFP、Ia、HM1.24、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、トムソン・フリーデンライヒ抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1およびR2)、VEGFR、EGFR、P1GF、補体因子C3、C3a、C3b、C5a、C5および癌遺伝子産物からなる群から選択される請求項49記載のキット。
【請求項51】
循環から標的抗原に結合されない二重特異性抗体を除去するための清掃剤をさらに含む請求項48記載のキット。
【請求項52】
19Fによる分子の標識方法であって、以下の:
a)19Fを金属と反応させて金属−19F錯体を形成するステップ;および
b)金属−19F錯体を分子と結合させて、被験者に投与されるべき1つ以上の19F標識分子を形成するステップ
を包含する方法。
【請求項53】
前記錯体が前記分子上のキレート部分と結合する請求項52記載の方法。
【請求項54】
前記分子がタンパク質またはペプチドである請求項52記載の方法。
【請求項55】
前記金属が、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムおよびタリウムから成る群から選択される請求項52記載の方法。
【請求項56】
前記19F標識分子が血清中で少なくとも4時間安定である請求項52記載の方法。
【請求項57】
前記キレート部分が、DOTA、TETA、NOTA、NETA、C−NETA、L−NETA、S−NETAまたはNOTAの誘導体からなる群から選択される請求項53記載の方法。
【請求項58】
前記ペプチドが、IMP449(NOTA−ITCベンジル−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP460(NODA−Ga−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP461(NOTA−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP462(NOTA−D−Asp−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP465(NOTA−D−Ala−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP466(NOTA−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thro1);IMP467(C−NETA−スクシニル−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2);IMP468(NOTA−NH−(CH2)7CO−Gln−Trp−Val−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH2;配列番号20);IMP469(S−NETA−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2)およびIMP470(L−NETA−スクシニル−D−Lys(HSG)−D−Tyr−D−Lys(HSG)−NH2)からなる群から選択される請求項54記載の方法。
【請求項59】
前記19F標識分子を非標識化分子と分離せずに、被験者に前記19F標識分子を投与することをさらに包含する請求項52記載の方法。
【請求項60】
以下の:
c)前記19F標識分子を非標識分子から分離して、精製19F標識分子を産生するステップ;および
d)前記精製19F標識分子を被験者に投与するステップ
をさらに包含する請求項52記載の方法。
【請求項61】
前記精製19F標識分子が本方法の開始から1時間未満で産生される請求項60記載の方法。
【請求項62】
前記被験者における前記精製19F標識分子の分布を画像診断するためにMRI画像診断を用いることをさらに包含する請求項60記載の方法。
【請求項63】
前記金属がアルミニウムである請求項52記載の方法。
【請求項64】
磁気共鳴画像診断(MRI)による19F画像診断方法であって、以下の:
a)19Fを、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ルテチウムまたはタリウムからなる群から選択される金属と反応させて、金属−19F錯体を形成するステップ;
b)前記金属−19F錯体を分子と結合させて、1つ以上の19F標識分子を形成するステップ;
c)前記19F標識分子を被験者に投与するステップ;および
d)MRIにより前記19F標識分子の分布を画像診断するステップ
を包含する方法。
【請求項65】
19F標識分子の前記画像診断分布が疾患の存在または非存在を示さない請求項61記載の方法。
【請求項66】
前記疾患が固形癌(癌腫、肉種、黒色腫、神経膠腫、乳癌、肺癌、膵臓癌、卵巣癌、結腸直腸癌、前立腺癌)、造血器癌(白血病、リンパ腫、骨髄腫)、自己免疫疾患、神経変性疾患、アルツハイマー病、心疾患、心筋梗塞、うっ血性心不全、心臓壊死、血栓症、卒中、炎症、アテローム硬化症、関節リウマチ、紅斑性狼瘡、AIDSおよび病原体感染からなる群から選択される請求項65記載の方法。
【請求項67】
前記19F標識分子が腫瘍を画像診断するために用いられる請求項64記載の方法。
【請求項68】
前記19F標識分子が19F標識ボンベシンまたはオクトレオチドである請求項67記載の方法。
【請求項69】
前記19F標識分子がhLL1、hLL2、hImmu31、hPAM4、hRS7、hA19、hA20、hMN−14、hMu−9、hMN−3、hMN−15およびhL243からなる群から選択される抗体またはその断片である請求項67記載の方法。
【請求項70】
前記標的化抗原が腫瘍関連抗原である請求項67記載の方法。
【請求項71】
前記標的化抗原が、結腸特異的抗原−p(CSAp)、癌胎児性抗原(CEA)、CD4、CD4、CD5、CD8、CD14、CD15、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD30、CD45、CD66a−d、CD67、CD74、CD79a、CD80、CD138、HLA−DR、Ia、Ii、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、NCA、EGFR、HER2/neu受容体、TAG−72、EGP−1、EGP−2、A3、KS−1、Le(y)、S100、PSMA、PSA、テネイシン、葉酸受容体、VEGFR、EGFR、PDGFR、FGFR、P1GF、ILGF−1、壊死抗原、IL−2、IL−6、T101およびMAGEからなる群から選択される請求項70記載の方法。
【請求項72】
NOTAの誘導体の合成方法であって、以下の:
a)NOTAビス−t−ブチルエステルを産生するステップ;および
b)前記NOTAビス−t−ブチルエステルを用いてNOTAの誘導体を作製するステップ
を包含する方法。
【請求項73】
NOTAの誘導体の合成方法であって、以下の:
a)スクシニルテトラ−t−ブチルエステルC−NETAを産生するステップ;および
b)前記スクシニルテトラ−t−ブチルエステルC−NETAを用いてNOTAの誘導体を作製するステップ
を包含する方法。
【請求項74】
キレート部分と錯体形成される27Al19Fを含む組成物であって、前記錯体が室温で水性媒質中で安定である組成物。
【請求項75】
前記キレート部分が、DOTA、TETA、NOTA、NETA、C−NETA、L−NETA、S−NETAまたはNOTAの誘導体からなる群から選択される請求項74記載の組成物。
【請求項76】
前記キレート部分がNOTAである請求項75記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図18D】
【図19】
【図20(A)】
【図20(B)】
【図20(C)】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図18D】
【図19】
【図20(A)】
【図20(B)】
【図20(C)】
【公表番号】特表2011−523697(P2011−523697A)
【公表日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−507650(P2011−507650)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/042333
【国際公開番号】WO2009/135015
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【出願人】(504149971)イミューノメディクス、インコーポレイテッド (48)
【氏名又は名称原語表記】IMMUNOMEDICS, INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/042333
【国際公開番号】WO2009/135015
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【出願人】(504149971)イミューノメディクス、インコーポレイテッド (48)
【氏名又は名称原語表記】IMMUNOMEDICS, INC.
【Fターム(参考)】
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