説明

バスラインを備えた点火モジュール

【課題】点火モジュールを備えた作業機において、センサ等によって簡単に検出される作動パラメータが点火モジュールに供給されるように改良する。
【解決手段】点火モジュール(20)と、点火を切るように点火モジュール(20)に接続されている短絡ライン(21)とを備えた、手で操縦される作業機。短絡ライン(21)はバスライン(30)として形成されている。バスライン(30)に外部制御器(23,24)および/またはセンサ(25,26)またはアクチュエータが接続され、点火モジュール(20)は、マスターとして、バスライン(30)でのデータトラフィックを制御し、点火モジュール(20)によって検出された点火時点(Z1,Z2)に対して予め設定可能な最小クランク軸角度間隔(A,B)が存在するときだけ、データ通信を許容する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の、手で操縦される作業機、特にパワーチェーンソー、研磨切断機、刈払い機、送風機等の手で操縦される可搬式作業機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の手で操縦される作業機は多方面で知られている。作業機のケーシング内には、作業工具を駆動するための内燃エンジンが設けられ、内燃エンジンのシリンダ内には、ピストンによって画成されてクランク軸を回転駆動する燃焼室が形成されている。シリンダ内には点火プラグが保持され、点火プラグは点火モジュールによる制御に依存して特定の時点で且つ所定のクランク軸角度位置で点火火花を放出し、点火火花は燃焼室内で圧縮された燃料空気混合気に着火してピストンを駆動する。点火装置の非作動位置では、点火モジュールに、内燃エンジンの非作動位置のためにアース接続される短絡ラインが接続されている。
【0003】
短絡ラインはスイッチ、キー等を介して規則的にアース接続され、このようにして点火装置を短絡させ、その結果点火モジュールは点火火花を発生させることができない。内燃エンジンは失速して停止する。
【0004】
作業機の駆動技術の開発により、クランク軸の次の回転に対する点火時点を特定するための回転数を考慮するばかりでなく、たとえば内燃エンジンの温度、スロットルバルブの位置、クランクケース内の圧力等の他の作動パラメータをも考慮する複雑な点火モジュールが提供された。種々のパラメータを考慮して点火モジュールがクランク軸の次の回転の点火時点を演算し、或いは、特性曲線から読み取るようにするには、前記の補助情報をすべて点火モジュールに供給せねばならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、この種の点火モジュールを備えた作業機において、センサ等によって簡単に検出される作動パラメータが点火モジュールに供給されるように改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1の特徴ある構成によって解決される。
【0007】
短絡ラインは、内燃エンジンを非作動状態にする場合にだけ使用する。内燃エンジンの作動時には、短絡ラインは機能的な意義をもっておらず、その結果バスラインとして使用することができる。このバスラインには外部の制御器および/またはセンサまたはアクチュエータを接続させることができ、この場合点火モジュールはマスターとしてバスシステムを制御し、点火モジュールの点火時点に対する少なくとも最小クランク軸回転角度が存在する場合だけ、マスターとスレーブとの間のバスラインでのデータ通信を許容する。
【0008】
点火モジュールは、種々のパラメータから点火時点を特定してから、次のクランク軸の回転の点火時点を認知する。点火プラグに接続している高電圧導線で点火火花を発生させるたびに短絡ラインに妨害パルスが発生するので、マスターとしての点火モジュールは、点火によって短絡ラインに発生した妨害パルスが減衰した場合に、或いはまだ発生していない場合に、またこのような場合にだけ、バスラインでのデータトラフィックを許容する。これは、予め設定される最小クランク軸角度間隔が点火発生後にあるか、或いは、予め設定される最小クランク軸角度間隔が点火発生前にあることによって簡単に行うことができる。なお、予め設定される最小クランク軸角度間隔とは、クランク軸の角度で測った、点火火花からの間隔または点火火花によって発生した妨害パルスからの間隔という意味である。この予め設定される最小間隔の大きさは、データトラフィックが遅くとも点火火花の発生とともに終了するように、すなわち妨害パルスが発生する前に終了するように、且つ点火火花によって発生した妨害パルスが(数度のクランク軸角度の後に)減衰したときにはじめて再開されるように選定されている。従って、送信されたデータパックが点火の妨害パルスによって品質が劣化しないように、または読み取り不能になってデータの受信が妨害されないように保証されている。
【0009】
有利には、マスターとしての点火モジュールは、クランク軸のクランク軸回転角度にわたって存在する時間的通信スリット(zeitliche Kommunikationsschlitze)を特定する。点火モジュールは、この通信スリット内でのみバスラインでのデータトラフィックを許容する。この場合、クランク軸の1回転にに関し1個または複数個の通信スリットを設けてよい。合目的には、個々の通信スリットの間に処理インターバルが挿入され、この処理インターバル内でマスターとスレーブとは受信データを処理し、或いはデータを送信用に調整することができる。
【0010】
本発明の他の構成では、バスラインはマスターとスレーブとの間でのエネルギーの搬送のためにも使用される。エネルギーはたとえばデータパックの信号レベルを高くすることによって提供され、或いは、データパックとは別個のエネルギーパックとして実施してもよい。
【0011】
合目的には、使用するバスは、適当な通信プロトコルを備えたLINバス(Local Interconnect Network)である。
【0012】
本発明の他の構成は他の請求項、以下の説明、図面から明らかである。図面には、以下に詳細に説明する本発明の実施形態が図示されている。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】パワーチェーンソーを例にした手で操縦される可搬式作業機の図である。
【図2】バスラインとして構成された短絡ラインを備える点火モジュールのブロック構成図である。
【図3】クランク軸の回転位置に依存する信号経過の図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1に図示した手で操縦される作業機は、パワーチェーンソー2として実施された、手で操縦される可搬式作業機1である。この手で操縦される可搬式作業機1は研磨切断機、刈払い機、送風機等の作業機として構成されていてもよい。
【0015】
作業機1のケーシング3内には駆動ユニット4が配置され、駆動ユニット4は作業工具5(本実施形態では、ガイドレール6上を周回するソーチェーン)を駆動する。作業機1は後部グリップ7を有し、後部グリップ7はガイドレール6と同じ方向に、すなわち作業機1の長手方向に延在し、駆動原動機を操作するための操作要素(図示せず)を有している。
【0016】
ケーシング3に固定されている前部グリップ8は湾曲グリップとして構成され、ケーシング3に対し間隔をもって位置している。前部グリップ8の前方には、作業工具5のための安全制動装置の起動部としての回動可能な手保護部材9が支持されている。
【0017】
駆動ユニット4は、合目的には、図1から見てとれるような内燃エンジン10である。内燃エンジン10は有利には2サイクルエンジンであり、特に単気筒2サイクルエンジンである。たとえば燃料混合潤滑型4サイクルエンジンのような他のエンジンも同様に使用可能である。内燃エンジン10はシリンダ11を有し、シリンダ11内には燃焼室12が形成されている。燃焼室12はピストン13によって画成され、ピストン13は内燃エンジン10のクランクケース内に支持されているクランク軸14を回転駆動させる。このため、本実施形態では、クランク軸14は適当な連接棒15を介してピストン13と結合されている。
【0018】
ピストン13は、開閉制御型2サイクルエンジンの場合に通常であるように、混合気吸込口と、排ガス排気口と、クランクケースを燃焼室12と連通させている掃気通路とを制御する。掃気通路を介して燃焼室12には点火可能な燃料空気混合気が供給され、燃料空気混合気はピストン13が上昇するときに圧縮され、点火プラグ16の点火火花によって点火され、クランク軸の次の1回転のためにピストン13を下降するように駆動する。点火プラグ16はシリンダ11内で保持され、有利にはシリンダ11のヘッド領域においてその点火電極でもって燃焼室12内へ突出している。
【0019】
点火プラグ16の点火火花35(図3)は点火モジュール20によって発生させる。点火モジュール20は高電圧導線17を介して点火プラグ16と接続されている。図示した実施形態では、点火モジュール20は、作業機1のケーシング3内において、回転するマグネットホイール18の周囲付近に配置されている。マグネットホイール18はたとえば冷却空気流を発生させるためのファンホイールとして構成されていてよい。マグネットホイール18には少なくとも1つの磁石19が配置され、磁石19は点火モジュール20内に設けられた誘導コイルに電圧を誘導する。クランク軸14とともに回転するマグネットホイール18と、点火モジュール20内に配置された誘導コイルとから成るように構成された発電機34は、点火火花(図3)用の点火エネルギーを点火プラグ16に提供するばかりでなく、適宜構成すれば、点火モジュール20自体への電圧供給に必要な電気エネルギー、たとえば内燃エンジン10に組みつけられたセンサ、アクチュエータ、または他のインテリジェントな外部制御器用の電気エネルギーをも提供することができる。
【0020】
点火モジュール20は短絡ライン21を有している(図2)。短絡ライン21はスイッチ22を介してアースすることができる。スイッチ22が閉じていると、点火モジュール20は「短絡」になり、すなわち内燃エンジン10は非作動状態になり、点火プラグ16には点火火花が発生しない。
【0021】
スイッチ22が開いていると、点火モジュール20はその作動位置にあり、回転数および/または負荷に依存して1つの点火時点に対する点火火花を所定のクランク軸角度位置で発生させる。
【0022】
すなわち短絡ライン21は、エンジンを切る場合にのみ、つまり手で操縦される作業機1を非作動状態にする場合にのみ必要である。作動状態ではスイッチ22は開いており、その結果本発明によれば短絡ライン21は点火モジュール20と外部の制御器23,24またはインテリジェントセンサ25,26との間の通信ラインとして利用することができる。
【0023】
本発明によれば、短絡ライン21は作業機の作動状態でバスライン30として、特にLINバスとして構成され、点火モジュール20と外部の制御器23,24および/またはインテリジェントセンサ25,26または消費装置のような受動抵抗体27との間に情報交換を行わせ、すなわちデータを両方向で送受信させる。
【0024】
点火によって点火プラグ16に点火火花35を発生させると、これに伴ってバスライン30内に妨害パルスが発生するので(図3)、本発明によれば、点火モジュール20はバスシステム30のマスターとして接続され、その結果点火モジュール20は、該点火モジュール20の特定の点火時点Z1,Z2に対する最小クランク軸角度間隔AまたはB(図3)が存在する場合にだけ、バスライン30でのデータ通信を可能にする。この場合、点火時点Z1,Z2よりも後の最小クランク軸角度間隔Aは、点火時点Z2よりも前の最小クランク軸角度間隔Bよりも大きい。このようにする理由は、データパック32をバスライン30で送信する前に、点火後にまず妨害パルス31(図3)を減衰させる必要があるからである。図3からわかるように、各データパック32は時間的通信スリットS1,S2内にあり、時間的通信スリットS1,S2の始端は点火Z1よりも後の最小クランク軸角度間隔Aの後にあり、その終端は次の点火Z2よりも前に間隔をもって位置しており、すなわち点火Z2前の最小クランク軸角度間隔Bよりも小さくない間隔をもって位置している。これにより、クランク軸が360゜回転してクランク軸が1回転することで、データパック32を、妨害パルス31が減衰しているような時点で(クランク軸角度位置で)、または、まだ妨害パルス31が発生していないような時点で(クランク軸角度位置で)目的どおりに送信することができる。図3からわかるように、たとえばクランク軸が1回転することで2つの通信スリットS1とS2が発生する。これらの通信スリットS1,S2はバスライン30でのアクティブデータトラフィックをもつ時間範囲IIを表わしている。これらの集中データトラフィックをもつ時間範囲IIの間に、点火モジュール20がデータトラフィックを中断する時間範囲Iがある。この時間範囲Iで受信データを処理したり、点火火花を送ったり、アルゴリズムを演算したり、他の消費装置を操作することができる。
【0025】
クランク軸の角度で測定した、点火時点に対する所定の最小クランク軸角度間隔の大きさは、データラインに発生する妨害に応じて決定する。たとえば、点火前の最小クランク軸角度間隔Bの大きさは、データトラフィックが遅くとも点火火花が発生したときに終了するように、或いは、点火火花によって発生する妨害パルスが発生し始めるときに終了するように選定する。本実施形態では、予め設定されるクランク軸角度間隔Bは、点火火花が発生する数角度前に始まるような大きさに選定されている。その結果妨害パルス31に対する安全間隔が与えられている。図3では、約30゜のクランク軸角度間隔が設定されている。
【0026】
点火火花35が発生した後の所定の最小クランク軸角度間隔Aの大きさは、点火火花35によって発生する妨害パルス31の減衰に応じて決定する。点火時点に対する最大クランク軸角度間隔Aは、点火火花によって発生した妨害が(数度のクランク軸角度の後に)減衰するように選定されている。図3の実施形態では、所定のクランク軸角度間隔Aは、妨害パルス31の減衰後数度で終了するように選定され、その結果妨害パルス31に対する安全間隔が与えられている。図3では約80゜のクランク軸角度間隔が設定されている。
【0027】
点火後または点火前の最小クランク軸角度間隔AまたはBの大きさは、短絡ラインまたは点火火花用の高電圧ケーブルの配線に依存している。最小クランク軸角度間隔の値は0゜と300゜の間であってよい。これに応じて狭いまたは広い通信スリットS1またはS2が生じる。
【0028】
いずれにしろ、点火モジュール20はマスターとしてバスライン30でのデータトラフィックを制御する。この場合、点火モジュール20は伝送するべきすべてのデータの時間的順番に関する知識を有している。これらのデータは、マスターとしての点火モジュール20によって要求されたときだけ、スレーブとしての適当な外部制御器23,24またはインテリジェントセンサ25と26によって伝送される。この要求は、特定のメッセージアドレスをそれぞれのスレーブに送信することに関して行われ、その際点火モジュール20は、検出した点火時点Z1およびZ2に基づき、妨害パルス31がバスライン30でいつ発生するかを「認知する」。
【0029】
外部制御器23,24としては、たとえば電気スタート用制御器、グリップおよび気化器の加熱用制御器、或いは他の快適機能用の制御器が設けられていてよい。インテリジェントセンサ25,26はたとえば温度、圧力等を検知するために配置することができる。デジタル通信によってたとえば前記センサ内の圧力センサを最適に調整することができ、その情報を支障なくマスター(点火モジュール20)に伝送することができる。
【0030】
さらに、バスライン30での電気信号レベルおよび電流、並びに、制御器の入力インピーダンスを適宜選定することにより、数量が限定されているシンプルパッシブ抵抗器27、RLCネットワーク28、またはアクティブ負荷29(ダイオード、トランジスタ)を、たとえばスロットルバルブポテンショメータ、スイッチ状態検知手段、またはパワーブレーク検知手段として活用することができる。
【0031】
本発明の他の構成では、バスライン30を、点火モジュールと20と外部の制御器23,24および/またはセンサ25,26またはアクチュエータとの間でのエネルギーの搬送のために設けることができる。たとえば、バスシステムのネットワーク内で生じる余剰エネルギーを、バスライン30に接続されている個々のユニット間で取り交わすことができる。これは、通信を維持するためにも、一次機能(たとえば点火火花の発生)の改善のためにも利用することができる。装置内に電気バッテリーが設けられていれば、簡単に余剰エネルギーをこのバッテリーに中間蓄積することができる。
【0032】
エネルギーはたとえば信号レベルを高くすることによって得られ、或いは、エネルギーパック33として送信することができる。この場合、エネルギーパック33を通信スリットS1,S2の間の時間範囲Iで送るのが合目的である。データパック32の代わりに1つの通信スリット内で送ることも合目的である。
【符号の説明】
【0033】
1 パワーチェーンソー(作業機)
5 作業工具
10 内燃エンジン
11 シリンダ
12 燃焼室
13 ピストン
14 クランク軸
16 点火プラグ
20 点火モジュール
21 短絡ライン
23,24 外部制御器
25,26 センサ
30 バスライン
35 点火火花
A,B 最小クランク軸角度間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業工具(5)を駆動するための内燃エンジン(10)と、該内燃エンジン(10)のシリンダ(11)内に形成され、クランク軸(14)を回転駆動するピストン(13)によって画成されている燃焼室(12)と、前記シリンダ(11)内に保持され、点火モジュール(20)による制御に依存して点火時点(Z1,Z2)に対する所定のクランク軸角度位置で点火火花(35)を放出する点火プラグ(16)であって、前記点火火花(35)が前記燃焼室(12)内で圧縮された燃料空気混合気に着火して前記ピストン(13)を駆動するようにした前記点火プラグ(16)と、点火を切るように前記点火モジュール(20)に接続されている短絡ライン(21)とを備えた、手で操縦される作業機において、
前記短絡ライン(21)がバスライン(30)として形成されていること、
前記バスライン(30)に外部制御器(23,24)および/またはセンサ(25,26)またはアクチュエータが接続され、前記点火モジュール(20)が、マスターとして、前記バスライン(30)でのデータトラフィックを制御し、前記点火モジュール(20)によって検出された点火時点(Z1,Z2)に対して予め設定可能な最小クランク軸角度間隔(A,B)が存在するときだけ、データ通信を許容すること、
を特徴とする作業機。
【請求項2】
前記最小クランク軸角度間隔(A)が点火発生(Z1,Z2)後にあることを特徴とする、請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記最小クランク軸角度間隔(A)の大きさは、前記点火火花によって発生する妨害が減衰するように選定されていることを特徴とする、請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記最小クランク軸角度間隔(B)が点火発生(Z2)後にあることを特徴とする、請求項1に記載の作業機。
【請求項5】
前記最小クランク軸角度間隔(A)の大きさは、点火火花によって予想される妨害がまだ生じないように選定されていることを特徴とする、請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
通信が前記バスライン(30)でデータパック(32)として送られ、該データパック(32)が、クランク軸角度範囲によって決定される通信スリット(S1,S2)内にあることを特徴とする、請求項1に記載の作業機。
【請求項7】
前記通信スリットがほぼ40゜−70゜のクランク軸角度にわたって存在することを特徴とする、請求項6に記載の作業機。
【請求項8】
前記通信スリットがほぼ55゜のクランク軸角度にわたって存在することを特徴とする、請求項6に記載の作業機。
【請求項9】
前記バスライン(30)が、マスターとしての前記点火モジュール(20)と前記外部制御器(23,24)および/または前記センサ(25,26)または前記アクチュエータとの間でのエネルギー交換のために利用されていることを特徴とする、請求項1に記載の作業機。
【請求項10】
エネルギーが前記データパック(32)の信号レベルを高くすることによって提供されていることを特徴とする、請求項9に記載の作業機。
【請求項11】
エネルギーが前記データパック(32)とは別個のエネルギーパック(33)として提供されていることを特徴とする、請求項9に記載の作業機。
【請求項12】
前記バスがLINバス(Local Interconnect Network)であることを特徴とする、請求項1に記載の作業機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−99447(P2011−99447A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−250676(P2010−250676)
【出願日】平成22年11月9日(2010.11.9)
【出願人】(598052609)アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (95)
【Fターム(参考)】