説明

データダウンロード方法及び端末

【課題】データダウンロード方法及びその端末を提供する。
【解決手段】該方法は、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信し、パス開通要請に基づいて接続要請メッセージをアプリケーションプロセッサに送信するステップと、通信用プロセッサがアプリケーションプロセッサから送信され、ネットワーク接続パラメータを携帯した接続応答メッセージを受信するステップと、通信用プロセッサがネットワーク接続パラメータに基づいて、リモートエアーサーバに伝送制御プロトコル接続要請を送信し、リモートエアーサーバからの伝送制御プロトコル接続確認メッセージに基づいて、汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信し、汎用集積回路カードとリモートエアーサーバに構築した接続を用いてデータダウンロードを行うように指示するステップと、を含む。本発明によると、BIPプロトコルを用いたOTAによるダウンロードをUICCに応用するプロセスを単一プロセッサにおいて完成できると共に、マルチプロセッサにおける完成も支援する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関し、具体的には、データダウンロード方法及び端末に関する。
【背景技術】
【0002】
通信事業者の業界団体(Global Systems for Mobile Communications Assocication、以下GSMAと略称)の強化型近距離通信技術(enhanced Near Field Communication、以下eNFCと略称)を支援する携帯電話に対する要請に応じ、携帯電話において、ベアラー非依存プロトコル(Bearer Independent Protocol、以下BIPと略称)の無線(Over The Air、以下OTAと略称)ダウンロード機能を実現しなければならない。
【0003】
通常、スマートフォンは、一つのアプリケーションプロセッサ(Application Processor、以下APと略称)と、一つ又は複数の通信用プロセッサ(Communication Processor、以下CPと略称)と、を含む。その中、APは、ブラウザ、伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol、以下TCP/IPと略称)スタック、ワイファイ(Wireless Fidelity、以下WiFiと略称)、ブルートゥース等を含む携帯電話のアプリケーションプログラムを処理し、一つ又は複数のCPは、無線周波数信号処理、通信プロトコルスタック、汎用集積回路カード(Universal Integrated Circuit Card、以下UICCと略称)インターフェースなどの通信ネットワークエアーインターフェースに関する業務を処理する。当該モードにおいて、ブラウザ、Javaプログラム及びその他のアプリケーションプログラムとUICCインターフェースはそれぞれ相違するプロセッサに位置され、二つのプロセッサ間のパスを介し、該機能を実現しなければならないため、単一プロセッサの場合に比べ複雑になってしまう。
【0004】
既存のBIPプロトコルを用いたOTAによるダウンロードをUICCに応用するプロセスは単一プロセッサにおいて完成されるが、現在、OTAによるダウンロードを行う場合、マルチプロセッサの移動端末においてAPとCPとの間の正常のデータ交換を行うことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、現在OTAによるダウンロードを行う場合、マルチプロセッサの移動端末においてAPとCPとの間で正常のデータ交換を行うことができない問題に鑑みてなされたものであり、当該問題を解決できるデータダウンロード方案を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一方面によると、データダウンロード方法を提供する。
【0007】
本発明によるデータダウンロード方法は、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信し、パス開通要請に基づいて、アプリケーションプロセッサにネットワーク接続パラメータの読取を指示するための接続要請メッセージをアプリケーションプロセッサに送信するステップと、通信用プロセッサがアプリケーションプロセッサから送信され、ネットワーク接続パラメータを携帯する接続応答メッセージを受信するステップと、通信用プロセッサがネットワーク接続パラメータに基づいて、リモートエアーサーバに伝送制御プロトコル接続要請を送信し、リモートエアーサーバからの伝送制御プロトコル接続確認メッセージに基づいて、汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信し、汎用集積回路カードとリモートエアーサーバに構築した接続を用いてデータダウンロードを行うように指示するステップと、を含む。
【0008】
上記方法が、通信用プロセッサが汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信した後、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを受信し、通信用プロセッサがベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージに変換させ、通信用プロセッサがダウンロードデータを要請するための伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージをリモートエアーサーバに送信するステップを更に含むことが好ましい。
【0009】
上記方法が、通信用プロセッサがリモートエアーサーバに伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージを送信した後、通信用プロセッサがリモートエアーサーバから送信され、ダウンロードデータを携帯した伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築応答メッセージを受信し、通信用プロセッサが汎用集積回路カードにダウンロードデータを受信したことを報知するためのチャネルデータ利用可能メッセージを汎用集積回路カードに送信し、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのデータ受信応答メッセージを受信し、汎用集積回路カードにダウンロードデータを送信するステップを更に含むことが好ましい。
【0010】
上記方法が、通信用プロセッサが汎用集積回路カードにダウンロードデータを送信した後、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのチャネル閉鎖要請メッセージを受信して接続を閉鎖し、通信用プロセッサが汎用集積回路カードにチャネル閉鎖確認メッセージを送信し、リモートエアーサーバが接続を閉鎖するようにリモートエアーサーバに伝送制御プロトコル接続閉鎖要請を送信するステップを更に含むことが好ましい。
【0011】
本発明の他の一方面によると、データダウンロード方法を提供する。
【0012】
本発明によるデータダウンロード方法は、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信し、パス開通要請に基づいて、アプリケーションプロセッサに接続の構築を指示するための接続要請メッセージをアプリケーションプロセッサに送信するステップと、通信用プロセッサがアプリケーションプロセッサから送信され、アプリケーションプロセッサとリモートエアーサーバが接続を構築したことを指示する接続成功応答メッセージを送信するステップと、通信用プロセッサが汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信し、汎用集積回路カードに接続を用いてデータダウンロードを行うように指示するステップと、を含む。
【0013】
上記方法が、通信用プロセッサがアプリケーションプロセッサに接続要請メッセージを送信した後、アプリケーションプロセッサが通信用プロセッサからの接続要請メッセージを受信し、アプリケーションプロセッサが接続の構築を要請する伝送制御プロトコル接続要請をリモートエアーサーバに送信し、アプリケーションプロセッサがリモートエアーサーバからの伝送制御プロトコル接続確認メッセージを受信するステップを更に含むことが好ましい。
【0014】
上記方法が、通信用プロセッサが汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信した後、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを受信し、マルチブレクサパスを介してベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージをアプリケーションプロセッサに送信し、通信用プロセッサがアプリケーションプロセッサによりマルチブレクサパスを介して送信されるダウンロードデータを携帯したデータ構築応答メッセージを受信するステップを更に含むことが好ましい。
【0015】
上記方法が、通信用プロセッサがマルチブレクサパスを介してベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージをアプリケーションプロセッサに送信した後、アプリケーションプロセッサが通信用プロセッサからのベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを受信し、アプリケーションプロセッサがベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージに変換し、アプリケーションプロセッサがダウンロードデータを要請するための伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージをリモートエアーサーバに送信するステップを更に含むことが好ましい。
【0016】
上記方法が、通信用プロセッサがアプリケーションプロセッサによりマルチブレクサパスを介して送信されたデータ構築応答メッセージを受信した後、通信用プロセッサが汎用集積回路カードにダウンロードデータを受信したことを報知するためのチャネルデータ利用可能メッセージを汎用集積回路カードに送信し、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのデータ受信応答メッセージを受信して汎用集積回路カードにダウンロードデータを送信するステップを更に含むことが好ましい。
【0017】
上記方法が、通信用プロセッサが汎用集積回路カードにダウンロードデータを送信した後、通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのチャネル閉鎖要請メッセージを受信して接続を閉鎖し、通信用プロセッサが汎用集積回路カードにチャネル閉鎖確認メッセージを送信し、アプリケーションプロセッサとリモートエアーサーバが接続を閉鎖するようにアプリケーションプロセッサに伝送制御プロトコル接続閉鎖要請を送信するステップを更に含むことが好ましい。
【0018】
本発明の他の一方面によると、端末を提供する。
【0019】
本発明による端末は、通信用プロセッサと、アプリケーションプロセッサとを含み、通信用プロセッサは、汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信する第1受信ブロックと、第1受信ブロックにより受信されたパス開通要請に基づいて、アプリケーションプロセッサにネットワーク接続パラメータの読取を指示するための接続要請メッセージをアプリケーションプロセッサに送信する第1送信ブロックと、アプリケーションプロセッサから送信され、ネットワーク接続パラメータを携帯した接続応答メッセージを受信する第2受信ブロックと、第2受信ブロックにより受信されたネットワーク接続パラメータに基づいて、リモートエアーサーバに伝送制御プロトコル接続要請を送信する第2送信ブロックと、リモートエアーサーバからの伝送制御プロトコル接続確認メッセージを受信する第3受信ブロックと、汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信して汎用集積回路カードとリモートエアーサーバに構築した接続を用いてデータダウンロードを行うように指示する第3送信ブロックと、を含む。
【0020】
本発明の他の一方面によると、端末を提供する。
【0021】
本発明による端末は、通信用プロセッサと、アプリケーションプロセッサとを含み、通信用プロセッサは、汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信する第4受信ブロックと、第4受信ブロックにより受信されたパス開通要請に基づいて、アプリケーションプロセッサに接続の構築を指示するための接続要請メッセージをアプリケーションプロセッサに送信する第4送信ブロックと、アプリケーションプロセッサから送信され、アプリケーションプロセッサとリモートエアーサーバが既に接続を構築したことを指示するための接続成功応答メッセージを受信する第5受信ブロックと、汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信し、汎用集積回路カードに接続を用いてデータダウンロードを行うように指示する第5送信ブロックと、を含む。
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、CPがパス開通要請に基づいて、APに接続要請メッセージを送信し、APからの接続応答メッセージにおけるネットワーク接続パラメータを受信してリモートOTAサーバにTCP接続要請を送信し、受信したリモートOTAサーバからのTCP接続確認メッセージに基づいて、UICCに接続成功メッセージを送信し、UICCとリモートOTAサーバに構築した接続を用いてデータダウンロードを行うように指示することによって、現在のOTAによるダウンロードを行う場合、マルチプロセッサの移動端末においてAPとCPとの間で正常のデータ交換を行うことができない問題を解決し、BIPプロトコルを用いた無線(OTA)によるダウンロードをUICCに応用するプロセスを単一プロセッサにて完成できると共に、マルチプロセッサにおいても実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施例を実施するための端末システム構造を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に係わるデータダウンロード方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施例1に係わる二処理端末のBIPプロトコルOTAダウンロードの端末システム構造を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例1に係わる二処理端末のBIPプロトコルOTAダウンロードを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例2に係わるデータダウンロード方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例2に係わる二処理端末のBIPプロトコルOTAダウンロードの端末システム構造を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例2に係わる二処理端末のBIPプロトコルOTAダウンロードを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施例1に係わる端末の構造を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例2に係わる端末の構造を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
ここで説明する図面は本発明を理解させるためのものであり、本発明の一部を構成し、本発明における実施例と共に本発明を解釈し、本発明を不当に限定するものではない。
【0025】
ここで、互いに矛盾しない限り、本発明における実施例及び実施例に記載の特徴を互いに結合することができる。以下図面を参照しつつ、実施例に合わせ、本発明を詳しく説明する。
【0026】
図1は、本発明の実施例を実施するための端末システム構造を示すブロック図である。図1に示すように、上記端末は、アプリケーションプロセッサと、一つ又は複数の通信用プロセッサと、UICCと、プロセッサ間のパスと、を含み、その中、アプリケーションプロセッサは、ネットワークブラウザと、TCP/IPプロトコルスタックと、代理サービスブロックと、プロセッサ間の通信ブロック(AT命令ブロック及び/又はマルチブレクサ(multiplexer、以下MUXと略称)ブロックであることができる)の構成部分を含み、各通信用プロセッサは、TCP/IPプロトコルスタック(当該ブロックは選択可能である)と、BIPゲートウェイと、BIPプロトコルブロックと、プロセッサ間の通信ブロック(AT命令ブロック及び/又はMUXブロックであることができる)と、を含む。
【0027】
以下、本発明の実施例により提供される二つの技術案を詳しく説明するが、以下の二つの技術案は、それぞれ、マルチプロセッサにおいてBIPプロトコルを用いた無線(OTA)によるダウンロードをUICCに応用する二つの異なる方法に係わり、その中、図2〜図4において、通信処理ブロックにおけるTCP/IPプロトコルスタックを用いる方法によってAPとCPとの間の命令及びデータの交換を行い、図5〜図7においては、アプリケーションプロセッサ処理ブロックにおけるTCP/IPプロトコルスタックを利用し、WiFiのアクセス方式を採用する方法によって、APとCPとの間の命令及びデータ交換を実現する。
【0028】
ここで、具体的な実施において、プロセッサ間の物理パスは様々であることができる。以下の実施例は、シリアルポートを例にして説明しているが、本発明はシリアルポートに限定されることはない。
【0029】
方法実施例1
本発明の実施例によると、BIPプロトコルを用いた無線(OTA)によるダウンロードをUICCに応用することをマルチプロセッサにて実現するデータダウンロード方法を提供する。図2は、本発明の実施例1に係わるデータダウンロード方法を示すフローチャートであり、図2に示すように以下のステップS202〜ステップS206を含む。
【0030】
CPは、UICCからのパス開通要請を受信し、パス開通要請に基づいて、APに接続要請メッセージを送信し(ステップS202)、その中、接続要請メッセージはAPにネットワーク接続パラメータを読取るように指示する。
【0031】
CPは、APからの接続応答メッセージを受信し(ステップS204)、その中、接続応答メッセージはネットワーク接続パラメータを携帯する。
【0032】
CPは、ネットワーク接続パラメータに基づいて、リモートOTAサーバにTCP接続要請を送信し、受信したリモートOTAサーバからのTCP接続確認メッセージに基づいて、UICCに接続成功メッセージを送信してUICCとリモートOTAサーバに構築した接続を用いてデータダウンロードを行うように指示する(ステップS206)。
【0033】
上記実施例によると、BIPプロトコルを用いた無線(OTA)によるダウンロードをUICCに応用するプロセスを単一プロセッサにて完成できると共に、マルチプロセッサにおける実現も支援する。
【0034】
以下、図3と図4を組み合わせて第1のAPとCPとの間の命令及びデータの交換方法を説明する。
【0035】
図3は、本発明の実施例1に係わる二プロセッサのBIPプロトコルOTAダウンロードの端末システム構造を示すブロック図である。図3に示すように、アプリケーションプロセッサは、代理サーバと、ATブロックと、を含む。通信用プロセッサは、ATブロックと、TCP/IPプロトコルスタックと、BIPゲートウェイと、BIPプロトコルブロックと、を含む。
【0036】
図4は、本発明の実施例1に係わる二プロセッサのBIPプロトコルOTAダウンロードを示すフローチャートである。図4に示すように、マルチプロセッサ端末のBIPプロトコルを用いた無線(OTA)によるダウンロードをUICCに応用する方法は、以下の四つのステップを含み、具体的にはステップS401〜ステップS415を含む。
【0037】
UICCがリモートOTAサーバと接続する(ステップ1)。具体的には、以下のステップを含む。
【0038】
UICCがBIPプロトコル方式でBIPゲートウェイにパス開通要請(Fetch:open channel(client))を送信する(ステップS401)。
【0039】
BIPゲートウェイは、open channel要請におけるネットワークベアラー方式の要請に基づいて、APにおける代理サーバに、ネットワーク接続パラメータを読取るように指示するAT command(命令)(%GETNET)を送信し、UICCにパス開通応答メッセージ(Terminal Response)(channel id)を送信する(即ち、上記ステップS202)(ステップS402)。
【0040】
APにおける代理サーバは、対応するネットワーク接続パラメータ(例えば、GPRSのアクセスポイント、ユーザ、パスワード等)を読取って、CPにおけるBIPゲートウェイにネットワーク接続パラメータを携帯したAT命令(%NETPAR)を送信する(即ち、上記ステップS204)(ステップS403)。
【0041】
BIPゲートウェイは、TCP/IPプロトコルスタックを介してopen channel要請に指定されたリモートOTAサーバにTCP接続要請を送信する(ステップS404)。
【0042】
リモートOTAサーバは、TCP接続要請を受信した後、BIPゲートウェイにTCP接続確認を送信する(ステップS405)。
【0043】
BIPゲートウェイは、UICCに接続成功メッセージ(Event Channel Status)(Link Established)を送信する(即ち、上記ステップS206)(ステップS406)。
【0044】
UICCは、リモートOTAサーバに要請データを送信する(ステップ2)。具体的には、以下のステップを含む。
【0045】
UICCは、要請をBIPプロトコル方式でBIPゲートウェイに送信し、即ち、データ構築要請(Fetch: send data)を送信する(ステップS407)。その後、CPは、UICCからのBIPプロトコルのデータ構築要請メッセージを受信する。
【0046】
BIPゲートウェイは、要請データをTCP/IPプロトコルに変換してリモートOTAサーバに送信し、即ち、BIPゲートウェイはTCP/IPパケット状に送信したデータをリモートOTAサーバに送信し、UICCにリモート応答(Terminal Response)を送信する(ステップS408)。つまり、CPはBIPプロトコルのデータ構築要請メッセージをTCP/IPプロトコルのデータ構築要請メッセージに変換する。CPは、リモートOTAサーバにTCP/IPプロトコルのデータ構築要請メッセージを送信し、その中、TCP/IPプロトコルのデータ構築要請メッセージはダウンロードデータの要請に用いられる。
【0047】
リモートOTAサーバは、UICCに応答データを送信する(ステップ3)。具体的には、以下のステップを含む。
【0048】
リモートOTAサーバは、TCP/IPプロトコル方式で伝送された応答データをBIPゲートウェイに送信し、即ち、リモートOTAサーバはTCP/IPパケット状で受信したデータをBIPゲートウェイに送信する(ステップS409)。
【0049】
BIPゲートウェイは、応答データを受信した後、チャネルデータ利用可能メッセージ Envelope(channel data available)を送信してUICCにデータが到着したことを報知する(ステップS410)。
【0050】
具体的には、CPは、リモートOTAサーバから送信され、ダウンロードデータを携帯したTCP/IPプロトコルのデータ構築応答メッセージを受信する。CPは、UICCにダウンロードデータを受信したことを報知するためのチャネルデータ利用可能メッセージをUICCに送信する。
【0051】
UICCは、データ受信応答メッセージ(Fetch: receive data)を送信してアクセスデータの受信を要請する(ステップS411)。その後、CPは、UICCからのデータ受信応答メッセージを受信する。
【0052】
BIPゲートウェイは、リモート応答(Terminal response)(data)を介してUICCに応答データ(即ち、ダウンロードデータ)を送信する(ステップS412)。
【0053】
接続の閉鎖:CPはUICCからのチャネル閉鎖要請メッセージを受信して接続を閉鎖し、CPは、UICCにチャネル閉鎖確認メッセージを送信し、リモートOTAサーバが接続を閉鎖するようにリモートOTAサーバにTCP接続閉鎖要請を送信する(ステップ4)。具体的には、以下のステップを含む。
【0054】
UICCは、BIPゲートウェイにチャンネル閉鎖要請メッセージ(Fetch: close channel)(channel id)を送信してパスの閉鎖を要請する(ステップS413)。
【0055】
BIPゲートウェイは、接続を閉鎖した後、UICCにリモート応答(Terminal response)(channel status: link not established)を送信してパスの閉鎖を確認すると共に、OTAサーバにTCP接続閉鎖要請を送信する(ステップS414)。
【0056】
リモートOTAサーバは、BIPゲートウェイに閉鎖応答を送信し、接続は閉鎖される(ステップS415)。
【0057】
方法実施例2
本発明の実施例によるとデータダウンロード方法を提供する。図5は本発明の実施例2に係わるデータダウンロード方法を示すフローチャートである。図5に示すように、以下のステップS502〜ステップS506を含む。
【0058】
CPは、UICCからのパス開通要請を受信し、パス開通要請に基づいて、APに接続要請メッセージを送信し(ステップS502)、その中、接続要請メッセージはAPに接続の構築を指示する。
【0059】
CPは、APからの接続成功応答メッセージを受信し(ステップS504)、その中、接続成功応答メッセージはAPがリモートOTAサーバと接続を構築したことを指示する。
【0060】
CPは、UICCに接続成功メッセージを送信し、UICCに接続を用いてデータダウンロードを行うように指示する(ステップS506)。
【0061】
以下、図6と図7を参照し、第2のAPとCPとの間の命令及びデータの交換方法を説明する。
【0062】
図6は、本発明の実施例2に係わる二プロセッサのBIPプロトコルOTAダウンロードの端末システム構造を示すブロック図である。図6に示すように、アプリケーションプロセッサは、TCP/IPプロトコルスタックと、WiFiブロックと、代理サーバと、AT命令と、MUXパスと、を含む。通信用プロセッサは、ATブロックと、MUXパスと、TCP/IPプロトコルスタックと、BIPゲートウェイと、BIPプロトコルブロックと、を含む。
【0063】
図7は、本発明の実施例2に係わる二プロセッサのBIPプロトコルOTAダウンロードを示すフローチャートである。図7に示すように、マルチプロセッサ端末のBIPプロトコルを用いた無線(OTA)によるダウンロードをUICCに応用する方法は、以下の四つのステップを含み、具体的には、ステップS701〜ステップS718を含む。
【0064】
UICCは、リモートOTAサーバとの接続を構築する(ステップ1)。
【0065】
UICCは、BIPプロトコル方式でBIPゲートウェイにパス開通要請(Fetch: open channel(client))を送信する(ステップS701)。
【0066】
BIPゲートウェイは、UICCに応答メッセージ(Terminal response(channel id))を送信すると共に、APにおける代理サーバに、ネットワーク接続構築のAT命令(%WEBOPCH)を送信する(即ち、上記ステップS502)(ステップS702)。
【0067】
この時、APは既にWiFiを介してネットワークにアクセスされ、APはCPからの接続要請メッセージを受信し、APにおける代理サーバは、TCP/IPプロトコルスタックを介してopen channel要請に指定されたリモートOTAサーバにTCP接続要請を送信し(ステップS703)、その中、TCP接続要請は接続の構築を要請する。
【0068】
リモートOTAサーバは、代理サーバにTCP接続確認メッセージを送信し、APはリモートOTAサーバからのTCP接続確認メッセージを受信する(ステップS704)。
【0069】
代理サーバは、BIPゲートウェイに接続構築成功AT応答(OK)を送信する(即ち、上記ステップS504)(ステップS705)。
【0070】
BIPゲートウェイは、UICCに接続成功メッセージ(Event channel status(link established))を送信する(即ち、上記ステップS506)(ステップS706)。
【0071】
UICCは、要請データをOTAサーバに送信する(ステップ2)。具体的には、以下のステップを含む。
【0072】
UICCは、データ構築要請(Fetch: send data)をBIPプロトコル方式でBIPゲートウェイに送信する(ステップS707)。
【0073】
CPはUICCからのBIPプロトコルのデータ構築要請メッセージを受信し、BIPゲートウェイはMUXパスを介してBIPプロトコルのデータ構築要請メッセージを代理サーバに送信し、UICCにリモート応答を送信する(ステップS708)。
【0074】
APはCPからのBIPプロトコルのデータ構築要請メッセージを受信する(ステップS709)。APはBIPプロトコルのデータ構築要請メッセージをTCP/IPプロトコルのデータ構築要請メッセージに変換する。APはリモートOTAサーバにTCP/IPプロトコルのデータ構築要請メッセージを送信し、その中、TCP/IPプロトコルのデータ構築要請メッセージはダウンロードデータを要請するためのものである。即ち、代理サーバは要請データをTCP/IPプロトコルに変換してリモートOTAサーバに送信し、即ち、BIPゲートウェイはTCP/IPパケット状に送信するデータをリモートOTAサーバに送信する。
【0075】
リモートOTAサーバは応答データをUICCに送信する(ステップ3)。具体的には、以下のステップを含む。
【0076】
リモートOTAサーバは、TCP/IPプロトコル状に伝送された応答データを代理サーバに送信し、即ち、リモートOTAサーバはTCP/IPパケット状に受信したデータをBIPゲートウェイに送信する(ステップS710)。
【0077】
代理サーバはMUXパスを介してデータをBIPゲートウェイに送信する(ステップS711)。CPはAPがMUXパスを介して送信したデータ構築応答メッセージを受信し、その中、データ構築応答メッセージはダウンロードデータを携帯する。
【0078】
BIPゲートウェイは、応答データを受信した後、チャネルデータ利用可能メッセージ Envelope(channel data available)を送信してUICCにデータが送信されたことを報知する(ステップS712)。即ち、CPはUICCにチャネルデータ利用可能メッセージを送信し、その中、チャネルデータ利用可能メッセージはUICCにダウンロードデータを受信したことを報知するためのものである。
【0079】
UICCは、データ受信要請(Fetch: receive data)を送信してアクセスデータの受信を要請する(ステップS713)。即ち、CPはUICCからのデータ受信応答メッセージを受信する。
【0080】
BIPゲートウェイは、応答メッセージ(Terminal response(data))を介し、UICCに応答データ(即ち、ダウンロードデータ)を送信する(ステップS714)。
【0081】
接続の閉鎖:CPはUICCからのチャネル閉鎖要請メッセージを送信して接続を閉鎖し、CPはUICCにチャネル閉鎖確認メッセージを送信し、APとリモートOTAサーバが接続を閉鎖するように、APにTCP接続閉鎖要請を送信する(ステップ4)が、具体的には、以下のステップを含む。
【0082】
UICCはBIPゲートウェイにパス閉鎖要請(Fetch: close channel(channel id))を送信してパスの閉鎖を要請する(ステップS715)。
【0083】
BIPゲートウェイは、接続を閉鎖した後、UICCに応答メッセージ(Terminal response(channel status:link not established))を送信することによってパスの閉鎖を確認し、同時に、代理サーバにネットワーク接続閉鎖のAT命令(%WEBClS)を送信する(ステップS716)。
【0084】
代理サーバはリモートOTAサーバにTCP接続閉鎖要請を送信する(ステップS717)。
【0085】
リモートOTAサーバは代理サーバに閉鎖応答を送信し、接続は既に閉鎖されている(ステップS718)。
【0086】
装置実施例1
本発明の実施例によると、端末を提供する。図8は、本発明の実施例1に係わる端末の構造を示すブロック図である。図8に示すように、該端末は、CPと、APと、を含み、その中、CPは、第1受信ブロック82と、第1送信ブロック84と、第2受信ブロック86と、第2送信ブロック88と、第3受信ブロック80と、第3送信ブロック81と、を含む。以下、詳しく説明する。
【0087】
第1受信ブロック82は、UICCからのパス開通要請を受信する。第1送信ブロック84は、第1受信ブロック82に接続され、第1受信ブロック82が受信したパス開通要請に基づいて、APに接続要請メッセージを送信し、その中、接続要請メッセージはAPにネットワーク接続パラメータの読取を指示するためのものである。第2受信ブロック86は、APからの接続応答メッセージを受信し、その中、接続応答メッセージはネットワーク接続パラメータを携帯する。第2送信ブロック88は第2受信ブロック86に接続され、第2受信ブロック86が受信したネットワーク接続パラメータに基づいて、リモートOTAサーバにTCP接続要請を送信する。第3受信ブロック80は、リモートOTAサーバからのTCP接続確認メッセージを受信する。第3送信ブロック81は、UICCに接続成功メッセージを送信してUICCとリモートOTAサーバに構築した接続を用いてデータダウンロードを行うように指示する。
【0088】
装置実施例2
本発明の実施例によると、端末を提供する。図9は本発明の実施例2に係わる端末の構造を示すブロック図である。図9に示すように、該端末は、CPと、APと、を含み、その中、CPは、第4受信ブロック92と、第4送信ブロック94と、第5受信ブロック96と、第5送信ブロック98と、を含む。以下詳しく説明する。
【0089】
第4受信ブロック92は、UICCからのパス開通要請を受信する。第4送信ブロック94は、第4受信ブロック92に接続され、第4受信ブロック92が受信したパス開通要請に基づいて、APに接続要請メッセージを送信し、その中、接続要請メッセージはAPに接続の構築を指示するためのものである。第5受信ブロック96は、APからの接続成功応答メッセージを受信し、その中、接続成功応答メッセージはAPとリモートOTAサーバが既に接続を構築したことを指示する。第5送信ブロック98は、UICCに接続成功メッセージを送信してUICCに接続を用いてデータダウンロードを行うように指示する。
【0090】
上述のように、本発明の実施例によると、APとCPとの間の命令及びデータ交換の新規の方法を提供し、マルチプロセッサの移動端末においてデータをAPとCPとの間で正常に交換でき、BIPプロトコルを用いた無線(OTA)によるダウンロードをUICCに応用するプロセスを単一プロセッサにて完成できると共に、マルチプロセッサにおいても完成できる。
【0091】
当業者にとって、上述の本発明の各ブロック又は各ステップは汎用の計算装置によって実現することができ、単独の計算装置に集中させることができれば、複数の計算装置から構成されるネットワークに分布させることもでき、さらに計算装置が実行可能なプログラムのコードによって実現することもできるので、それらを記憶装置に記憶させて計算装置によって実行することができ、又は夫々集積回路ブロックに製作し、又はそれらにおける複数のブロック又はステップを単独の集積回路ブロックに製作して実現することができることは明らかなことである。このように、本発明は如何なる特定のハードウェアとソフトウェアの結合にも限定されない。
【0092】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明に様々な修正や変形が可能である。本発明の主旨や原則内での如何なる修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信し、前記パス開通要請に基づいて、アプリケーションプロセッサにネットワーク接続パラメータの読取を指示するための接続要請メッセージを前記アプリケーションプロセッサに送信するステップと、
前記通信用プロセッサがアプリケーションプロセッサから送信され、前記ネットワーク接続パラメータを携帯した接続応答メッセージを受信するステップと、
前記通信用プロセッサが前記ネットワーク接続パラメータに基づいて、リモートエアーサーバに伝送制御プロトコル接続要請を送信し、前記リモートエアーサーバからの伝送制御プロトコル接続確認メッセージに基づいて、前記汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信し、前記汎用集積回路カードと前記リモートエアーサーバに構築した接続を用いてデータダウンロードを行うように指示するステップと、を含むことを特徴とするデータダウンロード方法。
【請求項2】
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードに前記接続成功メッセージを送信した後、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードからのベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを受信し、
前記通信用プロセッサが前記ベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージに変換し、
前記通信用プロセッサがダウンロードデータを要請するための伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージを前記リモートエアーサーバに送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信用プロセッサが前記リモートエアーサーバに前記伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージを送信した後、
前記通信用プロセッサが前記リモートエアーサーバから送信され、前記ダウンロードデータを携帯した伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築応答メッセージを受信し、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードに前記ダウンロードデータを受信したことを報知するためのチャネルデータ利用可能メッセージを前記汎用集積回路カードに送信し、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードからのデータ受信応答メッセージを受信し、前記汎用集積回路カードに前記ダウンロードデータを送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードに前記ダウンロードデータを送信した後、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードからのチャネル閉鎖要請メッセージを受信して前記接続を閉鎖し、
前記通信用プロセッサが汎用集積回路カードにチャネル閉鎖確認メッセージを送信し、前記リモートエアーサーバが接続を閉鎖するように前記リモートエアーサーバに伝送制御プロトコル接続閉鎖要請を送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
通信用プロセッサが汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信し、前記パス開通要請に基づいて、アプリケーションプロセッサに接続の構築を指示するための接続要請メッセージを前記アプリケーションプロセッサに送信するステップと、
前記通信用プロセッサが前記アプリケーションプロセッサから送信され、前記アプリケーションプロセッサとリモートエアーサーバが接続を構築したことを指示する接続成功応答メッセージを送信するステップと、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信し、前記汎用集積回路カードに前記接続を用いてデータダウンロードを行うように指示するステップと、を含むことを特徴とするデータダウンロード方法。
【請求項6】
前記通信用プロセッサが前記アプリケーションプロセッサに接続要請メッセージを送信した後、
前記アプリケーションプロセッサが前記通信用プロセッサからの接続要請メッセージを受信し、
前記アプリケーションプロセッサが前記接続の構築を要請する伝送制御プロトコル接続要請を前記リモートエアーサーバに送信し、
前記アプリケーションプロセッサが前記リモートエアーサーバからの伝送制御プロトコル接続確認メッセージを受信するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードに前記接続成功メッセージを送信した後、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードからのベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを受信し、マルチブレクサパスを介して前記ベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを前記アプリケーションプロセッサに送信し、
前記通信用プロセッサが前記アプリケーションプロセッサによりマルチブレクサパスを介して送信されるダウンロードデータを携帯したデータ構築応答メッセージを受信するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記通信用プロセッサがマルチブレクサパスを介して前記ベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを前記アプリケーションプロセッサに送信した後、
前記アプリケーションプロセッサが前記通信用プロセッサからの前記ベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを受信し、
前記アプリケーションプロセッサが前記ベアラー非依存プロトコルのデータ構築要請メッセージを伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージに変換し、
前記アプリケーションプロセッサがダウンロードデータを要請するための伝送制御プロトコル/ネットワークプロトコルのデータ構築要請メッセージを前記リモートエアーサーバに送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記通信用プロセッサが前記アプリケーションプロセッサによりマルチブレクサパスを介して送信された前記データ構築応答メッセージを受信した後、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードにダウンロードデータを受信したことを報知するためのチャネルデータ利用可能メッセージを前記汎用集積回路カードに送信し、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードからのデータ受信応答メッセージを受信して前記汎用集積回路カードに前記ダウンロードデータを送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードに前記ダウンロードデータを送信した後、
前記通信用プロセッサが前記汎用集積回路カードからのチャネル閉鎖要請メッセージを受信して前記接続を閉鎖し、
前記通信用プロセッサが汎用集積回路カードにチャネル閉鎖確認メッセージを送信し、前記アプリケーションプロセッサと前記リモートエアーサーバが前記接続を閉鎖するように前記アプリケーションプロセッサに伝送制御プロトコル接続閉鎖要請を送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
通信用プロセッサと、アプリケーションプロセッサとを含む端末であって、
前記通信用プロセッサが、汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信する第1受信ブロックと、前記第1受信ブロックにより受信された前記パス開通要請に基づいて、アプリケーションプロセッサにネットワーク接続パラメータの読取を指示するための接続要請メッセージを前記アプリケーションプロセッサに送信する第1送信ブロックと、前記アプリケーションプロセッサから送信され、前記ネットワーク接続パラメータを携帯した接続応答メッセージを受信する第2受信ブロックと、前記第2受信ブロックにより受信された前記ネットワーク接続パラメータに基づいて、リモートエアーサーバに伝送制御プロトコル接続要請を送信する第2送信ブロックと、前記リモートエアーサーバからの伝送制御プロトコル接続確認メッセージを受信する第3受信ブロックと、前記汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信して前記汎用集積回路カードと前記リモートエアーサーバに構築した接続を用いてデータダウンロードを行うように指示する第3送信ブロックと、を含むことを特徴とする端末。
【請求項12】
通信用プロセッサと、アプリケーションプロセッサとを含む端末であって、
前記通信用プロセッサが、汎用集積回路カードからのパス開通要請を受信する第4受信ブロックと、前記第4受信ブロックにより受信された前記パス開通要請に基づいて、アプリケーションプロセッサに接続の構築を指示するための接続要請メッセージをアプリケーションプロセッサに送信する第4送信ブロックと、前記アプリケーションプロセッサから送信され、前記アプリケーションプロセッサとリモートエアーサーバが既に接続を構築したことを指示するための接続成功応答メッセージを受信する第5受信ブロックと、前記汎用集積回路カードに接続成功メッセージを送信して前記汎用集積回路カードに前記接続を用いてデータダウンロードを行うように指示する第5送信ブロックと、を含むことを特徴とする端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−531636(P2012−531636A)
【公表日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516478(P2012−516478)
【出願日】平成21年12月14日(2009.12.14)
【国際出願番号】PCT/CN2009/075559
【国際公開番号】WO2010/145133
【国際公開日】平成22年12月23日(2010.12.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
【出願人】(507371249)ゼットティーイー コーポレイション (97)
【Fターム(参考)】