説明

ディスプレイ装置用複合フィルムおよびこれを含むディスプレイ装置

【課題】ディスプレイ装置用複合フィルムおよびこれを含むディスプレイ装置に関する。
【解決手段】ベースフィルム210と、ベースフィルム210の第1面に形成され、外部光を反射を防止するための反射防止層212と、第1面と対向する第2面に形成され、一面に複数の外光遮蔽部で成された外光遮蔽パターンを具備した外光遮蔽層250と、外光遮蔽層250上に形成され、選択的な波長吸収機能を有する少なくとも1種の色素を含有した粘着層260とを含むディスプレイ装置用複合フィルムを提供する。前記した複合フィルムは、磁波遮蔽、外光吸収、近赤外線遮蔽、反射防止、色補正などの機能を同時に有しており、ディスプレイ装置の製造工程の単純化かつ薄型化に寄与することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ装置用複合フィルムおよびこれを含むディスプレイ装置に関し、より詳細には、電磁波遮蔽、外光吸収、近赤外線遮蔽、反射防止、色補正などの機能を同時に有しており、ディスプレイ装置に採用される場合にディスプレイ装置の厚さを減少させるディスプレイ装置用複合フィルムおよびこれが採用されたディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現代社会の高度情報化に伴い、光エレクトロニクス(photo−electronics)に関連する部品および機器が著しく進歩し普及している。その中でも、画像を表示するディスプレイ装置は、テレビ装置用やパソコンモニタ装置用などとして普及しながら、ディスプレイの大型化とともに薄型化が進められている。
【0003】
一般的に、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPとする)装置は、既存のディスプレイ装置を代表する陰極線管(以下、CRTとする)に比べて大型化および薄型化を同時に満たすことができ、次世代ディスプレイ装置として脚光を浴びている。このようなPDP装置は、ガス放電現象を用いて画像を表示するものであって、表示容量、輝度、コントラスト、残像、視野角などの各種表示能力に優れている。また、PDP装置は、他の表示装置に比べて大型化が容易であるだけでなく、薄型の発光型表示装置として、今後の高品質デジタルテレビとして最適な特性を備えていると評価されており、CRTを代替するディスプレイ装置として注目されている。
【0004】
PDP装置は、電極に印加される直流または交流電圧によって電極間のガスから放電が発生し、これに伴う紫外線の放射によって蛍光体を励起させることで発光するようになる。
【0005】
しかし、PDP装置は、その駆動の特性上、電磁波および近赤外線の放出量が多くて蛍光体の表面反射が高いだけでなく、封入ガスであるヘリウム(He)やキセノン(Xe)から放出されるオレンジ光によって色純度がCRTに及ばないという短所がある。
【0006】
したがって、PDP装置から発生する電磁波および近赤外線によって人体に有害な影響を及ぼす上に、無線電話機やリモコンなどの精密機器に誤作動を誘発する恐れもある。
【0007】
このようなPDP装置を用いるためには、PDP装置から放出される電磁波と近赤外線の放出を所定の値以下に抑制することが求められている。このため、電磁波および近赤外線を遮蔽すると同時に反射光を減少させて色純度を向上させるために、電磁波遮蔽、近赤外線遮蔽、光表面反射防止、および/または色純度改善などの機能を有するPDPフィルタを採用している。
【0008】
ここで、従来のPDPフィルタは、それぞれの機能性フィルムを備えることにより、PDPフィルタの薄型傾向の障害となっている。
【特許文献1】特許公開第2004−69931号公報
【特許文献2】大韓民国特許公開第2006−0032246号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような問題点を解決するために案出されたものであって、複合機能を実行することで、ディスプレイ装置の厚さを減少させるだけでなく、ディスプレイ装置の明室条件におけるコントラスト比および視認性を向上させるディスプレイ装置用複合フィルムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、ディスプレイ装置用複合フィルムを含むディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置用複合フィルムは、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの第1面に形成され、外部光の反射を防ぐための反射防止層と、前記第1面と対向する第2面に形成され、一面に複数の外光遮蔽部で成された外光遮蔽パターンを具備した外光遮蔽層と、前記外光遮蔽層上に形成され、選択的な波長吸収機能を有する少なくとも1種の色素を含有した粘着層とを含む。
【0012】
前記外光遮蔽部は、楔形の断面を有しており、導電性物質を含むことによって、電磁波遮蔽機能を実行するようになる。
【0013】
前記外光遮蔽パターンは、多数のストライプ形状またはメッシュ形状を有するようになる。
【0014】
また、前記粘着層は、近赤外線吸収色素を含むことによって、パネルアセンブリから発生する近赤外線を遮蔽することができる。
【0015】
本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置は、パネルアセンブリおよびディスプレイ装置用複合フィルムを含む。
【0016】
前記パネルアセンブリは、互いに対応するように結合された前面基板と背面基板と、前記前面基板と背面基板との間に配置された多数のセルとを含む。また、前記複合フィルムは、前記前面基板上に配置されたベースフィルムと、前記ベースフィルムの第1面に形成され、外部光の反射を防ぐための反射防止層と、前記第1面と対向する第2面に形成され、一面に複数の外光遮蔽部で成された外光遮蔽パターンを具備した外光遮蔽層と、前記外光遮蔽層上に形成され、選択的な波長吸収機能を有する少なくとも1種の色素を含んだ粘着層とを含む。
【0017】
前記複合フィルムは、前記粘着層によって前記前面基板と結合することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
上述したように、本発明に係るディスプレイ装置用複合フィルムは、PDPなどのディスプレイ装置に適用され、電磁波遮蔽、外光遮蔽、近赤外線遮蔽、反射防止、色補正などの複合機能を実行することができる。
【0019】
これにより、複合フィルムをディスプレイ装置に適用する場合には、ディスプレイ装置の製造工程を単純化させるだけでなく、ディスプレイ装置の厚さを減少させることもできる。
【0020】
また、外光遮蔽層を備えることで、ディスプレイ装置の明室コントラスト比を向上させ、ディスプレイ装置の表示品質を極大化させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付の参照して、本発明について詳細に説明する。特に、PDP装置を例示して説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係るPDP装置を概略的に示した分解斜視図である。
【0023】
図1を参照すれば、本発明の実施形態に係るPDP装置100は、ケース110の上部を覆うカバー150と、ケース110内に収容される駆動回路基板120と、ガス放電現象が起こる発光セルを含むパネルアセンブリ130と、PDPフィルタ140とで構成される。PDPフィルタ140は、透明基板上に導電性が優れた材料で形成された導電層が具備されており、該導電層は、カバー150を介してケース110に接地される。すなわち、パネルアセンブリ130から発生した電磁波が視聴者に到達する前に、これをPDPフィルタ140の導電層を介してカバー150とケース110に接地させるのである。
【0024】
PDPフィルタ140としては、以下で説明するディスプレイ装置用複合フィルムを用いることができる。また、本発明に係るディスプレイ装置用複合フィルムは、PDPフィルタ140の一構成フィルムとして含まれるようになる。
【0025】
図2は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置用複合フィルムを示した断面図である。
【0026】
図2を参照すれば、複合フィルム200は、ベースフィルム210と、反射防止層212と、外光遮蔽層250と、粘着層260とを含む。
【0027】
ベースフィルム210としては、ポリエチレンテレフタレート(PolyEthylene Terephthalate)、アクリル(Acryl)、ポリカーボネート(Polycabonate)、ウレタンアクリレート(Urethane Acrylate)、ポリエステル(Polyester)、エポキシアクリレート(Epoxy Acrylate)、ブロモアクリレート(Brominate Acrylate)などの透明樹脂を用いることができる。このような透明樹脂は、単独または2つ以上の組み合わせで用いられるようになる。
【0028】
反射防止層212は、外部から入射する光による反射を防ぐものである。反射防止層212は、高屈折率物質および低屈折率物質が順次に積層されて形成されるようになる。
【0029】
外光遮蔽層250は、基材220と、基材の一面に複数の外光遮蔽部232が含まれた外光遮蔽パターン230とが形成されている。
【0030】
基材は、紫外線硬化樹脂などで成される。外光遮蔽層250を製造するためには、まず、紫外線硬化樹脂などをベースフィルム210上に塗布して硬化させて基材220を形成する。形成された基材220上には、熱プレス法、キャスティング法、射出成形法、UV法などを用いて所定の形状の溝を形成する。溝内部には、外光遮蔽物質などを充填することによって、外光遮蔽パターン230が完成するようになる。
【0031】
外光遮蔽パターン230は、所定の距離で相互離隔しており、ストライプ形状を有する複数の外光遮蔽部232を含む。各外光遮蔽部232の離隔距離は、一定であることが好ましい。
【0032】
本実施形態において、外光遮蔽部232は、楔形の断面を有しており、平面上から見ればストライプ形状を有している。したがって、外光遮蔽パターン230は、複数のストライプで成された線形パターンを有するようになる。
【0033】
外光遮蔽部232は、カーボンブラックなどの外光吸収物質だけでなく、導電性物質も含む。したがって、外光遮蔽部232は、電磁波遮蔽性能を有するようになる。すなわち、外光遮蔽層は、外光吸収による明室コントラスト比の向上だけでなく、電磁波を効果的に遮蔽することもできる。
【0034】
外光遮蔽部232は、基材220のいずれの面にも形成することができるが、本実施形態では、粘着層260と接する基材220の一面に形成されている。
【0035】
導電性物質は、導電性高分子を含むようになる。
【0036】
導電性高分子としては、ポリチオフェン(polythiophene)、ポリピロール(polypyrrole)、ポリアニリン(polyaniline)、ポリ(3、4−エチレンジオキシチオフェン)(poly(3、4−ethylenedioxythiophene))、ポリ(3−アルキルチオフェン(poly(3−alkylthiophene))、ポリイソチアナフテン(polyisothianaphthene)、ポリ(p−フェニレンビニレン)(poly(p−phenylenevinylene))、ポリ(p−フェニレン)(poly(p−phenylene))などを用いることができるし、これらの誘導体を用いることもできる。このような導電性高分子は、単独または2つ以上の組み合わせで用いられるようになる。
【0037】
また、導電性物質としては、炭素ナノチューブ、酸化銅、酸化インジウムスズ(ITO)などを挙げることができる。
【0038】
外光遮蔽パターン230は、電磁波遮蔽性能を向上させるために、メッシュ形状で形成されることもできる。すなわち、外光遮蔽パターン230は、互いに直交する複数の外光遮蔽部232を含む。
【0039】
粘着層260は、粘着樹脂と、近赤外線遮蔽、色補正などの機能を実行するために選択的な波長吸収機能を有する少なくとも1種の色素とを含む。
【0040】
粘着樹脂としては、アクリル系列の樹脂を用いることができるが、特に限定されるものではない。また、色素は、粘着樹脂固形分100重量部に対して0.1ないし20重量部で含まれるのが好ましい。
【0041】
特に、近赤外線を吸収するための色素としては、コバルト系色素、鉄系色素、クロム系色素、チタン系色素、ジイモニウム系色素、アントラキノン系色素、アミニウム系色素、ポリメチン系色素、アゾ系色素、ジチオール系金属錯体系色素などを用いることができる。このような色素は、単独または2つ以上の組み合わせで用いられるようになる。
【0042】
また、オレンジ色系列の波長を吸収できる色素をさらに含むこともできる。
【0043】
図3は、本発明の他の実施形態に係るディスプレイ装置用複合フィルムを示した断面図である。図3のディスプレイ装置用複合フィルムは、導電層および透明基材を除いては図2の複合フィルムと同じであるため、重複する説明は省略する。
【0044】
図3を参照すれば、複合フィルム300は、ベースフィルム310と、反射防止層312と、外光遮蔽層350と、粘着層360と、導電層370と、透明基材380とを含む。
【0045】
本実施形態に係る複合フィルム300は、主に独立的なフィルタとして機能するという用途を念頭に置いたものである。一方、図2の複合フィルム200は、パネルアセンブリに直に付着したり、他の機能性フィルムと結合したりする用途として用いられるのが有用であろう。
【0046】
外光遮蔽層350は、基材320と、基材320の一面に複数の外光遮蔽部332を含む外光遮蔽パターン330とが形成されている。
【0047】
導電層370は、外光遮蔽層350による電磁波遮蔽性能を補うものである。
【0048】
導電層370には、導電性金属パターンが含まれるようになる。これは、メッシュタイプの電磁波遮蔽層と類似した機能を実行するようになる。これとは異なり、導電層370は、ITOなどの金属酸化物を含む金属酸化物膜で構成されることもできる。
【0049】
透明基材380は、複合フィルム300を保護する機能を実行するものであり、複合フィルム300が単品で用いられるようにする。
【0050】
前記透明基材380としては、ガラスなどの材質が用いられるようになる。
【0051】
図2および図3で説明したディスプレイ装置用複合フィルム200、300は、PDPなどのディスプレイ装置に適用されるようになる。
【0052】
特に、図2のディスプレイ装置用複合フィルム200は、粘着層260を媒介としてパネルアセンブリ(図示せず)の一面と接合するようになる。すなわち、直接付着用としての使用が可能である。
【0053】
図3のディスプレイ装置用複合フィルム300は単一的なフィルタであって、パネルアセンブリ(図示せず)の一面と離隔するものの、単純な配置での使用が可能である。
【0054】
特に、複合フィルム200、300がPDPディスプレイ装置に適用される場合に、外光遮蔽層250、350に形成された外光遮蔽部232、252は、パネルアセンブリ方向に向かうように基材220、320の一面に形成されることが好ましい。
【0055】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の一実施形態に係るPDP装置を概略的に示した分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置用複合フィルムを示した断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係るディスプレイ装置用複合フィルムを示した断面図である。
【符号の説明】
【0057】
100:PDP装置
110:ケース
120:駆動回路基板
130:パネルアセンブリ
140:PDPフィルタ
150:カバー
200、300:複合フィルム
210、310:ベースフィルム
212、312:反射防止層
220、320:基材
230、330:外光遮蔽パターン
232、332:外光遮蔽部
250、350:外光遮蔽層
260:粘着層
370:導電層
380:透明基材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースフィルムと、
前記ベースフィルムの第1面に形成され、外部光の反射を防ぐための反射防止層と、
前記第1面と対向する第2面に形成され、一面に複数の外光遮蔽部で成された外光遮蔽パターンを具備した外光遮蔽層と、
前記外光遮蔽層上に形成され、選択的な波長吸収機能を有する少なくとも1種の色素を含んだ粘着層と
を含むディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項2】
前記ベースフィルムが、ポリエチレンテレフタレート樹脂で成されたことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項3】
前記反射防止層が、高屈折率物質および低屈折率物質が順次に繰り返されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項4】
前記外光遮蔽部が、前記粘着層と対向する外光遮蔽層の一面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項5】
前記外光遮蔽部が、楔形の断面を有しており、導電性物質を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項6】
前記導電性物質が、導電性高分子を含むことを特徴とする請求項5に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項7】
前記導電性高分子が、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリ(3、4−エチレンジオキシチオフェン)、ポリ(3−アルキルチオフェン)、ポリイソチアナフテン、ポリ(p−フェニレンビニレン)、ポリ(p−フェニレン)、およびこれらの誘導体で成された群から選択された少なくとも1つの高分子を含むことを特徴とする請求項6に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項8】
前記導電性高分子が、炭素ナノチューブ、酸化銅、酸化インジウムスズで成された群から選択された少なくとも1つの物質を含むことを特徴とする請求項6に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項9】
前記外光遮蔽パターンが、所定の距離で相互離隔しており、ストライプ形状を有する複数の外光遮蔽部で成されたことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項10】
前記外光遮蔽パターンが、互いに直交する複数の外光遮蔽部を含むことによって、メッシュ形状を有することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項11】
前記粘着層が、近赤外線吸収色素を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項12】
前記近赤外線吸収色素が、コバルト系色素、鉄系色素、クロム系色素、チタン系色素、ジイモニウム系色素、アントラキノン系色素、アミニウム系色素、ポリメチン系色素、アゾ系色素、およびジチオール系金属錯体系色素で成された群から選択された少なくとも1つの色素を含むことを特徴とする請求項11に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項13】
前記ディスプレイ装置用複合フィルムが、
前記粘着層上に形成された導電層と、
前記導電層上に形成された透明基材と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項14】
前記導電層には、導電性金属パターンが形成されていることを特徴とする請求項13に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項15】
前記導電層が、金属酸化物を含むことを特徴とする請求項13に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項16】
前記透明基材が、ガラスであることを特徴とする請求項13に記載のディスプレイ装置用複合フィルム。
【請求項17】
i)互いに対応するように結合した前面基板と背面基板と、前記前面基板と背面基板との間に配置された多数のセルとを含むパネルアセンブリと、
ii)前記前面基板上に配置され、
ベースフィルムと、
前記ベースフィルムの第1面に形成され、外部光の反射を防ぐための反射防止層と、
前記第1面と対向する第2面に形成され、一面に複数の外光遮蔽部で成された外光遮蔽パターンを具備した外光遮蔽層と、
前記外光遮蔽層上に形成され、選択的な波長吸収機能を有する少なくとも1種の色素を含んだ粘着層と、
を含むディスプレイ装置用複合フィルムを含むディスプレイ装置。
【請求項18】
前記複合フィルムが、前記粘着層によって前記前面基板と結合していることを特徴とする請求項17に記載のディスプレイ装置。
【請求項19】
前記外光遮蔽パターンが、前記パネルアセンブリに向かうように前記外光遮蔽層の一面に形成されていることを特徴とする請求項18に記載のディスプレイ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−146073(P2008−146073A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−317169(P2007−317169)
【出願日】平成19年12月7日(2007.12.7)
【出願人】(504275513)三星コーニング株式会社 (40)
【Fターム(参考)】