説明

データベース用データ内容自動切替・確認システム

【課題】データ量に依存せずにデータベースのデータ内容の切替及び確認を短時間で自動的に実施できるデータベース用データ内容自動切替・確認システムを提供する。
【解決手段】このシステム101では、管理・運用サーバ102がデータ自動切替処理用DB105を参照し、参照用DB106のテーブル定義情報を元に生成されるデータ内容更新用のSQL自動生成ツールを使用してSQLコマンド群データ用DB107から抽出したデータに基づいて新規テーブルデータを作成し、業務システム停止状態へ移行した後、SQLコマンド群データのリネームコマンド群データを整合性を保つ順序で使用してリネーム処理を実施し、参照用DB106の現データを新規データに自動的に切替える。クライアント端末103は、自動確認処理用DB108を参照し、業務システム起動前に管理・運用サーバ102のデータ処理に関するデータ内容を自動的に確認する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ量に依存せずに短時間でデータベースのデータ内容の切替及び確認を自動的に実施できると共に、障害発生時等に短時間でデータベースのデータ内容を復元できる機能を持つデータベース用データ内容自動切替・確認システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エンドユーザに情報を提供するための照会処理のみの使用とされるデータベースでは、月次・年次等の一定時期毎にデータ内容を最新の状態とするための更新処理を実施するのが習慣となっている。
【0003】
一般に、データベースにおけるデータ内容を更新する手法は、更新内容のみを反映する手法(プログラムによる更新)か、或いはテーブルのローディングデータを作成し、そのローディングデータを用いてテーブル内容を一括更新する手法の2通りが知られている。
【0004】
このようなデータベースにおけるデータ内容の更新に関連する周知技術としては、例えばアプリケーションのアクセス先となるテーブルを容易かつ高速に切替えることができる「テーブル切替えシステムおよびテーブル切替えプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」(特許文献1参照)が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−73388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に係る技術では、障害発生時に待機系のシステムに切替わる機能の仕組みを持つが、復旧作業に関してはデータのバックアップがされていない状態のため、復旧の実施が不可能であるばかりでなく、処理終了後の確認作業も実施されないため、正常に処理が終了したかが不明な状態となってしまうことにより、基本機能や保守サービス面で不便さを否めないものとなっている。
【0007】
一般に、データベースにおけるデータ内容を更新する場合には、留意すべき点として、エンドユーザの参照中に更新処理を実施すると正しい情報が参照できなくなってしまうため、エンドユーザの参照処理を停止させた後に更新処理を実施する必要があるが、エンドユーザの参照処理を停止させる時間についてはデータ量に依存するため、長時間停止させる必要がある場合も起こり得るという点が挙げられる。
【0008】
また、その他の留意すべき点として、データベースにおけるデータ内容の破損時に備え、データベースのデータ内容のバックアップを取得し、バックアップからの回復を実施する必要があるが、バックアップからの回復時にもデータベースのデータ内容の更新と同様の時間、エンドユーザからの参照処理を停止させる必要があるという点が挙げられる。
【0009】
そこで、技術的には、エンドユーザに情報を提供するための照会処理のみの使用とされるデータベースのデータ内容を一定の時期で最新の状態に更新処理を実施する際、エンドユーザの参照処理に係る停止時間をできるだけ短時間にすることが望まれている。
【0010】
同様に、データベースのデータ内容を更新する際のエンドユーザの参照処理の停止状態で実施されるデータ内容の確認作業時間についても、できるだけ短時間にすることが望まれている。
【0011】
更に、障害発生時等に際して、データベースのデータ内容をできるだけ短時間で復元できることが望まれている。
【0012】
本発明は、このような問題点の解決、並びに要望を具現すべくなされたもので、その技術的課題は、データ量に依存せずにデータベースのデータ内容の切替及び確認を短時間で自動的に実施できると共に、障害発生時等に際しても短時間でデータベースのデータ内容を復元できるデータベース用データ内容自動切替・確認システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記技術的課題を達成するため、本発明のデータベース用データ内容自動切替・確認システムは、一定時期毎にデータ内容を最新の状態とするための更新処理の実施に供されるデータベースを有する管理・運用サーバにネットワークを介してクライアント端末が接続されて構成されるシステムであって、管理・運用サーバは、クライアント端末からの指示要求に応じて、データベースに関する所用のテーブル定義情報に基づいて生成される当該データベースのデータ内容更新用のSQL(Structured Query Language)自動生成ツールを使用して自動作成したSQLコマンド群データに基づいて当該データベースのデータ内容についての新規テーブルのデータを作成してから業務システム停止状態に移行した後、当該SQLコマンド群データに含まれるリネーム文を成す複数のリネームコマンド群データを整合性が保たれた順序で使用してリネーム処理を実施することにより、当該データベースのデータ内容についての現データをデータ量に依存せずに当該新規データに自動的に切替えるデータ自動切替処理を行うと共に、当該データ自動切替処理の完了後に業務システム起動を行うものであり、クライアント端末は、ログ又はテーブル定義情報を使用して作成したツールに基づいて、少なくとも業務システム起動前に管理・運用サーバにおけるデータベースのデータ内容についての現データと新規データとの切替えが正常に行われたか否かの判断を含むデータ処理に関するデータ内容を自動的に確認するための自動確認処理を行うことを特徴とする。
【0014】
また、このデータベース用データ内容自動切替・確認システムに係る一実施態様は、管理・運用サーバがデータ自動切替処理によりデータベースのデータ内容についての現データを新規データに切替えるとき、当該新規データを当該現データの損失時に際しての復元用に供することを特徴とする。
【0015】
更に、これらのデータベース用データ内容自動切替・確認システムに係る他の実施態様は、管理・運用サーバで用いるテーブル定義情報には、テーブル名、インデックス名が含まれ、SQLコマンド群データには、クリエイトコマンド群データ、ロードコマンド群データ、インデックスコマンド群データが含まれることを特徴とする。
【0016】
加えて、これらの何れか一つのデータベース用データ内容自動切替・確認システムに係る別の実施態様は、クライアント端末で行う自動確認処理には、ファイル資源の確認、実行件数の確認、ロード件数及びエラー件数の確認、テーブル定義情報の確認、入力ファイルの統計が含まれることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明のデータベース用データ内容自動切替・確認システムの機能処理によれば、データ量に依存せずに管理・運用サーバにおけるデータベースのデータ内容を現データから新規データに自動的に切替え、クライアント端末からの確認作業についても自動的に行わせ、現データの支障時には新規データを復元用に供するため、エンドユーザの参照処理に係る停止時間や、データベースのデータ内容を更新する際のエンドユーザの参照処理の停止状態で実施されるデータ内容の確認作業時間をできるだけ短時間にすることができる上、障害発生時等に際してもデータベースのデータ内容をできるだけ短時間で復元できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施例1に係るデータベース用データ内容自動切替・確認システムの基本構成を示した概略ブロック図である。
【図2−1】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムの動作処理の前半を示すフローチャートである。
【図2−2】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムの動作処理の後半を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す動作処理に含まれるクライアント端末における自動確認処理の細部動作処理を示したフローチャートである。
【図4】図3に示す自動確認処理におけるファイル資源の確認処理の細部動作処理を示したフローチャートである。
【図5】図3に示す自動確認処理における実行件数の確認処理の細部動作処理を示したフローチャートである。
【図6】図3に示す自動確認処理におけるLOAD件数、及びエラー件数の確認処理の細部動作処理を示したフローチャートである。
【図7】図3に示す自動確認処理におけるテーブル定義情報の確認処理の細部動作処理を示したフローチャートである。
【図8】図3に示す自動確認処理における入力ファイルの統計処理の細部動作処理を示したフローチャートである。
【図9−1】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムに備えられる管理・運用サーバにおけるSQL自動生成ツールを使用してSQLコマンド群データを自動作成するときの動作処理の前半を示したフローチャートである。
【図9−2】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムに備えられる管理・運用サーバにおけるSQL自動生成ツールを使用してSQLコマンド群データを自動作成するときの動作処理の後半を示したフローチャートである。
【図10−1】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムに備えられる管理・運用サーバにおける障害発生時の復旧作業の動作処理の前半を示すフローチャートである。
【図10−2】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムに備えられる管理・運用サーバにおける障害発生時の復旧作業の動作処理の後半を示すフローチャートである。
【図11】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムにおける現行処理(旧式処理)を示すタイムチャートである。
【図12】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムにおける改善後処理(新式処理)を示すタイムチャートである。
【図13】図11に示したデータベース更新の作業における実際の処理時間を例示した表である。
【図14】図1に示すデータベース用データ内容自動切替・確認システムに備えられる管理・運用サーバで使用するテーブル定義情報のサンプルを示した表である。
【図15】図14に示すテーブル定義情報のテーブル名に含まれる被保険者マスタテーブルのサンプルを示した表である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明のデータベース用データ内容自動切替・確認システムについて、図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は、本発明の実施例1に係るデータベース用データ内容自動切替・確認システム101の基本構成を示した概略ブロック図である。
【0021】
このデータベース用データ内容自動切替・確認システム101は、一定時期毎にデータ内容を最新の状態とするための更新処理の実施に供されるデータベース(DB)及びWebアプリケーションの管理・運用を行う管理・運用サーバ102にネットワーク104を介してクライアント端末103が接続されて構成される。
【0022】
このうち、管理・運用サーバ102は、データ自動切替処理のためのデータを格納したデータ自動切替処理用DB(データベース)105と、更新処理の実施に供されるデータベース(DB)となる参照用DB(データベース)106と、データ自動切替処理に用いられるSQLコマンド群データを格納した複数のSQLコマンド群データ用DB(データベース)107と、を備えている。
【0023】
クライアント端末103は、管理・運用サーバ102におけるデータ自動切替処理についてのデータ処理に関するデータ内容を自動的に確認する自動確認処理を行うためのデータを格納した自動確認処理用DB(データベース)108を備えている。
【0024】
即ち、このデータベース用データ内容自動切替・確認システム101では、管理・運用サーバ102がクライアント端末103からの指示要求に応じて、データ自動切替処理用DB(データベース)105からデータ自動切替処理データを参照することにより、参照用DB(データベース)106に関する所用のテーブル定義情報に基づいて生成されるデータ内容更新用のSQL自動生成ツールを使用してSQLコマンド群データ用DB(データベース)107からの抽出により自動作成したSQLコマンド群データに基づいてデータ内容についての新規テーブルのデータを作成する。このとき、エンドユーザは継続して参照用DB(データベース)106に関する現行テーブルを参照することができる。
【0025】
また、管理・運用サーバ102は、データ自動切替処理用DB(データベース)105からデータ自動切替処理データを参照することにより、新規テーブルのデータを作成してから業務システム停止状態に移行した後、SQLコマンド群データ用DB(データベース)107から抽出したSQLコマンド群データに含まれるリネーム文を成す複数のリネームコマンド群データを整合性が保たれた順序で使用してリネーム処理を実施し、参照用DB(データベース)106のデータ内容についての現データをデータ量に依存せずに新規データに自動的に切替えるデータ自動切替処理を行う。尚、このデータ自動切替処理の完了後には業務システム起動を行う。
【0026】
クライアント端末103は、自動確認処理用DB(データベース)108の自動確認処理データを参照することにより、ログ又はテーブル定義情報を使用して作成したツールに基づいて、少なくとも業務システム起動前に管理・運用サーバ102における参照用DB(データベース)106のデータ内容についての現データと新規データとの切替えが正常に行われたか否かの判断を含むデータ処理に関するデータ内容を自動的に確認するための自動確認処理を行う。
【0027】
なお、管理・運用サーバ102がデータ自動切替処理により参照用DB(データベース)106のデータ内容についての現データを新規データに切替えるとき、新規データを現データの損失時に際しての復元用に供する。
【0028】
また、管理・運用サーバ102で用いるテーブル定義情報には、テーブル名、インデックス(INDEX)名が含まれ、SQLコマンド群データには、上述した複数のリネームコマンド群データの他、クリエイト(CREATE)コマンド群データ、ロード(LOAD)コマンド群データ、インデックス(INDEX)コマンド群データが含まれる。
【0029】
クリエイトコマンド群データとしては、例えばCREATE TABLE テーブル名_NEW(項目名 属性 [制約],…);とする場合を例示できる。ロードコマンド群データとしては、例えばSQLLDR CONTROL=パス名¥テーブル名.ctl、LOG=パス名¥テーブル名.log、BAD=パス名¥テーブル名.bad、DATA=パス名¥テーブル名.dat USERID=ユーザ名/パスワード、ERRORS=999とする場合を例示できる。インデックスコマンド群データとしては、例えばALTER TABLE テーブル名_NEW ADD CONSTRAINT INDEX 名_NEW 制約名(項目名,…);とする場合を例示できる。
【0030】
第1のリネームコマンド群データとしては、例えばRENAME テーブル名 TO テーブル名_yymm;、ALTER INDEX INDEX名 RENAME TO INDEX名_yymm;、ALTER TABLE テーブル名_yymm RENAME CONSTRAINT INDEX 名 TO INDEX名_yymm;とする場合を例示できる。第2のリネームコマンド群データとしては、例えばRENAME テーブル名_NEW TO テーブル名;、ALTER INDEX INDEX名_NEW RENAME TO INDEX名;、ALTER TABLE テーブル名 RENAME CONSTRAINT INDEX 名 _NEW TO INDEX名;とする場合を例示できる。第3のリネームコマンド群データとしては、例えばRENAME テーブル名_yymm TO テーブル名;、ALTER INDEX INDEX名_yymm RENAME TO INDEX名;、ALTER TABLE テーブル名 RENAME CONSTRAINT INDEX 名_yymm TO INDEX名;とする場合を例示できる。即ち、管理・運用サーバ102では、SQLコマンド群データを自動作成処理するとき、CREATE/LOAD/INDEX処理並びにリネーム処理を行うものである。
【0031】
更に、クライアント端末103で行う自動確認処理には、ファイル資源の確認、実行件数の確認、ロード件数及びエラー件数の確認、テーブル定義情報の確認、入力ファイルの統計が含まれる。
【0032】
図2−1は、このデータベース用データ内容自動切替・確認システム101の動作処理の前半を示すフローチャートである。また、図2−2は、同じ動作処理の後半を示すフローチャートである。
【0033】
ここでは、管理・運用サーバ102でデータ自動切替処理を行い、クライアント端末103で自動確認処理を行うことを基本とするが、これらの各装置における動作目的は、データ量に依存しない形で参照用DB106のデータ内容の更新を短時間で実施することである。以下は、そのための処理を具体的に説明する。
【0034】
(1)管理・運用サーバ102では、データ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照し、参照用DB106に関するテーブル定義情報(ステップS201)を抽出すると、そのテーブル定義情報に基づいて生成されるSQL自動生成ツール(ステップS202)を使用し、SQLコマンド群データ用DB(データベース)107から抽出を行うことによりSQLコマンド群データ(ステップS203)を自動作成する。このリネームコマンド群データには、リネームコマンド群データが含まれるため、リネームコマンド群データにおいては正しい順序でデータ処理を実行すべく、例えば上述したようにテーブル名をテーブル名_YYMM(YYMM:年月)にリネームするための第1のリネームコマンド群データ、テーブル名_NEWをテーブル名にリネームするための第2のリネームコマンド群データを生成する。
【0035】
(2)この後、管理・運用サーバ102では、CREATE(表の作成)/LOAD(表にローディングする)/INDEX(索引の作成)(ステップS204)の処理を実行し、データ自動切替処理用DB105内に構築されたテーブル名変更用DB(データベース)にテーブル名_NEWを格納(ステップS205)する。これにより、生成したSQLコマンド群データに基づいて参照用DB106に関するデータ内容についての新規テーブルのデータ作成が完了する。このとき、参照用DB106の現行テーブルには手を加えていないため、新規作成の作業を実行している間においても、エンドユーザは継続して現行テーブルを参照することができる。
【0036】
(3)次に、管理・運用サーバ102では、エンドユーザからの参照処理を停止するために業務システム停止(ステップS206)を行い、データ自動切替処理用DB105内に構築されるデータベース(DB)を対象(ステップS207)とし、第1のリネームコマンド群データ、第2のリネームコマンド群データの順序でリネーム処理(ステップS208)を実行する。ここで対象とされるデータベース(DB)は、データ内容が更新される前のもので、それぞれ固有なテーブル名毎に構築されたテーブル名別データベース(DB)を有している。
【0037】
(4)リネーム処理(ステップS208)により、対象とされたデータベース(DB)は参照用DB(データベース)106のデータ内容についての更新されたデータベース(DB)(ステップS209)として切替えられるもので、データ内容ではテーブル名別データベース(DB)がテーブル名の識別順に並び代えられている。即ち、ここでは参照用DB(データベース)106のデータ内容についての現データをデータ量に依存せずに新規データに自動的に切替えるデータ自動切替処理を行う。
【0038】
(5)そこで、クライアント端末103では、自動確認処理用DB108の自動確認処理データを参照し、自動確認処理(ステップS210)によりテーブル名の並び替えの整合性を確認する。確認が取れた後、クライアント端末103から動作指示された管理・運用サーバ102では、エンドユーザからの参照処理を起動するために業務システム起動(ステップS211)を行う。
【0039】
図3は、クライアント端末103における自動確認処理(ステップS210)の細部動作処理を示したフローチャートである。
【0040】
クライアント端末103では、自動確認処理用DB108の自動確認処理データに従い、管理・運用サーバ102におけるデータ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照することにより、上述したように自動確認処理(ステップS210)として、ファイル資源の確認(ステップS301)、実行件数の確認(ステップS302)、ロード件数及びエラー件数の確認(ステップS303)、テーブル定義情報の確認(ステップS304)、入力ファイルの統計(ステップS305)を順次実行する。
【0041】
ファイル資源の確認処理(ステップS301)では、入力ファイル及びデータロードファイル資源においてファイル名や作成日時、サイズが当月分データとして問題なく作成できているか否かを確認する。実行件数の確認処理(ステップS302)では、ジョブ実行ログから前月分及び当月分の実行件数を作成し、比較を実施することによりデータファイルが正しく作成されているか否かを確認する。ロード件数及びエラー件数の確認処理(ステップS303)では、データベース(DB)にデータが正常に格納されたか否かを正常件数とエラー件数とに基づいて確認する。テーブル定義情報の確認処理(ステップS304)では、インデックス情報を含むテーブル定義情報を抽出し、運用テーブル定義情報と一致するか否かを確認する。入力ファイルの統計処理(ステップS305)では、前月分の入力ファイルと今月分の入力ファイルとを比較し、各入力ファイルの差分を統計データとして取得する。
【0042】
図4は、上述したファイル資源の確認処理(ステップS301)の細部動作処理を示したフローチャートである。
【0043】
(1)ファイル資源の確認処理(ステップS301)では、クライアント端末103が自動確認処理用DB108内に構築される実行ログ用DBの実行ログデータ(ステップS401)に従い、管理・運用サーバ102におけるデータ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照することにより、ファイル名取得(ステップS402)、作成日時取得(ステップS403)、サイズ取得(ステップS404)、ファイル格納先取得(ステップS405)をそれぞれ取得する。
【0044】
(2)この後、取得した作成日時に基づいて作成日時チェック結果は一致するか否かの判定(ステップS406)を行う。この判定の結果、一致であれば一致データ用DBに取得した該当するファイル名及びサイズ、並びにファイル格納先を格納(ステップS407)し、不一致であれば不一致データ用DBに同様に取得した該当するファイル名及びサイズ、並びにファイル格納先を格納(ステップS408)してから動作処理を終了する。尚、ここの一致データ用DB、不一致データ用DBについても、自動確認処理用DB108内に構築されるものである。また、不一致データ用DBに格納されるファイルが存在した場合には、管理者が調査を実施する。
【0045】
図5は、上述した実行件数の確認処理(ステップS302)の細部動作処理を示した
フローチャートである。
【0046】
(1)実行件数の確認処理(ステップS302)では、クライアント端末103が自動確認処理用DB108内に構築される実行ログ用DBの実行ログデータ(ステップS501)に従い、管理・運用サーバ102におけるデータ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照することにより、入力ファイル件数取得(ステップS502)を行い、取得した入力ファイル件数を入力ファイル件数用DBに格納(ステップS503)した後、出力ファイル件数取得(ステップS504)を行い、取得した出力ファイル件数を出力ファイル件数用DBに格納(ステップS505)する。また、同時に自動確認処理用DB108内に構築される前月分の入力ファイル件数用DBから前月分の入力ファイル件数を取得(ステップS506)し、その後に自動確認処理用DB108内に構築される前月分の出力ファイル件数用DBから前月分の出力ファイル件数を取得(ステップS507)する。
【0047】
(2)次に、入力ファイル件数用DBからの入力ファイル件数、並びに出力ファイル件数用DBからの出力ファイル件数と、前月分の入力ファイル件数用DBからの前月分の入力ファイル件数、並びに前月分の出力ファイル件数用DBからの前月分の出力ファイル件数とをそれぞれ対比させて比較し、件数比較結果は一致するか否かの判定(ステップS508)を行う。この判定の結果、件数が不一致であれば正常データ用DBに格納(ステップS509)し、一致であれば一致データ用DBに格納(ステップS510)してから動作処理を終了する。尚、ここの正常データ用DB、一致データ用DBについても、自動確認処理用DB108内に構築されるものである。また、一致データ用DBに格納されるファイルが存在した場合には、管理者が調査を実施する。
【0048】
図6は、上述したLOAD件数及びエラー件数の確認処理(ステップS303)の細部動作処理を示したフローチャートである。
【0049】
(1)LOAD件数及びエラー件数の確認処理(ステップS303)では、クライアント端末103が自動確認処理用DB108内に構築されるLOADログ用DBのLOADログデータ(ステップS601)に従い、管理・運用サーバ102におけるデータ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照することにより、テーブル名取得(ステップS602)、LOAD件数取得(ステップS603)をそれぞれ行う。
【0050】
(2)次に、入力ファイルが正常にLOADされたか否かに基づいて、件数チェック結果は正常であるか否かの判定(ステップS604)を行う。この判定の結果、入力ファイルが正常にLOADされて件数チェック結果が正常であれば正常LOAD件数用DBに対して取得したテーブル名と合わせて格納(ステップS605)し、入力ファイルが正常にLOADされずにエラーとなって件数チェック結果が正常でなければエラーLOAD件数用DBに対して取得したテーブル名と合わせて格納(ステップS606)してから動作処理を終了する。エラーLOAD件数用DBに格納されるファイルが存在した場合にはエラーデータを修正し、追加LOADを実施する。
【0051】
図7は、図3におけるテーブル定義情報の確認処理(ステップS304)の細部動作処理を示したフローチャートである。
【0052】
(1)テーブル定義情報の確認処理(ステップS304)では、クライアント端末103が自動確認処理用DB108内に構築される自動確認処理データに従い、管理・運用サーバ102におけるデータ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照することにより、その参照先をデータベース(DB)の対象(ステップS701)とした上、テーブル定義情報(最新)取得(ステップS702)を行い、テーブル定義情報(最新)としてファイル(ステップS703)する。これらの処理と同時に、正常に運用するための定義情報であるテーブル定義情報(BASE)についてのファイル(ステップS704)も行う。
【0053】
(2)次に、ファイルされたテーブル定義情報(最新)とテーブル定義情報(BASE)とを比較することにより、テーブル定義情報比較結果は一致するか否かの判定(ステップS705)を行う。この判定の結果、一致していれば一致データ用DBに格納(ステップS706)し、不一致であれば不一致データ用DBに格納(ステップS707)してからそれぞれ動作処理を終了する。尚、ここの一致データ用DB、不一致データ用DBについても、自動確認処理用DB108内に構築されるものである。また、不一致データ用DBに格納されるファイルが存在した場合には、管理者が調査を実施し、テーブル定義情報が一致した状態になるように修正する。
【0054】
図8は、図3における入力ファイルの統計処理(ステップS305)の細部動作処理を示したフローチャートである。
【0055】
(1)この入力ファイルの統計処理(ステップS305)では、クライアント端末103が自動確認処理用DB108内に構築される自動確認処理データに従い、管理・運用サーバ102におけるデータ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照することにより、その参照先をデータベース(DB)の対象(ステップS801)とした上、そこから入力ファイル(前月分)取得(ステップS802)、入力ファイル(今月分)取得(ステップS804)をそれぞれ行い、入力ファイル(前月分)データを入力ファイル(前月分)用DBに格納(ステップS803)し、入力ファイル(今月分)データを入力ファイル(前月分)データに格納(ステップS805)する。尚、ここでの入力ファイル(前月分)用DB、入力ファイル(今月分)用DBについても、自動確認処理用DB108内に構築されるものである。
【0056】
(2)次に、入力ファイル(前月分)用DBに格納された入力ファイル(前月分)データと入力ファイル(前月分)データに格納された入力ファイル(前月分)データとを比較することにより、入力ファイル比較結果は一致するか否かの判定(ステップS806)を行う。この判定の結果、一致していれば一致データ用DBに格納(ステップS807)して動作処理を終了するが、不一致であれば不一致データ用DBに格納(ステップS808)する。
【0057】
(3)更に、不一致データ用DBに格納された入力ファイルデータについての不一致ファイルの内容はどうであるかを判定(ステップS809)する。この判定の結果、新規追加であれば新規追加データ用DBに格納(ステップS810)し、変更であれば変更データ用DBに格納(ステップS811)し、それ以外であれば調査データとして調査データ用DBに格納(ステップS812)してからそれぞれ動作処理を終了する。調査データ用DBに格納される調査データが存在した場合には、管理者が調査を実施する。
【0058】
図9−1は、管理・運用サーバ102におけるSQL自動生成ツールを使用してSQLコマンド群データを自動作成するときの動作処理の前半を示したフローチャートである。また、図9−2は、同じ動作処理の後半を示したフローチャートである。
【0059】
(1)管理・運用サーバ102におけるSQLコマンド群データ自動作成の動作処理では、データ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照することにより、テーブル定義情報を抽出(ステップS901)すると共に、対象テーブル抽出情報を抽出(ステップS902)し、それらの情報に基づいて対象テーブル名取得(ステップS903)を行って対象テーブル名用DBに格納(ステップS904)すると共に、対象INDEX名取得(ステップS905)を行って対象INDEX名用DBに格納(ステップS906)する。
【0060】
(2)次に、対象テーブル名用DBに格納された対象テーブル名と対象INDEX名用DBに格納された対象INDEX名とからCREATEコマンド群データを作成するCREATEコマンド群作成(ステップS907)の処理を実行し、作成したCREATEコマンド群データをCREATEコマンド群データ用DBに格納(ステップS908)する。引き続き、同様にLOADコマンド群データを作成するLOADコマンド群作成(ステップS909)の処理を実行し、作成したLOADコマンド群データをLOADコマンド群データ用DBに格納(ステップS910)する。更に、INDXコマンド群データを作成するINDXコマンド群作成(ステップS911)の処理を実行し、作成したINDXコマンド群データをINDXコマンド群データ用DBに格納(ステップS912)する。
【0061】
(3)この後、データ自動切替処理データに含まれる年月入力ファイルより年月入力テータを抽出(ステップS913)し、この年月入力テータに基づいて第1のリネームコマンド群データを作成するリネームコマンド群1作成(ステップS914)の処理を行うと共に、第2のリネームコマンド群データを作成するリネームコマンド群2作成(ステップS916)の処理を行い、作成した第1のリネームコマンド群データをリネームコマンド群1データ用DBに格納(ステップS915)してから動作処理を終了すると共に、作成した第2のリネームコマンド群データをリネームコマンド群2データ用DBに格納(ステップS917)してから動作処理を終了する。
【0062】
図10−1は、管理・運用サーバ102における障害発生時の復旧作業の動作処理の前半を示すフローチャートである。また、図10−2は、同じ動作処理の後半を示すフローチャートである。
【0063】
(1)管理・運用サーバ102における復旧作業の動作処理では、先のSQLコマンド群データ自動作成の動作処理の場合と同様に、データ自動切替処理用DB105のデータ自動切替処理データを参照することにより、テーブル定義情報を抽出(ステップS1001)すると共に、対象テーブル抽出情報を抽出(ステップS1002)し、それらの情報に基づいて対象テーブル名取得(ステップS1003)を行って対象テーブル名用DBに格納(ステップS1004)すると共に、対象INDEX名取得(ステップS1005)を行って対象INDEX名用DBに格納(ステップS1006)する。
【0064】
(2)次に、データ自動切替処理データに含まれる年月入力ファイルより年月入力テータを抽出(ステップS1007)し、この年月入力テータに基づいて第1のリネームコマンド群データを作成するリネームコマンド群1作成(ステップS1008)の処理を行うと共に、第3のリネームコマンド群データを作成するリネームコマンド群3作成(ステップS1010)の処理を行い、作成した第1のリネームコマンド群データをリネームコマンド群1データ用DBに格納(ステップS1009)すると共に、作成した第3のリネームコマンド群データをリネームコマンド群3データ用DBに格納(ステップS1011)する。
【0065】
(3)この後、エンドユーザからの参照処理を停止するために業務システム停止(ステップS1012)を行い、データ自動切替処理用DB105内に構築されるデータベース(DB)を対象(ステップS1013)とし、第1のリネームコマンド群データ、第3のリネームコマンド群データの順序でリネーム処理(ステップS1014)を実行する。ここで対象とされるデータベース(DB)は、データ内容が更新される前のもので、それぞれ固有なテーブル名毎に構築されたテーブル名別データベース(DB)を有している。
【0066】
(4)リネーム処理(ステップS1014)により、対象とされたデータベース(DB)は参照用DB(データベース)106のデータ内容についての更新されたデータベース(DB)(ステップS1015)として切替えられるもので、データ内容ではテーブル名別データベース(DB)がテーブル名の識別順としてテーブル名_0901用DB、テーブル名_0902用DB、テーブル名…用DBとなっていたものが、テーブル名_0901用DB、テーブル名…用DB、テーブル名_0903用DBとして並び代えられている。即ち、ここでは業務システム停止後のデータ自動切替処理により参照用DB(データベース)106のデータ内容についての現データ(ステップS1013の状態のもの)を新規データ(ステップS1015の状態のもの)に切替えるとき、その新規データを現データの損失時に際しての復元用に供している。この後は、エンドユーザからの参照処理を起動するために業務システム起動(ステップS1016)を行ってから動作処理を終了する。
【0067】
図11は、このデータベース用データ内容自動切替・確認システム101における現行処理(旧式処理)を示すタイムチャートである。
【0068】
ここでは、上述した管理・運用サーバ102によるデータ自動切替処理、並びにクライアント端末103で自動確認処理によらない旧式処理を示している。具体的に云えば、エンドユーザの参照可能状態を示すエンドユーザ参照中1101から業務システム停止1104によりエンドユーザによる参照不可能な状態にした上、データベース更新(CREATE/LOAD/INDEX)1102の処理を実施すると共に、その実施完了後に業務システム起動1106に至ることにより、再度エンドユーザ参照中1103の状態にすることが可能となることを示している。
【0069】
データベース更新1102の作業中は業務システム停止1104の状態にしなければならないが、その業務システム停止時間1105はデータ量に依存しているため、データ量が多くなれば業務システム停止時間1105が長くなり、エンドユーザの参照処理の停止時間も長くなってしまう。このため、こうした場合にはエンドユーザの業務に長時間支障が出てしまう。
【0070】
図12は、データベース用データ内容自動切替・確認システム101における改善後処理(新式処理)を示すタイムチャートである。
【0071】
ここでは、上述した管理・運用サーバ102によるデータ自動切替処理、並びにクライアント端末103で自動確認処理による新式処理を示している。具体的に云えば、エンドユーザの参照中1201の状態と並行してデータテーブル新規作成(CREATE/LOAD/INDEX)1204の作業が実施される。このデータテーブル新規作成1204の作業中は現行テーブル(参照用DB106)に手を加えずに新規テーブルを作成するため、このデータテーブル新規作成1204の作業中でも業務システムを停止する必要がなく、エンドユーザも参照を続けることができる。
【0072】
エンドユーザの参照中1201及びデータテーブル新規作成1204が済んだ時点で業務システム停止1205を行い、この業務システム停止時間1206においてリネームおよび自動確認処理1202を実施した後、業務システム起動1207を行う。この後は、エンドユーザの業務システム参照中1203となる。ここでの業務システム停止時間1206はデータ量に依存せずにリネームおよび自動確認処理1202に費やす数分間となり、図11に示した業務システム停止時間1105と比べると、格段に時間短縮されていることが判る。
【0073】
図13は、図11に示したデータベース更新(CREATE/LOAD/INDEX)1102の作業における実際の処理時間を例示した表である。
【0074】
ここでは、テーブル数を31、インデックス数を145、容量を14GBとした条件下において、データベース更新(CREATE/LOAD/INDEX)1102の作業が合計で6時間08分37秒を費やしており、リネーム処理が41秒で完了していることを示している。
【0075】
即ち、図11で説明した現行処理(旧式処理)を実施した場合には6時間強も業務システム停止を行う必要があり、エンドユーザの参照不可能時間が長時間に及ぶことになる。
【0076】
これに対し、図12で説明した改善後処理(新式処理)を実施した場合には、業務システム停止時間は僅かに約1分間程度で済むため、エンドユーザの参照不可能時間が顕著に減少することが判然とする。
【0077】
図14は、管理・運用サーバ102で使用するテーブル定義情報のサンプルを示した表である。
【0078】
ここでのテーブル定義情報は、テーブル名についてはテーブル名が示す日本語名称を具体的に示し、テーブル名(ORACLE)については実際にデータベース(参照用DB106)で使用しているテーブル名が示すアルファベット表記を具体的に示し、INDEX名(ORACLE)については実際にデータベース(参照用DB106)で使用しているINDEX名が示すアルファベット表記を具体的に示している。
【0079】
図15は、図14に示すテーブル定義情報のテーブル名に含まれる項番1の被保険者マスタテーブルのサンプルを示した表である。
【0080】
例えば被保険者マスタテーブルは、項目名については項目名が示す日本語名称を具体的に示し、項目名(ORACLE)はついては実際にデータベース(参照用DB106)で使用しているテーブル名が示すアルファベット表記を具体的に示し、KEYについては制約内容を示すアルファベット表記を具体的に示している。
【符号の説明】
【0081】
101 データベース用データ内容自動切替・確認システム
102 管理・運用サーバ
103 クライアント端末
104 ネットワーク
105 データ自動切替処理用DB(データベース)
106 参照用DB(データベース)
107 SQLコマンド群データ用DB(データベース)
108 自動確認処理用DB(データベース)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一定時期毎にデータ内容を最新の状態とするための更新処理の実施に供されるデータベースを有する管理・運用サーバにネットワークを介してクライアント端末が接続されて構成されるシステムであって、前記管理・運用サーバは、前記クライアント端末からの指示要求に応じて、前記データベースに関する所用のテーブル定義情報に基づいて生成される当該データベースのデータ内容更新用のSQL(Structured Query Language)自動生成ツールを使用して自動作成したSQLコマンド群データに基づいて当該データベースのデータ内容についての新規テーブルのデータを作成してから業務システム停止状態に移行した後、当該SQLコマンド群データに含まれるリネーム文を成す複数のリネームコマンド群データを整合性が保たれた順序で使用してリネーム処理を実施することにより、当該データベースのデータ内容についての現データをデータ量に依存せずに当該新規データに自動的に切替えるデータ自動切替処理を行うと共に、当該データ自動切替処理の完了後に業務システム起動を行うものであり、前記クライアント端末は、ログ又は前記テーブル定義情報を使用して作成したツールに基づいて、少なくとも前記業務システム起動前に前記管理・運用サーバにおける前記データベースのデータ内容についての前記現データと前記新規データとの切替えが正常に行われたか否かの判断を含むデータ処理に関するデータ内容を自動的に確認するための自動確認処理を行うことを特徴とするデータベース用データ内容自動切替・確認システム。
【請求項2】
請求項1記載のデータベース用データ内容自動切替・確認システムにおいて、前記管理・運用サーバは、前記データ自動切替処理により前記データベースのデータ内容についての前記現データを前記新規データに切替えるとき、当該新規データを当該現データの損失時に際しての復元用に供することを特徴とするデータベース用データ内容自動切替・確認システム。
【請求項3】
請求項1又は2記載のデータベース用データ内容自動切替・確認システムにおいて、前記管理・運用サーバで用いる前記テーブル定義情報には、テーブル名、インデックス名が含まれ、前記SQLコマンド群データには、クリエイトコマンド群データ、ロードコマンド群データ、インデックスコマンド群データが含まれることを特徴とするデータベース用データ内容自動切替・確認システム。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項記載のデータベース用データ内容自動切替・確認システムにおいて、前記クライアント端末で行う前記自動確認処理には、ファイル資源の確認、実行件数の確認、ロード件数及びエラー件数の確認、前記テーブル定義情報の確認、入力ファイルの統計が含まれることを特徴とするデータベース用データ内容自動切替・確認システム。

【図2−1】
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【図2−2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9−1】
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【図9−2】
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【図10−1】
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【図10−2】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図1】
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