説明

トリアゾロ[4,3−B]ピリダジン誘導体および前立腺癌のためのそれらの使用

本発明は、式(I)(式中、式(II)、R、R、L、L、J、Y、k、n、pおよびrは、本明細書中に定義の通りである)を有する二環式化合物に関する。本発明は、更に、このような化合物の製造方法、それらを含有する医薬組成物、およびアンドロゲン受容体関連状態、具体的には、前立腺癌の処置におけるそれらの使用に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、Rは、ハロC1−4アルキルであり;
kは、0、1または2であり;
nおよびpは、独立して、1または2であり;
Yは、N、C、CHまたはCOHであり;
Yが、N、CHまたはCOHである場合、
【化2】

は、単結合であり;
YがCであり、Lが直接結合であり、そしてJが、インドリルまたはピロロピリジニルである場合、
【化3】

は、二重結合であり;
は、直接結合、−(CR−、−(CR−O−(CR−、−N(R)−(CH−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり;
およびRは、各々の場合に同じにまたは異なって、水素またはメチルであり;
は、水素またはメチルであり;
qは、各々の場合に同じにまたは異なって、0、1、2、3または4であり;
tは、1、2または3であり;
vは、各々の場合に同じにまたは異なって、0、1または2であり;
Jは、
- アリール;
- C3−6シクロアルキル;
- 単環式4員、5員、6員または7員複素環式環であって、O、NまたはSより独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を含むもの;
- 5員または6員単環式ヘテロアリール環であって、O、NまたはSより独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を含むもの;または
- 9員または10員二環式ヘテロアリール環系であって、O、NまたはSより独立して選択される1個、2個、3個、4個または5個のヘテロ原子を含むものであり;
は、直接結合、−(CR−、−C(O)N(R)−(CH−、−C(O)N(R)−(CH−S(O)−、−NRC(O)−(CH−、−C(O)−(CH−、−O−(CR10−、−O−(CR−NR−(CH−、−O−(CR−C(O)NR−(CH−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり;
およびR10は、各々の場合に同じにまたは異なって、水素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピルまたはメトキシメチルであり;
は、
- ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボキシ、C1−6アルコキシ、シアノ、オキソ、フルオロC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、N−C1−4アルキルアミノまたはN,N−ジ−C1−4アルキルアミノ;
- アリールであって、アリール環が、Rより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよいもの;
- 単環式4員、5員、6員または7員複素環式環であって、O、NまたはSより独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよい複素環式環;
- 単環式5員または6員ヘテロアリール環であって、O、NまたはSより独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよいヘテロアリール環;または
- 9員または10員二環式ヘテロアリール環系であって、O、NまたはSより独立して選択される1個、2個、3個、4個または5個のヘテロ原子を含み、そしてここにおいて、複素環式環が、Rより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよいものであり;
は、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、C2−6アルカノイル、C1−6アルコキシC1−6アルキル、カルボキシ、シアノ、オキソ、フルオロC1−6アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルスルファニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、オキセタン−3−イルカルボニル、N−C1−4アルキルアミノ、N,N−ジ−C1−4アルキルアミノまたは−C(O)NRであり、ここにおいて、RおよびRは、独立して、水素またはメチルであり;そして
rは、0、1、2または3である]
を有する化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
が、トリフルオロメチルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項3】
Yが、N、CHまたはCOHである、請求項1または請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項4】
が、直接結合または−(CR−である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項5】
Jが、フェニル、ピリジニル、インドリルまたはピロロピリジニルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項6】
が、直接結合、−O−(CR10−または−O−(CR−C(O)NR−(CH−である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項7】
Jが、フェニルであり、そしてLが、結合Lに相対してフェニル環のパラ位に結合している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項8】
が、
- ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボキシ、C1−6アルコキシ、シアノ、オキソ、フルオロC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、N−C1−4アルキルアミノまたはN,N−ジ−C1−4アルキルアミノ;
- 単環式4員、5員、6員または7員複素環式環であって、O、NまたはSより独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよい複素環式環;または
- 単環式5員または6員ヘテロアリール環であって、O、NまたはSより独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよいヘテロアリール環である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項9】
が、
- ハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、フルオロC1−6アルキルまたはヒドロキシ;
- 単環式6員複素環式環であって、O、NまたはSより独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよい複素環式環;または
- 単環式5員ヘテロアリール環であって、O、NまたはSより独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよいヘテロアリール環である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項10】
が、
- フルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、シアノまたはヒドロキシ;
- ピペリジニルまたはピペラジニルであって、ピペリジニル環またはピペラジニル環が、Rより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよいもの;または
- ピラゾリルまたはイミダゾリルであって、ピラゾリル環またはイミダゾリル環が、Rより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよいものである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項11】
nおよびpが、双方とも2である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項12】
kが、0である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項13】
rが、0または1である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項14】
が、C1−6アルキル、C2−6アルカノイル、フルオロC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルまたはオキソである、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項15】
が、メチル、エチル、アセチル、ペンタノイル、メチルスルホニルまたはトリフルオロメチルである、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項16】
化合物であって、
6−[4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(1H−インドール−3−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(1H−インドール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(3−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(3−クロロベンジル)ピペラジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
3−(トリフルオロメチル)−6−{4−[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]ピペラジン−1−イル}−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(2,3−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−{4−[2−(ジフルオロメチル)−5−フルオロベンジル]ピペラジン−1−イル}−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(1H−インドール−3−イルメチル)ピペラジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−{4−[(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)メチル]ピペラジン−1−イル}−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
3−({4−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペラジン−1−イル}メチル)−1H−インドール−5−カルボニトリル;
4−(4−フルオロフェニル)−1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−オール;
6−(4−{4−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)エトキシ]フェニル}ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
N−(2−メトキシエチル)−N−メチル−2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)アセトアミド;
N,N−ジメチル−2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)アセトアミド;
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)アセトアミド;
N−ブチル−N−メチル−2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)アセトアミド;
N−(2−メトキシエチル)−N−メチル−4−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)ブタンアミド;
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−4−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)ブタンアミド;
6−(4−{4−[2−(4−ペンタノイルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(4−{2−[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]エトキシ}フェニル)ピペリジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[3−(4−ペンタノイルピペラジン−1−イル)プロポキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(4−{3−[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}フェニル)ピペリジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]フェニル}ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[3−(4−ペンタノイルピペラジン−1−イル)プロポキシ]フェニル}ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(4−{3−[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}フェニル)ピペラジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[2−(4−ペンタノイルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(4−{2−[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]エトキシ}フェニル)ピペラジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−{4−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−イル}−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
4−{4−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)エトキシ]フェニル}−1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−オール;
1−メチル−4−[2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)エチル]ピペラジン−2−オン;
6−(4−{4−[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[2−(2−エチル−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
3−(トリフルオロメチル)−6−[4−(4−{2−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エトキシ}フェニル)ピペラジン−1−イル]−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[2−(2−エチル−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−(4−{4−[2−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
3−(トリフルオロメチル)−6−[4−(4−{2−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エトキシ}フェニル)ピペリジン−1−イル]−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−オール;
1−エチル−4−[2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)エチル]ピペラジン−2−オン;
1−シクロプロピル−4−[2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)エチル]ピペラジン−2−オン;
6−(4−{4−[2−(4−アセチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
(3R)−1,3−ジメチル−4−[2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)エチル]ピペラジン−2−オン;
(3S)−1,3−ジメチル−4−[2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)エチル]ピペラジン−2−オン;
6−[4−(4−{2−[(3R)−4−アセチル−3−メチルピペラジン−1−イル]エトキシ}フェニル)ピペリジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
6−[4−(4−{2−[(3S)−4−アセチル−3−メチルピペラジン−1−イル]エトキシ}フェニル)ピペリジン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
(R)−6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
(S)−6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;
(S)−1−メチル−4−[1−メチル−2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)エチル]ピペラジン−2−オン;
(R)1−メチル−4−[1−メチル−2−(4−{1−[3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]ピペリジン−4−イル}フェノキシ)エチル]ピペラジン−2−オン;
およびそれらの薬学的に許容しうる塩
より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
結晶形の化合物であって、6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンまたはその薬学的に許容しうる塩である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
化合物であって、
6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンナパジシレート;
6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンジトシラート;
6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンマレエート;および
6−(4−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}ピペリジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンフマレート
より選択される、請求項16または請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
医薬組成物であって、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物。
【請求項20】
前立腺癌の処置を必要としているヒトなどの温血動物の前立腺癌を処置する方法であって、該動物に、有効量の請求項1〜18のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容しうる塩を投与することを含む方法。
【請求項21】
薬剤として用いるための、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項22】
前立腺癌の処置に用いるための、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項23】
前立腺癌の処置に用いるための薬剤の製造における、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項24】
本明細書中の前に定義の式(I)の化合物またはその薬学的に許容しうる塩の製造方法であって、次の方法(a)、(b)、(c)、(d)、(e)または(f):
(a)式(I)中のYが、N、CHまたはCOHである場合、式(II)
【化4】

を有する化合物の還元;
(b)式(I)中のYが、CHであり、そしてLが直接結合である場合、式(III)
【化5】

を有する化合物の還元;
(c)式(I)中のYが、Nであり、そしてLが−(CH−である場合、式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応;
【化6】

または
(d)式(I)中のYが、Cであり、
【化7】

が、二重結合であり、Lが直接結合であり、そしてJが、インドリルまたはピロロピリジニルである場合、式(VI)の化合物と式(VII)の化合物との反応
【化8】

(式中、Xは、CHまたはNである);
(e)Rが、単環式4員、5員、6員または7員複素環式環であって、1個のN原子を含み、そして場合により、O、NまたはSより独立して選択される1個または2個の追加のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよい複素環式環であり、Lが、直接結合、−(CR−、−C(O)N(R)−(CH−、−NRC(O)−(CH−、−C(O)−(CH−、−O−(CR10−、−O−(CR−NR−(CH−または−O−(CR−C(O)NR−(CH−であり、そしてqが、2、3または4である場合、式(XVIII)
【化9】

を有する化合物と、単環式4員、5員、6員または7員複素環式環であって、1個のN原子を含み、そして場合により、O、NまたはSより独立して選択される1個または2個の追加のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよい複素環式環との反応;
(f)Rが、単環式4員、5員、6員または7員複素環式環であって、1個のN原子を含み、そして場合により、O、NまたはSより独立して選択される1個または2個の追加のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよい複素環式環であり、
が、−O−(CR10−であり;そして
qが、2、3または4であり;ここにおいて、
−CR10−の最終存在が、−CHR9a−であり;そしてここにおいて、
9aが、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピルまたはメトキシメチルである場合、式(XIX)
【化10】

を有する化合物と、単環式4員、5員、6員または7員複素環式環であって、1個のN原子を含み、そして場合により、O、NまたはSより独立して選択される1個または2個の追加のヘテロ原子を含み、そしてRより選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよい複素環式環との反応
を含み、ここにおいて、特に断らない限り、可変部は、式(I)の化合物について本明細書中に定義の通りであり;そしてその後、必要ならば、
(i)式(I)の化合物を、式(I)の別の化合物へ変換し;
(ii)保護基を全て除去し;
(iii)ラセミ混合物を別々の鏡像異性体へ分離し;
(iv)その薬学的に許容しうる塩を製造し;および/または
(v)その結晶形を製造する方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図1E】
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【図1F】
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【図1G】
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【図1H】
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【図1I】
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【図1J】
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【図1K】
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【図1L】
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【図1M】
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【図1N】
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【図1O】
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【図1P】
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【図1Q】
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【図1R】
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【公表番号】特表2012−517462(P2012−517462A)
【公表日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−549665(P2011−549665)
【出願日】平成22年2月8日(2010.2.8)
【国際出願番号】PCT/GB2010/050191
【国際公開番号】WO2010/092371
【国際公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】