説明

ナースコールシステム

【課題】マットセンサが踏まれている限り呼び出しの報知が継続するようにしつつ、送信機に内蔵されているバッテリーの消耗を抑制できるようにする。
【解決手段】マットセンサが踏まれた際にワンショットの呼出信号を送信機から受信機に送信し、その後所定時間が経過した時点でもマットセンサが踏まれている場合には、連続した呼び出しを指示する連続呼出信号を送信機から受信機に送信する。また、連続呼出信号を送信した後、マットセンサが踏まれなくなった時点で、呼び出し復旧を指示する呼出復旧信号を送信機から受信機に送信することにより、マットセンサが踏まれている限り、ナースコール親機の呼び出しが連続で行われるようにするとともに、マットセンサが踏まれ続けている場合でも、送信機から受信機に対して信号が送信される回数が3回だけとなるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナースコールシステムに関し、特に、マットセンサに送信機を接続し、マットセンサが踏まれた際に送信機から無線で送信された呼出信号を受信機にて受信して、受信機からナースコール親機に呼び出しを行うようになされたナースコールシステムに用いて好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来、重量センサを備えたマットを病室内のベッド近傍の床に敷き、当該マットに患者が乗ったことを検知することにより、患者のベッドからの転落や患者の徘徊を示す警報信号を出力するように成されたマットセンサが提供されている。マットセンサには、廊下灯および制御機を介してナースセンタのナースコール親機が接続されており、マットセンサから警報信号が出力されると、ナースコール親機にて呼び出しの報知が行われるようになっている。
【0003】
なお、マットセンサに送信機を接続し、マットセンサが踏まれた際に送信機から無線で送信される警報信号を受信機にて受信して報知音を出力するようになされた報知器が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。また、マットセンサから送信機を介して警報信号を受信機にて受信し、受信機からナースコール親機に呼出信号を送信するようにしたナースコールシステムも提供されている。
【0004】
このように、マットセンサと無線の送受信機とを用いてナースコールシステムを構成する場合、例えば、図4に示すように、バッテリーを内蔵した送信機100をマットセンサ300の近くのベッドに配置するとともに、受信機200を壁に配置してACアダプタから電源をとることにより、病室内の床に余計なコードが引き回されないようにすることができる。
【0005】
このようなナースコールシステムでは、送信機の内蔵バッテリーの消費をできるだけ少なくすることが望まれる。そのため、図5に示すように、マットセンサが踏まれた際に、ワンショットの呼出信号を送信機から受信機に送信し、当該ワンショットの呼出信号を受けた受信機がナースコール親機の呼び出しを行うようになされていた。
【0006】
しかしながら、このようにすると、ナースコール親機で呼び出しを復旧する操作が行われた後は、マットセンサが踏まれたまま(患者がマットセンサ上に倒れたまま)の状態であっても、ナースコール親機に再度呼び出しが報知されることはない。呼び出し復旧操作をした後に看護師がすぐに病室まで行って処置を行えばよいが、別の緊急事態が発生するなどして処置がすぐに行われないと、その後に再び呼び出しが行われずに放置されてしまう危険性があった。
【0007】
このような問題を回避するためのシステムとして、マットセンサが踏まれた際に、送信機が連続した呼出信号を送信するようにしたものが知られている。この種のシステムでは、マットセンサが踏まれなくなった際に、呼出復旧信号を送信機が送信することにより、ナースコール親機での呼び出しの報知を停止するようになされている。このようにすれば、ナースコール親機で呼び出しを復旧する操作をしても、マットセンサが踏まれている限り、呼び出しの報知が継続して行われる。
【0008】
しかしながら、この種のシステムでは、送信機が呼出信号を出力し続けるために、送信機が内蔵しているバッテリーの消費量が多くなってしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平11−213266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ナースコール親機で呼び出しを復旧する操作が行われても、マットセンサが踏まれている限り呼び出しの報知が継続するようにしつつ、送信機に内蔵されているバッテリーの消耗を抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記した課題を解決するために、本発明では、マットセンサと送信機と受信機とを備えたナースコールシステムにおいて、マットセンサが踏まれた際(マットセンサから物体の検知信号が入力された際)にワンショットの呼出信号を送信機から受信機に送信し、その後所定時間が経過するまではワンショットの呼出信号を送信しないようにする。そして、所定時間が経過した時点で、マットセンサが踏まれているかを確認し、マットセンサが踏まれていると判断した場合に、連続呼び出しを指示する連続呼出信号を送信機から受信機に送信するようにしている。また、連続呼出信号を送信した後、マットセンサが踏まれなくなった時点で、呼び出し復旧を指示する呼出復旧信号を送信機から受信機に送信するようにしている。
【発明の効果】
【0012】
上記のように構成した本発明によれば、マットセンサが踏まれている限り、最初にワンショットの呼出信号でナースコール親機の呼び出しが行われ、それから所定時間を経過した後以降は連続呼び出しを指示する連続呼出信号でナースコール親機の呼び出しが連続して行われる。また、連続呼出信号による呼び出しは、送信機から受信機に送信される呼出復旧信号により復旧される。そのため、連続した呼び出しが行われている際にナースコール親機で呼び出しを復旧する操作が行われたとしても、再びナースコール親機の呼び出しが行われる結果、ナースコール親機での呼び出しの報知を継続させることができる。
【0013】
また、本発明によれば、マットセンサが踏まれ続けている場合でも、送信機から受信機に対して信号が送信されるのは、ワンショットの呼出信号と、連続した呼び出しを指示する信号と、呼び出しの復旧を指示する信号との3回だけで、呼出信号が送信され続けることはない。そのため、送信機に内蔵されているバッテリーの消耗を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。
【図2】本実施形態による送信機および受信機の機能構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態によるナースコールシステムの動作例を示すタイミングチャートである。
【図4】マットセンサと送信機と受信機の配置例を示す図である。
【図5】従来のナースコールシステムの動作例を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。なお、ここでは病院に設置される看護支援用のナースコールシステムを例にとって説明するが、本実施形態のナースコールシステムは、病院に設置されるものに限定されない。例えば、介護施設等に設置される場合にも適用可能である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態のナースコールシステムは、マットセンサ1、送信機2、受信機3、廊下灯4、制御機5およびナースコール親機6を備えて構成されている。マットセンサ1は、病室内のベッド近傍の床に敷いて使用する。このマットセンサ1は重量センサを備えており、マット上に患者が乗ったことを重量センサで検知したときに、検知信号を出力する。
【0017】
送信機2は、マットセンサ1に有線で接続され、当該マットセンサ1から検知信号を入力したときに、呼出信号を無線で送信する。なお、送信機2が備える機能の詳細は後述する。受信機3は、送信機2から送信された呼出信号を受信したときに、ナースコール親機6の呼び出しを行う。受信機3が備える機能についても詳細は後述する。
【0018】
廊下灯4は、受信機3に有線で接続されており、病室毎に設置されている。廊下灯4は表示装置を備えており、受信機3がナースコール親機6の呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことを表示装置に表示するようになっている。また、廊下灯4は、呼び出しが行われたときに、廊下を歩いている看護師などが応答するための復旧ボタンを備えている。
【0019】
制御機5は、通話やデータの送受信に関する制御を行う。ナースコール親機6は、例えばナースセンタに設置される。このナースコール親機6は、ナースセンタにいる看護師が応答するための復旧ボタンや、呼び出しに対する応答の操作等を行うためのハンドセットを備えている。受信機3によるナースコール親機6の呼び出しは、廊下灯4および制御機5を介して行われるようになっている。
【0020】
図2は、送信機2および受信機3の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、送信機2は、その機能構成として、ワンショット呼出制御部21、連続呼出制御部22および呼出復旧制御部23を備えている。また、受信機3は、その機能構成として、呼出制御部31を備えている。
【0021】
ワンショット呼出制御部21は、マットセンサ1から検知信号を入力したときに、ワンショットの呼出信号を受信機3に送信する。その後、ワンショット呼出制御部21は、所定時間(例えば、7秒)が経過するまでは、検知信号の入力があってもワンショットの呼出信号を送信しないようにする。このようにするのは、患者がマットセンサ1上で足踏みをすることもあるので、そのような場合にまで無駄に呼び出しを行わないようにするためである。
【0022】
連続呼出制御部22は、ワンショット呼出制御部21がワンショットの呼出信号を送信してから所定時間が経過した時点で、マットセンサ1から検知信号の入力が有るか否かを確認する。そして、検知信号が入力されている場合には、患者が所定時間の間ずっとマットセンサ1の上に乗っている(倒れている)可能性があることから、連続した呼び出しを指示する連続呼出信号を受信機3に送信する。なお、所定時間が経過した時点で検知信号の入力がなかった場合は、連続呼出制御部22は何もしない。ここで、連続呼出信号もワンショットの信号であることが好ましい。
【0023】
呼出復旧制御部23は、連続呼出制御部22が連続呼出信号を受信機3に送信した後、マットセンサ1から検知信号の入力が有るか否かを定期的に確認する。そして、検知信号が入力されなくなったときに、呼び出しの復旧を指示する呼出復旧信号を受信機3に送信する。ここで、呼出復旧信号もワンショットの信号であることが好ましい。
【0024】
呼出制御部31は、送信機2からワンショットの呼出信号を受信したときに、ナースコール親機6の呼び出しをワンショットで行う。また、呼出制御部31は、送信機2から連続呼出信号を受信したときに、それ以降、ナースコール親機6の呼び出しを連続で行う。さらに、呼出制御部31は、送信機2から呼出復旧信号を受信したときに、ナースコール親機6の連続で行われている呼び出しを停止する。
【0025】
図3は、本実施形態によるナースコールシステムの動作例を示すタイミングチャートである。図3(a)は、患者がベッドから転落してマットセンサ1の上に乗り続けている(倒れている)ときの動作を示す。図3(b)は、患者が自分の意思でベッドから降りて、マットセンサ1の上から歩いて移動したときの動作を示す。
【0026】
まず、患者がベッドから転落してマットセンサ1の上に乗り続けているときの動作を説明する。図3(a)において、マットセンサ1が踏まれると、マットセンサ1の出力信号が“Hi”の状態から“Lo”の状態に立ち下がる。送信機2のワンショット呼出制御部21は、マットセンサ1の出力信号が“Lo”の状態であることを検出したときに、マットセンサ1から検知信号の入力があったと判断する。この場合、ワンショット呼出制御部21は、ワンショットの呼出信号を受信機3に送信する。
【0027】
受信機3の呼出制御部31は、送信機2からワンショットの呼出信号を受信すると、ナースコール親機6の呼び出しをワンショットで行う。これにより、ナースコール親機6では報知音の出力が開始される。
【0028】
ワンショット呼出制御部21は、ワンショットの呼出信号を送信した後、所定時間が経過するまでは、検知信号の入力があってもワンショットの呼出信号を送信しないようにする。図3(a)の例では、マットセンサ1が踏み続けられていて検知信号の入力が続いている状態であるが、ワンショット呼出制御部21は、ワンショットの呼出信号を送信していない。このため、受信機3もナースコール親機6への呼び出しを行っていない。この所定期間の間に、ナースコール親機6や廊下灯4などで呼び出しを復旧する操作が行われると、報知音の出力が停止する。
【0029】
ワンショット呼出制御部21がワンショットの呼出信号を送信してから所定時間が経過すると、連続呼出制御部22は、その時点でマットセンサ1から検知信号の入力が有るか否かを確認する。図3(a)の例では、所定時間が経過した時点でもマットセンサ1から送信機2に検知信号が入力されている。よって、連続呼出制御部22は、連続した呼び出しを指示する連続呼出信号を受信機3に送信する。
【0030】
連続呼出信号を受信した呼出制御部31は、それ以降、ナースコール親機6の呼び出しを連続で行う。このときナースコール親機6や廊下灯4などで呼び出しを復旧する操作が行われると、報知音の出力がいったんは停止するものの、再び受信機3からナースコール親機6に対して行われる呼び出しに応じて、報知音の出力が再開される。
【0031】
このようにナースコール親機6の連続呼び出しが行われている間、呼出復旧制御部23は、マットセンサ1から検知信号の入力が有るか否かを定期的に確認する。そして、検知信号が入力されなくなった時点で、呼び出しの復旧を指示する呼出復旧信号を受信機3に送信する。受信機3の呼出制御部31は、呼出復旧信号を受信したときに、ナースコール親機6の連続呼び出しを停止する。これにより、それ以降ナースコール親機6や廊下灯4などで呼び出しを復旧する操作が行われると、報知音の出力が完全に停止する。
【0032】
次に、患者が自分の意思でベッドから降りて、マットセンサ1の上から歩いて移動したときの動作を説明する。図3(b)において、送信機2のワンショット呼出制御部21は、マットセンサ1から検知信号の入力があったとき、ワンショットの呼出信号を受信機3に送信する。受信機3の呼出制御部31は、送信機2からワンショットの呼出信号を受信すると、ナースコール親機6の呼び出しをワンショットで行う。これにより、ナースコール親機6では報知音の出力が開始される。
【0033】
ワンショット呼出制御部21は、ワンショットの呼出信号を送信した後、所定時間が経過するまでは、検知信号の入力があってもワンショットの呼出信号を送信しない。図3(b)の例では、患者がマットセンサ1の上を歩いたために検知信号の入力が数回断続的に行われているが、ワンショット呼出制御部21は、ワンショットの呼出信号を送信していない。このため、受信機3もナースコール親機6への呼び出しを行っていない。この所定期間の間に、ナースコール親機6や廊下灯4などで呼び出しを復旧する操作が行われると、報知音の出力が停止する。
【0034】
ワンショット呼出制御部21がワンショットの呼出信号を送信してから所定時間が経過すると、連続呼出制御部22は、その時点でマットセンサ1から検知信号の入力が有るか否かを確認する。図3(b)の例では、所定時間が経過した時点で検知信号の入力がなくなっている。よって、連続呼出制御部22は、連続した呼び出しを指示する連続呼出信号を受信機3に送信せず、何もしない。このため、受信機3もナースコール親機6への連続呼び出しを行っていない。よって、所定期間の経過後にナースコール親機6や廊下灯4などで呼び出しを復旧する操作が行われると、報知音の出力が完全に停止する。
【0035】
以上詳しく説明したように、本実施形態では、マットセンサ1が踏まれた際にワンショットの呼出信号を送信機2から受信機3に送信し、その後所定時間が経過するまではワンショットの呼出信号を送信しないようにする。そして、所定時間が経過した時点で、マットセンサ1が踏まれているかを確認し、マットセンサ1が踏まれていると判断した場合に、連続した呼び出しを指示する連続呼出信号を送信機2から受信機3に送信するようにしている。また、連続呼出信号を送信した後、マットセンサ1が踏まれなくなった時点で、呼び出し復旧を指示する呼出復旧信号を送信機2から受信機3に送信するようにしている。
【0036】
このように構成した本実施形態によれば、患者によりマットセンサ1が踏まれている限り、最初にワンショットの呼出信号でナースコール親機6の呼び出しが行われ、それから所定時間を経過した後以降は連続呼び出しを指示する連続呼出信号でナースコール親機6の呼び出しが連続して行われる。また、連続呼出信号による呼び出しは、送信機から受信機に送信される呼出復旧信号により復旧される。そのため、連続した呼び出しが行われている際にナースコール親機6や廊下灯4で呼び出しを復旧する操作が行われたとしても、再びナースコール親機6の呼び出しが行われる結果、患者がマットセンサ1を踏まなくなるまではナースコール親機6での呼び出しの報知を継続させることができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、図3(a)に示したように、マットセンサ1が踏まれ続けている場合でも、送信機2から受信機3に対して信号が送信されるのは、ワンショットの呼出信号と、連続した呼び出しを指示する信号と、呼び出しの復旧を指示する信号との3回だけで、受信機3に対して呼出信号が送信され続けることはない。そのため、送信機2に内蔵されているバッテリーの消耗を抑えることができる。
【0038】
なお、上記実施形態では、呼出制御部31がナースコール親機6の呼び出しを時間間隔を置かずに連続して行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、数秒〜数分の任意の時間間隔を置いてナースコール親機6の連続した呼び出しを行うようにしてもよい。このようにすれば、ナースコール親機6や廊下灯4で呼び出し復旧の操作をした直後から報知音が再び鳴り出さないようにすることができる。
【0039】
また、上記実施形態では、報知音の種類については特に言及しなかったが、ワンショットの呼出信号を受けて出力する報知音と、連続呼出信号を受けて出力する報知音との種類を変えるようにしてもよい。このようにすれば、看護師は、患者が最初にマットセンサ1を踏んだ直後の報知音なのか、所定時間を経過した後の報知音なのかを識別して把握することができる。
【0040】
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0041】
1 マットセンサ
2 送信機
3 受信機
21 ワンショット呼出制御部
22 連続呼出制御部
23 呼出復旧制御部
31 呼出制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マット上に物体が乗ったことを検知して検知信号を出力するマットセンサと、上記マットセンサに接続され上記検知信号を入力したときに呼出信号を無線送信する送信機と、上記送信機から送信された呼出信号を受信してナースコール親機の呼び出しを行う受信機とを備えたナースコールシステムであって、
上記送信機は、上記マットセンサから上記検知信号を入力したときに、ワンショットの呼出信号を上記受信機に送信し、その後所定時間が経過するまでは上記検知信号の入力があっても上記ワンショットの呼出信号を送信しないようにするワンショット呼出制御部と、
上記ワンショット呼出制御部が上記ワンショットの呼出信号を送信してから上記所定時間が経過した時点で、上記検知信号の入力の有無を確認し、上記検知信号が入力されている場合に、連続した呼び出しを指示する連続呼出信号を上記受信機に送信する連続呼出制御部と、
上記連続呼出制御部が上記連続呼出信号を送信した後、上記検知信号の入力の有無を確認し、上記検知信号が入力されなくなったときに、呼び出し復旧を指示する呼出復旧信号を上記受信機に送信する呼出復旧制御部とを備え、
上記受信機は、上記ワンショットの呼出信号を受信したときに上記ナースコール親機の呼び出しをワンショットで行うとともに、上記連続呼出信号を受信したときに上記ナースコール親機の呼び出しを連続で行い、上記呼出復旧信号を受信したときに上記ナースコール親機の連続呼び出しを停止する呼出制御部を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
【請求項2】
上記呼出制御部は、上記連続呼出信号を受信したときに、上記ナースコール親機の呼び出しを一定の時間間隔を置きながら連続して行うことを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−239944(P2011−239944A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−114624(P2010−114624)
【出願日】平成22年5月18日(2010.5.18)
【出願人】(591253593)株式会社ケアコム (493)
【Fターム(参考)】