説明

ダブルデッキエレベーターのかご用非常止め復帰方法

【課題】上部かご室と下部かご室をそれぞれ緊急固定する両内かご用非常止め装置が同時に作動した場合でも、比較的に簡単に解除できるようにしたダブルデッキエレベーターのかご用非常止め復帰方法を提供する。
【解決手段】いずれか一方のかご室、例えば下部かご室15を、その下部に予め配置したバッファ装置24の上方部にジャッキ装置31を配置し、このジャッキ装置31によって下部かご室15を持ち上げて一方の内かご用非常止め装置27を解除し、その後、階高調整用駆動装置16を用いて調整用ロープ18を介して他方のかご室、例えば上部かご室14を上方に持ち上げて他方の内かご用非常止め装置26を解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダブルデッキエレベーターの内かご用非常止め装置が作動した後の復帰を行うダブルデッキエレベーターのかご用非常止め復帰方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、主索の一端にかご枠を連結し、このかご枠内に設けた副ガイドレールに対して上部かご室および下部かご室をそれぞれ上下動可能に配置し、各階床間隔の変化に応じて階高調整用駆動装置によって両かご室間を調整し、例えば、一方のかご室を上方に駆動しながら他方のかご室を下方に駆動するようにしたダブルデッキエレベーターが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
この種のダブルデッキエレベーターでは、非常時にかご枠を主ガイドレールに対して緊急固定する非常止め装置とは別に、かご枠内に配置した副ガイドレールに対して非常時に緊急停止する内かご用非常止め装置を設けた構成が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−344430号公報
【特許文献2】国際公開番号W2002−38482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のダブルデッキエレベーターでは、上部かご室と下部かご室をそれぞれ緊急固定する両内かご用非常止め装置が同時に作動した場合、点検後に復帰させる必要があるが、簡単に行うことはできない。つまり、かご枠内に配置した上部かご室と下部かご室は、階床間隔の変化に対応できるようにするため、上述したように一方のかご室を上方に駆動しながら他方のかご室を下方に駆動する構成としている。従って、一般的な非常止め装置として知られているようにその非常止め装置を取り付けたかご室を上方に駆動して解除しようとしても、一方のかご室を上方に駆動しようとすると他方のかご室は下方に駆動されることになり、この他方のかご室に取り付けた側の内かご用非常止め装置が解除されずかご室そのもの動きを阻止してしまう。このため、両内かご用非常止め装置を簡単には解除することができない。
【0006】
本発明の目的は、上部かご室と下部かご室をそれぞれ緊急固定する両内かご用非常止め装置が同時に作動した場合でも、比較的に簡単に解除できるようにしたダブルデッキエレベーターのかご用非常止め復帰方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記目的を達成するために、主索の一端部に連結したかご枠内に、上下に配置した上部かご室および下部かご室と、両かご室間の位置を調整する階高調整用駆動装置と、前記かご枠内での前記上部かご室および前記下部かご室の上下動を案内する副ガイドレールと、この副ガイドレールに対して非常時に噛み込むよう前記両かご室側にそれぞれ設けた内かご用非常止め装置と、前記両かご室の下方に位置する部分の前記かご枠にそれぞれ設けたバッファ装置とを備えたダブルデッキエレベーターにおいて、前記両かご室側の前記内かご用非常止め装置が共に作動したとき、前記両かご室のいずれか一方にジャッキ装置を設け、このジャッキ装置により、このジャッキ装置の設けられた側のかご室を上方に所定距離移動してこれに対応する側の前記内かご用非常止め装置を解放し、前記ジャッキ装置を撤去後、前記階高調整用駆動装置を用いて前記両かご室の他方を上方に所定距離移動して、これに対応する側の前記内かご用非常止め装置を解放することを特徴とする。
【0008】
このような方法によれば、単純に階高調整用駆動装置によって両かご室を一緒に上方へ駆動することができないダブルデッキエレベーターでも、ジャッキ装置を使用するだけで、比較的簡単に内かご用非常止め装置を解除することができる。しかも、最後に内かご用非常止め装置を解除する側の他方のかご室は、階高調整用駆動装置を用いて持ち上げるため、複雑な工具を多数使用することなく、簡単な作業とすることができる。
【0009】
また本発明は、上述の構成に加えて、前記ジャッキ装置は、前記バッファ装置の上部に支持して設けたことを特徴とする。
【0010】
このような方法によれば、ジャッキ装置をいずれか一方のかご室の下方に配置する場合、そのかご室の下部に既に配置しているバッファ装置を利用してその上部にジャッキ装置を利用することができ、内かご用非常止め装置の解除の際に使用するジャッキ装置を強固に固定保持するために特別の支持部材を必要としないし、このことを見込んでかご枠に支持部を予め構成しておく必要もないので、かご枠の構成を簡単にすることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、単純に階高調整用駆動装置によって両かご室を一緒に上方へ駆動することができないダブルデッキエレベーターでも、ジャッキ装置を使用するだけで、比較的簡単に内かご用非常止め装置を解除することができる。しかも、最後に内かご用非常止め装置を解除する側の他方のかご室は、階高調整用駆動装置を用いて持ち上げるため、複雑な工具を多数使用することなく、簡単な作業とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態によるダブルデッキエレベーターの概略構成図である。
【図2】図1に示したダブルデッキエレベーターの要部であるかご枠の拡大正面図である。
【図3】図2に示したかご枠内の両内かご用非常止め装置が動作した状態を示す正面図である。
【図4】図2に示したかご枠内の一方の内かご用非常止め装置が動作した状態を示す正面図である。
【図5】図2に示したかご枠内の断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態によるダブルデッキエレベーターの内かご用非常止め解除方法を示すフローチャートである。
【図7】図4に示したバッファ装置にジャッキ装置を設置した状態を示す要部断面図である。
【図8】他の構成のバッファ装置にジャッキ装置を設置した状態を示す要部断面図である。
【図9】さらに他の構成のバッファ装置にジャッキ装置を設置した状態を示す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態によるダブルデッキエレベーターの概略構成図である。昇降路1の上部には駆動シーブ2を有する巻上機3、そらせ車4、また制御装置5などが配置されている。駆動シーブ2とそらせ車4には主索6が巻き掛けられ、この主索6の一端にはかご装置7が、また他端には釣合おもり8が吊り下げられている。かご装置7および釣合おもり8は図示しないガイドレールによってそれぞれ案内されながら昇降するように構成されている。
【0015】
かご装置7は、拡大図である図2に示すように一対の縦枠9間に、上部梁10と中間梁11と下部梁12とを連結して仕切ったかご枠13を有し、このかご枠13の上部枠内に上部かご室14を配置し、下部枠内に下部かご室15を配置している。主索6の一端を連結した上部梁10には階高調整用駆動装置16が設置され、そのシーブ17には調整用ロープ18が巻き掛けられ、この調整用ロープ18の一端は上部かご室14の下部に可回転的に設けたプーリ19を介して上部梁10に連結され、調整用ロープ18の他端は下部かご室15の下部に可回転的に設けたプーリ20を介して中間梁11に連結されている。
【0016】
調整用ロープ18は、上部かご室14がかご枠13内の略最上部に位置したときに、下部かご室15がかご枠13内の略最下部に位置するような長さに調節されている。両かご室14,15は、調整用ロープ18によって連結されているため、階高調整用駆動装置16を駆動制御することによって、一方のかご室をかご枠13内で上昇させながら他方のかご室をかご枠13内で下降させることになる。従って、図1に実線で示したかご装置7の停止位置では、その階床間隔に合わせて上部かご室14および下部かご室15間を停止することができ、一方、同図の点線で示したかご装置7の停止位置では、その階床間隔に合わせて上部かご室14および下部かご室15の間隔を狭めて停止することができる。
【0017】
このときの上部かご室14および下部かご室15は、図3および図5に示すようにかご枠13に固定した一対の副ガイドレール21に沿って上下方向に案内されるように構成されている。図5は下部かご室15に対応する位置の昇降路の平面図であり、昇降路壁22にはかご装置7の案内を行う一対の主ガイドレール23が固定されており、この主ガイドレール23に可摺動的にかご枠13が係合されている。かご枠13の内側には、一対の副ガイドレール21がそれぞれ固定され、上述したように階床間隔に合わせて上部かご室14および下部かご室15が昇降するときこの副ガイドレール21に沿って移動する。
【0018】
下部かご室15の下部には一対のプーリ20が可回転的に支持され、このプーリ20に掛けた調整用ロープ18が副ガイドレール21に接触しないように一対のプーリ20は、一対の副ガイドレール21に対して傾きを持った線上に配置されている。また下部かご室15の下部には、一対のバッファ装置24が配置されている。この一対のバッファ装置24は、下部かご室15の落下時に衝撃を吸収しながら受けるもので、下部かご室15をバランス良く受け止める位置に配置されている。同様に、図3に示すように上部かご室14の下部にも、一対のバッファ装置25が配置されている。
【0019】
また上部かご室14および下部かご室15には、特に、図3に示したようにそれぞれ一対の周知構成の内かご用非常止め装置26,27が設けられ、この内かご用非常止め装置26,27は非常時に副ガイドレール21をそれぞれ強固に噛み込んで固定状態とするように構成されている。内かご用非常止め装置26,27としては、例えば、主ガイドレール23用として知られている種々の構成のものや専用に構成した類似構成を採用することができるが、いずれの場合も、副ガイドレール21を釈放可能に強固に噛み込む把持部分を有しており、噛み込み状態で上部かご室14および下部かご室15が下方に落下しないようにそれぞれ緊急保持するが、上部かご室14および下部かご室15を上方へ所定距離だけ駆動すると把持部分が副ガイドレール21を釈放するように構成されている。尚、図3は、図2に示した調整用ロープ18を省略し簡略化している。
【0020】
このような構成のダブルデッキエレベーターでは、上部かご室14および下部かご室15の両内かご用非常止め装置26,27が共に作動した場合、一般的なエレベーターのように乗りかごを上方へ駆動して噛み込み状態を解除することはできない。つまり、階高調整用駆動装置16を駆動制御し、調整用ロープ18を介して上部かご室14を上方へ駆動して内かご用非常止め装置26を解除しようとすると、下部かご室15は下方へ移動しようとするが、内かご用非常止め装置27によって動きを阻止されているため、上部かご室14を上方へ駆動することもできない。逆に、下部かご室15を上方に駆動して内かご用非常止め装置27を解除しようとする場合も、調整用ロープ18によって上部かご室14は下方に移動させる動きとなるが、内かご用非常止め装置26によって阻止されてしまう。
【0021】
そこで、上部かご室14および下部かご室15の内かご用非常止め装置26,27が共に作動した場合、図6に示したフローチャートに従って解除作業を行う。
【0022】
図3に×印を付加して示したように、内かご用非常止め装置26,27が共に作動したとき、先ず、作業員はステップS1で一方のかご室の下部に後述するジャッキ装置31を配置する。
【0023】
ここでは、下部かご室15の下部に位置したバッファ装置24の上にジャッキ装置31を配置するものとして説明するが、上部かご室14とバッファ装置24間、または下部かご室15とバッファ装置25との間に、ジャッキ装置31を挿入配置できる対向距離がある方を選んで、ジャッキ装置31を配置する。しかし、他の例では、バッファ装置24,25以外の場所にジャッキ装置31を配置することも可能であるから、その場合は、いずれか一方のかご室を選定する。
【0024】
ジャッキ装置31は通常、機械室やかご上などに予め保管配置したり、この作業時に持参して使用することもできる。下部かご室15の下部に既に配置されているバッファ装置24を利用して、図7に示すようにジャッキ装置28を設置する。図7のバッファ装置24は油圧式を例示しており、バッファ装置24の可動部28の動作を防止するために、可動部28を覆うようにジャッキ台部30を配置し、このジャッキ台部30をバッファ装置24の固定部29に固着させる。その後、ジャッキ台部30の上部に、例えばハンド式のジャッキ装置31を設置する。このジャッキ装置31としては、2台ある場合、一対のバッファ装置24にそれぞれ同様に設置するが、下部かご室15を安全にジャッキアップできるなら、1台でも良い。
【0025】
その後、ステップS2でジャッキ装置31のハンドル32を操作してジャッキアップし、下部かご室15を上方へ持ち上げる。下部かご室15が所定長だけ上方に移動すると、ステップS3でその構造上、内かご用非常止め装置27が解除される。そこで作業員は、ステップS4としてジャッキ装置31を元の状態に戻し、バッファ装置24の上方部からジャッキ装置31を撤去すると、図4の状態となる。つまり、下部かご室15側の内かご用非常止め装置27は解除されるが、上部かご室14側の内かご用非常止め装置26はまだ解除されていない。
【0026】
次いで、作業員はステップS5で階高調整用駆動装置16を駆動して、今度は上部かご室14を上方へ移動する。このとき、既に内かご用非常止め装置27は解除されているため、下部かご室15は調整用ロープ18を介して下方に移動する。ステップS6で上部かご室14が所定距離だけ上方に移動すると、その構造上、内かご用非常止め装置26が解除される。
【0027】
ステップS1で、ジャッキ装置31をバッファ装置24の上方部に配置するとき、バッファ装置24がばね式であれば、図8に示すようにばね33を覆うようにジャッキ台部30を配置しながら、このジャッキ台部30をバッファ装置24の固定部29に固定させる。また、バッファ装置24がゴム式であれば、図9に示すようにゴム34を覆うようにジャッキ台部30を配置しながら、このジャッキ台部30をバッファ装置24の固定部29に固定させる。
【0028】
上述の場合とは異なり、下部かご室15とバッファ装置24間には十分な隙間がなく、上部かご室14とバッファ装置25間にはジャッキ装置31を配置できる隙間がある場合は、先ずジャッキ装置31を用いて内かご用非常止め装置26を解除し、その後、階高調整用駆動装置16を駆動し下部かご室15を上方に駆動して内かご用非常止め装置27を解除する。ジャッキ装置31をどちらの側のかご室駆動に適用するかは、上述したようにジャッキ装置31を設置できるかどうかによって決定することができるので、ステップS3でジャッキ装置31を用いていずれか一方のかご室を持ち上げて、いずれか一方の内かご用非常止め装置を解除し、その後、階高調整用駆動装置16を用いて他方のかご室を持ち上げて他方の内かご用非常止め装置を解除することができる。
【0029】
このようなダブルデッキエレベーターによれば、いずれか一方のかご室をジャッキ装置31によって持ち上げていずれか一方の内かご用非常止め装置を解除し、その後、階高調整用駆動装置16を用いて他方のかご室を持ち上げて他方の内かご用非常止め装置を解除しているため、ジャッキ装置を用いるだけで、単純に階高調整用駆動装置16によって両かご室14,15を一緒に上方へ駆動することができないダブルデッキエレベーターでも、比較的簡単に内かご用非常止め装置26,27を解除することができる。しかも、最後に内かご用非常止め装置を解除する側の他方のかご室は、階高調整用駆動装置16を用いて持ち上げるため、複雑な工具を多数使用することなく、簡単な作業とすることができる。
【0030】
また、本発明のダブルデッキエレベーターでは、ジャッキ装置31をいずれか一方のかご室の下方に配置する場合、そのかご室の下部に既に配置しているバッファ装置24,25を利用してその上部にジャッキ装置31を設置しているため、内かご用非常止め装置26,27の解除の際に使用するジャッキ装置31を強固に固定保持するために特別の支持部材を必要としないし、このことを見込んでかご枠13に支持部を予め構成しておく必要もないので、かご枠13の構成を簡単にすることができる。
【0031】
尚、本発明のダブルデッキエレベーターは、図示の構成に限らず、その他の構成のものにも適用することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 昇降路
2 駆動シーブ
3 巻上機
4 そらせ車
5 制御装置
6 主索
7 かご装置
8 釣合おもり
9 縦枠
10 上部梁
11 中間梁
12 下部梁
13 かご枠
14 上部かご室
15 下部かご室
16 階高調整用駆動装置
17 シーブ
18 調整用ロープ
19 プーリ
20 プーリ
21 副ガイドレール
22 昇降路壁
23 主ガイドレール
24 バッファ装置
25 バッファ装置
26 内かご用非常止め装置
27 内かご用非常止め装置
28 可動部
29 固定部
30 ジャッキ台部
31 ジャッキ装置
32 ハンドル
33 ばね
34 ゴム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主索の一端部に連結したかご枠内に、上下に配置した上部かご室および下部かご室と、両かご室間の位置を調整する階高調整用駆動装置と、前記かご枠内での前記上部かご室および前記下部かご室の上下動を案内する副ガイドレールと、この副ガイドレールに対して非常時に噛み込むよう前記両かご室側にそれぞれ設けた内かご用非常止め装置と、前記両かご室の下方に位置する部分の前記かご枠にそれぞれ設けたバッファ装置とを備えたダブルデッキエレベーターにおいて、
前記両かご室側の前記内かご用非常止め装置が共に作動したとき、前記両かご室のいずれか一方にジャッキ装置を設け、このジャッキ装置により、このジャッキ装置の設けられた側のかご室を上方に所定距離移動してこれに対応する側の前記内かご用非常止め装置を解放し、前記ジャッキ装置を撤去後、前記階高調整用駆動装置を用いて前記両かご室の他方を上方に所定距離移動して、これに対応する側の前記内かご用非常止め装置を解放することを特徴とするダブルデッキエレベーターのかご用非常止め復帰方法。
【請求項2】
前記ジャッキ装置は、前記バッファ装置の上部に支持して設けたことを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベーターのかご用非常止め復帰方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−6635(P2013−6635A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−138612(P2011−138612)
【出願日】平成23年6月22日(2011.6.22)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【出願人】(503180948)水戸エンジニアリングサービス株式会社 (33)
【Fターム(参考)】