トロンボポエチン受容体アゴニスト作用を有する化合物
【課題】トロンボポエチン受容体アゴニスト作用を有する化合物を提供する。
【解決手段】トロンボポエチン受容体アゴニスト作用を有する、一般式(I):
【化1】
(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子等;R2、R3、またはR4はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−C12アルキルオキシ等の置換基で1箇所以上置換されていてもよいC1−C15アルキル等;R5は水素原子等;R6およびR7はハロゲン原子等;R8はC1−C3アルキル等;R9は水素原子等)で示される化合物、そのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【解決手段】トロンボポエチン受容体アゴニスト作用を有する、一般式(I):
【化1】
(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子等;R2、R3、またはR4はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−C12アルキルオキシ等の置換基で1箇所以上置換されていてもよいC1−C15アルキル等;R5は水素原子等;R6およびR7はハロゲン原子等;R8はC1−C3アルキル等;R9は水素原子等)で示される化合物、そのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I):
【化1】
(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル、又はC1−C12アルキルオキシ;
R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキル、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C15アルケニル、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C15アルキニル、C3−C8シクロアルキル、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキルオキシ、又は置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいフェニル;
R5は水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルキルオキシ;
R6は水素原子、ハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R7はハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R8はハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルキルオキシ;
R9は水素原子又はC1−C6アルキル;又は
R1及びR5が一緒になって、隣接する炭素原子と共にヘテロ原子及び/又は不飽和結合が介在してもよい5〜8員環を形成してもよく、該5〜8員環はC1−C8アルキルで1又は2個置換されていてもよい;
ただし、R2及びR3が塩素原子の場合、R6は水素原子ではない
置換基群A:ハロゲン原子、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ピリジル、オキソラニル、シアノ、C1−C12アルキルオキシ、C2−C12アルケニルオキシ、C2−C12アルキニルオキシ、C3−C8シクロアルキルC1−C8アルキルオキシ、フェニルC1−C8アルキルオキシ、ナフチルC1−C8アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、ジ(C1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、オキソラニルC1−C8アルキルオキシ、ハロC1−C8アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C1−C8アルキルで置換されていてもよいアミノ、C1−C8アルキルチオ、及びC1−C8アルキルチオC1−C8アルキルオキシ;
ただし、R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子ではない)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項2】
R5が水素原子又はC1−C3アルキルオキシである請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
R8がメチル又はメチルオキシである請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
R2が置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキル、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C15アルキニル、又は置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキルオキシである請求項1〜3のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項5】
R2がC1−C8アルキルオキシで1又は2個置換されていてもいC1−C12アルキルであり、R3及びR4がともに水素原子である請求項1〜3のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項6】
一般式(II):
【化2】
(式中、RAは水素原子、C1−C12アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、又は(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ;
RBは置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキル、置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C14アルキニル、C3−C8シクロアルキル、置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキルオキシ、フェニル、又はナフチル;
RCは水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル、又はC1−C12アルキルオキシ;
RDは水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルキルオキシ;
R6及びR7はそれぞれ独立して、ハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R8はハロゲン原子、C1−C3アルキル、又はC1−C3アルキルオキシ;
置換基群B:ハロゲン原子、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ピリジル、オキソラニル、シアノ、C1−C8アルキルオキシ、C2−C8アルケニルオキシ、C2−C8アルキニルオキシ、C3−C8シクロアルキルC1−C8アルキルオキシ、フェニルC1−C8アルキルオキシ、ナフチルC1−C8アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、ジ(C1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、オキソラニルC1−C8アルキルオキシ、ハロC1−C8アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C1−C8アルキルで置換されていてもよいアミノ、C1−C8アルキルチオ、及びC1−C8アルキルチオC1−C8アルキルオキシ;
ただし、R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子である化合物を除く)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項7】
R8がメチル又はメチルオキシである請求項6記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項8】
RCがフッ素原子又はC1−C3アルキルオキシである請求項6記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項9】
RAがC1−C8アルキルオキシであり;RBが置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C11アルキル又は置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C11アルキニルである請求項6〜8のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項10】
RCがフッ素原子又はC1−C3アルキルオキシであり;RDが水素原子又はC1−C3アルキルオキシであり;R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子であり;R8がメチル又はメチルオキシであり;RAがC1−C3アルキルオキシであり;RBが置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC8−C12アルキルである請求項6記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項11】
一般式(III):
【化3】
(式中、REは置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキル、置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C15アルキニル、又は置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキルオキシ;
Zは(置換されていてもよいヘテロ原子)を含んでいてもよくC1−C8アルキルで置換されていてもよい直鎖状のC1−C4アルキレン又は(置換されていてもよいヘテロ原子)を含んでいてもよくC1−C8アルキルで置換されていてもよい直鎖状のC2−C4アルケニレン;
R6及びR7はそれぞれ独立して、ハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R8はハロゲン原子、C1−C3アルキル、又はC1−C3アルキルオキシ;
置換基群C:ハロゲン原子、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ピリジル、オキソラニル、シアノ、C1−C8アルキルオキシ、C2−C8アルケニルオキシ、C2−C8アルキニルオキシ、C3−C8シクロアルキルC1−C8アルキルオキシ、フェニルC1−C8アルキルオキシ、ナフチルC1−C8アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、ジ(C1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、オキソラニルC1−C8アルキルオキシ、ハロC1−C8アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C1−C8アルキルで置換されていてもよいアミノ、C1−C8アルキルチオ、及びC1−C8アルキルチオC1−C8アルキルオキシ;
ただし、R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子である化合物を除く)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項12】
R8がメチル又はメチルオキシである請求項11記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項13】
ZがC1−C4アルキレン、−O(C1−C3アルキレン)、又は(C1−C3アルキレン)O−である請求項11記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項14】
REが置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C10アルキル、置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C10アルキニル、又は置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C10アルキルオキシである請求項11〜13のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項15】
R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子であり;R8がメチル又はメチルオキシであり;REがC1−C6アルキルオキシで1又は2個置換されていてもよいC1−C8アルキルであり;ZがC1−C2アルキレンである請求項11記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項16】
一般式(II−A):
【化4】
(式中、RCは水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル、又はC1−C12アルキルオキシ;
RDは水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルキルオキシ
RFは置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキル、置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C14アルケニル、置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C14アルキニル、置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキル、又は置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいフェニル;
R6及びR7それぞれ独立して、ハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R8はハロゲン原子、C1−C3アルキル、又はC1−C3アルキルオキシ;
置換基群D:ハロゲン原子、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ピリジル、オキソラニル、シアノ、C1−C8アルキルオキシ、C2−C8アルケニルオキシ、C2−C8アルキニルオキシ、C3−C8シクロアルキルC1−C8アルキルオキシ、フェニルC1−C8アルキルオキシ、ナフチルC1−C8アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、ジ(C1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、オキソラニルC1−C8アルキルオキシ、ハロC1−C8アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C1−C8アルキルで置換されていてもよいアミノ、C1−C8アルキルチオ、及びC1−C8アルキルチオC1−C8アルキルオキシ;
ただし、R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子である化合物を除く)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項17】
R8がメチル又はメチルオキシである請求項16記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項18】
RCがフッ素原子又はC1−C3アルキルオキシである請求項16記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項19】
REが置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキル、置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C14アルキニル又は置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキルオキシである請求項16〜18のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項20】
請求項1〜19のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項21】
請求項1〜19のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有するトロンボポエチン受容体アゴニスト作用を有する医薬組成物。
【請求項22】
請求項1〜19のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する血小板産生調節剤。
【請求項1】
一般式(I):
【化1】
(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル、又はC1−C12アルキルオキシ;
R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキル、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C15アルケニル、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C15アルキニル、C3−C8シクロアルキル、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキルオキシ、又は置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいフェニル;
R5は水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルキルオキシ;
R6は水素原子、ハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R7はハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R8はハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルキルオキシ;
R9は水素原子又はC1−C6アルキル;又は
R1及びR5が一緒になって、隣接する炭素原子と共にヘテロ原子及び/又は不飽和結合が介在してもよい5〜8員環を形成してもよく、該5〜8員環はC1−C8アルキルで1又は2個置換されていてもよい;
ただし、R2及びR3が塩素原子の場合、R6は水素原子ではない
置換基群A:ハロゲン原子、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ピリジル、オキソラニル、シアノ、C1−C12アルキルオキシ、C2−C12アルケニルオキシ、C2−C12アルキニルオキシ、C3−C8シクロアルキルC1−C8アルキルオキシ、フェニルC1−C8アルキルオキシ、ナフチルC1−C8アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、ジ(C1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、オキソラニルC1−C8アルキルオキシ、ハロC1−C8アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C1−C8アルキルで置換されていてもよいアミノ、C1−C8アルキルチオ、及びC1−C8アルキルチオC1−C8アルキルオキシ;
ただし、R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子ではない)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項2】
R5が水素原子又はC1−C3アルキルオキシである請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
R8がメチル又はメチルオキシである請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
R2が置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキル、置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C15アルキニル、又は置換基群Aから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキルオキシである請求項1〜3のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項5】
R2がC1−C8アルキルオキシで1又は2個置換されていてもいC1−C12アルキルであり、R3及びR4がともに水素原子である請求項1〜3のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項6】
一般式(II):
【化2】
(式中、RAは水素原子、C1−C12アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、又は(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ;
RBは置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキル、置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C14アルキニル、C3−C8シクロアルキル、置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキルオキシ、フェニル、又はナフチル;
RCは水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル、又はC1−C12アルキルオキシ;
RDは水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルキルオキシ;
R6及びR7はそれぞれ独立して、ハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R8はハロゲン原子、C1−C3アルキル、又はC1−C3アルキルオキシ;
置換基群B:ハロゲン原子、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ピリジル、オキソラニル、シアノ、C1−C8アルキルオキシ、C2−C8アルケニルオキシ、C2−C8アルキニルオキシ、C3−C8シクロアルキルC1−C8アルキルオキシ、フェニルC1−C8アルキルオキシ、ナフチルC1−C8アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、ジ(C1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、オキソラニルC1−C8アルキルオキシ、ハロC1−C8アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C1−C8アルキルで置換されていてもよいアミノ、C1−C8アルキルチオ、及びC1−C8アルキルチオC1−C8アルキルオキシ;
ただし、R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子である化合物を除く)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項7】
R8がメチル又はメチルオキシである請求項6記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項8】
RCがフッ素原子又はC1−C3アルキルオキシである請求項6記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項9】
RAがC1−C8アルキルオキシであり;RBが置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C11アルキル又は置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C11アルキニルである請求項6〜8のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項10】
RCがフッ素原子又はC1−C3アルキルオキシであり;RDが水素原子又はC1−C3アルキルオキシであり;R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子であり;R8がメチル又はメチルオキシであり;RAがC1−C3アルキルオキシであり;RBが置換基群Bから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC8−C12アルキルである請求項6記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項11】
一般式(III):
【化3】
(式中、REは置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキル、置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C15アルキニル、又は置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C15アルキルオキシ;
Zは(置換されていてもよいヘテロ原子)を含んでいてもよくC1−C8アルキルで置換されていてもよい直鎖状のC1−C4アルキレン又は(置換されていてもよいヘテロ原子)を含んでいてもよくC1−C8アルキルで置換されていてもよい直鎖状のC2−C4アルケニレン;
R6及びR7はそれぞれ独立して、ハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R8はハロゲン原子、C1−C3アルキル、又はC1−C3アルキルオキシ;
置換基群C:ハロゲン原子、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ピリジル、オキソラニル、シアノ、C1−C8アルキルオキシ、C2−C8アルケニルオキシ、C2−C8アルキニルオキシ、C3−C8シクロアルキルC1−C8アルキルオキシ、フェニルC1−C8アルキルオキシ、ナフチルC1−C8アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、ジ(C1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、オキソラニルC1−C8アルキルオキシ、ハロC1−C8アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C1−C8アルキルで置換されていてもよいアミノ、C1−C8アルキルチオ、及びC1−C8アルキルチオC1−C8アルキルオキシ;
ただし、R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子である化合物を除く)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項12】
R8がメチル又はメチルオキシである請求項11記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項13】
ZがC1−C4アルキレン、−O(C1−C3アルキレン)、又は(C1−C3アルキレン)O−である請求項11記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項14】
REが置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C10アルキル、置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C10アルキニル、又は置換基群Cから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C10アルキルオキシである請求項11〜13のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項15】
R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子であり;R8がメチル又はメチルオキシであり;REがC1−C6アルキルオキシで1又は2個置換されていてもよいC1−C8アルキルであり;ZがC1−C2アルキレンである請求項11記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項16】
一般式(II−A):
【化4】
(式中、RCは水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル、又はC1−C12アルキルオキシ;
RDは水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル又はC1−C3アルキルオキシ
RFは置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキル、置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C14アルケニル、置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C14アルキニル、置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキル、又は置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいフェニル;
R6及びR7それぞれ独立して、ハロゲン原子又はC1−C3アルキル;
R8はハロゲン原子、C1−C3アルキル、又はC1−C3アルキルオキシ;
置換基群D:ハロゲン原子、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ピリジル、オキソラニル、シアノ、C1−C8アルキルオキシ、C2−C8アルケニルオキシ、C2−C8アルキニルオキシ、C3−C8シクロアルキルC1−C8アルキルオキシ、フェニルC1−C8アルキルオキシ、ナフチルC1−C8アルキルオキシ、C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ、(C1−C8アルキルオキシC1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、ジ(C1−C8アルキルオキシ)C1−C8アルキルオキシ、オキソラニルC1−C8アルキルオキシ、ハロC1−C8アルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C1−C8アルキルで置換されていてもよいアミノ、C1−C8アルキルチオ、及びC1−C8アルキルチオC1−C8アルキルオキシ;
ただし、R6及びR7がともにフッ素原子又は塩素原子である化合物を除く)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項17】
R8がメチル又はメチルオキシである請求項16記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項18】
RCがフッ素原子又はC1−C3アルキルオキシである請求項16記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項19】
REが置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキル、置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC2−C14アルキニル又は置換基群Dから選択される置換基で1又は2個置換されていてもよいC1−C14アルキルオキシである請求項16〜18のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項20】
請求項1〜19のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項21】
請求項1〜19のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有するトロンボポエチン受容体アゴニスト作用を有する医薬組成物。
【請求項22】
請求項1〜19のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する血小板産生調節剤。
【公開番号】特開2008−110998(P2008−110998A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−21109(P2008−21109)
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【分割の表示】特願2005−512989(P2005−512989)の分割
【原出願日】平成16年8月10日(2004.8.10)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【分割の表示】特願2005−512989(P2005−512989)の分割
【原出願日】平成16年8月10日(2004.8.10)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】
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