説明

データ再生装置

【課題】 AVホームネットワークにおいてユーザが所望のコンテンツを視聴する際の操作性を向上させるデータ再生装置を提供する。
【解決手段】 データ再生装置103は、ネットワークを介してサーバよりデータを受信して再生するに際し、再生に適したサーバ機器を決定するために、サーバ機器選択部305において、サーバ機器の現使用/予約情報蓄積部214より現使用情報及び予約情報を取得し、サーバ評価ルール蓄積部312に蓄積されている算出方法を参照してサーバ機器の評価値を算出することにより、サーバ機器使用可否についての評価を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理装置に関し、特に動画、音楽、静止画その他のAVコンテンツにかかるデータを処理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル処理技術の発達に伴い、家庭内の家電機器またはオフィス内のオフィス機器など複数個の情報機器をデジタルネットワークで相互に接続することが一般的となってきた。ネットワークに接続される装置間では、他の機器に保存されているデータを取得したり、取得したデータを再生したりすることが可能である。
【0003】
例えば、ユニバーサルプラグアンドプレイフォーラムにより制定されたユニバーサルプラグアンドプレイ規格(非特許文献1参照、以下、「UPnP」(登録商標)という)に基づくプロトコルを利用することによって、ホームネットワークに接続された機器の機能及びコンテンツを管理し、各機器を操作する方法が知られている。UPnPを利用したホームネットワークシステムでは、コンテンツを再生する際に、再生したいコンテンツを有するサーバをユーザが選択し、さらに再生するための機器をユーザが選択しなければならないため、利用者にとって手間がかかる等のユーザインターフェイス面での課題があった。
【0004】
また、ネットワーク上の複数のサーバ各々に存在するコンテンツのリストを合成して1つのコンテンツリストとして利用者に提示することで、利用者が所望のコンテンツを探す際の負担を軽減する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、ある情報処理装置が他のユーザによって使われているために利用できない場合に、通信手段によって他の情報処理装置の利用状況を調べ空いている情報処理装置を利用予約する情報処理システム及びその制御方法及び情報処理装置及びその方法について提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【非特許文献1】“UPnP Forum”;ユニバーサルプラグアンドプレイフォーラム;<URL:http://www.upnp.org/>;1999年
【特許文献1】特開2004−128597公報
【特許文献2】特開平9−34819号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2のいずれにおいても、ネットワーク上に存在するサーバ機器は利用者が操作するデータ再生装置以外からも利用される場合があり、利用者がサーバ機器を選択した時点ではその機器が利用可能であっても、録画予約等が優先されることで視聴の途中に該サーバ機器が利用不可能となって機器選択をやり直す必要があるなど、利用者の利便性の面での課題があった。
【0007】
そこで本発明は、ホームネットワークを介してデータを処理する際、予約情報を含む使用情報よりサーバ使用可否についての評価を行い、コンテンツを有するサーバが複数存在する環境下においても、サーバ評価によるサーバ使用可否に基づいて、利用するサーバ機器選択を容易にし、利用者が簡易に所望のコンテンツを視聴することが可能なデータ再生装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
斯かる実情に鑑み、第1の発明によるデータ再生装置は、ネットワークを介して複数のサーバと接続し、データを受信して再生するデータ再生装置であって、前記複数のサーバから予約情報を含む使用情報を取得する使用情報取得手段と、前記使用情報より、サーバを決定するために、該データ再生装置からのサーバ使用可否について評価する評価値を算出する評価値算出手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
この構成により、利用者がデータ再生装置を操作してデータを再生する場合、サーバ機器が複数存在するときに、各サーバ機器の現在の使用状況だけでなく予約状況も考慮してサーバ機器の使用可否について評価を行うことが可能となる。
【0010】
また、第2の発明によるデータ再生装置は、前記評価値の値より、使用可となるサーバのうちの一台を決定するサーバ決定手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
この構成により、本発明に係るデータ再生装置は、利用可能なサーバ機器を自動的に選択決定することが可能となる。
【0012】
また、第3の発明によるデータ再生装置は、前記評価値の値より、使用可となるサーバの候補を出力するサーバ候補選択リスト出力手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
この構成により、本発明に係るデータ再生装置は、利用可能なサーバの機器のリストを出力するので、利用者のサーバ機器の選択決定を補助することが可能となる。
【0014】
また、第4の発明によるデータ再生装置は、前記予約情報は、予約開始時刻と予約終了時刻とを含み、現在時刻が予約開始時刻より後で予約終了時刻より前の場合、前記サーバの評価値をサーバ使用不可を示す値とすることを特徴とする。
【0015】
この構成により、本発明に係るデータ再生装置は、使用不可のサーバ機器を判別して除き、現在使用可能な機器のみを選択の対象とすることが可能となる。
【0016】
また、第5の発明によるデータ再生装置は、前記予約情報は、予約開始時刻を含み、現在時刻が予約開始時刻以前の場合、現在時刻から予約開始時刻までの時間を算出し、該算出した時間の値より前記サーバの評価値を算出することを特徴とする。
【0017】
この構成により、本発明に係るデータ再生装置は、現在使用可能なサーバ機器のうち、現在から使用可能な時間の長さを考慮した評価値を算出することにより、より適したサーバを選択することが可能となる。
【0018】
また、第6の発明によるデータ再生装置は、前記予約情報は、予約開始時刻を含み、現在時刻が予約開始時刻以前の場合、現在時刻から予約開始時刻までの時間を算出し、該算出した時間の最も長いサーバが決定されるように評価値を設定することを特徴とする。
【0019】
この構成により、本発明に係るデータ再生装置は、現在使用可能なサーバ機器のうち、より長時間使用できるサーバ機器を選択することが可能となる。
【0020】
また、第7の発明によるデータ再生装置は、前記予約情報は、予約開始時刻を含み、現在時刻が予約開始時刻以前の場合、現在時刻から予約開始時刻までの時間を算出し、該算出した時間が所定時間より短いときは、前記サーバの評価値を該サーバ使用不可を示す値とすることを特徴とする。
【0021】
この構成により、本発明に係るデータ再生装置は、現在使用可能なサーバ機器のうち、所定時間より短い時間しか使用できないサーバ機器を判別することが可能となる。
【0022】
また、第8の発明によるデータ再生装置は、前記予約情報は、予約開始時刻を含み、現在時刻が予約開始時刻以前の場合、現在時刻から予約開始時刻までの時間を算出し、該算出した時間が所定時間以上であれば前記サーバの評価値を該サーバ使用可を示す値とすることを特徴とする。
【0023】
この構成により、本発明に係るデータ再生装置は、現在使用可能なサーバ機器のうち、所定時間以上使用できるサーバ機器を判別することが可能となる。
【0024】
また、第9の発明によるデータ再生装置は、前記予約情報は、予約開始時刻と予約終了時刻とを含み、データの再生にかかる時間を取得するデータ再生時間取得手段を更に備え、現在時刻と現在時刻にデータの再生にかかる時間を加えた時刻との間のいずれかの時刻が、予約開始時刻と予約終了時刻との間のいずれかの時刻と一致した場合には、前記サーバの評価値を該サーバ使用不可を示す値とすることを特徴とする。
【0025】
この構成により、本発明に係るデータ再生装置は、現在使用可能なサーバ機器のうち、所望のデータを最後まで再生するための時間分使用できるサーバ機器を判別することが可能となる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、ネットワーク上に複数のサーバが存在する場合に、データ再生装置がサーバ機器の使用可否を評価することにより、データを受信するための最適なサーバの抽出を行うことができ、利用者が簡易に所望のデータを再生することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0028】
以下に記載の「データ再生装置」とは、ネットワーク接続機能を備えてネットワーク経由でAVコンテンツデータを取得し再生することができる機器のことであり、例えばパーソナルコンピュータ、ネットワーク対応AVプレイヤー等を指す。また、以下の説明では、「データ」の例としてコンテンツを挙げて説明することとする。
【0029】
図1に示すホームネットワークシステム101は、コンテンツサーバ104、コンテンツサーバ105、コンテンツサーバ106、データ再生装置103からなり、これらがネットワーク102に接続されている。
ネットワーク102は、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)による有線LAN、規格802.11bによる無線LAN等により各機器が接続されている。
【0030】
コンテンツサーバ104、105、106は、動画、音楽、静止画等のAVコンテンツデータを蓄積しており、ネットワーク上の他の機器からコンテンツ配信要求を受けるとコンテンツデータを転送する。
【0031】
その内部構成は図2に示すように、ネットワーク上の他の機器と通信を行う送受信部202、後述する各種情報を蓄積するデータ蓄積部210、アンテナ等に接続されてテレビ、ラジオ等の放送を受信するチューナ部204、チューナ部204で受信したデータをコンテンツサーバで扱えるメディアフォーマットに変換するエンコード部203、図示しない演算処理装置やタイマなどを含み機器全体を制御する制御部201からなる。
【0032】
データ再生装置103は、ユーザの操作によりネットワーク上のいずれかのコンテンツサーバ上に蓄積されたコンテンツデータを取得し再生する。その内部構成は、図3に示すように、ネットワーク上の他の機器と通信を行う送受信部302、各メディアフォーマットに対応したデコードを行うデコード部303、前記デコードされたデータを内蔵または外付けのディスプレイやスピーカ等に出力するデータ再生出力部304、後述する各種情報を蓄積するデータ蓄積部310、後述する所定の手順に基づいてサーバ機器を選択するサーバ機器選択部305、ユーザがコンテンツ再生等に係る操作を行うためのユーザインターフェイス部306、図示しないCPUやタイマなどを含み機器全体を制御する制御部301からなる。
【0033】
データ再生装置103は、コンテンツサーバ104、105、106のそれぞれと互いに通信を行い、各サーバ機器の属性に関する情報、及び各サーバ機器が持つコンテンツの情報を取得する。この通信はUPnPに基づくプロトコルに従って行われる。
また、コンテンツデータの送受信には、RFC1945、RFC2616で規定されるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いる。
【0034】
なお、図1に示される形態は一例であって、サーバ及びデータ再生装置の台数はそれぞれ1以上の任意の数であればよい。また機能及びコンテンツを管理するためのプロトコルについても上記のUPnPに限定されるものではなく、例えば、民生デジタル機器のネットワーク仕様のHAVi(Home Audio/Video interoperability)に基づくものであってもよい。また、コンテンツデータの送受信についてもHTTP以外のプロトコルを用いるものであってもよい。
【0035】
また、コンテンツサーバ104、105、106は、チューナ部204及びエンコード部203、または後述するコンテンツデータ蓄積部213のいずれか一方は必ずしも含まなくてもよく、例えば、チューナで受信した放送をネットワーク上に配信する機能のみを持つ機器や、内部にあらかじめ保存されたコンテンツをネットワーク上に配信する機能のみを持つ機器であってもよい。
【0036】
次に、コンテンツサーバ104、105、106がデータ蓄積部210に蓄積する情報について説明する。なお、以下の説明では例として動画コンテンツに関する部分のみを記述する。音楽コンテンツ、静止画コンテンツについても基本的な仕組み、流れは同様であるので省略している。
【0037】
サーバ機器情報蓄積部211では、当該機器の属性を示す情報が蓄積される。例えば図4に示すように、サーバ104、105、106がそれぞれ410、420、430の各情報を持つ。「サーバ名」は利用者が認識しやすいような名前を表したものであり、「IPアドレス」は当該機器をネットワーク上で識別するためのアドレスを表すものである。
【0038】
コンテンツリスト蓄積部212では、現時点においてサーバ機器が配信できるコンテンツの一覧であるコンテンツリスト情報が蓄積される。コンテンツリスト情報は図5で示される各情報、すなわち、各コンテンツがチューナで受信してホームネットワーク上に配信できる動画コンテンツ(以下、「放送コンテンツ」という)であるか、あらかじめ録画保存されておりホームネットワーク上に配信可能な動画コンテンツ(以下、「録画コンテンツ」という)であるかを示す「種類」、放送コンテンツの場合はそのチャンネルを示す「チャンネル」、コンテンツをユーザが識別しやすい形で示す「タイトル」、コンテンツの放送時間または視聴に要する時間を示す「時間」、コンテンツのリソースをネットワーク上で指定するためのアドレスである「URI(Uniform Resource Identifier)」、コンテンツの実データをサーバ機器上で指定するための「実データパス」からなる。
【0039】
なお放送コンテンツの「タイトル」、「チャンネル」、「時間」等の情報は、EPG(電子番組表)等を利用することで取得することができる。例えば現在時刻が「6月20日13時20分」のときに、サーバ104のコンテンツリスト蓄積部212には図5の510に示される情報が蓄積されているものとする。すなわち、サーバ104は、放送コンテンツについては511に示す「ワールドサッカー」と512に示す「13時のニュース」の2つの情報を持ち、録画コンテンツについては513に示す「シネマスペシャル」の情報のみを持つものとする。同様に、サーバ105のコンテンツリスト蓄積部212にはコンテンツ情報520で示される情報が、サーバ106のコンテンツリスト蓄積部にはコンテンツ情報530で示される情報がそれぞれ蓄積されているものとする。
【0040】
コンテンツデータ蓄積部213では、コンテンツデータがファイルとして保存されており、例えば動画コンテンツはMPEG形式等、音楽コンテンツはMP3、AAC形式等、静止画コンテンツはJPEG形式等で保存される。なおコンテンツデータは、放送コンテンツについても受信した内容をリアルタイムにエンコードしてファイル化していく方法をとることで、録画コンテンツと同様にファイルとして扱うことが可能である。
【0041】
現使用/予約情報蓄積部214は、ある時点でのサーバ機器の状態に関する情報である使用情報、すなわち、「現使用情報」及び「予約情報」を蓄積する。「現使用情報」は、現時点で当該機器が使用中であるかどうかの情報、また使用開始時刻と使用終了時刻が確定している場合はその情報も合わせて蓄積する。「予約情報」は当該機器に登録されている使用予約に関する情報であり、例えばタイマ録画等で機器が占有される時間帯の情報を予約開始時刻、予約終了時刻として蓄積する。例えば現在時刻が「6月20日13時20分」のときに、サーバ104の現使用/予約情報蓄積部には図6の610に示される情報が蓄積されているものとする。すなわち、サーバ104については、13時から15時まで使用中であり、さらに20時から21時までと、22時から23時までの2件の使用予約が入っているものとする。
【0042】
なお、ここでは、「予約情報」は予約開始時刻、予約終了時刻として蓄積されていることとし、「現使用情報」は使用終了時刻が必ずしも蓄積されるとは限らないこととする。例えば現在、あるサーバ機器が他の再生装置による放送コンテンツの視聴のために使用中であるとわかっても、視聴している利用者がどの時点まで継続使用するかの判定は困難であるため、この場合は「現使用情報」により管理する。なお本実施例では、各サーバ機器は同時に複数のデータ再生装置から利用できないものと仮定する。
【0043】
図4で示すサーバ機器情報及び図5で示すコンテンツリスト情報は、サーバ機器内部で常に最新の状態に更新される。例えば録画コンテンツが新たに追加された時点で情報を更新したり、EPG等を利用することによりチューナが受信する番組の内容が切り替わる時刻を検出し、その時刻に更新したりする。
【0044】
次に、利用者が所望のコンテンツを選択して視聴が開始されるまでの流れを説明する。
なお、前述のように以下の一連のデータのやり取りはUPnPのプロトコルにしたがって行われ、サーバ機器104、105、106がもつ各種の情報はXML(eXtensible Markup Language)形式でデータ再生装置103に送られる。
【0045】
以下では例として、現在時刻が「6月20日13時20分」と仮定して説明する。
まずユーザがデータ再生装置103上のユーザインターフェイス部306で操作を行い、ネットワーク上の動画コンテンツ一覧の取得を指示すると、データ再生装置103はブロードキャストによりネットワーク上に検索要求メッセージを送る。コンテンツサーバ104、105、106はこのメッセージを受けるとデータ再生装置103に対して応答メッセージを返す。これにより、データ再生装置103はネットワーク上に接続されたコンテンツサーバ104、105、106を発見することができる。
【0046】
データ再生装置103は、発見したコンテンツサーバ104、105、106のそれぞれに対してサーバ機器情報取得要求メッセージを送る。サーバ機器情報取得要求メッセージを受けたサーバ機器は自身がサーバ機器情報蓄積部211に蓄積する情報をデータ再生装置103に送る。
【0047】
次に、データ再生装置103は、発見したサーバ機器のそれぞれに対して、コンテンツリスト取得要求メッセージを送る。このメッセージを受けたサーバ機器は自身がコンテンツリスト蓄積部212に蓄積する情報をデータ再生機器103に送る。
【0048】
こうしてネットワーク上のすべてのサーバ機器からサーバ機器情報とコンテンツリスト情報を取得した後、データ再生装置103は収集した情報を解析して、統合コンテンツリストを構築する。例えば、サーバ104、105、106から前述の410、420、430及び510、520、530の情報を取得した場合、図7に示す統合コンテンツリストを制御部301で生成し、統合コンテンツリスト蓄積部311に蓄積される。
【0049】
これは、図5で示される情報を元に、同一のコンテンツがあればそれらをグループ化し、各コンテンツに関してそのコンテンツに対応するサーバの情報を結合させたものである。なお、同一のコンテンツであるかどうかの判断は、例えば放送コンテンツについてはチャンネルやタイトルを比較する方法などが考えられる。
【0050】
前記手順で取得された図7の統合コンテンツリストのデータは、統合コンテンツリスト蓄積部311より、ユーザインターフェイス部306に出力され、ユーザインターフェイス部306においてネットワーク上の動画コンテンツ一覧として図8のように表示される。
【0051】
ユーザは表示されたコンテンツ一覧の中から視聴したい動画コンテンツを1つ選択する。例えば、リモコンの特定のボタンを押下することによってコンテンツの一覧が表示され、その中からユーザはリモコンの上下ボタンで視聴したいコンテンツを1つ選択し、リモコンの決定ボタンを押下して決定するといった方法が考えられる。
【0052】
図8では図7の統合コンテンツリストをもとに、現時点においてネットワーク上で配信されることが可能なコンテンツが4つのタイトルのリストとして表示され、ユーザがそのうちの1つ「ワールドサッカー」を選択した状況を示している。
【0053】
ユーザによりコンテンツが指定されると、サーバ機器選択部305は、指定されたコンテンツを配信可能な全てのサーバ機器(以下、「使用サーバ全候補」という)を対象として、図9のフローチャートに沿って、使用サーバ全候補それぞれの利用可否の度合いを評価し、その評価値をもとに使用するサーバを決定していく。
【0054】
まずステップS910において、サーバ機器選択部305は、制御部301に内蔵のタイマを参照して現在時刻を取得する。
次にステップS920において、サーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補のそれぞれが持つサーバ機器の現使用/予約情報をサーバ機器より収集する。この処理の詳細については後述する。
【0055】
次にステップS930において、サーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補について、所定のルールに沿って使用可否の度合いを評価する。この処理の詳細については後述する。
【0056】
次にステップS940において、サーバ機器選択部305は、ステップS930の結果から使用可能なサーバが存在するかどうかを調べ、存在する場合はステップS950へ、存在しない場合はステップS960へ進む。
【0057】
ステップS950では、サーバ機器選択部305は、各機器の評価結果に基づき使用する機器を1台決定する。この処理の詳細については後述する。
【0058】
ステップS960では、サーバ機器選択部305は、使用可能なサーバはなしであった、と判断してサーバ選択処理を終了する。
【0059】
以上のように、図9のフローチャートに沿って、サーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補それぞれの使用可否の度合いを評価し、その評価値をもとに使用するサーバが決定される。
【0060】
〈使用情報の取得〉
次に、前述の図9のフローチャート中のステップS920の処理について詳細部分を説明する。使用サーバ全候補についてそれぞれが持つサーバ機器の現使用/予約情報を収集する方法を図10のフローチャートに沿って説明する。
【0061】
サーバ機器選択部305は、まずステップS1010において、ネットワーク通信によりネットワーク上に存在するサーバ機器を検索する。前述のようにこの検索は、例えば、UPnPの仕組みを用いて行われる。ネットワーク上に存在するサーバ機器の検索が完了すると、サーバ機器選択部305は発見した使用サーバ全候補に対して以下のステップS1020、S1030の処理を行う。
【0062】
サーバ機器選択部305は、ステップS1020において、該サーバ機器と通信して現使用/予約情報蓄積部214に蓄積された現使用/予約情報を取得する。
【0063】
該サーバ機器の現使用/予約情報の現使用情報は、サーバ機器の使用が開始された時点で「使用中」に更新され、サーバ機器の使用が終了した時点で「使用中でない」に更新される。
【0064】
次いでステップS1030において、サーバ機器選択部305は、現在使用中でないサーバ機器から取得した現使用/予約情報を参照してそのうちの現在時刻に最も近い現使用/予約情報を抽出して記憶していく。例えば前述の例のようにサーバ104、105、106がそれぞれ図6に示す610、620、630の現使用/予約情報を持つときは、サーバ機器選択部305は、図11に示すようなテーブルを作成し、サーバ予約情報蓄積部313に蓄積する。
【0065】
〈サーバ利用可能性の評価〉
次に、前述の図9のフローチャート中のステップS930の処理について詳細部分を説明する。各サーバ機器の使用可否の度合いの評価方法の一形態として図12のフローチャートで示される方法を説明する。サーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補について以下のステップS1210、S1220、S1230の処理により評価を行う。
【0066】
サーバ機器選択部305は、ステップS1210において、現在時刻Tと、着目しているサーバ候補機器の予約開始時刻Tsを比較する。TがTsより前の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1220により該サーバ候補機器に対する評価値を該サーバが使用可であることを示す、例えば、1とする。TがTsと同時刻又は後の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1230により該サーバ候補機器に対する評価値を該サーバが使用不可であることを示す、例えば、0とする。使用サーバ全候補について評価が行われると処理を完了する。
【0067】
つまりこの評価方法は、すでに使用中である機器については評価値を0、使用中でない機器については評価値を1とすることにより、使用可能なサーバ機器のみを抽出することができる。
【0068】
次に各サーバ機器の使用可否の度合いの評価方法の別の形態として図13のフローチャートで示される方法を説明する。サーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補について以下のステップS1310、S1320、S1330の処理により評価を行う。
【0069】
サーバ機器選択部305は、ステップS1310において、現在時刻Tと、着目しているサーバ候補機器の予約開始時刻Tsを比較する。TがTsより前の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1320により該サーバ候補機器に対する評価値を、例えば、TからTsまでの時間を分単位で表した数値とする。
【0070】
前記算出した評価値より、例えば、サーバ機器選択部305について、最もTからTsまでの時間が長いサーバの抽出を行うよう設定することにより、より長時間使用できるサーバ機器の決定が可能となる。
【0071】
TがTsと同時刻又は後の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1330により該サーバ候補機器に対する評価値を該サーバが使用不可であることを示す、例えば、0とする。使用サーバ全候補について評価が行われると処理を完了する。
【0072】
つまりこの評価方法は、すでに使用中である機器については評価値を0、使用中でない機器については評価値を「現在時刻から予約開始時刻までの時間」とする方法である。このことにより、現在から使用可能な時間の長さを考慮した評価値を算出することにより、より適したサーバ機器を選択することが可能となる。
【0073】
次に各サーバ機器の使用可否の度合いの評価方法の別の形態として図14のフローチャートで示される方法を説明する。サーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補について以下のステップS1410、S1420、S1430、S1440、S1450の処理により評価を行う。
【0074】
サーバ機器選択部305は、ステップS1410において、現在時刻Tと、着目しているサーバ候補機器の予約開始時刻Tsを比較する。TがTsと同時刻又は後の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1420により該サーバ候補機器に対する評価値を該サーバが使用不可であることを示す、例えば、0とする。TがTsより前の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1430によりTからTsまでの時間を分単位で表した数値と所定の閾値Lminを比較する。Lminは、例えば「30分」などとあらかじめ設定しておく。TからTsまでの時間がLminより短ければ、サーバ機器選択部305はステップS1440により該サーバ候補機器に対する評価値を、例えば、TからTsまでの時間を分単位で表した数値とする。ステップS1430において、TからTsまでの時間がLminより短くなければ、サーバ機器選択部305はステップS1450により該サーバ候補機器に対する評価値を該サーバが使用不可であることを示す、例えば、0とする。使用サーバ全候補について評価が行われると処理を完了する。
【0075】
つまりこの評価方法は、すでに使用中である機器及び、使用中ではないが閾値Lminが表す時間の間に予約開始時刻になる機器については評価値を0、使用中でもなく閾値Lminが表す時間の間に予約開始時刻にもならない機器については評価値を「現在時刻から予約開始時刻までの時間」とする方法である。このことにより、現在使用可能なサーバ機器のうち、所定時間より短い時間しか使用できないサーバ機器を候補から除くことができ、より長時間使用できるサーバ機器を抽出することができる。
【0076】
次に各サーバ機器の使用可否の度合いの評価方法の別の形態として図15のフローチャートで示される方法を説明する。サーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補について以下のステップS1510、S1520、S1530、S1540、S1550の処理により評価を行う。
【0077】
サーバ機器選択部305は、ステップS1510において、現在時刻Tと、着目しているサーバ候補機器の予約開始時刻Tsを比較する。TがTsと同時刻又は後の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1520により該サーバ候補機器に対する評価値を該サーバが使用不可であることを示す、例えば、0とする。TがTsより前の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1530によりTからTsまでの時間を分単位で表した数値と所定の閾値Lmaxを比較する。Lmaxは、例えば「300分」などとあらかじめ設定しておく。TからTsまでの時間がLmax以上であれば、サーバ機器選択部305はステップS1540により該サーバ候補機器に対する評価値を、例えば、TからTsまでの時間を分単位で表した数値とする。ステップS1530において、TからTsまでの時間がLmax未満であれば、サーバ機器選択部305はステップS1550により該サーバ候補機器に対する評価値を無限大(あるいは最適を表す値)とする。使用サーバ全候補について評価が行われると処理を完了する。
【0078】
つまりこの評価方法は、すでに使用中である機器については評価値を0、使用中ではないが、閾値Lmaxが表す時間の間に予約開始時刻になる機器については評価値を「現在時刻から予約開始時刻までの時間」、使用中でもなく閾値Lmaxが表す時間の間に予約開始時刻にもならない機器については評価値を無限大(あるいは最適を表す値)とする方法である。このことにより、現在使用可能なサーバ機器のうち、所定時間以上使用できるサーバ機器を抽出することができる。
【0079】
次に各サーバ機器の使用可否の度合いの評価方法の別の形態として図16のフローチャートで示される方法を説明する。この方法は、利用者が選択したコンテンツの視聴に要する時間Lがわかっている場合に適用できるもので、サーバ機器選択部305は、ステップS1610において時間Lを取得する。
【0080】
時間Lの取得の方法は、前述の方法で生成された図7の統合コンテンツリストの「時間」を参照して、選択されたコンテンツが放送コンテンツの場合は、現在時刻から放送終了時刻までの時間を計算してLとする方法や、選択されたコンテンツが録画コンテンツの場合は視聴に要する時間をLとする方法がある。続いてサーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補について以下のステップS1620、S1630、S1640の処理により評価を行う。
【0081】
サーバ機器選択部305は、ステップS1620において、現在時刻TにLの時間分経過した時刻Pと、着目しているサーバ候補機器の予約開始時刻Tsを比較する。PがTsより前の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1630により該サーバ候補機器に対する評価値を該サーバが使用可であることを示す、例えば、1とする。PがTsと同時刻又は後の時刻であれば、サーバ機器選択部305は、ステップS1640により該サーバ候補機器に対する評価値を該サーバが使用不可であることを示す、例えば、0とする。サーバ機器選択部305は、使用サーバ全候補について評価が行われると処理を完了する。
【0082】
つまりこの評価方法は、すでに使用中である機器または選択したコンテンツを最後まで視聴し終える前に予約開始時刻に到達する機器については評価値を0、使用中でもなく予約開始時刻までに選択したコンテンツを最後まで視聴し終えることができる機器については評価値を1とする方法である。このことにより、現在使用可能なサーバ機器のうち、所望のデータを最後まで視聴するための時間分使用できるサーバを抽出することができる。
【0083】
また、PがTsより前の時刻である場合、PからTsまでの時間を、例えば、分単位で表した数値を評価値として算出してもよい。この場合、例えば、最も値の低いものを選択するよう設定することによって、サーバの予約の空きを効率良く利用することができる。
【0084】
〈サーバ選択〉
次に、前述の図9のフローチャート中のステップS950の処理について詳細部分を説明する。ここでは、図17のフローチャートに示すように最終決定は再生装置により自動的に行われる方法、または図18のフローチャートに示すように最終決定は利用者にゆだねる方法のいずれかがある。
【0085】
図17のフローチャートにおいては、まずサーバ機器選択部305はステップS1710で各候補の評価結果を比較する。サーバ機器選択部305はステップS1720で最も評価値の高いものが複数あるかどうかを調べ、複数でない場合、つまり1台のみであった場合は、ステップS1730において当該の1台のサーバ機器を使用機器として決定し、複数であった場合は、ステップS1740においてその中からランダムに1台を使用機器として決定する。このことにより、利用可能なサーバ機器を自動的に選択決定することが可能となる。
【0086】
次に図18のフローチャートに示す、最終決定は利用者にゆだねる方法を説明する。
図18のフローチャートにおいては、サーバ機器選択部305はステップS1810で各候補の評価結果を元に、評価値の高いものから順に一定数、例えば3台を上限として、ユーザインターフェイス部306を介して利用者に提示する。もし使用可能な機器が前述の一定数に満たない場合は全ての使用可能な機器が提示される。利用者は提示されたものの中から使用する機器を1台選択し、決定する。このことにより、本発明に係るデータ再生装置は、利用可能なサーバ機器のリストを出力することにより、利用者のサーバ機器選択決定を補助することになる。
【0087】
以上、説明した手順により利用するサーバ機器が決定すると、データ再生装置103は選択したサーバ機器に対してユーザに指定されたコンテンツに該当するURIを指定してhttp−getコマンドでコンテンツデータ取得要求を行い、要求を受けたサーバ機器は指定されたコンテンツデータをデータ再生装置103に対して配信し、データ再生装置103は受信したデータをデコード部303でデコードしてデータ再生出力部304に出力する。この結果、利用者は所望のコンテンツを視聴することができる。
【0088】
なお、本発明のデータ再生装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明の実施の形態に係るホームネットワークシステムを示した図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るコンテンツサーバの内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るデータ再生装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るサーバ機器情報を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るサーバ機器が蓄積するコンテンツリストを示した図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るサーバ機器が蓄積する当該機器の現使用/予約情報を示した図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るデータ再生装置が生成する統合コンテンツリストを示した図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るデータ再生装置が生成し利用者に提示するコンテンツ一覧表を示した図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るサーバ機器選択処理のフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る全サーバの現使用/予約情報集約処理のフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係る全サーバの予約を集約して作成した一覧情報を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るサーバの利用可否の度合い評価処理のフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係るサーバの利用可否の度合い評価処理のフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係るサーバの利用可否の度合い評価処理のフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態に係るサーバの利用可否の度合い評価処理のフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態に係るサーバの利用可否の度合い評価処理のフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態に係る使用サーバ最終決定処理のフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態に係る使用サーバ最終決定処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0090】
101 ホームネットワークシステム
102 ネットワーク
103 データ再生装置
104、105、106 コンテンツサーバ
201 制御部
202 送受信部
203 エンコード部
204 チューナ部
210 データ蓄積部
211 サーバ機器情報蓄積部
212 コンテンツリスト蓄積部
213 コンテンツデータ蓄積部
214 現使用/予約情報蓄積部
301 制御部
302 送受信部
303 デコード部
304 データ再生出力部
305 サーバ機器選択部
306 ユーザインターフェイス部
310 データ蓄積部
311 統合コンテンツリスト蓄積部
312 サーバ評価ルール蓄積部
313 サーバ予約一覧情報蓄積部
410、420、430 サーバ機器属性情報
510、520、530 サーバ機器コンテンツ一覧情報
511、512、513 サーバ機器コンテンツ個別情報
610、620、630 サーバ機器現使用/予約情報
701、702、703 統合コンテンツリスト個別情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して複数のサーバと接続し、データを受信して再生するデータ再生装置であって、
前記複数のサーバから予約情報を含む使用情報を取得する使用情報取得手段と、
前記使用情報より、サーバを決定するために、該データ再生装置からのサーバ使用可否について評価する評価値を算出する評価値算出手段と、
を備えたことを特徴とするデータ再生装置。
【請求項2】
前記評価値の値より、使用可となるサーバのうちの一台を決定するサーバ決定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項3】
前記評価値の値より、使用可となるサーバの候補を出力するサーバ候補選択リスト出力手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項4】
前記予約情報は、予約開始時刻と予約終了時刻とを含み、
現在時刻が予約開始時刻より後で予約終了時刻より前の場合、前記サーバの評価値をサーバ使用不可を示す値とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のデータ再生装置。
【請求項5】
前記予約情報は、予約開始時刻を含み、
現在時刻が予約開始時刻以前の場合、現在時刻から予約開始時刻までの時間を算出し、該算出した時間の値より前記サーバの評価値を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のデータ再生装置。
【請求項6】
前記予約情報は、予約開始時刻を含み、
現在時刻が予約開始時刻以前の場合、現在時刻から予約開始時刻までの時間を算出し、該算出した時間の最も長いサーバが決定されるように評価値を設定することを特徴とする請求項5記載のデータ再生装置。
【請求項7】
前記予約情報は、予約開始時刻を含み、
現在時刻が予約開始時刻以前の場合、現在時刻から予約開始時刻までの時間を算出し、該算出した時間が所定時間より短いときは、前記サーバの評価値を該サーバ使用不可を示す値とすることを特徴とする請求項5記載のデータ再生装置。
【請求項8】
前記予約情報は、予約開始時刻を含み、
現在時刻が予約開始時刻以前の場合、現在時刻から予約開始時刻までの時間を算出し、該算出した時間が所定時間以上であれば前記サーバの評価値を該サーバ使用可を示す値とすることを特徴とする請求項5記載のデータ再生装置。
【請求項9】
前記予約情報は、予約開始時刻と予約終了時刻とを含み、
データの再生にかかる時間を取得するデータ再生時間取得手段を更に備え、
現在時刻と現在時刻にデータの再生にかかる時間を加えた時刻との間のいずれかの時刻が、予約開始時刻と予約終了時刻との間のいずれかの時刻と一致した場合には、前記サーバの評価値を該サーバ使用不可を示す値とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のデータ再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2007−96664(P2007−96664A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−282348(P2005−282348)
【出願日】平成17年9月28日(2005.9.28)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】