説明

デフォルメされた電子マップの画面表示処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム

【課題】現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップを現在位置マークとともに移動電子端末の画面に表示させる画面表示処理方法を提供する。
【解決手段】移動電子端末10の画面42に現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップと移動電子端末10の所在地を示す現在位置マークを表示させる。電子マップは画面42のアスペクト比に合わせて縦横比など表示比率が変換されているため、マップ全体が画面42に収まり、スクロール機能などを用いることなくマップ全体を閲覧できるようになっている。現在位置マーク60は、GPSから取得された現在位置情報に含まれる座標系と画面42に表示された電子マップの座標系の整合を図るための座標変換が加えられた後に電子マップ上の該当位置に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップを現在位置マークとともに移動電子端末の画面に表示させる技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、観光ガイドマップや温泉街マップなど、使用目的に応じて道路の幅や長さ、取り付け角度などがデフォルメされ、現実の地形とは異なる態様で表示された地図は昔から広く利用されている。現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップこのような地図は、現在地や目的地を正確に把握することには適していないが、例えば目抜き通りは大きく広く表示し、それ以外は小さく目立たないように表示するなどの工夫がなされていて大変使いやすく、また旅情を掻き立てるような情緒あるデザインと相まって、今でも非常に人気がある。
【0003】
一方、ここ数年の間に移動型電子端末は目覚ましい速さで普及し、その機能も進化してきている。その中でも特にスマートフォンと呼ばれる機種は、筐体の略全面に広がる大きな画面を備えている点と、また使用者が任意にインストール可能な多数のアプリ(アプリケーションソフトウェア)が用意されている点が従来の携帯電話に対する大きなアドバンテージとなって、販売台数が着実に増加している。しかし、現在のスマートフォンは、GPS機能を利用するときの背景図としては実際の地形の縮尺を変えた地図もしくは衛星写真を使用している。そのため、観光地や温泉街などを散策していると、印刷されたガイドマップとスマートフォンを交互に眺めながら目的地を探している光景を目にすることが多い。
【0004】
特許文献1には、デフォルメされた絵地図を移動型電子端末に表示し、絵地図上に現在位置を表示するようにしたナビゲーションシステムに関する技術が紹介されている。この技術を利用すれば、スマートフォンの画面上にガイドマップを表示させるとともに、ガイドマップ上に現在位置を表示することができるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−181561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に紹介された技術は、車載用のナビゲーションシステムに関するものであり、目的地への確実な誘導を第一義的な目的としている。そのため、デフォルメの度合いもこの目的から逸脱するものではなく、例えば、ある地域の地図をスマートフォンの画面サイズに合わせた縦横比にデフォルメして表示することまでは示唆されていない。従って、例えば半島全体を観光案内したい場合などに、半島の形状を画面サイズに合わせてデフォルメして表示するような用途には不適である。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップを現在位置マークとともに移動電子端末の画面に表示させる画面表示処理方法ならびにその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第一の態様は、現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップを現在位置マークとともに移動電子端末の画面に表示させる画面表示処理方法であって、電子マップの表示対象となる移動電子端末の画面のアスペクト比を取得する工程と、前記移動電子端末の現在位置情報を取得する工程と、前記取得された画面のアスペクト比に合わせて前記電子マップの表示比率を変換する工程と、前記表示比率が変換された電子マップを前記画面に表示させる工程と、前記取得された現在位置情報に基づいて前記画面に表示された電子マップ上の該当位置に現在位置マークを表示させる工程、を含む画面表示処理方法として構成される。
【0009】
現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップ(以下、デフォルメマップという。)とは、使用目的に応じて道路の幅や長さ、取り付け角度、ランドマークとなる施設や建物の大きさや位置などが変更され、現実の地形とは異なる態様で表示された電子マップである。デフォルメマップは、地形の正確性よりも、情報を見やすく整理したものなど使い勝手のよさに重きをおいた電子マップであり、観光地ガイドや温泉街ガイドなど、旅情を掻き立てるような演出が求められる分野において多用されている。
【0010】
デフォルメマップの利便性を高めるためには、マップに表された全ての領域をスクロール機能などを使用することなく一画面で閲覧することができるようにすることが望ましいといえる。本発明は、デフォルメマップの表示比率、特に縦横比を、表示しようとする移動電子端末の画面のアスペクト比に合わせて変換することで、一画面にマップ全体を表示することができるように構成されている。
【0011】
移動電子端末の現在位置情報は、多くの移動電子端末に搭載されているGPS機能を利用して取得する。これ以外にも、移動電子端末が通信可能な状態にあれば、キャリアが所有する基地局からの位置情報の提供サービスを受けることでも取得することができる。
【0012】
取得された現在位置情報には緯度データおよび経度データが含まれており、これに基づいて、画面に表示されたデフォルメマップ上の該当位置に移動電子端末の所在を示す現在位置マークが表示される。しかし、現実の地形とは異なる地形を表したデフォルメマップは、マップ上の緯度および経度を示す座標系が現実の座標系とは異なるため、取得された現在位置情報をそのまま利用することはできない。また画面表示に際して表示比率が変換されたデフォルメマップは座標系がさらに変換されている。本発明は、現在位置マークを表示させるに際し、取得された現在位置情報に含まれる座標系と画面に表示されたデフォルメマップの座標系の整合を図り、取得された現在位置情報に座標変換を加えた後にデフォルメマップ上の該当位置に表示するように構成されている。
【0013】
本発明は、前記構成に加えて、前記画面に表示された電子マップ上の特定位置にガイドピンを表示させる工程と、前記ガイドピンと関連付けられた前記特定位置に関するガイド情報を前記画面に表示させる工程をさらに含むように構成することもできる。
【0014】
前記画面に表示された電子マップ上の特定位置とは、デフォルメマップの表示領域内に存在する施設や場所のうち予め特定されたものの所在地である。これらの施設や場所はデフォルメマップ上にガイドピンでその位置が表示される。ガイドピンには、施設や場所に関するガイド情報が関連付けられており、例えばガイドピンをタップすることで、これらのガイド情報がデフォルメマップと切り替わって表示されるか、もしくはデフォルメマップ上に別枠で表示される。
【0015】
本発明は、前記構成に加えて、前記特定位置を含む特定領域に対応する現実の地形を表した電子マップを前記画面に表示させる工程をさらに含むように構成することもできる。
【0016】
特定領域とは、ガイドピンで位置表示された特定位置とその周辺を含む領域である。これらの特定地域に関しては、予め現実の地形を表した電子マップ(以下、リアルマップという。)データが記憶されているか、もしくは通信機能を用いて外部から取得できるようにしておく。
【0017】
本発明の第二の態様は、現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップを現在位置マークとともに移動電子端末の画面に表示させる画面表示処理方法であって、電子マップの表示対象となる移動電子端末の画面のアスペクト比を取得する工程と、前記移動電子端末の現在位置情報を取得する工程と、前記取得された画面のアスペクト比に合わせて前記電子マップの表示比率を変換する工程と、前記表示比率が変換された電子マップを前記画面に表示させる工程と、前記取得された現在位置情報に基づいて前記画面に表示された電子マップ上の該当位置に現在位置マークを表示させる工程、を含む画面表示処理方法を移動電子端末に搭載されたコンピュータに実行させるプログラムとして構成される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップの全体が一画面に表示され、その電子マップ上に現在位置マークが表示されるため、観光ガイドマップや温泉街マップなどの情緒あるマップデザインを楽しみながらも正確な現在位置を確認することが可能なナビゲーションシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】移動電子端末のデバイス構成を示すブロック図
【図2】移動電子端末における画像表示処理のフローチャート
【図3】デフォルメマップの表示例を示す図
【図4】基本情報の表示例を示す図
【図5】詳細地図の表示例を示す図
【図6】クチコミ情報の表示例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施の形態の移動電子端末のデバイス構成を図1に示している。移動電子端末10は、中央演算処理装置12、主記憶装置14、補助記憶装置16、ネットワーク装置18、描画処理装置20、タッチパネルディスプレイ22、GPSユニット24、各種操作ボタン26、外部機器インターフェイス28により構成されている。外部機器インターフェイス28は、フラッシュメモリなどの外部記憶装置30、外付けキーボードや外部ディスプレイなどの外部入出力機器32などとの接続部分であり、所定の形状を有するコネクタを備えている。
【0021】
中央演算処理装置12は、プロセッサによって構成され、プログラムに従って電子マップ表示に関する様々な情報の処理を行う。主記憶装置14は、中央演算処理装置12が処理をを実行する際にプログラムおよび関連データをロードする領域である。これらのプログラムおよびその実行に必要な関連データは補助記憶装置16に保存されている。
【0022】
関連データには、電子マップデータ、ガイド情報データ、移動電子端末機種データが含まれており、これらのデータは、ネットワーク装置18を通じてインターネット上のダウンロードサイトからダウンロードするか、外部機器インターフェイス28を通じて外部から入力する。
【0023】
電子マップデータは、観光地や温泉街など人が娯楽のために訪れるエリアについて、現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップ(以下、デフォルメマップという。)に関するデータである。デフォルメマップは、例えば目印になるようなランドマークや観光のメインルートとなる道路などを観光地ガイドマップや温泉街ガイドマップに見られるように漫画絵的に表すなど、現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメした電子マップである。
【0024】
電子マップデータは、山や河川などの自然地形情報、道路や鉄道などの交通インフラ情報、住宅や施設などの都市機能情報などで構成されている。これらのデータには位置情報(緯度データおよび経度データ)が含まれているが、デフォルメマップ上の該当位置に正しく表示されるように、位置情報はデフォルメマップの座標系と整合が図られている。
【0025】
移動電子端末機種データは、デフォルメマップの表示対象となる移動電子端末機種の画面に関するデータである。主要な移動電子端末機種毎のピクセル数(幅×高さ)が予めインプットされている。デフォルメマップは表示対象となる画面の画素数およびアスペクト比に合わせて最も見やすくなるように最適化されて表示される。例えば、図3に示すように、福岡県の糸島半島のデフォルメマップを表示する場合、移動電子端末10の画面42のアスペクト比に合わせて縦長に変形して表示する。このようにすることで、半島全体が観光地(プレイスポット)である糸島地区の全体を一画面に表示することができるようになる。これにより、スクロール機能やズーム機能を用いることなく全体像を認識することができるようになるため、観光地ガイドマップや温泉街ガイドマップとしての利便性が向上する。
【0026】
ガイド情報データは、デフォルメマップ上の特定位置に関するガイド情報で構成されている。特定位置とは、予め経緯データがインプットされた施設や観光スポット、プレイスポットの所在地のことであり、図3に示すようにデフォルメマップ上の該当位置にガイドピン44で表示される。ガイドピン44をタップすると、図4に示すようにデフォルメマップ上にポップアップウィンドウ46が表示され、ウィンドウ内にガイド情報が表示される。
【0027】
ポップアップウィンドウ46には3つのメニューがあり、ウィンドウ下部の3つのタブ、基本情報タブ48、詳細地図タブ50、クチコミ情報タブ52をタップすることで表示内容の切り替えが可能である。なお、ガイドピン44をタップしたときには基本情報がデフォルトメニューとして表示されるようになっている。ポップアップウィンドウ46は、右上にあるサイズ変更ボタン54をタップすることでウィンドウサイズを変更することができる。
図4に示したポップアップウィンドウ46はデフォルトサイズであり、この状態でサイズ変更ボタン54をタップすれば画面42の全面に拡大して表示させることができる。再度アップすることでデフォルトサイズに戻る。
【0028】
基本情報としては、特定位置が店舗である場合は、店舗名、電話番号、URL、住所、営業時間等の情報が表示される。URLについてはタブをタップすることでネットワーク装置18を通じて直接アクセスすることができる。特定位置が観光スポットである場合は、名称、画像、説明などが表示される。なおポップアップウィンドウ46内にメモ機能を設け、任意にコメントを記入できるようにしてもよい。
【0029】
詳細地図タブ50をタップすると、ネットワーク装置18を通じて、インターネット上でGoogle(登録商標)やYahoo(登録商標)などが提供するマップのURLに自動でアクセスし、図5に示すようにポップアップウィンドウ46内に表示する。ポップアップウィンドウ46内に表示される詳細地図は現実の地形を表したリアルマップであるため、現在地と目的地を結ぶ詳細な道路地図を確認したり、目的地までの距離などを確認したりしたいときに利用することができる。
【0030】
クチコミ情報タブ52をタップすると、ネットワーク装置18を通じて、予め関連付けられたWebサイトのクチコミ情報がポップアップウィンドウ46内に表示される。Webサイト上の表記をそのまま表示するようにしてもよいし、画面42のピクセル数に合わせて再構成して表示するようにしてもよい。また、ポップアップウィンドウ46上で、Twitter(登録商標)やFacebook(登録商標)などのSNSサービスを使用してクチコミ情報を参照したり、さらには投稿したりすることもできる。
【0031】
中央演算処理装置12は、描画処理装置20を通じて、デフォルメマップ、ガイドピン44、ポップアップウィンドウ46などを画面42に表示させる。その際、画面42のピクセル数に合わせて表示の最適化を行う。最適化は、デフォルトマップの表示アスペクト比、テキストサイズ、ガイドピンおよび現在地ピンのサイズなどに関して行われる。
【0032】
また中央演算処理装置12は、GPSユニット24を通じて移動電子端末10の現在位置情報(緯度データおよび経度データ)を取得し、描画処理装置20を通じてデフォルメマップ上の該当位置に現在位置マーク60を表示させる。その際、GPSユニット24を通じて取得した位置情報は、デフォルメマップの座標系とアスペクト比の変更との整合を図るために座標変換される。この座標変換後の位置情報に基づいてデフォルメマップ上の該当位置に現在位置マーク60が表示される。
【0033】
本発明の実施の形態の移動電子端末における画像表示処理フローチャートを図2に示している。なお、画像表示処理に必要なプログラムおよび各種データは既にダウンロードもしくはインストールされている状態とする。
【0034】
S1において、移動電子端末10のタッチパネルディスプレイ22もしくは各種操作ボタン26の操作によりプログラムを起動させると、中央演算処理装置12は、補助記憶装置16から移動電子端末機種データを読み込む。S2において、中央演算処理装置12は、移動電子端末10の画面42のピクセル数に合わせて画面表示の最適化を行う。最適化は、デフォルトマップの表示アスペクト比、テキストサイズ、ガイドピンおよび現在地ピンのサイズなどに関して行われる。S3において、中央演算処理装置12は、補助記憶装置16から電子マップデータおよびガイド情報データを読み込み、描画処理装置20を通じて、最適化されたデフォルトマップを画面42に表示させる。
【0035】
S4において、中央演算処理装置12は、GPSユニット24を通じて、移動電子端末10の現在位置情報(緯度データおよび経度データ)を取得する。S5において、中央演算処理装置12は、GPSユニット24を通じて取得した緯度データおよび経度データを画面42に表示されたデフォルメマップの座標系と整合するように座標変換し、変換後の座標に基づいてデフォルメマップ上に現在位置マーク60を表示させる。中央演算処理装置12は、移動電子端末10のユーザーが移動した場合など、GPSユニット24を通じて取得した緯度データおよび経度データに変化があったときには、S5の座標変換を随時実行する。
【0036】
S1乃至S5はプログラムを起動させると自動的に実行される画像表示処理である。これらの画像表示処理により、デフォルトマップ上にリアルタイムの現在地が表示されるため、移動電子端末10のユーザーは、デフォルメマップの使い勝手の良さを堪能しながらも現在位置マーク60により正確な現在位置を確認することができる。
【0037】
S6において、ユーザーがデフォルトマップ上の複数の特定位置に表示されたガイドピン44の中から任意のガイドピン44を選択し、画面42をタップする。S7において、中央演算処理装置12は、補助記憶装置16から選択された特定位置に関するガイド情報データを読み込み、描画処理装置20を通じてポップアップウィンドウ46内に表示させる。
デフォルトマップは
【0038】
S8において、ユーザーがポップアップウィンドウ46内の詳細地図タブ50を選択し、画面42をタップする。S9において、中央演算処理装置12は、ネットワーク装置18を通じて外部Webサイトからリアルマップデータを読み込み、ポップアップウィンドウ46内に表示させる。なおリアルマップデータは外部Webサイトから読み込む場合が多いと思われるが、補助記憶装置16に予め記憶させたデータを読み込むようにしてもよい。通信状態が不安定なところではデータの通信速度が遅くなるなどのストレスフルな状態となるため、そのような場合には補助記憶装置16からリアルマップデータを読み込むようにした方が利便性が高い。
【0039】
ユーザーは必要に応じて外部Webサイトから特定位置に関するクチコミ情報を参照することができる。移動電子端末10が通信回線と接続されている状態であれば、ユーザーがクチコミ情報タブ52をタップすると、中央演算処理装置12は、ネットワーク装置18を通じて外部のクチコミ情報を読み込み、描画処理装置20を通じてポップアップウィンドウ46内に表示させる。
【符号の説明】
【0040】
10 移動電子端末
12 中央演算処理装置
14 主記憶装置
16 補助記憶装置
18 ネットワーク装置
20 描画処理装置
22 タッチパネルディスプレイ
24 GPSユニット
26 操作ボタン類
28 外部機器インターフェイス
30 外部記憶装置
32 外部入出力機器
42 画面
44 ガイドピン
46 ポップアップウィンドウ
48 基本情報タブ
50 詳細地図タブ
52 クチコミ情報タブ
54 サイズ変更ボタン
60 現在位置マーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現実の地形とは異なるフォルムにデフォルメされた電子マップを現在位置マークとともに移動電子端末の画面に表示させる画面表示処理方法であって、
電子マップの表示対象となる移動電子端末の画面のアスペクト比を取得する工程と、
前記移動電子端末の現在位置情報を取得する工程と、
前記取得された画面のアスペクト比に合わせて前記電子マップの表示比率を変換する工程と、
前記表示比率が変換された電子マップを前記画面に表示させる工程と、
前記取得された現在位置情報に基づいて前記画面に表示された電子マップ上の該当位置に現在位置マークを表示させる工程、を含む画面表示処理方法。
【請求項2】
前記画面に表示された電子マップ上の特定位置にガイドピンを表示させる工程と、前記ガイドピンと関連付けられた前記特定位置に関するガイド情報を前記画面に表示させる工程をさらに含む、請求項1に記載の画面表示処理方法。
【請求項3】
前記特定位置を含む特定領域に対応する現実の地形を表した電子マップを前記画面に表示させる工程をさらに含む、請求項2に記載の画面表示処理方法。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載の画面表示処理方法を移動電子端末に搭載されたコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−83583(P2013−83583A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−224413(P2011−224413)
【出願日】平成23年10月11日(2011.10.11)
【出願人】(511245514)
【Fターム(参考)】